JP3987970B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット記録装置に係り、特にインクの滲みを防止する技術に関する。
従来から紫外線硬化型インクを使用して被印画物に印刷を行い、被印画物への着弾後のインクに紫外線を照射してインクを硬化させ、インクの滲みを防止する技術が知られている(特許文献1〜10)。
特許文献1には、インクを吐出するヘッドと一体に、ヘッド進行方向に紫外線(UV)光源を設け、このUV光源から前回の走査時に記録された記録部のインクにUV光を照射してインクを硬化させる記載がある。
特許文献2には、インクを1回吐出すると、次のインクを吐出する前にUV光を照射して硬化させ、ブリードや記録ムラを防止する記載がある。
特許文献3には、インクが記録媒体(記録紙)に浸透する前に硬化させた方がよいという記載がある(特許文献3の段落「0104」参照)。
特許文献4には、インクジェットノズル近傍に仮硬化用定着光を照射するライトガイドを設け、このライトガイドからの仮硬化用定着光によりインクを仮定着させた後、別の光源で最終定着させる記載がある。
特許文献5には、ヘッドが走査する範囲をカバーする大きさの固定されたUV光源の記載がある。
特許文献6には、インクを吐出してからUV照射までの時間を規定する記載がある。また、被印画物の最大幅に対応する長さを有するライン型ヘッドの記載がある。
特許文献7には、被印画物の種類、インクの種類、粘度等に応じて光の照射時間、照射強度、照射面積、入射角度などを含む様々な照射条件を変える記載がある。
特許文献8、9には、ヘッドと一体にUV光源が設けられている記載がある。
特許文献10には、ヘッド外から光ファイバやミラーでヘッド部分まで光を導き、ヘッドユニットの移動とともに照射する記載がある。
上記特許文献1〜10に記載の発明は、インクを硬化させるためのUV光源が、
1.インクジェット記録装置に固定され、照射対象が移動して全体に光を当てる。
2.ヘッドに固定され、ヘッドの走査とともに照射対象に光を当てる。
3.ヘッド外から何らかの手段でヘッドまで光を導き、ヘッドの走査とともに照射対象に光を当てる。
に分類される。いずれの発明も被印画物全体に光を当てるという考え方は同じであり、滲みを防止するために、より印字直後に照射すべく考案されている。
特開2003−11334号公報 特開2003−11343号公報 特開2002−187918号公報 特開2003−89198号公報 特開2003−145741号公報 特開2003−192943号公報 特開2003−191594号公報 特開昭60−132767号公報 米国特許第6092890号明細書 米国特許第6145979号明細書
特許文献1〜10に記載の従来のインクジェット記録装置は、インクを被印画物に吐出した直後にUV光を照射し、滲みを防止しているが、次のような問題がある。
1.インクを吐出した直後にUV光を照射するには、ヘッドの近くに光源、又はUV光を導く部材が必要であるが、印字全域にUV光を照射し、更にインクを硬化させようとすると、高いエネルギが必要になり、光源部が大型化する。
2.被印画物にUV光を照射すると、照射位置で乱反射したUV光が周辺に到達するが、滲みを抑えるためにUV光の照射位置と印字位置とを近づけると、この反射したUV光がヘッドの吐出前のインクを硬化させ、ヘッド詰まりを引き起こす危険がある。
3.インクジェット記録装置の省エネルギのために発光効率のよいレーザダイオードを使おうとすると、他の放電管等に比べて発光量が少ないので、印字幅全体を硬化させるにはエネルギが足りない(被印画物の搬送速度にもよる)。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、少ない光量(総光量)でインクの滲みを効率的に防止することができ、これにより光源部の小型化やヘッド詰まりの防止を図ることができ、また、インクの硬化に使用する光学系と共通の光学系を使用してインクの吐出検出やヘッドから吐出されたインクを検出することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
即ち、インクの滲みが目立ちやすい部分に集中的に光を照射することで、インクの滲みを効率的に防止し、かつ被印画物に照射する総光量を少なくできるようにしている。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、光硬化型インクを被印画物に吐出することにより印刷を行い、該被印画物への着弾後の前記インクに光を照射して該インクを硬化させるインクジェット記録装置において、前記インクを吐出するヘッドの下流側に配設され、被印画物への着弾直後のインクに光を照射する光照射手段と、前記被印画物上でのベタ印画部の辺縁、線部の辺縁、孤立ドット、又はコントラスト若しくは色の変化の大きい部分である前記インクの滲みが目立ちやすい部分に他の部分よりも光の照射量が多くなるように前記光照射手段を制御する制御手段と、を備え、前記光照射手段は、前記被印画物の幅方向に所定のビーム幅の光を走査する走査手段を有し、前記制御手段は、前記光照射手段から一定の光量の光を照射させるとともに、前記インクの滲みが目立ちやすい部分の走査速度を他の部分の走査速度よりも遅くなるように前記走査手段を制御することを特徴としている。
即ち、前記光照射手段は、被印画物の幅方向に所定のビーム幅の光を走査する走査手段を有し、この走査手段による走査速度を等速にせずに、インクの滲みが目立ちやすい部分の走査速度を遅くし、その他の部分の走査速度を速くし、これによりインクの滲みが目立ちやすい部分に集中的に光を照射する。
請求項に係る発明は、光硬化型インクを被印画物に吐出することにより印刷を行い、該被印画物への着弾後の前記インクに光を照射して該インクを硬化させるインクジェット記録装置において、前記インクを吐出するヘッドの下流側に配設され、被印画物への着弾直後のインクに光を照射する光照射手段と、前記被印画物上でのベタ印画部の辺縁、線部の辺縁、孤立ドット、又はコントラスト若しくは色の変化の大きい部分である前記インクの滲みが目立ちやすい部分に他の部分よりも光の照射量が多くなるように前記光照射手段を制御する制御手段と、を備え、前記光照射手段は、前記被印画物の幅方向及び給送方向に所定のビーム幅の光を2次元走査する走査手段を有し、前記制御手段は、前記光照射手段から一定の光量の光を照射させるとともに、前記インクの滲みが目立ちやすい部分の走査速度を他の部分の走査速度よりも遅く、又は前記インクの滲みが目立ちやすい部分を複数回走査するように前記走査手段を制御することを特徴としている。
インクの滲みが目立ちやすい部分が被印画物の幅方向に長い場合、この部分の走査速度を遅くすると、1走査に要する時間が長くなり、ビームの大きさや被印画物の搬送速度にもよるが、照射抜けが生じる。この場合には、走査速度を大幅に低下させずに、1走査毎にビームの傾きを変えて同じ箇所を複数回走査し、これにより光を集中的に照射する。
即ち、走査手段による光の走査速度を一定にし、光源から出射される光量を変化(インクの滲みが目立ちやすい部分への光量が多くなるように光量を変化)させる。
請求項に示すように請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、前記光照射手段は、光を出射する光源と、走査ミラーを含み前記光源から出射された光を前記走査ミラーを介して被印画物上で集光させる光学系と、前記走査ミラーを駆動するミラー駆動手段とからなる走査手段を有することを特徴としている。
請求項に示すように請求項に記載のインクジェット記録装置において、前記ヘッドは、被印画物の最大幅に対応する長さを有するライン型ヘッドであり、前記光照射手段は、前記走査手段が前記ライン型ヘッドの長手方向に複数配列されてなることを特徴としている。
走査手段の数は、各走査手段の走査可能な幅と、ライン型ヘッドの長さとによって決まる。
請求項に示すように請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置において、前記光照射手段の光学系の光源と走査ミラーとの間の光路上に設けられ、前記被印画物上の集光点で反射し前記光学系を戻ってきた反射光を分岐させる分岐手段と、前記分岐手段で分岐された反射光を検出する光センサと、前記光センサからの検出出力に基づいて前記被印画物上のインクのドットの有無を判別する判別手段とからなる印字検出手段を更に備えたことを特徴としている。
即ち、前記光照射手段の光学系を利用し、各ドットに光を照射したときの反射光を、前記光学系上の分岐手段によって分岐させて光センサに導き、この光センサの検出出力によりドットが着弾しているか否かを判別するようにしている。ここで、反射光とは、鏡面反射と乱反射の双方を意味するものとする。
請求項に示すように請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置において、前記光照射手段の光学系の光路上に設けられた第1の分岐手段であって、前記ヘッドと前記被印画物との隙間を前記光が通過するように光を分岐させ、前記ヘッドから吐出され前記被印画物に着弾する前のインクを照射させる第1の分岐手段と、前記光照射手段の光学系の光源と走査ミラーとの間の光路上に設けられた第2の分岐手段であって、前記着弾前のインクで反射し前記光学系を介して戻ってきた反射光を分岐させる第2の分岐手段と、前記第2の分岐手段で分岐された反射光を検出する光センサと、前記光センサからの検出出力に基づいて前記ヘッドの各ノズルからインクが吐出されたか否かを判別する判別手段とからなるインク吐出検出手段を更に備えたことを特徴としている。
即ち、前記光照射手段の光学系を利用し、この光学系の光路上に設けた第1の分岐手段によりヘッドと被印画物との隙間を光が通過するように光を分岐させ、ヘッドから吐出された着弾前のインクに光を当てる。インクに当たった光の反射光は、同じ光学系を通って戻り、第2の分岐手段で分岐され、光センサに導かれる。この光センサの検出出力によりヘッドの各ノズルからインクが吐出されたか否かを判別するようにしている。
請求項に示すように請求項1乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記光照射手段を制御する制御手段は、画像データを元に求めた前記インクの滲みが目立ちやすい部分に対し、前記制御をすることを特徴としている。
請求項に示すように請求項に記載のインクジェット記録装置において、前記制御手段は、画像データを元にフイルター処理計算をして前記インクの滲みが目立ちやすい部分を算出することを特徴としている。
請求項に示すように請求項1乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記光照射手段の前記被印画物上での光照射位置よりも前記ヘッドの下流側に配置され、前記被印画物上の全幅に対し前記光硬化型インクを硬化させる光を照射する第2の光照射手段を有することを特徴としている。
上記構成の本発明によれば、ベタ印画部の辺縁、線部の辺縁、孤立ドット、又はコントラスト若しくは色の変化の大きい部分等のインクの滲みが目立ちやすい部分に集中的に光を照射するようにしたため、被印画物に照射する光の総光量を少なくすることができ、かつインクの滲みを効率的に防止することができる。また、総光量を抑制することにより、光源部の小型化やヘッド詰まりを防止することができる。
以下添付図面に従って本発明に係るインクジェット記録装置の好ましい実施の形態について詳説する。
まず、本発明に係るインクジェット記録装置の概要について説明する。図1は本発明に係るインクジェット記録装置の全体構成図である。同図に示したように、このインクジェット記録装置10は、インクの色ごとに設けられた複数のインクジェットヘッド(以下、単に「ヘッド」という)12K,12C,12M,12Yを有する印字部12と、各ヘッド12K,12C,12M,12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録紙16を供給する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、印字部12による印字結果を読み取る印字検出部24と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26と、を備えている。
給紙部18から送り出される記録紙16はマガジンに装填されていたことによる巻き癖が残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部20においてマガジンの巻き癖方向と逆方向に加熱ドラム30で記録紙16に熱を与える。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図1のように、裁断用のカッター(第1のカッター)28が設けられており、該カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター28は、記録紙16の搬送路幅以上の長さを有する固定刃28Aと、該固定刃28Aに沿って移動する丸刃28Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃28Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃28Bが配置される。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
デカール処理後、カットされた記録紙16は、吸着ベルト搬送部22へと送られる。吸着ベルト搬送部22は、ローラ31、32間に無端状のベルト33が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する部分が水平面(フラット面)をなすように構成されている。
ベルト33は、記録紙16の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(不図示)が形成されている。図1に示したとおり、ローラ31、32間に掛け渡されたベルト33の内側において印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバ34が設けられており、この吸着チャンバ34をファン35で吸引して負圧にすることによってベルト33上の記録紙16が吸着保持される。
ベルト33が巻かれているローラ31、32の少なくとも一方にモータ(不図示)の動力が伝達されることにより、ベルト33は図1上の時計回り方向に駆動され、ベルト33上に保持された記録紙16は図1の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト33上にもインクが付着するので、ベルト33の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部36が設けられている。
吸着ベルト搬送部22により形成される用紙搬送路上において印字部12の上流側には、加熱ファン40が設けられている。加熱ファン40は、印字前の記録紙16に加熱空気を吹き付け、記録紙16を加熱する。印字直前に記録紙16を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部12は、最大紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを紙送り方向と直交方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルライン型のヘッドとなっている。各ヘッド12K,12C,12M,12Yは、本インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
記録紙16の送り方向(以下、紙搬送方向という。)に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応したヘッド12K,12C,12M,12Yが配置されている。記録紙16を搬送しつつ各ヘッド12K,12C,12M,12Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙16上にカラー画像を形成し得る。
印字検出部24は、印字部12の打滴結果を撮像するためのラインセンサを含み、該ラインセンサによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
印字検出部24の後段には、後乾燥部42が設けられている。後乾燥部42は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹き付ける方式が好ましい。
後乾燥部42の後段には、加熱・加圧部44が設けられている。加熱・加圧部44は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラ45で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
こうして生成されたプリント物はカッター28によって所定のサイズに切断された後、排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り替える不図示の選別手段が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。
図2はインクジェット記録装置10のシステム構成を示す要部ブロック図である。
インクジェット記録装置10は、紫外線(UV)レーザスキャナ60、通信インターフェース70、システムコントローラ72、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78、プリント制御部80、画像バッファメモリ82、ヘッドドライバ84等を備えている。
UVレーザスキャナ60は、インクの滲みを防止するために記録紙上に打滴されたインクドットにUV光を照射し、UV硬化型インクを硬化させるものである。このUVレーザスキャナ60の詳細については後述する。
通信インターフェース70は、ホストコンピュータ86から送られてくる画像データを受信するインターフェース部である。通信インターフェース70にはUSB、IEEE1394、イーサネット、無線ネットワークなどのシリアルインターフェースやセントロニクスなどのパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(不図示)を搭載してもよい。ホストコンピュータ86から送出された画像データは通信インターフェース70を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ74に記憶される。画像メモリ74は、通信インターフェース70を介して入力された画像を一旦格納する記憶手段であり、システムコントローラ72を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ74は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ72は、通信インターフェース70、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78等の各部を制御する制御部である。システムコントローラ72は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、ホストコンピュータ86との間の通信制御、画像メモリ74の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ88やヒータ89を制御する制御信号を生成する。
モータドライバ76は、システムコントローラ72からの指示にしたがってモータ88を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ78は、システムコントローラ72からの指示にしたがって後乾燥部42等のヒータ89を駆動するドライバである。
プリント制御部80は、システムコントローラ72の制御に従い、画像メモリ74内の画像データから印字制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理機能を有し、生成した印字制御信号(印字データ)をヘッドドライバ84に供給する制御部である。プリント制御部80において所要の信号処理が施され、該画像データに基づいてヘッドドライバ84を介して印字部12のインク液滴の吐出量や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
また、プリント制御部80は、後述するようにUVレーザスキャナ60を制御し、インクの滲みを防止するとともに、UVレーザスキャナ60から入力する検出信号により、印字やインク吐出を検出する機能を有する。
プリント制御部80には画像バッファメモリ82が備えられており、プリント制御部80における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ82に一時的に格納される。
尚、図2において画像バッファメモリ82はプリント制御部80に付随する態様で示されているが、画像メモリ74と兼用することも可能である。また、プリント制御部80とシステムコントローラ72とを統合して一つのプロセッサで構成する態様も可能である。
ヘッドドライバ84はプリント制御部80から与えられる印字データに基づいて各色の印字ヘッド12K,12C,12M,12Yのアクチュエータを駆動する。ヘッドドライバ84にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
印字検出部24は、図1で説明したようにラインセンサを含むブロックであり、記録紙16に印字された画像を読み取り、所要の信号処理などを行って印字状況(吐出の有無、打滴のばらつきなど)を検出し、その検出結果をプリント制御部80に提供する。プリント制御部80は、必要に応じて印字検出部24から得られる情報に基づいて印字部12に対する各種補正を行う。
次に、UVレーザスキャナ60について説明する。
まず、インク貯蔵/装填部14の黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクは、UV光によって硬化するUV硬化型インクが使用される。これらの各色のインクを吐出するヘッド12K,12C,12M,12Yには、それぞれUVレーザスキャナ60が配設される。
図3はヘッド12Kと、このヘッド12Kに一体的に設けられたUVレーザスキャナ60の斜視図である。
同図に示すように、UVレーザスキャナ60は、3つのスキャナ60A、60B、60Cから構成されている。尚、各ヘッドに設けられるUVレーザスキャナ60を構成するスキャナの数は3個に限らず、ヘッド幅、1つのスキャナの走査幅によって決定することができる。
記録紙(被印画物)16は、ヘッド12によって印刷することができる最大幅のもので、UVレーザスキャナ60は、この記録紙16の全幅をUV光によって走査することができるようになっている。
尚、図3上で、13Aは、ヘッド12Kの各ノズルごとアクチュエータを駆動制御するためのフレキシブル配線板であり、13Bは、黒(K)のインクをヘッド12Kに供給するための配管である。また、15A、15B、15Cは、各スキャナ60A、60B、60Cを動作・制御するための信号を各スキャナに出力したり、スキャナ内の後述する光センサから検出信号を入力するためのフレキシブル配線板である。更に、17は、矢印A方向に給送される記録紙16の下流側の所定の位置に固定して設けられ、記録紙16の全幅にわたってUV光を同時に照射することができるUVランプである。
図4はUVレーザスキャナ60の各スキャナ60A、60B、60Cの内部構成を示す図であり、スキャナ60Aに関して示している。
同図に示すように、スキャナ60Aは、主としてUVレーザ光源(UVレーザダイオード)61と、コリメータレンズ62と、シリンドリカルレンズ63と、走査ミラー67と、集光ミラー69とから構成されている。また、シリンドリカルレンズ63と走査ミラー67との間の光路上には、ハーフミラー(又は偏光ミラー)64が配設され、このハーフミラー64で分岐された光を集光する集光レンズ65と、集光レンズ65で集光された光を検出するフォトダイオード等の光センサ66が設けられている。
図5(A)及び(B)は前記スキャナ60Aの光学系をそれぞれxz平面及びyz平面上に模式的に表した図である。尚、図4に示すように、x方向はヘッド12Kの長手方向(UV光の走査方向)を示し、z方向はスキャナ60Aの光学系の光軸方向を示し、y方向はx,z方向にそれぞれ直交する方向を示す。
UVレーザ光源61から出射したUV光は、コリメータレンズ62により平行光に変換され、シリンドリカルレンズ63に入射する。シリンドリカルレンズ63に入射した平行光は、ここでy方向に集光させられ、ハーフミラー64、走査ミラー67及び集光ミラー69に入射し、集光ミラー69に入射したUVレーザ光は、ここでx,y方向に集光させられる。そして、上記光学系により、UVレーザ光源61から出射したUV光は、記録紙16上で所定の大きさのUV光として集光させられる。上記スキャナ60Aの光学系により、UVレーザ光源61の発光点と記録紙16上の集光点とは共役の関係になる。
尚、記録紙16上に集光するUV光の大きさは、少なくともインクの1ドットの印字の大きさ(例えば、φ25μm)よりも大きくする必要があるが、どの程度の大きさにすべきかは、インクと被印画物の特性によって異なる。即ち、非常に滲みが起きやすいインクと被印画物との組み合わせでは、より幅広くUV光を照射することが望ましく、一般に用いられる普通紙とインク程度の物性であれば、0.1 mm〜0.5 mm程度の幅のUV光を照射すればよい。また、集光ミラー69は、fθ性や sinθ性を有していても有していなくてもよく、また、走査線は直線でなくてもよい。
走査ミラー67は、図4に示すようにy方向の軸周り方向に回動可能に設けられており、静電力や電磁力等で駆動されるミラー駆動源68によって任意の角度に駆動される。プリント制御部80からの指令により走査ミラー67の角度を制御することにより、記録紙16に集光するUV光を、x方向(記録紙16の幅方向)に走査させることができる。この際、画像を描画するわけではないので、一般のレーザプリンタのような高精度(位置精度)の走査は必要なく、照射するUV光の大きさと、被印画物の搬送速度、1走査に要する時間から求められる被印画物の移動量から、照射すべきインクのドットに対する照射抜けが発生しない程度の精度でよい。
次に、本発明におけるインクの滲みの防止方法について説明する。
図6はUVレーザスキャナ60によりUV光を照射した後の記録紙16を示しており、同図上で太線部分は、UV光が照射された部分を示している。
即ち、本発明では、UVレーザスキャナ60により記録紙16上でインクの滲みが目立ちやすい部分(即ち、ベタ印画部16Aの辺縁、線部16Bの辺縁、及び孤立ドット16C)に印字直後にUV光を集中して照射し、その後、図3に示すようにUVランプ17で記録紙16の全域にUV光を照射してインクを硬化させる。
次に、記録紙16上でインクの滲みが目立ちやすい部分にUV光を集中して照射する方法について説明する。
図7(A)に示すように、UVレーザスキャナ60によりベタ印画部16Aの印画中にその辺縁にUV光を集中して照射する場合、同図(B)に示すようにUV光のx方向(記録紙16の幅方向)の走査速度を走査位置に応じて変化させ、ベタ印画部16Aの辺縁を走査するときのみ走査速度を低速にする。尚、このとき、UVレーザ光源61から出射されるUV光の光量は一定である。
また、図7(C)に示すようにUVレーザ光源61から出射されるUV光の光量を可変にし、ベタ印画部16Aの辺縁を走査するときの光量を最大にし、それ以外の走査中はバイアス程度の光量に低下させる。尚、このときのUVレーザスキャナ60による走査速度は一定にする。また、この実施の形態では、辺縁以外では、バイアス程度の光量に低下させたが、消光させてもよい。
図4に示したスキャナ60Aは、UV光を1次元走査するものであるが、走査ミラー67をx方向の軸周り方向にも回転可能にし、2次元走査できるように構成してもよい。
次に、2次元走査できるスキャナによるUV光の走査方法について説明する。
図8(A)に示すように、記録紙16上に印刷される印画部16D、16Eは、x方向に対して直交する方向に長い辺縁を有し、印画部16Fは、x方向と同方向に長い辺縁を有している。
これらの印画部16D、16E、16Fの辺縁に集中してUV光を照射する場合には、印画部16D、16Eのx方向と交差する辺縁にUV光を照射する場合には、図8(B)に示すように走査速度を低速にする。
一方、印画部16Fのx方向と平行な辺縁にUV光を照射する場合には、UV光の走査速度を速めにする。尚、図8(B)に示す例では、最大の走査速度よりも遅く、前記低速走査時の速度よりも速くなるように走査しているが、最大の走査速度であってもよい。
また、印画部16Fのx方向と平行な辺縁に対しては、上記のように走査速度の速いUV光を照射するが、複数回の走査によりUV光を複数回照射する。複数回の走査期間に記録紙16は搬送されて移動するが、この記録紙16の移動に応じてUV光の照射方向を変え(即ち、走査ミラー67のx方向の軸周り方向の角度を変え)、同じ辺縁にUV光を照射するようにする。
これにより、x方向と平行な辺縁に対してUV光を集中的に照射することができるとともに、x方向と平行な長い辺縁にUV光を照射する場合でも、x方向の1走査に要する時間が長くならないようにすることができる。
このようにUVレーザスキャナは、2次元走査できた方が滲みが目立ちやすい部分にUV光を効率的に照射することができる。
ところで、インクの滲みが目立ちやすい印画部の辺縁では、記録紙上に着弾したインクの1ドット単位で確実に硬化させる必要があるが、そのインクドットにUV光を集中的に照射するタイミングについて更に詳述する。
図9(A)は、画像データに基づくドットの配置を示す図であり、同図に示す例では、ドット間隔は、2400ドット/インチ(dpi) である。尚、2400dpi のドット間隔は、10.6μmである。
図9(B)は、同図(A)に示したドットにインクドットを配置(打滴)した状態を示している。このインクドット径はφ25μmであり、画像データに基づく隙間のないドットよりも大きく、隣り合うインクドットは一部が重なっている。
図9(C)は、同図(B)に示したインクドットを硬化させるために必要なUV光の照射領域を示している。
図9(D)は、同図(C)に示した照射領域にUV光を集中的に照射する場合の走査速度を示している。
即ち、図9(D)に示すように前記照射領域に入る直前のタイミングでUV光の走査速度を低速にし、照射領域を出るタイミングでUV光の走査速度を高速にしている。これにより、印画部の辺縁のインクドットを確実に硬化させることができる。
尚、図4に示したスキャナ60Aでは、UVレーザ光源61は1つであるが、複数のUVレーザ光源を使用し、1つのスキャナで走査するUV光を複数にしてもよい。また、スキャナの光軸は、記録紙に対して垂直に入射するようにしてもよいし、傾いて入射するようにしてもよい。垂直の場合には、後述の印字検出の場合に、より多い光量(信号)を得ることができる。傾ける場合には、特にヘッドへの反射(乱反射)光が弱くなるように、光軸がヘッドから離れる方向に傾けると、ヘッドでのインクの硬化によるトラブルをより減少させることができる。
次に、図4及び図5に示したスキャナの走査光学系を利用した印字検出方法について説明する。
前述したように記録紙16上に打滴されたインクドットに対して該インクドットを硬化させるためのUV光を照射するが、このUV光は、記録紙16上の集光点で反射(乱反射)し、その反射光はスキャナの光学系を介して照射時とは逆方向に戻る。
図4及び図5に示したハーフミラー64は、スキャナの走査光学系を介して戻った反射光を分岐させ、集光レンズ65に入射させる。集光レンズ65は、入射する反射光を光センサ66の受光面上に集光させる。
光センサ66は入射する光量に応じた電気信号(検出信号)をプリント制御部80に出力する。記録紙16の表面と記録紙16上に印字されたインクドットの表面とは反射率が異なるため、UV光がインクドットを照射した場合の反射光とインクドットを照射しない場合の反射光とは光量が異なり、その結果、光センサ66によって検出される検出信号の信号レベルも異なる。
これにより、プリント制御部80は、光センサ66から得られる検出信号に基づいてインクドットの有無を検出することができ、特にUV光の走査位置に同期して光センサ66から検出信号を取り込むことにより、記録紙16の全幅方向におけるインクドットの打滴結果を検出することができる。
尚、この実施の形態のインクジェット記録装置10は、ラインセンサを含む印字検出部24を有しているが、この印字検出部24の代わりに上記スキャナの走査光学系を利用した印字検出手段を使用することができる。
次に、図4及び図5に示したスキャナの走査光学系を利用したインク吐出検出方法について説明する。
図10はヘッド近傍の側面図である。このインク吐出検出方法を実現するために、前記スキャナ60Aの集光ミラー69と記録紙16上の集光点との間の光路上にハーフミラー(又は偏光ミラー)71を配設する。
このハーフミラー71を透過するUV光は、記録紙16上に着弾したインクを照射し、ハーフミラー71で反射したUV光は、記録紙16と平行になるように曲げられ、ヘッド12Kから吐出され記録紙16上に着弾する前のインク73を照射することができるようになっている。
ヘッド12Kのノズルからインクが吐出され、飛んでいるインク73にUV光が照射されると、このインク73で反射した反射光は、ハーフミラー71及びスキャナの光学系を介して照射時とは逆方向に戻る。
スキャナの走査光学系を介して戻ってきたインク73での反射光は、前述した印字検出と同様に光センサ66によって検出することができ、プリント制御部80は、光センサ66からの検出信号に基づいてヘッドの各ノズルからインクが吐出されたか否かをノズル毎に検出することができる。
このインク吐出検出方法によれば、記録紙への印字を行わずに、ノズルの目詰まり等のチェックを行うことができる。
尚、この実施の形態では、ライン型ヘッドを有するインクジェット記録装置について説明したが、これに限らず、本発明は、ヘッドが記録紙の送り方向と直交する方向に往復移動するシャトル型のヘッドを有するインクジェット記録装置にも適用できる。
図11はシャトル型のヘッド90に一体的に設けられたUVレーザスキャナ92を示している。
このUVレーザスキャナ92から照射されるUV光は、ヘッド90の移動に連動して照射位置が移動するが、インクの滲みが目立ちやすい印画部の辺縁にUV光を集中的に照射する場合には、図11(A)乃至(C)に示すようにヘッド90の移動に伴ってUVレーザスキャナ92から出射するUV光の照射位置を変え、印画部の辺縁でUV光を一時停止又は移動速度(走査速度)を低下させる。尚、UVレーザスキャナ92は、図4に示したものと同様に構成することができる。更に、シャトル型ヘッドに複数のノズルがある場合には、各ノズルの吐出位置をカバーするように2次元にUV光をスキャンするように構成すればよい。
尚、この実施の形態では、紫外線硬化型インクにUV光を照射してインクを硬化させる場合について説明したが、これに限らず、UV光以外の光(例えば、赤外光や可視光)で硬化するインクを使用する場合には、そのインクを硬化させる光を照射する必要がある。
また、インクの滲みが目立ちやすい部分としては、ベタ印画部16Aの辺縁、線部16Bの辺縁、及び孤立ドット16Cに限らず、コントラスト若しくは色の変化の大きい部分も該当する。
ここで言う、コントラスト若しくは色の変化の大きい部分とは、まず、画像をR,G,Bデータ、又はC,M,Y,Kデータ、又はL* , a* , b* データなど一般に用いられている色の表示方法で2次元のデータとして表し、次に、この2次元データにPrewitt,Sobel,Roberts マトリックスなどのエッジ検出マトリックスのいずれかを掛け合わせてフイルター処理し、フイルター処理計算結果で求まった値の大きい部分がエッジ部分であり、コントラスト若しくは色の変化の大きい部分となる。
特にコントラストに注目する場合は、L* のデータを用い、色に注目する場合は、a* , b* のデータを用いることが望ましいが、これに限定するものでなく、どのような色表現方法のデータを用いてもよい。
尚、エッジ検出にマトリックスを用いる方法だけでなく、隣接画素との濃度差、色差の絶対値を求め、この値がより大きい部分をコントラスト若しくは色の変化のより大きい部分としてもよい。例えば、2点の濃度差には各点のL* のデータの差の絶対値を用いればよく、2点の色差には各点のa* , b* データ同士の差の2乗の和の平方根を用いればよい。
また、実際に集中的に着弾後のインクに光を照射するのは、このエッジ部分の画素であり、かつ、画像濃度、例えばL* が、インクと記録媒体の特性により定まる滲みやすさから求まる滲みやすい閾値より濃い部分の画素及びその隣接画素である。
つまり、1回の走査で着弾後のインクに光を照射する範囲の画素に対し、上記のフイルター処理を行い、各画素に対するフイルター処理値を求め、更にこの値のヒストグラムを求める。このヒストグラムを用いて、各画素のフイルター処理値の最大値から1回の走査で照射可能な画素数になるまで、より大きなフイルター処理値の画素であり、かつ、画像濃度がインクと記録媒体の特性により定まる滲みやすさから求まる滲みやすい閾値以上の濃度の画素を対象画素とし、この画素及びその隣接画素の部分の着弾後のインクに集中的に光を照射する。
更に、より簡単には、1回の走査で着弾後のインクに光を照射する範囲の画素に対し、上記のフイルター処理を行い、各画素に対するフイルター処理値を求め、更にこの値のヒストグラムを求め、このヒストグラムを用いて各画素のフイルター処理値の最大値から1回の走査で照射可能な画素数になるまでのフイルター処理値の画素の部分及びその隣接画素の着弾後のインクに集中的に光を照射するようにしてもよい。
尚、「L* * * 」の定義は、例えば次のものによる。
日本規格協会 JISハンドブック「光学」
色の表示方法−L* * * 表示系及びL* * * 表示系
規格番号 JIS Z8729:1994
また、図12(A)乃至(C)は、それぞれPrewitt,Sobel,Roberts の各マトリックスを示している。同図に示すマトリックスと、これらのマトリックスを90度回転させたマトリックスによって縦方向、及び横方向のエッジを検出する。
実際の計算は、一般的な画像処理マトリックス演算と同様であるが、注目する画素及びその周辺の画素と、いずれか採用するマトリックスの対応する成分との積の合計の絶対値を求め、縦、横の計算結果の値の大きい方を注目画素のフイルター処理値として採用すればよい。
本発明に係るインクジェット記録装置の全体構成図 インクジェット記録装置のシステム構成を示す要部ブロック図 UVレーザスキャナが一体的に設けられた印字部の斜視図 UVレーザスキャナの内部構成を示す図 UVレーザスキャナの光学系を模式的に表した図 UV光の照射部を説明するために用いた図 記録紙上でインクの滲みが目立ちやすい部分にUV光を集中して照射する方法を説明するために用いた図 記録紙上でインクの滲みが目立ちやすい部分にUV光を集中して照射する他の方法を説明するために用いた図 UV光の走査速度を切り替えるタイミングの詳細を説明するために用いた図 UVレーザスキャナの走査光学系を利用してインクの吐出検出を行う方法を説明するために用いたヘッド近傍の側面図 シャトル型のヘッドに一体的に設けられたUVレーザスキャナを示す図 Prewitt,Sobel,Roberts の各エッジ検出マトリックスを示す図
符号の説明
10…インクジェット記録装置、12…印字部、12K、12C、12M、12Y、90…ヘッド、16…記録紙、16A…ベタ印画部、16B線部、16C…孤立ドット、16D、16E、16F…印画部、17…UVランプ、60、92…UVレーザスキャナ、60A、60B、60C…スキャナ、61…UVレーザ光源(UVレーザダイオード)、62…コリメータレンズ、63…シリンドリカルレンズ、64、71…ハーフミラー、65…集光レンズ、66…光センサ、67…走査ミラー、68…ミラー駆動源、69…集光ミラー、72…システムコントローラ、80…プリント制御部

Claims (9)

  1. 光硬化型インクを被印画物に吐出することにより印刷を行い、該被印画物への着弾後の前記インクに光を照射して該インクを硬化させるインクジェット記録装置において、
    前記インクを吐出するヘッドの下流側に配設され、被印画物への着弾直後のインクに光を照射する光照射手段と、
    前記被印画物上でのベタ印画部の辺縁、線部の辺縁、孤立ドット、又はコントラスト若しくは色の変化の大きい部分である前記インクの滲みが目立ちやすい部分に他の部分よりも光の照射量が多くなるように前記光照射手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記光照射手段は、前記被印画物の幅方向に所定のビーム幅の光を走査する走査手段を有し、
    前記制御手段は、前記光照射手段から一定の光量の光を照射させるとともに、前記インクの滲みが目立ちやすい部分の走査速度を他の部分の走査速度よりも遅くなるように前記走査手段を制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 光硬化型インクを被印画物に吐出することにより印刷を行い、該被印画物への着弾後の前記インクに光を照射して該インクを硬化させるインクジェット記録装置において、
    前記インクを吐出するヘッドの下流側に配設され、被印画物への着弾直後のインクに光を照射する光照射手段と、
    前記被印画物上でのベタ印画部の辺縁、線部の辺縁、孤立ドット、又はコントラスト若しくは色の変化の大きい部分である前記インクの滲みが目立ちやすい部分に他の部分よりも光の照射量が多くなるように前記光照射手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記光照射手段は、前記被印画物の幅方向及び給送方向に所定のビーム幅の光を2次元走査する走査手段を有し、
    前記制御手段は、前記光照射手段から一定の光量の光を照射させるとともに、前記インクの滲みが目立ちやすい部分の走査速度を他の部分の走査速度よりも遅く、又は前記インクの滲みが目立ちやすい部分を複数回走査するように前記走査手段を制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記光照射手段は、光を出射する光源と、走査ミラーを含み前記光源から出射された光を前記走査ミラーを介して被印画物上で集光させる光学系と、前記走査ミラーを駆動するミラー駆動手段とからなる走査手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ヘッドは、被印画物の最大幅に対応する長さを有するライン型ヘッドであり、前記光照射手段は、前記走査手段が前記ライン型ヘッドの長手方向に複数配列されてなることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記光照射手段の光学系の光源と走査ミラーとの間の光路上に設けられ、前記被印画物上の集光点で反射し前記光学系を戻ってきた反射光を分岐させる分岐手段と、前記分岐手段で分岐された反射光を検出する光センサと、前記光センサからの検出出力に基づいて前記被印画物上のインクのドットの有無を判別する判別手段とからなる印字検出手段を更に備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記光照射手段の光学系の光路上に設けられた第1の分岐手段であって、前記ヘッドと前記被印画物との隙間を前記光が通過するように光を分岐させ、前記ヘッドから吐出され前記被印画物に着弾する前のインクを照射させる第1の分岐手段と、前記光照射手段の光学系の光源と走査ミラーとの間の光路上に設けられた第2の分岐手段であって、前記着弾前のインクで反射し前記光学系を介して戻ってきた反射光を分岐させる第2の分岐手段と、前記第2の分岐手段で分岐された反射光を検出する光センサと、前記光センサからの検出出力に基づいて前記ヘッドの各ノズルからインクが吐出されたか否かを判別する判別手段とからなるインク吐出検出手段を更に備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記光照射手段を制御する制御手段は、画像データを元に求めた前記インクの滲みが目立ちやすい部分に対し、前記制御をすることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記制御手段は、画像データを元にフイルター処理計算をして前記インクの滲みが目立ちやすい部分を算出することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記光照射手段の前記被印画物上での光照射位置よりも前記ヘッドの下流側に配置され、前記被印画物上の全幅に対し前記光硬化型インクを硬化させる光を照射する第2の光照射手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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