JP4217643B2 - 画像濃度補正方法及び画像濃度補正システム - Google Patents

画像濃度補正方法及び画像濃度補正システム Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式やインクジェット方式等のシートに画像を形成することが可能な画像形成装置の画像濃度補正方法、及び画像濃度補正システムに関する。
近年、電子写真方式やインクジェット方式による画像印刷技術が一般的に広く普及しており、その印刷品質や印刷速度の向上が日々図られている。
例えば、インクジェット方式では、高品位メディア(表面に特殊加工をした記録媒体)を使用すれば印画紙写真と遜色ないレベルに達している。また、電子写真方式では、印刷速度の向上と色再現範囲の拡大などにより軽印刷市場を取り込んでいる。オフセット印刷ではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の他に、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)、グレイ(ブラックの薄い色)のインキをベタ部ではなく中間調に採用することによって色の表現力がより向上している。
このように印刷品質そのものの向上が図られている一方、いずれの方式にも印刷品質の安定性という課題がある。ここで、印刷品質の安定性を阻害する問題としては、連続印刷時において個々の画像の濃度や色が安定しない(連続印刷変動)、出力された画像の濃度や色が時間を経て変化する(経時変動)、インクジェット方式や電子写真方式の画像形成装置がおかれている環境が変動することで出力される画像の濃度や色が異なる(環境変動)、画像形成装置が長時間(長期間)放置された場合に放置前後の画像の濃度や色が異なる(長期変動)等がある。
上記のような問題に対して、連続印刷変動や環境変動等による画像の濃度や色の短期変動に対しては、各装置に備えられたキャリブレーションによりある程度安定させることも可能となってきている。一方、長期変動は、各装置が補正することが可能な範囲を超えている場合が多く、自動でキャリブレーションすることは難しい。
そこで、長期変動を安定化させるために、画像形成装置により形成された所定の階調テストパターンを読み取り手段により読み取り、読み取られた階調テストパターンの各階調レベルの濃度データを用いて階調補正を行う画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
また、特許文献2には、スキャナやリーダー等の読み取り手段を用いずに低コストでプリンタの色調整を行う技術が開示されている。
また、スキャナやリーダー等の読み取り手段を用いずに低コストでプリンタの色調整を行う技術として、EFI社が製品化しているキャリブレーション機能であるVisual
Calは、本体パネルの操作により高価な濃度計を用いずに視覚的なカラー調整が可能である(特許文献2参照)。
特許第3276744号公報 米国特許第6215562号明細書
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、スキャナやリーダー等の読み取り手段が必要となり、読み取り手段のないプリンタでは採用することができない。またスキャナやリーダーを備えることができたとしても、通常はプリンタ単体でしか使用しないユーザにとってはコストが高くなってしまう。
一方、特許文献2に開示されている技術は、線数の荒い中間調と実際に使用するハーフトーン画像を比較し、同じ濃度になる部分をユーザに選択してもらい、調整を行うものである。しかし、熟練した者でも実際の調整は難しい。
また、上記技術では、規定されている用紙を用いる必要があり、しかも、あらかじめ画像形成装置ごとに設定されている理想の階調特性、濃度特性に合わせることしかできない。
本発明は上記の従来技術の課題鑑みなされたもので、その目的とするところは、長期に渡って安定した画像が出力可能な画像形成装置の画像濃度補正方法、及び画像濃度補正システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
画像形成装置により所定濃度となるように所定色のパッチ画像をシートに形成する第1の工程と、
パッチ画像が形成されたシートに向けて画像投影装置から所定色と補色の関係にある色で且つ所定光量の投影画像を照射する第2の工程と、
所定照度以下の環境において、画像投影装置から投影画像が照射された状態にあるパッチ画像の暗さと一致するように、画像投影装置からパッチ画像が形成されていないシートの白色部に照射される投影画像の光量を調整する第3の工程と、
画像形成装置により形成される画像の濃度を補正すべく画像投影装置により調整された光量に基づき画像形成装置での画像形成条件を調整する第4の工程と、
を有することを特徴とする。
あるいは、シートに画像を形成する画像形成装置と、
画像形成装置により所定濃度となるように所定色のパッチ画像が形成されたシートに向けて、所定色と補色の関係にある色で且つ所定光量の投影画像を照射する画像投影装置と、
所定照度以下の環境において、画像投影装置から投影画像が照射された状態にあるパッチ画像の暗さと一致するように、画像投影装置からパッチ画像が形成されていないシートの白色部に照射される投影画像の光量を調整する光量調整手段と、
画像形成装置により形成される画像の濃度を補正すべく光量調整手段により調整された光量に基づき画像形成装置での画像形成条件を調整する調整手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡便且つ高精度で濃度や色の補正をすることができ、長期に渡って濃度や色の変動が少ない安定した画像を出力することができる。
以下に実施例及び図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の機能、寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての機能、材質、形状などは、特に改めて記載しない限り初めの説明と同様のものである。
(システム構成)
図1は本発明に係る実施例1におけるホストコンピュータ及びプリンタシステム(画像形成装置)内の各モジュール構成を説明するブロック図である。
ホストコンピュータ101は、印字データ及び制御コードから成るページ記述言語をプリンタシステム102に送信する。また、ホストコンピュータ101はプリンタシステム102と双方向通信で接続され、プリンタシステム102から現在のプリンタ状態を取得することができる。プリンタシステム102は、目的とする可視像を記録紙に形成するための印字機構を含むプリンタ部122と、プリンタシステム全体の制御ならびにホストコンピュータとのインターフェース等を制御するインターフェース制御部などを含むコントローラ部103とを備える。
アプリケーション111はユーザが目的とするデータを作成するソフトウェアであり、ホストコンピュータのオペレーティングシステムが例えばマイクロソフト社のWindows(登録商標)の場合、アプリケーション111はGDI(グラフィックディスプレインターフェース)も含む。また、アプリケーション111は、ホストコンピュータを制御するCPU(不図示)により実行されその機能を果たす。以下では、そのアプリケーションプログラムを実行することで果たされる様々な機能を単にアプリケーションと呼ぶ。
データ処理部112は、アプリケーション111から送られてきたデータをプリンタシステム102から出力するための印刷データ及び制御コードを生成し、入出力データ制御部113に送る。
入出力データ制御部113は、データ処理部112から送られてきた印刷データ及び制御データをページ記述言語(以下PDL)としてまとめ、インターフェース制御部114に送出する。また、入出力データ制御部113は、インターフェース制御部114を通してプリンタシステム102から入力したプリンタシステムの状態を解析し、状態表示部115に表示内容を送る。
インターフェース制御部114は、プリンタシステム102とのインターフェースの制御を行い、印刷データ及び制御コードから成る印刷情報のプリンタシステム102への送信、及びプリンタシステム102からの情報の受信の制御を行う。
状態表示部115は、入出力データ制御部113から送られてきた表示内容を表示してユーザに通知する。
設定部116は、プリントアウト時の各種設定を行う設定手段で、後述する画像表示装置を用いたキャリブレーションを実行する命令もこの設定部で行うことができる。
所謂プリンタドライバと称する部分は、データ処理部112、状態表示部115、設定部116、入出力データ制御部113の全てを含む。
図2に示すコントローラ部103は、PCなどから送信された印字データであるページ記述言語が入力されるインターフェース制御部124、ページ記述言語をプリンタ部が認識できるビットマップイメージに変換するRIP部125、コントローラシステム全体を制御するCPU128などが組み込まれている。なお、プリンタインターフェース制御部131を介してRIP部125でビットマップイメージに変換した後の画像データ、ならびに後述する画像表示装置を用いたキャリブレーション実行命令が送信される。
表示部126は、画像形成装置のステータス状態、コントローラのステータス状態を表示すると同時にタッチパネル方式の操作部でもある。この表示部126においても後述する画像表示装置を用いたキャリブレーションを実行することができる。
(プリンタシステム)
次に、画像形成装置としてのプリンタシステム102について説明する。本実施の形態では、プリンタシステム102は、前述のようにコントローラ部103とプリンタ部122とから構成されている。図3は、本実施の形態に係る電子写真方式の画像形成装置(カラーレーザプリンタ)の概略構成を示す断面図である。
プリンタシステム102は、ホストコンピュータ101より入力した印刷データに基づいて得られる色ごとの画像データで変調されたレーザ光を、ポリゴンミラー31により感光ドラム15を走査して静電潜像を形成する。そして、この静電潜像をトナーにより現像して可視画像を得る。そして、現像された可視画像を中間転写体9へ全色について多重転写してカラー可視画像を形成する。そして、このカラー可視画像をシート2へ転写し、シート2上にカラー可視画像を定着させる。
以上の制御を行う画像形成部は、感光ドラム15を有するドラムユニット13、接触帯電ローラ17を有する一次帯電部、クリーニング部、現像部、中間転写体9、シートカセット1や各種ローラ3、4、5、7を含む給送部、転写ローラ10を含む転写部及び定着部25によって構成されている。
感光ドラム15への露光は、スキャナ部30から送られるレーザ光を感光ドラム15の表面を選択的に露光させることにより静電潜像が形成されるように行われる。
スキャナ部30では、変調されたレーザ光を、モータ31aにより画像信号の水平同期信号を同期して回転するポリゴンミラーにより反射し、レンズ32、反射鏡33を介して感光ドラムを照射する。
現像部は、上記静電潜像を可視画像化するために、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の現像を行う3個のカラー現像器20Y,20M,20Cと、ブラック(B)の現像を行う1個のブラック現像器21Bとを備えている。
カラー現像器20Y,20M,20C及びブラック現像器21Bには、スリーブ20YS,20MS,20CS及び21BSが設けられている。
また、ブラック現像器21Bはプリンタ本体に対して着脱可能に取り付けられており、カラー現像器20Y,20M,20Cは回転軸22を中心に回転する現像ロータリー23にそれぞれ着脱可能に取り付けられている。
さらにブラック現像器21Bには、電位センサ18(不図示)がレーザ受光位置とブラック現像器のスリーブ間に装着されており、感光ドラム15に形成された帯電電位、潜像電位を検出する。
ブラック現像器21Bのスリーブ21BSは感光ドラム15に対して例えば300μm程度の微小間隔を持って配置されている。ブラック現像器21Bは、器内に内蔵された送り込み部材によってトナーを搬送すると共に、時計回り方向に回転するスリーブ21BSの外周に塗布ブレード(不図示)によって塗布するように摩擦帯電によってトナーへ電荷を付与する。また、スリーブ21BSに現像電圧を印加することにより、静電潜像に応じて感光ドラム15に対して現像を行って感光ドラム15にブラックトナーによる可視画像を形成する。
3個のカラー現像器20Y,20M,20Cは、画像形成に際して現像ロータリー23の回転に伴って回転し、所定のスリーブ20YS,20MS,20CSが感光ドラム15に対して300μm程度の微小間隔を持って対向する。これにより所定のカラー現像器20Y,20M,20Cが感光ドラム15に対向する現像位置に停止し、感光ドラム15に可視画像が作成される。
カラー画像形成時には、中間転写体9の1回転ごとに現像ロータリー23が回転し、イエロー現像器20Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、次いでブラック現像器20Bの順で現像工程がなされる。そして、中間転写体9が4回転してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれのトナーによる可視画像を順次形成し、その結果フルカラー可視画像を中間転写体9上に形成する。
中間転写体9は、感光ドラム15に接触して感光ドラム15の回転に伴って回転するように構成されたもので、カラー画像形成時に時計回り方向に回転し、感光ドラム15から4回の可視画像の多重転写を受ける。また、中間転写体9は画像形成時に後述する転写ローラ10が接触してシート2を挟持搬送することによりシート2に中間転写体9上のカラー可視画像を同時に多重転写する。中間転写体9の外周部には、中間転写体9の回転方向に関する位置を検知するためのTOPセンサ9a及びRSセンサ9bと、中間転写体に転写されたトナー像の濃度を検知するための濃度センサ9cが配置されている。濃度センサ9cは、入力信号に対し出力濃度特性が一定になるように信号値を変換するγLUT(ガンマルックアップテーブル)の作成時、ならびにDmax制御(電位センサ検出結果と濃度との関係で潜像電位を決定する制御)時に使用される。
転写ローラ10は、感光ドラム15に対して接離可能に支持された転写帯電器を備えたもので、金属軸の周りを中抵抗発泡弾性体により被覆されている。
転写ローラ10は、図3に実線で示すように中間転写体9上にカラー可視画像を多重転
写している間は、カラー可視画像を乱さぬように下方に離間している。そして、中間転写体9上に4色のカラー可視画像が形成された後は、このカラー可視画像をシート2に転写するタイミングにあわせてカム部材(不図示)により転写ローラ10を図示点線で示す上方に位置させる。これにより転写ローラ10はシート2を介して中間転写体9に所定の押圧力で圧接すると共に、電圧が印加され、中間転写体9上のカラー可視画像がシート2に転写される。
定着部25は、シート2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、図3に示すようにシート2を加熱する定着ローラ26とシート2を定着ローラ26に圧接させるための加圧ローラ27とを備えている。定着ローラ26と加圧ローラ27とは中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ28,29が内蔵されている。即ち、カラー可視画像を保持したシート2は定着ローラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に、熱及び圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。
可視画像定着後のシート2は、その後排出ローラ34,35,36によって排出部37へ排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段は、感光ドラム15上及び中間転写体9上に残ったトナーをクリーニングするものであり、感光ドラム15上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体9に転写した後の廃トナーあるいは、中間転写体9上に作成された4色のカラー可視画像をシート2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器14に蓄えられる。
図4は、図3に示すプリンタシステム102の制御ブロック図である。プリンタシステム102は、コントローラ部103と制御部121とプリンタ部122とに区分される。
制御部121において、ビデオインターフェース200は、プリンタ部122と図1記載のコントローラ部103とのインターフェースである。
プリンタ制御部211は、インターフェース200より受信する画像データにγ補正等を施す画像処理ゲートアレイ209、レーザ出力やスキャナモータ等の画像出力を行う画像形成部208の他、以上の各構成を制御すると共に、サブCPUとしてのメカ制御CPU202を制御するメイン制御CPU201を有する。
メカ制御CPU202は、モータ、クラッチ、ファン等の駆動部203aと位置検出等のためのセンサ部203b、記録紙の供給を制御する給送制御部204、及び高圧制御部205をそれぞれ制御する。
また、プリンタ部122は、モータ等の駆動部203aや位置検出のセンサ部203b、定着ユニット206、温湿度センサやトナー残量検知等のセンサ部207、給送制御部204、帯電のための高圧制御部205などを含む。
図5は、濃度センサ9cを用いて濃度補正制御(色補正制御)を行うための構成を示すブロック図であり、センサ部207に含まれる。濃度センサ9cは、発光部400と受光部401で構成される。発光部400から照射された光Ioは中間転写体9の表面で反射し、反射光Irは受光部401で計測される。受光部401で計測された反射光IrはLED光量制御部403でモニタされ、メイン制御CPU201に送られる。メイン制御CPU201は、光源光Ioと反射光Irの測定値により濃度演算を行う。
濃度センサ9cは、記録画像において正しい色調を得るための色補正制御に使用される。即ち、中間転写体上に試験的に形成された各色濃度検知用の現像剤画像の濃度を濃度セ
ンサ9cが検知する。そして、その濃度の検知結果を露光量、現像電圧、帯電電圧等の画像形成条件にフィードバックし、本来のカラー画像を形成すべく各色の濃度制御を行い、安定した画像を得る。濃度補正制御にはDmax制御とハーフトーン制御がある。Dmax制御は、露光量、現像電圧ならびに帯電電圧を可変にして現像剤画像を試験的に作成する。その現像剤画像の濃度を計測し、各色の目標濃度に対応した露光量、現像電圧と帯電電圧値を算出する。ハーフトーン制御は、Dmax制御で算出した露光量、現像電圧、帯電電圧値を一定とし、スクリーンなどの擬似中間調処理(ディザ、画像形成パターン、ハーフトーニングともいう)を行った数段階の現像剤パッチ画像を試験的に作成する。その現像剤パッチ画像を測定し、コントローラに返却する。そして、コントローラは測定結果に基づき、γLUT(ガンマルックアップテーブル)を作成する。γLUTとは、入力信号に対して出力結果がターゲット濃度特性になるように入出力の関係を補正したテーブルである。
後述する画像表示装置を用いたキャリブレーションは、上記γLUT、ならびにDmax制御で決定する露光量、現像電圧値、帯電電圧値を変更する。
以上のような構成により、所望の時期にプリンタシステム102は、現像剤により形成された画像の濃度(色)の補正を行っている。
(画像表示装置)
本発明は画像表示装置を用いて画像形成装置のキャリブレーションを行う。本実施の形態では微小ミラー光学系を用いた画像表示装置を用いているが、本発明はこの構成に限られることはなく、画像表示装置に光量制御機能があればよい。
図6に画像表示装置の外観図を示す。画像表示装置1000は、画像表示部1002と画像表示コントローラ1001とからなる。表示部の大きさはカメラサイズであり小型化されている。
図7は図6に示した画像表示装置の内部構造を示した模式図である。
画像表示部1002は、光源302、2次元光偏向器301、レンズ又はレンズ郡303/304からなる構造である。光源を駆動するドライバ部、タイミング同期や光偏向器の共振周波数をコントロールする制御部、電源部等(不図示)は、図6に示す画像表示コントローラ1001内に格納されている。
なお、本実施形態では、2次元走査が可能な2次元光偏向器を用いて説明を行う。
制御部からの指示により発射したRGB各色のレーザ光は、レンズを用いて光合成される。光合成されたレーザ光が2次元光偏向器を用いて被走査対象を2次元的に走査し、走査位置による倍率の補正を行い、画像を投影する。
図8(a)は本実施の形態に係る画像表示装置に備わる2次元光偏向器301の上面図、図8(b)は図8(a)のA−A断面図、図8(c)は図8(a)のB−B断面図である。また、図9は図8に示す光偏光器による2次元走査の様子を説明する模式図である。なお、図9では、支持基板1102及びそれに支持された第1及び第2可動板1105、1106のみ描いてある。以下、画像表示装置の原理を説明する。
2次元光偏向器301は、マイクロマシニング技術を用いて作製されており、ミラーと硬磁性膜とを有する可動板と、平面コイルと、平面コイルの平面に沿って配置された軟磁性膜による固定コアと、前記可動板を指示基板に対して回転可能に支持する弾性支持部を
有する。
具体的には、図8に示すように、基板である第1支持基板1102と第2支持基板1103をスペーサ基板1104の上下面に接合した構成となっている。枠状の第1支持基板1102には、第1可動板1105と第2可動板1106がそれぞれ一対のねじりバネ1107、1108で弾性的に回転軸C、回転軸Dの回りでねじれ振動自在に支持されている。第1可動板1105の一方の面には光を反射する反射面1109が設けられている。第2可動板1106の一方の面には硬磁性膜1110、1111がそれぞれ可動板1106の両側に(図8中、第1可動板1105を挟んで上下方向の位置に)配置してある。
硬磁性膜1110、1111は回転軸Cに対し図8中上下対称に配置したが、第2可動板1106全面に設けられてもよい。硬磁性膜1110、1111は、第1支持基板1102上の軟磁性膜1116、1117に対向する図8中の左右の方向に着磁されている。第1支持基板1102上には、コイル1112が可動板1105、1106上を周回するように巻かれており、その終端にはパッド1113、1114がある。そして、コイル1112の形成された第1支持基板1102上には、絶縁層1115が形成されており、絶縁層1115の上に、硬磁性膜1110、1111の磁極に対向するように軟磁性膜1116、1117が設けられている。
第2支持基板1103には、回転軸Cを挟んで、固定電極1118、1119が第1可動板1105の反射面とは反対の下面に対応する位置に配置してある。そして、第1可動板1105の反射面とは反対の下面には、可動電極1120が設けてある。
次に、本実施例の光偏向器の動作原理について、図8及び図9の画像表示装置の概略図を用いて以下に述べる。本光偏向器は2次元に光線1121を走査する光偏向器である。固定電極1118、1119と可動電極1120との間に電圧を印加することで、第1可動板1105をねじりバネ1107にて回転軸Cの回りでねじり回転を行う。これにより、図9中の反射面1109に入射する光線1121を記録紙1122上でH(水平)方向に走査することとなる。V(垂直)走査は、硬磁性膜1110、1111とコイル1112により第2可動板1106をねじりバネ1108にて回転軸Dの回りでねじり回転させることにより行う。
図8中の左右方向に着磁した硬磁性膜1110、1111に対し、コイル1112に流す電流を変化させることによりコイル1112内の磁界を変化させ、第2可動板1106上の硬磁性膜1110、1111の磁極に回転トルクが生じ第2可動板1106がねじり回転する。これにより、図9中の反射面1109に入射する光線1121が記録紙1122上でV方向に走査される。第1可動板1105は第2可動板1106の中に入れ子構造で設けられており、光線1121が第1可動板1105によるH走査をしつつV走査を行うラスター走査が記録紙1122上で達成される。光線1121としてレーザ光を用い、光走査のタイミングと関係した所定の強度変調を行うことで、記録紙1122上に2次元画像が形成される。
発振されたレーザ光は、2次元光偏向器301で反射され記録紙1122へ照射されるが、図7に示すように通常照射位置外にレーザ光量を制御するために設けられた光量検知部323が設けられている。反射ミラー322は光量検知部323にレーザ光を照射するために設けられている。この光量検知部323の出力結果に応じて画像表示装置の制御部(不図示)はレーザ光量を変更する。なお、このレーザ光量の基準は工場出荷時に調整されており、キャリブレーション実施前に前記基準になるよう光量を調整している。この調整制御によりレーザの温度特性や耐久特性、ミラーの汚れ等にも柔軟に対応することができる。
上記画像表示装置の光照射部と、画像形成装置により形成され出力された基準パターンとの位置関係は、基準パターンに対し光照射部が真上に位置している。そのため、光の拡散を見ることで反射物の濃淡を見ることができる。また、基準パターンに対して、観察位置(目で見る穴の位置)は45°、光照射部が90°となるように設定することで、画像表示部1002からの正反射光をなるべく排除することが可能となる。もし、基準パターンを挟んで、観察位置が光照射部と反対側(正反射側)に設けられていると、基準パターンの凹凸、つまり光沢を評価してしまうため厳密な評価ができない。
なお、図3に示す(図6は不図示)画像表示装置のように画像形成装置周辺の環境条件に左右されないため暗幕を用いるとよいが、室内の電球や蛍光灯等を消灯することで暗幕を設置しなくてもよい。なお、本実施の形態に係るキャリブレーションシステムは照度(画像表示装置を作動させていない環境下)が1.0lx(ルクス)以下の環境で用いると
よい。
(キャリブレーションの原理)
本実施例では画像表示装置を用いて画像形成装置から出力された画像の濃度を判断する手段を提供し、画像形成装置のキャリブレーションを実行する。
キャリブレーションには各色の濃度を算出し、1次元のγLUTと呼ばれる入出力変換テーブルを解して所望の濃度になるよう調整する方法と、CIE(国際照明委員会)のL(エルエービーと呼ぶ、以下Lab)を算出して多次元LUT(ダイレクトマッピングともいう)を変更する2つの方法が代表的である。本実施例では前者を用いて調整を行う。
はじめに、プリンタシステム102によりパッチが形成された記録紙上に、光量を調整することができる画像表示装置からパターン画像が記録紙上のパッチに投影される。ここで、パッチには補色の関係である光すなわち、
パッチCyan ⇒ 光源Red
パッチMagenta ⇒ 光源Green
パッチYellow ⇒ 光源Blue
パッチBlack ⇒ 光源Green
により形成された画像が照射される。
例えばCyanのパッチを比較するため、パッチC1、C2、C3には光量調整されたRedの高輝度(出力信号値255)のパターン画像が照射される。図10に示すようにRedの波長付近(λ=700nm付近)の光を記録紙に形成されたCyan濃度が1.
6のパッチに照射すると、分光反射率特性からCyanの領域で光は反射されない、つまり吸収される。すなわち、記録紙上にCyanの画像があったとしてもRedの光源からの光ではその反射光が知覚できないため暗く感じられる。Cyanの画像がない記録紙の白色部はその分光反射率が1.0付近であるため、Redの光をほとんど吸収せずに反射
する。すなわちRedの光が知覚されることになる。
なお、本実施の形態ではパッチが形成されているシートとして記録紙を用いているが、これに限るものではなく、表面をコートした特殊紙やその他シート状のものであり、パッチに各色のパターン画像が照射された場合にパッチの濃度によりその反射率が異なるものであればよい。
このように、比較用のパッチを用いることで、Red光量を変化させ濃淡を再現することできる。すなわち、Redの光量を下げればパッチの濃度が濃くなった状態に、光量を
上げればパッチの濃度が薄くなった状態に制御することができる。この特性を利用して、シート上に形成されたCyanのパッチには高輝度のRed光(255レベル)が照射され、比較用エリアであるR光調整部1、2、3に照射されるRed光の光量はユーザからの操作により調整できるようにすることで、パッチと比較用エリアの暗さが一致するようにし、その際に比較用エリアに照射されているRedの光量(設定値)を導き出す。
導き出された光量(設定値)と濃度との関係は、1次元テーブルで解析が可能であり、あらかじめ登録されていれば基準パッチの濃度が算出できる。Redの光量とCyanパッチ濃度との関係を図11に示す。この関係をテーブル化しておき、後述するユーザによって光量が調整されたとき、その設定値から基準パッチ濃度を算出することができる。
これにより実際のパッチ濃度を高価な測定器具を用いずに判断することができ、画像形成装置から出力されたシートに形成されたパッチが所望のターゲット濃度より薄い場合には、決められたターゲット濃度と実際のパッチの濃度が一致するよう、γLUT、ならびにDmax条件を決定することで、プリンタシステム102から出力される画像の濃度を補正することができる。上記γLUT、Dmax条件の決定方法は後述するフローチャートで詳細に説明する。
なお、他色の輝度(画像表示装置における信号値)と濃度(画像形成装置で出力したパッチ濃度)の関係は、Cyanパッチ同様あらかじめ登録されており、Magenta、Yellow、Blackそれぞれの輝度−濃度変換テーブルを用いて濃度値に変換され、あらかじめ決定されているターゲット(入力信号に対する出力濃度の関係)がそのターゲットになるよう調整される。
(パターン画像とキャリブレーションの詳細)
図12、図13にパターン画像の一例を示す。図12は、最大濃度(Dmax)を補正するための最大濃度調整パターンを示した図、図13は、階調調整パターンを示した図である。
それぞれのパッチの隣接する領域(パッチの横)にスペース(枠のみ印刷)があり、比較用の投影画像はここに投影される。
Dmaxを補正するための最大濃度調整パターンには各色3パッチ、階調調整パターンには各色5パッチの階調画像(ハイライト〜シャドウまで)が形成されている。3パッチと5パッチはユーザの操作性を考えて採用しているパッチ数だが、ユーザのレベルに応じて多くすることも少なくすることも可能な装置構成にすることが望ましい。ただし、あまりにパッチサイズが小さすぎると投影画像の拡散光の影響を受け、正確なキャリブレーションが実行できない。より詳しく述べると、濃度の高い暗いパッチと比較する場合、比較表示画像は光量を0に近づけるが、高濃度の出力パッチには参照光(基準の高輝度光)を与えているため、一定以上暗くならない場合がある。そこで本実施例では、パッチサイズは2cm角以上、比較する画像が投影される場所も、前記パッチに隣接した領域であって1cm以上パッチから離すことを条件とした。その範囲内でパッチを形成する。パッチ数を多くする指令がきた場合には複数枚出力にて対応してもよい。
上記調整パターンを画像表示装置が投影する投影位置にはユーザ自身が搬送し、設置するが、投影位置まで自動的に搬送する仕組みを設けてもよい。
(基本フロー)
以下、上記画像形成装置(プリンタ、プリンタシステム)と画像表示装置を用いた画像出力システムのキャリブレーションの基本となるフローを以下に記す。詳細は図17に示
し、後述する。
ユーザから画像表示装置を用いたキャリブレーションの実行指示がされた画像形成装置は、基準パターンを記録紙に形成し出力する(ステップ1)。
出力された基準パターンを画像表示装置が投影する投影位置に搬送装置又はユーザ自身によって搬送する(ステップ2)。
搬送された記録紙上のパターン画像に対し、画像表示装置は画像を投影する(ステップ3)。
ユーザは投影された画像とパターン画像を比較し、その濃度が一致するまで画像表示装置の出力レベル(光量)を調整する(ステップ4)。
濃度が一致したときの条件(設定値)を記憶し、エンジン階調補正手段であるγLUT、ならびにDmax条件である帯電電位、現像電位、プリンタエンジンのレーザパワー値を補正する。
(ユーザインターフェース)
ユーザの設定フローについて図14乃至図16を参照して説明する。
図14に示すプリンタの表示部126は、タッチパネル方式で各種設定を変更する設定変更手段を兼ねている。表示部126で画像表示装置を用いたキャリブレーション(以下フルキャリブレーション)を実行するには、フルキャリブレーションボタン1401を選択し、実行ボタンを押せばよい。なおクイックキャリブレーションはプリンタエンジン内部に備え付けの濃度センサ9cによって未定着画像を検知し、最大濃度及び階調を補正する。転写体上を検知しているため、2次転写部や定着器の影響を加味することができない。そこで、長期変動を抑えるためには紙上濃度を判断するフルキャリブレーションの実行が望ましい。
図15は実際の最大濃度調整画面であり、現在比較しているパッチ番号に振れるとそのレベルを調整することができる。数値を入力又は△印で上下の値を指示した場合には、画像表示装置インターフェース制御部132を介して画像表示装置に入力された値に基づいて光量が変更され、シート上に照射される画像の濃度が変更される。ユーザはシート上に形成されたパッチ画像と、同じくシート上に投影された画像を比較して互いの濃度が一致するまで数値を変更する。
図16は実際の階調調整画面であるが、調整方法は図15と同様なため説明を省略する。
(フルキャリブレーションの詳細なフロー)
以下、フローチャート図17を用いて本実施例の詳細フローを説明する。
図14で示した表示部126において、フルキャリブレーションもしくはクイックキャリブレーションが選択される(S101)。
フルキャリブレーションが選ばれたプリンタシステム102は、プリンタ部122に対し最大濃度調整パターンの出力命令を出し、プリンタ部122は最大濃度調整パターンを出力する(S102)。このとき最大濃度調整パターンには各色3パッチ形成されている。また、同じ色の3つのパッチは、それぞれ異なるレーザパワー(以下、LPWという)
値で形成されている。
一方、クイックキャリブレーションが選択された場合には、シートには出力せずにプリンタエンジン内で完結するキャリブレーションが実行される(S114、S115)。
フルキャリブレーションは、LPW値を3段階変化させた最大濃度調整チャートを用いて最大濃度を調整する。出力された最大濃度調整パターンを画像表示装置の照射エリアまで搬送し、各パッチの濃度と画像表示装置が投影した画像の濃度が一致するよう表示部126を用いて光量を調整する(S103)。
光量値(各パッチの±値)から濃度を算出する(S104)。
あらかじめ決定されている最大濃度値になるLPW値を上記Dmax条件の三点演算から求める。なお、上記三点とは前回の調整時に決定したLPW値と、その値に対して±20%異なるLPW値でパッチを作成している。よって濃度値としてはLPW20%減時の濃度1、通常時の濃度2、LPW20%増時の濃度3の3条件から所望の最大濃度1.7を達成するLPW値を算出する。算出方法は直線補間で実施したが、他の多次元補間等でももちろんかまわない(S105)。
次に階調調整に移る。最大濃度1.7を達成するLPW値が決定したプリンタシステムは、そのLPW値を用いて階調調整パターンを出力する(S106)。
最大濃度調整時と同様、階調調整チャート上の各色5パッチとそれぞれに対応した光調整部に投影された画像の濃度が一致するように画像表示装置の光量値を調整し(S107)、その値から各色5パッチ分の濃度を算出する(S108)。
上記5パッチ分から入出力特性であるγLUTを作成する。入力信号値に対して出力濃度としてはリニアターゲットを今回採用した。よって濃度値も255の8bit、入力信号も0〜255の8bitであるため、単純逆変換LUTを作成することにより入力信号に対し出力濃度がリニアになるように出力特性を調整することいができる(S109)。
上記作成したγLUTは、ユーザの視覚で判断しているためエラーが全く起きないとはいえない。そのため確認用としてγLUTのグラフを表示部に表示させ、問題がないかユーザに判断させる(S110、S111)。
適用可能と判断された場合には、作成したγLUTをハードディスク127に記憶させ、プリンタI/F制御部131を介して画像処理GA209へ送られ登録する(S112)。
登録されたγLUTを用いてクイックキャリブレーション用のターゲット、つまりフルキャリブレーションで決定したLPW値、γLUTを介したパッチを形成し、トナー濃度センサ9cにて読み取り、そのときのトナー濃度をターゲットとして記憶させておく(S113)。これ以降、クイックキャリブレーションを選択された場合には上記ターゲットになるようにLPW値、γLUTを変更していく。
以上の構成により、リーダーや濃度計といった高価な測定機器を使用することなく簡単な画像調整方法を提供することができる。また、Visual CALの課題であった設
置環境差(観察環境差)を受けず、標準化された観察条件を提供することができる。また、従来よりも高精度かつ操作性に優れる画像出力システムを提供することができる。
以下、本発明に係る実施例2について説明する。
実施例1では、階調調整の際に調整の目標となるターゲットの濃度をあらかじめ決められた値に固定(リニアとして説明)した場合について説明した。実施例2では、ある印刷のターゲット(見本)の階調特性に合わせるために、階調調整の際に目標となるターゲットを簡単に変更できる構成について説明する。なお、画像形成装置自体は実施例1と同様であるため説明を省略し、階調調整のフローを中心に説明する。
従来から出力画像濃度の階調特性を変更する仕組みはあった。例えば、図18に示すように、入力信号に対して出力画像濃度の階調特性を任意に変更できる構成である。しかし、この構成では、γカーブの出発点、γ値(カーブの形)などを入力できたとしても、そのカーブ自体がどのような条件で算出された濃度カーブなのかがわからない。そのため、ユーザはどのような条件(StatusAなのかStatusTなのか、分光反射率濃度なのかフィルタータイプなのか等)に基づく階調特性なのかを知ることができない。
よって本実施例ではそれぞれのユーザが要望する階調特性での出力を容易に行わせる、すなわち高価な濃度計がなくとも簡単かつ高精度にターゲット変更ができる画像形成システムを提供する。
(基本フロー)
以下、上記画像形成装置(プリンタ、プリンタシステム)と画像表示装置を用いた画像出力システムのキャリブレーションの基本となるフローを以下に記す。
ターゲットとなる印刷物(出力物)をあらかじめ用意しておく(ステップ11)。
濃度を測定するパッチの出力信号(網点%の場合が多い)を確認する(ステップ12)。
ターゲットとなる印刷物を画像表示装置が投影する投影位置に搬送装置又はユーザ自身によって搬送する(ステップ13)。
搬送されたターゲット印刷物に対し、画情表示装置により所定の画像を投影する(ステップ14)。
投影された画像と、基準パターンを比較し、一致するまで画像表示装置の出力レベル(光量)を変更する(ステップ15)。
一致したときの条件(設定値)を記憶し、ターゲット階調特性として登録する(ステップ16)。
実施例1で述べた方法と同様に出力画像濃度を算出する(ステップ17)。
上記出力画像濃度が、登録されている濃度になるようにγLUT、ならびにDmax条件である帯電電位、現像電位、プリンタエンジンのLPW値等の画像プロセス条件を調整する(ステップ18)。
本実施例では、上記のような基本フローとなるが、特徴点はターゲットとなる画像(パッチ)が必要なこと、それに対応するUIの変更が必要となる。以下詳細に説明する。
(ターゲットチャート)
実施例1でも述べたようにパッチサイズは2cm角、間隔は1cm以上あけることが望ましい。さらに網点の割合が0から100%までの段階的な単色(C,M,Y,K)パターンが必要となる。実施例2では10%間隔で0%、10%・・・90%、100%となる11パッチの4色分、計44パッチを用意した。なお、パッチの数は、ユーザのレベルと調整時間のバランスを考えながら決定すればよい。また、パッチは多く出力しておいて、実際の調整に使うパッチの数は間引いてもかまわない。
特別なパターン画像が用意できない場合は、パッチ部を切り取り、印刷用の記録紙を貼り合わせ、評価してもかまわない。
上記のような柔軟性を持たせたパッチを用いるために採用したユーザインターフェースについて以下に説明する。
(ユーザインターフェース:UI)
実施例2に係るUIを図19と図20を参照して説明する。図19はフルキャリブレーションが選択された後の画面で、ターゲット変更を行うかを選択する。選択肢は3つからなる。ターゲットの変更と初期値ターゲット、ならびに登録済みのターゲットである。登録済みのタブは10個まで登録可能であり、わかりやすい任意の登録名で表示させることができる。
初期ターゲットとは実施例1と同様に入力信号に対し出力濃度がリニアになる、所謂濃度リニアターゲットである。
ターゲット変更タブ1901を選択すると、図20の画面に移る。図20は各色のパッチの網点%と画像表示装置の光量を示している。実施例1と同様、ターゲットとなるパッチごとに、画像表示装置から投影された反射光により数値を入力する。網点%を0から255レベルに規格化し、1レベルずつ調整が行える構成となっている。±0が初期値で入力されているが、実際の値は網点%に連動しており、例えば10%の網点では、(255level/100%)×10%の四捨五入値である26levelが入っている。
上記パッチごとの濃度を登録することによってターゲットとなる画像の濃度特性を把握することができる。このターゲットに合うよう、γLUTをコントロールすれば階調の一致した出力画像が得られる。図21にその概念図を示す。今回登録された階調特性が“ターゲット”、実施例1のフローで求められた階調特性が“プリンタスルー”、そのプリンタスルーの階調特性をターゲットの階調特性に変換するために作成されたものがγLUTである。
このように作成されたγLUTを使用して入出力変換を行うことにより、ターゲットと同じ濃度特性の階調性を持った画像形成装置が提供できる。そして、プリンタの安定性を確保すると同時に、ユーザの好みに応じた階調特性を得ることができる。
なお、ガンマとは入力データと出力データの関係を表す値(G)であり、以下の式に基づいている。
Y=X(1/G)
ここで、Xを入力データ、Yを出力データとしたとき、Gが0.5〜1.5まで変化したときのグラフを図22に示す。特に変化させる必要がないときには1.0の値をいれれば
よい。
実施例3では、画像表示装置を用いて色度を算出する。実施例1ではRGBの単色光量をAPC(オートパワーコントロール)機能を用いて光源のキャリブレーションを行っていたが、実施例3ではカラーバランス調整フローを追加した。
具体的に述べると、APC後の3光源を同時に発光合成させ、白色光を記録紙に照射する。照射した光は条件によって以下のように分類できる。
赤っぽい →Red光のみ強い →Redを弱くすれば白色となる
緑っぽい →Green光のみ強い→Greenを弱くすれば白色となる
青っぽい →Blue光のみ強い →Blueを弱くすれば白色となる
水色っぽい →Red光のみ弱い →Redを強くすれば白色となる
ピンクっぽい→Green光のみ弱い→Greenを強くすれば白色となる
黄色っぽい →Blue光のみ弱い →Blueを強くすれば白色となる
このような場合には上記右側に記載している方法をとれば白色バランスのとれた画像表示装置のキャリブレーションが終了し、色補正制御(濃度補正制御)フローに移行することができる。
実施例3では白色バランス調整も記録紙の反射光を利用して行ったが、APC時のセンサ部をカラー検知できるセンサに変更してもよい。
(色度算出方法と基本フロー)
色度算出方法は、実施例1、実施例2に記載の1次元の算出式ではなく、3次元のLUTを用いて変換する。
ICC(International Collar Consortium)ではICCプロファイルという名でデバ
イスに依存しない色空間とデバイスに依存する色空間の変換方法の基本である変換辞書を提唱し、カラーマネージメントの基本となっている。
本実施例で用いる画像表示装置はRGBの色空間、画像形成装置はCMYKの色空間であり、どちらもデバイスに依存する色空間である。よってRGBの表示内容(組み合わせ)がわかったとしてもCMYK値を直接算出することができない。そこで、RGB→Lab、Lab→CMYKと独立の2つの多次元テーブルを用いれば、色調整が行いやすくなる。
より具体的に述べると、画像表示装置のRGB信号値と実際の発光反射色度の関係をICCプロファイルに記載しておく。その後測色したいパッチを画像表示装置から投影された画像と比較し、一致するまでRGB設定値を変更する。その一致した設定値(RGB)とLabとの関係がICCプロファイルに書かれおり、その情報を基に変換を行えばパッチの色度Labがわかる。上記フローを簡単にまとめると以下のようなフローとなる。
多次元色補正(高精度色補正)実行命令を出す(ステップ21)。
RGB階調をあらわす規定のCMYKパッチ出力する(ステップ22)。
RGB画像表示装置で一致するまでユーザが調整する(ステップ23)。
その調整値(RGB)とICCプロファイルを基にパッチのLabを算出する(ステップ24)。
パッチ信号値(CMYK)とLabとの関係から多次元LUTを修正する(ステップ25)。
(検知エリア)
画像形成装置ならびに画像表示装置は、デバイスに依存する色空間であるため色を再現できる範囲が決まっている。画像表示装置が画像形成装置の色再現領域を全てカバーするのであればRGB→Lab変換を行って色度を算出し、Lab→CMYK多次元LUTを調整しても信号的ロスはない。しかしながら画像表示装置は図23のように画像形成装置の全ての色再現領域を網羅しているわけではない。特に画像形成装置の単色については、画像形成装置の方が画像表示装置より色再現範囲が広い。従って、画像表示装置では再現できない範囲の色を用いてテーブルを補正したとしても当然精度は向上しない。
そこで、実施例3では、画像表示装置が再現できる範囲内の出力パッチ画像を測色し、多次元LUTに補正をかけることを特徴とする。
(多次元LUTの変更)
実施例1、実施例2では濃度値を基に単色(1次元)のγLUTを変更して画像形成装置の出力画像が所望の濃度になるよう調整を行った。ある程度の変動であれば上記構成で十分調整可能である。しかしながら寿命末期、定着器や2次転写関連部材を交換したときには、単色からなる一次色の濃度階調は所望のターゲットどおりになっていても、複数の色を重ね合わせた2次色、3次色等のトナー載り量が多いパッチについては初期のターゲットから変動してしまうことがある。すなわち単色ごとの階調特性を濃度で合わせたとしても2次色や3次色は階調特性が合っていないことになる。単色では階調が合っているため単色γLUTをいくら合わせこんだとしても意味がない。
この2次色、3次色を合わせるためには多次元LUT(ダイレクトマッピング)と呼ばれるICCプロファイル類似のLab→CMYK変換テーブルを変更する必要がある。
図24にPCからの色処理フローをまとめる。PC等からCMYK、Lab、RGB画像が入力されたコントローラ部103は、ユーザ設定された色空間情報を用いてL’a’b’に変換する(入力多次元LUT部2401)。L’a’b’からプリンタ部122で理解することができるCMYK色空間には、出力多次色LUTを用いてC’M’Y’K’に変換する。本実施例では上記出力多次色LUTを変更する。なお、出力多次色LUTからのC’M’Y’K’値から単色のLUT2403を介しC”M”Y”K”とした上でエンジン部2404に通知する。
図25に色立体を示す。横の広がりが彩度、縦の広がりが明度方向で、色度座標Labに対応した図になっている。この立体は、あるLabの値のときにCMYKの何%で画像を形成するかを示す概念図である。例えばRedの最大彩度Y100%、M100%のパッチが、a−b座標のそれぞれ+側において最も彩度が高い。この値はLab座標で言うと、L47,a69,b42である。すなわち、Labの値が(L1,a1,b1)のとき、CMYK値はいくつで画像を形成させるかを把握することができる色立体である。
この色立体を基にLab値入力データ、出力CMYKデータを吐き出す多次元LUTを形成すればよい。
このように決定された多次元LUTの値を変更することが本実施例の特徴である。例えばL=70、a=30、b=30がRedの中間調だとし、そのときの初期設定出力多次元LUTからCMYK値がC=0、M=50、Y=50、K=0のとき、まず左記パッチを形成する。そのときの画像形成装置の色度値を画像表示装置を用いて算出する(一致す
るまで画像表示装置のRGB値を変化させ、RGB→Lab変換テーブルでパッチLabを算出する)。この算出データがL=65、a=35、b=25だとする。左記色度からMが強い、つまりMの濃度が濃いことがわかる。よって、最初のL=70、a=30、b=30の出力CMYK値としては、C=0、M=50、Y=50、K=0からC=0、M=45、Y=50、K=0に変更する。
このようなフローを画像形成装置と画像表示装置の色再現範囲が重なるエリアで実行することにより、スポット色、あるいは連続階調を維持させることができ、単色1次元テーブルであわせることができなかった耐久変動による2次色の振れを高精度に合わせることができる。
本発明に係る実施例1におけるホストコンピュータ及びプリンタシステム内の各モジュール構成を説明するブロック図である。 コントローラ部内の各モジュールのブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 プリンタシステム102の制御ブロック図である。 プリンタ部の中間転写体に転写された画像濃度を検知するセンサの配置図である。 画像表示装置の外観図である。 画像表示装置の内部構造を示した模式図である。 (a)本実施の形態に係る画像表示装置に備わる2次元光偏向器301の上面図、(b)A−A断面図、(c)B−B断面図である。 図8に示す光偏光器による2次元走査の様子を説明する模式図である。 出力画像と画像表示装置の分光特性図である。 画像表示装置のRed光量とCyan濃度との関係を示すグラフである。 実施例1に係る最大濃度調整パターンである。 実施例1に係る階調調整パターンである。 実施例1に係る画像形成装置の表示部である。 最大濃度調整パネルの一例である。 階調調整パネルの一例である。 実施例1に係る濃度補正方法を示すフローチャートである。 入力信号に対して出力画像濃度の階調特性を変更する場合の概念図である。 実施例2に係る画像形成装置の表示部である。 実施例2に係るターゲット登録ユーザインターフェース画面である。 実施例2に係るターゲット変換の概念図である。 γ値の違いによる入力と出力との相関を示したグラフである。 画像表示装置及び画像形成装置の色再現範囲の一例である。 実施例3に係る色補正を行う際の色変換を説明するためのブロック図である。 実施例3に係る色立体概念図である。
符号の説明
101 ホストコンピュータ
102 プリンタシステム
103 コントローラ部
111 アプリケーション
112 データ処理部
113 入出力データ制御部
114 インターフェース制御部
115 状態表示部
116 設定部
121 制御部
122 プリンタ部
124 インターフェース制御部
126 表示部
127 ハードディスク
131 プリンタインターフェース制御部
132 画像表示装置インターフェース制御部
200 ビデオインターフェース
208 画像形成部
211 プリンタ制御部
301 2次元光偏向器
302 光源
303/304 レンズ郡
322 反射ミラー
323 光量検知部
400 発光部
401 受光部
403 光量制御部
1000 画像表示装置
1001 画像表示コントローラ
1002 画像表示部
1122 記録紙
1401 フルキャリブレーションボタン
1901 ターゲット変更タブ
2401 入力多次元LUT部
2404 エンジン部

Claims (5)

  1. 画像形成装置により所定濃度となるように所定色のパッチ画像をシートに形成する第1の工程と、
    パッチ画像が形成されたシートに向けて画像投影装置から所定色と補色の関係にある色で且つ所定光量の投影画像を照射する第2の工程と、
    所定照度以下の環境において、画像投影装置から投影画像が照射された状態にあるパッチ画像の暗さと一致するように、画像投影装置からパッチ画像が形成されていないシートの白色部に照射される投影画像の光量を調整する第3の工程と、
    画像形成装置により形成される画像の濃度を補正すべく画像投影装置により調整された光量に基づき画像形成装置での画像形成条件を調整する第4の工程と、
    を有することを特徴とする画像濃度補正方法。
  2. 上記第1の工程において、上記画像形成装置によりパッチ画像とともにパッチ画像と比較すべき投影画像の照射部を示す枠をパッチ画像と隣接する領域に形成することを特徴とする請求項1の画像濃度補正方法。
  3. 上記第1の工程において、
    上記画像形成装置によりシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック色のパッチ画像を形成し、
    上記第2の工程において、
    各色のパッチ画像が形成されたシートに向けて、画像投影装置から、シアンのパッチ画像にはレッド光を、マゼンタのパッチ画像にはグリーン光を、イエローのパッチ画像にはブルー光を、ブラックのパッチ画像にはグリーン光を照射し、
    上記第3の工程において、
    レッド光が照射された状態にあるシアンのパッチ画像の暗さと一致するように、シアンのパッチ画像が形成されていないシートの白色部に照射されるレッド光の光量を調整し、
    グリーン光が照射された状態にあるマゼンタのパッチ画像の暗さと一致するように、マゼンタのパッチ画像が形成されていないシートの白色部に照射されるグリーン光の光量を調整し、
    ブルー光が照射された状態にあるイエローのパッチ画像の暗さと一致するように、イエローのパッチ画像が形成されていないシートの白色部に照射されるブルー光の光量を調整し、
    グリーン光が照射された状態にあるブラックのパッチ画像の暗さと一致するように、ブラックのパッチ画像が形成されていないシートの白色部に照射されるグリーン光の光量を調整し、
    上記第4の工程において、
    画像形成装置により形成される各色の画像の濃度を補正すべく画像投影装置により調整された各光量に基づき画像形成装置での画像形成条件を調整する工程と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2の画像濃度補正方法。
  4. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    画像形成装置により所定濃度となるように所定色のパッチ画像が形成されたシートに向けて、所定色と補色の関係にある色で且つ所定光量の投影画像を照射する画像投影装置と、
    所定照度以下の環境において、画像投影装置から投影画像が照射された状態にあるパッチ画像の暗さと一致するように、画像投影装置からパッチ画像が形成されていないシートの白色部に照射される投影画像の光量を調整する光量調整手段と、
    画像形成装置により形成される画像の濃度を補正すべく光量調整手段により調整された光量に基づき画像形成装置での画像形成条件を調整する調整手段と、
    を有することを特徴とする画像濃度補正システム。
  5. パッチ画像が形成されたシートを上記画像投影装置による投影位置へ搬送する機構を有することを特徴とする請求項4の画像濃度補正システム。
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