JP3986031B2 - 光スペクトラムアナライザ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定光に含まれる光のスペクトラムを測定するための光スペクトラムアナライザに関する。
【0002】
【従来の技術】
被測定光に含まれる波長成分を測定するために、光スペクトラムアナライザが用いられている。
【0003】
光スペクトラムアナライザは、波長選択性が高く且つその選択波長を可変できる光学的なフィルタを用いて、被測定光に含まれる波長成分を選択的に受光している。
【0004】
図9は、このような原理を用いた従来の光スペクトラムアナライザの概略構成を示している。
【0005】
この光スペクトラムアナライザでは、光入射部11から入射された被測定光をコリメータ12で平行光に変換し、第1のビームスプリッタ13および第2のビームスプリッタ14を介して回折格子15の回折面に入射する。
【0006】
回折格子15の回折光の一部は、第2のビームスプリッタ14を透過して全反射ミラー16で反射されて回折格子15に戻る。また、回折光の一部は、第2のビームスプリッタ14で第1のビームスプリッタ13側へ反射され、第1のビームスプリッタ13を透過して集光器17に入射し、集光器17から受光器18に入射される。
【0007】
この光スペクトラムアナライザでは、回折格子15から全反射ミラー16までの光路長で決まる共振器長と、回折格子15の光の入射角で決まる選択波長とを連動させて、測定波長を連続的に可変している。
【0008】
即ち、回折格子15は、回折格子15に対する光の入射角を可変させるための回転ステージ19上に固定されており、回転ステージ19は、回折格子15を全反射ミラー16方向に接近または離反させるための直進ステージ20上に回転自在に支持されている。この直進ステージ20は、駆動装置21によって駆動される。そして、回転ステージ20には、所定長さのスライドバー22の一端側が取り付けられており、その他端側は、直進ステージ20の移動方向と直交する方向に延びたスライドガイド23のガイド面23aに当接している。
【0009】
したがって、直進ステージ20が駆動装置21によって移動して共振器長が変化すると、スライドバー22の他端側とガイド23との当接位置が変化し、回転ステージ19が回転して、回折格子15への光の入射角も変化する。
【0010】
そして、共振器長によって決まる波長と、回折格子15への光の入射角と回折角とで決まる波長とが一致するように、各部の寸法、角度を予め設定しておくことによって、この光スペクトラムアナライザの測定波長を連続的に可変することができ、被測定光に含まれる光のうち、この測定波長の光のみを受光器18で受光することができる。
【0011】
したがって、被測定光を入射した状態で、駆動装置21によって直進ステージ20を一定方向に移動させることで、被測定光に含まれる光の波長毎の強度を受光器18の出力によって測定することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の光スペクトラムアナライザでは、回折格子15と全反射ミラー16の間にビームスプリッタ14が必要であり、また、ビームスプリッタ14によって光損失を生じてしまうという問題があった。
【0013】
本発明は、この問題を解決した光スペクトラムアナライザを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の光スペクトラムアナライザは
被測定光を入射させるための光入射部(31)と、
前記光入射部から入射された光を平行光に変換するコリメータ(32)と、
前記コリメータから出射される光を所定の入射角をもって回折面で受ける回折格子(33)と、
前記コリメータから前記回折格子の回折面に入射される光の0次回折方向に配置され、前記回折格子からの0次回折光を該回折格子の回折面に反射する全反射ミラー(34)と、
前記コリメータから前記回折格子の回折面に入射される光の0次回折方向と異なる回折方向に配置され、前記回折格子からの回折光の一部を該回折格子の回折面に反射し、残りの少なくとも一部を透過させるハーフミラー(35)と、
前記ハーフミラーを透過した光を受光する受光器(37)と、
前記ハーフミラーおよび前記受光器を、互いの相対位置を変えずに、前記回折格子の回折面を延長した平面上の所定の点、即ち前記全反射ミラーの反射面を通り前記回折格子の入射光軸と回折光軸を含む平面に平行な線と、前記回折格子の回折面を通り前記回折格子の入射光軸と回折光軸を含む平面に平行な線との交点を含む所定の点にあって前記回折格子の刻線方向と平行な軸を中心に一体的に回動移動して、前記全反射ミラーから前記回折格子を経由して前記ハーフミラーに至る光路で形成される共振器の長さと、前記回折格子に対する前記ハーフミラーの角度を連動可変し、前記受光器に受光される光の波長を可変する測定波長可変手段(38、39)とを備えている。
【0015】
また、本発明の請求項2の光スペクトラムアナライザは、
被測定光を入射させるための光入射部(31)と、
前記光入射部から入射された光を平行光に変換するコリメータ(32)と、
前記コリメータから出射される光の一部を透過し、残りの少なくとも一部を反射する第1のハーフミラー(51)と、
前記第1のハーフミラーを透過した光を所定の入射角をもって回折面で受ける回折格子(33)と、
前記第1のハーフミラーから前記回折格子の回折面に入射される光の0次回折方向と異なる回折方向に配置され、前記回折格子からの回折光の一部を該回折格子の回折面に反射し、残りの少なくとも一部を透過させる第2のハーフミラー(35)と、
前記第2のハーフミラーを透過した光を受光する受光器(37)と、
前記第2のハーフミラーおよび前記受光器を、互いの相対位置を変えずに、前記回折格子の回折面を延長した平面上の所定の点にあって前記回折格子の刻線方向と平行な軸を中心に一体的に回動移動して、前記第1のハーフミラーから前記回折格子を経由して前記第2のハーフミラーに至る光路によって形成される共振器の長さと、前記回折格子に対する前記第2のハーフミラーの角度を連動可変し、前記受光器に受光される光の波長を可変する測定波長可変手段(38、39)とを備えている。
【0016】
また、本発明の請求項3の光スペクトラムアナライザは、
被測定光を入射させるための光入射部(31)と、
前記光入射部から入射された光を平行光に変換するコリメータ(32)と、
前記コリメータから出射される光の一部を透過し、残りの少なくとも一部を反射する第1のハーフミラー(51)と、
前記第1のハーフミラーを透過した光を所定の入射角をもって回折面で受ける回折格子(33)と、
前記第1のハーフミラーから前記回折格子の回折面に入射される光の0次回折方向と異なる回折方向に配置され、前記回折格子からの回折光の一部を該回折格子の回折面に反射し、残りの少なくとも一部を透過させる第2のハーフミラー(35)と、
前記第2のハーフミラーを透過した光を受光する受光器(37)と、
前記光入射部、前記コリメータおよび前記第1のハーフミラーを、互いの相対位置を変えずに、前記回折格子の回折面を延長した平面上の所定の点にあって前記回折格子の刻線方向と平行な軸を中心に一体的に回動移動して、前記第1のハーフミラーから前記回折格子を経由して前記第2のハーフミラーに至る光路によって形成される共振器の長さと、前記回折格子に対する前記第1のハーフミラーの角度を連動可変し、前記受光器に受光される光の波長を可変する測定波長可変手段(38、39)とを備えている。
【0017】
また、本発明の請求項4の光スペクトラムアナライザは、請求項1〜3記載のの光スペクトラムアナライザにおいて、
前記光入射部と前記コリメータとの間に光アイソレータ(71)を配置している。
【0018】
また、本発明の請求項5の光スペクトラムアナライザは、請求項1〜3記載の光スペクトラムアナライザにおいて、
前記共振器を形成する光路内にλ/4板(72)を配置している。
【0019】
また、本発明の請求項6の光スペクトラムアナライザは、請求項1〜3記載の光スペクトラムアナライザにおいて、
前記入射部に入射された光または前記コリメータから出射される光の一部を分岐する光分岐手段(81、91)と、
前記光分岐手段で分岐した光を受光する第2の受光器(83、92)とを備えている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態の光スペクトラムアナライザ30の構成を示している。
【0021】
図1において、光入射部31は、被測定光を入射させるためのものであり、例えば光ファイバの接続端子によって構成されている。
【0022】
光入射部31に入射された被測定光はコリメータ32によって平行光に変換されて、回折格子33の回折面33aに所定の入射角度で入射される。
【0023】
このコリメータ32からの入射光に対する回折格子33の0次回折方向(正反射方向)には、全反射ミラー34が配置されている。
【0024】
全反射ミラー34は、コリメータ32から回折格子33の回折面に入射した光の0次回折光(正反射光)を反射して、回折格子33の回折面に入射する。
【0025】
回折格子33の0次回折方向と異なる回折方向には、ハーフミラー35が対向するように配置されている。ハーフミラー35は、回折格子33で回折された光の一部を回折格子33の回折面33aへ反射し、損失を除いた残りを透過させる。
【0026】
ハーフミラー35を透過した光は、集光器36によって受光器37に集光され、受光器37によって電気信号に変換される。
【0027】
また、ハーフミラー35、集光器36および受光器37は、回転ステージ38上に固定されている。
【0028】
回転ステージ38は、駆動装置39とともにこの実施形態の測定波長可変手段を形成するものであり、回折格子33の回折面33aを通り且つ回折格子33の入射光軸、回折光軸を含む平面を通る直線Aと、全反射ミラー34の反射面34aを通り且つ回折格子33の入射光軸、回折光軸を含む平面を通る直線Bとの交点Jにあって回折格子33の回折面の刻線に平行な軸、即ち、回折格子33の回折面の延長平面の所定の点にあって回折格子33の回折面の刻線に平行な軸を中心として、回折格子33の入射光軸、回折光軸を含む平面に沿って回転する。
【0029】
また、回転ステージ38上のハーフミラー35の反射面35aは、この反射面35aを通り且つ回折格子33の入射光軸、回折光軸を含む平面を通る直線Cが、回転ステージ38の回転中心Jに交わる向きで、回折格子33の回折面33aに対向している。
【0030】
駆動装置39は、回転ステージ38を側方から押し引きして回転駆動する。回転ステージ38はバネ39aによって駆動装置39側に付勢されている。
【0031】
したがって、駆動装置39によって回転ステージ38が回転すると、ハーフミラー35、集光器36、受光器37が、相対位置を変えずに、回転ステージ38の回転中心Jを中心に一体的に回動移動し、回折格子33からハーフミラー35までの光路長と、回折格子33の回折面33aに対するハーフミラー35の反射面35aの角度が同時に変化する。
【0032】
即ち、図2の(a)に示すように、回転ステージ38が反時計回りに回転駆動されると、ハーフミラー35が回折格子33から遠ざかるとともに、回折格子33の回折面に対するハーフミラー35の法線の角度、即ち回折光軸の角度が大きくなる。
【0033】
また、図2の(b)のように、回転ステージ38が時計回りに回転駆動されると、ハーフミラー35が回折格子33に近づくとともに、回折格子33の回折面に対するハーフミラー35の法線の角度、即ち回折光軸の角度が小さくなる。
【0034】
なお、図1に示しているように、駆動装置39は測定処理部40によって制御される。測定処理部40は、駆動装置39を制御して、回転ステージ38を任意の範囲で回転させながら受光器37の出力を例えばディジタル化してメモリに記憶し、回転ステージ38の角度位置に対する受光出力を被測定光に含まれる光のスペクトラム波形として表示器41に表示する。
【0035】
次に、この光スペクトラムアナライザの測定波長を連続的に可変させるための条件について説明する。
【0036】
図3の(a)に示しているように、回折格子33から全反射ミラー34までの光路長Laは回転ステージ38の回転にかかわらず一定であり、この光路長Laと、回折格子33からハーフミラー35までの光路長Lbとの合計が共振器長Lとなる。
【0037】
ここで、光路長Lbは、回折格子33の格子面の光の入射位置から回転ステージ38の回転中心Jまでの長さをL0 とし、回折格子33の格子面とハーフミラー35の反射面とがなす角をαとすれば、
Lb=L0 ・sin α
となり、共振器長Lは、
L=La+L0 ・sin α
となる。
【0038】
そして、波長λの光が共振器の共振モード次数qで共振しているとすると、
q・λ=2L
の関係を満たすことが必要であるから、
共振モード次数qは、
Figure 0003986031
となる。
【0039】
一方、図3の(b)のように、全反射ミラー34から回折格子33への入射角をi、ハーフミラー35への回折角をβとすると、回折格子33で波長λの光が回折される条件は、回折格子33の回折次数をm、格子定数をdとすれば、
λ=d・(sin i+sin β)/m
となり、回折格子33の回折角βは回折面33aとハーフミラー35の反射面35aとがなす角αと等しいから、
λ=d・(sin i+sin α)/m ……(2)
となる。
【0040】
式(2)から
sin α=(m・λ/d)−sin i
となり、これを式(1)に代入すると、
q=2{La+L0 〔(m・λ/d)−sin i〕}/λ
ここでL0 =La/sin iであるから、これを上式に代入して整理すると、
q=2・La・m/(d・sin i) ……(3)
となる。
【0041】
式(3)の回折格子33の回折次数mと回折格子33の回折定数dはともに一定の値であり、回折格子33の入射角iも一定である。また、Laは任意に設定できる固定値である。
【0042】
したがって、ミラーの回転に関わらず1つの共振モード次数qが得られ、この1つの共振モード次数を維持した状態で測定波長を連続的に可変することができる。
【0043】
以上のような関係を満足させることによって、共振器長によって決まる波長と回折格子の入射角と回折角とで決まる波長とが一致した状態で、回転ステージ38の回転によって測定波長を連続的に可変することができる。
【0044】
したがって、回転ステージ38の角度位置に対する測定波長との関係を予め求めて測定処理部40に設定しておき、被測定光を入射した状態で回転ステージ38を駆動しながら測定波長毎の受光器37の出力を記憶すれば、被測定光に含まれる光のスペクトラムのデータを取得することができ、これを表示器41の画面に表示すればそのスペクトラム波形を観測することができる。
【0045】
以上のように、この光スペクトラムアナライザ30では、全反射ミラー34から回折格子33を経由してハーフミラー35に至る光路によって共振器を形成しているため、回折格子による波長選択特性が良くなり、波長が近いスペクトラムでも分離して測定することができる。
【0046】
また、この実施形態の光スペクトラムアナライザ30では、被測定光を回折格子33に正反射させて全反射ミラ−34に入射し、その反射光を回折格子33への入射光としているので、損失が少なく、少ない部品で構成できるという利点がある。
【0047】
【他の実施形態】
前記実施形態では、被測定光を回折格子33の回折面で反射させて、その0次回折方向に配置された全反射ミラー34へ入射していたが、図4に示すスペクトラムアナライザ50のように、光入射部31から入射した光をコリメータ32で平行光に変換してハーフミラー51に入射し、ハーフミラー51を透過した光を回折格子33に入射してもよい。
【0048】
また、このようにハーフミラー51を介して被測定光を入射する場合には、図5に示すスペクトラムアナライザ60のように、光入射部31、コリメータ32およびハーフミラー51を回転ステージ38上に配置して、入出力の経路を逆にしてもよい。
【0049】
また、図6に示す光スペクトラムアナライザ70のように、光入射部31とコリメータ32との間に光アイソレータ71を挿入してもよい。この光アイソレータ71の挿入によって、回折格子33側からの戻り光が光入射部31を介して被測定光の光源側へ出射されるのを防止することができる。
【0050】
また、図6の光スペクトラムアナライザ70のように、全反射ミラー34と回折格子33の間(あるいはハーフミラー35と回折格子33との間)に、任意波長のλ/4板72を挿入してもよい。このλ/4板72の挿入によって、回折格子33の偏波依存性による測定への影響を低減できる。
【0051】
また、図7に示す光スペクトラムアナライザ80のように、コリメータ32から出射された光を光分岐手段81によって2方向に分岐し、その一方を回折格子33へ入射し、他方を集光器82によって受光器83に集光させ、被測定光のパワーを受光器83の出力によって測定できるようにしてもよい。
【0052】
また、図9に示す光スペクトラムアナライザ90のように、光入射部31に入射された光を光カプラ等の光分岐手段91によって2方向に分岐し、その一方をコリメータ32へ入射し、他方を受光器92に入射して、被測定光のパワーを受光器92の出力によって測定できるようにしてもよい。
【0053】
なお、図6に示した光アイソレータ71、λ/4板72は、前記した図4、図5、図7、図8の光スペクトラムアナライザにも設けることができ、また、図7、図8に示したパワー測定機能も、図4〜図6の光スペクトラムアナライザにも設けることができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の光スペクトラムアナライザでは、被測定光を入射させるための全反射ミラーから回折格子を経由してハーフミラーに至る光路によって共振器を形成しているため、損失が少なく、回折格子による波長選択特性が良くなり、波長が近いスペクトラムでも分離して測定することができる。
【0055】
また、請求項2、請求項3の光スペクトラムアナライザでは、被測定光を入射させるための第1のハーフミラーから回折格子を経由して第2のハーフミラーに至る光路によって共振器を形成しているため、損失が少なく、回折格子による波長選択特性が良くなり、波長が近いスペクトラムでも分離して測定することができる。
【0056】
また、光入射部とコリメータとの間に光アイソレータを配置することで、被測定光の光源側への光の戻りを防止することができる。
【0057】
また、共振器を形成する光路内に任意の波長のλ/4板を配置することで、回折格子の偏波依存性による測定への影響を低減することができる。
【0058】
また、光入射部に入射された光あるいはコリメータから出射された光を光分岐手段によって分岐し、その分岐光を第2の受光器によって受光する光スペクトラムアナライザでは、被測定光のパワーの測定がスペクトラムとともに測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す図
【図2】実施形態の動作を説明するための図
【図3】測定波長を連続可変させるための条件を検討するための図
【図4】本発明の他の実施形態の構成を示す図
【図5】本発明の他の実施形態の構成を示す図
【図6】本発明の他の実施形態の構成を示す図
【図7】本発明の他の実施形態の構成を示す図
【図8】本発明の他の実施形態の構成を示す図
【図9】従来装置の構成を示す図
【符号の説明】
30、50、60、70、80、90 光スペクトラムアナライザ
31 光入射部
32 コリメータ
33 回折格子
34 全反射ミラー
35 ハーフミラー
36 集光器
37 受光器
38 回転ステージ
39 駆動装置
40 測定処理部
41 表示器
51 ハーフミラー
71 光アイソレータ
72 λ/4板
81、91 光分岐手段
82 集光器
83、92 受光器

Claims (6)

  1. 被測定光を入射させるための光入射部(31)と、
    前記光入射部から入射された光を平行光に変換するコリメータ(32)と、
    前記コリメータから出射される光を所定の入射角をもって回折面で受ける回折格子(33)と、
    前記コリメータから前記回折格子の回折面に入射される光の0次回折方向に配置され、前記回折格子からの0次回折光を該回折格子の回折面に反射する全反射ミラー(34)と、
    前記コリメータから前記回折格子の回折面に入射される光の0次回折方向と異なる回折方向に配置され、前記回折格子からの回折光の一部を該回折格子の回折面に反射し、残りの少なくとも一部を透過させるハーフミラー(35)と、
    前記ハーフミラーを透過した光を受光する受光器(37)と、
    前記ハーフミラーおよび前記受光器を、互いの相対位置を変えずに、前記回折格子の回折面を延長した平面上の所定の点にあって前記回折格子の刻線方向と平行な軸を中心に一体的に回動移動して、前記全反射ミラーから前記回折格子を経由して前記ハーフミラーに至る光路によって形成される共振器の長さと、前記回折格子に対する前記ハーフミラーの角度を連動可変し、前記受光器に受光される光の波長を可変する測定波長可変手段(38、39)とを備えた光スペクトラムアナライザ。
  2. 被測定光を入射させるための光入射部(31)と、
    前記光入射部から入射された光を平行光に変換するコリメータ(32)と、
    前記コリメータから出射される光の一部を透過し、残りの少なくとも一部を反射する第1のハーフミラー(51)と、
    前記第1のハーフミラーを透過した光を所定の入射角をもって回折面で受ける回折格子(33)と、
    前記第1のハーフミラーから前記回折格子の回折面に入射される光の0次回折方向と異なる回折方向に配置され、前記回折格子からの回折光の一部を該回折格子の回折面に反射し、残りの少なくとも一部を透過させる第2のハーフミラー(35)と、
    前記第2のハーフミラーを透過した光を受光する受光器(37)と、
    前記第2のハーフミラーおよび前記受光器を、互いの相対位置を変えずに、前記回折格子の回折面を延長した平面上の所定の点にあって前記回折格子の刻線方向と平行な軸を中心に一体的に回動移動して、前記第1のハーフミラーから前記回折格子を経由して前記第2のハーフミラーに至る光路によって形成される共振器の長さと、前記回折格子に対する前記第2のハーフミラーの角度を連動可変し、前記受光器に受光される光の波長を可変する測定波長可変手段(38、39)とを備えた光スペクトラムアナライザ。
  3. 被測定光を入射させるための光入射部(31)と、
    前記光入射部から入射された光を平行光に変換するコリメータ(32)と、
    前記コリメータから出射される光の一部を透過し、残りの少なくとも一部を反射する第1のハーフミラー(51)と、
    前記第1のハーフミラーを透過した光を所定の入射角をもって回折面で受ける回折格子(33)と、
    前記第1のハーフミラーから前記回折格子の回折面に入射される光の0次回折方向と異なる回折方向に配置され、前記回折格子からの回折光の一部を該回折格子の回折面に反射し、残りの少なくとも一部を透過させる第2のハーフミラー(35)と、
    前記第2のハーフミラーを透過した光を受光する受光器(37)と、
    前記光入射部、前記コリメータおよび前記第1のハーフミラーを、互いの相対位置を変えずに、前記回折格子の回折面を延長した平面上の所定の点にあって前記回折格子の刻線方向と平行な軸を中心に一体的に回動移動して、前記第1のハーフミラーから前記回折格子を経由して前記第2のハーフミラーに至る光路によって形成される共振器の長さと、前記回折格子に対する前記第1のハーフミラーの角度を連動可変し、前記受光器に受光される光の波長を可変する測定波長可変手段(38、39)とを備えた光スペクトラムアナライザ。
  4. 前記光入射部と前記コリメータとの間に光アイソレータ(71)を配置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載または請求項3の光スペクトラムアナライザ。
  5. 前記共振器を形成する光路内にλ/4板(72)を配置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載または請求項3記載の光スペクトラムアナライザ。
  6. 前記入射部に入射された光または前記コリメータから出射される光の一部を分岐する光分岐手段(81、91)と、
    前記光分岐手段で分岐した光を受光する第2の受光器(83、92)とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の光スペクトラムアナライザ。
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