JP3984499B2 - 運賃箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、運賃箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
運賃箱としては例えばバスの運賃箱があり、例えば図4(a)、(b)に示す運賃箱71は、券銭投入口72から運賃箱71内に落下した硬貨Kと、整理券や回数等の券類Sとが、固定ローラ73と移動ローラ74とを備える券銭分離ローラ75で分離される。券銭分離ローラ75の構成は、例えば特開2000−67292号公報に示されている。両ローラ73,74の間隔は、券類Sのみが通過可能な微小な間隔になっており、券類Sは両ローラ73,74間を通過して落下する。両ローラ73,74は、回転軸が水平に対して斜めに傾いており、硬貨Kは両ローラ73,74間を通過せず、両ローラ73,74の外周面に沿って転がり、斜め下方に落下する。
【0003】
硬貨Kは、ブラシ76を撓ませて落下し、券類Sはブラシ76の上に保持される。硬貨Kと券類Sとは、ブラシ76の下と上とに分かれた状態で、斜状に配置された券銭搬送ベルト77により運賃箱71の図示しない確認窓に沿うように搬送され、それぞれの回収箱に回収される。運転手は、確認窓から券類Sと硬貨Kとを目視で確認できる。
【0004】
券類S及び硬貨Kが両ローラ73,74間に詰まった場合には、移動ローラ74が図示しない移動機構により、離間位置(図4(b)に二点鎖線で図示)まで移動され、詰まっていた硬貨K及び券類Sは落下して取り除かれる。詰まりが解消されると、移動ローラ74は離間位置から再び元の位置に戻るように移動される。
【0005】
運賃箱71は、その本体81から、券銭分離ローラ75を備える券銭分離部82が取り外し可能に形成されている。本体81は、券銭搬送ベルト77と、該券銭搬送ベルト77と対向する下部ガイド部材83とを備えている。券銭分離部82は、上部ガイド部材86を備えている。下部ガイド部材83及び上部ガイド部材86により、券銭分離ローラ75で分離された硬貨Kと券類Sとは券銭搬送ベルト77に案内される。
【0006】
上部ガイド部材86は、離間位置の移動ローラ74より券銭搬送ベルト77と反対側に離れるように配置されている。下部ガイド部材83の上部89は、上部ガイド部材86と連続するように、券銭搬送ベルト77と反対側に向かって斜め上方に延びるように形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、回数券は、元々一枚ずつ切り離されて使用されるようになっている。しかし、バス会社によっては、例えば団体客が乗車した場合などに、回数券を切り離さずに6枚や7枚のように多数繋がったままの状態での使用を認めるようになってきたところがある。このような長い未切離回数券Lが運賃箱71に投入された場合、縦になって落ちた場合は、下端部が券銭搬送ベルト77に接して券銭搬送ベルト77により引きずられるため問題がない。
【0008】
ところが、上部ガイド部材86が券銭搬送ベルト77と反対側に離れて配置されていることにより、券銭の通路が広くなっているため、図4(b)に示すように、未切離回数券Lは、両ローラ73,74間を通過後の落下の途中で姿勢が変化して横になる場合がある。そして、未切離回数券Lは、その一端部が上部89または上部ガイド部材86に接し、他端部が券銭搬送ベルト77の上のガイド部材91に接して券銭搬送ベルト77を跨いだ状態になり、券銭搬送ベルト77にどこにも触れない状態で止まって引っかかる場合がある。この場合、券銭搬送ベルト77が駆動されても未切離回数券Lは券銭搬送ベルト77に触れていないため除去されず、運賃支払いに支障が生じるという問題がある。
【0009】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、切り離されていない券類が使用された場合にも引っかからない運賃箱を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、運賃箱本体と同運賃箱本体の上部に取り付けられた券銭分離部とを備え、前記券銭分離部には、投入された運賃と券類とを分離する券銭分離手段としての固定ローラ及び移動ローラを水平方向に対して傾くように接近離間可能に設け、前記運賃箱本体には、垂直方向に対して斜状に配置された券銭搬送ベルトにより搬送した後、別々に回収する運賃箱であって、前記固定ローラ及び移動ローラを備える券銭分離部を、前記券銭搬送ベルトを備える運賃箱本体から取り外し可能に形成し、前記運賃箱本体には、前記券銭搬送ベルトの対向側に、ほぼ垂直上方に延びるように下部ガイド部材を設け、前記券銭分離部には、前記下部ガイド部材の上部に対し、垂直方向へ連続するように上部ガイド部材を設けると共に、同上部ガイド部材の上辺を前記移動ローラの傾きに対応するように斜めに形成したことを要旨とする。
【0011】
この発明では、下部ガイド部材はほぼ垂直上方に延びており、上部ガイド部材は、下部ガイド部材の上部に対し、垂直方向へ連続するように設けられている。従って、従来と異なり、上部ガイド部材が券銭搬送ベルトに近づいて設けられているため、券銭の通路が広くなく、切り離されていない券類が落下の途中で横になるのが防止される。このため、切り離されていない券類が券銭搬送ベルトを跨いだ状態で引っかかることがなくなって券銭搬送ベルトに接するため、切り離されていない券類を搬送できる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、運賃箱本体と同運賃箱本体の上部に取り付けられた券銭分離部とを備え、前記券銭分離部には、投入された運賃と券類とを分離する券銭分離手段としての固定ローラ及び移動ローラを水平方向に対して傾くように接近離間可能に設け、前記運賃箱本体には、垂直方向に対して斜状に配置された券銭搬送ベルトにより搬送した後、別々に回収する運賃箱であって、前記固定ローラ及び移動ローラを備える券銭分離部を、前記券銭搬送ベルトを備える運賃箱本体から取り外し可能に形成し、前記運賃箱本体には、前記券銭搬送ベルトの対向側に、ほぼ垂直上方に延びるように下部ガイド部材を設け、前記券銭分離部には、下部ガイド部材の上部に対して券銭搬送ベルト側に配置されるように上部ガイド部材を設けると共に、同上部ガイド部材の上辺を前記移動ローラの傾きに対応するように斜めに形成したことを要旨とする。この発明でも、従来と異なり、上部ガイド部材が券銭搬送ベルトに近づいて設けられているため、券銭の通路が広くなく、切り離されていない券類が落下の途中で横になるのが防止され、券銭搬送ベルトを跨いだ状態で引っかかることがなくなる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記上部ガイド部材は、前記券銭分離部に取り付けられる透明な材質よりなる箱状部材の一部であることを要旨とする。
【0014】
この発明では、例えば箱状部材と、券銭分離部の対応する壁とにそれぞれボルト貫通孔を形成し、両ボルト貫通孔に貫通させたボルトにナットを螺合して締め付けることにより、上部ガイド部材を券銭分離部に組み付けできる。
【0015】
上部ガイド部材の近くには券銭分離手段等が存在するため、上部ガイド部材はこれらの邪魔にならないように券銭分離部に組み付ける必要がある。例えば透明な板を券銭分離部に組み付けて上部ガイド部材とする場合、券銭分離手段等の邪魔にならないようにしたうえで、板が垂直に保持されるように所定の組付強度を有するように組み付ける必要があるため、単純にボルトとナットとだけでは組み付けできず、ブラケット等も使用する必要がある。この場合、運転手は、板のブラケットで覆われた部分では例えば券類を目視で確認できなくなるため、券類の見えやすさが低下する。上部ガイド部材が箱状部材の一部となるように形成する場合はブラケットを使用せずに済むため、券類の見えやすさを向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をバスの運賃箱に具体化した一実施の形態を図1及び図2に従って説明する。
【0017】
図1は運賃箱の一部破断模式斜視図を示し、図2(a)は部分断面図を示し、図2(b)は部分側面図を示す。
図1及び図2(a)に示すように、運賃箱11は、運賃箱本体12と券銭分離部13とを備えている。券銭分離部13は運賃箱本体12の上部に取り付けられている。券銭分離部13は、運賃箱本体12から取り外し可能に形成されている。券銭分離部13には、硬貨Kと、整理券や回数券等の券類Sとを分離する券銭分離手段としての券銭分離ローラ14が備えられている。券銭分離ローラ14の上方には、硬貨K及び券類Sが投入される券銭投入口15が取り付けられている。
【0018】
券銭分離ローラ14の一方は、所定位置に配置された固定ローラ21であり、他方は、固定ローラ21に対する近接位置と離間位置(図2(a)に二点鎖線で図示)とに、図示しない移動機構により移動される移動ローラ22である。移動ローラ22は、固定ローラ21より券銭搬送ベルト23と反対側に配置されている。固定ローラ21及び移動ローラ22は、図1中、左側が下がるように傾いている。移動ローラ22が近接位置に位置する場合、固定ローラ21と移動ローラ22との間隔は、券類Sのみが通過可能な微小な間隔になっている。
【0019】
運賃箱本体12には、券銭分離ローラ14の下方に、券銭搬送ベルト23が斜状に設けられている。券銭搬送ベルト23は、運賃箱11の券銭搬送ベルト23と反対側の側面に形成されている図示しない確認窓に沿って券類S及び硬貨Kを搬送するように形成されている。券銭搬送ベルト23は、図1の左側から右側に向かって券類S及び硬貨Kを搬送するように形成されている。券銭搬送ベルト23は、右側のローラ24aと左側のローラ24bとに巻掛けられており、ローラ24aが図示しないモータで駆動されることにより券類S及び硬貨Kを搬送する。券銭搬送ベルト23の表面には突起25(図2(a)に図示)が形成されている。なお、券銭搬送ベルト23の上方にはガイド部材26(図2(a)に図示)が設けられている。
【0020】
運賃箱本体12には、券銭搬送ベルト23と対向するように下部ガイド部材31が設けられている。下部ガイド部材31は、斜状部32と垂直部33とを備えている。斜状部32は、券銭搬送ベルト23と平行に形成され、垂直部33は、斜状部32より上で、垂直上方に延びるように形成されている。下部ガイド部材31は透明な材質で形成されており、この実施の形態ではアクリル板で形成されている。斜状部32には、券銭搬送ベルト23に向かって延びるブラシ34が形成されている。ブラシ34は所定間隔で多数形成され、硬貨Kの通過を許容する可撓性を有しており、券類Sは通過させないようになっている。運賃箱本体12には、券銭搬送ベルト23及び下部ガイド部材31の下に底板35が形成されている。
【0021】
券銭分離部13には箱状部材41が設けられている。箱状部材41は透明な材質で形成されており、この実施の形態ではアクリル板で形成されている。箱状部材41は、上部ガイド部材としての上部ガイド板42と、同様の形状の板43と、上部ガイド板42と板43との間の底板44(図2(a)に図示)と背板45とを備えている。上部ガイド板42及び板43は、移動ローラ22の水平に対する傾きに対応するように、上辺の移動ローラ22と対応する部分が斜めに形成されている。箱状部材41は、底板44と背板45とにそれぞれ図示しないボルト貫通孔が形成されている。券銭分離部13には、底板及び背板44,45と対応する図示しない壁にそれぞれボルト貫通孔が形成されている。箱状部材41と券銭分離部13との両ボルト貫通孔を貫通した図示しないボルトにナットが螺合されて締め付けられることにより、箱状部材41は券銭分離部13に組み付けられている。
【0022】
上部ガイド板42は、下部ガイド部材31の垂直部33に連続するように配置されている。上部ガイド板42は垂直方向に延びるように設けられている。上部ガイド板42及び垂直部33は、離間位置に位置する状態の移動ローラ22の下方に位置するように配置されている。上部ガイド板42は、離間位置の移動ローラ22に近接するように配置されている。
【0023】
次に、上記のように構成された運賃箱11の作用を説明する。
料金支払い時には、固定ローラ21及び移動ローラ22が図示しないモータにより回転され、券類S及び硬貨Kが券銭投入口15に投入されると、券類Sは固定ローラ21及び移動ローラ22間を通過して落下する。運転手は、透明な箱状部材41を介して落下する券類Sを目視で確認できる。硬貨Kは、固定ローラ21及び移動ローラ22の外周面に沿って転がり、固定ローラ21及び移動ローラ22より図1中、左側に落下する。よって、券類Sと硬貨Kとは分離される。
【0024】
硬貨Kと券類Sとは、下部ガイド部材31及び上部ガイド板42によってガイドされ、券銭搬送ベルト23によりかかる。券類Sは、ブラシ34により落下が防止されてブラシ34の上に位置する状態で券銭搬送ベルト23により図1中、右側に搬送される。硬貨Kは、ブラシ34を撓ませて底板35まで落下し、券類Sの下に位置する状態で券銭搬送ベルト23により右側に搬送される。上下に分かれて搬送された券類Sと硬貨Kとは、それぞれの図示しない回収箱に回収される。運転手は、券銭搬送ベルト23によって搬送される券類Sと硬貨Kとを、確認窓から目視で確認できる。
【0025】
券類S及び硬貨Kが固定ローラ21及び移動ローラ22間に詰まった場合には、移動ローラ22が移動機構により駆動されて離間位置まで移動し、詰まっていた硬貨K及び券類Sは落下して取り除かれる。なお、上部ガイド板42は移動ローラ22と接触しない。詰まりが解消すると、移動ローラ22は離間位置から再び近接位置に戻るように移動される。
【0026】
図2(a)に示すように、例えば6枚や7枚のように多数繋がった長い未切離回数券Lが運賃箱11に投入された場合、従来技術と異なり、上部ガイド板42が券銭搬送ベルト23に近づいて配置されているため、券銭の通路が狭くなっており、未切離回数券Lは横になるのが防止される。未切離回数券Lは、縦になった状態で落下し、その下端部が券銭搬送ベルト23に接し、上端部は垂直部33又は上部ガイド板42に接する。未切離回数券Lは、その下端部が券銭搬送ベルト23に接していることにより、引きずられるようにして券銭搬送ベルト23により搬送される。
【0027】
この実施の形態によれば、以下のような効果を有する。
(1) 下部ガイド部材31は垂直上方に延びており、上部ガイド板42は、下部ガイド部材31の上部に対し、垂直方向へ連続するように設けられている。従って、従来と異なり、上部ガイド板42が券銭搬送ベルト23に近づいて配置され、券銭の通路が狭くなっているため、未切離回数券L等の切り離されていない券類が横になることを防止でき、未切離回数券Lが券銭搬送ベルト23を跨いだ状態で引っかかることをなくせる。
【0028】
(2) 上部ガイド板42は箱状部材41の一部であり、ボルトとナットとにより券銭分離部13の図示しない壁に組み付けられている。上部ガイド板の上には、離間位置の移動ローラ22や、移動ローラ22を移動させる移動機構などが存在するため、上部ガイド板42はこれらの邪魔にならないように組み付ける必要がある。
【0029】
例えば透明な板を券銭分離部13に組み付けて上部ガイド板とする場合、移動機構などの邪魔にならないようにしたうえで、板が上部ガイド板として垂直に保持されるように所定の組付強度を有するように組み付ける必要がある。よって、透明な板を券銭分離部13に組み付けて上部ガイド板とする場合、単純にボルトとナットとだけでは組み付けできず、ブラケット等も使用する必要がある。運転手は、板のブラケットで覆われた部分では券類Sを目視で確認できなくなるため、透明な板を券銭分離部13に組み付けて上部ガイド板とする場合、券類Sの見えやすさが低下する。
【0030】
従って、上部ガイド板42が箱状部材41の一部となるように形成することにより、ブラケットを使用せずに済み、ボルトとナットだけで上部ガイド板42を券銭分離部13に組み付けできるため、券類Sの見えやすさを向上できる。また、箱状部材41は、離間位置の移動ローラ22や移動機構等と離れた場所でボルトとナットによる組み付け作業を行えるため、組み付け作業がしやすい。
【0031】
(3) 上部ガイド板42は、移動ローラ22の水平に対する傾きに対応するように、上辺の移動ローラ22と対応する部分が斜めに形成されている。従って、上部ガイド板42を、離間位置の移動ローラ22の下方に近接して配置でき、上部ガイド板42を券銭搬送ベルト23により近づけて配置して券銭の通路の幅をより狭くでき、未切離回数券Lをより横になりにくくすることができる。
【0032】
なお、実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変更してもよい。
○ 図3(a)に示すように、下部ガイド部材の上部52は、券銭搬送ベルト23と反対側に傾くように若干斜め上方に延びるように形成してもよい。上部ガイド板42は、上部52に連続するように券銭搬送ベルト23と反対側にずらして配置する。
【0033】
○ 図3(b)に示すように、下部ガイド部材の上部54は、券銭搬送ベルト23側に傾くように折り曲げるように形成してもよい。
○ 上部ガイド板42は、垂直部33より券銭搬送ベルト23側に配置してもよい。例えば、図3(c)に示すように、上部ガイド板42を、垂直部33の内側に接するように配置してもよい。また、図3(d)に示すように、上部ガイド板42は、券銭搬送ベルト23側に折り曲げた下部ガイド部材の上部54と接するように配置してもよい。上部54は、例えばその端部54aが垂直上方を向くように折り曲げるように形成してもよい。
【0034】
○ 上部ガイド板は、板をブラケットにより一部を覆うようにして券銭分離部13に組み付けて形成してもよいが、見えやすさを向上できるように箱状部材41の一部として形成する方が望ましい。
【0035】
○ 券銭分離ローラ14は、券銭搬送ベルト23と反対側のローラが移動ローラとなるように形成される構成に限られず、券銭搬送ベルト23側のローラが移動ローラとなるように形成してもよい。また、券銭分離ローラ14は、両方のローラが移動ローラとなるように形成してもよい。
【0036】
上記各実施の形態から把握できる技術的思想(発明)について、以下に追記する。
(1) 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記下部ガイド部材の上部は、前記券銭搬送ベルト側に折れ曲っている。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜請求項3に記載の発明によれば、切り離されていない券類が使用された場合にも引っかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 運賃箱の一部破断模式斜視図。
【図2】 (a)は部分断面図、(b)は部分側面図。
【図3】 (a)〜(d)は別例の下部ガイド部材と上部ガイド部材との位置関係を示す部分断面図。
【図4】 (a)は従来の運賃箱の一部破断模式斜視図、(b)は部分断面図。
【符号の説明】
11…運賃箱、12…運賃箱本体、13…券銭分離部、14…券銭分離手段としての券銭分離ローラ、23…券銭搬送ベルト、31…下部ガイド部材、41…箱状部材、42…上部ガイド部材としての上部ガイド板、52,54…下部ガイド部材の上部。
Claims (3)
- 運賃箱本体と同運賃箱本体の上部に取り付けられた券銭分離部とを備え、前記券銭分離部には、投入された運賃と券類とを分離する券銭分離手段としての固定ローラ及び移動ローラを水平方向に対して傾くように接近離間可能に設け、前記運賃箱本体には、垂直方向に対して斜状に配置された券銭搬送ベルトにより搬送した後、別々に回収する運賃箱であって、前記固定ローラ及び移動ローラを備える券銭分離部を、前記券銭搬送ベルトを備える運賃箱本体から取り外し可能に形成し、前記運賃箱本体には、前記券銭搬送ベルトの対向側に、ほぼ垂直上方に延びるように下部ガイド部材を設け、前記券銭分離部には、前記下部ガイド部材の上部に対し、垂直方向へ連続するように上部ガイド部材を設けると共に、同上部ガイド部材の上辺を前記移動ローラの傾きに対応するように斜めに形成した運賃箱。
- 運賃箱本体と同運賃箱本体の上部に取り付けられた券銭分離部とを備え、前記券銭分離部には、投入された運賃と券類とを分離する券銭分離手段としての固定ローラ及び移動ローラを水平方向に対して傾くように接近離間可能に設け、前記運賃箱本体には、垂直方向に対して斜状に配置された券銭搬送ベルトにより搬送した後、別々に回収する運賃箱であって、前記固定ローラ及び移動ローラを備える券銭分離部を、前記券銭搬送ベルトを備える運賃箱本体から取り外し可能に形成し、前記運賃箱本体には、前記券銭搬送ベルトの対向側に、ほぼ垂直上方に延びるように下部ガイド部材を設け、前記券銭分離部には、下部ガイド部材の上部に対して券銭搬送ベルト側に配置されるように上部ガイド部材を設けると共に、同上部ガイド部材の上辺を前記移動ローラの傾きに対応するように斜めに形成した運賃箱。
- 前記上部ガイド部材は、前記券銭分離部に取り付けられる透明な材質よりなる箱状部材の一部である請求項1又は請求項2に記載の運賃箱。
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