JP2003317122A - 運賃箱 - Google Patents

運賃箱

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JP2003317122A
JP2003317122A JP2002121305A JP2002121305A JP2003317122A JP 2003317122 A JP2003317122 A JP 2003317122A JP 2002121305 A JP2002121305 A JP 2002121305A JP 2002121305 A JP2002121305 A JP 2002121305A JP 2003317122 A JP2003317122 A JP 2003317122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り離されていない券類が使用された場合に
も引っかからない運賃箱を提供する。 【解決手段】 運賃箱11は、運賃箱本体12から券銭分離
部13を取り外し可能に形成されている。券銭分離部13に
は、投入された硬貨Kと券類Sとを分離する固定ローラ
21と移動ローラ22とからなる券銭分離ローラ14が設けら
れている。運賃箱本体12には券銭搬送ベルト23が斜状に
備えられている。運賃箱本体12には、券銭搬送ベルト23
と対向する側に、ほぼ垂直上方に延びる垂直部33を備え
る下部ガイド部材31が設けられている。券銭分離部13に
は、下部ガイド部材31の上部に対し、垂直方向へ連続す
るように上部ガイド部材42が設けられている。運賃箱本
体12には、券銭搬送ベルト23で搬送された硬貨Kと券類
Sとを別々に回収する回収箱がそれぞれ備えられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運賃箱に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】運賃箱としては例えばバスの運賃箱があ
り、例えば図4(a)、(b)に示す運賃箱71は、券
銭投入口72から運賃箱71内に落下した硬貨Kと、整
理券や回数等の券類Sとが、固定ローラ73と移動ロー
ラ74とを備える券銭分離ローラ75で分離される。券
銭分離ローラ75の構成は、例えば特開2000−67
292号公報に示されている。両ローラ73,74の間
隔は、券類Sのみが通過可能な微小な間隔になってお
り、券類Sは両ローラ73,74間を通過して落下す
る。両ローラ73,74は、回転軸が水平に対して斜め
に傾いており、硬貨Kは両ローラ73,74間を通過せ
ず、両ローラ73,74の外周面に沿って転がり、斜め
下方に落下する。
【0003】硬貨Kは、ブラシ76を撓ませて落下し、
券類Sはブラシ76の上に保持される。硬貨Kと券類S
とは、ブラシ76の下と上とに分かれた状態で、斜状に
配置された券銭搬送ベルト77により運賃箱71の図示
しない確認窓に沿うように搬送され、それぞれの回収箱
に回収される。運転手は、確認窓から券類Sと硬貨Kと
を目視で確認できる。
【0004】券類S及び硬貨Kが両ローラ73,74間
に詰まった場合には、移動ローラ74が図示しない移動
機構により、離間位置(図4(b)に二点鎖線で図示)
まで移動され、詰まっていた硬貨K及び券類Sは落下し
て取り除かれる。詰まりが解消されると、移動ローラ7
4は離間位置から再び元の位置に戻るように移動され
る。
【0005】運賃箱71は、その本体81から、券銭分
離ローラ75を備える券銭分離部82が取り外し可能に
形成されている。本体81は、券銭搬送ベルト77と、
該券銭搬送ベルト77と対向する下部ガイド部材83と
を備えている。券銭分離部82は、上部ガイド部材86
を備えている。下部ガイド部材83及び上部ガイド部材
86により、券銭分離ローラ75で分離された硬貨Kと
券類Sとは券銭搬送ベルト77に案内される。
【0006】上部ガイド部材86は、離間位置の移動ロ
ーラ74より券銭搬送ベルト77と反対側に離れるよう
に配置されている。下部ガイド部材83の上部89は、
上部ガイド部材86と連続するように、券銭搬送ベルト
77と反対側に向かって斜め上方に延びるように形成さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回数券は、
元々一枚ずつ切り離されて使用されるようになってい
る。しかし、バス会社によっては、例えば団体客が乗車
した場合などに、回数券を切り離さずに6枚や7枚のよ
うに多数繋がったままの状態での使用を認めるようにな
ってきたところがある。このような長い未切離回数券L
が運賃箱71に投入された場合、縦になって落ちた場合
は、下端部が券銭搬送ベルト77に接して券銭搬送ベル
ト77により引きずられるため問題がない。
【0008】ところが、上部ガイド部材86が券銭搬送
ベルト77と反対側に離れて配置されていることによ
り、券銭の通路が広くなっているため、図4(b)に示
すように、未切離回数券Lは、両ローラ73,74間を
通過後の落下の途中で姿勢が変化して横になる場合があ
る。そして、未切離回数券Lは、その一端部が上部89
または上部ガイド部材86に接し、他端部が券銭搬送ベ
ルト77の上のガイド部材91に接して券銭搬送ベルト
77を跨いだ状態になり、券銭搬送ベルト77にどこに
も触れない状態で止まって引っかかる場合がある。この
場合、券銭搬送ベルト77が駆動されても未切離回数券
Lは券銭搬送ベルト77に触れていないため除去され
ず、運賃支払いに支障が生じるという問題がある。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、切り離されていない券類が使
用された場合にも引っかからない運賃箱を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、投入された運賃と券類
とを券銭分離手段で分離し、斜状に配置された券銭搬送
ベルトにより搬送した後、別々に回収する運賃箱であっ
て、前記券銭分離手段を備える券銭分離部を、前記券銭
搬送ベルトを備える運賃箱本体から取り外し可能に形成
し、前記運賃箱本体には、前記券銭搬送ベルトの対向側
に、ほぼ垂直上方に延びるように下部ガイド部材を設
け、前記券銭分離部には、前記下部ガイド部材の上部に
対し、垂直方向へ連続するように上部ガイド部材を設け
たことを要旨とする。
【0011】この発明では、下部ガイド部材はほぼ垂直
上方に延びており、上部ガイド部材は、下部ガイド部材
の上部に対し、垂直方向へ連続するように設けられてい
る。従って、従来と異なり、上部ガイド部材が券銭搬送
ベルトに近づいて設けられているため、券銭の通路が広
くなく、切り離されていない券類が落下の途中で横にな
るのが防止される。このため、切り離されていない券類
が券銭搬送ベルトを跨いだ状態で引っかかることがなく
なって券銭搬送ベルトに接するため、切り離されていな
い券類を搬送できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、投入された運賃
と券類とを券銭分離手段で分離し、斜状に配置された券
銭搬送ベルトにより搬送した後、別々に回収する運賃箱
であって、前記券銭分離手段を備える券銭分離部を、前
記券銭搬送ベルトを備える運賃箱本体から取り外し可能
に形成し、前記運賃箱本体には、前記券銭搬送ベルトの
対向側に、ほぼ垂直上方に延びるように下部ガイド部材
を設け、前記券銭分離部には、下部ガイド部材の上部に
対して券銭搬送ベルト側に配置されるように上部ガイド
部材を設けたことを要旨とする。この発明でも、従来と
異なり、上部ガイド部材が券銭搬送ベルトに近づいて設
けられているため、券銭の通路が広くなく、切り離され
ていない券類が落下の途中で横になるのが防止され、券
銭搬送ベルトを跨いだ状態で引っかかることがなくな
る。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記上部ガイド部材は、
前記券銭分離部に取り付けられる透明な材質よりなる箱
状部材の一部であることを要旨とする。
【0014】この発明では、例えば箱状部材と、券銭分
離部の対応する壁とにそれぞれボルト貫通孔を形成し、
両ボルト貫通孔に貫通させたボルトにナットを螺合して
締め付けることにより、上部ガイド部材を券銭分離部に
組み付けできる。
【0015】上部ガイド部材の近くには券銭分離手段等
が存在するため、上部ガイド部材はこれらの邪魔になら
ないように券銭分離部に組み付ける必要がある。例えば
透明な板を券銭分離部に組み付けて上部ガイド部材とす
る場合、券銭分離手段等の邪魔にならないようにしたう
えで、板が垂直に保持されるように所定の組付強度を有
するように組み付ける必要があるため、単純にボルトと
ナットとだけでは組み付けできず、ブラケット等も使用
する必要がある。この場合、運転手は、板のブラケット
で覆われた部分では例えば券類を目視で確認できなくな
るため、券類の見えやすさが低下する。上部ガイド部材
が箱状部材の一部となるように形成する場合はブラケッ
トを使用せずに済むため、券類の見えやすさを向上でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をバスの運賃箱に具
体化した一実施の形態を図1及び図2に従って説明す
る。
【0017】図1は運賃箱の一部破断模式斜視図を示
し、図2(a)は部分断面図を示し、図2(b)は部分
側面図を示す。図1及び図2(a)に示すように、運賃
箱11は、運賃箱本体12と券銭分離部13とを備えて
いる。券銭分離部13は運賃箱本体12の上部に取り付
けられている。券銭分離部13は、運賃箱本体12から
取り外し可能に形成されている。券銭分離部13には、
硬貨Kと、整理券や回数券等の券類Sとを分離する券銭
分離手段としての券銭分離ローラ14が備えられてい
る。券銭分離ローラ14の上方には、硬貨K及び券類S
が投入される券銭投入口15が取り付けられている。
【0018】券銭分離ローラ14の一方は、所定位置に
配置された固定ローラ21であり、他方は、固定ローラ
21に対する近接位置と離間位置(図2(a)に二点鎖
線で図示)とに、図示しない移動機構により移動される
移動ローラ22である。移動ローラ22は、固定ローラ
21より券銭搬送ベルト23と反対側に配置されてい
る。固定ローラ21及び移動ローラ22は、図1中、左
側が下がるように傾いている。移動ローラ22が近接位
置に位置する場合、固定ローラ21と移動ローラ22と
の間隔は、券類Sのみが通過可能な微小な間隔になって
いる。
【0019】運賃箱本体12には、券銭分離ローラ14
の下方に、券銭搬送ベルト23が斜状に設けられてい
る。券銭搬送ベルト23は、運賃箱11の券銭搬送ベル
ト23と反対側の側面に形成されている図示しない確認
窓に沿って券類S及び硬貨Kを搬送するように形成され
ている。券銭搬送ベルト23は、図1の左側から右側に
向かって券類S及び硬貨Kを搬送するように形成されて
いる。券銭搬送ベルト23は、右側のローラ24aと左
側のローラ24bとに巻掛けられており、ローラ24a
が図示しないモータで駆動されることにより券類S及び
硬貨Kを搬送する。券銭搬送ベルト23の表面には突起
25(図2(a)に図示)が形成されている。なお、券
銭搬送ベルト23の上方にはガイド部材26(図2
(a)に図示)が設けられている。
【0020】運賃箱本体12には、券銭搬送ベルト23
と対向するように下部ガイド部材31が設けられてい
る。下部ガイド部材31は、斜状部32と垂直部33と
を備えている。斜状部32は、券銭搬送ベルト23と平
行に形成され、垂直部33は、斜状部32より上で、垂
直上方に延びるように形成されている。下部ガイド部材
31は透明な材質で形成されており、この実施の形態で
はアクリル板で形成されている。斜状部32には、券銭
搬送ベルト23に向かって延びるブラシ34が形成され
ている。ブラシ34は所定間隔で多数形成され、硬貨K
の通過を許容する可撓性を有しており、券類Sは通過さ
せないようになっている。運賃箱本体12には、券銭搬
送ベルト23及び下部ガイド部材31の下に底板35が
形成されている。
【0021】券銭分離部13には箱状部材41が設けら
れている。箱状部材41は透明な材質で形成されてお
り、この実施の形態ではアクリル板で形成されている。
箱状部材41は、上部ガイド部材としての上部ガイド板
42と、同様の形状の板43と、上部ガイド板42と板
43との間の底板44(図2(a)に図示)と背板45
とを備えている。上部ガイド板42及び板43は、移動
ローラ22の水平に対する傾きに対応するように、上辺
の移動ローラ22と対応する部分が斜めに形成されてい
る。箱状部材41は、底板44と背板45とにそれぞれ
図示しないボルト貫通孔が形成されている。券銭分離部
13には、底板及び背板44,45と対応する図示しな
い壁にそれぞれボルト貫通孔が形成されている。箱状部
材41と券銭分離部13との両ボルト貫通孔を貫通した
図示しないボルトにナットが螺合されて締め付けられる
ことにより、箱状部材41は券銭分離部13に組み付け
られている。
【0022】上部ガイド板42は、下部ガイド部材31
の垂直部33に連続するように配置されている。上部ガ
イド板42は垂直方向に延びるように設けられている。
上部ガイド板42及び垂直部33は、離間位置に位置す
る状態の移動ローラ22の下方に位置するように配置さ
れている。上部ガイド板42は、離間位置の移動ローラ
22に近接するように配置されている。
【0023】次に、上記のように構成された運賃箱11
の作用を説明する。料金支払い時には、固定ローラ21
及び移動ローラ22が図示しないモータにより回転さ
れ、券類S及び硬貨Kが券銭投入口15に投入される
と、券類Sは固定ローラ21及び移動ローラ22間を通
過して落下する。運転手は、透明な箱状部材41を介し
て落下する券類Sを目視で確認できる。硬貨Kは、固定
ローラ21及び移動ローラ22の外周面に沿って転が
り、固定ローラ21及び移動ローラ22より図1中、左
側に落下する。よって、券類Sと硬貨Kとは分離され
る。
【0024】硬貨Kと券類Sとは、下部ガイド部材31
及び上部ガイド板42によってガイドされ、券銭搬送ベ
ルト23によりかかる。券類Sは、ブラシ34により落
下が防止されてブラシ34の上に位置する状態で券銭搬
送ベルト23により図1中、右側に搬送される。硬貨K
は、ブラシ34を撓ませて底板35まで落下し、券類S
の下に位置する状態で券銭搬送ベルト23により右側に
搬送される。上下に分かれて搬送された券類Sと硬貨K
とは、それぞれの図示しない回収箱に回収される。運転
手は、券銭搬送ベルト23によって搬送される券類Sと
硬貨Kとを、確認窓から目視で確認できる。
【0025】券類S及び硬貨Kが固定ローラ21及び移
動ローラ22間に詰まった場合には、移動ローラ22が
移動機構により駆動されて離間位置まで移動し、詰まっ
ていた硬貨K及び券類Sは落下して取り除かれる。な
お、上部ガイド板42は移動ローラ22と接触しない。
詰まりが解消すると、移動ローラ22は離間位置から再
び近接位置に戻るように移動される。
【0026】図2(a)に示すように、例えば6枚や7
枚のように多数繋がった長い未切離回数券Lが運賃箱1
1に投入された場合、従来技術と異なり、上部ガイド板
42が券銭搬送ベルト23に近づいて配置されているた
め、券銭の通路が狭くなっており、未切離回数券Lは横
になるのが防止される。未切離回数券Lは、縦になった
状態で落下し、その下端部が券銭搬送ベルト23に接
し、上端部は垂直部33又は上部ガイド板42に接す
る。未切離回数券Lは、その下端部が券銭搬送ベルト2
3に接していることにより、引きずられるようにして券
銭搬送ベルト23により搬送される。
【0027】この実施の形態によれば、以下のような効
果を有する。 (1) 下部ガイド部材31は垂直上方に延びており、
上部ガイド板42は、下部ガイド部材31の上部に対
し、垂直方向へ連続するように設けられている。従っ
て、従来と異なり、上部ガイド板42が券銭搬送ベルト
23に近づいて配置され、券銭の通路が狭くなっている
ため、未切離回数券L等の切り離されていない券類が横
になることを防止でき、未切離回数券Lが券銭搬送ベル
ト23を跨いだ状態で引っかかることをなくせる。
【0028】(2) 上部ガイド板42は箱状部材41
の一部であり、ボルトとナットとにより券銭分離部13
の図示しない壁に組み付けられている。上部ガイド板の
上には、離間位置の移動ローラ22や、移動ローラ22
を移動させる移動機構などが存在するため、上部ガイド
板42はこれらの邪魔にならないように組み付ける必要
がある。
【0029】例えば透明な板を券銭分離部13に組み付
けて上部ガイド板とする場合、移動機構などの邪魔にな
らないようにしたうえで、板が上部ガイド板として垂直
に保持されるように所定の組付強度を有するように組み
付ける必要がある。よって、透明な板を券銭分離部13
に組み付けて上部ガイド板とする場合、単純にボルトと
ナットとだけでは組み付けできず、ブラケット等も使用
する必要がある。運転手は、板のブラケットで覆われた
部分では券類Sを目視で確認できなくなるため、透明な
板を券銭分離部13に組み付けて上部ガイド板とする場
合、券類Sの見えやすさが低下する。
【0030】従って、上部ガイド板42が箱状部材41
の一部となるように形成することにより、ブラケットを
使用せずに済み、ボルトとナットだけで上部ガイド板4
2を券銭分離部13に組み付けできるため、券類Sの見
えやすさを向上できる。また、箱状部材41は、離間位
置の移動ローラ22や移動機構等と離れた場所でボルト
とナットによる組み付け作業を行えるため、組み付け作
業がしやすい。
【0031】(3) 上部ガイド板42は、移動ローラ
22の水平に対する傾きに対応するように、上辺の移動
ローラ22と対応する部分が斜めに形成されている。従
って、上部ガイド板42を、離間位置の移動ローラ22
の下方に近接して配置でき、上部ガイド板42を券銭搬
送ベルト23により近づけて配置して券銭の通路の幅を
より狭くでき、未切離回数券Lをより横になりにくくす
ることができる。
【0032】なお、実施の形態は上記実施の形態に限定
されるものではなく、例えば以下のように変更してもよ
い。 ○ 図3(a)に示すように、下部ガイド部材の上部5
2は、券銭搬送ベルト23と反対側に傾くように若干斜
め上方に延びるように形成してもよい。上部ガイド板4
2は、上部52に連続するように券銭搬送ベルト23と
反対側にずらして配置する。
【0033】○ 図3(b)に示すように、下部ガイド
部材の上部54は、券銭搬送ベルト23側に傾くように
折り曲げるように形成してもよい。 ○ 上部ガイド板42は、垂直部33より券銭搬送ベル
ト23側に配置してもよい。例えば、図3(c)に示す
ように、上部ガイド板42を、垂直部33の内側に接す
るように配置してもよい。また、図3(d)に示すよう
に、上部ガイド板42は、券銭搬送ベルト23側に折り
曲げた下部ガイド部材の上部54と接するように配置し
てもよい。上部54は、例えばその端部54aが垂直上
方を向くように折り曲げるように形成してもよい。
【0034】○ 上部ガイド板は、板をブラケットによ
り一部を覆うようにして券銭分離部13に組み付けて形
成してもよいが、見えやすさを向上できるように箱状部
材41の一部として形成する方が望ましい。
【0035】○ 券銭分離ローラ14は、券銭搬送ベル
ト23と反対側のローラが移動ローラとなるように形成
される構成に限られず、券銭搬送ベルト23側のローラ
が移動ローラとなるように形成してもよい。また、券銭
分離ローラ14は、両方のローラが移動ローラとなるよ
うに形成してもよい。
【0036】上記各実施の形態から把握できる技術的思
想(発明)について、以下に追記する。 (1) 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発
明において、前記下部ガイド部材の上部は、前記券銭搬
送ベルト側に折れ曲っている。
【0037】(2) 請求項1〜請求項3及び技術的思
想(1)のいずれか一項に記載の発明において、前記券
銭分離手段は一対の券銭分離ローラであり、前記上部ガ
イド部材は、前記券銭分離ローラの水平に対する傾きに
対応するように、上辺の前記券銭分離ローラと対応する
部分が斜めに形成されている。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、切り離されていない券類が使
用された場合にも引っかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 運賃箱の一部破断模式斜視図。
【図2】 (a)は部分断面図、(b)は部分側面図。
【図3】 (a)〜(d)は別例の下部ガイド部材と上
部ガイド部材との位置関係を示す部分断面図。
【図4】 (a)は従来の運賃箱の一部破断模式斜視
図、(b)は部分断面図。
【符号の説明】
11…運賃箱、12…運賃箱本体、13…券銭分離部、
14…券銭分離手段としての券銭分離ローラ、23…券
銭搬送ベルト、31…下部ガイド部材、41…箱状部
材、42…上部ガイド部材としての上部ガイド板、5
2,54…下部ガイド部材の上部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された運賃と券類とを券銭分離手段
    で分離し、斜状に配置された券銭搬送ベルトにより搬送
    した後、別々に回収する運賃箱であって、前記券銭分離
    手段を備える券銭分離部を、前記券銭搬送ベルトを備え
    る運賃箱本体から取り外し可能に形成し、前記運賃箱本
    体には、前記券銭搬送ベルトの対向側に、ほぼ垂直上方
    に延びるように下部ガイド部材を設け、前記券銭分離部
    には、前記下部ガイド部材の上部に対し、垂直方向へ連
    続するように上部ガイド部材を設けた運賃箱。
  2. 【請求項2】 投入された運賃と券類とを券銭分離手段
    で分離し、斜状に配置された券銭搬送ベルトにより搬送
    した後、別々に回収する運賃箱であって、前記券銭分離
    手段を備える券銭分離部を、前記券銭搬送ベルトを備え
    る運賃箱本体から取り外し可能に形成し、前記運賃箱本
    体には、前記券銭搬送ベルトの対向側に、ほぼ垂直上方
    に延びるように下部ガイド部材を設け、前記券銭分離部
    には、下部ガイド部材の上部に対して券銭搬送ベルト側
    に配置されるように上部ガイド部材を設けた運賃箱。
  3. 【請求項3】 前記上部ガイド部材は、前記券銭分離部
    に取り付けられる透明な材質よりなる箱状部材の一部で
    ある請求項1又は請求項2に記載の運賃箱。
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JP2012146346A (ja) * 2012-05-11 2012-08-02 Lecip Holdings Corp 運賃箱

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