JPH0435973Y2 - - Google Patents

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JPH0435973Y2
JPH0435973Y2 JP1985006021U JP602185U JPH0435973Y2 JP H0435973 Y2 JPH0435973 Y2 JP H0435973Y2 JP 1985006021 U JP1985006021 U JP 1985006021U JP 602185 U JP602185 U JP 602185U JP H0435973 Y2 JPH0435973 Y2 JP H0435973Y2
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flat belt
coins
coin
belt
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワンマンバス等の運賃箱に装着され
る硬貨と券類の分離装置の分野に属する。
(従来の技術) 従来、運賃箱に投入される硬貨と券類とを分離
させるための分離装置として種々のものが開発さ
れており、例えば第6図に示される装置は、ベル
ト面が水平となるように配置された平ベルト21
の終端部に第1の回転ブラシ22が配設され、平
ベルト21の終端部との間に所定の間隔をおいて
第2および第3の回転ブラシ23,24が上下方
向に接触し、しかも互いに逆方向に回転し得るよ
うに配設されたものである。
そして、平ベルト21で搬送されてきた硬貨C
と整理券、回数券等の券類Tは、平ベルト21の
走行方向に沿つて回転する第1の回転ブラシ22
により前方に押し出され、第2および第3の回転
ブラシ23,24に到達する前に重い硬貨Cは下
方に落下し、シユート25で誘導されて所定の場
所に収容される。
一方、軽い券類Tは第2および第3の回転ブラ
シ23,24の間に巻き込まれて更に前方に押し
出され、硬貨Cとは別の場所にされるようになつ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の装置においては、券類Tの上に硬貨
Cが重なつたまま搬送されてきた場合は、硬貨C
は下方に落下せず券類Tの上に乗つたまま券類T
とともに、第2および第3の回転ブラシ23,2
4に巻き込まれてしまうため硬貨の収容率が悪く
なるという問題があつた。
これを防止するため、平ベルト21の終端と第
2および第3の回転ブラシ23,24との間の隙
間を大きくすると、券類Tの上に硬貨Cが重なつ
て押し出された場合、券類Tが第2および第3の
回転ブラシ23,24に巻き込まれることなく、
そのまま下方に落下し硬貨Cと券類Tとが一緒に
なつてシユート25で誘導されるため、別の装置
の故障の原因となつていた。又、回転ブラシを使
用するためブラシが摩耗し、ブラシを定期的に交
換しなければならぬという問題がある。
本考案は、摩耗することにより定期的に交換を
必要とする回転ブラシを用いることなく、硬貨と
券類とを確実に分離することのできる運賃箱の提
供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本考案は硬貨及び
券類等の投入口と、垂直面に対して所定角度傾斜
した状態で両端のプーリ4に掛装され投入口から
投入された硬貨及び券類を支承する無端状の平ベ
ルト5と、この平ベルト5と対向してベルトの走
行方向に延びて設けられたガイド板8と、先端を
平ベルト5の前面に向けかつこ平ベルト5の走行
方向に沿つて前記ガイド板8に配置され券類Tを
支承しかつ硬貨Cを通過させる多数本のブラシ1
0とを備えた運賃箱において、平ベルト5の前面
に平ベルト5の走行方向に沿つて所定の間隔で配
置されるとともに、上部から下部に向けては平ベ
ルト5の走行方向とは逆向きに傾斜した状態に間
隔をおいて列状に配置されて平ベルト5上で硬貨
Cの滑り方向をガイドしかつ券類T等を支承する
複数の第1の突起6と、前記平ベルト5の下端寄
りに平ベルト5の走行方向に沿つてその前面に配
置された複数の第2の突起7と、平ベルト5の下
端近傍に平ベルト5に沿つて配置され第1の突起
6にガイドされて平ベルト5面上を滑り落ちた硬
貨Cを受け止める硬貨受け板11と、この硬貨受
け板11の終端部に配置され平ベルト5の第2の
突起7に押圧されて硬貨受け板11を移送される
硬貨Cの落下を可能にする硬貨落下口12とを設
けて硬貨と券類の分離装置を構成した。
(作用) 運賃箱の投入口から硬貨と券類とが一緒になつ
て投入されると、重い硬貨は第1の突起の間を通
つて傾斜しているベルト面上を滑り落ちて硬貨受
け板に達する。すると硬貨は平ベルトに対しスリ
ツプしつつ平ベルトと硬貨受け板とで支持され第
2の突起にて押圧されて自ら回転しながら搬送さ
れ終端の硬貨落下口から下方に落下する。
一方、券類は軽いのでベルト面に設けられた第
1の突起、或いはベルト面中央部の対向部分に配
設されたブラシに引つ掛かり、そのまま平ベルト
の終端まで搬送されてその走行方向に放出され
る。
(実施例) 第1図ないし第5図に、本考案の実施例が示さ
れている。
第1図に示される運賃箱1は、両替機、釣銭機
等の種々の装置を備えており、上部に硬貨、券類
等を投入するための投入口2が設けられ、上端側
部に後述の平ベルト5により搬送される硬貨の金
額、整理券の番号等を読み取るための窓3が設け
られている。
第2図ないし第4図に於いて、所定の間隔をお
いた一対のプーリ4の間に平ベルト5が垂直面に
対して僅かに傾斜して掛けられている。平ベルト
5の傾斜角度は、投入された硬貨がベルト面に沿
つて充分に滑り落ちる角度となつている。
この平ベルト5のベルト面の中央部から上端部
の間には多数の第1の突起6が平ベルト5の走行
方向に沿つて硬貨Cの径よりも大きなピツチで設
けられ、その下端部には多数の第2の突起7が前
記第1の突起6よりも大きなピツチで設けられて
いる。平ベルト5の中央部に設けられた第1の突
起6群は、平ベルト5の走行方向とは僅かに反対
方向に斜めに設けられ、第1の突起6の間に入つ
た硬貨Cが円滑に滑り落ちるようにしてある。第
1の突起6は、券類Tが引つ掛かり易いように硬
貨Cの厚さの数倍の高さを有する。第2の突起7
は、滑り落ちた硬貨Cを押してこの硬貨Cを搬送
するもので、硬貨Cの1枚分の厚さ以下の高さを
有する。
平ベルト5の前方には透明のガイド板8が上部
ではほぼ垂直に、また平ベルト5のほぼ下半部で
は平ベルト5との間に硬貨Cの3ないし4枚分の
厚さに相当する間隔をおいて断面屈曲状に設けら
れている。このガイド板8の屈曲部近傍の内側に
は、第5図に示されるように多数本のブラシ10
が券類Tの巾よりも小さなピツチで設けられ、こ
のブラシ10はベルト面にほぼ垂直となるように
配設され、その先端部はベルト面に接触又は近接
している。
また、平ベルト5の直下には硬貨受け板11が
設けられ、この硬貨受け板11における平ベルト
5の終端部に対応する位置には硬貨落下口12が
設けられ、硬貨落下口12の下方には硬貨Cを硬
貨選別機(図示せず)に誘導するためのシユート
13が設けられている。尚、第2図及び第4図に
おいて、Mは平ベルトを走行させるためのモータ
を示す。
そして、投入口2から硬貨Cと、整理券、回数
券等の券類Tとが一緒になつて投入されると、そ
の硬貨Cと券類Tはガイド板8と、走行中の平ベ
ルト5との間に落下し、重い硬貨Cは第1の突起
6の間を通過してベルト面を滑り落ちて硬貨受け
板11に達して受け止められる。この状態で硬貨
は走行する平ベルトに対してスリツプしつつ平ベ
ルトと硬貨受け板とで支持されている。
そして、第2の突起にて押圧されて自ら回転し
ながら搬送され、平ベルト5の終端部において硬
貨落下口12から落下し、シユート13により誘
導されて硬貨選別機(図示せず)に収容される。
硬貨Cがベルト面を滑り落ちる際にブラシ10が
配設されている部分を通つても、重い硬貨Cはブ
ラシ10とベルト面の間に入り込んでそのまま滑
り落ちる。
一方、軽い券類Tは、平ベルト5に設けられた
いずれかの第1の突起6に引つ掛つてそのまま搬
送され、平ベルト5の終端部においてその走行方
向に放出されて落下し、金庫(図示せず)に収容
される。券類Tがいずれかの第1の突起6に引つ
掛からない場合は、券類Tは第1の突起6の上端
面上、或いはベルト面を僅かに滑り落ちるが、ベ
ルト面中央部の対向部分には、多数のブラシ10
が券類Tの巾よりも小さなピツチで平ベルト5の
走行方向に沿つて一列に配設されているので、こ
のブラシ10に引つ掛かつて止まり、第1の突起
6により押される恰好となつて搬送される。
また、硬貨Cと券類Tとが重なつて投入された
場合でも、券類Tは第1の突起6、或いはブラシ
10に引つ掛かつて止まると共に、重い硬貨Cは
ベルト面上を滑り落ちて互いに分離される。
このように、券類Tがブラシ10よりも下方に
入り込むことはないので、硬貨Cと券類Tとが互
いに分離されてそれぞれ所定の場所に収容され
る。
(効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、重い硬
貨はベルト面を滑り落ち、軽い券類は第1の突起
或いはブラシに引つ掛かるので容易かつ確実に両
者を分離でき更に、落下した硬貨が硬貨受け板に
当接した状態でその硬貨は第2の突起の押圧によ
り自己の円形形状を利用して回転し硬貨落下口に
到るようになつているため、格別硬貨移送のため
の機構を別に設ける必要がなく低コスト化が図れ
る。また硬貨はほぼ立つた状態で移送されるので
幅方向にスペースを取られることもなく装置全体
の大きさをコンパクト化でき、更に硬貨が硬貨受
け板に当接した状態では平ベルトとスリツプしつ
つもベルトの走行方向へ引つ張られる摩擦力が常
に硬貨に加えられているため、第2の突起の僅か
な押圧でもスムーズに移動し硬貨の詰まり等の不
具合も生じ難い等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる装置を装着した運賃
箱の斜視図、第2図は、本考案に係わる装置の斜
視図、第3図は、平ベルト5上において硬貨Cと
券類Tとが分離される状態を示す図、第4図は、
運賃箱の本考案に係わる部分の側面図、第5図
は、透明のガイド板8の部分斜視図、第6図は、
従来の装置の斜視図である。 主要部分の符号の説明、C……硬貨、T……券
類、4……プーリ、5……平ベルト、6……第1
の突起、7……第2の突起、10……ブラシ、1
1……硬貨受け板、12……硬貨落下口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 硬貨及び券類等の投入口と、垂直面に対して所
    定角度傾斜した状態で両端のプーリ4に掛装され
    投入口から投入された硬貨及び券類を支承する無
    端状の平ベルト5と、この平ベルト5と対向して
    ベルトの走行方向に延びて設けられたガイド板8
    と、先端を平ベルト5の前面に向けかつこの平ベ
    ルト5の走行方向に沿つて前記ガイド板8に配置
    され券類Tを支承しかつ硬貨Cを通過させる多数
    本のブラシ10とを備えた運賃箱において、 平ベルト5の前面に平ベルト5の走行方向に沿
    つて所定の間隔で配置されるとともに、上部から
    下部に向けては平ベルト5の走行方向とは逆向き
    に傾斜した状態に間隔をおいて列状に配置されて
    平ベルト5上で硬貨Cの滑り方向をガイドしかつ
    券類T等を支承する複数の第1の突起6と、前記
    平ベルト5の下端寄りに平ベルト5の走行方向に
    沿つてその前面に配置された複数の第2の突起7
    と、平ベルト5の下端近傍に平ベルト5に沿つて
    配置され第1の突起6にガイドされて平ベルト5
    面上を滑り落ちた硬貨Cを受け止める硬貨受け板
    11と、この硬貨受け板11の終端部に配置され
    平ベルト5の第2の突起7に押圧されて硬貨受け
    板11を移送される硬貨Cの落下を可能にする硬
    貨落下口12とを設けたことを特徴とする運賃箱
    における硬貨と券類の分離装置。
JP1985006021U 1985-01-18 1985-01-18 Expired JPH0435973Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985006021U JPH0435973Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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JP1985006021U JPH0435973Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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JPS61126363U JPS61126363U (ja) 1986-08-08
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JP1985006021U Expired JPH0435973Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036998A (ja) * 1973-08-08 1975-04-07

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JPS5036998A (ja) * 1973-08-08 1975-04-07

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JPS61126363U (ja) 1986-08-08

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