JP4784074B2 - 運賃箱 - Google Patents

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本発明は、例えば投入された券類と硬貨とを分離する運賃箱に関するものである。
従来、券類と硬貨とを分離可能な運賃箱がバスなどの運賃支払いように用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この運賃箱を図14を用いて説明する。
図14に示すように、運賃箱101は、一対の分離ローラ102,103と、搬送面104aがほぼ水平に配置されたベルトコンベヤ104と、分離された硬貨の硬貨種類を検出する硬貨検出センサ105と、仕切板106とを備えている。
分離ローラ102,103の軸心は、互いに平行となっており、かつ斜状に傾いて配置されている。券類は、一対の分離ローラ102,103間を通過する。硬貨は、一対の分離ローラ102,103間を通過せず、その一対の分離ローラ102,103間上を滑り、該分離ローラ102,103の下端から落下する。硬貨が該分離ローラ102,103から落下する際に、硬貨検出センサ105により硬貨の硬貨種類が検出される。仕切板106は、ベルトコンベヤ104の搬送方向に沿って延びるように形成され、かつ搬送面104aと若干離間して移動不能に配置されている。
上記一対の分離ローラ102,103にて分離された券類と硬貨は、仕切板106を境界にそれぞれ個別にベルトコンベヤ104上に落下する。券類と硬貨とが落下する位置は、ベルトコンベヤ104の搬送方向中央付近である。ベルトコンベヤ104は正転しており、券類と硬貨は、ベルトコンベヤ104の一端まで来ると、それぞれ落下し、対応する回収箱によりそれぞれ回収される。
運賃箱101は、硬貨検出センサ105が検出した硬貨が、所望の硬貨でない場合(例えば、外国の硬貨の場合)には、その硬貨を返却するようになっている。即ち、運賃箱101は、ベルトコンベヤ104を逆転させて該ベルトコンベヤ104の他端から落下させて返却する。
特開平8−171665号公報
ところが、上記所望の硬貨でない硬貨を返却する場合には、その硬貨をベルトコンベヤ104の搬送方向中央付近から他端まで搬送しなければならず、その硬貨を返却するまでの時間がかかってしまうという問題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は硬貨の返却を迅速に行うことができる運賃箱を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、投入された硬貨と券類とを券銭分離手段で分離し、搬送面が斜状に配置されかつ横方向へ向けて前記搬送面が移動するベルトコンベヤによって、前記分離した硬貨及び前記分離した券類を搬送した後、それらを別々に回収する運賃箱であって、前記搬送面の搬送方向起端側に前記硬貨が落下するように前記券銭分離手段を配置し、前記分離した硬貨は、前記ベルトコンベヤの下方に配置された壁部に摺接しつつ前記ベルトコンベヤによって搬送され、前記壁部には、前記搬送方向起端側に対応した位置に、開閉可能に構成されたシャッタを設けた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記券銭分離手段の下端部下方には、前記券銭分離手段から落下する前記分離された硬貨を、前記ベルトコンベヤの前記搬送方向起端側へ導くための硬貨ガイド部材を設けた。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記分離された硬貨の硬貨種類を検出する硬貨検出手段と、前記硬貨検出手段によって検出された前記硬貨が所定の種類の硬貨の場合に、前記シャッタを開放する制御手段とを備えた。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記制御手段は、前記硬貨検出手段によって検出された前記硬貨が所定の種類の硬貨の場合に、前記シャッタを開放させると共に前記ベルトコンベヤを反転させる制御を行う。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の発明において、前記ベルトコンベヤの前記搬送面に対して対向するように設けられたカバー部材を備え、前記カバー部材から突出するように設けられ、その先端が前記ベルトコンベヤの前記搬送面に当接するブラシ体を横方向へ向けて複数個配列し、前記ベルトコンベヤの前記搬送面には、前記ブラシ体の下方に対応する位置に、該ベルトコンベヤから突出するように設けられた突起部を横方向へ向けて複数個配列した。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の発明において、前記シャッタは、回動可能に固定支持されたシャッタであり、
可動部を有する駆動手段と、前記可動部と前記シャッタとを差動連結するクランク機構とを備え、
前記クランク機構は、固定支持軸(S2)によって回動可能に支持された第1リンク(47)の一端が、前記可動部(42a)と回動可能に連結するとともに、他端が第2リンク(48)の一端と第1移動支持軸(F1)を介して回動可能に連結し、前記第2リンク(48)の他端が第3リンク(49)の一端と第2移動支持軸(F2)を介して回動可能に連結し、前記第3リンク(49)の他端が前記シャッタと一体に固定して構成され、
前記可動部(42a)の不動時には、前記第1リンク(47)の他端と前記固定支持軸(S2)との中程から上方に付勢する引張バネ(50)の付勢力により、前記第1リンク(47)の他端と前記固定支持軸(S2)との中程の上方に設けられた係止片(51)に当該第1リンク(47)が圧接されることによって、前記固定支持軸(S2)、前記第1移動支持軸(F1)及び前記第2移動支持軸(F2)が一直線上に位置するように構成されることで、前記シャッタが閉鎖され、
前記可動部(42a)の可動時には、前記固定支持軸(S2)を中心として回動し、前記第1移動支持軸(F1)及び前記第2移動支持軸(F2)が回動することで、前記シャッタが開放されるようにした。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。券銭分離手段から落下した硬貨は、壁部における搬送方向起端側に到達する。即ち、券銭分離手段から落下した硬貨は、シャッタに到達する。そのため、投入された硬貨を返却する場合、搬送面の搬送方向起端側に対応した位置にあるシャッタを開放することにより、シャッタ部分からその硬貨を迅速に取り出すことが可能となる。よって、硬貨の返却作業を迅速に行える。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。硬貨ガイド部材により、券銭分離手段にて分離された硬貨をベルトコンベヤの搬送方向起端側へ好適に導くことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。券銭分離手段によって分離された硬貨が、特定の種類の硬貨である場合に自動的に返却することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。返却したい硬貨が、ベルトコンベヤの搬送方向起端側よりも搬送方向終端側にある場合でも、返却することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。ブラシ体の先端がベルトコンベヤの搬送面に当接しているため、そのブラシ体とその搬送面との間を券類が通過してしまうことが抑制される。一方、ブラシ体の先端がベルトコンベヤの搬送面に当接しているが、硬貨は券類よりも重みがあるため、硬貨は、そのブラシ体とその搬送面との間を通過することが可能となる。ベルトコンベヤが駆動中において、もし、ブラシ体と搬送面との間に硬貨が挟まったままでその硬貨が落下しない場合には、搬送面に設けられた突起部が硬貨に当接することにより、硬貨を落下させることが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。シャッタに硬貨が伸し掛かっていても、その硬貨の重みによってシャッタが回動することはない。それでいて、駆動手段の可動部を可動させることによってシャッタを開閉させることが可能となる。
本発明によれば、硬貨の返却を迅速に行うことができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図13に従って説明する。
図1(a)は、運賃箱11の一部破断模式斜視図であり、図1(b)は、運賃箱11を構成する各部品の電気的接続状態を示すブロック図である。図2(a)は、図1(a)のA−A線矢視断面であり、図2(b)は、運賃箱11の部分側面図である。
図1(a)及び図2(a)に示すように、運賃箱11は、ケース本体12、券銭投入体13、券銭分離手段としての一対の券銭分離ローラ14,15、ベルトコンベヤ16、カバー部材としてのカバー体17、複数のブラシ体18を備えている。また、図1(b)に示すように、運賃箱11は、制御手段としての制御装置20、一対の券銭分離ローラ14,15を駆動させるモータ21、硬貨の硬貨種類を検出する硬貨検出手段としての硬貨検出センサ22、前記ベルトコンベヤ16を駆動させるモータ23を備えている。制御装置20は、モータ21,23の駆動を制御し、かつ硬貨検出センサ22からの検出信号を入力するようになっている。
図1(a)及び図2(a)に示すように、ケース本体12内には、一対の券銭分離ローラ14,15、ベルトコンベヤ16、カバー体17、複数のブラシ体18、制御装置20、モータ21、硬貨検出センサ22、モータ23が搭載されている。券銭投入体13は、ケース本体12の上部に固定されている。券銭投入体13を介してケース本体12内へ硬貨Kと券類Tとが投入されるようになっている。
ケース本体12には、一対の券銭分離ローラ14,15が回転可能に支持されている。この一対の券銭分離ローラ14,15は、券銭投入体13の真下に配置されており、投入された硬貨Kと券類Tとがその一対の券銭分離ローラ14,15上に落ちるようになっている。
一対の券銭分離ローラ14,15は、図1(a)中の左側(以下、搬送方向起端E1側という)が下がるように傾いている。ちなみに、以下、図1(a)中の右側を搬送方向終端E2側という。この券銭分離ローラ14,15は、モータ21が駆動することにより外周面の互いに向かい合う部分同士がそれぞれ下方へ移動するように回転するようになっている。一対の券銭分離ローラ14,15の間隔は、券類Tが通過可能で、かつ硬貨Kが通過できないように設定されている。
このため、券類Tは、券銭分離ローラ14,15の間を通過して、該券銭分離ローラ14,15の真下へ落下するようになっている。一方、硬貨Kは、券銭分離ローラ14,15上を滑ってゆき、券銭分離ローラ14,15の搬送方向起端E1側から落下するようになっている。前記硬貨検出センサ22は、券銭分離ローラ14,15の搬送方向起端E1側から落下する硬貨Kの硬貨種類を検出するようになっている。このように、券銭分離ローラ14,15によって、券類Tと硬貨Kとが分離される。
ケース本体12には、券銭分離ローラ14,15の下方に、ベルトコンベヤ16が配置されている。ベルトコンベヤ16は、一対のローラ16a,16bと、その両ローラ16a,16bに巻掛けられたベルト16cとを備えている。ケース本体12には、ベルトコンベヤ16に対向するようにカバー体17が固定されている。カバー体17は、透明なアクリル板で形成されており、そのカバー体17を介してベルト16cの搬送面16dを視認できるようになっている。
カバー体17は、その下部を構成する斜状部25と、その上部を構成する垂直部26とを備えている。垂直部26はガイド部に相当する。
斜状部25は、ベルト16cの搬送面16dと平行になるように形成されている。垂直部26は、斜状部25の上部に一体に固定されている。垂直部26は、地面に対してほぼ垂直となるように形成されている。言い換えると、垂直部26は上方に向かうにつれ搬送面16dから次第に離れるように形成されている。斜状部25の高さ方向Hにおける中央には、複数のブラシ体18が固定されている。複数のブラシ体18は、互いに隣り合うもの同士で所定間隔をおいて横方向Wへ向けて配列されている。
ブラシ体18は、その先端が搬送面16dに当接されている。ブラシ体18は、そのブラシ体18の先端と搬送面16dとの間を硬貨Kが通過することを許容する可撓性を有しており、かつブラシ体18の先端と搬送面16dとの間を券類Tが通過しないようになっている。ケース本体12は、壁部27を備えている。壁部27は、ベルトコンベヤ16の下方及び斜状部25の下方に配置されている。壁部27の搬送方向終端E2側には排出孔27aが形成されている。壁部27の下面には、排出孔27aと対応する位置にシュータ28が固定されている。
ベルトコンベヤ16は、制御装置20によって制御されたモータ21の駆動に基づいて駆動する。モータ21の駆動により、カバー体17と対向する搬送面16dは、搬送方向起端E1側から搬送方向終端E2側へ向かって(すなわち、横方向Wに)進むようになっている。
券銭分離ローラ14,15の真下へ落下した券類Tは、カバー体17にガイドされ、ベルト16cの搬送面16dによりかかる。券類Tは、複数のブラシ体18に阻まれて、複数のブラシ体18上に位置する状態で、ベルトコンベヤ16により搬送方向終端E2へ搬送され、図示しない券類回収箱に回収されるようになっている。
一方、券銭分離ローラ14,15の搬送方向起端E1側から落下した硬貨Kは、カバー体17にガイドされ、かつブラシ体18を通過して、壁部27上に落ちる。硬貨Kは、壁部27に摺接しつつ、ベルトコンベヤ16により搬送方向終端E2へ向けて搬送される。ベルトコンベヤ16にて搬送されて排出孔27aまで到達した硬貨Kは、排出孔27a及びシュータ28を介して図示しない硬貨回収箱に回収されるようになっている。
次に、運賃箱11の細部の構成について説明する。
図1(a)及び図2(b)に示すように、ケース本体12は、支持部30と、硬貨ガイド部材としての硬貨ガイド体31とを備えている。
支持部30は、板状をなしている。支持部30は、ベルトコンベヤ16の上方で、かつベルトコンベヤ16とほぼ面一になるように配置されている。支持部30のカバー体17側の側面には、硬貨ガイド体31が固定されている。硬貨ガイド体31は、券銭分離ローラ14,15における搬送方向起端E1の真下に位置するように配置されている。硬貨ガイド体31は、可撓性を備えていると共に断面L字状に形成されている。硬貨ガイド体31は、支持部30に固定されている固定部31aと、固定部の下端に一体に固定された撓み部31bとを備えている。撓み部31bは、搬送方向起端E1側が下がるように傾いた状態で配置されている。撓み部31bは、固定部31a側を基準として片持ち梁状に撓むようになっている。
この撓み部31bは、券銭分離ローラ14,15における搬送方向起端E1からほぼ真下へ落下する硬貨Kと衝突し、その硬貨Kをベルトコンベヤ16の搬送方向起端E1側へ落下させるように案内するためのものである。
図2(a),(b)に示すように、ベルト16cの搬送面16dには、複数の突出部35が形成されている。複数の突出部35は、互いに隣り合うもの同士で所定間隔をおいて横方向Wへ向けて配列されている。各突出部35は、各ブラシ体18よりも上方に位置するように配置されている。また、互いに隣り合う突出部35同士の間隔は、互いに隣り合うブラシ体18同士の間隔よりも広くなるように設定されている。
図3(a)〜(d)に示すように、ブラシ体18の先端と搬送面16dとの間に硬貨Kが挟まって該硬貨Kが壁部27まで落下しない場合、それも該硬貨Kの大部分がブラシ体18よりも上方に位置している場合に、搬送面16dの横方向Wへの移動によって突出部35が該硬貨Kを落下させるようになっている。
また、図2(a),(b)に示すように、ベルト16cの搬送面16dには、複数の突起部36が形成されている。複数の突起部36は、互いに隣り合うもの同士で所定間隔をおいて横方向Wへ向けて配列されている。各突起部36は、各ブラシ体18よりも下方に位置するように配置されている。また、互いに隣り合う突起部36同士の間隔は、互いに隣り合う突出部35同士の間隔よりも広くなるように設定されている。
図4(a)〜(d)に示すように、ブラシ体18の先端と搬送面16dとの間に硬貨Kが挟まって該硬貨Kが壁部27まで落下しない場合、それも該硬貨Kの大部分がブラシ体18よりも下方に位置している場合に、搬送面16dの横方向Wへの移動によって突起部36が該硬貨Kを落下させるようになっている。
図9に示すように、運賃箱11は、その内部に硬貨排出機構40を備えている。硬貨排出機構40は、回動可能なシャッタ41、可動部42aを有するソレノイド42、可動部42aとシャッタ41とを差動連結するクランク機構43、及びシュータ44を備えている。ソレノイド42は駆動手段に相当する。
以下、説明の便宜上、図9、図10、図11において、右側を前端E3側、左側を後端E4側という。
図9に示すように、壁部27の下面には、シュータ44が固定されている。壁部27の搬送方向起端E1側でかつ前端E3側の角部には、四角状の切欠き部27b(図1(a)参照)が形成されている。シャッタ41は、その切欠き部27b内に配置され、かつ蝶番45を介してシュータ44に固定されている。シャッタ41は、蝶番45の固定回動軸S1を中心として回動するようになっている。固定回動軸S1の位置は、壁部27の前端E3側の辺とほぼ対応した位置とされている。
ケース本体12は、カバー体17及びベルトコンベヤ16の搬送方向起端E1側に側壁46(図1(a)参照)を備えている。側壁46のベルトコンベヤ16とは反対側の側面46aには、ソレノイド42及びクランク機構43が配置されている。ソレノイド42は、側壁46に固定されている。クランク機構43は、第1リンク47、第2リンク48、第3リンク49、引張バネ50、係止片51を備えている。
第1リンク47は、「へ」の字状をなすように形成され、その折れ曲がり部分が側壁46の側面46aから突出した固定回動軸S2に回動可能に支持されている。第1リンク47は、短板部47aと、その短板部47aに一体に連結された長板部47bとにより構成されている。第1リンク47は、短板部47aと長板部47bとの境目から互いに折れ曲がるように形成されている。短板部47aにおける固定回動軸S2とは反対側の端部が、移動回動軸52を介してソレノイド42の可動部42aに対して回動可能に支持されている。長板部47bにおける固定回動軸S2とは反対側の端部は、移動回動軸F1を介して第2リンク48の一端に対して回動可能に支持されている。第2リンク48における移動回動軸F1とは反対側の端部は、移動回動軸F2を介して第3リンク49の一端に対して回動可能に支持されている。第3リンク49における移動回動軸F2とは反対側の端部は、前記シャッタ41に一体に固定されている。
係止片51は、長板部47bの上方に位置するように側壁46の側面46aに固定されている。また、長板部47bよりも上方には、側面46aから突出する固定部53が形成されており、引張バネ50は、その一端が固定部53に固定されている。引張バネ50のもう一端は、長板部47bの長手方向の中程に固定されている。
ここで、ソレノイド42とクランク機構43との構成の関係を詳述する。
図9に示すように、ソレノイド42は、電力が供給されていない場合には、可動部42aの突出量が最大となる。クランク機構43は、可動部42aの突出量が最大の場合には、シャッタ41を閉鎖させるように構成されている。
一方、図11に示すように、ソレノイド42は、電力が供給されている場合には、可動部42aの突出量が最小となる。クランク機構43は、可動部42aの突出量が最小の場合には、シャッタ41を開放させるように構成されている。
図9に示すように、ソレノイド42に電力が供給されていない状態では、第1リンク47の長板部47bは、引張バネ50の付勢力により係止片51に圧接されている。長板部47bが係止片51に圧接している場合には、固定回動軸S2、移動回動軸F1、移動回動軸F2が一直線上(図9の直線L参照)に位置するように構成されている。また、固定回動軸S1は、この直線Lよりも下方に位置するように配置されている。
そして、図9、図10、図11に示すように、ソレノイド42に電力が供給されると、移動回動軸F1が固定回動軸S2を中心として時計回り方向に回動することにより、シャッタ41を開放するようになっている。
図1(b)に示すように、ソレノイド42は、制御装置20に接続されており、該制御装置20に制御されるようになっている。制御装置20は、硬貨検出センサ22を用いて、券銭分離ローラ14,15の搬送方向起端E1側から落下する硬貨Kが、所定の種類の硬貨(例えば、外国の硬貨)の場合に、シャッタ41を開放させると共にベルトコンベヤ16を所定量だけ反転させて、その硬貨Kをシュータ44を介して排出する制御を行うようになっている。ここでいう、所定量とは、搬送面16dを、一対のローラ16a,16bの間隔の4分の1の長さ分だけ搬送方向起端E1側へ移動させる量である。
また、図2(b)及び図5に示すように、カバー体17の垂直部26には、高さ方向Hの全域に渡って形成されると共に、上方が開放した切欠き部55が形成されている。切欠き部55は、カバー体17における横方向Wの中央よりも搬送方向終端E2側に形成されている。垂直部26のベルトコンベヤ16とは反対側の側面には、切欠き部55を覆う遮蔽板56が該垂直部26に対して固定されている。遮蔽板56は、カバー体17と同様に透明なアクリル板で形成されている。垂直部26のベルトコンベヤ16側の側面26aには、この切欠き部55と遮蔽板56とにより凹状部57が形成されている。
図6(a),(b)に示すように、運賃箱11は、硬貨Kがベルト16cと垂直部26とに支持されたままの状態で、その硬貨Kがベルトコンベヤ16により搬送方向終端E2へ向けて搬送されている場合に、その硬貨Kの一部を凹状部57に引っ掛けて壁部27まで落とすようになっている。
さらに、図1(a)、図2(b)、及び図7(a)〜(c)に示すように、カバー体17における斜状部25のベルトコンベヤ16側の側面25a(図7(b)参照)には、凹部58が形成されている。図1(a)に示すように、凹部58は、横方向Wにおける切欠き部27bに対応する位置に形成されている。
図7(b),(c)に示すように、凹部58は、搬送方向終端E2から搬送方向起端E1へ向けて次第に深くなるように形成されている。凹部58の最も搬送方向起端E1側には、側面25aに対して直角となる側面58aが形成されている。運賃箱11は、ベルトコンベヤ16を反転駆動させて、開放しているシャッタ41から硬貨Kを排出する場合に、塊状となっている2枚(複数枚)の硬貨Kが、ベルトコンベヤ16の搬送面16dと斜状部25とに支持されたままの状態で搬送されていると次のような作用を奏する。2枚の硬貨Kの一部が、斜状部25の凹部58に入り込むことにより、塊状となっていた2枚の硬貨Kがバラバラになりシャッタ41から排出される。特に、2枚の硬貨Kのうち一枚の硬貨Kが、側面58aに係止することにより、2枚の硬貨Kがバラバラになり易い。
また、図1(a)及び図8(a),(b)に示すように、この凹部58と同様の機能を備えた窪み部59が、斜状部25の側面25aに形成されている。窪み部59は、横方向Wにおける排出孔27aに対応する位置に形成されている。窪み部59は、その下方の底面59aが側面25aと平行になるように形成され、その上方の底面59bが上方に向かうにつれ次第に浅くなるように形成されている。このため、凹部58は、上記凹状部57と同様の作用を奏する。
従って、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ベルトコンベヤ16は、搬送面16dが斜状となるように配置した。ベルトコンベヤ16の下方に壁部27を配置し、その壁部27には、搬送面16dの搬送方向起端E1側に対応した位置にシャッタ41を設けた。搬送面16dの搬送方向起端E1側に硬貨Kが落下するように券銭分離ローラ14,15を配置した。即ち、券銭分離ローラ14,15から落下した硬貨Kは、シャッタ41に到達する。そのため、投入された硬貨Kを返却する場合、搬送面16dの搬送方向起端E1側に対応した位置にあるシャッタ41を開放することにより、シャッタ41部分からその硬貨Kを迅速に取り出すことが可能となる。よって、硬貨Kの返却作業を迅速に行うことができる。
(2)券銭分離ローラ14,15の下端部下方には、券銭分離ローラ14,15から落下する硬貨Kを、ベルトコンベヤ16の搬送方向起端E1側へ導くための硬貨ガイド体31を設けた。よって、硬貨ガイド体31により、券銭分離ローラ14,15にて分離された硬貨Kを、ベルトコンベヤ16の搬送方向起端E1側へ好適に導くことができる。
(3)制御装置20は、硬貨検出センサ22によって検出された硬貨Kが所定の種類の硬貨(例えば、外国の硬貨)の場合に、シャッタ41を開放させ、かつベルトコンベヤ16を所定量だけ反転させるようにした。よって、返却したい硬貨Kが、ベルトコンベヤ16の搬送方向起端E1側よりも搬送方向終端E2側にある場合(ベルトコンベヤ16の横方向Wの中央にある場合)でも、返却することができる。
(4)ブラシ体18の先端がベルトコンベヤ16の搬送面16dに当接しているため、そのブラシ体18とその搬送面16dとの間を券類Tが通過してしまうことを抑制できる。一方、ブラシ体18の先端がベルトコンベヤ16の搬送面16dに当接しているが、硬貨Kは券類Tよりも重みがあるため、硬貨Kは、そのブラシ体18とその搬送面16dとの間を通過することができる。ベルトコンベヤ16が駆動中において、もし、ブラシ体18と搬送面16dとの間に硬貨Kが挟まったままでその硬貨Kが落下しない場合には、搬送面16dに設けられた突起部36(突出部35)が硬貨Kに当接することにより、硬貨Kを落下させることができる。
(5)シャッタ41に硬貨Kが伸し掛かっていても、その硬貨Kの重みによってシャッタ41が回動することはない。それでいて、ソレノイド42の可動部42aを可動させることによってシャッタ41を開閉させることができる。
以下、この作用・効果について詳述する。
図12(b)は、図9の一部を拡大した図であり、図12(a)は、図12(b)を模式的に示したものである。また、図13(b)は、図10の一部を拡大した図であり、図13(a)は、図13(b)を模式的に示したものである。
以下、説明の便宜上、図12(a)及び図13(a)において、固定回動軸S1と固定回動軸S2とを結ぶ線を第4リンク61という。
図12(a),(b)では、長板部47bと第2リンク48とが一直線に配置されている。即ち、固定回動軸S2、移動回動軸F1、及び移動回動軸F2が一直線に配置されている。この状態で、ソレノイド42の可動部42aを引っ込めると、長板部47bが固定回動軸S2を中心として時計回り方向へ回動する。すると、移動回動軸F1も固定回動軸S2を中心として時計回り方向へ回動し、第2リンク48も移動回動軸F1に連れ添って移動する。すると、移動回動軸F2に連結されている第3リンク49(シャッタ41)は、固定回動軸S1を中心として反時計回り方向へ回動する。この結果、シャッタ41が開放される。即ち、ソレノイド42の可動部42aの可動によりシャッタ41が好適に開放できる。
次に、図12(a),(b)において、シャッタ41に伸し掛かっている硬貨Kの重さにより、該シャッタ41に対して開放させる方向への力が加わる場合、即ち、第3リンク49(シャッタ41)を固定回動軸S1を中心として反時計回り方向へ回動させようとする力が加わった場合について説明する。
図12(a),(b)では、長板部47bと第2リンク48とが一直線に配置されている。この状態で、第3リンク49(シャッタ41)が固定回動軸S1を中心として反時計回り方向へ回動しようとすると、固定回動軸S2と移動回動軸F2との間には、互いに距離を縮めようとする力が加わる(図12(a)参照)。しかしながら、固定回動軸S2、移動回動軸F1、及び移動回動軸F2は一直線に配置されているため、長板部47bと第2リンク48とが移動回動軸F1を中心として折れ曲がることがない。そのため、固定回動軸S2と移動回動軸F2との距離が縮まることがなく、この結果、第3リンク49(シャッタ41)は、固定回動軸S1を中心として反時計回り方向へ回動することができない。よって、シャッタ41に伸し掛かっている硬貨Kの重さにより、該シャッタ41に開放させる方向への力が加わっても、シャッタ41は開放することがない。
ちなみに、図13(a),(b)の状態において、シャッタ41に伸し掛かっている硬貨Kの重さにより、該シャッタ41に開放させる方向への力が加わる場合、即ち、第3リンク49(シャッタ41)を固定回動軸S1を中心として反時計回り方向へ回動させようとする力が加わった場合については以下の作用を奏する。
図13(a),(b)では、移動回動軸F1が第4リンク61に近づいており、この結果、固定回動軸S2、移動回動軸F1、及び移動回動軸F2によって三角形が形成されている。この状態で、第3リンク49(シャッタ41)が固定回動軸S1を中心として反時計回り方向へ回動しようとすると、固定回動軸S2と移動回動軸F2との間には、互いに距離を縮めようとする力が加わる(図13(a)参照)。すると、移動回動軸F1は、第4リンク61へ向けて移動し、固定回動軸S2と移動回動軸F2との距離が縮まる。この結果、第3リンク49(シャッタ41)が固定回動軸S1を中心として反時計回り方向へ回動する。
よって、図12(a),(b)に示すように、ソレノイド42に電力が供給されていない状態では、固定回動軸S2、移動回動軸F1、及び移動回動軸F2が一直線に配置されていることにより、シャッタ41に伸し掛かっている硬貨Kの重さにより、該シャッタ41に開放させる方向への力が加わっても、シャッタ41は開放することがない。
(6)カバー体17の斜状部25に凹部58を形成した。塊状となっている複数枚の硬貨Kが、ベルトコンベヤ16の搬送面16dと斜状部25とに支持されたままの状態で搬送されている場合に、その硬貨Kの一部が斜状部25の凹部58に入り込むことにより、塊状となっていた複数枚の硬貨Kがバラバラになりシャッタ41から排出することができる。また、カバー体17の斜状部25に形成した窪み部59も凹部58と同様の作用・効果を奏する。
(7)カバー体17の垂直部26に凹状部57を形成した。よって、硬貨Kが、ベルトコンベヤ16の搬送面16dと垂直部26とに支持されたままの状態で搬送されている場合に、その硬貨Kの一部を垂直部26の凹状部57に引っ掛けて落下させることができる。
(別例)
なお、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・前記実施形態では、運賃箱11は、カバー体17には窪み部59、凹状部57、及び凹部58を備えていた。この窪み部59、凹状部57、及び凹部58のうち少なくとも一つを省略して運賃箱11を構成してもよい。
・前記実施形態では、ベルト16cの搬送面16dに複数の突起部36を形成していたが、この突起部36を省略してもよい。
・前記実施形態では、シャッタ41の開閉を制御装置20にて制御していたが、手動でシャッタ41を開閉可能に構成してもよい。
・前記実施形態では、支持部30には、硬貨ガイド体31を固定していたが、この硬貨ガイド体31を省略してもよい。この硬貨ガイド体31を省略しても、ほとんどの硬貨Kを券銭分離ローラ14,15から搬送面16dの搬送方向起端E1側に落下させることができる。
・前記実施形態では、運賃箱11は、シャッタ41を回動可能に構成していたが、スライド方式に構成してもよい。
なお、券類とは、例えば、乗車地を記録した整理券または降車地を記録した乗継券であって、整理券は乗車時に発行され、乗継券は降車時に発行されるものである。
次に、上記各実施形態及びその態様の変更から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記カバー部材における前記搬送面と対向する側面には、前記搬送面の搬送方向起端側でかつ前記壁部側の位置に凹部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項に記載の運賃箱。このように構成すると、塊状となっている複数枚の硬貨が、ベルトコンベヤの搬送面とカバー部材とに支持されたままの状態で搬送されている場合に、その硬貨の一部がカバー部材の凹部に入り込むことにより、塊状となっていた複数枚の硬貨がバラバラになりシャッタから排出可能となる。
(ロ)前記カバー部材は、そのカバー部材の上部を構成すると共に上方に向かうにつれ前記搬送面から次第に離れるような斜状に設けられたガイド部を備え、前記ガイド部における前記搬送面と対向する側面には、該ガイド部の下端から上端までかけて延びる凹状部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6、技術的思想(イ)のうちいずれか1項に記載の運賃箱。ガイド部は、落下してくる硬貨と券類とをガイドするためのものである。硬貨が、ベルトコンベヤの搬送面とガイド部とに支持されたままの状態で搬送されている場合に、その硬貨の一部をガイド部の凹状部に引っ掛けて落下させることが可能となる。
(a)は、運賃箱の一部破断模式斜視図。(b)は、運賃箱を構成する各部品の電気的接続状態を示すブロック図。 (a)は、図1(a)のA−A線矢視断面。(b)は、運賃箱の部分側面図。 (a)〜(d)は、突出部の作用を示す説明図。 (a)〜(d)は、突起部の作用を示す説明図。 図1(a)のB−B線矢視断面。 (a)は、図1(a)のA−A線矢視断面であり、凹状部の作用を示す説明図。(b)は、図1(a)のC−C線矢視断面であり、凹状部の作用を示す説明図。 (a)は、斜状部に形成された凹部を示す正面図。(b),(c)は、図7(a)のD−D線矢視断面であり、凹部の作用を示す説明図。 (a)は、斜状部に形成された窪み部を示す正面図。(b)は、図8(a)のE−E線矢視断面。 運賃箱内の硬貨排出機構、シャッタ、及びソレノイドを示し、シャッタが閉鎖している状態を示す側面図。 同じく、シャッタが少し開放した状態を示す側面図。 同じく、シャッタが完全に開放した状態を示す側面図。 (a)は、図12(b)を模式的に示した作用図。(b)は、図9の一部を拡大した拡大図。 (a)は、図13(b)を模式的に示した作用図。(b)は、図10の一部を拡大した拡大図。 従来技術における運賃箱の概略斜視図。
符号の説明
11…運賃箱、14,15…券銭分離手段としての券銭分離ローラ、16…ベルトコンベヤ、16d…搬送面、17…カバー部材としてのカバー体、18…ブラシ体、20…制御手段としての制御装置、22…硬貨検出手段としての硬貨検出センサ、27…壁部、31…硬貨ガイド部材としての硬貨ガイド体、36…突起部、41…シャッタ、42…駆動手段としてのソレノイド、42a…可動部、43…クランク機構、E1…搬送方向起端、K…硬貨、T…券類、W…横方向。

Claims (6)

  1. 投入された硬貨と券類とを券銭分離手段で分離し、搬送面が斜状に配置されかつ横方向へ向けて前記搬送面が移動するベルトコンベヤによって、前記分離した硬貨及び前記分離した券類を搬送した後、それらを別々に回収する運賃箱であって、
    前記搬送面の搬送方向起端側に前記硬貨が落下するように前記券銭分離手段を配置し、
    前記分離した硬貨は、前記ベルトコンベヤの下方に配置された壁部に摺接しつつ前記ベルトコンベヤによって搬送され、
    前記壁部には、前記搬送方向起端側に対応した位置に、開閉可能に構成されたシャッタを設けたことを特徴とする運賃箱。
  2. 前記券銭分離手段の下端部下方には、前記券銭分離手段から落下する前記分離された硬貨を、前記ベルトコンベヤの前記搬送方向起端側へ導くための硬貨ガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の運賃箱。
  3. 前記分離された硬貨の硬貨種類を検出する硬貨検出手段と、
    前記硬貨検出手段によって検出された前記硬貨が所定の種類の硬貨の場合に、前記シャッタを開放する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運賃箱。
  4. 前記制御手段は、前記硬貨検出手段によって検出された前記硬貨が所定の種類の硬貨の場合に、前記シャッタを開放させると共に前記ベルトコンベヤを反転させる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の運賃箱。
  5. 前記ベルトコンベヤの前記搬送面に対して対向するように設けられたカバー部材を備え、
    前記カバー部材から突出するように設けられ、その先端が前記ベルトコンベヤの前記搬送面に当接するブラシ体を横方向へ向けて複数個配列し、
    前記ベルトコンベヤの前記搬送面には、前記ブラシ体の下方に対応する位置に、該ベルトコンベヤから突出するように設けられた突起部を横方向へ向けて複数個配列したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の運賃箱。
  6. 前記シャッタは、回動可能に固定支持されたシャッタであり、
    可動部を有する駆動手段と、
    前記可動部と前記シャッタとを差動連結するクランク機構とを備え、
    前記クランク機構は、
    固定支持軸によって回動可能に支持された第1リンクの一端が、前記可動部と回動可能に連結するとともに、他端が第2リンクの一端と第1移動支持軸を介して回動可能に連結し、
    前記第2リンクの他端が第3リンクの一端と第2移動支持軸を介して回動可能に連結し、
    前記第3リンクの他端が前記シャッタと一体に固定して構成され、
    前記可動部の不動時には、
    前記第1リンクの他端と前記固定支持軸との中程から上方に付勢する引張バネの付勢力により、前記第1リンクの他端と前記固定支持軸との中程の上方に設けられた係止片に当該第1リンクが圧接されることによって、前記固定支持軸、前記第1移動支持軸及び前記第2移動支持軸が一直線上に位置するように構成されることで、前記シャッタが閉鎖され、
    前記可動部の可動時には、
    前記固定支持軸を中心として回動し、前記第1移動支持軸及び前記第2移動支持軸が回動することで、前記シャッタが開放される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5 のうちいずれか1項に記載の運賃箱。
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