JP3078999B2 - 券銭処理装置 - Google Patents

券銭処理装置

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JP3078999B2
JP3078999B2 JP06333599A JP33359994A JP3078999B2 JP 3078999 B2 JP3078999 B2 JP 3078999B2 JP 06333599 A JP06333599 A JP 06333599A JP 33359994 A JP33359994 A JP 33359994A JP 3078999 B2 JP3078999 B2 JP 3078999B2
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杉 敏 人 本
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株式会社小田原機器
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバス等に装着される券
銭処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バス等においては、運賃の支払は回数券
で行われる場合と、硬貨で行われる場合があり、これら
の券と硬貨を同一の装置で処理可能な券銭処理装置が従
来より広く利用されている。この券銭処理装置は乗客に
より投入された券及び硬貨を分離して、硬貨と券を別の
収納部に収納するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の券銭処
理装置では、券が折れ曲がって送られなかったり、硬貨
が詰まる等の不具合が生じた場合、その都度装置を開け
て詰まり等を取り除く作業が必要であり、バス等に装着
した場合には運行に支障を来す欠点があった。本発明は
上記した従来技術の問題点を解決することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明の券銭処理装置は、券のみを通過さ
せ、硬貨を通過させないように互いに近接して設置され
た一対のローラであって、少なくともその一方が移動可
能で他方のローラとの間に所定の隙間を形成可能な券銭
分離ローラと、前記券銭分離ローラの上方に位置し、券
銭をガイドする固定ガイドと、該固定ガイドに設けら
れ、券を下方へ送るように回転する送りローラと、該固
定ガイドに対向して設けられ、該固定ガイドとの間に所
定の隙間を設けて券銭をガイドし、必要に応じて固定ガ
イド方向に移動して前記送りローラと協働して券を下方
へ送り、必要に応じて反固定ガイド方向に移動して前記
隙間の間隔を大きくすることが可能な可動ガイドとを備
えたことを特徴とする。券銭分離ローラは一方が移動可
能であり、硬貨等が詰まった場合には、該ローラを移動
させて簡単に詰まりを解消することが可能である。券銭
分離ローラの上方に設けられた可動ガイドは、送られな
かった券を送りローラ側に押しつけて、強制的に券銭分
離ローラ方向に送るようにする。また、固定ガイドから
離間して、硬貨の詰まりを解消することが可能である。
前記した可動ガイドと、移動可能な券銭分離ローラと
は、単一の移動機構により移動可能とするのが望まし
く、好適な実施例では最初に可動ガイドが移動し、該可
動ガイドが所定位置に達すると該可動ガイドに押されて
ローラが移動するようになっている。また可動ガイド
は、前記間隔を大きくするように手動によっても移動可
能とするのが望ましく、これにより運転手等が手動で簡
単に詰まりを解消することが可能になる。また前記券銭
分離ローラを傾斜させて設置し、ローラ間を通過できな
い硬貨を下方に落として、この硬貨数をカウントする計
数装置を備えることも可能である。また券銭分離ローラ
の下方にコンベアベルトを設置し、該コンベアベルトに
より搬送される券銭を運転手や乗客が視認できるように
することも可能である。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は斜視図、図2乃至図5は模式図である。固定
フレーム1側に固定券銭分離ローラ10が装着されてお
り、可動フレーム2側に可動券銭分離ローラ20が装着
されている。固定券銭分離ローラ10と可動券銭分離ロ
ーラ20はほぼ接触するように設けられており、図示す
るように下方に傾斜させて設置されている。また券銭分
離ローラ10、20は図2に示すように下方に回転して
おり、この間を券を通過させてコンベアベルト5上に落
とすようなっている。券銭分離ローラ10、20の間を
通過できない硬貨は、券銭分離ローラ10、20の傾斜
に沿って移動し、券銭分離ローラ10、20の端部に設
けられているコインセンサ4の間を通過してコンベアベ
ルト5上に落とされるように構成されている。コンベア
ベルト5には仕切板6が設けられており、コンベアベル
ト5上で券銭が混じらないようになっている。コンベア
ベルト5により運搬された券及び硬貨は収納部など次の
処理部に送られるように構成されている。
【0006】券銭分離ローラ10、20の上方には固定
ガイド11が設けられており、ここに送りローラ12が
設置されている。固定ガイド11は固定フレーム1側に
装着され、送りローラ12は固定ガイド11の表面から
一部を突出させている。送りローラ12は固定ガイド1
1の適宜箇所に複数設置され、下方向に回転して券銭を
券銭分離ローラ10、20方向に送るようになってい
る。
【0007】該固定ガイド11に対向して可動ガイド2
1が設けられており、図2に示すように固定ガイド11
との間に所定の隙間を形成し、券銭を券銭分離ローラ1
0、20方向にガイドするように構成されている。この
固定ガイド11と可動ガイド21の上方に券銭投入口7
が設置され、乗客はこの券銭投入口7に券銭を投入する
ようになっている。
【0008】可動ガイド21はガイドシャフト26を介
して可動フレーム2に装着されており、可動フレーム2
に対して移動可能になっている。即ち、ガイドシャフト
26が可動フレーム2に貫通し、常態では引張りバネ2
2により可動フレーム2から離れる方向に押圧されてい
る。
【0009】固定フレーム1にはモータ25により回転
されるボールネジ24が装着されており、このボールネ
ジ24に駆動片23が係合し、モータ25によるボール
ネジ24の回転により、駆動片23がボールネジ24上
を移動するようになっている。該駆動片23は可動ガイ
ド21に係合して、可動ガイド21を可動フレーム2方
向に移動させるように構成されている。
【0010】可動ガイド21はバネ22により可動フレ
ーム2から離れる方向、即ち固定ガイド11方向に押圧
されているが、所定位置にある駆動片23により係止さ
れて、固定ガイド11との間に所定間隔を設けて、券銭
をガイドするようになっている。そして、必要に応じて
図3に示すように固定ガイド11に近接して、券を送り
ローラ12との間で挟み、該券を券銭分離ローラ10、
20へと送ることが出来るように構成されている。ま
た、図4に示すように可動フレーム2方向に退避して、
固定ガイド11との間隔を大きくして、硬貨の詰まりを
解消できるようになっている。
【0011】可動フレーム2は固定フレーム1側に装着
されたスライド用シャフト3に支持されており、このス
ライド用シャフト3上を移動可能になっている。駆動片
23は可動ガイド21を可動フレーム2方向に移動さ
せ、該可動ガイド21が可動フレーム2に接触した後も
更に可動ガイド21を押して、可動ガイド21と可動フ
レーム2を共に移動させるように構成されている。この
可動フレーム2の移動により図5に示すように可動フレ
ーム2に装着された可動券銭分離ローラ20も移動し
て、固定券銭分離ローラ10から離間することが出来る
ようになっている。これにより硬貨の詰まりを完全に解
消することが可能になる。なお、この実施例ではコイン
センサ4は固定ガイド11側と可動フレーム2側に対向
して設けられており、可動フレーム2の移動により分離
するようになっている。
【0012】次に動作を説明する。乗客が券銭投入口7
から券銭を投入すると、固定ガイド11と可動ガイド2
1の隙間を通って券銭分離ローラ10、20上に落下す
る。硬貨は券銭分離ローラ10、20の傾斜に沿って、
移動しコインセンサ4を通ってコンベアベルト5上に落
下する。コインセンサ4は通過した硬貨を計数し、また
その種類を判別してそのデータを演算処理装置(図示せ
ず)等に送信する。券は券銭分離ローラ10、20の間
に挟まれて、コンベアベルト5に落下する。
【0013】券が落下しない場合には、運転手等はモー
タ25を駆動して駆動片23を反可動フレーム2方向に
移動させて可動ガイド21の係止を解く。これにより可
動ガイド21はバネ22の力により固定ガイド11方向
に押圧され、図3に示すように券を送りローラ12との
間に挟む。送りローラ12は下方向に回転しているか
ら、券は券銭分離ローラ10、20に送られ、挟み込ま
れてコンベアベルト5方向に落下する。以上により券の
詰まりを解消することができる。
【0014】硬貨が詰まった場合は、駆動片23を可動
フレーム2方向に駆動し、図4に示すように可動ガイド
21を可動フレーム2方向に移動させ、固定ガイド11
との隙間を大きくする。これにより、詰まった硬貨は券
銭分離ローラ10、20上に落下し、傾斜に沿って下方
に移動する。なお、可動ガイド21の移動は手で押すこ
とによっても可能であり、運転手等の手動操作で簡単に
詰まりを解消可能である。
【0015】可動ガイド21の移動だけで詰まりが解消
しない場合には、更に可動ガイド21を可動フレーム2
方向に移動させ、図5に示すように可動ガイド21と共
に可動フレーム2を移動させる。これにより可動券銭分
離ローラ20が固定券銭分離ローラ10から離れて固定
券銭分離ローラ10と可動券銭分離ローラ20の間には
大きな隙間が生じて、詰まった硬貨はここから落下し、
コンベアベルト5上に落ちて、券と共に後工程に送られ
る。券と硬貨が混在しても、コンベアベルト5上で目視
出来るようになっているため、運転手による金額の確認
は可能である。
【0016】以上説明したように、上記実施例では券の
詰まりや硬貨の詰まりを簡単に取り除くことが出来、装
置のカバーを開ける等の操作を必要としない。また、可
動ガイド21は手動により移動することも可能であるか
ら、手動により硬貨の詰まりを解消することも可能であ
る。また、可動ガイド21と可動フレーム2は単一の駆
動機構により移動可能であるから、装置の簡略化が図ら
れる。また、券銭分離ローラ10、20の端部にはコイ
ンセンサ4が設けられ、硬貨の数と種類を識別できるか
ら、投入された金額を把握することが可能である。ま
た、券と硬貨はコンベアベルト5上に落とされて、視認
可能であり、固定券銭分離ローラ10と可動券銭分離ロ
ーラ20を離間させて詰まりを解消した場合にも、コン
ベアベルト5上で券と混在する硬貨を視認して投入額を
確認することが可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の券銭処理装
置によれば、硬貨や券が等が詰まった場合に、簡単にこ
れを解消することができ、バス等の運行に支障を来すこ
とがない。請求項2の発明では、装置の簡略化を図るこ
とが可能である。また請求項3の発明によれば、手動に
よっても簡単に詰まりを解消することが可能であり、更
に請求項4の発明では投入された硬貨数をカウントする
ことも可能である。また請求項5の発明においてはコン
ベアベルトにより搬送される券銭を運転手や乗客が視認
できるようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例の作動を示す模式図。
【図3】本発明の一実施例の作動を示す模式図。
【図4】本発明の一実施例の作動を示す模式図。
【図5】本発明の一実施例の作動を示す模式図。
【符号の説明】
1:固定フレーム、2:可動フレーム、3:スライド用
シャフト、4:コインセンサ、5:コンベアベルト、
6:仕切板、7:券銭投入口、10:固定券銭分離ロー
ラ、11:固定ガイド、12:送りローラ、20:可動
券銭分離ローラ、21:可動ガイド、22:バネ、2
3:駆動片、24:ボールネジ、25:モータ、26:
ガイドシャフト。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】券のみを通過させ、硬貨を通過させないよ
    うに互いに近接して設置された一対のローラであって、
    少なくともその一方が移動可能で他方のローラとの間に
    所定の隙間を形成可能な券銭分離ローラと、 前記券銭分離ローラの上方に位置し、券銭をガイドする
    固定ガイドと、 該固定ガイドに設けられ、券を下方へ送るように回転す
    る送りローラと、 該固定ガイドに対向して設けられ、該固定ガイドとの間
    に所定の隙間を設けて券銭をガイドし、必要に応じて固
    定ガイド方向に移動して前記送りローラと協働して券を
    下方へ送り、必要に応じて反固定ガイド方向に移動して
    前記隙間の間隔を大きくすることが可能な可動ガイド
    と、 を備えたことを特徴とする券銭処理装置。
  2. 【請求項2】 前記可動ガイドと、前記移動可能な券銭
    分離ローラとが単一の移動機構により移動可能である、 請求項1に記載の券銭処理装置。
  3. 【請求項3】 前記可動ガイドが、前記間隔を大きくす
    るように手動により移動可能である、 請求項1に記載の券銭処理装置。
  4. 【請求項4】 前記券銭分離ローラを傾斜させて設置
    し、該ローラの下方に通過する硬貨をカウントする計数
    装置を備えた、 請求項1に記載の券銭処理装置。
  5. 【請求項5】 前記券銭分離ローラの下方にコンベアベ
    ルトを設置し、該コンベアベルトにより搬送される券銭
    を視認可能とした、 請求項1に記載の券銭処理装置。
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