JP4889001B2 - 遊技媒体貸出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、スロットマシン(以下、「遊技機」とも称する)が設置されている遊技場に設置され、遊技機間に配設可能な遊技媒体貸出装置に関する。
一般的に、パチンコホールのような遊技場では、遊技者の便宜を図るため、遊技機が多数設置された領域(「島」とも称する)において、隣接する遊技機間に、遊技媒体を貸し出すための縦長状の遊技媒体貸出装置が設置されている。この遊技媒体貸出装置は、各遊技機間に固定設置されるフレームに装着されており、対応する挿入口を通じて紙幣、硬貨、プリペイドカード等が挿入されることにより、遊技者に対して遊技媒体を貸出すようになっている。
最近では、遊技者の利便性が図れるように、遊技媒体貸出装置から払出されるメダル、コイン等の遊技媒体(以下、メダルと称する)をノズル状の案内路(以下、ノズルシュートと称する)を介して、直接、遊技機の受皿に案内するようにしたものが知られている。このような遊技媒体貸出装置によれば、遊技者は、紙幣などを遊技媒体貸出装置に投入するだけで、直接、受皿にメダルが払出されるため、多量のメダルを持ち運ぶ必要性がなく便利である。
ところで、遊技媒体貸出装置は、通常、一度に多数枚のメダルを払出すことから、上記したノズルシュートの内部でメダル詰まりが生じる可能性がある。このようなメダル詰まりが生じると、遊技媒体貸出装置の内部に設置されたメダル払出装置に負荷が掛かり好ましくはない。また、上記したようなメダル詰まりが発生した際、早急にメダル払出装置の駆動を停止しないと、ノズルシュート内に多数のメダルが詰まってしまい、その除去作業に手間が掛かってしまう。
このような問題を解決するために、特許文献1には、ノズルシュートの先端側壁に、メダル経路と直交する方向に光を照射する発光部、及び発光部からの光を受光する受光部で構成されるメダル検知センサを配設しておき、メダル詰まりが検知された場合、メダル払出装置の駆動を停止させる遊技媒体貸出装置が開示されている。
特開2003−236223
しかしながら、前記特許文献1に開示されている遊技媒体貸出装置は、ノズルシュート本体の先端側の側壁面にメダル検知センサ(発光部及び受光部)が取り付けられているため、ノズルシュートに沿って配線を設置する必要がある。このため、配線が露出する状態となり、外観上好ましくない。また、そのような配線を隠蔽するために、配線を通す部分を設けることは、ノズルシュートに遊技媒体が通る部分と別の配線用経路を作成する必要があり、これによりノズルシュートの構造が複雑化してしまい、コストアップの要因ともなる。
本発明は、上記した事情に着目してなされたものであり、メダル等の遊技媒体の払出し時に遊技媒体の詰まりを検出でき、かつ外観の向上が図れて構造が簡単なノズルシュートを備えた遊技媒体貸出装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、請求項1に記載された遊技媒体貸出装置は、遊技媒体を貯留する受皿を備えた遊技機に設置され、内部に組み込まれた遊技媒体払出装置から払出される遊技媒体を前記受皿に向けて案内すると共に、少なくとも一部が導光性を有する材料で構成されたノズルシュートを備えており、さらに、前記遊技媒体払出装置に形成された保持部内に装着される前記ノズルシュートの壁部の部分の凹所内に配置され、前記凹所を規定する端面へと伝搬光を入射させる発光部と、前記遊技媒体の案内経路の下流側で前記ノズルシュートの前記壁部に前記発光部の光軸方向と直交する断面V字状の溝として形成され、前記発光部から入射された伝搬光を前記溝の傾斜面で前記壁部と対向する対向壁部に向けて反射させる第1反射体と、前記対向壁部に断面V字状の溝として形成され、前記第1反射体からの反射光を前記溝の傾斜面で前記保持部側へ向けて対向壁部の内部に戻り光として反射させる第2反射体と、前記保持部内に装着される前記対向壁部の部分に略水平状へと湾曲するように屈曲して設けられ、対向壁部のその他の部位よりも肉厚に形成される光導出部と、前記光導出部の端面に位置され、前記光導出部内を伝搬する前記戻り光を受光する受光部と、前記受光部からの検知信号に基づき、前記遊技媒体払出装置の駆動を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
上記した構成の遊技媒体貸出装置によれば、遊技媒体払出装置から払出されるメダル等の遊技媒体は、ノズルシュートを経由して、遊技機に設置された受皿に払出される。この場合、ノズルシュートは、導光性を有する材料で構成されており、メダル払出し時において、前記発光部から壁部の内部に光が入射される。入射された光は、ノズルシュート内を伝搬して行き、その伝搬光は、第1反射体により、遊技媒体が通過する経路を横切って対向壁部に設けられる第2反射体に向けて反射される。第2反射体は、上記した伝搬光を戻り光として対向壁部内に反射させ、この戻り光は、最終的に対向壁部に設けられた受光部で検出される。
前記第1反射体で反射された光は、遊技媒体が通過する経路を横切って対向壁部に設けられる第2反射体に向けられることから、遊技媒体の通過に伴って受光部では、その検知光量が変化する。そして、遊技媒体が詰まった状態になると、受光部では検知光が検知されなくなることから、これに基づいて遊技媒体払出装置の駆動が停止制御される。
そして、上記した受光部及び発光部は、ノズルシュートの基端部で外部に露出しない部分に設置することが可能であるため、ノズルシュートに沿って配線を設置する必要が無くなり、ノズルシュートの構成が簡略化される。
また、請求項2に係る発明においては、前記第1反射体及び第2反射体は、前記遊技媒体の案内経路の下流側に位置する前記ノズルシュートの先端部に設けられることを特徴とする。
通常、上記したノズルシュートで、遊技媒体の詰まり現象が生じるのは、メダルが貯留されている受皿の近傍領域となるノズルシュートの先端部分である。従って、ノズルシュートの先端部に第1反射体及び第2反射体を設けておくことで、遊技媒体の詰まりを早期に解消することが可能となる。
本発明によれば、メダル等の遊技媒体の払出し時に遊技媒体の詰まりを検出でき、かつ外観の向上が図れて構造が簡単なノズルシュートを備えた遊技媒体貸出装置が得られるようになる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る遊技媒体貸出装置の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る遊技媒体貸出装置の構成を示す図であり、図2は、遊技媒体貸出装置内に設置される遊技媒体払出装置の一構成例を示す図である。
図1に示すように、遊技媒体貸出装置1は、略直方体状に形成された筐体1aを備えており、この筐体1aが遊技機であるスロットマシン100に隣接して設置される。なお、図においては、1台のスロットマシン100に隣接設置される遊技媒体貸出装置のみを示しているが、スロットマシンが多数隣接して設置される島設備では、スロットマシン間にあるフレームの係止部(図示せず)に装着され、正面向かって右側に設置される遊技媒体貸出装置1から遊技媒体が払出されるようになっている。
前記筐体1aの前面(露出側になる面)1bには、紙幣や貨幣価値を有する有価媒体(プリペイドカード等)を挿入する投入口3a,3bが形成されており、遊技者がそれらのいずれかを対応する投入口に挿入することで、その貨幣価値に応じた遊技媒体(以下、メダルと称する)が所定枚数払出される。なお、前面には、前記投入口以外にも、例えば、有価媒体の使用度数を選択するテンキー操作部4や有価媒体の残度を示す表示部5等が設けられていても良い。また、上記した紙幣や有価媒体以外にも、硬貨を取り扱えるように構成されていても良い。
前記筐体1a内には、実際にメダルを払出す遊技媒体払出装置(以下、メダル払出装置と称する)200が設置されている。このメダル払出装置200は、遊技者が投入口3a,3bに挿入した紙幣、或いは有価媒体の貨幣価値に応じた分のメダルを連続的に払出す機能を備えている。
具体的に、前記メダル払出装置200は、例えば、図2に示すように構成されており、メダルを多数枚集積したホッパ201と、ホッパに集積されたメダルを1枚づつ払出す公知の払出ユニット202を備えている。ホッパ201内には、筐体1aの前面1bに設けられたロック機構6に鍵を差し込んで前面1bを開閉することにより、或いは、島設備の内部に設置されるメダル搬送機構を介してメダルが供給される。なお、前記ホッパ201内に集積されたメダルは、払出ユニット202に設けられた公知のメダル排出機構によって、排出口204から水平状態乃至は略水平状態となって、所定枚数が連続的に払出される。
前記スロットマシン100は、変動表示装置(例えば、3つの回転リールを有するリールユニット等)を組み込んだ筐体102と、筐体102の前面側に開閉可能に支持される前面ドア103とを備えている。前記前面ドア103には、遊技領域105が設けられており、縦長矩形の表示窓107L,107C,107Rを介して、上記したリールユニットの各リール106L,106C,106Rが視認できるようになっている。
また、前面ドア103には、台座部110が設けられており、この部分に遊技を行なうに際して操作される各種の操作部(BETボタン111、スタートレバー112、停止ボタン113a〜113c、メダル投入口114、C/Pボタン115など)が設けられている。また、前面ドア103には、前記遊技領域105に隣接して、遊技に際して表示される各種の表示部を有する表示領域120が設けられている。
さらに、前記前面ドア103の下方には、遊技で獲得したメダルや、上記した遊技媒体貸出装置1から払出されるメダルを貯留する受皿130が配置されている。この場合、遊技で獲得したメダルは、前面ドア103の下方に設けられたメダル排出口121から直接払出され、遊技媒体貸出装置1から貸出されるメダルは、以下に詳述するノズルシュート10を介して払出される。このノズルシュート10は、一端部が遊技媒体貸出装置1の筐体1aに形成された保持部7に水平方向に沿って回動可能に保持され、他端部(排出口)が受皿130に位置付けられる。
以下、図1、及び図3から図6を参照して、ノズルシュート10の構成を具体的に説明する。なお、これらの図において、図3は、ノズルシュートを回動した状態を示す平面図、図4は、ノズルシュートの正面図、図5は、ノズルシュートの側面図、そして、図6は、摺動案内部の軸方向断面図である。
前記ノズルシュート10は、導光性を有する材料、例えばアクリル樹脂などのプラスチック材料によって成形されており、メダルが流れるシュート本体11を備えている。シュート本体11は、流れるメダルの状態を考慮した場合、3つの領域を備えている。具体的に、これらの領域は、メダル払出装置200から排出されるメダルを前方側下方向に向けて滑るように案内する摺動案内部11A、この摺動案内部11Aで滑り落ちてくるメダルを落下させる落下案内部11B、そして、この落下案内部11Bで落下するメダルを起立させて受皿130に向けて転動案内する転動案内部11Cで構成される。
前記摺動案内部11Aは、断面略矩形形状の筒体として構成されており、その基端部が遊技媒体貸出装置1の筐体1aに形成された保持部7の前面に形成された矩形の開口7a内に差し込まれ、基端部に形成された係止部11gが所定の位置に係止されると共に、基端部下面が支軸8に軸支されることで、図3の矢印で示すように、左右方向に回動可能に保持される。この場合、基端部が保持部7内に支持されると、基端部に形成される矩形の開口11aは、前記メダル払出装置200の排出口204に位置付けされ、上記したように排出口204から水平状態に払出されるメダルをシュート本体11内に案内する。
また、摺動案内部11Aは、保持部7内に差し込まれた際、前方側の斜め下方に向けて延出するよう構成されており、メダル払出装置200から払出されるメダルを前方下方向に向けて摺動案内する摺動面11bを備えている。すなわち、メダル払出装置200から払出されるメダルは、払出時の勢いが低下することはなく、そのままの状態(摺動面11bに面接する水平状態)で下方向に向けて滑り降りて行く。
この場合、摺動案内部11A(摺動面11b)の幅は、払出されるメダルが滑り落ちるようにメダルの直径よりも大きく設定されていれば良いが、あまり大きくするとシュート本体が大型化するため、その上限については、メダル2枚分の幅よりも小さく設定しておくことが好ましい。また、摺動案内部11Aにおける前方への突出量は、スロットマシンに設けられる受皿130の位置に応じて設定しておけば良いが、以下のような伸縮機構によって、軸方向に長さ調節できるように構成しておくことが好ましい。
前記摺動案内部11Aは、その中間部分を分割して両者を差し込み式に構成すると共に、両者の間に差込位置を調節できる伸縮機構25が設けられており、摺動案内部11Aの突出長さをスロットマシンの構成に応じて調節することが可能となっている。この場合、伸縮機構25については、例えば、分割される基端側部材11A´に突部25aを形成しておき、他方の先端側部材11A´´にその突部25aが位置調節して係止できるような多数の係止部(長孔25bに形成される凹凸25cなど)を形成することで構成することが可能である。
前記摺動案内部11Aには、メダルの通過を検知することができるメダル検知手段30が設けられている。このメダル検知手段30は、上記した摺動案内部11Aを構成する筒状部分の内、基端側部材11A´の上面壁12の端部に設けられた第1反射体12aと、この上面壁12に対向する側の壁部となる下面壁13の端部に設けられた第2反射体13aとを備えている。また、メダル検知手段30は、上記した保持部7内に設置され、前記上面壁12の基端側端面12bから光を入射させるように位置付けされた発光部(発光ダイオード、レーザ光源等)31と、前記下面壁13の基端側端面13bからの戻り光を受光する受光部(受光ダイオード等)32を備えている。
前記第1反射体12a及び第2反射体13aは、図7に示すように、例えば、上面壁12及び下面壁13の端部を斜めにカットし、その表面に反射率の高い部材を取着する(例えば、銀メッキを施す等)ことによって形成することが可能である。この場合、端部のカットは、上面壁12側では、上面壁12内を伝搬してくる光L1を、メダル経路となる摺動面11bを横切って反射するように設定され、かつ下面壁13側では、第1反射体12aからの反射光L2を下面壁13に戻り光L3として伝搬反射するように設定される。或いは、前記第1反射体12a及び第2反射体13aは、上面壁12及び下面壁13の各壁部にグレーティング(回折格子)を形成することで構成しても良い。このようなグレーティングは、各壁部の中間位置においても形成することが可能である。
上記した受光部32で検知される戻り光は、メダルが通過する経路を横切る光であることから、メダルが通過する毎に、L/H信号を得ることができる。この場合、メダル詰まりが生じると、メダルによって第1反射体12aからの反射光が遮られることから、検知されるL信号が所定の時間以上である場合、それはメダルが詰まったこととして検知することが可能となる。
図8は、遊技媒体貸出装置1の動作を制御すると共に、メダル詰まりが生じた際、メダル払出装置200の駆動を停止制御する制御手段としての機能を備えた制御回路基板の構成例を示すブロック図である。
制御回路基板70は、装置全体の動作を制御するCPU71、メダル払出装置を駆動する払出装置駆動回路72、払出完了信号回路73、受光部32から得られる検知信号を計時するタイマ75等を実装して構成されている。
上記した制御回路基板70のCPU71には、遊技者が紙幣、或いは有価媒体(プリペイドカードなど)を投入し、それが紙幣識別部80及び有価媒体識別部85によって真正と判別されると、指定された所定の払出枚数に関する信号が入力される。CPU71は、払出装置駆動回路72に対して払出指令信号を出力し、これによりメダル払出装置200の駆動モータを回転駆動する。メダルの払出しは、メダル払出装置200に設けられたメダル検出部210Sにより検出され、払出完了信号回路73は、メダル検出部210Sによってメダルが検出されるごとにメダル検出信号をCPU71に出力する。そして、CPU71は、指定された所定の払出枚数に達した段階で、払出装置駆動回路72に対し、払出し終了信号を出力してメダル払出装置200の駆動を停止する。
この払出しが実行されている間、メダル払出装置200から連続的に払出されるメダルは、図9から図11に示すように、ノズルシュート10を介して受皿に案内される。この際、メダルMは、メダル払出装置200の払出ユニット202に設けられたメダル排出機構によって、所定の勢いを持って水平状態で払出され、そのまま開口11aを介してシュート本体11の摺動案内部11A内に案内される。
摺動案内部11A内では、メダルMは、払出時の勢いが低下することはなく、そのままの状態で摺動面11bに接触した状態で下方向に向けて滑り降りて行き、その下端で、落下案内部11Bに向けて垂直状態(略垂直状態)となってそのまま落下する。
そして、前記落下案内部11Bを落下したメダルMは、図10に示すように、その下端部において、転動案内部11Cの転動面11cに当接し、この部分で起立した状態で受皿に向けて転動案内される。そして、最終的に転動案内部11Cで転動するメダルMは、図11に示すように、その先端領域に設けられた転動抑止手段20によって斜めに姿勢変化を受けながら、受皿130上で転動するようなことなく排出される。
上記したように、ノズルシュート本体11を構成する壁部(上面壁12及び下面壁13)に、夫々反射体12a,13aを設け、発光部31及び受光部32を、保持体7の内部に設置することでメダル検知手段が構成され、これにより、メダル詰まりを検出することが可能となる。実際にメダル詰まりが検出された際、上記したCPU71は、払出装置駆動回路72に対して払出停止指令信号を出力してメダル払出装置200の駆動モータを停止制御すると共に、未払いのメダル枚数を記憶しておく。そして、メダル除去作業によってメダル詰まりが解消された後、CPU71は、未払いのメダルを払出すべく、再び払出装置駆動回路72に対して払出指令信号を出力する。
上記したメダル検知手段によれば、従来のように、ノズルシュート本体にメダルの詰まりを検知するための発光部、及び受光部を設けないことから、筐体側からノズルシュートに配線を設置する必要が無くなって外観の向上が図れる。また、ノズルシュート本体に、配線を隠蔽するような経路を設けておく必要がないことから、ノズルシュート本体の構成が簡略化され、コストの低減を図ることができる。
図12から図15は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図12は、遊技媒体貸出装置のノズルシュートの正面図、図13は、反射体部分の構成を示す図、図14は、ノズルシュートの側面図、そして、図15は、ノズルシュート内の光路を示す図である。なお、この実施形態では、前記実施形態と同一の構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な説明については省略する。
本実施形態のノズルシュート10のシュート本体11は、前記実施形態と同様、筒状に構成され、摺動案内部11A及び落下案内部11Bが一体形成されている。この場合、上面壁12と、それに対向する下面壁13は、ストレート状に前方側斜め下方に向けて突出しており、摺動案内部11Aと落下案内部11Bは、滑らかな曲線を介して連続形成されている。
前記上面壁12の保持部7内に装着される部分には、その一部に凹所12dが形成されており、この凹所12d内に発光部31が配置される。発光部31は、保持部7内に取り付けられるホルダ7aの先端部に装着されており、発光部31からの照射光は、凹所12dを規定している端面12eから入力結合される。そして、この端面12eから入力された照射光は、上面壁12内を、伝搬光L1として、摺動案内部11A及び落下案内部11Bに沿って伝搬して行く。
前記上面壁12の落下案内部11Bの下方位置には、発光部31と軸方向を一致させて第1反射体12aが設けられている。本実施形態の第1反射体12aは、上面壁12の発光部31の光軸上に、図13に示すように、光軸方向と直交する断面V字状の溝を形成することで構成される。すなわち、溝の発光部側の傾斜面12a´で伝搬光L1を下面壁13側に反射させるよう構成されている。このように、単に壁部に溝を形成するだけで、伝搬光を反射させることができ、簡単に反射体を形成することが可能となる。もちろん、傾斜面12a´の表面に、銀等の反射膜を形成することで、より伝搬光を減衰させることなく、反射させることが可能となる。また、溝形状は、上記したような傾斜面が形成されていれば良く、その断面形状については、特に断面V字形状に限定されることはない。
前記下面壁13側の第1反射体12aと対向する位置にも、同様にV字状の溝を形成することで、第2反射体13aが形成されている。第2反射体13aに入射する、前記第1反体12aからの反射光L2は、この第2反射体13aの傾斜面13a´で反射されて、そのまま下面壁13に沿って戻り光L3として保持体7側に向けて伝搬して行く。
そして、前記下面壁13の保持部7内に装着される部分には、第2反射体13aの光軸上に略水平状に屈曲された光導出部13dが形成されている。この光導出部13dは、下面壁13内を伝搬する戻り光L3が移行し易い(減衰し難い)ように、下面壁13の肉厚よりも厚肉で、次第に湾曲するように屈曲形成することが好ましい(光導出部13dに形成されるそのような湾曲部を符号13eで示してある)。そして、光導出部13dの端面には、保持部7内に取り付けられたホルダ7bの先端部に装着された受光部32が位置しており、光導出部13d内を伝搬する戻り光L3を検知することが可能となっている。
上記した構成によれば、第1反射体12a及び第2反射体13aの位置を、前記第1実施形態と比較して下流側に設けたことで、メダル詰まりをより早く検知することが可能になる。また、光が伝搬する部分である摺動案内部11A及び落下案内部11Bを、単一の導光性材料で一体形成したことから、光の減衰を抑制でき、検知精度の向上が図れるようになる。また、反射体12a,13aは、単にV字状の溝を形成するだけであるため、加工コストの低減が図れるようになる。
なお、上記した実施形態の構成において、ノズルシュート本体に設けられる反射体については、メダル通路を横切るように光が照射できるのであれば、その設置位置については特に限定されることはない。例えば、反射体は、受皿に対する排出部に近い位置(例えば、図3で示す側壁14,15の対向位置)に設置しておくことが好ましい。すなわち、メダル詰まりは、排出部領域で生じることが最も多いため、排出部に近い領域に設けておくことで早期にメダル詰まりを解消することが可能となる。この場合、発光部からの伝搬光、及び反射体を介して受光部に戻る戻り光の経路に、屈曲するような部分があれば、その部分での伝搬光及び戻り光の外部への漏れ光を極力少なくなるように、湾曲状に形成しておくことが好ましい。また、ノズルシュート本体内で伝搬光や戻り光が発散しないように、ノズルシュート本体の全てを導光性を有する材料で構成するのではなく、部分的に導光性を有しない材料で構成しても良い。
また、上記した制御回路基板70をスロットマシン側の制御基板300に接続し、スロットマシン側の演出に合わせて発光部31からの発光態様を制御することで、イルミネーションとして利用することが可能となる。例えば、スロットマシンからの大当たり信号を受信した際に、その発光状態を変化(点滅パターンの変化、発光色の変化など)させることで新たな演出効果を持たせることが可能となり、興趣の向上が図れるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることは無く、適宜変形することが可能である。例えば、上記したノズルシュートの形状は適宜変形することが可能であり、例えば、筒状に構成するのではなく、部分的に開放部や開口孔が形成されていても良い。すなわち、このような開放部や開口部が形成されることで、メダルが詰まった際に、容易に除去することが可能となる。
また、ノズルシュート本体11は、上記した摺動案内部11A、落下案内部11B及び転動案内部11Cが樹脂等によって一体形成されていても良いし、複数の部材を分割して組み合わせて構成されていても良い。例えば、図に示すように、転動案内部11Cについては、先端部分に転動抑止手段20を形成したメダル排出ガイド11eを別体として成形し、これを転動案内部11Cに対して回動可能となるように構成しても良い。
本発明に係る遊技媒体貸出装置の一構成例を示す図。 遊技媒体貸出装置内に設置される遊技媒体払出装置の一構成例を示す図。 ノズルシュートを回動した状態を示す平面図。 ノズルシュートの正面図。 ノズルシュートの側面図。 摺動案内部の軸方向断面図。 摺動案内部に設けられる反射体の部分を拡大して示す図。 遊技媒体貸出装置の動作を制御すると共に、制御回路基板の構成例を示すブロック図。 メダルの挙動を説明する図であり、ノズルシュートの側面図。 メダルの挙動を説明する図であり、ノズルシュートの正面図。 メダルの挙動を説明する図であり、排出部分を示す図。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、遊技媒体貸出装置のノズルシュートの正面図。 反射体部分の構成を示す図。 ノズルシュートの側面図。 ノズルシュート内の光路を示す図。
符号の説明
1 遊技媒体貸出装置
10 ノズルシュート
11 ノズルシュート本体
11A 摺動案内部
11B 落下案内部
11C 転動案内部
12a 第1反射体
13a 第2反射体
31 発光部
32 受光部
70 制御回路基板
100 スロットマシン(遊技機)
130 受皿
200 メダル払出装置(遊技媒体払出装置)

Claims (2)

  1. 遊技媒体を貯留する受皿を備えた遊技機に設置され、内部に組み込まれた遊技媒体払出装置から払出される遊技媒体を前記受皿に向けて案内すると共に、少なくとも一部が導光性を有する材料で構成されたノズルシュートを備えた遊技媒体貸出装置であって、
    前記遊技媒体払出装置に形成された保持部内に装着される前記ノズルシュートの壁部の部分の凹所内に配置され、前記凹所を規定する端面へと伝搬光を入射させる発光部と、
    前記遊技媒体の案内経路の下流側で前記ノズルシュートの前記壁部に前記発光部の光軸方向と直交する断面V字状の溝として形成され、前記発光部から入射された伝搬光を前記溝の傾斜面で前記壁部と対向する対向壁部に向けて反射させる第1反射体と、
    前記対向壁部に断面V字状の溝として形成され、前記第1反射体からの反射光を前記溝の傾斜面で前記保持部側へ向けて対向壁部の内部に戻り光として反射させる第2反射体と、
    前記保持部内に装着される前記対向壁部の部分に略水平状へと湾曲するように屈曲して設けられ、対向壁部のその他の部位よりも肉厚に形成される光導出部と、
    前記光導出部の端面に位置され、前記光導出部内を伝搬する前記戻り光を受光する受光部と、
    前記受光部からの検知信号に基づき、前記遊技媒体払出装置の駆動を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  2. 前記第1反射体及び第2反射体は、前記遊技媒体の案内経路の下流側に位置する前記ノズルシュートの先端部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
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