JP6367873B2 - 遊技媒体貸出装置 - Google Patents

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本発明は、遊技機例えばスロットマシンやパチンコ機等が設置されている遊技場において、遊技媒体例えばメダルや遊技球等を貸し出す遊技媒体貸出装置に関する。
遊技ホールは、所定のエリアに遊技機であるスロットマシンを複数台横並びに配列した遊技機島を備えている。通常、スロットマシンには、各スロットマシン毎にメダル貸出装置が隣接して配設され、投入された貨幣の額に応じたメダルがメダル貸出装置からノズルシュートを介してスロットマシンの受け皿に払い出される。メダル貸出装置から払い出されたメダルをスロットマシンに投入すると遊技が開始され、遊技の結果、例えば複数列のリールの図柄が予め入賞設定された組み合わせとなったときに、相応する枚数のメダルが配当として支払われる仕組みとなっている。
このスロットマシンやメダル貸出装置には様々な発光部位が配設されており、発光部位から視認される光により演出効果を発揮させて遊技の趣向性を高める演出をすることができると共にその稼働状態を遊技者や遊技店の従業員に知らせることができるようになっている。
このような発光部位に関する技術として、遊技媒体貸出機の正面に遊技者が計数のためにメダルを投入する計数メダル受皿部を設け、この計数メダル受皿部の上面開口を覆う蓋を設けると共に計数メダル受皿部内にLEDを配設する点が開示されている。遊技者は、計数メダル受皿部の蓋が開いた状態で光っているLEDを見ることにより、遊技媒体を投入する投入場所を容易に知ることができると共に光り方の違いにより遊技媒体貸出機の状態に関する情報を得ることができる(特許文献1)。
しかし、特許文献1に記載のものは、LEDを計数メダル受皿部の壁面に囲まれた内部かつ筐体側に設けるものであり、例えば遊技台用台間機から側方に離れた場所からLEDの発光を視認することは困難である。
一方で、発光電装品に関する技術として、遊技台用台間機の前面パネルの上端に配設される動作表示用の表示ランプであって、光拡散機能が付与されたカバーレンズ板と、その背面側に配置された拡散レンズ板と、その背面側に配置された発光ダイオードチップを備え、カバーレンズ板のレンズ本体部分と拡散レンズ板の拡散レンズ本体部分の間隔を各部位でほぼ一定とするものが知られている(特許文献2)。
この表示ランプのカバーレンズ板は、前面パネルの前方に円弧状に突出しているレンズ本体部分を備え、レンズ本体部分が前面パネルに対して凸を形成することにより前面パネルから側方に離れた場所からでも表示ランプが視認可能となる。このため、前面パネルの側方に配置される遊技店の従業員は表示ランプの点灯態様や点灯色を視認することができ、遊技台用台間機例えば遊技媒体貸出装置の動作状態を確認することができる。
特許第5336642号公報 特開2004−344566号公報
しかし、特許文献2に記載のものは、レンズ本体部分の突出の前面方向の高さが少ないと、遊技台用台間機から側方に離れた場所から表示ランプの視認性が低下する虞がある。一方で、レンズ本体部分の突出の前面方向の高さが大きすぎると、カバーレンズ板のレンズ本体部分と拡散レンズ板の拡散レンズ本体部分の間隔を各部位でほぼ一定にするという要件を満たすのが困難となり、レンズ本体部分の表面を均一な輝度で色ムラの無い状態で光らせるのが困難になる虞があり、結果として遊技台用台間機から例えば側方に離れた場所から表示ランプの視認性が低下する虞がある。
通常、遊技媒体は遊技媒体貸出装置の正面から膨出したノズルシュートを介して遊技機の受け皿に払い出される。この膨出したノズルシュートは、遊技装置及び遊技媒体貸出装置の側方から観察するとパネルから8乃至12cm膨出した部材でありこの部材の膨出外面に発光部位を配設できれば、側方に離れた場所からであっても視認性が高く、インパクトの強い発光と報知を行うことができる。
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は側方又は離れた場所からであっても容易に発光を視認して状態認識が可能な遊技媒体貸出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に隣接して設置され、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置において、遊技者の所定の操作に応じて所定数の遊技媒体を払い出す払出ホッパを収容する筐体と、上記筐体の正面から膨出して設けられ、上記払出ホッパから払い出された遊技媒体を誘導するノズルシュートと、上記ノズルシュートの外面に設けられ、発光により装飾又は状態表示を行う装飾状態表示部と、上記装飾状態表示部を発光させる光源と、を備え、上記装飾状態表示部は、端面から入射する光を表面から拡散して出射する第1の導光板を備え、上記第1の導光板は、表面側に上記第1の導光板の表面を覆う表面カバーが配置され、上記表面カバーは光を透過可能な素材で形成されている、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することによって、光源から発光される光を、筐体の正面から膨出して設けられるノズルシュートの外面に備えられた装飾状態表示部から透過・発光させることができる。なお、本発明において、外面とは、外部に露出して側方及び前方から視認される表面部位のことをいう。また、第1の導光板を備えることにより、装飾状態表示部は光を表面から拡散して出射することができるため、更に発光部の視認性を向上することができる。更に、表面カバーを配置することにより、第1の導光板の損傷や破損を防止することができる。
また、遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に隣接して設置され、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置において、遊技者の所定の操作に応じて所定数の遊技媒体を払い出す払出ホッパを収容する筐体と、上記筐体の正面から膨出して設けられ、上記払出ホッパから払い出された遊技媒体を誘導するノズルシュートと、上記ノズルシュートの外面に設けられ、発光により装飾又は状態表示を行う装飾状態表示部と、上記装飾状態表示部を発光させる光源と、を備え、上記装飾状態表示部は、端面から入射する光を表面から拡散して出射する第1の導光板を備え、上記第1の導光板は、裏面側に上記第1の導光板の裏面を覆う裏面カバーが配置される、ことを特徴とする(請求項2)。
このように構成することによって、光源から発光される光を、筐体の正面から膨出して設けられるノズルシュートの外面に備えられた装飾状態表示部から透過・発光させることができる。また、第1の導光板を備えることにより、装飾状態表示部は光を表面から拡散して出射することができるため、更に発光部の視認性を向上することができる。更に、裏面カバーを配置することにより、第1の導光板の損傷や破損を防止することができる。
また、遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に隣接して設置され、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置において、遊技者の所定の操作に応じて所定数の遊技媒体を払い出す払出ホッパを収容する筐体と、上記筐体の正面から膨出して設けられ、上記払出ホッパから払い出された遊技媒体を誘導するノズルシュートと、上記ノズルシュートの外面に設けられ、発光により装飾又は状態表示を行う装飾状態表示部と、上記筐体内に収容され、上記装飾状態表示部を発光させる光源と、上記光源が発光した光を入射して上記装飾状態表示部に導く第2の導光板と、を備える、ことを特徴とする(請求項3)。この場合、光源は、上記筐体内に収容された上記払出ホッパに設けられる方が好ましい(請求項)。
このように構成することによって、光源から発光される光を、筐体の正面から膨出して設けられるノズルシュートの外面に備えられた装飾状態表示部から透過・発光させることができる。また、頻繁に取付け・取外しをするノズルシュート側ではなく筐体側に光源を配置することができる。筐体側に光源を配置することにより、電源から光源までの配線等をノズルシュート側に配置する必要がないため、ノズルシュートの筐体への取付け・取外し時において配線作業をする必要がなく、取付け・取外しを容易に行うことができる。また、光源に給電する配線やコネクタの損傷又は破損を防止することができる。
また、第2の導光板を備えることにより、装飾状態表示部と光源との配置位置の自由度を増すことができる。
本発明の遊技媒体貸出装置によれば、光源から発光される光を、筐体の正面から膨出して設けられるノズルシュートの外面に備えられた装飾状態表示部から透過・発光させるので、側方又は離れた場所からであっても容易に発光を視認することができる。
この発明に係るスロットマシンとメダル貸出装置を示す正面図である。 上記メダル貸出装置の正面図(a),右側面図(b)である。 この発明におけるノズルシュートの斜視図である。 この発明におけるノズルシュートの分解斜視図である。 この発明における払出ホッパに光源を配設した状態を示す斜視図である。 ノズルシュートを筐体から取外した状態を示す概略斜視図である。 ノズルシュートを筐体から取外した状態を示す概略右側面図である。 ノズルシュートと払出ホッパの配置を示す概略平面図である。 ノズルシュートと払出ホッパの配置を示す概略右側面図である。 光源が発光した状態の図8のX部概略拡大図(a),光源が発光した状態の図9のY部概略拡大図(b)である。 光源が発光した状態のメダル貸出装置の外観斜視図である。
以下、本発明に係る遊技媒体貸出装置について、図面を参照して説明する。ここでは、遊技機であるスロットマシン2に、この発明に係る遊技媒体貸出装置であるメダル貸出装置1を隣接して設置した場合について説明する。
図1で示すように、スロットマシン2はメダル貸出装置1の左側に隣接して配置されている。スロットマシン2は、遊技者が遊技媒体としてのメダルを用いて遊技を行うものである。このスロットマシン2は、正面に表面窓4と、表面窓4から視認できるリール(図示せず)の回転を開始するためのレバー5と、回転した3列のリールを停止するための3個のストップボタン6とを有する操作手段を備える。更に、スロットマシン2は、正面にメダルを投入する投入口7及びメダルの受け皿であるトレー3が設けられている。遊技者は、投入口7に対してメダルを投入し、レバー5及びストップボタン6を操作して表面窓4から見えるリールの回転/停止を行う。この操作の結果、3列のリールの図柄が予め入賞設定された組み合わせとなったときに、相応する枚数のメダルをトレー3に払い出す。なお、この発明における左右方向,正面背面方向は図2(a)(b)にて矢印で示す方向である。
図1に示すように、メダル貸出装置1はスロットマシン2の右側に隣接して配置されている。メダル貸出装置1は、遊技者の所定の操作、例えば遊技者の貨幣投入口58への貨幣の投入や、遊技者のタッチパネル式モニタ59bへの操作に応じて、所定数のメダルをノズルシュート10を介してスロットマシン2のトレー3内に貸し出すものである。図2(a)(b)で示すように、メダル貸出装置1の外観は、縦長直方体形状であってメダル貸出装置1の各構成部を収納する筐体50と、遊技者による所定の操作に応じて所定数のメダルを払い出す払出ホッパ30と、筐体の正面から膨出して設けられ、払出ホッパ30から払い出されたメダルをトレー3に誘導するノズルシュート10と、ノズルシュート10方向に光を発光する光源40と、で主に構成されている。
筐体50は、図2(a)(b)で示すように、矩形状の底板51と、底板51の左右の2辺に垂直に立設される側板52,53と、背面側に立設される背面板54と、上部開口を塞ぐ天井板55と、正面側の開口を塞ぐ複数の正面板56a,56b,56c,56dと、で主に構成されている。また、図2(b)で示すように、筐体50の内部は、上から順に、ビルバリ収納部57aと、制御部収納部57bと、メダル補充部57cと、払出ホッパ・光源収納部57dと、計数ホッパ収納部57eと、に仕切られている。
ビルバリ収納部57aは、遊技者が投入する貨幣を識別するビルバリ(貨幣識別装置)(図示せず)を収納する部位である。ビルバリ収納部57aは、手前側の開口部が正面板56aによって塞がれている。正面板56aには、遊技者によって投入される貨幣の投入口である貨幣投入口58が形成されている。
制御部収納部57bは、図2(b)で示すように、遊技媒体貸出機1における各種制御を行う制御部100を収納する部位である。制御部100は、例えば、CPU等のマイクロプロセッサとその周辺回路を有する演算処理部を備えたコンピュータにより構成され、後述する光源40を発光制御するための実行用プログラム等を格納するプログラム格納部(図示せず)と、設定された発光態様のデータ等を記憶するための記憶部(図示せず)と、例えば遊技店の従業員がメダルの貸出レート等を設定可能な設定部(図示せず)とを備えている。
また、制御部100は、光源40,ビルバリ,メダル補充部57c,払出ホッパ30,計数ホッパ66,スロットマシン2の各構成部等と電気的に接続されており、各構成部等から送信された信号等に基づいて上述したプログラムを実行して各構成部等を制御し、メダル払出動作,メダル計数動作,発光動作等が行われるようになっている。
このように構成される制御部100は、正面側の開口を塞ぐ正面板56bに一体形成されている。正面板56bには、カード挿入口59a及びタッチパネル式モニタ59bが形成されている。カード挿入口59aには、遊技者に関する情報と関連づけられた固有の識別情報、又はカード固有の識別情報が記憶されたカードが挿入される。タッチパネル式モニタ59bには、遊技者の遊技状況(例えば、払い出しメダル枚数、獲得メダル枚数等)が表示される。
メダル補充部57cは、後述する払出ホッパ30の払出貯留部31に補充するメダルを通す部位である。メダル補充部57cの手前側の開口は正面板56cで塞がれている。
払出ホッパ・光源収納部57dは、払出ホッパ30及び光源40を収納する部位である。払出ホッパ・光源収納部57dの手前側の開口部は、ノズルシュート10に固定された正面板56dで塞がれている(図2(a)(b),6,7参照)。
払出ホッパ30は、図5で示すように、メダルを貯留する払出貯留部31と、メダルをカウントすると共に正面方向の側面に設けられた吐出口32からメダルを払い出す計数機器33と、計数機器33の下部に形成され払出ホッパ30の高さ調節機能を備えるベース部材34と、により主に構成されている。払出貯留部31は、メダルを貯留する容器であって計数機器33の上部に配置されている。払出貯留部31の上面は開口されており、メダル補充部57cから落下してきたメダルを払出貯留部31に貯留する。払出貯留部31の下部には計数機33がある。
光源40は、図5で示すように、矩形状のLED基板45と、LED基板45上に配設され、例えば赤・緑・青の三色の光又は単色を発光可能なLED41a,41b,42,43a,43b(Light Emitting Diode)と、で主に構成されている。LED基板45には、端子(図示せず)が設けられており、この端子をコネクタ(図示せず)に差込むことにより、制御部100と配線を介して電気的に接続されて、LED41a,41b,42,43a,43bを点灯させるための電流をLED基板45に供給することができる。
LED41a,41b,42,43a,43bは、LED基板45上に正面方向すなわち後述するノズルシュート10の方向に光を発光する向きで配設されている。この場合、左の上下端部に列を形成する2個のLED41a,41b、右の上下端部に列を形成する2個のLED43a,43b、中央付近に1個のLED42が、LED基板45上に配設されている。
上記のように構成される光源40は、図5で示すように、払出ホッパ30正面の吐出口32側に設けられたLEDカバー46により払出ホッパ30に固定されている。このように、光源40を払出ホッパ30に設けることによって、頻繁に取付け・取外しをするノズルシュート10側ではなく筐体50側に光源40を配置することができる。筐体50側に光源40を配置することにより、電源から光源40までの配線等をノズルシュート10側に配置する必要がないため、ノズルシュート10の筐体50への取付け・取外しにおいて配線作業をする必要がなく取付け・取外しを容易にすることができる。
計数ホッパ収納部57eは、後述するノズルシュート10の裏面カバー90の計数遊戯媒体受皿内に投入されたメダルを計数する計数ホッパ66(図6,7参照)を収納する部位である。
ノズルシュート10は、図1,2で示すように、筐体50の正面下部から前方に膨出して設けられており、払出ホッパ30から払い出されたメダルをノズル本体11を経由してトレー3に誘導する。ノズルシュート10には、図3,4で示すように、払出ホッパ30から払い出されたメダルが落下してノズル本体11に通過する通路が形成されている。ノズル基部12は、ノズル本体11の基端側に配設され、ノズル本体11を上下に揺動可能に、左右方向に水平旋回可能に筐体50へ取付ける部位である。ノズル本体11の先端側には、払い出されるメダルをスロットマシン2のトレー3の上方まで導く傾倒可能且つ伸縮可能なノズルトップ13が配置されている。ノズル基部12上方のノズルシュート10の外面には、光源40から発光された光が透過して発光する装飾状態表示部20を配置してある。
装飾状態表示部20は、図1〜3で示すように、ノズルシュート10の外部に露出してメダル貸出装置1の側方(左右方向)及び前方(正面方向)から視認容易な表面部位である膨出外面に設けられている。装飾状態表示部20は、図4で示すように、例えば後端面から入射した光を側面及び前面の表面から拡散して出射する第1の導光板60を備える。また図3及び図4に示すように、第1の導光板60の後端に、一の端面から入射した光を第1の導光板60の入光面に導く第2の導光板70,71を配置する構成を用いることもできる。第1の導光板60の表面側に、第1の導光板60を覆う表面カバー80を配置することもできる。また、第1の導光板60の裏面側に、第1の導光板60の裏面を覆う裏面カバー90を配置することもできる。
第1の導光板60には、アクリルやポリカーボネートなどの透過性を備えた合成樹脂板を用いることができる。第1の導光板60には、光拡散材(例えば、酸化チタン:TiО2、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリコーン微粒子、アクリル微粒子、ポリスチレン微粒子など)を含有させることもできる。第1の導光板60に光拡散材を含有させることにより、第1の導光板60に入射した光を、第1の導光板60の側面及び前面の表面から拡散して出射することができる。第1の導光板60は、図4で示すように、水平断面が平面視略U字状に形状されている。
第1の導光板60の背面に配置されている第2の導光板70,71は、アクリルやポリカーボネートなどの透過性を備えた合成樹脂板であり、一の端面から入射した光を対向する他の端面から出射することができる。第2の導光板70,71は、図4,8〜10で示すように、略矩形状の板体であって、上述した第1の導光板60の両後端面に第2の導光板70,71の他の端面を合わせてそれぞれ接合することができる。なお、第2の導光板70,71は、第1の導光板60と一体に形成することもできる。図8,9で示すように、第2の導光板70,71は、正面板56dより筐体50側すなわち筐体50内に向けて配置されている。
図10で示すように、第2の導光板70,71の一の端面には、光源40からの光が入射される長方形状の入光面70a,71aが形成されている。入光面70a,71aから入射された光は第2の導光板70,71内を通過し、入光面70a,71aと対向する他の端面から出射される。そして、他の端面には第1の導光板60の後端面が配置されているため、第2の導光板70,71から出射された光は第1の導光板60の後端面に入射される。このように、筐体50内に配置される第2の導光板70,71を介して第1の導光板60に光を入射させることができるため、第1の導光板60と光源40の配置位置の自由度を増やすことができる。なお、図10における破線の矢印の方向は光の進行方向を表わしている。
表面カバー80は、図4で示すように、アクリルやポリカーボネートなどの透過性を備えた合成樹脂で形成され、上述した第1の導光板60の表面を被覆可能なカバー材である。このように構成することによって、第1の導光板60の表面側の損傷や破損を防止することができる。第1の導光板60には装飾状態表示部20を均一に発光させるための導光・拡散機能が必要であるために、第1の導光板60自体には装飾を施しにくい場合がある。しかし、第1の導光板60が出射した光に対して、表面カバー80を用いて模様などの装飾を表現することは容易である。
裏面カバー90は、図4で示すように、例えばポリカーボネートで形成された第1の導光板60の裏面を被覆可能な裏面カバー本体91を備える。このように構成することによって、第1の導光板60の内面側の破損、遊戯媒体の接触に伴う損傷の発生等を防止することができる。なお、裏面カバー本体91は、例えば第1の導光板60から裏面側に出射された光を表面側に反射する反射板により形成することもできる。このように構成することにより、表面側から観察される装飾状態表示部20の明るさの向上を期待できる。
図3,4で示すように、水平断面が平面視略U字状に形状された板体であるカバー本体91の背面側の開口は、ノズルシュート10を組み立てた状態でノズル基部12に立設された化粧板15により塞がれている。また、カバー本体91の下部側の開口は、計数ホッパ66に対して連通可能にする通路の一部を構成すると共に計数遊戯媒体受皿を構成する案内板92が設けられている(図4,7,8参照)。更に、カバー本体91の上部に開口している計数遊戯媒体受皿の後端部には、カバー本体91の上面側の開口を塞ぐ透明な蓋体94を軸支する回転軸93が設けられている(図3,4,6,8参照)。遊技者は、メダルの計数を希望する際は、裏面カバー90の蓋体94を開けて裏面カバー90内の計数遊戯媒体受皿にメダルを投入する。投入されたメダルは、案内板92により計数ホッパ66に誘導される。
ノズル基部12の化粧板15上部には、図3,4で示すように、略扇形にデザインされ光を透過可能な透光部15aが形成されている。透光部15aは、LED基板45上の中央付近に配設されるLED43が発光する光を透過するものである。透光部15aは、遊技者が計数のためにメダルを裏面カバー90の計数遊戯媒体受皿に投入する際の投入場所を案内表示するものであり、遊技者は、光っている透光部15aを見ることでメダルを投入する投入場所を容易に知ることができる。
上記のように構成されるノズルシュート10は、図6,7で示すように、正面板56dに固定されて一体化されており、ノズルシュート10と一体化した正面板56dを筐体50の開口に設けられた片(図示せず)に係止爪56fを係止して筐体50に装着することができる。ノズルシュート10と一体化した正面板56dが筐体50に装着されると、ノズル本体11に連通する供給用開口が払出ホッパ30の吐出口32付近に配置され、払出ホッパ30から払い出されたメダルがノズル本体11内に案内可能となる。また、裏面カバー90内の計数遊戯媒体受皿に投入されたメダルは、案内板92を介して計数ホッパ66内に案内可能となる。
上記のように筐体50にノズルシュート10が装着されると、図8〜10で示すように、左側の第2の導光板70の入光面70aがLED基板45上の左の上下端部に列を形成する2個のLED41a,41bに対向して配置されると共に、右側の第2の導光板71の入光面71aが右の上下端部に列を形成する2個のLED43a,43bに対向して配置される。
遊技者がスロットマシン2において遊技を開始し、制御部100がLED41a,41b,43a,43bを発光させる発光制御をすると、図10で示すように、LED41a,41b,43a,43bが例えば赤色の光を発光する。発光された光は、第2の導光板70,71の入光面70a,71aに入射する。入光面70a,71aから入射した光は、第2の導光板70,71の表面、裏面及び上下の側面で反射しながら第2の導光板70,71内を進み、入光面70a,71aと対向する他の端面から第1の導光板60に向けて出射される。第1の導光板60の両後端面から入射された光は、図11で示すように、第1の導光板60内を正面方向に進むと共に内部で拡散して表面全面から赤色の光を出射する。装飾状態表示部20は、この発光により装飾又は状態表示を行うことができる。なお、図11における破線の矢印の方向は光の進行方向を表わしている。
制御部100は装飾状態表示部20の発光条件として、例えばメダルの貸出レートに応じてあらかじめ設定された発光態様でLED41a,41b,43a,43bを発光制御することが考えられる。LED41a,41b,43a,43bの発光態様を、例えば、低貸出レートの際は「青色点灯」、高貸出レートの際は「赤色点灯」とすることができる。
また、制御部100は、メダル貸出装置1の稼働状態に応じてあらかじめ設定された発光態様でLED41a,41b,43a,43bを発光制御することもできる。この場合、LED41a,41b,43a,43bの発光態様を、例えば、メダルの計数可能状態のときは「点灯」、計数中は「点滅」又は「ぽわん〜ぽわん」の輝度を連続変更しながらのゆっくり点滅、計数不能状態のときは「消灯」、エラー時は「高速点滅」(パッパッパッ)とすることもできる。
また、制御部100は、メダル貸出装置1のスロットマシン2の遊技の進行や遊戯状態に応じてあらかじめ設定された発光態様でLED41a,41b,43a,43bを発光制御をすることもできる。この場合、LED41a,41b,43a,43bの発光態様を、例えば、3列のリールの図柄が予め入賞設定された組み合わせとなり入賞モードが発生した際は、青色→赤色→緑色の順で色を変えると共に各色一秒間点灯し入賞モードが終了するまで繰り返す表示や、赤、青、緑の表示又はこれらの組み合わせによるカラー表示を行うことができる。
このメダル貸出装置1によれば、光源40から発光される光を、筐体50の正面から膨出して設けられるノズルシュート10の外面に備えられた装飾状態表示部20から透過・発光させるので、側方又は離れた場所からあっても容易に発光状況を視認して状態認識を行うことができる。
なお、上述した実施形態において、光源40を筐体50内の払出ホッパ30に設けたが、ノズルシュート10に光源40を設けてもよい。この場合には、例えば裏面カバー90の裏面側(計数遊戯媒体受皿の後側)に、LED41a,41b,42,43a,43bが配設されたLED基板45を固定することが考えられる。また、裏面カバー90の側面及び前面の外面にLEDを配置する構成も考えられる。
また、上述した実施形態において、第1の導光板60と第2の導光板70,71を一体に形成したが、第1の導光板60と第2の導光板70,71を分離し、第2の導光板70,71を筐体50側例えば光源40に設ける構成でもよい。この場合、第2の導光板70は、入光面70aが2個のLED41a,41bに対向するように光源40に固定され、第2の導光板71は、入光面71aが2個のLED43a,43bに対向するように光源40に固定される構成も考えられる。ノズルシュート10を筐体50に装着すると、導光板70,71の入光面70a,71aと対向する他の端面が、第1の導光板60の両後端面と対向して配置される。
また、上述した実施形態において、第1の導光板60の両後端部に第2の導光板70,71を設けたが、なくてもよい。この場合、第1の導光板60の一の端面がLED基板45上の左の上下端部に列を形成する2個のLED41a,41bに対向して配置されると共に、他の端面が右の上下端部に列を形成する2個のLED43a,43bに対向して配置する構成が考えられる。
また、上述した実施形態において、筐体50内に計数ホッパ収納部57eを設け、計数ホッパ66を収納したが、計数ホッパ66を備えず計数機能を有さないメダル貸出機であってもよい。この場合、裏面カバー90内の計数遊戯媒体受皿は必要ないため、裏面カバー90のカバー本体91の上面側の開口を、開閉不能な閉鎖板により塞ぐ構成が考えられる。
本発明は上記の実施形態及び実施例の例示に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
1 メダル貸出機(遊技媒体貸出機)
2 スロットマシン(遊技媒体使用機)
3 トレー
10 ノズルシュート
20 装飾状態表示部
30 払出ホッパ
40 光源
50 筐体
60 第1の導光板
70,71 第2の導光板
80 表面カバー
90 裏面カバー
100 制御部

Claims (4)

  1. 遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に隣接して設置され、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置において、
    遊技者の所定の操作に応じて所定数の遊技媒体を払い出す払出ホッパを収容する筐体と、
    上記筐体の正面から膨出して設けられ、上記払出ホッパから払い出された遊技媒体を誘導するノズルシュートと、
    上記ノズルシュートの外面に設けられ、発光により装飾又は状態表示を行う装飾状態表示部と、
    上記装飾状態表示部を発光させる光源と、を備え、
    上記装飾状態表示部は、端面から入射する光を表面から拡散して出射する第1の導光板を備え、
    上記第1の導光板は、表面側に上記第1の導光板の表面を覆う表面カバーが配置され、上記表面カバーは光を透過可能な素材で形成されている、ことを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  2. 遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に隣接して設置され、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置において、
    遊技者の所定の操作に応じて所定数の遊技媒体を払い出す払出ホッパを収容する筐体と、
    上記筐体の正面から膨出して設けられ、上記払出ホッパから払い出された遊技媒体を誘導するノズルシュートと、
    上記ノズルシュートの外面に設けられ、発光により装飾又は状態表示を行う装飾状態表示部と、
    上記装飾状態表示部を発光させる光源と、を備え、
    上記装飾状態表示部は、端面から入射する光を表面から拡散して出射する第1の導光板を備え、
    上記第1の導光板は、裏面側に上記第1の導光板の裏面を覆う裏面カバーが配置される、ことを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  3. 遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に隣接して設置され、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置において、
    遊技者の所定の操作に応じて所定数の遊技媒体を払い出す払出ホッパを収容する筐体と、
    上記筐体の正面から膨出して設けられ、上記払出ホッパから払い出された遊技媒体を誘導するノズルシュートと、
    上記ノズルシュートの外面に設けられ、発光により装飾又は状態表示を行う装飾状態表示部と、
    上記筐体内に収容され、上記装飾状態表示部を発光させる光源と、
    上記光源が発光した光を入射して上記装飾状態表示部に導く第2の導光板と、を備える、ことを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  4. 請求項3記載の遊技媒体貸出装置において、
    上記光源は、上記筐体内に収容された上記払出ホッパに設けられる、ことを特徴とする遊技媒体貸出装置。
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