JP6936079B2 - 金銭処理装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、金銭処理装置に関する。
従来、投入口から取り込んだ硬貨を収納部に蓄え、必要に応じて、収納部内の硬貨を釣銭として出金受皿に出金する金銭処理装置が知られている。当該装置は、例えば収納部の硬貨が満杯に達した場合、収納部内の硬貨を外付けの回収袋などの容器に排出する。
このような金銭処理装置の出金受皿には、出金された釣銭をユーザが回収する出金口が設けられているが、収納部から出金受皿までの間において釣銭を一時的に留めておく一時貯留機構を有していないと、収納部から金種ごとに分離してきた硬貨は、分離ができた順に1枚ずつ出金されることになる。従って、釣銭の金額により出金される枚数が金種ごとに異なる場合、金種により釣銭の出金時間のばらつきが発生し、ユーザは最初に出金受皿に出金された硬貨のみを釣銭の全てであると感じ、遅れて出てきた釣銭を受け取り忘れてしまう場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、釣銭の金種による出金時間にばらつきが発生した場合でも、ユーザがすべての釣銭を同時に確認することができ、釣銭の取り忘れを防止する金銭処理装置を提供することである。
実施形態の金銭処理装置は、筐体内に設けられ、入金された硬貨を金種別に選別して収納する収納部と、前記収納部から排出された前記硬貨を受け止めて保持する保持部と、前記収納部に収納された前記硬貨を回収する容器である回収部と、前記収納部から排出された前記硬貨の経路を、前記硬貨を前記保持部へ導く出金経路、および前記硬貨を前記回収部へ導く回収経路のうち、いずれかの経路に切り替える切替部材と、前記保持部に設けられた開口部を開状態または閉状態にする蓋部と、を備え、前記蓋部は、前記切替部材による前記出金経路から前記回収経路への第1切り替え動作に連動して移動することで、前記開口部を前記閉状態から前記開状態にする。
図1は、硬貨入出金装置の外観を示す斜視図である。 図2は、硬貨入出金装置の外観を示す斜視図である。 図3は、入出金ユニットの平面図である。 図4は、入出金ユニットの側面図である。 図5は、硬貨入出金装置の構成図である。 図6は、ガイドセルの外観斜視図である。 図7は、ガイドセルの外観斜視図である。 図8は、ガイドセルと蓋部を図1におけるX方向に見た図を示している。 図9は、ガイドセル20の回動に連動する蓋部30の移動の説明図である。 図10は、ガイドセル20の回動に連動する蓋部30の移動の説明図である。 図11は、硬貨入出金装置を図1におけるY方向で切断した断面図である。 図12は、硬貨入出金装置を図2におけるY方向で切断した断面図である。
以下に図面を参照して、実施形態にかかる金銭処理装置について詳細に説明する。本実施形態は、金銭処理装置を、投入された硬貨を金種別に選別して収納し、釣銭に応じて金種別に払い出すようにした硬貨入出金装置へ適用した例を示す。
図1、図2は、硬貨入出金装置の外観を示す斜視図である。硬貨入出金装置10は、例えば、POS端末(不図示)に接続されて使用される。POS端末とは、商品などの売上処理を実行する販売データ処理装置の一例である。
本実施形態の硬貨入出金装置10は、ユーザから投入された硬貨を収納部に収納し、必要に応じて、収納部内の硬貨を釣銭として出金する。そして、硬貨入出金装置10は、収納部の硬貨が満杯に達すると、硬貨を外付けの回収袋などに排出する。
図1、2に示すように、硬貨入出金装置10は、大別すると、硬貨の入出金を行う入出金ユニット11と、この入出金ユニット11を引き出し可能に収容保持する収納ケース12と、を備えている。
入出金ユニット11は、図1、2に示すように、硬貨入出金装置10の前部に位置し、筐体内に硬貨を収納する収納部17(図3参照)が設けられている。また、入出金ユニット11は、硬貨が投入される硬貨投入口13と、硬貨投入口13の下方に設けられ、変形硬貨等の排出対象の硬貨を保持するリジェクトボックス19と、各種操作を行う複数の操作ボタンおよび表示部を有する操作表示パネル110と、収納部17から排出された硬貨を受け止めて保持する出金受皿18と、出金受皿18の開口部18aを覆う蓋部30と、を備えている。なお、出金受皿18が保持部の一例である。
さらに、入出金ユニット11は、図2に示すように、出金受皿18の内部側にガイドセル20を備えている。ガイドセル20は、収納部17から排出された硬貨の経路を、硬貨を出金受皿18へ導く出金経路、および硬貨を回収袋(収納部)へ導く回収経路のうち、いずれか一方の経路に切り替えるための切り替え動作を行う。なお、回収袋は、硬貨入出金装置10の下部に着脱可能に取り付けられ、収納部17に収納された硬貨を回収する容器であって、回収部の一例である。また、ガイドセル20が切替部材の一例である。
本実施形態の硬貨入出金装置10は、ガイドセル20による切り替え動作に連動して、入出金ユニット11の筐体に対して回動可能に接続された蓋部30が、出金受皿18の開口部18aを覆って閉じた状態にする閉状態(図1参照)から、出金受皿18の開口部18aを開放した状態にする開状態(図2参照)に移動する。
ここで、図を参照して、硬貨入出金装置10の入出金機構について説明する。図3は、入出金ユニットの平面図である。図4は、入出金ユニットの側面図である。図3、4は、各構成を説明するために簡略化された図である。
図3に示すように、まず、ユーザにより硬貨投入口13に硬貨が投入される(入金される)と、識別部14は、投入された硬貨の正偽の判定(硬貨が正規の硬貨であるか、偽物の硬貨であるかの判定)を行う。硬貨の正偽の判定は、例えば、センサにより硬貨の直径や材質、厚さ等を検知した際の出力値に基づいて行う。
そして、投入された硬貨が偽物の硬貨と判定された場合、識別部14は硬貨を下方へ落下させてリジェクトボックス19に排出する。一方、投入された硬貨が正規の硬貨と判定された場合、硬貨は搬送ベルト15aにより搬送され、選別ベルト15bまで運ばれる。
選別ベルト15bに運ばれてきた硬貨は、選別ベルト15bによりさらに搬送されながら金種別に選別され、入出金ユニット11の筐体内に設けられた金種別の収納部17a〜17fにそれぞれ収納されていく。ここで、本実施形態では、収納部17a〜17fを総称して上述したように収納部17と称する場合がある。そして、POS端末からの釣銭を出金する旨の硬貨排出指示があった場合、出金ベルト16(図11、12参照)により硬貨を出金受皿18に排出して出金する。
本実施形態の硬貨入出金装置10では、収納部17から出金受皿18に硬貨が排出(出金)されている間は、蓋部30は出金受皿18の開口部18aを覆うように閉状態(図1参照)となっている。そして、硬貨が全て出金受皿18に排出されると、蓋部30は、R1方向(図4)に回動して出金受皿18の開口部18aを開放する開状態(図2参照)となる。そして、蓋部30は、ユーザにより硬貨が出金受皿18からすべて取り除かれると、R2方向(図4)に回動して再び開口部18aを覆う閉状態(図1参照)となる。この蓋部30の詳細については、後述する。
図5は、硬貨入出金装置の構成図である。図5に示すように、硬貨入出金装置10は、情報処理部として機能するCPU121を搭載している。CPU121には、プログラム等が予め定められたROM122と、各種データを書き換え自在に記憶するRAM123とがシステムバス124を介して接続されている。CPU121、ROM122、およびRAM123によってコンピュータが構成されている。
CPU121は、システムバス124を介して、計数センサ92、および硬貨検出センサ91等のセンサ類Sと、搬送モータ81、排出モータ82、および経路切替モータ83等のモータ類Mと、POS端末等と電気的に接続する通信I/F127と、操作表示パネル110と、が接続されている。これらの各部は、プログラムに従ってCPU121によって駆動制御される。
具体的には、CPU121は、モータ類Mの駆動制御を行う。すなわち、CPU121は、搬送モータ81の駆動制御を行うことで、搬送ベルト15aが架け渡されたプーリに回転駆動力を伝達し、搬送ベルト15aを回転させて硬貨を搬送する。また、CPU121は、搬送モータ81の駆動制御を行うことで、選別ベルト15bが架け渡されたプーリにも回転駆動力を伝達し、選別ベルト15bを回転させて硬貨を搬送しながら各金種に選別する。硬貨の選別は、例えば、入出金ユニット11に各金種の大きさに対応する落下孔が搬送方向に沿って小さい順に形成され、選別ベルト15bで搬送されてきた硬貨が当該落下孔のいずれかに落下することにより、収納部17a〜17fのいずれかに選別されて収納される。
また、CPU121は、排出モータ82の駆動制御を行うことで、出金ベルト16(図11、12参照)が架け渡されたプーリに回転駆動力を伝達し、出金ベルト16を回転させて収納部17から硬貨を排出して出金受皿18に出金する。
CPU121は、センサ類Sからの検知信号を受け取り、当該検知信号に基づいて各種処理を行う。具体的には、各収納部17a〜17fの排出口近傍には、収納部17から出金受皿18に排出される硬貨を計数する計数センサ92a〜92fがそれぞれ設けられている(図3参照)。ここで、本実施形態では、計数センサ92a〜92fを総称して計数センサ92と称する場合がある。CPU121は、これらの計数センサ92からの検知信号を受け取り、受け取った検知信号に基づいて排出された各金種の硬貨の数量を算出する。そして、CPU121は、算出した各金種の硬貨の数量を金額に換算して加算することで、排出された硬貨の金額を算出する。
また、出金受皿18には、出金受皿18に硬貨が保持されていることを検知する硬貨検出センサ91が設けられている。硬貨検出センサ91は、例えば、出金受皿18の内部における一端側に所定間隔で発光センサ91a−1、91b−1が設けられ、他端側に所定間隔で発光センサ91a−1、91b−1からの光を受光する受光部91a−2、91b−2が設けられている(図3参照)。硬貨検出センサ91が、発光センサ91a−1、91b−1からの光が受光部91a−2、91b−2に届かず遮られていることを検知した場合、CPU121は、硬貨が出金受皿18に保持された状態であると判断する。つまり、CPU121は、硬貨検出センサ91からの検知信号に基づいて、出金受皿18に硬貨が保持されているか否かを判断できる。
CPU121は、経路切替モータ83の駆動制御をすることで、ガイドセル20を回動させて硬貨の経路の切り替えを行う。具体的には、CPU121は、計数センサ92からの検知信号に基づいて算出した硬貨の金額と釣銭の金額(予め定められた出金金額に相当)とが一致した場合、出金されるべき硬貨が全て出金受皿18に保持されている状態であると判断する。そして、CPU121は、排出された硬貨の金額と釣銭の金額とが一致した後所定時間が経過した場合に、経路切替モータ83の駆動を制御してガイドセル20を回動させることで、収納部17から排出された硬貨の経路を、出金経路から回収経路に切り替える。この切り替え動作(第1切り替え動作の一例)に連動して、蓋部30が閉状態から開状態に移動する。例えば、ガイドセル20が蓋部30を押圧して、蓋部30が開状態となる。
なお、所定時間とは、計数センサ92により硬貨が検知されてから出金受皿18に排出されるまでの時間に相当する。この所定時間が経過した後に切り替え動作を行うことで、計数センサ92により検知された排出途中の硬貨が回収経路に進むことを防止することができる。
また、CPU121は、硬貨検出センサ91からの検知信号により、出金受皿18が硬貨を全て取り除かれて硬貨を保持していないと判断した場合は、経路切替モータ83の駆動を制御してガイドセル20を回動させることで、収納部17から排出された硬貨の経路を、回収経路から出金経路に切り替える。この切り替え動作(第2切り替え動作の一例)によりガイドセル20の位置が戻り、押圧が解除された蓋部30が自重により開状態から閉状態に移動する。
次に、ガイドセル20の詳細な構成について説明する。図6、7は、ガイドセルの外観斜視図である。図6は、硬貨の経路を出金経路に切り替えた硬貨出金位置にあるガイドセル20を示している。図7は、硬貨の経路を回収経路に切り替えた硬貨回収位置にあるガイドセル20を示している。
図6、7に示すように、ガイドセル20の両側部には、一対の板状の回動案内片131a、131bが設けられている。さらに、ガイドセル20の両端部には、入出金ユニット11の筐体に設けられた図示しない軸受孔に挿入され、ガイドセル20の本体を回動可能に支持する回動軸132が設けられている。
また、ガイドセル20は、ガイドセル20が硬貨出金位置にある場合に硬貨が滑り降りるための硬貨受け面20Aを有している。滑り降りた硬貨は、その後、出金受皿18で受け止められて保持される。また、図7に示すように、硬貨受け面20Aの背面と、硬貨受け面20Aの背面に対向するように設けられた仕切板135とで回収経路C2(図12参照)を構成している。
また、ガイドセル20は、硬貨受け面20Aと交差するように、斜面138が設けられている。そして、硬貨受け面20Aの下端には、ユーザの爪や指等が内部に挿入されるのを防止するための複数の挿入防止突起部134を備えている。
そして、図6、7に示すように、ガイドセル20の両端部にある回動案内片131a、131bには、それぞれ、回動軸132に直交する方向に一対の押圧部材139a、139bが設けられている。押圧部材139a、139bは、板状に形成されており、それぞれ回動案内片131a、131bと同一平面になるように設けられている。また、押圧部材139a、139bは、先端部分が他の部材に引っ掛けることができるように曲がった形状に形成されている。
次に、蓋部30の説明と動きについて説明する。図8は、ガイドセルと蓋部を図1におけるX方向に見た図を示している。図9、10は、ガイドセル20の回動に連動する蓋部30の移動の説明図である。図11は、硬貨入出金装置を図1におけるY方向に切断した断面図である。図12は、硬貨入出金装置を図2におけるY方向に切断した断面図である。図9、11は、ガイドセル20が硬貨出金位置にある場合を示しており、図10、12は、ガイドセル20が硬貨回収位置にある場合を示している。
まず、蓋部30の構成について説明する。図8〜10に示すように、蓋部30は、出金受皿18の開口部18aを覆う板状部材31が設けられている。板状部材31は、開口部18aの形状に沿うように形成されており、入出金ユニット11の内部側で回動軸32に沿った方向を軸に屈曲している。そして、板状部材31の屈曲した内部側の両端部近傍には、一対の側面部材33a、33bが接続されている。
また、蓋部30の側面部材33a、33bには、入出金ユニット11の筐体の一部である接続板40に設けられた軸受孔41に挿入され、蓋部30を回動可能に支持する回動軸32が設けられている。また、側面部材33a、33bの外側には、回動軸32に沿った方向に突出した一対の突起部34a、34bが設けられている。この一対の突起部34a、34bが、ガイドセル20が回動する際に一対の押圧部材139a、139bに引っ掛けられ矢印P方向(図8参照)に押圧されることで、蓋部30が回動軸32を中心にR1方向に回動する。これにより、蓋部30は開口部18aを閉状態から開状態にする。
また、蓋部30は、半透明であって、例えば、樹脂で形成されている。これは、蓋部30が不透明な材質で形成されていると、蓋部30の向こう側、すなわち出金受皿18に硬貨があるか否かが不明となってしまう。また、蓋部30が透明な材質で形成されていると、蓋部30自体があるか否かがわかりづらく、出金受皿18の開口部18aが覆われていることを認識できず、ユーザが蓋部30に指先をぶつけてしまう可能性がある。つまり、換言すると、蓋部30が半透明な材質で形成されていれば、出金受皿18に硬貨があることや、出金受皿18に硬貨が排出されていることを認識できるとともに、蓋部30が開口部18aを覆っている閉状態の場合でも蓋部30があることを一目で認識することができる。
次に、ガイドセル20の回動に連動する蓋部30の動きについて説明する。ユーザが硬貨を投入する際には、図9、11に示すように、ガイドセル20は硬貨出金位置にあり、硬貨の経路は出金経路C1となっている(図11の矢印参照)。そして、蓋部30は、板状部材31が出金受皿18の開口部18aを覆う閉状態となっており、突起部34a、34bはガイドセル20の押圧部材139a、139bに接触した状態となっている。
そして、ユーザにより硬貨投入口13に硬貨が投入されると、各金種に選別された硬貨が収納部17に収納され、釣銭に応じた各金種の硬貨が出金受皿18に排出されていく。この時、計数センサ92により排出される硬貨が検知され、CPU121は、排出された硬貨の金額と釣銭の金額とが一致した場合、出金されるべき硬貨が全て出金受皿18に保持されている状態であると判断し、所定時間の経過後、経路切替モータ83の駆動を制御してガイドセル20をR2方向に回動させる(図8、9等参照)。
そうすると、ガイドセル20は、回動軸132を中心にR2方向に回動しながら、押圧部材139a、139bが蓋部30の突起部34a、34bに引っ掛かって突起部34a、34bを矢印P方向に押圧する。突起部34a、34bが押圧された蓋部30は、回動軸32を中心にR1方向に回動する。これにより、蓋部30は、R1方向に回動して、板状部材31が出金受皿18の開口部18aを開放する開状態となる。
そして、蓋部30が開放されると、ユーザにより出金受皿18から釣銭が取り出される。その後、硬貨検出センサ91により出金受皿18にある硬貨が検知されなくなったら、CPU121は、釣銭の硬貨が全て取り出されたと判断し、経路切替モータ83の駆動を制御してガイドセル20をR1方向に回動させる(図8、9参照)。
そうすると、ガイドセル20は、回動軸132を中心にR1方向に回動しながら、押圧部材139a、139bの突起部34a、34bへの押圧を解除する。突起部34a、34bへの押圧が解除された蓋部30は、自重により回動軸32を中心にR2方向に回動する。これにより、蓋部30は、R2方向に移動して、板状部材31が出金受皿18の開口部18aを覆って閉じる閉状態となる。
また、蓋部30は、板状部材31が出金受皿18を覆っている閉状態であった場合に、蓋部30がユーザによるR1方向の外力を受けて回動し、開口部18aを閉状態から開状態にされた場合であっても、ガイドセル20は、押圧部材139a、139bから突起部34a、34bが離れるだけである。つまり、突起部34a、34bは、押圧部材139a、139bを引っ張ることはなく、ガイドセル20は、硬貨の経路を回収経路から出金経路へ切り替える切り替え動作(第2切り替え動作の一例)を行うことはない。
このように、実施形態の硬貨入出金装置10によれば、硬貨が収納部17から排出されて出金経路から出金受皿18に排出される際には、蓋部30が出金受皿18の開口部18aを覆い閉状態にしている。そして、すべての金銭が排出されて所定時間が経過すると、ガイドセル20が硬貨の経路を出金経路から回収経路に切り替えるとともに、このガイドセル20の切り替え動作に連動して、蓋部30が回動して出金受皿18の開口部18aを開けて開状態にする。これにより、ユーザが釣銭を取り出せるようになる。従って、釣銭の金種による出金時間にばらつきが発生した場合でも、ユーザがすべての釣銭を同時に確認することができ、釣銭の取り忘れを防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 硬貨入出金装置
11 入出金ユニット
12 収納ケース
13 硬貨投入口
14 識別部
15a 搬送ベルト
15b 選別ベルト
16 出金ベルト
17(17a、17b、17c、17d、17e、17f) 収納部
18 出金受皿
18a 開口部
19 リジェクトボックス
20 ガイドセル
20A 硬貨受け面
30 蓋部
31 板状部材
32 回動軸
33a、33b 側面部材
34a、34b 突起部
40 接続板
41 軸受孔
81 搬送モータ
82 排出モータ
83 経路切替モータ
91 硬貨検出センサ
91a−1、91b−1 発光センサ
91a−2、91b−2 受光部
92(92a、92b、92c、92d、92e、92f) 計数センサ
110 操作表示パネル
131a、131b 回動案内片
132 回動軸
134 挿入防止突起部
135 仕切板
138 斜面
139a、139b 押圧部材
C1 出金経路
C2 回収経路
特開2004−199593号公報

Claims (5)

  1. 筐体内に設けられ、入金された硬貨を金種別に選別して収納する収納部と、
    前記収納部から排出された前記硬貨を受け止めて保持する保持部と、
    前記収納部に収納された前記硬貨を回収する容器である回収部と、
    前記収納部から排出された前記硬貨の経路を、前記硬貨を前記保持部へ導く出金経路、および前記硬貨を前記回収部へ導く回収経路のうち、いずれかの経路に切り替える切替部材と、
    前記保持部に設けられた開口部を開状態または閉状態にする蓋部と、を備え、
    前記蓋部は、前記切替部材による前記出金経路から前記回収経路への第1切り替え動作に連動して移動することで、前記開口部を前記閉状態から前記開状態にする、金銭処理装置。
  2. 前記蓋部は、前記筐体に挿入された回動軸を有し、両端部近傍に一対の突起部が設けられ、
    前記切替部材は、両端部近傍に一対の押圧部材が設けられ、
    前記蓋部は、前記切替部材による前記第1切り替え動作が行われる際に、前記一対の押圧部材によって前記一対の突起部が押圧され、前記回動軸を中心に回動することで、前記開口部を前記閉状態から前記開状態にする、請求項1に記載の金銭処理装置。
  3. 前記切替部材は、前記蓋部が外力によって回動することで前記開口部を前記閉状態から前記開状態にした場合、前記一対の押圧部材から前記一対の突起部が離れ、前記回収経路から前記出金経路への第2切り替え動作を行わない、請求項に記載の金銭処理装置。
  4. 前記収納部から前記保持部に排出される前記硬貨の数量を金種ごとにそれぞれ計数する計数センサと、
    前記計数センサの計数結果に基づき算出した前記硬貨の金額が予め定められた出金金額に一致した後所定時間が経過した場合、前記切替部材の動作を制御して前記切替部材に前記第1切り替え動作を行わせる制御部と、をさらに備える、請求項1〜3のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
  5. 前記蓋部は、半透明である、請求項1〜4のいずれか一つに記載の金銭処理装置。
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