JP5962187B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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本発明は、硬貨処理装置に関し、より詳細には、収容部内に収容された硬貨を搬送する回転部材を備える硬貨処理装置に関する。
硬貨処理装置は、例えば店舗等に設置されたレジスターの硬貨を管理する装置である。この硬貨処理装置は、硬貨を収容部に一括して受け入れた後、金種の判別等を行うために、硬貨を一枚ずつ繰り出す。
硬貨処理装置は、硬貨を繰り出すために、例えば、収容部の底部との間で硬貨の搬送路を形成するように設けられ、回転することにより搬送路上の硬貨を搬送する回転部材を備える。そして、回転部材は、収容部の硬貨を搬送路へ導入するための導入穴を有する(特許文献1参照)。
特開2005−284812号公報
ところで、収容部内に収容された硬貨が少なくなった場合に、硬貨の姿勢によっては、硬貨が導入穴を通過せずに導入穴に残留することがある。例えば導入穴の縁部に硬貨が寄っている場合には、硬貨が縁部に接触した状態が維持されて搬送路に移動せず、導入穴に残留することがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、回転部材の導入穴で硬貨が残留することを防止可能な、新規かつ改良された硬貨処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨を収容する収容部と、前記収容部の底部との間で硬貨の搬送路を形成するように設けられ、回転することにより前記搬送路上の硬貨を搬送する回転部材であって、前記収容部の硬貨を前記搬送路へ導入するための導入穴を有する回転部材と、前記回転部材が回転する際に前記回転部材に対して移動自在に接触して、前記導入穴に位置する硬貨を移動させる接触部材と、を備えることを特徴とする、硬貨処理装置が提供される。
かかる硬貨処理装置によれば、前記回転部材が回転する際に前記回転部材に対して移動自在に接触する接触部材が、前記導入穴に位置する硬貨を移動させる。かかる場合には、例えば導入穴内で搬送路内に導入されない状態の硬貨を移動させることにより、導入穴を通過し易い硬貨の姿勢に変化せることができる。この結果、導入穴で硬貨が残留することを防止できる。
また、前記接触部材は、自在に移動することが許容された移動部と、前記移動部の一端側と連結し、前記回転部材に接触する棒状の接触部と、を有することとしても良い。
また、前記移動部の他端側は、前記収容部の壁と連結していることとしても良い。
また、前記移動部は、鎖であることとしても良い。
また、前記接触部は、前記移動部の一端側と連結した棒と、前記棒の先端側と連結し、前記回転部材に接触する球状の接触体と、を有することとしても良い。
また、前記接触体の直径は、前記導入穴の内径よりも小さいこととしても良い。
また、前記接触体の直径は、前記回転部材の厚みよりも大きいこととしても良い。
また、前記接触部材は、前記導入穴に位置する硬貨に接触して前記搬送路に移動させることとしても良い。
また、前記収容部は、上方に前記収容部内へ硬貨を導くための開口を有し、前記回転部材の回転の際に前記収容部内の硬貨が前記開口へ移動することを規制する規制部材を更に備えることとしても良い。
また、前記接触部材は、前記回転部材の中心から上方へ突出するように取り付けられた軸と、前記軸に移動自在に取り付けられ、前記回転部材に接触する接触部と、を有することとしても良い。
また、前記接触部は、鎖であることとしても良い。
以上説明したように本発明によれば、回転部材の導入穴で硬貨が残留することを防止することが可能となる。
第1の実施形態に係る硬貨処理装置1の内部構成を概略図である。 第1の実施形態に係る金種別ホッパ部60の内部構成を示す図である。 図2のA−A斜視図である。 金種別ホッパ部60を示す斜視図である。 導入穴222に硬貨が残留した状態を説明するための図である。 接触部材270の詳細構成を説明するための図である。 接触部材270が、導入穴222で束になった状態の硬貨を崩す様子を説明するための図である。 接触体276が導入穴222に入り込んで硬貨を搬送路242へ移動させる様子を説明するための図である。 繰り出しベアリング252と繰り出しアーム254による硬貨の繰り出す動作を説明するための図である。 第2の実施形態に係る金種別ホッパ部60の内部構成を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
(1−1.硬貨処理装置の構成)
図1を参照しながら、第1の実施形態に係る硬貨処理装置1の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る硬貨処理装置1の内部構成を概略図である。なお、図1(a)は、硬貨処理装置1を正面側から見た図であり、図1(b)は、硬貨処理装置1を側面側から見た図である。
硬貨処理装置1は、硬貨を一括して受け入れた後、各硬貨の硬貨認識を行って金種を判別する。その後、硬貨処理装置1は、判別結果に応じて金種毎に硬貨を選別し、選別した硬貨を出金する。図1に示すように、硬貨処理装置1は、硬貨受領部10と、硬貨繰り出し部20と、硬貨判別部30と、選別搬送路40と、リジェクト硬貨収容部50と、金種別ホッパ部60と、出金先切替部70と、硬貨出金箱80と、硬貨回収庫84と、制御ユニット90とを有する。
硬貨受領部10は、投入される硬貨Cを受ける部分である。硬貨受領部10は、硬貨処理装置1の上方、かつ前面側に位置する。硬貨受領部10は、硬貨Cが投入される投入口11を有する。投入口11は、大量の硬貨Cを一括して投入し易いように、広く開口している。硬貨受領部10に投入された硬貨Cは、硬貨繰り出し部20に落下する。
硬貨繰り出し部20は、硬貨受領部10の下方に位置し、硬貨受領部10から落下した硬貨Cを一枚ずつ繰り出す。硬貨繰り出し部20内には、例えば回転円盤(不図示)が設けられている。硬貨繰り出し部20内の硬貨Cは、回転円盤が回転する際の遠心力により移動して、一枚ずつ硬貨判別部30へ繰り出される。
硬貨判別部30は、硬貨繰り出し部20から繰り出された硬貨Cの真偽、金種等の判別を行う。硬貨判別部30は、硬貨Cを認識するセンサ(不図示)を有し、センサで検出した硬貨Cの特徴に基づいて、硬貨の真偽、金種等を判別する。硬貨判別部30は、判別した硬貨Cを選別搬送路40に搬送する。
選別搬送路40は、硬貨判別部30による判別結果に基づいて、硬貨Cを選別して搬送する。選別搬送路40は、搬送路上流側に位置するリジェクト口41と、搬送路下流側に位置する金種別の受入口42a〜42fとを有する。硬貨判別部30において真貨で無いと判別された硬貨Cは、リジェクト口41を通過する。真貨であると判別された硬貨Cは、金種別に受入口42a〜42fを通過する。
リジェクト硬貨収容部50は、リジェクト口41を通過した硬貨を収容する。リジェクト口41の下方には、リジェクト口41を通過した硬貨をリジェクト硬貨収容部50へ導くリジェクトシュートが配置(矢印Rのルートで配置)されている。
金種別ホッパ部60は、金種別の受入口42a〜42fを通過した硬貨を収容する。本実施形態では、所定の配列方向(図1のY方向)に沿って配列された6個の金種別ホッパ部60a〜60fが設けられている。金種別ホッパ部60a〜60fの各々は、対応する金種別の受入口42a〜42fの下方に一例に配置している。金種別ホッパ部60a〜60fと受入口42a〜42fの間には、受入口42a〜42fを通過した硬貨を金種別ホッパ部60a〜60fへ導く硬貨落下シュートが配置(矢印Sのルートで配置)されている。金種別ホッパ部60a〜60fは、詳細は後述するが、硬貨Cを一枚ずつ搬送して繰り出す。
出金先切替部70は、金種別ホッパ部60a〜60fの各々に設けられ、繰り出さされた硬貨の出金先を切り替える。出金先切替部70は、出金先を切り替えるために複数の位置の間で回動可能な切替ガイド72を有する。
硬貨出金箱80は、外部に出金される硬貨を収納する。硬貨出金箱80には、出金先切替部70が出金先として硬貨出金箱80に切り替えた際に、金種別ホッパ部60a〜60fから繰り出された硬貨が、矢印Tで示すルートで落下する。硬貨出金箱80は、金種別に硬貨を収納する複数の小箱を有しても良い。
硬貨回収庫84は、回収される硬貨を収納する。硬貨回収庫84には、出金先切替部70が出金先として硬貨回収庫84に切り替えた際に、金種別ホッパ部60a〜60fから繰り出された硬貨が、矢印Uで示すルートで落下する。
制御ユニット90は、硬貨処理装置1の全体動作を制御する。制御ユニット90は、上述した各構成要素の動作を制御する制御部と、制御部が実行するプログラムや各種のデータを記憶する記憶部と、を有する。
(1−2.金種別ホッパ部の詳細構成)
図2〜図4を参照しながら、第1の実施形態に係る金種別ホッパ部60の詳細構成について説明する。なお、金種別ホッパ部60a〜60fの構成は同様であるので、以下においては、一の金種別ホッパ部60a(説明の便宜上、金種別ホッパ部60と呼ぶ)を例に挙げて説明する。
図2は、第1の実施形態に係る金種別ホッパ部60の内部構成を示す図である。図3は、図2のA−A斜視図である。図4は、金種別ホッパ部60を示す斜視図である。図2に示すように、金種別ホッパ部60は、タンク部210と、回転ディスク220と、駆動部230と、搬送ガイド240と、磁気センサ260と、接触部材270と、規制部材280と、を有する。
(タンク部210)
タンク部210は、金種別の受入口42a〜42fから落下した硬貨Cを収容部である。タンク部210は、硬貨Cを所定量(例えば2500枚)収容可能である。タンク部210の下部212には回転ディスク220が設けられており、下部212の内周面は、回転ディスク220が回転可能なように、回転ディスク220の外周に沿った形状に形成されている。タンク部210の下部212は、斜めの形状をしている。なお、タンク部210の上方には、受入口42a〜42fから落下した硬貨Cをタンク部210内に導くための開口214が形成されている。
(回転ディスク220)
回転ディスク220は、タンク部210内に水平方向に交差するように斜めに配置された金属製の円形状の部材である。回転ディスク220の上面220aには、タンク部210に落下した硬貨Cが集積される。回転ディスク220は、回転可能に軸221に支持され、回転することによりタンク部210に収容された硬貨Cを移動させて分離する。
回転ディスク220には、タンク部210の硬貨Cを搬送路242へ導入するため導入穴222が複数(図3では4つ)形成されている。導入穴222は、厚み方向において回転ディスク220を貫通する貫通穴である。導入穴222の内径は、通過する硬貨Cの外形に応じて設定される。回転ディスク220の裏面かつ導入穴222の周囲には、搬送用突起223(図2)が形成されている。搬送用突起223は、回転ディスク220が所定方向(図3に示す反時計方向)に回転する際に、硬貨Cを支持しながら搬送する。
回転ディスク220の外周面には、ギア部224(図3)が形成されている。ギア部224は、下部212の側面に形成された切り欠き部214で、駆動部230のモータギア234と噛み合っている。
(駆動部230)
駆動部230は、回転ディスク220を回転させる回転駆動力を回転ディスク220に伝達する。駆動部230は、モータ232と、モータギア234とを有する。モータギア234は、モータ232のDカットされたモータ軸に固定されている。
(搬送ガイド240)
搬送ガイド240は、回転ディスク220の底部に位置している。搬送ガイド240は、回転ディスク220と共に、回転ディスク220が硬貨Cを一枚ずつ搬送する搬送路242を形成している。別言すれば、回転ディスク220は、搬送ガイド240との間で硬貨を一枚ずつ搬送する搬送路242を形成するように設けられている。また、搬送ガイド240も、回転ディスク220と同様に斜めに配置されているため、搬送路242内の硬貨Cが、自重によりゲート244に向かって滑りやすくなる。
なお、搬送路242のゲート244の搬送方向下流側には、図3に示すように繰り出しベアリング252と繰り出しアーム254とが設けられている。繰り出しアーム254は、不図示の支点を中心に移動可能である。そして、繰り出しアーム254の移動に伴い、繰り出しベアリング252と繰り出しアーム254の間に挟まれる硬貨Cが、繰り出される。
(磁気センサ260)
磁気センサ260は、搬送路251において繰り出しベアリング252と繰り出しアーム254によって繰り出された硬貨Cを検出する。磁気センサ260は、搬送ガイド240の外側に設けられている。
(接触部材270)
接触部材270は、回転ディスク220が回転する際に回転ディスク220に対して移動自在に接触する。更に、接触部材270は、導入穴222に位置する硬貨に接触して移動させる。これにより、導入穴222に硬貨が残留することを防止できる。
図5は、導入穴222に硬貨Cが残留した状態を説明するための図である。図5では、複数枚の硬貨Cが束になった状態で導入穴222に残留している。具体的には、図5(a)及び図5(b)に示すように、複数の硬貨Cが、導入穴222の縁部222aに寄った状態で維持されている(すなわち、硬貨Cが導入穴222を通過しない状態で維持されている)。この状態は、回転ディスク220の回転中にも維持されるので、硬貨Cが残留することとなる。
特に、硬貨Cの厚みに比べて回転ディスク220の厚みが大きい場合には、硬貨Cが縁部222aに寄った状態になり易い。また、硬貨Cが軽い場合(例えば1円玉の硬貨)に、硬貨Cが縁部222aに寄った状態になり易い。なお、図5では、複数枚の硬貨Cが束になった状態で縁部222aに寄っているが、これに限定されず、例えば硬貨が一枚だけ縁部222aに寄った状態で残留することもありうる。
上述した導入穴222内での硬貨の残留を防止するために、本実施形態では、縁部222aに寄った状態の硬貨に接触して、硬貨の姿勢を変化させるための接触部材270が設けられている。また、接触部材270は、導入穴222に入り込み、導入穴222の硬貨に接触して搬送路242に移動させる機能も有する。これにより、硬貨が搬送路242に導かれ易くなるので、硬貨を迅速に繰り出すことが可能となる。
図6は、接触部材270の詳細構成を説明するための図である。図6に示すように、接触部材270は、自在に移動することが許容された移動部272と、回転ディスク220に接触する棒状の接触部274と、を有する。
移動部272は、例えば複数の環を繋げた鎖である。このように複数の環が繋がっていることにより、接触部材270が自在に移動できる。移動部272の一端側は、接触部274と連結している。移動部272の他端側は、タンク部210の壁216に連結されている。例えば、移動部272の他端側を壁216にネジで固定されることで、壁216に連結しても良い。
なお、移動部272の他端側をタンク部210の側壁に連結することとしたが、これに限定されず、例えばタンク部210の上壁から移動部272を垂れ下げることとしても良い。また、移動部272として鎖を例に挙げて説明したが、これに限定されず、移動部272は例えばケーブル等であっても良い。かかる場合にも、移動部272は自在に移動することが許容される。
接触部274は、移動部272の一端側と連結した棒275と、棒の先端側と連結し回転ディスク220に接触する球状の接触体276と、を有する。棒275は、例えば金属製のシャフトである。接触体276は、棒275の幅よりも大きい直径を有する。これにより、接触体276の回転ディスク220や硬貨に接触する面積を大きくできるので、硬貨を移動させ易くなる。また、接触体276は、例えばゴム製である。これにより、接触体276が接触する回転ディスク220や硬貨に傷が付くことを抑制できる。なお、棒275と接触体276の材質は、上記に限定されず、例えば接触体276も金属製であっても良い。また、棒275と接触体276が一体形状で構成されても良い。また、接触体276の形状は、図6に示す形状に限定されない。
接触部274は、自重により回転ディスク220に接触する。具体的には、接触部274の接触体276が、回転ディスク220に接触して、硬貨の姿勢を変化させたり、回転ディスク220上で硬貨を移動させる。例えば、接触体276は、導入穴222で束の状態の複数枚の硬貨に接触して、束になった硬貨を崩す。これにより、崩れされた硬貨が、それぞれ導入穴222に適切な姿勢(例えば、回転ディスク220の面に対して略平行な姿勢)で入り込み、搬送路242に移動することになる。
図7は、接触部材270が、導入穴222で束になった状態の硬貨Cを崩す様子を説明するための図である。ここでは、図7(a)に示すように、導入穴222で複数の硬貨Cが束になっているものとする。その後、回転ディスク220の回転に伴い、図7(b)に示すように、接触部材270が束になった硬貨Cに接触する。その状態で回転ディスク220が更に回転することにより、図7(c)に示すように束になった硬貨Cが崩れる。その後、崩れた硬貨Cは、回転ディスク220の回転に伴い、導入穴222を通過して搬送路242に導かれる。
また、接触体276の直径は、導入穴222の直径よりも小さいため、接触体276が導入穴222に入り込み易い。また、接触体276の直径は、回転ディスク220の厚みよりも大きいため、接触体276が搬送路242の近くに位置しやすい。この結果、硬貨が搬送路242に導かれ易くなる。
図8は、接触体276が導入穴222に入り込んで硬貨を搬送路242へ移動させる様子を説明するための図である。ここでは、図8(a)に示すように、回転ディスク220の回転中に、導入穴222に一部が入り込んだ硬貨Cに接触部材270に接触したものとする。その後、接触部材270の接触体276は、回転ディスクの回転に伴い自重により下方に移動することで、図8(b)に示すように硬貨Cを押し下げながら導入穴222に入り込む。その後、図8(c)に示すように接触体276が更に導入穴222に入り込むことにより、硬貨Cは搬送路242上に強制的に位置する。
なお、上記では、接触部274が接触体276を有することとしたが、これに限定されず、例えば接触部274は接触体276を有さず、棒275が回転ディスク220に接触することとしても良い。かかる場合にも、棒275が回転ディスク220に接触して、硬貨の姿勢を変化させたり、硬貨を移動できる。
(規制部材280)
規制部材280は、図2に示すように、タンク部210内において接触部材270よりも上方に設けられ、回転ディスク220の回転の際にタンク部210内の硬貨が開口214(図4)へ移動することを規制する。例えば、規制部材280は、回転ディスク220の回転の際に接触部材270により接触した硬貨が、開口214へ飛んでいくことを規制する。これにより、硬貨が開口214から外方へ飛び出すことを防止できる。なお、規制部材280は、本実施形態では板であるが、これに限定されず、規制部材280は、例えば樹脂製であっても良い。
なお、金種別ホッパ部60は、図2に示すように、前述した出金先切替部70を有する。そして、金種別ホッパ部60には、切替ガイド72の切替先として出金箱ダクト74と、硬貨回収庫ダクト76と、が設けられている。
出金箱ダクト74は、切替ガイド72が第1位置に位置する際に落下した硬貨が通過する。出金箱ダクト74を通過する硬貨は、出金箱ダクト74の下方に位置する硬貨出金箱80に落下して収納される。
硬貨回収庫ダクト76は、切替ガイド72が第2位置に位置する際に落下した硬貨が通貨する。硬貨回収庫ダクト76を通過する硬貨は、硬貨回収庫ダクト76の下方に位置する硬貨回収庫84に落下して収納される。
(1−3.硬貨処理装置の動作)
次に、上述した構成の硬貨処理装置1の動作例について説明する。なお、硬貨処理装置1の動作は、制御ユニット90の制御部によって実行される。すなわち、制御部は、記憶部に記憶されたプログラムを実行することで、下記に説明する動作を実行する。
硬貨受領部10に硬貨Cが一括して投入されると、投入された硬貨Cは硬貨繰り出し部20に落下する。硬貨繰り出し部20は、落下した硬貨Cを一枚ずつ硬貨判別部30に繰り出す。硬貨判別部30は、繰り出された硬貨Cの真偽、金種等を判別し、判別した硬貨Cを選別搬送路40に搬送する。
硬貨判別部30により真貨で無いと判別された硬貨Cは、選別搬送路40内のリジェクト口41に搬送されて、リジェクト硬貨収容部50に落下する。一方で、真貨であると判別された硬貨Cは、選別搬送路40内の金種別の受入口42a〜42fに搬送されて、金種別ホッパ部60a〜60fに落下する。
そして、硬貨を出金する場合には、以下の動作が行われる。まず、ユーザが各金種の出金枚数及び出金先(硬貨出金箱80又は硬貨回収庫84)を選択すると、制御ユニット90は、各金種別ホッパ部60a〜60fの出金先切替部70の切替ガイド72を、出金先に対応した位置(第1位置又は第2位置)に位置させる。
その後、回転ディスク220が回転することにより、回転ディスク220の搬送用突起223が、搬送路242の硬貨をゲート244へ向けて搬送する。この際、接触部材270は、回転ディスク220に接触する。そして、接触部材270は、例えばタンク部210内の硬貨の枚数が少ない時に、回転ディスク220の導入穴222の縁部222aに寄った状態の硬貨(例えば、束の硬貨)に接触して、硬貨を移動させる(束の硬貨を崩す)。これにより、導入穴222に硬貨が残留することが抑制され、硬貨が搬送路242に位置する。
ゲート244を通過した硬貨Cは、図9(a)に示すように、繰り出しベアリング252と繰り出しアーム254とに挟まれる。その後、図9(b)に示すように、繰り出しアーム254が矢印Xの方向に移動すると、硬貨Cは磁気センサ260側に移動を開始する。その後、図9(c)に示すように、硬貨Cの中心が、繰り出しベアリング252と繰り出しアーム254の中心を結んだ仮想線よりも磁気センサ260側に移動すると、繰り出しアーム254は、不図示のスプリングによって矢印Yの方向に移動する。そして、繰り出しアーム254の矢印Yの方向への移動に伴い、硬貨Cは、はじき飛ばされて(繰り出されて)、磁気センサ260を通過する。磁気センサ260が通過する硬貨Cを検出すると、制御部は硬貨が一枚繰り出されたことをカウントする。図9は、繰り出しベアリング252と繰り出しアーム254による硬貨の繰り出す動作を説明するための図である。
磁気センサ260を通過した硬貨Cは、切替ブレード72が第1位置に位置する際には、出金箱ダクト74を経由して硬貨出金箱80に落下して、硬貨出金箱80に収納される。一方で、切替ブレード72が第2位置に位置する際には、硬貨Cは、硬貨回収庫ダクト76を経由して硬貨回収庫84に落下して、硬貨回収庫84に収納される。そして、所定枚数の硬貨が出金されると、硬貨処理装置1の動作は終了する。
(1−4.硬貨処理装置の有効性)
上述したように、第1の実施形態においては、回転ディスク220が回転する際に回転ディスク220に対して移動自在に接触する接触部材270(具体的には接触体276)が、導入穴222に位置する硬貨を移動させる。かかる場合には、例えば導入穴222内で搬送路242内に導入されない状態の硬貨を移動させることにより、導入穴222を通過し易い硬貨の姿勢に変化せることができる。この結果、導入穴222で硬貨が残留することを防止できる。
また、第1の実施形態においては、接触部材270は、導入穴222に入り込み、導入穴222の硬貨に接触して搬送路242に強制的に移動させる。これにより、硬貨が搬送路242に導かれ易くなるので、硬貨を迅速に繰り出すことが可能となる。
<2.第2の実施形態>
図10を参照しながら、第2の実施形態に係る金種別ホッパ部60(金種別ホッパ部60a〜60f)の構成について説明する。図10は、第2の実施形態に係る金種別ホッパ部60の内部構成を示す図である。
第1の実施形態では、接触部材270は、鎖である移動部272と、棒275及び接触体276を有する接触部274と、で構成されることとした。これに対して、第2の実施形態に係る接触部材270は、図10に示すように、回転ディスク220に取り付けられた軸277と、軸277の先端に取り付けられ回転ディスク220に接触する接触部278と、を有する。
軸277は、回転ディスク220の中心から上方へ突出している。軸277は、回転ディスク220の回転に連動して回転する。
接触部278は、軸277に移動自在に取り付けられており、回転ディスク220に連動して移動する。接触部278は、例えば複数の環を繋げた鎖である。接触部278は、例えば金属製であり、自重により回転ディスク220に接触する。このような接触部278は、回転ディスク220に接触して、硬貨の姿勢を変化させたり、回転ディスク220上で硬貨を移動させる。例えば、接触部278は、導入穴222で束の状態の複数枚の硬貨に接触して、束になった硬貨を崩す。これにより、崩れされた硬貨が、それぞれ導入穴222に適切な姿勢で入り込み、搬送路242に移動することになる。
上記では、接触部278の鎖が回転ディスク220に接触することとしたが、これに限定されない。例えば、鎖の先端に接触体(例えば、図6に示す接触体276)等を設けて、接触体が回転ディスク220の接触することとしても良い。かかる場合には、接触体によって硬貨が強制的に押し出されることで搬送路242上に位置しやすくなる。
また、第2の実施形態でも、タンク部210内において接触部材270の上方に規制部材280が設けられている。規制部材280は、回転ディスク220の回転の際に接触部材270により接触した硬貨が、開口214へ飛んでいくことを規制する。これにより、硬貨が開口214から外方へ飛び出すことを防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 硬貨処理装置
60、60a〜60f 金種別ホッパ部
210 タンク部
216 壁
220 回転ディスク
222 導入穴
242 搬送路
270 接触部材
272 移動部
274 接触部
275 棒
276 接触体
277 軸
278 接触部
280 規制部材

Claims (8)

  1. 硬貨を収容する収容部と、
    前記収容部の底部との間で硬貨の搬送路を形成するように設けられ、回転することにより前記搬送路上の硬貨を搬送する回転部材であって、前記収容部の硬貨を前記搬送路へ導入するための導入穴を有する回転部材と、
    前記回転部材が回転する際に前記回転部材に対して移動自在に接触して、前記導入穴に位置する硬貨を移動させる接触部材と、
    を備え
    前記接触部材は、
    自在に移動することが許容された移動部と、
    前記移動部の一端側と連結し、前記回転部材に接触する棒状の接触部と、
    を有し、
    前記移動部は、鎖であることを特徴とする、
    硬貨処理装置。
  2. 硬貨を収容する収容部と、
    前記収容部の底部との間で硬貨の搬送路を形成するように設けられ、回転することにより前記搬送路上の硬貨を搬送する回転部材であって、前記収容部の硬貨を前記搬送路へ導入するための導入穴を有する回転部材と、
    前記回転部材が回転する際に前記回転部材に対して移動自在に接触して、前記導入穴に位置する硬貨を移動させる接触部材と、
    を備え
    前記接触部材は、
    自在に移動することが許容された移動部と、
    前記移動部の一端側と連結し、前記回転部材に接触する棒状の接触部と、
    を有し、
    前記接触部は、
    前記移動部の一端側と連結した棒と、
    前記棒の先端側と連結し、前記回転部材に接触する球状の接触体と、
    を有し、
    前記接触体の直径は、前記導入穴の内径よりも小さいことを特徴とする、
    硬貨処理装置。
  3. 硬貨を収容する収容部と、
    前記収容部の底部との間で硬貨の搬送路を形成するように設けられ、回転することにより前記搬送路上の硬貨を搬送する回転部材であって、前記収容部の硬貨を前記搬送路へ導入するための導入穴を有する回転部材と、
    前記回転部材が回転する際に前記回転部材に対して移動自在に接触して、前記導入穴に位置する硬貨を移動させる接触部材と、
    を備え
    前記接触部材は、
    自在に移動することが許容された移動部と、
    前記移動部の一端側と連結し、前記回転部材に接触する棒状の接触部と、
    を有し、
    前記接触部は、
    前記移動部の一端側と連結した棒と、
    前記棒の先端側と連結し、前記回転部材に接触する球状の接触体と、
    を有し、
    前記接触体の直径は、前記回転部材の厚みよりも大きいことを特徴とする、
    硬貨処理装置。
  4. 前記移動部の他端側は、前記収容部の壁と連結していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬貨処理装置。
  5. 前記接触部材は、前記導入穴に位置する硬貨に接触して前記搬送路に移動させることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の硬貨処理装置。
  6. 前記収容部は、上方に前記収容部内へ硬貨を導くための開口を有し、
    前記回転部材の回転の際に前記収容部内の硬貨が前記開口へ移動することを規制する規制部材を更に備えることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の硬貨処理装置。
  7. 硬貨を収容する収容部と、
    前記収容部の底部との間で硬貨の搬送路を形成するように設けられ、回転することにより前記搬送路上の硬貨を搬送する回転部材であって、前記収容部の硬貨を前記搬送路へ導入するための導入穴を有する回転部材と、
    前記回転部材が回転する際に前記回転部材に対して移動自在に接触して、前記導入穴に位置する硬貨を移動させる接触部材と、
    を備え
    前記接触部材は、
    前記回転部材の中心から上方へ突出するように取り付けられた軸と、
    前記軸に移動自在に取り付けられ、前記回転部材に接触する接触部と、
    を有することを特徴とする、
    硬貨処理装置。
  8. 前記接触部は、鎖であることを特徴とする、請求項に記載の硬貨処理装置。
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