JP4324279B2 - 硬貨送出機構及び同機構を備えた券硬貨分離装置 - Google Patents

硬貨送出機構及び同機構を備えた券硬貨分離装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、バスの整理券と運賃としての硬貨とを分離する券硬貨分離装置に関し、詳しくは、分離された硬貨を1枚ずつ所定方向に送り出す硬貨送出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の券硬貨分離装置としては、例えば、特開平2−282888号公報に示すようなものが知られている。
【0003】
図8及び図9に示すように、券硬貨分離装置90は整理券Tと硬貨Cとを分離する分離機構91、その下流側に配置され、硬貨Cを所定方向に送り出す硬貨送出機構92、及び硬貨送出機構92の下流側に配置され、硬貨Cを識別する硬貨識別機構93を備えている。
【0004】
分離機構91は一対の傾斜分離ローラ91a, 91bを備えている。両分離ローラ91a, 91bは水平面に対して所定角度をなして平行に配置されており、自身の傾斜軸Oxを中心として互いに内向きに回転される。両分離ローラ91a, 91bは整理券Tのみが両分離ローラ91a, 91b間を通過可能とされている。
【0005】
両分離ローラ91a, 91b間に上方から整理券T及び硬貨Cが投入されると、整理券Tは両分離ローラ91a, 91b間に巻き込まれて、それらの下方に通過する。整理券Tよりも厚みの大きい硬貨Cは両分離ローラ91a, 91b間に巻き込まれることなく、両分離ローラ91a, 91b間の上面溝部94に沿って流下する。
【0006】
一方、図9に示すように、硬貨送出機構92は、硬貨Cを引き込む方向に回転する一対の引き込みローラ95a, 95b、硬貨Cを送り出す方向に回転する送りローラ96、及び硬貨Cを戻す方向に回転する戻しローラ97を備えている。両引き込みローラ95a, 95b、及び送りローラ96と戻しローラ97とはそれぞれ互いに対向するように配置されている。
【0007】
各ローラ95a, 95b, 96, 97はそれぞれ傾斜分離ローラ91a, 91bの傾斜軸Oxに直交する軸線Oyを中心として回転する。また、送りローラ96が硬貨Cに与える送り力は、戻しローラ97が硬貨Cに与える戻し力よりも大きくなるように設定されている。
【0008】
傾斜分離ローラ91a, 91bにより整理券Tと分離された硬貨Cは、傾斜分離ローラ91a, 91b間の上面溝部94を転動し、両引き込みローラ95a, 95b間に巻き込まれる。そして、硬貨Cは両引き込みローラ95a, 95bにより、送りローラ96と戻しローラ97との間に強制的に送り込まれ、同送りローラ96により1枚ずつ前記硬貨識別機構93へ送り出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記各ローラ95a, 95b, 96, 97は、両分離ローラ91a, 91bの傾斜軸Oxの延長線に沿って配置され、硬貨Cを水平方向に送り出す構成とされていた。このため、硬貨送出機構92においては、各ローラ95a, 95b, 96, 97のうち、少なくとも2つのローラ直径の合計分の水平方向成分長さを確保する必要があった。従って、硬貨送出機構92の水平方向長が大きくなるという問題点があった。
【0010】
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、水平方向長さを短くすることができる硬貨送出機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、硬貨を送り出す方向に回転する送りローラと、同送りローラと対向するように配置され、硬貨を戻す方向に回転する戻しローラと、前記両ローラの周面間に形成され、硬貨が1枚ずつのみ通過可能となるように設定した空隙とを備え、前記送りローラ及び戻しローラの上方に互いにあらかじめ定められた複数枚の硬貨枚数が通過可能な空隙を介して対向するように配置された互いに共働して硬貨を掻き上げる方向に回転する一対のローラからなり、硬貨を反送出方向に移動させる一対の掻き上げ部材とを備え、前記送りローラの回転により硬貨を1枚ずつ前記空隙を介して両ローラ間を通過させる硬貨送出機構において、前記送りローラは、硬貨の重力落下方向成分を含む送出方向に、硬貨を送り出すとともに、前記一対の掻き上げ部材のうち少なくとも一方は、同掻き上げ部材の中心軸から外周方向へ所定距離だけ平行移動された偏心軸を中心に回転するように設けたことをその要旨とする。
【0013】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記送りローラは、硬貨の送出方向に沿う方向と水平面とがなす硬貨の送出角度が、45度〜90度の範囲内となるように設けたことをその要旨とする。
【0017】
請求項に記載の発明は、水平面に対して傾斜し、自身の中心軸を中心に回転可能に設けられた一対の分離ローラを備えた分離機構と、分離機構にて分離された硬貨を1枚ずつ方向に送り出す硬貨送出機構と、硬貨送出機構から送り込まれた硬貨を識別する硬貨識別機構とを備えた券硬貨分離装置において、前記両分離ローラの下流側には、前記請求項1又は請求項のうちいずれか一項に記載の硬貨送出機構を配置し、同硬貨送出機構の下方には、前記硬貨識別装置を配置したことをその要旨とする。
(作用)
従って、請求項1に記載の発明においては、硬貨は送りローラの回転により、重力落下方向成分を含む方向に送り出される。このため、硬貨を水平方向に送り出す場合と異なり、硬貨を引き込んで硬貨送出機構に強制的に送り出すための機構が不要となる。即ち、前記引き込み機構を硬貨送出機構の上流側に水平方向に沿って並列に配置する必要がない。従って、硬貨送出機構の水平方向長は短くなる。
【0018】
さらに、重なり合って掻き上げ部材間に送り出された所定枚数の硬貨のうちの一部は、掻き上げ部材により、反送出方向に移動される。このため、前記送りローラと戻しローラとの間に送り出される硬貨枚数は低減し、固まりとなった複数の硬貨が一度に送りローラと戻しローラとの間に送り込まれることはない。従って、硬貨が送りローラと戻しローラとの間に詰まることが防止される。
また、一対のローラは互いに共働することにより、硬貨を反送出方向へ掻き上げる。このため、硬貨は効率よく反送出方向へ移動される。従って、硬貨は円滑に送りローラと戻しローラとの間に進入する。
加えて、前記一対の掻き上げ部材のうち少なくとも一方は、両掻き上げ部材間の空隙を広狭方向に変移する。このため、掻き上げ部材に接触する硬貨の枚数は増大する。従って、複数枚重なった硬貨は効率的に分散される。
具体的には、一対の掻き上げローラのうち少なくとも一方は、偏心軸を中心に偏心回転する。このため、重なり合った複数の硬貨は、効率的に分散され、弾き返される。従って、硬貨は送りローラと戻しローラとの間へより円滑に進入する。
【0019】
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、硬貨は、水平面に対して45度以上90度以下の範囲内にて交わる線分に沿う方向に送り出される。このため、硬貨は硬貨送出機構に送り込まれた状態を保持しながらそのまま重力方向へ送り出される。従って、硬貨の送出効率は向上する。
【0023】
請求項に記載の発明の発明においては、硬貨送出機構の下方には硬貨識別機構が配置される。このため、硬貨送出機構及び硬貨識別機構の各水平方向長の合計分の水平方向長を、券硬貨分離装置内に確保する必要がない。従って、券硬貨分離装置全体の水平方向長は短くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、バスの整理券と運賃としての硬貨とを分離する券硬貨分離装置に具体化した一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
【0025】
図1及び図2に示すように、券硬貨分離装置Uは、整理券Tと硬貨Cとを分離する分離機構10、分離された硬貨Cを所定方向に送り出す硬貨送出機構30、及び硬貨の種類を識別する硬貨識別機構50等を備えている。また、券硬貨分離装置Uは固定フレーム11を備えており、同固定フレーム11内には可動フレーム12が固定フレーム11に対して相対移動可能に設けられている。
【0026】
図1〜図3に示すように、分離機構10は、固定フレーム11の一対の支持板13a, 13b間に回転可能に支持された駆動側分離ローラ14と、可動フレーム12の支持枠15に回転可能に支持された従動分離ローラ16とを備えている。両分離ローラ14,16は互いに平行に配置されており、水平面に対して所定の角度だけ傾斜した軸線を中心に回転する。
【0027】
図1及び図3に示すように、駆動側分離ローラ14の下方において、固定フレーム11にはブラケット17を介して駆動モータ18が固定されており、同駆動モータ18の回転軸18aには駆動歯車19が固定されている。また、駆動モータ18の上方において、固定フレーム11には前記支持板13a及び取付板20を介して駆動シャフト21が回転可能に支持されている。駆動シャフト21の一端寄りには従動歯車22が固定されており、前記駆動歯車19に噛合されている。 従って、駆動モータ18が駆動されて回転軸18aが回転すると、この回転力は歯車(図示略)を介して駆動側分離ローラ14に伝達される。駆動側分離ローラ14の回転力は歯車(図示略)を介して従動分離ローラ16に伝達される。そして、両分離ローラ14,16は互いに整理券Tを送り出す方向(内向き)に回転する。
【0028】
図1〜図3に示すように、両分離ローラ14,16間には、整理券Tの厚みよりも大きく、硬貨Cの厚みよりも小さい空隙(図示略)が形成されている。このため、両分離ローラ14,16間に上方から整理券T及び硬貨Cが投入されると、整理券Tは両分離ローラ14,16間に巻き込まれ、それらの下方へ通過する。硬貨Cは両分離ローラ14,16間に巻き込まれることなく、両分離ローラ14,16間の上面溝部23に沿って流下する。このようにして、整理券Tと硬貨Cとが分離される。
【0029】
図1及び図3に示すように、前記駆動シャフト21の他端にはユニバーサルジョイント24を介して従動シャフト25の一端が連結されている。従動シャフト25は固定フレーム11の内側面に固定された断面略コの字状の支持体26の上方突出部に回転可能に支持されている。図3及び図4に示すように、従動シャフト25の先端には伝達歯車27が固定されており、同従動シャフト25の途中には伝動歯車28が固定されている。また、図1に示すように、前記可動フレーム12の内側面には断面略コの字状の支持体29が前記支持体26に対向するように固定されている。
【0030】
図1〜図3に示すように、前記両分離ローラ14,16の下流側(傾斜方向下側)には、硬貨送出機構30が配設されている。硬貨送出機構30は、前記支持体26の下部に回転可能に支持された送りローラ31、及び前記支持体29の下部に回転可能に支持された戻しローラ32を備えている。
【0031】
図1及び図7に示すように、両ローラ31, 32は、両者31,32間にほぼ硬貨C一枚分の厚みよりも若干幅広の空隙S1が形成されるように配置されている。図2及び図3に示すように、両ローラ31,32はそれぞれ水平面に対して所定角度だけ傾斜した軸部31a, 32aを中心に回転する。両ローラ31,32は、軸部31a, 32aの中心軸が同一の平面上に位置すると共に、互いに平行をなすように配置されている。
【0032】
図2及び図3に示すように、両ローラ31,32の水平面Xに対する角度(軸部31a, 32aの中心軸と水平面Xとがなす角度)の取り得る範囲は「0度〜45度」、望ましい範囲は「10度〜25度」、最適な範囲は「10度〜20度」とされており、本実施形態においては15度程度に設定されている。
【0033】
両ローラ31,32の水平面Xに対する角度が45度を越えて設定された場合、硬貨Cの重力方向への落下を利用して、同硬貨Cを所定の送出方向に送出することが困難となり、硬貨Cを両ローラ31,32間に送り込むための機構(図示略)を別途設ける必要がある。
【0034】
従って、前記送りローラ31は、硬貨Cの重力落下方向成分(ほぼ鉛直下向き)を含む所定の送出方向(図2及び図3における矢印F方向)に、硬貨Cを送り出すように回転する。前記硬貨Cの送出方向Fは、送りローラ31の外周面に接すると共に、同ローラ31の回転軸に対して直交する方向Yに沿う下向きとなっている。
【0035】
図2及び図3に示すように、硬貨Cの送出方向Fに沿う前記方向Yと水平面Xとがなす硬貨Cの送出角度θの取りうる範囲は「45度〜90度」、望ましい範囲は「60度〜90度」、最適な範囲は「70度〜80度」とされている。本実施形態において、送出角度θは75度に設定されている。そして、前記送りローラ31は硬貨Cの送出角度θが設定値を満たすように配設されている。送出角度θが45度未満に設定された場合、硬貨Cの重力方向への落下を利用して、同硬貨Cを前記送出方向Fに送出することが困難となり、硬貨Cを両ローラ31,32間に送り込むための機構(図示略)を別途設ける必要がある。
【0036】
両ローラ31,32は硬貨Cの表面に対する摩擦係数が小さな硬質材料(例えば、ステンレス等)にて形成されており、両ローラ31,32の両端外周にはそれぞれ摩擦部33,34が取着されている。両摩擦部33,34は硬貨Cの表面に対する摩擦係数が大きなシリコンゴム等の合成ゴムにて形成されている。
【0037】
前記送りローラ31側の摩擦部33の幅は戻しローラ32側の摩擦部34の幅よりも大きく設定されている。即ち、送りローラ31の硬貨Cに対する摩擦力(送り力)は、戻しローラ32の硬貨Cに対する摩擦力(戻し力)よりも大きくなっている。
【0038】
図1〜図4に示すように、両軸部31a,32aの一端にはそれぞれ歯車35,36が固定されている。歯車35は前記従動シャフト25の伝達歯車27及び支持体26に回転可能に支持された中間歯車37に噛合されており、同中間歯車37には歯車36が噛合されている。尚、中間歯車37は伝達歯車27に対して所定距離だけ離間するように配置されている。
【0039】
従って、前記駆動モータ18が駆動されて回転軸18aが回転すると、同回転軸18aの回転力は駆動歯車19、従動歯車22、駆動シャフト21、ユニバーサルジョイント24、従動シャフト25、伝達歯車27及び歯車35を介して送りローラ31に伝達される。
【0040】
送りローラ31の回転力は歯車35、中間歯車37及び歯車36を介して戻しローラ32に伝達される。そして、図7に示すように、送りローラ31は硬貨Cを送り出す方向(図7における矢印A方向)に回転し、戻しローラ32は硬貨Cを戻す方向(図7における矢印B方向)に回転する。
【0041】
一方、図2及び図3に示すように、前記両支持体26,29の上部には、それぞれ掻き上げ部材としての掻き上げローラ38,39が偏心軸38a, 39aを中心に回転可能に支持されている。両掻き上げローラ38,39は、偏心軸38a, 39aが前記送り及び戻しローラ31,32の中心軸と同方向に延びると共に、互いに平行となるように配置されている。
【0042】
前記掻き上げローラ38の偏心軸38aと送りローラ31の中心軸(軸部31a)とは同一の平面上に位置すると共に、両掻き上げローラ38,39の偏心軸38a, 39aは前記硬貨Cの送出方向Fに沿う方向Yに対して直交する。即ち、図2及び図3に示すように、両ローラ38,39は前記送り及び戻しローラ31,32と同様角度だけ傾斜している。両ローラ38,39の水平面Xに対する角度の取り得る範囲、望ましい範囲及び最適な範囲も送り及び戻しローラ31,32と同様である。
【0043】
図7に示すように、両偏心軸38a, 39aは、両掻き上げローラ38,39の中心O1, O2から外周方向へ所定距離だけ平行移動された位置に設けられている。そして、図7に二点鎖線で示すように、両ローラ38,39はそれぞれ偏心軸38a, 39aを中心に偏心回転する。
【0044】
可動フレーム12側の掻き上げローラ39は、固定フレーム11側の掻き上げローラ38よりも大きく偏心されており、両ローラ38,39は、両者38,39間に最大硬貨C複数枚(5〜6枚程度)の厚みに相当する空隙S2が形成されるように配置されている。
【0045】
両ローラ38,39は硬貨Cの表面に対する摩擦係数が小さな硬質材料(例えば、ステンレス等)にて形成されている。また、掻き上げローラ39の両端寄りの周面には、それぞれ円環状の摩擦リング40が取着されている。摩擦リング40は、硬貨Cの表面に対する摩擦係数が大きな天然ゴム等により形成されている。
【0046】
図5に示すように、前記偏心軸38aにおける掻き上げローラ38と支持体26との間には従動歯車41が固定されている。また、図2に示すように、偏心軸39aの一端には歯車42が固定されている。図5及び図6に示すように、従動歯車41は支持体26に回転可能に支持された中間歯車43に噛合されており、同中間歯車43は前記従動シャフト25の伝動歯車28に噛合されている。図2及び図6に示すように、前記歯車42は支持体29に回転可能に支持された中間歯車44に噛合されており、同中間歯車44は前記歯車36に噛合されている。
【0047】
従って、前記駆動モータ18が駆動されて回転軸18aが回転すると、同回転軸18aの回転力は駆動歯車19、従動歯車22、駆動シャフト21、ユニバーサルジョイント24、従動シャフト25、伝動歯車28、中間歯車43及び従動歯車41を介して掻き上げローラ38に伝達される。また、前記戻しローラ32の回転力は、歯車36、中間歯車44、歯車42及び偏心軸39aを介して掻き上げローラ39に伝達される。そして、図7に示すように、両掻き上げローラ38,39は互いに硬貨Cを戻す方向(図7における矢印L, M方向)に回転する。
【0048】
図2に示すように、前記硬貨送出機構30の下方(硬貨Cの送出方向F側)には硬貨識別機構50が配設されている。硬貨識別機構50は可動フレーム12の内側面にブラケット51を介して回動可能に支持されたセンサホルダ52を備えており、同センサホルダ52には硬貨識別センサ53が埋設されている。
【0049】
硬貨識別センサ53の中央には硬貨Cを上方から下方へ通過可能とした検出通路(図示略)が形成されていると共に、前記センサホルダ52には検出通路に連通したスリット(図示略)が形成されている。従って、前記硬貨送出機構30から送り出された硬貨Cは、硬貨識別センサ53及びセンサホルダ52の検出通路及びスリットを上方から下方へと通過(落下)することによって、その種類が識別される。
【0050】
次に、前記のように構成された券硬貨分離装置Uの作用について説明する。
図1〜図3に示すように、バス料金等の回収時、駆動モータ18の駆動により、両分離ローラ14,16が互いに内向きに回転された状態で、単数又は複数の硬貨C及び整理券Tが両分離ローラ14,16の上方から投下されると、整理券Tは両分離ローラ14,16間に巻き込まれて下方に送られる。
【0051】
一方、硬貨Cは両分離ローラ14,16間に巻き込まれることなく、両分離ローラ14,16間の上面溝部23に沿って回転又は滑りながら両掻き上げローラ38,39側へ流下する。そして、両分離ローラ14,16の下流側端部から転出した硬貨Cは、その転出姿勢を保持した状態で、両掻き上げローラ38,39間に重力により落下する。
【0052】
両掻き上げローラ38,39間に複数の硬貨Cが重なり合って(固まって)送り出されてきた場合、これらの硬貨Cのうちの一部は両掻き上げローラ38,39の回転により、重力に抗して上方へ戻される。また、両掻き上げローラ38,39は偏心して回転されることにより、硬貨Cの固まりは効率的に分散される。このため、送りローラ31と戻しローラ32との間に一度に入り込もうとする硬貨Cの数は低減される。従って、硬貨Cは送りローラ31と戻しローラ32との間に円滑に進入可能となる。
【0053】
両掻き上げローラ38,39間を通過(落下)した複数の硬貨Cは、送りローラ31の回転により、同ローラ31に接触した硬貨Cから順に1枚ずつ下方へ送り出され、送りローラ31と戻しローラ32との間を下方へ通過する。残りの他の硬貨Cは戻しローラ32の回転によって下方への送り出しが一旦止められ、送りローラ31が硬貨Cを送出した後、同ローラ31に接触した硬貨Cから順に下方へ送り出される。
【0054】
尚、送りローラ31と戻しローラ32との間の硬貨Cは、送りローラ31から少なくとも戻しローラ32の戻し力を打ち消す程度以上の送り力を受けるため、円滑に下方(重力落下方向)へ送り出される。
【0055】
送りローラ31と戻しローラ32との間を下方へ通過した硬貨Cはそのまま落下し、硬貨識別センサ53の検出通路(図示略)及びセンサホルダ52のスリット(図示略)を通過して硬貨回収ケース(図示略)内に収容される。硬貨Cは硬貨識別センサ53の検出通路内を通過する際にその種類が識別される。
【0056】
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
・ 硬貨Cは送りローラ31により、重力落下方向成分を含む所定の送出方向Fに送り出される。このため、硬貨Cを水平方向に送り出す場合と異なり、硬貨Cを引き込んで硬貨送出機構30に強制的に送り出すための機構が不要となる。即ち、前記引き込み機構を硬貨送出機構30の上流側に水平方向に沿って並列に配置する必要がない。従って、硬貨送出機構30の水平方向長を短くすることができる。
【0057】
・ 重なり合って掻き上げローラ38,39間に送り出された複数の硬貨Cのうちの一部は、両掻き上げローラ38,39の回転により戻される。このため、前記送りローラ31と戻しローラ32との間にまとまって送り出される硬貨Cの数は低減し、固まりとなった複数の硬貨Cが一度に送りローラ31と戻しローラ32との間に送り込まれることはない。従って、硬貨Cが送りローラ31と戻しローラ32との間に詰まることを防止することができる。
【0058】
・ 硬貨Cは、水平面に対して45度以上90度以下の範囲内にて交わる方向Yに沿う方向へ送り出される。このため、硬貨Cは硬貨送出機構30に送り込まれた状態を保持しながらそのまま重力方向へ送り出される。従って、硬貨Cの送出効率を向上させることができる。
【0059】
・ 両掻き上げローラ38,39のうち少なくとも一方は、偏心軸38a, 39aを中心に偏心回転する。このため、重なり合った複数の硬貨Cは、効率的に分散され、戻される。従って、硬貨Cを、送りローラ31と戻しローラ32との間へより円滑に進入させることができる。
【0060】
・ 両掻き上げローラ38,39のうち、一方は、硬貨Cに対して高い摩擦係数を有するように、他方は、硬貨Cに対して低い摩擦係数を有するように構成した。即ち、掻き上げローラ39にのみ天然ゴム等にて形成された摩擦リング40を装着し、掻き上げローラ39が掻き上げローラ38よりも多くの硬貨Cを戻すように構成した。このため、送りローラ31と戻しローラ32との間に送り出される硬貨Cの枚数は、両掻き上げローラ38,39の硬貨Cに対するグリップ力の差により調節される。そして、掻き上げローラ38,39間に送り出された複数の硬貨Cは、適度な枚数が戻され、適度な枚数が送りローラ31と戻しローラ32との間に送り出される。従って、一対の掻き上げローラ38,39間から送りローラ31と戻しローラ32との間に送り出される硬貨Cの枚数を適切なものとすることができる。
【0061】
・ 両掻き上げローラ38,39間には、送りローラ31と戻しローラ32との間の空隙S1よりも大きな空隙S2が形成される。このため、両掻き上げローラ38,39間には複数枚の硬貨Cが進入可能となる。従って、重なって(固まって)送り出された複数の硬貨Cを円滑に両掻き上げローラ38,39間に進入させることができる。
【0062】
・ 硬貨送出機構30の下方には硬貨識別機構50を配置した。このため、硬貨送出機構30及び硬貨識別機構50の各水平方向長の合計分の水平方向長を、券硬貨分離装置U内に確保する必要がない。従って、券硬貨分離装置U全体の水平方向長を短くすることができる。
【0063】
尚、前記記実施形態は以下のように変更して実施してもよい。
・ 両掻き上げローラ38,39は、偏心回転させなくてもよい。逆に、掻き上げローラ39の摩擦リング40を省略し、偏心回転させるのみの構成としてもよい。また、両掻き上げローラ38,39のうちいずれか一方のみを偏心回転させる構成としてもよい。このようにしても、重なり合った複数の硬貨Cを分散させ、それらの一部を戻すことができる。
【0064】
・ 両掻き上げローラ38,39のうち、一方は、硬貨Cに対して高い摩擦係数を有する天然ゴム等の弾性材料にて形成し、他方は、硬貨Cに対して低い摩擦係数を有するステンレス等の硬質材料にて形成してもよい。このようにしても、掻き上げローラ38,39間から送りローラ31と戻しローラ32との間に送り出される硬貨Cの枚数を適切なものとすることができる。
【0065】
・ 本実施形態においては、硬貨送出機構30を両分離ローラ14,16の傾斜軸線の延長線上に配置したが、硬貨送出機構30を両分離ローラ14,16の傾斜軸線の延長線よりも下方に配置してもよい。このようにしても、両分離ローラ14,16から転出した硬貨Cは硬貨送出機構30に送り込まれる。
【0066】
次に、前記実施形態から把握できる請求項記載発明以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
・ 前記送りローラ(31)の回転軸と水平面(X)とのなす角度は、「0度〜45度」となるように、送りローラ(31)を設けた請求項1に記載の硬貨送出機構。このようにしても、硬貨はほぼ鉛直下向き方向に送り出され、硬貨送出機構の水平方向長を短くすることができる。
【0067】
・ 前記一対の掻き上げローラ(38,39)のうち、一方は、硬貨(C)に対して高い摩擦係数を有するように、他方は、硬貨(C)に対して低い摩擦係数を有するように構成した請求項2〜請求項5のうちいずれか一項に記載の硬貨送出機構。このようにすれば、送りローラと戻しローラとの間に送り出される硬貨の枚数は、両掻き上げローラの硬貨に対するグリップ力の差により調節されることにより、両掻き上げローラ間から送りローラと戻しローラとの間に送り出される硬貨の枚数を適切なものとすることができる。
【0068】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、硬貨を引き込むための機構を硬貨送出機構の上流側に水平方向に沿って並列に配置する必要がないことにより、硬貨送出機構の水平方向長を短くすることができる。
【0069】
さらに、送りローラと戻しローラとの間に送り出される硬貨の数が低減することにより、硬貨が送りローラと戻しローラとの間に詰まることを防止することができる。
加えて、掻き上げ部材に接触する硬貨の枚数は増大することにより、複数枚重なった硬貨を効率的に分散させることができる。
また、硬貨は効率よく反送出方向へ移動されることにより、硬貨を円滑に送りローラと戻しローラとの間に進入させることができる。
そして、一対のローラのうち少なくとも一方は、偏心回転することにより、硬貨を効率的に分散させることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、硬貨は硬貨送出機構に送り込まれた状態を保持しながら、そのまま重力方向へ送り出されることにより、硬貨の送出効率を向上させることができる。
【0074】
請求項に記載の発明によれば、硬貨送出機構及び硬貨識別機構の各水平方向長の合計分の水平方向長を、券硬貨分離装置内に確保する必要がないことにより、券硬貨分離装置全体の水平方向長を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 券硬貨分離装置の平面図。
【図2】 図1における1−1線断面図。
【図3】 図1における2−2線断面図。
【図4】 硬貨送出機構の要部平断面図。
【図5】 硬貨送出機構の要部平面図。
【図6】 券硬貨分離装置の側断面図。
【図7】 硬貨送出機構の要部側面図。
【図8】 従来の券硬貨分離装置の概略正面図。
【図9】 従来の券硬貨分離装置の概略平面図。
【符号の説明】
10…分離機構、14, 16…分離ローラ、30…硬貨送出機構、
31…送りローラ、32…戻しローラ、38,39…掻き上げローラ(掻き上げ部材)、50…硬貨識別機構、C…硬貨、F…送出方向、θ…送出角度、
S1,S2…空隙、X…水平面、Y…硬貨の送出方向に沿う線分、
U…券硬貨分離装置。

Claims (3)

  1. 硬貨(C)を送り出す方向に回転する送りローラ(31)と、
    同送りローラ(31)と対向するように配置され、硬貨(C)を戻す方向に回転する戻しローラ(32)と、
    前記両ローラ(31,32)の周面間に形成され、硬貨(C)が1枚ずつのみ通過可能となるように設定した空隙(S1)と
    前記送りローラ(31)及び戻しローラ(32)の上方に互いにあらかじめ定められた複数枚の硬貨枚数が通過可能な空隙(S2)を介して対向するように配置された互いに共働して硬貨(C)を掻き上げる方向に回転する一対のローラ(38,39)からなり、硬貨(C)を反送出方向に移動させる一対の掻き上げ部材(38,39)とを備え、
    前記送りローラ(31)の回転により、硬貨(C)を1枚ずつ前記空隙(S1)を介して両ローラ(31,32)間を通過させる硬貨送出機構(30)において、
    前記送りローラ(31)は、硬貨(C)の重力落下方向成分を含む送出方向(F)に、硬貨(C)を送り出すとともに、
    前記一対の掻き上げ部材(38,39)のうち少なくとも一方は、同掻き上げ部材(38,39)の中心軸(O1, O2)から外周方向へ所定距離だけ平行移動された偏心軸(38a, 39a)を中心に回転する
    ように設けた硬貨送出機構。
  2. 前記送りローラ(31)は、硬貨(C)の送出方向(F)に沿う方向(Y)と水平面(X)とがなす硬貨(C)の送出角度(θ)が、45度〜90度の範囲内となるように設けた請求項1に記載の硬貨送出機構。
  3. 水平面(X)に対して傾斜し、自身の中心軸を中心に回転可能に設けられた一対の分離ローラ(14,16)を備えた分離機構(10)と、
    分離機構(10)にて分離された硬貨(C)を1枚ずつ一方向に送り出す硬貨送出機構(30)と、
    硬貨送出機構(30)から送り込まれた硬貨(C)を識別する硬貨識別機構(50)とを備えた券硬貨分離装置(U)において、
    前記両分離ローラ(14,16)の下流側には、前記請求項1又は請求項2に記載の硬貨送出機構(30)を配置し、同硬貨送出機構(30)の下方には、前記硬貨識別機構(50)を配置した券硬貨分離装置。
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