JPS6040074B2 - 硬貨処理機における硬貨移送装置 - Google Patents

硬貨処理機における硬貨移送装置

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JPS6040074B2
JPS6040074B2 JP50092940A JP9294075A JPS6040074B2 JP S6040074 B2 JPS6040074 B2 JP S6040074B2 JP 50092940 A JP50092940 A JP 50092940A JP 9294075 A JP9294075 A JP 9294075A JP S6040074 B2 JPS6040074 B2 JP S6040074B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硬貨処理機における硬貨移送装置に関する。
回転盤から送り出された硬貨を搬送ベルトにより選別通
路上を移送させながら選別を行なう硬貨処理機において
は、従来回転盤から送り出された硬貨に搬送ベルトが直
ちに圧接して移送させるものであったため、直径が小さ
い硬貨が他の硬貨で前後を挟まれた状態となって連続し
て移送される場合があり、このようなとき直径の小さい
硬貨は選別通路の選別溝孔(溝または孔からなる選別手
段を選別溝孔と称する)から下方へ落ちずに通過してし
まい、誤選別がなされ、異種硬貨混入というトラブルが
多かった。
また、硬貨選別通路は、通常通路進行方向の一側に通路
規制部材としての基準レールなどが設けられ、この基準
レールなどを基準として硬貨径に対応した選別溝孔が形
成されている。
そのため、この基準レールに沿わされて移動する硬貨は
選別溝孔に到ると、その選別溝孔へ落されるが、この基
準レールに沿わないで移動される硬貨は、その選別澄孔
から落ちずに移動されることがある。基準レールに硬貨
が沿わない理由としては、沿わない状態で硬貨選別通路
へ送り込まれる場合とか、前後の硬貨に挟まれてはいな
いが前後の硬貨の影響を受けて基準レール側へ寄らない
まま移動される場合などがある。本発明は、前述した点
に鑑み、硬貨の選別を確実に行なえ、異金種混入などの
トラブルを解消することができる硬貨処理機における硬
貨移送装置を提供することを目的とする。
この目的は、本発明によれば、回転盤から送出される硬
貨を搬送ベルトにより硬貨選別通路上を搬送させ、硬貨
選別通路幅方向一側に位置する通路規制部材を基準に形
成された選別溝孔上を通過させることにより硬貨の選別
を行なう硬貨処理機において、前記回転盤と前記搬送ベ
ルトの間に設けられ前記搬送ベルトより搬送速度が遅い
送込み搬送体と、前記通路規制部材設置域の上流位置で
あって搬送ベルトに対し通路規制部材とは通路幅方向反
対側位置に設けられ、選別溝孔へむけて搬送される搬送
ベルト下の硬貨の進路を通路幅方向の通路規制部材側へ
変位させる突出ゲート部村と、前記通路規制部村設置城
の上流位置であって前記通路規制部材の選別孔側部に位
置する硬貨規制緑部より通路幅方向外側へ後退した位置
に設けられ、突出ゲ−卜部材により変位された硬貨の通
路幅方向通路規制部材側の硬貨周縁と接触し、その硬貨
の進路を通路幅方向内側へ戻すように修正変位させてそ
の硬貨の前記周緑が硬貨径の大小にかかわらず通路幅方
向のほぼ一定位置となるように硬貨の進路を決定し、そ
の進路の決定により選別溝孔上へ搬送される硬貨を通路
規制部材へ接触させた状態で選別溝孔上を通過させる基
準用ゲート部材とを具備し、前託送込み搬送体と前記搬
送ベルトの搬送速度差により搬送ベルトに入り込む硬貨
同士に所要間隔が与えられ、この所要間隔が与えられる
硬貨が突出ゲート部材に接触した後、基準ゲート部村に
接触することにより、その硬貨の通路規制部材側の硬貨
周緑が硬貨径の大小にかかわらず通路幅方向のほぼ一定
位置となるようにその硬貨の進路が決定され、その進路
の決定により選別溝孔上へ搬送される硬貨が通路規制部
材へ接触した状態で選別輝孔上を通過されることにより
た達成される。
以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。
第1図は本発明に係る硬貨処理機の一例としての硬貨選
別機の一実施例を示すもので、多金種漉在硬貨を投入す
るホッパー、およびこのホッパ1から送られる硬貨を回
転盤2上に受入れてその回転盤2の回転により遠D力に
より周壁3に沿って硬貨姿勢を揃える硬貨供給部4と、
この硬貨供給部4の出口5に続いて設けられる硬貨選別
装置6と、この硬貨選別装置6により選別された硬貨C
を受入れて下方に搬送し、その途中で計数する機構を有
する硬貨取込装置7と、この硬貨取込装置7から排出さ
れる硬貨Cを金種別に区分けして受入れる硬貨貯留部8
とからなっている。
図示実施例における硬貨選別装置6は、第2図に示すよ
うに、我が国において流通する全金種硬貨をその金種別
に分類するように構成されたもので、前記出口5に続い
て設けられる硬貨選別通路9を含む硬貨選別装置6は機
台10‘こ対し軸11,11を支点に開閉自在とした合
板12上に設けられる。
前記硬貨選別通路9の上部には硬貨搬送ベルト13が設
けられる。
この硬貨搬送ベルト13は、前記硬貨選別通路9の始端
部および終端部の合板12上に軸受14,15によりそ
れぞれ水平に支持されたプーリ一触16,17上のプー
リー18,19間に掛け渡されている。一方のプーリー
軸14には前記プーリー19の反対端にプーリ−20が
取付けられ、前記プーリー軸17には、機台10上に軸
受21により支持された軸22上のプーリー23を介し
てモ−ターMから図示しない伝達系統を経てベルト24
により第1図において矢印方向への駆動力が与えられて
いる。前記搬送ベルト13は本実施例は2本近接し平行
に設けられ、このベルト13は、ゴム、合成ゴム等の柔
軟で弾性に富み摩擦力の大きな材料からなる中空丸形の
もので、外周への加圧力によって捺みが生ずるよう可榛
性を有している。
前記硬貨選別通路9の一例には、通路規制部Gを構成す
る円板からなる通路規制部材25,25・・・が同一線
上に回転自在に配列されており、この通路規制部村25
の硬貨選別通路9に面する端部に選別溝孔の一例として
の選別孔26,26・・・が開設されている。
この規制部材25,25・・・と選別孔26,26・・
・との位置関係は、該選別孔26,26・・・の関口縁
27と通路規制部材26,25・・・の外周緑との間に
第6図示のように僅かの側縁部28が設けられるように
なっている。図示例では硬貨選別通路9の女台端部から
1円、50円、5円、100円、10円のように最4・
蓬のものから最大径のものの順に配列されている。なお
、通路規制部材25により構成される通路規制部Gのう
ち選別孔26へ最接近する部分を通路規制縁部と称する
。一方、前記選別孔26,26・・・と対応する部分の
硬貨搬送ベルト13には該ベルト13の下部走行部の上
半部分を保持するためのベルト保持部村が設けられてい
る。
このベルト保持部村はプーリー29,29・・・からな
り、このプーリ−29,29・・・は片持軸たるプーリ
ー軸30,30・・・により支持されている。このプー
リー軸30,30・・・は、第3図に示しているように
、その後端が合板12の鞄保持部31にねじ32により
固定され、このねじ32により固定位置よりプーリー3
0側には押ねじ33があって、この押ねじ33の螺合深
さを調節することによりプーリー29,29…の上下方
向の位置が個別に調整されるようになっている。したが
って硬貨選別通路9上を通る硬貨Cはその厚みに応じて
硬貨搬送ベルト13自体の榛みと、プーリー軸30,3
0…の操みとにより加圧されることになる。前記回転盤
2および硬貨搬送ベルト13の始端部の間には、硬貨C
をくわえこんで搬送し、硬貨搬送ベルト13の始端部へ
送込む送込み搬送体の一例としての送込みローラ36が
設けられ、この送込みローラ36は聯合10上の前記髄
22に設けられている。
また、送込み搬送体の一例としての送込みローラ36か
ら送り出される硬貨が搬送ベルト13下へ入り込んだ後
に硬貨の蚤方向の進路を決定するために基準用ゲート部
材34と突出ゲート部材35が合板12上に設けられて
いる。基準用ゲート部材34は硬貨をガイドして通路の
幅方向内側方向へ誘導するガイド緑を有するガイド部3
4Aと基準用ゲートローラ34Bとからなり、このゲー
トローラ34Bの外周のうち通路幅方向最内端の周綾部
分は前記通路規制部材25,25・・・の選別孔26へ
最接近する各周緑部(それらは同一直線上に位置する)
を結ぶ線よりもやや後退した位置におかれ、ガイド部3
4Aのガイド縁はそれよりさらに後退した位置に位置さ
れる。このガイド部34Aのガイド線に対し、搬送ベル
ト13,13の通路幅方向反対側にはローラ形状の突出
ゲート部材35が設けられている。
この突出ゲート部材35は軸37を中心に回動自在なア
ーム38の一端に回転自在に枢支され、スプリング39
とストッパーの作用で通常は第2図に示す状態に位置さ
れる。硬貨搬送ベルト13,13で搬送される硬貨Cの
周縁にまずこの突出ゲート部村35の周緑が当接し搬送
ベルト13,13との協働作用により硬貨Cの幅方向位
置をこの突出ゲート部材35の周縁に沿わせてガイド部
34A側へ変位させ、硬貨径の大小にかかわらず硬貨周
縁をガイド部34A縁に沿わせながらその硬貨Cを搬送
して基準用ゲートローラ34Bに到らせる。その過程で
径の大なる硬貨Cの場合には、ガイド部34Aのガイド
緑へ硬貨Cが接触した時点から突出ゲート部材35がそ
の硬貨Cで押されて硬貨周緑形状に従って軸37を中心
に揺動し、突出ゲート部村35とガイド部34Aとの間
をその硬貨Cが通過すると、第2図位置へ復帰する。な
お基準用ゲートローラ348へ到る硬貨Cの進路はガイ
ド部34Aのガイド縁によって通路幅方向内側(搬送ベ
ルト13,13側)へ変位されるのでベルト13,13
にねじり作用(ローラ34B側部のプーリ−29により
通路幅方向に移動しないよう保持されているため)が働
きそのベルト13,13の復元力により硬貨Cは基準用
ゲートローラ34Bへの押圧接触が保証され、その硬貨
Cがその基準用ゲートローラ34Bを通過するとそのベ
ルト13,13のねじりに対する復元力でやや通路幅方
向外側の通路迄変位されその通路幅方向位置(規制部材
25側の硬貨周縁端部が硬貨径にかかわらず通路幅方向
のほぼ一定位置となる位置)が硬貨搬送ベルト13,1
3で保たれながら搬送され、規制部村25の周緑に接触
することになる。なお基準用ゲート部材34の基準用ゲ
ートローラ34Bおよび突出ゲート部材35はローラ以
外のものであってもよく、所期の機能、すなわち硬貨の
進路の変更をなす機能を果し得るものであればよい。
前託送込みローラ36が支持された軸22は前記プーリ
ー軸17と共に同一方向に回転され、この送込みローラ
36は、硬貨供給部4から平面姿勢で送出される硬貨C
の上面に当接して硬貨Cを強制的に搬送し、硬貨搬送ベ
ルト13,13の始端部が巻回されるプーリ18の下部
へ送り込むもので、周面をゴム等の摩擦力の大きい材料
で作られている。
なおこの送込みローラ36の周速は搬送ベルト13より
も若干遅くし、硬貨選別通路9上に送られる硬貨Cに所
要の移送間隔を与えるようにしている。つまり、送込み
ローラ36と硬貨搬送ベルト13の搬送速度の差により
、硬貨Cが送込みローラ36から搬送ベルト13に送り
込まれる時点で、所要間隔が与えられ、その所要間隔が
与えられた状態で搬送ベルト13により硬貨選別通路9
上を硬貨Cが搬送されることになる。さらに、搬送ベル
ト13の女台端部が巻回されるプーリ−18の一側部に
突出ゲート部材35がおかれ、また、このプーリー18
の他側部よりやや後流位置に基準用ゲート部材34が設
けられているため、突出ゲート部材35および基準用ゲ
ートローラ34Bによる硬貨Cの蓬方向の進路の決定は
、所要間隔があげられた硬貨Cについてなされる。それ
故、前後を搬送される硬貨Cによって硬貨Cの蓬方向の
進路の決定が邪魔されることはなく、硬貨Cは正確に進
路決定がなされて硬貨選別通路9の選別孔26,26・
・・へ送られることになる。前記選別孔26,26・・
・は、その一側開ロ縁は前記側緑部28により、他側開
□縁は合板12に上記側緑部28に向って位置調整可能
とした部片40‘こよって構成され、この部片40の取
付位置を微調節することにより選別孔26,26・・・
の閉口幅が正確に設定できるとともに変更できるように
なっている。
また第4図に示すように、選別孔26,26…の硬貨C
の進入する側の関口縁で前記通路規制部材25より離隔
した位置に突緑部41が張出して設けられており、送敷
される硬貨Cは規制部材25,25・・・側の僅かな幅
の側縁部28と前記突綾部41とにより支えられ、この
突綾部41から外れたとき選別孔26内に落ちるように
なされている。前記選別孔26,26・・・の下方部位
には、各選別孔26,26・・・と対応して選別済み硬
貨Cを取込む硬貨取込装置7が設けられる。この取込装
置7は、第7図示のように一対の取込ベルト42,43
を有し、この取込ベルト42,43の各一方の走行面4
2a,43aを硬貨1枚分の間隔をおいて平行に対向さ
せ、この走行面42a,43a間で硬貨Cを下方に送り
出すようになされている。また前記ベルト42,43の
走行面42a,43a部分の側方には計数機構44が設
けられている。この計数機構44は、前記走行面42a
,43a間に挟まれて移行する硬貨Cの側端部の通過を
感知して計数するもので、マイクロスイッチまたは光電
素子と受光素子とによる光学的計数手段が用いられる。
またこれらベルト42,43に対する駆動は、一方のベ
ルト42のプーリ−軸にモータから回転が伝達され、他
方のベルト43はこれに従動するようになっている。前
記敬込ベルト42,43の下部には、分類されて取出さ
れた金種別硬貨Cを区分けして受入れる硬貨貯留部8が
設けられる。
この硬貨貯留部8は、各金種別に配置された前記硬貨取
込装置7,7…の直下にこれと対応して設けられており
、図示例では抽出式の引手のついた貯留部45,45・
・・からなっている。この硬貨貯留部8は、例えばこの
選別機が他の機器を結合して用いられるときはその機器
に選別済硬貨を送るために、シュート構造、あるいはベ
ルトコンベヤ等に置換えられることもある。つぎに上記
実施例の作用を説明する。
ホッパ1に投入された多金種混在硬貨Cは回転盤2上に
送り出され、その回転盤2の回転による遠心力により周
壁3に沿って姿勢が揃えられ、出口5から硬貨選別通路
9に供給される。
硬貨選別通路9上に出た硬貨Cは送込みローフ36下に
はいり込んで搬送され、この送込みローラ36より搬送
速度が若干速い硬貨搬送ベルト13の始織部へ送り込ま
れ一定の間隔が与えられて搬送されることになる。
このとき搬送ベルト13は第6図に示すように硬貨Cの
進入によりその厚みに応じて上下方向への操みが生じ、
その復元力が硬貨Cへの圧綾力となってスリップするこ
となく硬貨Cを送動する。
このようにして所要間隔を与えられて搬送ベルト13に
より送られる硬貨Cはまず突出ゲート部村35の周面と
接触し、その結果硬貨Cは通路幅方向外側へ変位されて
いきガイド部34Aのガイド緑に接触する。硬貨Cは搬
送ベルト13,13により後流側へ搬送され、その搬送
時に硬貨Cは今度はガイド部34Aのガイド緑に沿って
通路幅方向内側(ベルト13,13側)へ変位されて基
準用ゲートローラ34Bの周面と接触することになる。
基準用ゲートローラ34B近傍に位置する搬送ベルト1
3,13部分は、ローラ34B近傍のプーリ29で保持
されているため基準用ゲートローラ34Bへむけて搬送
される硬貨Cの通路幅方向内側への前記変位が搬送ベル
ト13,13にねじりを生じさせ、その搬送ベルト13
,13のねじりに対する復元力で硬貨Cを基準用ゲート
ローラ34Bの周面に沿わせながら搬送し、そのゲート
ローラ34Bの周面を通過した硬貨Cは搬送ベルト13
,13の前記復元力で通路幅方向やや外側の位置まで変
位されその通路幅方向位置が搬送ベルト13,13で保
たれながら搬送される。以上のようにして突出ゲート部
材35、基準用ゲート部材34により通路幅方向の進路
決定された硬貨Cは硬貨選別通路9の選別孔26,26
・・・にむけて搬送され必らず規制部材25の周縁に接
触されその接触状態を保ちながら選別孔26上を通過さ
れることになる。その搬送硬貨Cが1円硬貨であるとき
は、最前位の選別孔26に送致されたとき、硬貨Cの一
端は最初の通路規制部材25に当り、この通路規制部材
25の円形周縁に沿って通路幅方向内側(搬送ベルト1
3,13側)へ変位されながら後流側へ搬送される。
このとき搬送ベルト13は第6図に拡大示するように上
半部分がプーリ−29によって保持されているため、下
半部分に矢印で示す横方向への操み(鎖線図示)が生ず
ることになり、その結果硬貨Cに圧接している範囲の搬
送ベルト13に局部的な湊れが生ずることになる。その
ため談部の搬送ベルト13には前記擦れが戻る方向、す
なわち反矢印方向に力が作用し、この力が硬貨Cを通路
規制部材25に押しつける力となって働く。これにより
硬貨Cは通路規制部材25に押しつけられ、したがって
硬貨Cの一端は他端からは何ら規制を受けることなく選
別孔26の側緑部28に乗って進行する。また硬貨Cは
突縁部41から外れるまでの間は上面がベルト13によ
り押えられているため第5図示のように水平状態に保た
れたままの姿勢で進行し、その硬貨Cが突綾部41から
外れた瞬間に硬貨Cの都片40側の端部は自由状態とな
り、そのため前記側綾部28により保持された硬貨端と
搬送ベルト13により加圧されている位置とが離間して
いることから硬貨Cは搬送ベルト13の上下方向の榛み
の解除に伴って強くはたき落されるように選別孔26内
に強制的に落し込まれることになる。この場合、硬貨C
は突緑部41から外された側、すなわち側縁部28とは
反対端から落ち込むため優斜姿勢となって落ち、選別孔
26内に落下した時点ではほぼ垂直姿勢となる。各選別
孔26,26・・・からほぼ垂直姿勢となって落下した
硬貨Cはその選別孔26,26・・・と対応する硬貨取
込装置7の取込ベルト42,43間にその直立姿勢のま
ま入り込み、第7図示のようにそのベルト42,43の
対向する走行面42a,43a間に挟まれて下方に送ら
れ、その送られる途中で計数機構44により計数されて
貯留部8の各貯留箱45,45・・・内に金種別に区分
けされて受入れられる。
上記作業中に硬貨取込装置7またはその付近に硬貨詰り
等のトラブルが生じたときは、合板12のロック装置4
6を外し、該部を上方に引上げて合板12を軸11,1
1を支点に上方に開動させれば、各硬貨取込装置7は露
出するので、前記硬貨詰りを排除することが容易にでき
る。
1円以外の硬貨Cは1円用の選別孔26の側緑部28と
反対端の部片4川こよる閉口縁上に跨っておかれるので
、落下することなく素通りし、その硬貨用の選別孔に至
ったとき前記1円硬貨と同様な作用によってその選別孔
に落下する。
なお本実施例では5種類の硬貨の分類選別を行なう構成
のものにつき示したが、最低2種類で1種類を選別孔か
ら落し、他の1種は硬貨選別通路9の末端から取出すよ
うにするほか、その選別数に限定を受けるものではない
また図示実施例は、硬貨選別通路9の片側に通路規制部
村25,25・・・を直列配置して通路規制部Gとし、
その反対側は何ら通路幅を制限するものがないため、前
述した構成によれば選別する硬貨Cの外径に制限を受け
ることがなく、大径の硬貨Cが混入していても何ら支障
なく選別することができ、その適用範囲が著しく拡大さ
れる利点がある。選別すべき硬貨Cの外蚤がある範囲内
に予め限定される場合には、通路規制部材25,25・
・・を互い違いに千鳥状に鼓設しても実施することがで
き、これによれば硬貨Cが通路規制部材25,25…に
当って進路が変更されるときその進路は交互に反対方向
になり、その結果搬送ベルト13の擦れ方向が交互に逆
方向になるので該ベルト13に一方向の湊れぐせがつく
ことを防止するのに役立つ。
また本実施例では、通路規制部材25,25・・・を自
由回転する円板により構成したものにつき示してあるが
、これは固定部材で構成して、その規制部を波形に形成
してもよく、また最初の選別孔と対応して単一の規制部
のみを設け、以後はベルト13の湊れを維持させるため
前記規制部を速読する同一面状に形成したものであって
もよく、基準用ゲート部村34も規制部と一連に構成す
ることも可能である。
さらに選別溝孔は前記選別孔26に限らず、硬貨の両端
のみが係合する溝構造とし、その両側緑部の幅により選
別溝孔を構成したものであってもよい。以上のように本
発明は、回転盤から送出される硬貨を搬送ベルトにより
硬貨選別通路上を搬送させながら選別を行なう硬貨処理
機において、前記回転盤および搬送ベルトの間に前記搬
送ベルトより搬送速度が遅い送込み搬送体を設け、さら
に搬送ベルト下へ送り込まれた硬貨の進路を決定するた
めに突出ゲート部材および基準用ゲート部材を設けたも
のであり、その結果送込み搬送体と搬送ベルトの搬送速
度差によりベルト下に送り込まれる硬貨同士に所要間隔
が与えられ、さらに所要間隔の与えられる硬貨について
進路決定がなされて選別通路の選別部へ搬送されるので
、硬貨の選別が確実となり異金種混入などのトラブルを
解消することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る硬貨処理機における硬貨移送装置
の一実施例を示す一部切開斜視図、第2図は同平面図、
第3図は第2図m−m線における断面図、第4図は選別
孔の形状および硬貨との関係を示す説明図、第5図は第
4図V−V線における断面図、第6図は搬送ベルトによ
る硬貨送動状態を示す説明図、第7図は硬貨取込装置の
側面図である。 2…・・・回転盤、C・…・・硬貨、13・・・・・・
搬送ベルト、9…・・・硬貨選別通路、26・・・・・
・選別孔、34・・・・・・基準用ゲート部材、34A
・・…・ガイド部、34B・・…・基準用ゲートローラ
、35……突出ゲート部材、36・…・・送り込みロー
フ。 弟3図 多1図 多4函 多づ図 多6鰯 多2図 多7露

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転盤から送出される硬貨を搬送ベルトにより硬貨
    選別通路上を搬送させ、硬貨選別通路幅方向一側に位置
    する通路規制部材を基準に形成された選別溝孔上を通過
    させることにより硬貨の選別を行なう硬貨処理機におい
    て、 前記回転盤と前記搬送ベルトの間に設けられ前記
    搬送ベルトより搬送速度が遅い送込み搬送体と、 前記
    通路規制部材設置域の上流位置であつて搬送ベルトに対
    し通路規制部材とは通路幅方向反対側位置に設けられ、
    選別溝孔へむけて搬送される搬送ベルト下の硬貨の進路
    を通路幅方向の通路規制部材側へ変位させる突出ゲート
    部材と、 前記通路規制部材設置域の上流位置であつて
    前記通路規制部材の選別溝孔側部に位置する硬貨規制縁
    部より通路幅方向外側へ後退した位置に設けられ、突出
    ゲート部材により変位された硬貨の通路幅方向通路規制
    部材側の硬貨周縁と接触し、その硬貨の進路を通路幅方
    向内側へ戻すように修正変位させてその硬貨の前記周縁
    が硬貨径の大小にかかわらず通路幅方向のほぼ一定位置
    となるように硬貨の進路を決定し、その進路の決定によ
    り選別溝孔上へ搬送される硬貨を通路規制部材へ接触さ
    せた状態で選別溝孔上を通過させる基準用ゲート部材と
    、 を具備し、 前記送込み搬送体と前記搬送ベルトの搬送速度差によ
    り搬送ベルトに入り込む硬貨同士に所要間隔が与えられ
    、この所要間隔が与えられる硬貨が突出ゲート部材に接
    触した後、基準用ゲート部材に接触することにより、そ
    の硬貨の通路規制部材側の硬貨周縁が硬貨径の大小にか
    かわらず通路幅方向のほぼ一定位置となるようにその硬
    貨の進路が決定され、その進路の決定により選別溝孔上
    へ搬送される硬貨が通路規制部材へ接触した状態で選別
    溝孔上を通過されることを特徴とする硬貨処理機におけ
    る硬貨移送装置。
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