JPS6227954Y2 - - Google Patents

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JPS6227954Y2
JPS6227954Y2 JP1981084237U JP8423781U JPS6227954Y2 JP S6227954 Y2 JPS6227954 Y2 JP S6227954Y2 JP 1981084237 U JP1981084237 U JP 1981084237U JP 8423781 U JP8423781 U JP 8423781U JP S6227954 Y2 JPS6227954 Y2 JP S6227954Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は複数種の混在する硬貨を選別して各種
類毎に収納する硬貨分類機に係り、特に各種類別
に収納する収納箱の上方部に一時保留箱を有する
硬貨分類機に関する。
(従来の技術) 従来の硬貨分類機は、特開昭55−92989号およ
び特開昭55−92990号公報に開示されているよう
に、一取引ごとに伝票に記載された入金内容と、
硬貨分類機による選別・計数結果を確認し、確認
結果が一致しなかつた場合に選別された硬貨を取
り出して再度計数し確認できるように金種毎に分
類された硬貨を収納箱に収納する前に、金種別に
一旦貯留する一時保留箱が取り出し可能に設けら
れている。
そして、この一時保留箱は、背面が開放可能に
なつており、一時保留箱を傾けることによつてそ
の一時保留箱の背面が開放されるとともに、一時
保留箱の底面が、開放された背面側に傾斜し、内
部の硬貨がその底面に沿つて下方へ流出し、確認
された硬貨は一時保留箱から収納箱へ収納される
ようになつていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の硬貨分類機は、前記一時保留部の構
造を各金種毎に挿脱可能な箱型に形成し、必要に
応じてこの箱を傾けることにより下方にある各収
納箱内に落し込むようになされたものであるた
め、この構成によるものでは、一時保留箱自体を
傾けてその内部に保留する硬貨を全量落下させる
に十分な角度にわたり傾け得ることが必要とな
〓〓〓〓〓
り、その結果、収納箱の上方に大きなスペースを
設けなければならず、これにより収納箱の高さに
制限を受け、硬貨の収容量が著しく減少すること
が避けられないという欠点があつた。
また一時保留による確認作業を必要とせず、直
接計数後収納箱内に回収するような場合について
は何も対策がなされていないために、一時保留箱
が満杯になる毎に一時保留箱を傾けて収納箱に硬
貨を落し込まなければならず、その操作が著しく
面倒であるという欠点があつた。
一方、機械の納入後、納入先の使用目的によつ
ては一時保留機能は全く不要であるが、収納箱の
収容量を増してほしいという要求がなされる場合
がある。
しかるに従来の機械では、上記要求を満すこと
ができず、対応しきれないという問題があつた。
本考案はこれに鑑み、各金種に対応して挿脱自
在に設けられる一時保留箱の下底部を開口し、こ
の下底部の開口部を開閉するために下底部に沿つ
て移動するシヤツタ板により開閉自在に形成し、
このシヤツタ板の開閉により一時保留箱から硬貨
を収納箱内に落下回収を図るようにして、一時保
留箱と収納箱との間のスペースを実質上不要なら
しめ、収納箱の容積を最大限に利用し得るように
するとともに、直接回収する際にいちいち一時保
留箱を傾ける必要がなく、また一時保留を必要と
せずに収納箱の収容量を増したほしいという納入
先からの要求に対しても簡単に対応することがで
きる硬貨分類機を提供することを目的としてなさ
れたものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、複数種の混
在する硬貨を選別して各種類毎に収納する硬貨分
類機において、選別計数された硬貨を各種類別に
収納する複数の収納箱を搭載し機体に対し独立し
て挿脱可能な基枠と、前記各収納箱に対応した上
部位置で前記基枠に対し挿脱可能に設けられ、下
底部に開口部およびこの開口部を開閉するために
下底部に沿つて移動するシヤツター板を有する一
時保留箱と、前記一時保留箱を挿着状態で前記シ
ヤツター板を各種類一斉に開放または閉鎖させる
操作レバーと、前記開放操作レバーをシヤツター
板開放位置に保持するロツク機構とを具備する構
成としたことにある。
(作用) 本考案の硬貨分類機の一時保留箱は、一取引ご
とに金種別に分類された硬貨を区分けして一旦貯
留し、選別・計数結果に応じて貯留硬貨を取り出
すことも、また収納箱に収納することもできると
ともに、一時保留箱の下底部のシヤツター板を開
放することによつて一時保留箱に一旦貯留するこ
となく直接収納箱へ収納することができる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説
明する。
第1図は本考案に係る硬貨分類機の一実施例の
正面を示すもので、その概要は、機体1の上部一
側に設けられ多金種混在硬貨を投入するホツパ2
の直下方に回転円盤3が設けられており、この回
転円盤3上にホツパ2を通じて供給された硬貨を
該回転円盤3の回転による遠心力により1枚ずつ
ゲート4を通じて送り出すようになされている。
上記ゲート4の出口側には選別部5が設けられ
ている。この選別部5は、公知のように硬貨通路
6と、この硬貨通路6上においてプーリー間に巻
回された搬送ベルト7と、前記硬貨通路6に、例
えば1円、50円、5円、100円、10円のように小
径硬貨から大径硬貨の順に配列された選別溝8,
8…とからなつており、ゲート4から出た硬貨を
搬送ベルト7との摩擦によつて移送し、その硬貨
に対応する選別溝に至つたとき下方に落下させる
ようになつている。なお硬貨通路6の末端には、
前記選別溝8,8…のいずれによつても選別され
なかつた硬貨を排除する排除溝9が設けられてい
る。この排除溝9は、例えば新しい金種の硬貨が
発行された場合にはその硬貨用として利用するこ
とができる。
前記選別溝8,8…の直下には、一対のベルト
からなる搬送機10,10が縦方向に設けられ、
選別溝8,8…から落下する硬貨を挟持して下方
へ移動するようになつており、この搬送機10の
途中には光電管と受光管とからなるような計数装
置11が設けられ、通過する硬貨枚数をカウント
して、機体1の上部に設けられた表示器12に枚
数または金額として表示されるようになつてい
る。
前記搬送機10の下端には、それぞれの金種に
〓〓〓〓〓
対応して位置される一時保留箱13,13…と、
これら一時保留箱13,13…の直下に各保留箱
に対応する収納箱14,14…とが配設されてい
る。
本実施例においては、上記一時保留箱13,1
3…および収納箱14,14…は下底部にキヤス
タ38,38…を有し、機体1に対し独立して挿
脱可能とされた基枠15に搭載され、この基枠1
5を機体1の所定位置に挿入したとき前記一時保
留箱13,13…の上部開口面が前記搬送機1
0,10…の直下にそれぞれ対応して置かれるよ
うになつている。
本考案における上記一時保留箱13は、第4図
および第5図に拡大して示すように、前後の端壁
16および17が下すぼまり状に傾斜した形状を
なし、その下底部は開放されて開口部18とされ
た底抜け構造となつており、また側壁19,19
の上方部外面には支持縁20,20があり、この
支持縁20,20が基枠15側に設けられたレー
ルに係合して所定の位置に挿入し得るようになつ
ている。21はこの挿脱操作のために前側の端壁
16の外面に固定された取手である。
前記一時保留箱13の下底部の開口部18を開
閉するシヤツタ装置22は、コ字状を有するシヤ
ツタ板23を有し、このシヤツタ板23の側枠部
23a,23aが一時保留箱13の側壁19,1
9の中央上方部に軸24,24により枢支されて
いる。
このシヤツタ板23のシヤツタ面部23bは、
一時保留箱13の下底部に沿つて第4図のA方向
に軸24,24を中心として滑るように揺動自在
に形成されており、常時はばね25によりシヤツ
タ面部23bが一時保留箱13の開口部18を閉
鎖するように付勢されている。
前記シヤツタ面部23bは、第6図示のように
その移動方向に数条の凸条26と凹溝27が形成
されており、一時保留箱13のシヤツタ板23が
開放動作する側の開口縁(実施例では端壁17側
の開口縁)に前記凸条26および凹溝27に合致
する凹部28と凸部29とが形成され、両者の摺
接面間に硬貨が噛み込まないようになつている。
一方、基枠15の一側には、第2図に示すよう
に操作レバー30がその基部を軸31により枢支
されて上下方向揺動自在に設けられ、図示しない
ばねにより第2図示のように上昇位置におかれる
よう付勢されており、その上昇限は基枠15に設
けられたストツパ32により定められている。
また基枠15には、先端が前記シヤツタ板23
の側枠部23aに突設されたピン3の下側に係合
し得るアーム34が各一時保留箱13,13…に
対応して共通の軸35により支持して設けられ、
この軸35には前記操作レバー30に係合して下
動するアーム36が固着されていて、前記操作レ
バー30を押し下げたとき上記アーム36を介し
各一時保留箱13,13…に対応するアーム34
を一斉に上昇回動させ、このアーム34でピン3
3を押し下げてシヤツタ板23を一斉に一時保留
箱13,13の開口部18から退去させるように
なつている。
前記基枠15には、操作レバー30を押し下げ
てシヤツタ板23を一時保留箱13,13…の開
口部18を全開したとき、その位置に操作レバー
30を拘束するロツク部材37が設けられてい
る。このロツク部材37は、詳細は図示していな
いが、上端が基枠15側に操作レバー30の通過
軌道に対し直交する方向に揺動可能に支持され、
その操作レバー30が通過する側に凹部が形成さ
れていて、これに操作レバー30を掛止すること
によりその復帰を阻止する構成とされている。し
かしこのロツク機構は、操作レバー30の戻りを
拘束し得るものであれば、他の構成であつてもよ
い。
収納箱14,14…は、従来のものと同様に基
枠15の前面に引出し自在に挿入されるもので、
その上面開口部は第1図からも分るように前記シ
ヤツタ板23の真近下方に位置されている。なお
39は排除溝9から排出された硬貨用の一時保留
箱、40は同収納箱で、これらは機体1の側部に
装填されるようになつている。
つぎに上記実施例の作用を、一時保留が必要な
場合(例えば顧客が持参した硬貨と顧客が記入し
た伝票とを照合するような場合)と、一時保留を
必要としない場合(上記照合を要さず、単に計数
するような場合)とに分けて説明する。
1 一時保留を必要とする場合。
第2図示のように、基枠15に一時保留箱1
3,13…および収納箱14,14…を装填し、
この基枠15を機体1の所定位置に挿入しセツト
〓〓〓〓〓
する。
ホツパ2に投入された混合硬貨は、回転円盤3
の回転により1枚ずつゲート4を通じて選別部5
に送り出され、搬送ベルト7により選別通路6上
を搬送される間にその硬貨に対応する選別溝8,
8…のいずれかから落下する。
選別溝8,8…から落下した硬貨は搬送機10
により下方に送られ、その間に計数装置11によ
りカウントされてその枚数または金額が表示器1
2に表示される。
この表示内容が例えば顧客の入金伝票と一致し
た場合には、操作レバー30を下方に押し下げ、
シヤツタ板23を開いて収納箱14,14…に取
り込む。すなわち操作レバー30を押し下げる
と、そのレバー30によりアーム36を押し、こ
れにより軸35を第2図において反時計方向に回
動させ、この軸35に固定の各アーム34,34
…が一斉に上昇回動する。
このアーム34が上昇回動すると、シヤツタ板
23の側枠部23aにあるピン33を押し上げる
ので、第3図示のようにシヤツタ板23は軸2
4,24を中心に時計方向に揺動し、シヤツタ面
部23bが一時保留箱13,13…の下底部の開
口部18から退去して一時保留されていた硬貨を
一斉に落下させる。この場合、シヤツタ面部23
bの上面に形成されている凸条26および凹溝2
7と、一時保留箱13の開口縁の凹部28および
凸部29との嵌合による摺動により、シヤツタ板
23上に置かれている硬貨が噛み込むことが防止
される。
一時保留箱13,13…内の硬貨が収納箱1
4,14…内に全量落入したのち、操作レバー3
0を元に戻すと、アーム34,36はこれに追従
して時計方向に回動するので、シヤツタ板23も
ばね25の引張力により追従して第2図の状態に
復し、各一時保留箱13の開口部18を一斉に閉
鎖する。
前記計数時に、表示器12の表示内容と伝票の
記載内容とが不一致の場合には、その該当する一
時保留箱13,13…を取手21を持つて引出せ
ば、シヤツタ板23のシヤツタ面部23bにより
下底部の開口部18が閉じられたまま引出され、
硬貨の確認を行なうことができる。
2 一時保留を必要としない場合。
第2図の状態とした基枠15を機体1にセツト
し、ついで操作レバー30を押し下げてロツク部
材37により押し下げ状態に拘束し、シヤツタ板
23を開いたままの状態とする。
こうしてホツパ2に投入された硬貨を選別して
計数を行なえば、計数後の硬貨は一時保留箱1
3,13…を通過して直接収納箱14,14…内
に収納される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による硬貨分類機
は、種類別に選別された硬貨を一時保留する一時
保留箱の下底部に開口部を形成し、この開口部を
シヤツタ装置により開閉する構成としたので、こ
の一時保留箱の直下に置かれる収納箱の上端と一
時保留箱の下端との間に大きなスペースを設ける
必要がなく、その結果、収納箱の高さに制限を受
けないので硬貨の収納量が減少することが防止さ
れ、また収納箱の容量と同一とすれば分類機全体
の構成を著しくコンパクトにできる。
さらにシヤツタ装置を開放状態に拘束すること
により、一時保留を必要としない場合に直接収納
箱への回収を図ることができ、作業能率を大幅に
高めることができる。また一時保留を全く必要と
しない場合には、一時保留箱を取除き、収容量の
大きい収納箱を設置することができる。すなわち
機械本体側は何ら構造変更することなく、収納箱
と一時保留箱とが搭載された基枠を収納箱のみみ
を搭載する基枠に置換するだけで収納箱の収容量
の増大を果すことができるなどの種々の効果があ
る。
なお、図示実施例では、シヤツタ装置22のシ
ヤツタ板23を回動により開閉動作させる構成と
したものにつき説明したが、これはスライド式に
開閉する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る硬貨分類機の一実施例を
示す正面図、第2図は同基枠を引出した状態の一
部を断面とした側面図、第3図は同シヤツタを開
いた状態の側面図、第4図は同一時保留箱の拡大
側面図、第5図は同右側面図、第6図はシヤツタ
板と一時保留箱との一部を示す斜視図である。 1……機体、2……ホツパ、3……回転円盤、
5……選別部、6……硬貨通路、7……搬送ベル
ト、8……選別溝、10……搬送機、11……計
〓〓〓〓〓
数装置、13……一時保留箱、14……収納箱、
15……基枠、18……開口部、23……シヤツ
タ板、26……凸条、27……凹溝、28……凹
部、29……凸部、30……操作レバー、32…
…ストツパ、34,36……アーム、37……ロ
ツク部材。 〓〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 複数種の混在する硬貨を選別して各種類毎に
    収納する硬貨分類機において、選別計数された
    硬貨を各種類別に収納する複数の収納箱を搭載
    し機体に対し独立して挿脱可能な基枠と、前記
    各収納箱に対応した上部位置で前記基枠に対し
    挿脱可能に設けられ、下底部に開口部およびこ
    の開口部を開閉するために下底部に沿つて移動
    するシヤツター板を有する一時保留箱と、前記
    一時保留箱を挿着状態で前記シヤツター板を各
    種類一斉に開放または閉鎖させる操作レバー
    と、前記開放操作レバーをシヤツター板開放位
    置に保持するロツク機構とを具備することを特
    徴とする硬貨分類機。 2 前記シヤツター板のシヤツター面部上面にそ
    の移動方向に凸条および凹溝を形成し、これが
    摺接する一時保留箱の開口部の開口縁に前記凸
    条および凹溝に嵌合する凹部および凸部を設け
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の硬
    貨分類機。
JP1981084237U 1981-06-10 1981-06-10 Expired JPS6227954Y2 (ja)

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JPS57198667U JPS57198667U (ja) 1982-12-16
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JPS60153376U (ja) * 1984-03-19 1985-10-12 グローリー工業株式会社 循環式紙幣入出金機
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