JP3984288B2 - 青しょう子由来の予防・治療用組成物 - Google Patents

青しょう子由来の予防・治療用組成物 Download PDF

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Description

発明の属する技術分野
本発明は、生薬青しょう子より抽出・単離して得られる、多糖類を主成分とする水溶性抽出物及び該水溶性抽出物を有効成分とする、特に肝障害の予防・治療に有用な予防・治療用組成物に関する。
従来の技術
肝臓は自然治癒力が強く少々の障害では表立った症状が表れないことから「沈黙の臓器」とも呼ばれ、物質代謝、血糖の調節、解毒、胆汁循環の調節、栄養素の貯蔵等、人の生命の維持に不可欠な機能を担っている。ところが近年わが国においては飲酒量の増加に伴い肝機能異常を示す患者が増えている。肝障害の病因、病態は多種多様であるが、治療薬の開発が最も求められているのは医療ニーズの高い慢性活動性肝炎であり、本疾患を標的として肝保護薬をはじめ原因療法としての抗ウイルス剤や免疫調節薬に至るまで様々な治療薬の研究開発が活発に行われている。
このような肝疾患に対して、漢方療法においては、古来より小柴胡湯(柴胡・半夏・人参・大そう・甘草・生姜・黄ごん)、降ばい湯(いん陳・土ぶくりょう・草河車・五味子・烏梅・大そう)等の生薬が「肝を清める」「肝の熱を除く」「肝の気を助ける」として用いられているが、その有効成分は明らかではない。
一方、多糖類は、多数の単糖がグリコシド結合により重合した高分子化合物の総称であり、同一の単糖分子から構成される単一多糖類と種々の単糖類及びその誘導体から構成される複合多糖類とがある。多糖類のうち、グルコースが直鎖状に重合して成るデキストランは血漿増量剤等として知られ、又、シイタケから抽出されたレンチナン及びスエヒロタケから抽出されたシゾフィラン等は抗腫瘍活性を有する等、生理活性を有するものも多い。生薬由来の多糖類を、肝疾患に適用した具体例としては、特公平6−86481号に、イネ科植物繊維を特定の培養液中で発酵して得られ、B型肝炎に治療効果のある多糖体についての記載がある。
発明が解決しようとする課題
慢性活動性肝炎等の治療には、その性質上長期間に渡る薬剤の投与が必要であり、応々にして副作用が問題となる。従って、ウイルス、薬物中毒、アルコール等の肝疾患の原因を問わず高い治療効果を有し、かつ長期間投与を続けても副作用の無い安全な肝疾患予防・治療薬の開発が待たれている。
課題を解決するための手段
本発明者等は、種々の生薬について検討を重ねた結果、青しょう(Celos ia argentea L.)の種子(以下、青しょう子と記載する。)より抽出・単離して得られる、多糖類を主成分として含有し更に蛋白質を含有する水溶性抽出物が肝疾患に対して顕著な障害抑制効果を有することを見出し、本発明を完成した。
本発明に於て「青しょう(Celosia argentea L.)」とはヒユ科の植物で和名をノゲイトウといい、草蒿、萋蒿、昆侖草、野鶏冠、草決明としても知られる。その種子である「青しょう子」は従来漢方薬として乾燥したものを熱水で煎じて、そのまま服用されていたのみで、抽出物を単離したものについての報告はなかった。そして、その適用疾病は消炎作用に基づく、「肝臓の熱が目にきたもの」、「肝火による眼部の充血・腫脹・疼痛(口が苦い・咽がかわく・頭が脹って痛い・顔面紅潮・煩躁・怒りっぽいなどの“肝火”の症状をともなう)」等の、主に目に関連する疾病に使用されることが知られていた(「漢方の臨床応用」中山医学院編 医歯薬出版(株)第83〜84頁(1980)及び「中薬大辞典」上海科学技術出版社(株)小学館 第一巻 第1386〜1387頁(1985))。
しかしながら、青しょう子の肝臓の疾病への使用については、上記文献等には「肝火を清める」、「肝を鎮める」等の上記目の疾病の治療に関連する記載が認められるのみであり、肝臓の疾病への直接的な使用はなされていなかった。
即ち、本発明は、青しょう子より抽出し単離することから成る水溶性抽出物、特に下記(a)〜(c)の工程により得られうることを特徴とする水溶性抽出物を有効成分とする予防・治療用組成物に関する。
(a)青しょう子より熱水にて水性抽出液を抽出し、
(b)次いで有機溶媒で処理することにより、有機溶媒不溶性沈殿物を得、
(c)更に水溶性抽出物を単離する。
また、本発明の有効成分である水溶性抽出物は、分子量が1〜30万であり、且つ下記(ア)及び(イ)の理化学的性質を有する。
(ア)アラビノース、ラムノース、マンノース、ガラクトース、ガラクツロン酸、グルコース、フコース及びグルクロン酸に対応する多糖類単位を含有する。
(イ)0.5〜1.5%の、蛋白質由来の窒素原子を含有する。更に、本発明の有効成分である水溶性抽出物は、多糖類を90〜99重量%及び蛋白質を1〜10重量%含有する。
また、本発明は、前記の水溶性抽出物を有効成分とするヒト又は動物用の医薬組成物、特にヒト又は動物の肝障害の予防・治療に有用な組成物に関する。
発明の実施の形態
以下、本発明の有効成分である水溶性抽出物につき詳細に説明する。
本発明の有効成分である青しょう子より抽出・単離して得られる水溶性抽出物は、90〜99重量%の多糖類及び1〜10重量%の蛋白質を含有し、主成分である多糖類はアラビノース、ラムノース、マンノース、ガラクトース、ガラクツロン酸、グルコース、フコース、グルクロン酸に対応する多糖類単位を含有するとともに、微量の糖アルコールをさらに含有する。この水溶性抽出物は酸性を呈し、1〜30万の分子量を有するとともに、0.5〜1.5%の蛋白質由来の窒素原子を含有する。
本発明の有効成分である水溶性抽出物は、生薬である青しょう子から水性抽出液を抽出し、次いで該水性抽出液を有機溶媒で処理し有機溶媒不溶性沈殿物を得、更に該有機溶媒不溶性の沈殿物を精製に付して水溶性抽出物を単離することにより得られうる。
本発明の有効成分である水溶性抽出物を青しょう子より抽出・単離する方法は以下の通りである。
(1)抽出工程
抽出は、生薬青しょう子、その原植物であるノゲイトウの種子またはその他同属植物の種子を粉砕した粉砕物から水又は水性溶媒で水溶性抽出物を抽出することにより行われる。
生薬青しょう子は、市場では同属植物であるケイトウの種子(鶏冠子)の混入されたものが生薬青しょう子として流通しており、また中国北部等の地区ではアオゲイトウの種子が青しょう子として用いられている。従って、本発明にいう「青しょう子」としては、ノゲイトウの成熟種子を乾燥した生薬青しょう子の正品だけでなく、青しょう子として市販されている生薬、例えば前記の鶏冠子混入青しょう子やアオゲイトウの成熟種子を乾燥したものが包含される。また、その原植物であるノゲイトウの種子は勿論、本発明青しょう子抽出物として特定される肝障害予防・治療効果を発揮する水溶性抽出物を含有する同属植物の種子であってもよく、そのような同属植物としてはケイトウ、アオゲイトウなどが挙げられる。
粉砕物は粗切、粗末であってもよいが、抽出効率を高める上でその粉末、すなわち青しょう子末を用いるのが有利である。また、抽出対象物である青しょう子末等は、予め脱脂することなく、そのまま抽出操作に適用可能である。脱脂を行う場合にはクロロホルム、メタノール、エタノール、アセトン、テトラヒドロフランなど生薬から脂質を抽出する際に汎用される有機溶媒が好適に用いられる。
抽出溶媒である水は、常水でもかまわないが、好ましくは精製水が用いられる。また水性溶媒としてはリン酸緩衝液や酢酸緩衝液など、多糖類抽出に汎用される各種の緩衝液や食塩などの塩類の水溶液が挙げられる。なお、水又は水性溶媒の使用量は、また浸出の方法によっても異なり、本発明の有効成分である青しょう子抽出物を抽出可能な量であれば特に限定はないが、例えば青しょう子末に対して0.5〜15倍量、特に0.6〜10倍量程度が適当である。
本発明の有効成分である青しょう子抽出物は水溶性でかつ熱に安定な抽出物であり、また熱時抽出して得られうる抽出物が本発明の肝障害予防・治療薬を提供する目的を達成する上で特に好適であり、抽出にあたっては熱時抽出が好ましい。
抽出は、実験室規模のソックスレー抽出器や加熱還流抽出器だけでなく、生薬等から水溶性多糖類を主成分とする生理活性物質を抽出するために通常用いられる工業用規模の抽出機、例えば各種パーコレーターによって有利に実施できる。
このようにして得られた抽出物は、常法に従い、これを濃縮し、濾過などで固液分離する。
(2)分離・精製工程
抽出工程により得られた抽出物は、そのまま分離工程に付すこともできるが、通常分離工程の有機溶媒処理による分離効率を高める上で、乾燥するのが好ましい。
乾燥は、通風乾燥、真空乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥等生薬エキスを乾燥する上で汎用される乾燥手段のいずれも適用可能であるが、凍結乾燥が有利である。
抽出乾燥物は、次いで、有機溶媒で処理することにより水溶性で有機溶媒不溶物を、水溶性で有機溶媒可溶物から分離する。
有機溶媒は、水溶性であるが有機溶媒にも可溶な物質を有機溶媒処理により有機溶媒中に溶解させる有機溶媒であればいずれでもよいが、特に多糖類を主成分とする本発明の有効成分である青しょう子抽出物を単離する上で、クロロホルム、エタノールが好適である。クロロホルム処理、エタノール処理は任意の順序で適用可能である。
この有機溶媒処理によって、本発明の有効成分である水溶性で有機溶媒に不溶な抽出物は、沈殿物として分離される。分離された沈殿物は濾過など常法により固液分離し、次いで水に溶解して透析することにより塩、必要により低分子物質を除去する。
透析は電気透析、限外濾過膜、逆浸透等生薬成分の脱塩精製に汎用される手段のいずれも適用可能であるが、脱塩とともに多糖類の効用を目的として低分子物質を除去するためには分子ふるいの限外濾過膜を用いて透析するのが好ましい。分子量1万以上の本発明の有効成分である抽出物を取得する目的においては、分子量1万程度で分離する限外濾過膜が好適である。この限外濾過膜による透析は通常3時間〜5日程度、特に本発明の有効成分である青しょう子抽出物分離においては、12時間〜3日程度が好適である。
溶解、透析された青しょう子抽出物は、次いでクロマトグラフィー等生薬から多糖類を主成分とする抽出物の精製に汎用される精製手段によって精製され、単一の分画ピークを有する物質として単離される。
クロマトグラフィーは、通常イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフィー、HPLCなどが用いられるが、多糖類を主成分とする抽出物の単離手段としてはイオン交換クロマトグラフィーやゲル濾過クロマトグラフィーが有利である。イオン交換クロマトグラフィーのカラム充填剤としては、DEAE−セファロース(Sepharose)CL−6B(ファルマシア バイオテク社製)、DEAE−トヨパール(Toyopearl)650M(東ソー社製)、ゲル濾過クロマトグラフィーのカラム充填剤としては、セファデックス(Sephadex)G150(ファルマシア バイオテク社製)、バイオゲル(Bio−Gel)P−200(バイオラッド ラボラトリー社製)、Toyopearl HW−55Fc.c.(東ソー社製)などが有利に用いられる。溶離液は水又は水性溶媒が用いられ、特に食塩などの塩水溶液が好適である。
以下に本発明の有効成分である青しょう子から精製した水溶性抽出物(セロシアン(Celosian)1と命名し、本明細書中では、以下CE1と記載する。)の理化学的特性を記載する。
青しょう子由来成分CE1の理化学的特性
(1)元素分析
H:6.04%,C:37.82%,N:0.89%
(2)分子量約1〜30万、主として約19万(ゲルろ過法による)
(3)融点または分解点
融点不明確。約255℃で炭化する。
(4)紫外線吸収スペクトル
図1に蒸留水中で測定した紫外線吸収スペクトルデータを示す。
(5)赤外線吸収スペクトル
図2にKBr法にて測定した赤外線吸収スペクトルデータを示す。
(6)溶剤に対する溶解性
水に溶解し、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、炭酸カリウム等の特にアルカリ性水溶液によく溶解する。メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アセトン、クロロホルム、エーテルに難溶である。
(7)呈色反応
フェノール/硫酸法、ロウリー法に陽性
(8)性質
弱酸性
(9)主な化学組成
(a)糖(モル比)
アラビノース 32.9
ラムノース 18.5
マンノース 18.3
ガラクトース 11.4
ガラクツロン酸 8.3
グルコース 5.7
フコース 2.1
グルクロン酸 1.9
アラビトール 0.8
ソルビトール 0.1
(b)蛋白質
4%(ロウリー法)
(10)比旋光度〔α〕D=+141.1(c=0.04%;水)
本発明の有効成分である水溶性抽出物を肝障害の予防・治療薬として用いる場合は、製薬学的に許容される担体または賦形剤と共存させることができ、胃腸管からの吸収に好適な形態で投与することが望ましい。例えば、経口投与用組成物は、固体でも液体でもよく、粉末、シロップ、カプセル、粒剤、乳剤、懸濁剤、ドロップ等でもよい。この種の組成物のための担体または賦形剤は周知である。錠剤用賦形剤の例は、ラクトース、ポテトおよび可溶性澱粉、ステアリン酸マグネシウム等で、注射用担体の例は、滅菌水、生理的食塩水、アーモンド油等で、これらをアンプルに入れても、または使用前に活性物質に加えてもよい。
所望により、組成物はさらに結合剤、安定剤、乳化剤、懸濁剤、分散剤、潤滑剤、防腐剤、増量剤等の常用の材料を含んでもよい。
また、本発明の有効成分である水溶性抽出物は食品添加物として、健康食品、機能性食品等にも用いることができる。
本発明に係わる肝障害の予防又は治療用組成物の1日投与量は、水溶性抽出物の主成分である多糖体に換算して10〜10000mg/成人であることが望ましい。
尚、本発明の有効成分である水溶性抽出物を含有する青しょう子は、生薬として永年種々の医療目的に一般大衆に用いられてきたものであり、少なくとも上記の投与量では毒性は全く問題とならない。
実施例
本発明の有効成分である水溶性抽出物の肝障害に対する予防・治療効果を以下の方法により確認した。
1)四塩化炭素(CCl4)誘発肝障害モデルによる評価
後記実施例a)で青しょう子を熱水にて抽出して得た水性抽出物、後記実施例2で水性抽出物を有機溶媒にて処理して得た有機溶媒不溶性沈澱物、及び後記実施例3にて有機溶媒不溶性沈澱物をさらに精製することにより得たCE1のCCl4誘発肝障害に対する効果を調べた。
生理食塩水に溶解するか、又は0.5%CMC水溶液に均一に懸濁した被験薬をSprague−Dawley系雄性ラット(6週齢)にi.p.投与してから、1、12、24時間後に、CCl4/Olive oil混合液(1:4v/v)3mg/kgを背部皮下又は腹腔内へ注射した。なお、被検薬とCCl4は異なる経路にて投与を行った。病態対照群には生理食塩水、又は0.5%CMC水溶液のみを投与した後、同様にCCl4を注射した。又、比較対照群には被験薬の代わりにグリチルリチン100mg/kgを投与した。なお、グリチルリチンは小紫胡湯等として肝疾患に用いられる甘草の活性成分とされる化合物である。
肝障害の程度が最も強く現れるCCl4投与から24時間経過後に採血を行うとともに、犠殺して肝臓を摘出した。採取した血液についてglutamic−oxaloacetic transaminase(GOT)、glutamic−pyruvic transaminase(GPT)、ビリルビン及びlactate dehydrogenase(LDH)値を測定した。GOT、GPT、ビリルビン値はレフレトロンを用いて、又、LDH値は医療分析キットを用いて測定した。肝臓については湿重量を測定して肝重量/体重比を求めた後、10%リン酸緩衝ホルマリン液で固定し、組織学的検査を行った。
本障害モデルは簡便なため肝障害に対する効果の一次評価系として最も広範に用いられている。CCl4は化学的(中毒性)肝障害を起こす(T. Yokozawa et al.,生薬学雑誌47,229(1993),N.Ishida et al, J.Hepatology 13,200(1991))。CCl4による肝障害機序に関しては多くの研究があるが、小胞体薬物代謝経路でトリクロロメチルラジカル(・CCl3)が生成され、これが肝細胞のタンパク質、脂質等と共有結合して機能変化を与えるとともに細胞膜にも作用して過酸化脂質(lipidperoxide,LPO)を産生し膜を変質させ、最終的に細胞の壊死を起こすとの説が有力である(Paul B.McCay et al., J.Biologlcal Chem. 259,2135(1984))。
2)D−galactosamine(以下、D−galと略記する。)/Lipopolysaccharide(以下、LPSと略記する。)誘発肝障害モデル(J.Wang et al., Biochem. Pharm. 39,267(1990)、A.Wendel et al., Bioc hem. Pharm.35,2115(1986))による評価
後記実施例a)で青しょう子を熱水にて抽出して得た水性抽出物、及び後記実施例c)にて得たCE1のD−gal/LPS誘発肝障害に対する効果を調べた。
被験薬をddy系雄性マウス(6週齢)に皮下投与してから2、18時間経過後に、D−ga1700mg/kg及びLPS10μg/kgを同時にi.p.投与した。病態対照群には溶媒のみを投与した後、同様にD−gal及びLPSを投与した。又、比較対照群には被験薬の代わりにグリチルリチン100mg/kgを投与した。D−gal及びLPSを投与してから8時間経過後に採血し、GOT、GPT、LDH、ビリルビン値を測定した。
本障害モデルにおいて誘発される肝障害は、LTD4やTNF−α等のオータコイド、サイトカインを経由する反応であるため、免疫学的肝障害発生モデルとして臨床成績との相関性が高いと思われる。
D−galは細胞内で代謝され、uridine 5′−diphosphate(UDP)−ガラクトサミンとなりウリジンリン酸化物(uridine 5′−monophosphate(UMP)、UDP、uridine 5′−triphosphate(UTP))の欠乏が起きる。このためRNA合成能が低下する他、UDP−グルコース、UDP−グルクロン酸が減少しタンパク質および脂質代謝が阻害される結果、細胞壊死にいたる。
一般にマウスはこの肝障害に対して抵抗性を示す。しかし、ガラクトサミンに感作されたマウスにEndotoxin(LPS)を微量投与すると顕著な肝障害モデルが得られる。これはLPSによってleukotriene D4(LTD4)が誘導され、血管が一時的に虚血状態になりLTD4濃度の低下とともに再び血流が流れ出す時スーパーオキシドが発生することによる。即ち、スーパーオキシドにより活性化されたマクロファージ(LPS自体でも直接活性化する)から分泌されるTNF−αがD−galによって感作された細胞を破壊するのである。以上が現在考えられているD−gal/LPSによる肝障害の作用機序である(広岡慎悟ら、医薬品研究13,1046(1982)、Sommer B.G. et al., Transplan t Pro c. 11,578(1979)、G.Tiegs et al., Biochem. Pham. 38,627(1989)、Keppler D. et al., Eur.J. Biochem.10,219(1969))。
3)Propionibacterium acnesP.acnes)/LPS誘発肝障害モデル(T. Mimura et al., Biol. Pharm. Bull.17, 197(1994)、K.Yoshioka et al., Hepatology 10,769(1989)、A.Khoruts et al., Hepatolo gy13,267(1991))による評価
後記実施例a)で青しょう子を熱水にて抽出して得た水性抽出物、及び後記実施例c)で得たCE1のP.acnes/LPS誘発肝障害に対する効果を調べた。
上記の水性抽出液をballb/c系雄性マウス(6週齢)に25mg/kgでi.p.投与してから2、18時間経過後にグラム陽性嫌気性菌であるPropionibacterium acnesCorynebacterium parvum)の加熱死菌1mgを生理食塩水に懸濁し、尾静脈を介して投与した。さらに、7日後に75μgのEndotoxin(LPS)を尾静脈投与し、マウスの生存率を経時的に観察した。病態対照群には溶媒のみを投与した後、同様にP.acnesの加熱死菌及びLPSを投与した。なお、各群は11〜13匹とした。
又、CE1、10mg/kgを用いて同様な試験を行った。ただし、LPSの投与量は50μgとした。比較対照群には被験薬の代わりにグリチルリチン25mg/kgを投与した。なお、各群は12〜14匹とし、生物検定はKaplan−Meiyer法/一般化Wilcoxon検定により行った。
ウイルス性肝炎、胆汁性肝硬変、アルコール性又は薬物性肝炎のようなある種の肝障害においては免疫応答が重要な役割をしめているとの報告がある。それ故、作用機序から考えて本障害モデルは肝炎の発生メカニズム解明や、新しい肝保護薬の開発において極めて有用と思われる(K.Nakata et al.,Arch.Int.Pharmac odyn.309,170(1991))。
機序はP.acnes処理により肝内に集積したマクロファージがLPSにより活性化され活性酸素を放出し、膜脂質の過酸化が起こることによる。また最近の研究では本病態モデルにおいてinterleukin(IL)−1α、IL−6、TNF−α等のサイトカインの濃度が上昇していることがわかり、従来の中毒性肝障害とは異なる免疫学的機序が関与することが示唆されている(S.Ito et al.,Chem.Pharm.Bull.41,1066(1993))。
4)過酸化脂質産生抑制効果 後記実施例c)で得たCE1の過酸化脂質産生抑制効果を調べた。ラット肝ミクロソームにアスコルベート鉄錯体/FeSO4又はadenosine 5′−diphosphate(ADP)/FeCl3及びCE1を加えて37℃20分間インキュベートし、産生する過酸化脂質をマロンジアルデヒド法により定量した。
5)TNF−α誘発肝障害モデルによる評価 後記実施例c)で得たCE1のTNF−α誘発肝障害に対する効果を調べた。CE1をddy系雄性マウス(6週齢)に50mg/kgの用量で2回皮下投与してから2、18時間経過後に、D−galを700mg/kgでi.p.投与した。さらに、D−gal投与1時間後にTNF−αを4μg/kgでi.v.投与した。病態対照群には溶媒のみを投与した後、同様にD−gal及びTNF−αを投与した。TNF−αを投与してから7時間経過後に採血し、GPT値を測定した。
(A)水性抽出物
後記実施例a)で青しょう子を熱水にて抽出することにより得た水性抽出物をCCl4誘発肝障害ラットに100mg/kgで投与した場合の、各種血清酵素レベル、及び血液保護作用の大きさを表1に示す。なお、血液保護作用とは被験薬が血清酵素レベルの上昇を抑制する度合いをいう。表1より水性抽出物はCCl4誘発肝障害ラットの血清GOT、GPT、LDHレベルの上昇を有意に抑制したことがわかる。
Figure 0003984288
また、水性抽出物をD−gal/LPS誘発肝障害マウスに200mg/kgで投与した場合のGPTレベル、その減少率、及び死亡マウス数を表2に示す。表2より水性抽出物はD−gal/LPS誘発肝障害マウスの血清GPTレベルの上昇、及び致死率を顕著に抑制したことがわかる。
Figure 0003984288
更に水性抽出物をP.acnes/LPS誘発肝障害マウスに投与した場合のマウスの生存率を図3に示す。図3より水性抽出液は、P.acnes/LPS誘発肝障害マウスの致死率を有意に抑制したことがわかる。
(B)有機溶媒不溶性沈殿物
実施例a)で得た水性抽出物を実施例b)においてクロロホルム(CHCl3)及びメタノール(MeOH)にて処理することによって得た有機溶媒不溶性沈殿物をCCl4誘発肝障害ラットに100mg/kgの用量で投与した場合のGPTレベル、その減少率を表3に示す。表3より上記の有機溶媒不溶性沈澱物が肝障害抑制活性を有することがわかる。
Figure 0003984288
(C)CE1
実施例b)で得た有機溶媒不溶性沈澱物を実施例c)において精製し、単離して得たCE1をCCl4誘発肝障害ラットに25mg/kgの用量で投与した場合の各種血清酵素レベルを表4に示す。CE1は、グリチルリチンよりも低い用量で、CCl4誘発肝障害ラットの血清中パラメーターのレベル上昇を有意に抑制し、グリチルリチンよりはるかに有効な肝障害抑制効果を示すことがわかる。
Figure 0003984288
また、CE1をCCl4誘発肝障害マウスに投与した場合の肝臓の病理組織学的検討結果を表5に示す。表5より病態対照群については広範な細胞の壊死とそれを取り囲む様に脂肪の蓄積した細胞が多く見受けられたのに対して、CE1投与群では細胞の壊死、脂肪の蓄積共に減少していることがわかる。かくのごとく、病理組織学的所見によってもCE1の肝障害抑制効果が示された。
Figure 0003984288
次に、CE1をD−gal/LPS誘発肝障害マウスに10mg/kg及び50mg/kgの用量で投与した場合の血清GPTレベル及びその減少率を表6に示す。CE1は用量依存的にD−gal/LPS誘発肝障害を抑制し、その効果はグリチルリチンよりもはるかに強いものであることがわかる。
Figure 0003984288
Figure 0003984288
更にCE1をP.acnes/LPS誘発肝障害マウスに投与した場合のマウスの生存率を図4に示す。CE1はP.acnes/LPS誘発肝障害マウスの致死率を有意に抑制し、その効果はグリチルリチンより強いことがわかる。CE1の過酸化脂質酸性抑制効果を測定した結果を表7に示す。表7よりCE1は用量依存的に過酸化脂質の産生を抑制することがわかる。
CE1をTNF−α誘発肝障害マウスに投与した場合の血清GPTレベル及びその減少率を表8に示す。表8よりCE1はTNF−αによって誘発される血清GPTレベルの上昇を抑制することがわかる。
Figure 0003984288
以下に実施例を掲記し本発明を詳細に説明する。
a)青しょう子の乾燥粉末300gに水2lを加えて加熱還流抽出器により3時間熱水抽出した。次いで混合物をろ過し、得られた水溶性ろ液を凍結乾燥して水性抽出物34gを得た。
b)実施例a)で得た水性抽出物13gをソックスレー抽出機によりクロロホルム抽出し、クロロホルム可溶画分と残渣を得た。残渣を更にソックスレー抽出機によりメタノール抽出し、メタノール可溶画分と残渣を得た。いずれも凍結乾燥して、クロロホルム可溶画分1.3g、メタノール可溶画分2.0g及び有機溶媒不溶性沈澱物8.9gを得た。
c)実施例b)で得た有機溶媒不溶性沈澱物8.9gを水に溶解して分子量1万の透析膜にて透析を行った。分子量1万以上の非透析画分をDEAE−Toyopearl 650M(東ソー社製)カラムに付した。0.3MNaClで溶出した画分を凍結乾燥して234.5mgの抽出物を得た。
更に、この抽出物をToyopearl HW−55Fc.c.(東ソー社製)カラムに付し、0.2MNaClで溶出を行い、ピーク画分を分取する操作を繰り返すことにより、乾燥重量46.9mgのCE1の凍結乾燥品を得た。以上の精製過程を図5に示す。
発明の効果
本発明の有効成分である水溶性抽出物は、アルコール、薬物を原因とする中毒性肝障害、及びウィルス等を原因とする免疫性肝障害に抑制効果を示し、肝障害の予防・治療に有用である。特に前者では、アルコール、薬物代謝の過程で発生するフリーラジカルによる細胞内器官膜脂質の過酸化が起因となるが、本発明の有効成分である水溶性抽出物は過酸化脂質の産生抑制作用を有する。また、最近、腫瘍壊死因子(tumor necrosis factor−α,以下TNF−αと略記する。)が、ウィルス性肝炎の劇症化やアルコール性肝炎の悪化に関与する旨の報告があり、肝障害の主要メディエーターの一つと目されているが、本発明の有効成分である水溶性抽出物は、TNF−α誘発の肝障害に対しても顕著な抑制作用を示した。
【図面の簡単な説明】
図1はCE1の紫外線吸収スペクトルデータを示すグラフである。
図2はCE1の赤外線吸収スペクトルデータを示すグラフである。
図3は、(a)P.acnes/LPS誘発肝障害マウスの生存率に対する水性抽出物の効果を示すグラフ及び(b)P.acnes/LPS誘発肝障害マウスの生存率に対するグリチルリチンの効果を示すグラフである。
図4はP.acnes/LPS誘発肝障害マウスの生存率に対するCE1の効果を示すグラフである。
図5は青しょう子からのCE1の精製過程を示す図である。

Claims (4)

  1. 青しょう(Celosia argentea L.)の種子(青しょう子)より下記(a)〜(c)の工程により抽出し、単離されたものから成る水溶性抽出物を有効成分として含有する、ヒト又は動物のアルコール、薬物を原因とする中毒性肝障害、及びウィルスを原因とする免疫性肝障害の予防・治療用組成物。
    (a)青しょう子より熱水にて水性抽出液を抽出し、
    (b)次いで有機溶媒で処理することにより、有機溶媒不溶性沈殿物を得、
    (c)更に水溶性抽出物を単離する。
  2. 前記水溶性抽出物が1〜30万の分子量を有する請求の範囲第1項に記載の予防・治療用組成物。
  3. 前記水溶性抽出物が下記(ア)及び(イ)の理化学的性質を有する請求の範囲第1又は2項のいずれかに記載の予防・治療用組成物。
    (ア)アラビノース、ラムノース、マンノース、ガラクトース、ガラクツロン酸、グルコース、フコース及びグルクロン酸に対応する多糖類単位を含有する。
    (イ)0.5〜1.5%の、蛋白質由来の窒素原子を含有する。
  4. 前記水溶性抽出物が、多糖類を90〜99重量%及び蛋白質を1〜10重量%含有する請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の予防・治療用組成物。
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