JPH11209282A - ベルゲニン及びその誘導体を有効成分とする肝機能改善剤 - Google Patents

ベルゲニン及びその誘導体を有効成分とする肝機能改善剤

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JPH11209282A
JPH11209282A JP10090452A JP9045298A JPH11209282A JP H11209282 A JPH11209282 A JP H11209282A JP 10090452 A JP10090452 A JP 10090452A JP 9045298 A JP9045298 A JP 9045298A JP H11209282 A JPH11209282 A JP H11209282A
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liver
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Haku Shan Kim
ハク シャン キム
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副作用や再発の危険性も恐れもなく、肝機能
疾患を効果的に予防、治療し得る新規な薬剤を提供す
る。 【解決手段】 有効成分として、下式(1) 【化1】 (式中、R1 ,R2 ,R3 は同一または異なって水素ま
たはアセチル基を、R4 及びR6 は同一または異なって
水素、メチル基またはアセチル基を、R5 は水素または
メチル基を夫々意味する。)で示されるベルゲニン及び
その誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩を含有
する肝機能疾患剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有効成分として、
ベルゲニン及びその誘導体、またはその薬剤学的に許容
される塩を含有する肝機能改善剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多くの現代人は、不規則的な食事やスト
レス、飲過ぎ、喫煙等により肝機能障害を誘発し易く、
この様な症状が進行すると重篤な肝疾患へと発展する。
これらの肝機能障害や肝疾患は人体に致命的な影響を及
ぼし、回復も困難とされている。こうした肝疾患には様
々な種類があり、例えば、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬化
症、アルコール性脂肪肝、B型ウイルス肝炎等が挙げら
れる。なかでもB型ウイルス肝炎は伝染性が強い為、感
染した患者は社会からの隔離治療を余儀なくされ、団体
生活を営むことも困難になる。更にB型ウイルス肝炎は
慢性肝炎や肝硬変、肝臓癌へと進行し易く、これらの肝
疾患は現代では殆ど不治の病として認識されていること
から、現代人への大きな脅威となっている。従って、こ
れらの肝機能障害や肝疾患に対し、副作用も見られず再
発の恐れもなく効果的に予防、治療できる薬剤の開発が
切望されている。
【0003】従来より使用されている肝疾患治療剤とし
ては、肝機能補助剤;アシクロビル等の抗ウイルス剤;
ウルソデオキシコリン酸、シリマリン、グルタチオン、
グリシリジン、総合ビタミン剤等の肝細胞再生促進剤;
コルチコステロイド、6−メルカプトプリン、アザチオ
プリン等の免疫抑制剤;D−ペニシラミン等の繊維化抑
制剤;ビペニルジメチルジカルボキシレート;インター
フェロン等が挙げられる。しかしながら、これらの肝疾
患治療剤を服用したとしても充分な治療効果が得られな
かったり、副作用や再発の危険性も高い等、要求される
諸特性を充分満足するものとは言えなかった。従って、
従来の肝疾患治療剤に代わる新規な薬剤の提供が強く切
望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
着目してなされたものであり、その目的は、副作用や再
発の恐れもなく、肝機能疾患を効果的に予防、治療し得
る新規な薬剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成すること
のできた本発明の肝機能改善剤とは、有効成分として、
下式(1)
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R1 ,R2 ,R3 は同一または異
なって水素またはアセチル基を、R4 及びR6 は同一ま
たは異なって水素、メチル基またはアセチル基を、R5
は水素またはメチル基を夫々意味する。)で示されるベ
ルゲニン及びその誘導体、またはその薬剤学的に許容さ
れる塩を含有するところに要旨を有するものである。こ
こで、上記ベルゲニン誘導体がノルベルゲニン、ジメチ
ルベルゲニン、またはベルゲニンペンタアセテートであ
るものは本発明の好ましい態様である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明者らは上記課題を解決し得
る薬剤を提供すべく、生薬物質の中から肝機能改善に有
効な物質を探索してきた。その結果、従来より胃潰瘍治
療剤として使用されているベルゲニン及びその誘導体
が、肝疾患の予防または治療に極めて有効であることを
見出し、本発明を完成したのである。
【0009】上述した通り、ベルゲニンは抗胃潰瘍作用
(岡田等,日本薬理学会誌,69(2),369 〜78, 1973),
抗炎症作用(Swarnalakshmi 等, Curr Sci., 53(17), 9
17,1984),抗高脂血(antihyperlipidemic)作用(Jah
romi 等,Phytother. Res.6, 180〜183, 1992 )等を有
することが知られており、更にその誘導体は、冠状血管
拡張作用及び抗潰瘍作用を有する(特開昭59−l86
988)ことも知られている。しかしながら、ベルゲニ
ン及びその誘導体が肝機能疾患に有効であることは今ま
で知られておらず、本発明者らによって始めて見出され
た知見である。
【0010】本発明の肝機能改善剤は、有効成分とし
て、上式(1)で示されるベルゲニン及びその誘導体、
またはその薬剤学的に許容される塩を含有するものであ
る。上記ベルゲニン誘導体(1)において、R1 〜R6
が下記表1に示すものである化合物(ベルゲニン、ジメ
チルベルゲニン、ノルベルゲニン、ベルゲニンペンタア
セテート)は本発明の好ましい態様である。
【0011】
【表1】
【0012】また、本発明に用いられるベルゲニンは、
急性毒性試験でマウスに経口投与したときのLD50が1
3,000mg/kg以上と毒性が極めて少ないのみなら
ず、亜急性毒性試験及び慢性毒性試験においても、毒性
が殆ど無いことが知られている[カンジョン等,基礎と
臨床(日本),9(5), 96-106, 1975 ]。
【0013】上記ベルゲニン誘導体の薬剤学的に許容可
能な塩としては常用の無毒性の塩が挙げられ、例えば、
無機塩基等の塩基との塩として、アルカリ金属塩(例え
ばナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩
(例えばカルシウム塩、マグネシウム塩等)、アンモニ
ウム塩等が挙げられる。
【0014】本発明の肝機能疾患剤は、上記ベルゲニン
誘導体を有効成分として含有するものであるが、その他
に、通常使用される賦形剤や保存剤(パラオキシ安息香
酸メチル等のパラオキシ安息香酸誘導体;安息香酸ナト
リウム等)等を含有することができる。
【0015】本発明に用いられるベルゲニンは、通常、
アカメガシワ樹皮をメタノール等の有機溶媒、または水
で抽出することにより得ることができる。その他、ラマ
イア(Ramaiah )等の方法(JCS, 2313-2316, 1979)を
利用して大萩や車菊等から得ることも可能である。
【0016】具体的には、下記に示す通常の抽出方法
(日本薬局方外医薬品規格, p151-l52, 薬業時報社, 19
93)によって得ることができる。
【0017】まず、乾燥したアカメガシワ樹皮の粗末1
重量部につき蒸留水10重量部を加え、2時間ずつ2
回、3回目には蒸留水5重量部を加えて2時間、90〜
100℃水浴上で加温した後、抽出して濾過する。得ら
れた濾液を水浴上で減圧濃縮し、乾燥してアカメガシワ
樹皮エキスを得た後、該エキスをメタノールに溶解し、
不溶性画分を濾去する。この濾液を減圧濃縮した後、シ
リカゲルカラムにかけ、クロロホルム:メタノール
(4:1)の混合溶媒に展開してから再結晶することに
より、純粋なベルゲニンが得られる[C14169 ・H
2 O(mp.140℃),乾燥すればC14169 (m
p.238℃)]。
【0018】この様にして得られたベルゲニンは、通常
の方法により、誘導体若しくはその薬剤学的に許容可能
な塩に合成、分離することができる。具体的には、例え
ば後記する製造例を参照することができる。
【0019】本発明の肝機能改善剤の投与量は通常、ベ
ルゲニンとして、成人に対し1回20〜200mgずつ
1日3回投与することが好ましい。但し、この投与量は
あくまでも目安であり、患者の症状の程度や年齢、体重
等に応じて適宜好適な範囲に調整することができる。
【0020】また、本発明の肝機能改善剤は経口投与、
非経口投与のいずれの方法によっても適用可能であり、
通常の製剤方法により、投与に適した形態に製造するこ
とができる。具体的には、経口投与の場合は錠剤、カプ
セル剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤、液剤、エリキシル
剤等の形態に製造すれば良く、また非経口投与の場合
は、腹腔、皮下、筋肉、経皮等の注射剤等の形態に製造
すれば良い。
【0021】本発明の肝機能疾患剤は、肝疾患の予防及
び治療作用を有しており(後記する実施例に記載の表2
〜9,10〜16を参照)、その作用機序は、グルタチ
オンを媒介して解毒過程に関与するグルタチオン硫黄転
移酵素、及び生体内でのグルタチオン含有量維持に関与
するグルタチオン還元酵素の誘導作用に起因するものと
思料される(表4,6,8,10,12)。
【0022】以下実施例に基づいて本発明を詳述する。
ただし、下記実施例は本発明を制限するものではなく、
前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは
全て本発明の技術範囲に包含される。
【0023】
【実施例】製造例1 乾燥したアカメガシワ樹皮の粗末1kgに対し、蒸留水
10リットルを加えて2時間ずつ2回、3回目には蒸留
水5リットルを加えて2時間、90〜100℃水浴上で
加温し、抽出して濾過する。得られた濾液を水浴上で減
圧濃縮し、乾燥することによりアカメガシワ樹皮のエキ
ス130g(13%)を得る。このエキスをメタノール
に溶解して不溶性画分を濾去した後、濾液を減圧濃縮し
てからシリカゲルカラム上にかけ、クロロホルム:メタ
ノール(4:1)の混合溶媒に展開し、再結晶すること
により純粋なベルゲニン(19.5g)を得た。
【0024】製造例2 製造例1で抽出分離したベルゲニン2gをメチルアルコ
ール1リットルに溶解し、ジアゾメタンのエーテル溶液
500mLを加えた後、0℃にてラマイアらの方法(Ra
imaiah et al., JCS 2313-2316, 1979及び J.E. Hay et
at. J. Chem.Soc., 2231, 1958)により、ジメチルベ
ルゲニン(1.1g)を合成した。
【0025】製造例3 リー等の方法(Lee et al , Kor. J. Pharmacogn., 25
(2), 105-112, 1994 )により、大萩の葉(leaves of S
ecurinega suffruticosa )のアセトン抽出濃縮エキス
を用いたカラムクロマトグラフィによってノルベルゲニ
ンを分離した。
【0026】製造例4 製造例1で抽出分離したベルゲニン2gを、無水酢酸1
00mLと無水ピリジン2mLに溶解した後、水浴上で
6時間加熱し、ラマイア等の方法(Raimaiah et al .,
JCS 2313-23l6, 1979 )によって処理した後、ベンゼン
で再結晶することによりベルゲニンペンタアセテート
(2.4g)を得た。
【0027】実験例1(四塩化炭素により誘発された肝
毒性に対するベルゲニンの肝臓保護効果) 韓国実験動物センターから購入したSD系白色ラット
(150士20g)を一定条件下(温度:20±2℃、
湿度:60%、明暗周期:12時間)で一週間以上順応
させた後、8匹を一群とし、製造例1で製造したベルゲ
ニン(50,100及び200mg/kg)を7日間に
わたって毎日経口投与した。7日目の投与後12時間後
と36時間後に、四塩化炭素0.5mL/kg(同量の
オリーブ油に溶解したもの)を各々腹腔内に投与した。
四塩化炭素を最後に投与してから12時間後に、炭酸ガ
スで麻酔下にて開腹し、採血すると共に肝組織を摘出し
た。また、ベルゲニン及び四塩化炭素を投与しない群
(正常群)、ベルゲニンを投与せず四塩化炭素だけを投
与した群(対照群)についても同様に処理した。尚、本
実施例における7日間にわたるベルゲニンの前投与は、
四塩化炭素により誘発される肝臓毒性を保護する観点か
ら行った。
【0028】この様にして得られた血液及び肝組織を用
い、肝機能指標として、血液中のs−AST(血清アス
パラギン酸アミノ転移酵素)、s−ALT(血清アラニ
ンアミノ転移酵素)、SDH(ソルビトール脱水素酵
素)、γ−GT(γ- グルタミン酸転移酵素)の活性を
夫々測定すると共に、肝組織中のLPO(脂質過酸化
物)及びGSH(グルタチオン)の含有量、並びにGS
T(グルタチオン硫黄転移酵素)及びGR(グルタチオ
ン還元酵素)の活性を夫々測定した。これらの測定方法
を表2にまとめて示す。
【0029】
【表2】
【0030】尚、肝組織中における上記酵素の測定に当
たっては、一般的な方法により分離した細胞質ゾル(サ
イトゾル)分画を使用した。また、蛋白質の定量は牛血
清アルブミン(bovine serum albumin; Sigma Fr. Iv)
を標準品とするローリー法(Lowry, 0. H., Rosebroug
h, N. J. and Randall, R.J. (1951), J. Biol. Chem.,
193, 265 )により行った。
【0031】得られた実験結果を表3及び表4に示す。
このうち表3には、四塩化炭素により誘発された肝毒性
に対するベルゲニンの肝臓保護効果(血清中の指標)
を、表4には四塩化炭素により誘発された肝毒性に対す
るベルゲニンの肝臓保護効果(肝臓中の指標)を夫々示
す。尚、これらの実験結果は平均値±標準誤差で示し、
統計学的な有意差検定はT-testによって行った。
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】四塩化炭素によって肝臓障害が誘発される
と、肝細胞内に選択的に存在しているAST,ALT,
γ−GT及びSDH等の酵素が血液中に流出され、血液
中の酵素活性が上昇すると共に、肝臓中では、この毒性
物質によって脂質過酸化物の含有量も上昇する。更に肝
臓中では、毒性物質の解毒作用に関与するGRやGST
の酵素活性が減少すると共に、毒性物質を抱合して解毒
作用を表わすGSHの含有量も減少することになる。本
実施例では、予めベルゲニンを投与しておいたラットを
試料群として用いるものであり、ベルゲニンの前処理に
よって四塩化炭素による肝臓障害を如何に有効に抑制し
得るかを、肝機能障害の指標となる上記血液中・肝臓中
の酵素活性や肝臓中の所定物質の量が正常水準若しくは
その近傍にまで回復するか否かを測定することにより評
価しようというものである。
【0035】表より、四塩化炭素を投与した対照群で
は、肝機能障害の指標である血清中のs−AST、s−
ALT、γ−GT、及びSDHの各酵素活性、並びに肝
臓中のLPO含有量が増加する一方、肝臓中のGSH含
有量、GST及びGRの各酵素活性は著しく減少するの
に対し、ベルゲニンを予め投与した試料群では、血清中
のs−AST、s−ALT、γ−GT、SDHの各種酵
素活性、及び肝臓中のLPO含有量が用量依存的に減少
し、且つ肝臓中のGSH含量、GST及びGRの各種酵
素活性は用量依存的に増加しており、四塩化炭素を投与
しない正常群の値に近づくことが確認された。
【0036】実験例2(ガラクトサミンにより誘発され
た肝毒性に対するベルゲニンの肝臓保護効果) 製造例1で製造したベルゲニン(50,100及び20
0mg/kg)を、白色ラットに7日間にわたって毎日
経口にて投与した。7日目の投与後、24時間と96時
間後に、ガラクトサミン400mg/kgを生理食塩水
に溶解した溶液を各々腹腔内に投与した。ガラクトサミ
ンを最後に投与してから72時間後に、炭酸ガスで麻酔
下にて開腹し、採血すると共に肝組織を摘出し、実験例
1と同様に処理した。
【0037】これらの実験結果を表5[ガラクトサミン
により誘発された肝毒性に対するベルゲニンの肝臓保護
効果(血清中の指標)]、及び表6[ガラクトサミンに
より誘発された肝毒性に対するベルゲニンの肝臓保護効
果(肝臓中の指標)]に示す。
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】カラクトサミンを投与した対照群では、肝
機能障害の指標である血清中のs−AST、s−AL
T、γ−GT、SDHの各種酵素活性、及び肝臓中のL
PO含有量は著しく増加し、肝臓中のGSH含有量、G
ST及びGRの各種酵素活性は著しく減少したが、ベル
ゲニンを予め投与した試料群では、血清中のs−AS
T、s−ALT、γ−GT、SDHの各種酵素活性と、
肝臓中のLPO含有量は用量依存的に減少し、且つ肝臓
中のGSH含量、GST及びGRの各種酵素活性は用量
依存的に増加しており、これらの数値は、正常群の値と
概ね近似することが分かった。
【0041】実験例3(四塩化炭素により誘発された肝
毒性に対するベルゲニンの肝臓治療効果) 実験開始時(0時間)と実験開始後12時間目に四塩化
炭素0.5mL/kg(同量のオリーブ油に溶解したも
の)を白色ラットに各々腹腔内投与した。最初の投与か
ら24時間目から、製造例1で製造したベルゲニン(5
0、100及び200mg/kg)を7日間にわたって
毎日経口投与した。7日目の投与終了後24時間目に炭
酸ガス下で麻酔して開腹し、採血すると共に肝組織を摘
出し、実験例1と同様に処理した。
【0042】得られた結果を、表7[四塩化炭素により
誘発された肝毒性に対するベルゲニンの肝臓治療効果
(血清中の指標)]、及び表8[四塩化炭素により誘発
された肝毒性に対するベルゲニンの肝臓治療効果(肝臓
中の指標)]に示す。尚、本実施例におけるベルゲニン
の後投与は、四塩化炭素により誘発された肝臓障害を治
療する観点から行った。
【0043】
【表7】
【0044】
【表8】
【0045】四塩化炭素を投与した対照群では、肝機能
障害の指標である血清中のs−AST、s−ALT、γ
−GT、SDHの各種酵素活性、及び肝臓中のLPO含
有量が増加し、肝臓中のGSH含有量、GST及びGR
の各種酵素活性は著しく減少するのに対し、ベルゲニン
を後投与した試料群では、血清中のs−AST、s−A
LT、γ−GT、SDHの各種酵素活性、及び肝臓中の
LPO含有量が用量依存的に減少し、且つ肝臓中のGS
H含有量、GST及びGRの各種酵素活性は用量依存的
に増加しており、これらの数値は、正常群の値と概ね近
似することが分かった。
【0046】実験例4(ガラクトサミンにより誘発され
た肝毒性に対するベルゲニンの肝臓治療効果) 実験開始時(0時間)と実験開始後72時間目にガラク
トサミン400mg/kgを白色ラットに各々腹腔内投
与した。最初の投与から7日後より、製造例1で製造し
たベルゲニン(50、100及び200mg/kg)を
7日間にわたって毎日経口投与した。その24時間後に
炭酸ガス下で麻酔して開腹し、採血すると共に肝組織を
摘出した後、実験例1と同様に処理した。
【0047】これらの結果を、表9[ガラクトサミンに
より誘発された肝毒性に対するベルゲニンの肝臓治療効
果(血清中の指標)]、及び表10[ガラクトサミンに
より誘発された肝毒性に対するベルゲニンの肝臓治療効
果(肝臓中の指標)]に示す。
【0048】
【表9】
【0049】
【表10】
【0050】ガラクトサミンを投与した対照群では、肝
機能障害の指標である血清中のs−AST、s−AL
T、γ−GT、SDHの各種酵素活性、及び肝臓中のL
PO含有量が増加すると共に、肝臓中のGSH含有量、
GST及びGRの各種酵素活性は著しく減少したが、ベ
ルゲニンを後投与した試料群では、血清中のs−AS
T、s−ALT、γ−GT、SDHの各種酵素活性、及
び肝臓中のLPO含有量が用量依存的に減少し、且つ肝
臓中のGSH含有量、GST及びGRの各種活性は用量
依存的に増加しており、これらの数値は、正常群の値と
概ね近似することが分かった。
【0051】実験例5(四塩化炭素誘発肝細胞毒性に対
するベルゲニンの遮断効果) ベリーとフレンドの方法(Berry & Friend, J. Cell Bi
ol., 43, 5006, 1969)を改変し、白色ラットから分離
した肝細胞を24時間培養した後、培養液を除去し、四
塩化炭素とベルゲニンを含まない培養液(正常群)、1
0mM四塩化炭素を含有しベルゲニンを含有しない培養
液(対照群)、及び10mM四塩化炭素と各濃度のベル
ゲニンを含有する培養液(試料群)を夫々調製してか
ら、更に1.5時間培養した。各培養液を採取し、該培
養液中に遊離したアラニンアミノ転移酵素(ALT)、
ソルビトール脱水素酵素(SDH)、及び肝細胞内グル
タチオン硫黄転移酵素(GST)の各種活性、グルタチ
オン(GSH)の含有量、GSSG還元酵素の活性を夫
々3回ずつ測定した(測定方法は表11を参照)。
【0052】
【表11】
【0053】尚、測定上の留意事項は以下の通りであ
る。 肝細胞内のGST活性、GSH及びGSSGの含有量
は、後ミトコンドリア上清液(post mitochondrial sup
ernatant)を用いて測定した。この後ミトコンドリア上
清液の調製はギブスン等の方法(Gibson & Skett, (198
6) Technique and experiments illustrating drug met
abolism In:Chapman and Hall , eds. Introduction to
drug metabolism. Cambridge: University Press. pp.
239-281)により行った。 培養した細胞中の蛋白質含有量は、ローリー法(Lowr
y et al., (1951) J.Biol. Chem., 193, 265 )により
測定した。
【0054】還元型グルタチオン(GSH )含有量=総
グルタチオン(GSH +GSSG)含有量−酸化型グルタチオ
ン(GSSG)含有量この様にして得られた対照群、試料
群、正常群の各種測定値を基に、下式に則って保護率
(%)(Choi et at., J.Appli. Pharmacol., Korea,
4, 291-294, 1996 )に換算した。 保護率(%)={(対照群の測定値) −( 試料群の測定
値)/( 対照群の測定値) −( 正常群の測定値)}×100
【0055】これらの結果を表12(四塩化炭素により
誘発された肝細胞毒性に対するベルゲニンの遮断効果)
に示す。尚、実験結果は平均値±標準誤差で表わし、統
計学的な有意差検定はT−testで行った。
【0056】
【表12】
【0057】表より、ベルゲニン濃度を100μMまで
高めると、培養液中に遊離するALT及びSDHの各種
酵素活性が濃度依存的に増加し、肝細胞の保護率が増加
することが分かる。また、ベルゲニン濃度を300μM
まで増加させることにより、肝細胞内に存在するGST
とGSSG還元酵素の各種酵素活性とGSHの含有量が
増加した。
【0058】実験例6(ガラクトサミンにより誘発され
た肝細胞毒性に対するベルゲニンの遮断効果) 実験例5と同様にして分離した肝細胞を培養し、1.5
時間経過後に、培養液を1.5mMガラクトサミン添加
培養液に変え、更に14時間該細胞を培養して細胞毒性
を誘導した(Kiso et at., (1983), Planta Med., 49,
222 )。次いで、再度新しい培養液に変え、製造例1で
製造したベルゲニンを濃度別に添加した群(試料群)、
及びベルゲニンを添加しない群(対照群)に分け、更に
24時間培養した。その際、ガラクトサミンで毒性を誘
発しない肝細胞群(正常群)に対しても各々培養液を採
取し、該培養液中に遊離するALT及びSDHの酵素活
性を測定して上記の要領で保護率に換算すると共に、R
NAの生合成率を測定した。
【0059】これらの結果を表13(ガラクトサミンに
より誘発された肝細胞毒性に対するベルゲニンの遮断効
果)に示す。尚、ALTとSDHの酵素活性は、実験例
5と同様にして測定し、RNAの生合成はカルナーの方
法(Karner(1964), Biochem.J., 92, 449)によって測
定した。
【0060】
【表13】
【0061】表より、ベルゲニン濃度を100μMまで
増加させると、培養液中に遊離するALT及びSDHに
対し、肝細胞保護活性を発揮すると共に、肝細胞内のR
NA生合成が濃度依存的に増加することが分かった。
【0062】実験例7(四塩化炭素により誘発肝細胞毒
性に対するベルゲニン、ジメチルベルゲニン、ノルベル
ゲニン及びベルゲニンペンタアセテートの遮断効果) ベルゲニン、ジメチルベルゲニン、ノルベルゲニン及び
ベルゲニンペンタアセテートを用い、実験例5と同様に
してALT及びSDHの各酵素活性を測定し、保護率
(Choi et al., J. Appli. Pharmacol., Korea, 4, 291
-294, 1996)に換算した。
【0063】得られた結果を表14(四塩化炭素により
誘発された肝細胞毒性に対するベルゲニン、ジメチルベ
ルゲニン、ノルベルゲニン、ベルゲニンペンタアセテー
トのALT活性遮断効果)、及び表15(四塩化炭素に
より誘発された肝細胞毒性に対するベルゲニン、ジメチ
ルベルゲニン、ノルベルゲニン及びベルゲニンペンタア
セテートのSDH活性遮断効果)に示す。尚、これらの
測定は3回ずつ行い、平均値±標準誤差で示した。ま
た、統計学的な有意差検定はT-testを利用した。
【0064】
【表14】
【0065】試料濃度をlμMから300μMまで増加
させた場合、ベルゲニンとノルベルゲニンでは100μ
Mの濃度で、また、ジメチルベルゲニンとベルゲニンペ
ンタアセテートでは300μMの濃度で、四塩化炭素誘
発肝細胞毒性に対する最大のALT活性遮断効果を発揮
した。
【0066】
【表15】
【0067】試料濃度を1μMから300μM まで増加
させた場合、ベルゲニンでは100μMの濃度で、ジメ
チルベルゲニン、ノルベルゲニン、及びベルゲニンペン
タアセテートでは300μMの濃度で、四塩化炭素誘発
肝細胞毒性に対して最大のSDH活性遮断効果を発揮し
た。
【0068】実験例8(ガラクトサミンにより誘発され
た肝細胞毒性に対するベルゲニン、ジメチルベルゲニ
ン、ノルベルゲニン及びベルゲニンペンタアセテートの
遮断効果) ベルゲニン、ジメチルベルゲニン、ノルベルゲニン、及
びベルゲニンペンタアセテートを用い、実験例6と同様
にしてALT及びSDHの酵素活性を測定し、保護率に
換算した。
【0069】これらの結果を表16(ガラクトサミンに
より誘発された肝細胞毒性に対するベルゲニン、ジメチ
ルベルゲニン、ノルベルゲニン、ベルゲニンペンタアセ
テートのALT活性遮断効果)、及び表17(ガラクト
サミンにより誘発された肝細胞毒性に対するベルゲニ
ン、ジメチルベルゲニン、ノルベルゲニン及びベルゲニ
ンペンタアセテートのSDH活性遮断効果)に示す。
尚、これらの測定は3回ずつ行い、平均値±標準誤差で
示した。また、統計学的な有意差検定はT-testを利用し
た。
【0070】
【表16】
【0071】試料濃度をlμMから300μMまで増加
させた場合、ベルゲニン、ジメチルベルゲニン及びノル
ベルゲニンでは10μMの濃度で、ベルゲニンペンタア
セテートは1μMの濃度で、カラクトサミン誘発肝細胞
毒性に対して最大のALT活性遮断効果を発揮した。
【0072】
【表17】
【0073】試料濃度を1μMから300μMまで増加
させた場合、ベルゲニン、ジメチルベルゲニン、ノルベ
ルゲニン、及びベルゲニンペンタアセテートは10μM
の濃度で、ガラクトサミン誘発肝細胞毒性に対する最大
のSDH活性遮断効果を発揮した。
【0074】 製剤製造例1:錠剤 ベルゲニン 100.0mg ラクトースBP 150.0mg 澱粉BP 30.0mg 予めゼラチン化したとうもろこし澱粉BP 15.0mg ステアリン酸マグネシウム 1.0mg ベルゲニンをラクトース、澱粉及び予めゼラチン化した
とうもろこし澱粉と混合した後、精製水を適当量添加し
て顆粒化させた。この顆粒を乾燥した後、ステアリン酸
マグネシウムと混合し、圧搾することにより錠剤を得
た。
【0075】 製剤製造例2:コーティング錠 ベルゲニン 100.0mg 乳糖 60.0mg とうもろこし澱粉 300.0mg ヒドロキシプロピルセルロース 3.0mg ステアリン酸マグネシウム 3.0mg ベルゲニンと乳糖及びとうもろこし澱粉の混合物をヒド
ロキシプロピルセルロース溶液を利用し、1mmメッシ
ュの篩いを通じて顆粒化した後、40℃で乾燥した後、
再び篩いにかける。この様にして得られた顆粒にステア
リン酸マグネシウムを混合し、圧縮した。得られた裸錠
を通常の方法により白糖、酸化チタン、タルク及びアラ
ビアゴムの水性懸濁液を用いて糖衣コーティングした。
このコーティングした錠剤を蜜蝋で磨き、光沢を付与し
た(polishing )。
【0076】製剤製造例3:カプセル剤 ベルゲニン 100.0mg 澱粉1500 100.0mg ステアリン酸マグネシウムBP 2.0mg ベルゲニンを上記賦形剤と混合した後、ゼラチンカプセ
ルの中に充填することによりカプセルを得た。
【0077】製剤製造例4:注射剤 ベルゲニン 70.0mg 薄い水酸化ナトリウム pH7.5〜8.5 注射用塩化ナトリウムBP 最大2mL ベルゲニンを、適切な薄い水酸化ナトリウム溶液に溶解
してpH7.5〜8.5に調整した後、引き続き、注射
用塩化ナトリウムBPで容量を調整し、充分混和した。こ
の溶液を、透明ガラス製の2mL型アンプル中に充填
し、該アンプルを封入した後、引き続き120℃で15
分以上オートクレーブで殺菌することにより注射剤を得
た。
【0078】
【発明の効果】本発明の肝機能疾患剤は上記の様に構成
されているので、肝疾患の予防及び治療に対し、極めて
優れた効果を発揮する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効成分として、下式(1) 【化1】 (式中、R1 ,R2 ,R3 は同一または異なって水素ま
    たはアセチル基を、 R4 及びR6 は同一または異なって水素、メチル基また
    はアセチル基を、 R5 は水素またはメチル基を夫々意味する。)で示され
    るベルゲニン及びその誘導体、またはその薬剤学的に許
    容される塩を含有することを特徴とする肝機能改善剤。
  2. 【請求項2】 前記ベルゲニン誘導体は、ノルベルゲニ
    ン、ジメチルベルゲニン、またはベルゲニンペンタアセ
    テートである請求項1に記載の肝機能改善剤。
JP10090452A 1998-01-09 1998-04-02 ベルゲニン及びその誘導体を有効成分とする肝機能改善剤 Pending JPH11209282A (ja)

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