JP3983586B2 - 感光ドラム用基体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラム - Google Patents

感光ドラム用基体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置や静電記録装置に用いられる感光ドラムの円筒状基体、及び該基体を用いた感光ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、ファクシミリ、プリンター等における静電記録プロセスでは、まず、感光ドラムの表面を一様に帯電させ、この感光ドラム表面に光学系から映像を投射して光の当たった部分の帯電を消去することによって静電潜像を形成し、次いで、この静電潜像にトナーを供給してトナーの静電的付着によりトナー像を形成し、これを紙、OHP、印画紙等の記録媒体へと転写することにより、プリントする方法が採られている。
【0003】
このような静電記録プロセスに用いられる感光ドラムとしては、従来より、図1に示した構造のものが一般に用いられている。
【0004】
即ち、良導電性を有する円筒状基体1の両端にフランジ2(2a、2b)を嵌合固定すると共に、該円筒状基体1の外周面に感光層3を形成したものが一般に用いられており、通常、この感光ドラムは、図1に示されているように、電子写真装置の本体10に設けられた支持軸4(4a、4b)が両フランジ2(2a、2b)に設けられた軸孔5(5a、5b)に挿入されて回転自在に支持され、一方のフランジ2bに形成された駆動用ギア6にモータ等の駆動源と連結されたギア7を歯合させ、回転駆動されるようになっている。
【0005】
この場合、上記円筒状基体1を形成する材料としては、比較的軽量で機械加工性にも優れ、かつ良好な導電性を有することから、アルミニウム合金が従来から用いられており、また近年このアルミニウム合金製の基体に代わるものとして、熱可塑性樹脂にカーボン等の導電剤を混合分散した導電性樹脂組成物を射出成形した樹脂パイプを上記円筒状基体1として用いることも行われている。
【0006】
ここで、上記感光ドラムには、低コスト、低消費電力化などの観点から軽量化が望まれており、この場合上記樹脂製の感光ドラム用基体は、アルミニウム合金製の基体に比べて軽量化を達成することができるが、樹脂製基体を軽量化するため該基体の肉厚を薄くすると、耐衝撃性、機械的強度、加工性、寸法精度などの低下を招くこととなり、容易に薄肉化を行うことができないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明は、金属製のドラム基体並の十分な強度を備え、輸送時や落下時の衝撃により破損しない高品質な感光ドラム用基体、及び該基体を用いた感光ドラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、感光ドラム用基体を形成する導電性樹脂組成物のアイゾット衝撃値が20J/m以上となるように耐衝撃性を向上させることにより、金属製のドラム基体並の十分な強度を備え、輸送時や落下時の衝撃により破損せず、耐衝撃性に優れた樹脂製の感光ドラム用基体を得ることができることを見出し、本発明を完成したものである。
【0009】
即ち、本発明は、前記課題を解決するため、下記の感光ドラム用基体、及び該感光ドラム用基体を用いた感光ドラムを提供する。
【0010】
請求項1の発明は、電子写真プロセスに用いられる感光ドラムの基体を構成する円筒状の感光ドラム用基体において、
前記感光ドラム用基体が、樹脂基材に導電剤と充填材を混合分散した導電性樹脂組成物で形成されると共に、該導電性樹脂組成物のアイゾット衝撃値が20J/m以上であることを特徴とする感光ドラム用基体である。
請求項2の発明は、前記導電性樹脂組成物のアイゾット衝撃値が30J/m以上である請求項1に記載の感光ドラム用基体である。
請求項3の発明は、前記充填材として、表面処理を施した無機充填材を用いる請求項1又は2に記載の感光ドラム用基体である。
請求項4の発明は、充填材として、シランカップリング剤、又はチタネートカップリング剤で表面処理した無機充填材を用いる請求項3に記載の感光ドラム用基体である。
請求項5の発明は、樹脂基材の主成分が、ポリアミド系樹脂及びポリエステル系樹脂から選ばれる少なくとも1種である請求項1から4のいずれかに記載の感光ドラム用基体である。
請求項6の発明は、更に低吸水性樹脂を添加混合した請求項5に記載の感光ドラム用基体である。
請求項7の発明は、低吸水性樹脂が、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、又はポリフェニレンサルファイド(PPS)である請求項6に記載の感光ドラム用基体である。
請求項8の発明は、円筒状基体の外周面に感光層を塗工形成してなる感光ドラムにおいて、前記円筒状基体として、請求項1から7のいずれかに記載の感光ドラム用基体を用いたことを特徴とする感光ドラムである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の感光ドラム用基体は、上述のように、感光ドラム用基材が、樹脂基材に導電剤と充填材を混合分散した導電性樹脂組成物で形成されると共に、該導電性樹脂組成物のアイゾット衝撃値を20J/m以上となるように調整することにより、輸送時や落下時の衝撃による破損を防ぐことができるものである。
なお、アイゾット衝撃値は、ASTM D−256に準拠して測定した値である。
【0012】
この場合、前記導電性樹脂組成物のアイゾット衝撃値が20J/m未満であると、十分な強度を有さないため、輸送時や落下時の衝撃により破損が生じてしまい、本発明の目的を達成することができない。なお、アイゾット衝撃値の好ましい範囲は、30J/m以上、より好ましい範囲は、35J/m以上、更に好ましくは35〜55J/mである。
【0013】
本発明の感光ドラム用基体は、上記アイゾット衝撃値の条件を満足すればよく、その材質に特に制限はないが、樹脂基材に導電材と充填材を配合した導電性樹脂組成物から形成することができる。
【0014】
前記導電性樹脂組成物を構成する樹脂基材としては、特に制限されるものではないが熱可塑性樹脂が好適に用いられる。
前記熱可塑性樹脂としては、従来から感光ドラム用の基体に用いられている公知の樹脂材料を用いることができるが、特に、感光層を形成するに良好な表面平滑性を有し、かつ耐薬品性及び機械的強度に優れることから、ポリアミド系樹脂及び/又はポリエステル系樹脂が好適に用いられる。
【0015】
前記ポリアミド系樹脂としては、例えば、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン6、ナイロン66、ナイロンMXD6、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン1212、及びこれらの共重合物などが挙げられる。
前記ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレートなどが挙げられる。
なお、これらは1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0016】
また、前記導電性樹脂組成物を構成する樹脂基材には、吸湿による寸法変化を抑制するため、低吸水性樹脂を添加混合することもできる。この低吸水性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などが例示され、上記ポリアミド系樹脂及び/又はポリエステル系樹脂との相溶性などを考慮して適宜選択すればよい。
なお、前記低吸水性樹脂は、ASTM D−570に準拠した吸水率が0.3%以下であることが好ましい。
前記低吸水性樹脂は、上記樹脂基材に対して、好ましくは1〜70質量%、更に好ましくは5〜50質量%配合する。
前記樹脂基材全体のASTM D−570に準拠した吸水率は、1.5%以下であることが好ましく、より好ましくは0.7%以下、更に好ましくは0.5%以下である。
【0017】
更に、前記樹脂基材の衝撃強度などの機械的特性を改良するために、各種衝撃改良剤を添加することができる。前記衝撃改良剤としては、スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系などがあり、具体的には、前記スチレン系ではスチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−エチレン/ブテン系共重合体、水添スチレン−イソプレンブロック共重合体などが挙げられる。前記オレフィン系及びポリエステル系では、エチレン−プロピレン共重合体、ポリエステル−ポリエーテル共重合体などが挙げられる。前記ポリアミド系では、ナイロン−ポリエーテル共重合体などが挙げられる。また、その他にもエポキシ系、シリコーン系、等の各種衝撃改良剤が挙げられる。
これらは主成分となる樹脂の性状に合わせて適宜選択することができる。好ましくは主成分としてポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂を用い、スチレン−エチレン/ブテン系共重合体やポリエステル−ポリエーテル系共重合体を配合することにより、衝撃強さなどの機械特性を効果的に改良することができる。
【0018】
上記樹脂基材のブレンドに際しては、ポリアミド系樹脂及びポリエステル系樹脂、更には低吸水性樹脂との相溶性を向上させて分散性を高め、強度などの機械的特性や、吸水性、耐薬品性を向上させるために、樹脂成分に対して親和性の高い相溶化剤を適宜用いることができる。
前記相溶化剤としては、例えば、PA−PP系に対しては、マレイン酸変性ポリプロピレンなどが挙げられる。PA−PPS系及びPA−PPE系に対しては、エポキシ変性ポリスチレン−ポリメチルメタクリレート共重合体などを挙げることができる。
【0019】
本発明で用いられる導電性樹脂組成物は、例えば、上記樹脂基材に導電剤を添加して導電性を付与することにより得ることができる。この場合、前記導電剤としては、上記樹脂基材中に均一に分散させることが可能なものであればいずれのものでもよく、例えば、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウム、銅、ニッケル等の金属粉、導電性ガラス粉などが挙げられるが、特に、カーボンブラックを用いることが好ましい。
前記導電剤の添加量は、特に制限されるものではないが、導電性樹脂組成物の5〜30質量%、特に5〜20質量%とすることが好ましい。
また、成形物の表面抵抗値は10Ω/□(オーム/スクエア)以下、特に10Ω/□以下であることが好ましい。
【0020】
この導電性樹脂組成物には、補強や増量の目的で、各種繊維等の充填材を配合する。この充填材としては、カーボン繊維、導電性ウィスカ、導電性ガラス繊維等の導電性繊維やウィスカ、ガラス繊維等の非導電性繊維などを用いることができる。この場合、前記導電性繊維は、導電剤としても作用することができ、導電性繊維を用いることにより、上記カーボンブラックの使用量を減らすことができる。上記充填材が無機充填材である場合、シランカップリング剤やチタネートカップリング剤などを用いて、上記無機充填材に表面処理を施したものを用いることが、樹脂との界面を強化し、耐衝撃性を増す観点から好ましい。具体的には、シランカップリング処理したチタン酸カリウムウィスカ、チタネートカップリング処理したチタン酸カリウムウィスカなどが挙げられる。
【0021】
これら充填材の配合量は、用いる充填材の種類や繊維の長さ,径などに応じて適宜選定され、特に制限されるものではないが、通常は組成物の1〜30質量%、より好ましくは5〜25質量%、更に好ましくは10〜25質量%程度とすることが好ましい。また、この充填材の配合の有無、種類、配合割合などを調整することにより、上記質量比を調整することも可能である。
【0022】
なお、この導電性樹脂組成物には、必要に応じて上記導電剤及び充填材の他に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、シリコーン、二硫化モリブデン(MoS2)、各種金属石鹸等の公知の添加剤を適量添加することができる。
【0023】
本発明の感光ドラム用基体は、円筒状に成形したものであるが、この場合その成形方法は、特に制限されるものではなく、本発明の感光ドラムを形成する材料に応じて適宜な成形法を採用することができる。例えば、上記導電性樹脂組成物を用いて本発明の感光ドラム用基体を得る場合には、射出成形法、押出成形法などを用いる樹脂材料に応じて適宜選択することができるが、この場合には特に射出成形法を採用することが好ましい。なお、成形温度や射出圧力などの成形条件は、導電性樹脂組成物を構成する樹脂成分の種類等に応じた通常の条件とすることができる。
【0024】
次に、本発明の感光ドラムは、例えば、図1に示された感光ドラムのように、円筒状基体1の外周面に感光層3を形成したものであり、本発明ではその円筒状基体1として、上記本発明の感光ドラム用基体を用いたものである。
【0025】
この場合、図1の感光ドラムでは、円筒状基体1の両端面に別体に形成したフランジ2(2a、2b)を嵌着固定しているが、本発明では、フランジ2(2a、2b)の少なくとも一方を上記導電性樹脂組成物を用いて円筒状基体1と一体に成形することもできる。フランジと共に、駆動用ギア6を導電性樹脂組成物で一体に成形することもできる。
【0026】
ここで、上記円筒状基体1の外周面、即ち本発明感光ドラム用基体の外周面は、特に制限されるものではないが、その表面粗さを中心線平均粗さRaで0.8μm以下、特に0.2μ以下、最大高さRmaxで1.6μm以下、特に0.8μm以下、10点平均粗さRzで1.6μm以下、特に0.8μm以下とすることが好ましい。
これらRa、Rmax、Rzが大きすぎると、円筒状基体1表面の凹凸が感光層3上に現れて、これが画像不良の原因となる場合がある。
【0027】
上記円筒状基体1の外周面に感光層3を形成することにより、本発明の感光ドラムが構成されるが、この場合、感光層3は、感光剤、バインダー成分をアルコールやクロロホルム、トルエンなどの有機溶媒に溶解した塗液を円筒状基体の外周面に塗工し、加熱乾燥することにより形成される。なお、感光層を形成するための上記塗液は、公知の組成により形成することができ、またその層構成も公知の構成とすることができる。
【0028】
なお、本発明の感光ドラムは、図1に示されたものに限定されるものではなく、例えば、両フランジ2(2a、2b)に、軸孔5(5a、5b)ではなく、外方へと突出する軸体(支持軸)を突設し、この軸体を用いて電子写真装置の本体に回転可能に取り付けることもできる。更に、各フランジ2(2a、2b)の形状や感光ドラムの回転駆動方法など、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。また、前記支持軸4(4a、4b)は、図1に示したように二つの部材からなっていても良く、一本の軸が、両フランジを直接つないでいてもよい。
【0029】
【実施例】
以下、実施例、参考例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
【0030】
参考例1〜3、実施例4及び比較例1〜3〕
下記組成の参考例1〜3、実施例4及び比較例1〜3の導電性樹脂組成物をそれぞれ調製し、下記方法によりアイゾット衝撃値を測定した。結果を表1に示す。また、得られた導電性樹脂組成物をドラム基体に成形し、下記方法により落下試験を行った。結果を表1に示す。
【0031】
<アイゾット衝撃値(ノッチ付き)>
射出成形によりテストピースを作成し、ASTM D−256に従って評価した。
<落下試験>
各組成物を用いて外径24mm、長さ260mm、周壁の厚さ1.7mmのドラム基体を射出成形法により成形し、作成した各ドラム基体を1.2mの高さからコンクリートの床に自由落下させて評価した。
【0032】
【表1】
*PA66(ナイロン66):宇部興産(株)製「Ubeナイロン」
*PA6(ナイロン6):宇部興産(株)製「Ubeナイロン」
*PBT(ポリブチレンテレフタレート):ポリプラスチックス(株)製「ジュラネックス」
*導電材:旭カーボン(株)製「導電性カーボンブラック
AX−015」
*添加剤:東洋紡績(株)「ペルプレン」P−150B
*表面処理:日本ユニカー(株)製「A−187」使用
【0033】
表1の結果から、アイゾット衝撃値が20J/m以上である参考例1〜3、実施例4の導電性樹脂組成物から形成された感光ドラム用基体は、十分な耐衝撃性を有し、輸送時や落下時の衝撃により破損するおそれがないものである。これに対して、アイゾット衝撃値が20J/m未満である比較例1〜3の導電性樹脂組成物から形成された感光ドラム用基体は、耐衝撃性に劣り、輸送時や落下時の衝撃により破損し、実用に供することは困難である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、金属製のドラム基体並の十分な強度を備え、輸送時や落下時の衝撃により破損しない導電性樹脂組成物から形成された感光ドラム用基体を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、感光ドラムの一般的な構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 円筒状基体(感光ドラム用基体)
2、2a、2b フランジ
3 感光層
4、4a、4b 支持軸
5、5a、5b 軸孔
6 駆動用ギア
10 電子写真装置の本体

Claims (8)

  1. 電子写真プロセスに用いられる感光ドラムの基体を構成する円筒状の感光ドラム用基体において、
    前記感光ドラム用基体が、ポリエステル系樹脂を主成分とする樹脂基材に導電剤と充填材を混合分散した導電性樹脂組成物で形成されると共に、
    前記充填材として、表面処理を施した無機充填材を用い、該導電性樹脂組成物のアイゾット衝撃値が20J/m以上であることを特徴とする感光ドラム用基体。
  2. 前記導電性樹脂組成物のアイゾット衝撃値が30J/m以上である請求項1に記載の感光ドラム用基体。
  3. ポリエステル系樹脂は、ポリブチレンテレフタレートである請求項1または2に記載の感光ドラム用基体。
  4. 充填材として、シランカップリング剤、又はチタネートカップリング剤で表面処理した無機充填材を用いる請求項1から3のいずれかに記載の感光ドラム用基体。
  5. 導電剤の添加量が、導電性樹脂組成物の5〜30質量%である請求項1から4のいずれかに記載の感光ドラム用基体。
  6. 更に低吸水性樹脂を添加混合した請求項5に記載の感光ドラム用基体。
  7. 低吸水性樹脂が、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、又はポリフェニレンサルファイド(PPS)である請求項6に記載の感光ドラム用基体。
  8. 円筒状基体の外周面に感光層を塗工形成してなる感光ドラムにおいて、前記円筒状基体として、請求項1から7のいずれかに記載の感光ドラム用基体を用いたことを特徴とする感光ドラム。
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