JP3983241B2 - 壁パネルの補修構造、および壁パネルの補修工法 - Google Patents

壁パネルの補修構造、および壁パネルの補修工法 Download PDF

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本発明は、外壁を構築した後に、誤って傷付けた壁パネルを張り替えるのに好適な壁パネルの補修構造、および壁パネルの補修工法に関する。
擦り傷や凹み傷などが形成された壁パネルを張り替える補修構造に関して、例えば特許文献1が公知である。そこでは、損傷した壁パネルと、その下段側の壁パネルとを取り外し、新規な壁パネルと下段側の壁パネルとをく字状に仮接合したうえで、両壁パネルの上下の嵌合部分を施工済みの壁パネルに係合しながら面一状に押し込み操作して、新規壁パネルを補修個所に嵌め込む。両壁パネルには、予めボルト(セルフドリリングビス)がねじ込んであり、ボルトを縦胴縁に装着した固定金具にナットで締結することにより、両壁パネルを縦胴縁に対して分離不能に固定する。固定金具は断面ハット形に形成してあり、壁内面側から縦胴縁に外嵌装着するようになっている。
この種の補修構造は特許文献2にもみることができる。そこでは、損傷した壁パネルのみを取り外し、新規な壁パネルを補修個所に嵌め込んだ後、壁パネルの外表面から縦胴縁に釘を打ち込んで、壁パネルを分離不能に固定している。なお、特許文献1、2の壁パネルは、外被板の内面に断熱材や耐火材などが裏打ちしてある複層構造の壁パネルからなる。
特許第2647612号公報(段落番号0014、図1) 特許第3498552号公報(段落番号0014、図3)
特許文献1の補修構造によれば、張り替え対象の壁パネルと、その下段側の壁パネルとを、それぞれボルトおよびナットで固定金具に締結固定するので、補修対象とならなかった壁パネルと同様に、両壁パネルを強固に固定できる。予め壁パネルにねじ込んだボルトの操作頭部が壁外面に露出することもないので、補修後の外壁の体裁も向上できる利点がある。問題は、ボルトと固定金具とを壁パネルの内面側で締結するため、屋内外の両側から補修作業を行う必要があり、一連の作業に多くの手間が掛かる。とくに、屋内の壁工事や内装工事が同時に進められているような場合、あるいは屋内側にラック構造が構築してあるような場合には、内壁や内装などを分解して再構築する必要があり、補修作業に多くの手間を要する。
この点、特許文献2の補修構造によれば、損傷した壁パネルの張り替えは屋外側から行うだけでよく、補修作業の手間を省ける。しかし、補修個所に嵌め込んだ新規な壁パネルを、その外表面から打ち込んだ釘やビスで締結固定するので、補修後の外壁表面に釘の頭が露出して体裁が損なわれるうえ、釘頭を隠すためのシーリングや補修塗装などの余分な手間が加わる。釘穴が錆付いて、そこから雨水が染み込むおそれもある。
本発明の目的は、損傷した壁パネルの張り替えを屋外側から行って補修作業の手間を省けるうえ、壁パネルを固定するための構造が壁外面に露出するのを解消して、補修後の外壁の体裁を向上できる壁パネルの補修構造、および壁パネルの補修工法を提供することにある。本発明の目的は、金属板材のみで構成してある壁パネルを強固に、しかも高度の防水性を発揮できる状態で固定できる壁パネルの補修構造、および壁パネルの補修工法を提供することにある。
本発明の壁パネルの補修構造は、左右辺部に凹凸係合が可能な一対の連結部4・5を備えた嵌合連結式の壁パネル2で構築される外壁を対象としており、一方の連結部4には突条壁7が、他方の連結部5には前記突条壁7と係合する溝壁9が形成されている。補修個所に臨む壁下地1に、補修個所に嵌め込まれる新規の壁パネル2Aを係合固定する係合金具19を壁外面側から固定する。係合金具19は、壁下地1の外面に締結固定されるベース壁20と、ベース壁20の一端に連続して壁外面側へ折り起こされる受壁21と、受壁21の突端から壁内面側へ向かって斜めに折り返される押え壁22とを備えている。補修個所の両側に位置する壁パネル2・2のうち、一方の壁パネル2の突条壁7を新規の壁パネル2Aの溝壁9に嵌め込み、他方の壁パネル2の溝壁9に新規の壁パネル2Aの突条壁7を嵌め込んで、前記壁パネル2・2と新規の壁パネル2Aの三者を仮組みした状態において、新規の壁パネル2Aと既設の一方の壁パネル2とのく字状の折り曲が部分を押し込み操作することにより、図1に示すように新規の壁パネル2Aの溝壁9を壁下地1と押え壁22との間の凹部26に圧嵌係合して、新規の壁パネル2Aを壁下地1に分離不能に固定することを特徴とする
図4に示すように、係合金具19のベース壁20の一端に、新規の壁パネル2Aの溝壁9を係合固定する押え壁22を設け、ベース壁20の他端に、既設の壁パネル2の締結壁10の突端に接当して、係合金具19を位置決めする位置決め壁30を形成する。
本発明の壁パネルの補修工法は、凹凸係合が可能な一対の連結部4・5を備えた嵌合連結式の壁パネル2を壁要素としており、壁下地1に締結固定されるベース壁20と、ベース壁20の一端に設けられて、新規の壁パネル2Aの溝壁9を内面側から係合固定する押え壁22とを備えた係合金具19を使用する壁パネルの補修工法である。補修工法は、準備作業と、取付作業とからなる。準備作業においては、傷ついた壁パネル2を長手方向へ切断して、切断された左右のパネル部分を除去する。取付作業は、補修箇所に臨む各壁下地1に係合金具19を壁外面側から締結固定する過程と、補修個所の両側に位置する壁パネル2・2のうち、一方の壁パネル2の突条壁7を新規の壁パネル2Aの溝壁9に嵌め込み、他方の壁パネル2の溝壁9に新規の壁パネル2Aの突条壁7を嵌め込んで、前記壁パネル2・2と新規の壁パネル2Aの三者を仮組みする過程と、新規な壁パネル2Aと、その連結部5に仮組された壁パネル2との屈折部分を壁下地1へ向かって押し込み操作して、新規な壁パネル2Aに設けた溝壁9を壁下地1と押え壁22との間の凹部26に圧嵌係合して、新規の壁パネル2Aを壁下地1に分離不能に固定する過程とからなる。
本発明では、補修個所に臨む壁下地1に係合金具19を壁外面側から固定しておき、く字状に仮接合した新規な壁パネル2Aと、既設の壁パネル2とを外側から面一状に押し込み操作することにより、新規な壁パネル2Aを補修個所に嵌め込み、同時に新規な壁パネル2Aの溝壁9を、押え壁22と壁下地1との間に形成した凹部26に落ち込み係合させて、新規な壁パネル2Aを壁下地1に対して分離不能に固定するので、損傷した壁パネル2の張り替え作業を一貫して屋外側から行える。したがって、従来の補修作業に比べて、一連の作業に要する手間を著しく省くことができる。壁パネル2Aを壁下地1に締結した係合金具19に圧嵌固定するので、従来の補修構造において避けられなかった、ボルトやビスなどの締結体が壁外面に露出することを確実に解消でき、補修後の外壁の体裁を向上して施工品質を向上できるうえ、係合金具19の外面全体が新規な壁パネル2Aで覆われるので高度の防水性を発揮できる。
ベース壁20の一端に押え壁22を設け、ベース壁20の他端に位置決め壁30を形成した係合金具19を使用して補修を行うと、既設の壁パネル2の締結壁10を利用して係合金具19を位置決めできるので、壁下地1に予めけがき線を形成する必要がなく、係合金具19を固定するための一連の作業を簡便にしかも確実に行える。
補修対象の壁パネル2・2Aが、金属板材を成形した単層構造の壁パネルで形成してある外壁においては、新規な壁パネル2Aに追加工を施す必要もなく補修できるので、外壁の補修をさらに簡便に行うことができる。
係合金具19を弾性マット24を介して壁下地1に接着固定すると、係合金具19を胴縁1に対して正確に位置決めした状態で仮固定できるうえ、その後にセルフドリリングビス25をねじ込む際に係合金具19がずれ動くのを防止できるので、係合金具19をより少ない手間で簡便に装着できる。ビス挿通穴を介して漏水するのを弾性マット24で防止できる利点もある。
溝壁9を断面U字状に形成し、押え壁22を壁下地1へ向かって斜めに張り出すと、溝壁9が弾性変形しながら押え壁22を乗越えて凹部26と落ち込み係合するので、溝壁9が凹部26に圧嵌係合したことを明確に確認しながら、新規な壁パネル2Aを係合金具19に係合連結でき、連結状態における溝壁9を押え壁22と壁下地1とで密着保持できる。従って、外壁に内圧が作用するような場合でも、新規な壁パネル2Aが胴縁1から浮離れ、あるいはがた付くのを確実に防止できる。
(実施例) 図1ないし図3は本発明に係る壁パネルの補修構造を、縦張型の外壁に適用した実施例を示す。図2において外壁は、一定間隔置きに配置した水平の胴縁(壁下地)1の外面に、上下に長い壁パネル2を左から順に取り付けて構成する。胴縁1は、断面C字状の形鋼からなり、その一側が開口している。壁パネル2は、塗装鋼板ないしガルバリウム鋼板などを素材にしてロール成形される、金属板材のみで構成される単層型の壁パネルからなる。
壁パネル2の左右辺部には、凹凸係合が可能な関係にある一対の連結部4・5を形成する。詳しくは、壁パネル2の一側辺に沿って垂直の接合壁6を内向きに折り曲げ、その内端をく字状に折り曲げて突条壁7とし、これら両者6・7で連結部4を構成する。他方の連結部5は、壁パネル2の右辺に沿って内向きに折り曲げられる垂直の接合壁8と、その内端で反転状に折り曲げられるU字状の溝壁9と、溝壁9の内面側の壁を接合壁8より右側方へ突設して形成される締結壁10と、締結壁10の上端を斜めに折り曲げて形成される水切壁11などで構成する。
左右に隣接する壁パネル2は、右側の壁パネル2の突条壁7を、左側の壁パネル2の溝壁9に差し込み係合することで、接合壁6・8どうしが密接する状態で仮接合でき、右側の壁パネル2の締結壁10をセルフドリリングビス13で締結することにより、胴縁1に固定される。この締結状態においては、締結壁10の外面が右側の壁パネル2で覆われるので、セルフドリリングビス13の操作頭部が壁外面に露出することはない。
上記のような嵌合連結式の壁パネル2を壁要素とする外壁において、外壁を構築し終えた後に、誤って壁パネル2の表面を傷付けて、擦り傷や凹み傷などを生じることがある。こうした場合に、傷付いた壁パネル2を本発明の補修構造に従って交換することにより、外壁を改修できる。補修作業は、傷付いた壁パネル2を除去する準備作業と、新規な壁パネル2Aを補修部分に嵌め込み固定する取付作業とからなる。
準備作業においては、傷付いた壁パネル2の右端寄りを電動丸鋸等によって長手方向へ切断し、切断線より左側のパネル部分を左方の壁パネル2から抜き外す。次に、右方の壁パネル2を壁外面側へ持ち上げて、切断線より右側のパネル部分の外面に作業空間を確保する。この状態で締結壁10にねじ込んだセルフドリリングビス13を取り外して、連結部5を含む右側のパネル部分を胴縁1から除去する。
取付作業においては、補修個所に臨む各胴縁1に係合金具19を壁外面側から固定したのち、新規な壁パネル2Aを補修個所の左右に位置する壁パネル2・2に嵌め込んで、その溝壁9を係合金具19に圧嵌係合して胴縁1に固定する。
図3において係合金具19は、胴縁1の外面に装着されるベース壁20と、ベース壁20の右側端に連続して壁外面側へ折り起こされる受壁21と、受壁21の突端から壁内面側へ向かって斜めに折り返される押え壁22とを備えたプレス成形品からなり、鋼板およびステンレス板材などを素材にして形成する。必要があればアルミニウム押出材を所定寸法に切断して形成することができる。
ベース壁20の受壁21寄りには、2個のビス挿通穴23が形成してある。図1において符号24は、ベース壁20の胴縁1との接合面に接着される弾性マットである。弾性マット24は、ブチルゴム、シリコンゴム、エチレンプロピレンゴムなどの、合成ゴムを素材とするマット材からなる。新規な壁パネル2Aと交差する全ての胴縁1に弾性マット24を接着したのち、ベース壁20をセルフドリリングビス(締結具)25で締結することにより、係合金具19を胴縁1に固定できる。
このように係合金具19を胴縁1に締結することにより、押え壁22と受壁21と胴縁1の三者の間に、溝壁9を落ち込み係合させるための凹部26が形成される。弾性マット24を介して係合金具19を胴縁1に接着固定することにより、係合金具19を胴縁1に対して正確に位置決めできるうえ、セルフドリリングビス25をねじ込む際に係合金具19がずれ動くのを防止できるので、係合金具19をより少ない手間で簡便に装着できる。ビス挿通穴からの漏水を防止できる利点もある。
上記のように、係合金具19を胴縁1の外面に締結した後、図3に示すように新規の壁パネル2Aを補修個所に嵌め込む。詳しくは、新規の壁パネル2Aの連結部5を、補修個所の右側に位置する壁パネル2の連結部4に嵌め込み、新規の壁パネル2Aを外膨らみ状に撓ませながら、その左側の連結部4を補修個所の左側に位置する壁パネル2の連結部5に嵌め込んで、左右の壁パネル2・2と新規の壁パネル2Aとの三者を仮組みする。このとき、新規の壁パネル2Aと右側の壁パネル2とは、両者の連結部分が壁外面に突出してく字状に折れ曲がっている。
上記の状態で、両パネル2・2Aの屈折部分を胴縁1ヘ向かって押し込み操作して、新規の壁パネル2Aに設けた溝壁9の内面を凹部26に圧嵌係合することにより、新規な壁パネル2Aを他の壁パネル2と面一に固定保持できる。このとき、溝壁9は押え壁22に案内されて弾性変形しながら、押え壁22の突端を乗越えて凹部26に落ち込み係合し、押え壁22で分離不能に固定支持される。
以上のように、傷付いた壁パネル2の一連の補修作業は外壁の外側から行えるので、補修作業をより少ない手間で迅速に行える。また、新規の壁パネル2Aを補修個所に嵌め込んだ状態では、係合金具19やセルフドリリングビス25の外面を、新規の壁パネル2Aの主面壁で覆われるので、補修後の外壁の体裁を向上できる。
図4は係合金具19の別実施例を示す。そこでは、ベース壁20を左方に延長し、延長端に位置決め壁30を折り曲げ形成する点が先の実施例と異なる。位置決め壁30が左方の壁パネル2の締結壁10に接当する状態で、係合金具19を胴縁1に接着固定することにより、係合金具19を正確に位置決めした状態で簡便に仮固定できる。各胴縁1ごとにけがき線を予め形成する必要もない。
上記の実施例以外に、壁下地1は間柱であってもよく、形鋼以外に木材で形成してあってもよい。係合金具19を固定する締結具25は、セルフドリリングビス以外に、タッピンビスを適用できる。ベース壁20と受壁21の隅部、および受壁21と押え壁22の屈曲部には、必要に応じて強度補強用のリブを形成することができる。壁パネル2・2は目地隙間を介して接合してあってもよく、その場合には、接合壁6・8の間に目地が形成される。連結部4・5は、互いに凹凸係合できる構造であればよく、実施例で説明した構造には限定しない。
上記の実施例では、縦張型の外壁について説明したが、本発明は横張型の外壁にも同様に適用できる。壁パネル2の主面壁は平坦である必要はなく、パネル幅方向に複数の化粧用リブが形成してあってもよい。押え壁22は折り曲げ形成する以外に、受壁21の一部を切り起こして形成してもよい
本発明の補修構造は、とくに金属板材のみで構成してある単層構造の壁パネルの補修を行うのに好適であるが、必要があれば、金属板製の外被板の内面に断熱材や耐火材などが裏打ちしてある複層構造の壁パネルに適用することができる。その場合には、押え壁22が溝壁9と係合できるだけの凹部を、裏打ちされた断熱材や耐火材などに予め形成しておくとよい。
補修個所の縦断平面図である。 補修個所の分解斜視図である。 新規な壁パネルの組み付け要領を示す横断平面図である。 係合金具の別実施例を示す横断平面図である。
符号の説明
1 壁下地
2 壁パネル
2A 新規の壁パネル
4・5 連結部
7 突条壁
9 溝壁
10 締結壁
19 係合金具
20 ベース壁
22 押え壁
24 弾性マット
26 凹部
30 位置決め壁

Claims (3)

  1. 左右辺部に凹凸係合が可能な一対の連結部(4・5)を備えた嵌合連結式の壁パネル(2)を壁要素とする外壁の補修構造であって、
    一方の連結部(4)には突条壁(7)が、他方の連結部(5)には前記突条壁(7)と係合する溝壁9が形成されており、
    補修個所に臨む壁下地(1)に、補修個所に嵌め込まれる新規の壁パネル(2A)を係合固定する係合金具(19)が壁外面側から固定されており、
    係合金具(19)は、壁下地(1)の外面に締結固定されるベース壁(20)と、ベース壁(20)の一端に連続して壁外面側へ折り起こされる受壁(21)と、受壁(21)の突端から壁内面側へ向かって斜めに折り返される押え壁(22)とを備えており、
    補修個所の両側に位置する壁パネル(2・2)のうち、一方の壁パネル(2)の突条壁(7)を新規の壁パネル(2A)の溝壁(9)に嵌め込み、他方の壁パネル(2)の溝壁(9)に新規の壁パネル(2A)の突条壁(7)を嵌め込んで、前記壁パネル(2・2)と新規の壁パネル(2A)の三者を仮組みした状態において、新規の壁パネル(2A)と既設の一方の壁パネル(2)とのく字状の折り曲が部分を押し込み操作することにより、新規の壁パネル(2A)の溝壁(9)を壁下地(1)と押え壁(22)との間の凹部(26)に圧嵌係合して、新規の壁パネル(2A)を壁下地(1)に分離不能に固定することを特徴とする壁パネルの補修構造。
  2. 係合金具(19)のベース壁(20)の一端に、新規の壁パネル(2A)の溝壁(9)を係合固定する押え壁(22)が設けられており、ベース壁(20)の他端に、既設の壁パネル(2)の締結壁(10)の突端に接当して、係合金具(19)を位置決めする位置決め壁(30)が形成してある請求項1記載の壁パネルの補修構造。
  3. 凹凸係合が可能な一対の連結部(4・5)を備えた嵌合連結式の壁パネル(2)を壁要素とし、
    壁下地(1)に締結固定されるベース壁(20)と、ベース壁(20)の一端に設けられて、新規の壁パネル(2A)の溝壁(9)を内面側から係合固定する押え壁(22)とを備えた係合金具(19)を使用する壁パネルの補修工法であって、
    準備作業と、取付作業とからなり、
    準備作業においては、傷ついた壁パネル(2)を長手方向へ切断して、切断された左右のパネル部分を除去し、
    取付作業は、補修箇所に臨む各壁下地(1)に係合金具(19)を壁外面側から締結固定する過程と、
    補修個所の両側に位置する壁パネル(2・2)のうち、一方の壁パネル(2)の突条壁(7)を新規の壁パネル(2A)の溝壁(9)に嵌め込み、他方の壁パネル(2)の溝壁(9)に新規の壁パネル(2A)の突条壁(7)を嵌め込んで、前記壁パネル(2・2)と新規の壁パネル(2A)の三者を仮組みする過程と、
    新規な壁パネル(2A)と、その連結部(5)に仮組された壁パネル(2)との屈折部分を壁下地(1)へ向かって押し込み操作して、新規な壁パネル(2A)に設けた溝壁(9)を壁下地(1)と押え壁(22)との間の凹部(26)に圧嵌係合して、新規の壁パネル(2A)を壁下地(1)に分離不能に固定する過程とからなる壁パネルの補修工法。
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