JP3978418B2 - ゴーグルの弾性バンド - Google Patents
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Description
しかし、この場合、ゴーグル本体52からバンド連結具51のバンド連結部54が左右方向外方に大きく突出しているため、外観上の体裁が悪くなるばかりではなく、バンド連結具51が泳ぐ際等の大きな抵抗になるという問題があった。
しかし、この場合、バンド連結具51を取付凹部57に嵌合保持しており、バンド連結具51のバンド連結部54も取付凹部57内にあるため、弾性バンド58を長さ調整する場合、その都度、バンド連結具4を取付凹部57から取り外さなければならず、このため弾性バンド58の長さ調整が非常に面倒になった。しかも、バンド連結具51の取付凹部57への着脱が容易でなく、ゴーグル本体52の交換等も面倒であった。
本発明の第2の技術的手段は、幅方向の両端部の色と他の部分の色とを互いに異ならせている点にある。
図3において、遊泳用、競泳用のゴーグル1は、ゴーグル本体2と、弾性バンド3と、ゴーグル本体2の左右両端部に弾性バンド3を連結するための左右一対のバンド連結具4とを備え、ゴーグル本体2は、左右のゴーグル体2L,2Rと、該左右のゴーグル体2L,2Rの左右間隔を調整するため該ゴーグル体2L,2Rの内端を互いに係脱自在として連結する可撓性を有するジョイント5とから成る。
ゴーグル体2L,2Rの顔面当てがい用の端縁部には、顔面に密着しかつ顔面に強い衝撃を与えないために柔軟な弾力を有する環状パッド6が設けられている。即ち、図1及び図2に示すように、ゴーグル体2L,2Rの外周部にフランジ状に突出した取付片7が設けられ、環状パッド6に取付片7に嵌合する嵌着部8が設けられ、この嵌着部8は、外周壁9と内周壁10とこれら周壁9,10を連結する連結壁11とを有する断面コの字状に形成されており、ゴーグル体2L,2Rの取付片7に環状パッド6の嵌着部8を嵌合することにより、ゴーグル体2L,2Rに環状パッド6が着脱自在に装着されている。
なお、ゴーグル体2L,2Rのレンズ面は度付でも度なしであってもよく、レンズ面はゴーグル体2L,2Rと一体成形されることが望ましいが、レンズ面はゴーグル本体2とは別個に作って嵌め込み式にしたものであってもよい。
図1〜図12において、バンド連結具4は、合成樹脂等により基部4aと、該基部4aの上下両側から左右方向内方に突出した上下一対の突出部4bとを有するY字状に形成されている。ゴーグル本体2の左右方向両端部、即ち左右のゴーグル体2L,2Rの各外端部には、バンド連結具4を嵌合するように凹んだ取付凹部15が設けられている。各取付凹部15は、バンド連結具4の形状に対応してY字状に形成されており、バンド連結具4が取付凹部15に嵌合されることにより、バンド連結具4が取付凹部15内に略収まり、バンド連結具4の外面がゴーグル本体2の外面と面一になるように構成されている。
前記取付凹部15とこれに対応するバンド連結具4との間に、バンド連結具4を取付凹部15に嵌合する嵌合位置に保持するように、バンド連結具4を取付凹部15に係合する第1係合機構21が設けられると共に、取付凹部15とバンド連結具4との間に、バンド連結具4を取付凹部15に嵌合する嵌合位置と嵌合位置から外れる非嵌合位置とに揺動自在に保持するように、バンド連結具4を取付凹部15に係合する第2係合機構22が設け
られている。
また、バンド連結具4が取付凹部15に嵌合する嵌合位置から外れる非嵌合位置とに揺動した後、さらにゴーグル本体2に対してバンド連結具4を図16に示す矢印b方向(矢印a方向と同一方向)に揺動操作することにより、係合凸部29又はバンド連結具4の弾性変形によって、一対の係合凸部29とこれに対応する一対の係合凹部28との係合が外れて、ゴーグル本体2からバンド連結具4が外れるように構成されている。
取付凹部15の係止片25より左右方向外端部に、挟持片31が左右方向外方に突設されている。この挟持片31は、バンド連結具4に連結された弾性バンド3を、バンド連結具4の左右方向外端部との間で挟持するようになっている。また、挟持片31は、ゴーグル体2L,2Rの外周部に突出した取付片7との間で、環状パッド6の嵌着部8の外周壁9を挟持し、これによりゴーグル本体2に対する環状パッド6のずれや外れを防止できるようになっている。
前記弾性バンド3は、図15に示すように、シリコンゴムによる二色押し出しによって、幅方向の中央部が薄く幅方向の両端部が厚くなるように形成され、幅方向の両端部の色
と他の部分の色とを互いに異ならせている。従って、弾性バンド3は幅方向の中央部が薄く形成されているため、弾性バンド3の伸びが良くなり、しかも幅方向の両端部が厚くなっているため、弾性バンド3の端部から生じる亀裂が発生しにくくなり、弾性バンド3が中途部から切断されるのを効果的に防ぐことができる。また、弾性バンド3の幅方向の両端部の色とそれ以外の他の部分の色とが互いに異ならされているため、このような二色使いのバンドは従来にもなく目新しくて、デザイン的に優れ見栄えのよいものとなる。
また、バンド連結具4をゴーグル本体2に装着した後は、挟持片31により、バンド連結具4の外端部との間で、弾性バンド3を挟持して、バンド連結具4のバンド連結部18に連結した弾性バンド3をゴーグル本体2に対して固定するので、弾性バンド3が水に濡れても弾性バンド3がずれることがなくなる。特に、ツインバンドの場合、上下に離間させて頭部に装着した内側バンド部3aと外側バンド部3bとの長さを変えて固定できるため、より使用者の頭部にフィットし易くなる。また、挟持片31は、ゴーグル本体2の外周部の取付片7との間で、環状パッド6の嵌着部8の外周壁9を挟持し、これにより、ゴーグル本体2に対する環状パッド6のずれや外れを防止できる。
ようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、本発明を遊泳用又は競泳用のゴーグルに実施しているが、これに代え、本発明をスキー用その他のゴーグルに適用実施するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、第2係合機構22の係合凹部28を取付凹部15に設け、第2係合機構22の係合凸部29をバンド連結具4に設けているが、これに代え、第2係合機構22の係合凹部28をバンド連結具4に設け、第2係合機構22の係合凸部19を取付凹部15に設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、弾性バンド3を内側バンド部3aと外側バンド部3bとを備えるツインバンドとしているが、これに代え、弾性バンド3として、バンド部が内外2重になっていない図17に示すようなシングルバンドを使用するようにしてもよいし、また図18に示すようなダブルバンドを使用するようにしてもよい。
2 ゴーグル本体
3 弾性バンド
4 バンド連結具
6 環状パッド
15 取付凹部
21 第1係合機構
22 第2係合機構
25 係止片
26 係合片
28 係合凹部
29 係合凸部
31 挟持片
Claims (3)
- 幅方向の中央部が薄く幅方向の両端部が厚くなるように形成されたゴーグルの弾性バンドであって、幅方向両端部から幅方向中央に向けて厚みが小さくなるように、厚み方向の両面が凹面状に形成され、幅方向両端部が幅方向外方に向けて円弧状に突出するように、幅方向両端部の断面が半円形状に形成されていることを特徴とするゴーグルの弾性バンド。
- 幅方向の両端部の色と他の部分の色とを互いに異ならせていることを特徴とする請求項1に記載のゴーグルの弾性バンド。
- シリコンゴムによる二色押し出しによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴーグルの弾性バンド。
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- 2003-09-22 JP JP2003330477A patent/JP3978418B2/ja not_active Expired - Fee Related
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