JP4660802B2 - ゴーグル - Google Patents
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F9/00—Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
- A61F9/02—Goggles
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- Toys (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水泳その他で好適に使用することができるゴーグルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、図６に示すように、目を保護するアイカップ21と頭部に装着するための伸縮ベルト22とが左右の連結部材23を介して連結されて成るゴーグルが知られており、水泳その他で愛用されている。
【０００３】
このゴーグルは、アイカップ21と連結部材23とを分離する際には連結部材23の弾性片24をアイカップ21の嵌合口25から押し込んだ状態で離反方向に引き抜くという操作を行っていた。
【０００４】
しかし、前記の連結部材23の弾性片24をアイカップ21の嵌合口25から押し込んだ状態で離反方向に引き抜くという操作はし難く、相互間の着脱がやり難いという問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、アイカップと連結部材とを従来よりも容易且つ確実に着脱することができるゴーグルを提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
(1) この発明のゴーグルは、アイカップとベルトとが連結部材を介して接続され、連結部材側の接続端部にはベルト側端部にむけて折り返される態様で断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片が形成されると共に、前記連結部材の屈曲弾性片とアイカップ側の接続凹部とが相互に係合状態となって固定すべく係合突起と係合凹部との対が形成され、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって係合状態が解除されるようにしたことを特徴とする。
【０００７】
このゴーグルは、連結部材の断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片とアイカップ側の接続凹部とが相互に係合状態となって固定されるが、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって相互間の係合状態が解除されるようにした。前記係合突起と係合凹部との対は、屈曲弾性片と接続凹部の上下面の少なくとも一方側に形成されていればよい。また係合突起と係合凹部とは、接続凹部側か屈曲弾性片側のいずれに形成してもよい。
(2) 前記断面略Ｖ字状の屈曲弾性片の屈曲部にはバネ性の強さを調整する切込みが形成されたこととしてもよい。
【０００８】
このように構成し、切込み長さを長くするとバネ性を柔らかく設定することができ、切込み長さを短くするとバネ性を硬く設定することができる。
(3) 屈曲部に形成された前記切込みは長穴状に形成されたこととしてもよい。
【０００９】
このように切込みを長穴状に構成すると、その周囲はループ状につながっているので反復使用に対して破損し難い。
(4) 前記係合突起とこれに対応する係合凹部は、前記係合突起とこれに対応する係合凹部は、アイカップと連結部材との係合状態を使用者の意に反した抜けを防止できるように形成したこととしてもよい。
【００１１】
この為に、例えば係合突起とこれに対応する係合凹部を連結部材の離脱方向に対して横長に形成することができる。
(5) 前記係合突起とこれに対応する係合凹部を、アイカップと連結部材とのずれや回動を防止できるように形成したこととしてもよい。
【００１２】
この為に、例えば係合突起とこれに対応する係合凹部を連結部材の離脱方向に対して縦長に形成することができる。
(6) 前記アイカップはレンズ部と顔当て弾性部とを具備すると共に、レンズ部と顔当て弾性部とは固着一体化されたこととしてもよい。
【００１３】
このように構成すると、レンズ部と顔当て弾性部とをアイカップとして一体的に扱うことができる。なお固着する態様として、例えば融着を挙げることができる。
(7) 前記接続凹部には係合突起が突設され、前記屈曲弾性片には前記係合突起と対応する位置に係合凹部が形成されたこととしてもよい。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１５】
図１乃至図５に示すように、この実施形態のゴーグルは水泳用のものとしており、目を水から保護するアイカップ１と、頭部に装着するための伸縮ベルト２（エラストマー製）とが、左右の連結部材３（ポリカーボネート製）を介して接続されている。
【００１６】
前記アイカップ１はレンズ部４（ポリカーボネート製）と顔当て弾性部５（エラストマー製）とを具備し、前記相互間は融着により固着一体化している。ところで、例えばスポーツ用品店等で、ゴーグルを購入しようとしている者の左右の視力が異なり、左右のレンズ部４を異なる度数の組み合わせに交換することが必要な場合、レンズ部４と顔当て弾性部５とは固着されており度付きアイカップ１として一体的に扱うことができるので、レンズ部４と顔当て弾性部５を分離して再装着する手間が省けるという利点がある。なお左右（左目と右目）のアイカップ１相互間は、弾性部材６（エラストマー製）により接続されている。
【００１７】
ゴーグルの連結部材３側の接続端部には、断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片７が形成されている。図２及び図３に示すように、断面略Ｖ字状の屈曲弾性片７の屈曲部８（図３及び図５参照）には、バネ性の強さを調整する長穴状の切込み９を形成している。この切込み９の長さを長くするとバネ性を柔らかく設定することができ、切込み９の長さを短くするとバネ性を硬く設定することができる。また前記切込み９は長穴状に形成しており、その周囲はループ状につながっているので過酷な反復使用に対して破損し難い。
【００１８】
前記連結部材３の屈曲弾性片７とアイカップ１側の接続凹部10（図５参照）とは、相互に係合状態となって固定される。アイカップ１側の接続凹部10の上下面には、それぞれ係合突起11Ａ，11Ｂが突設されている。また連結部材３の断面略Ｖ字状の屈曲弾性片７には、前記係合突起11Ａ，11Ｂと対応する位置に係合凹部12Ａ，12Ｂが形成されている。なお、アイカップ１側の接続凹部10に係合突起11Ａ，11Ｂではなく係合凹部を形成し、屈曲弾性片７に係合凹部12Ａ，12Ｂではなく係合突起を形成するようにしてもよい（図示せず）。
【００１９】
アイカップ１側の接続凹部10の上面に突設された係合突起11Ａとこれに対応する屈曲弾性片７の係合凹部12Ａは、連結部材３の離脱方向に対して横長に形成しており、アイカップ１と連結部材３との係合を確実にし、使用者の意に反した抜けを防止している。
【００２０】
一方、アイカップ１側の接続凹部10の下面に突設された係合突起11Ａとこれに対応する屈曲弾性片７の係合凹部12Ａは、連結部材３の離脱方向に対して縦長に形成しており、アイカップ１と連結部材３とのずれや回動を防止している。
【００２１】
なお係合突起11Ａ，11Ｂと係合凹部12Ａ，12Ｂとは、上下面のいずれか一方だけに形成してもよい（図示せず）。例えば、アイカップ１側の接続凹部10の下面に突設された係合突起11Ｂとこれに対応する屈曲弾性片７の係合凹部12Ｂを、連結部材３の離脱方向に対して横長に形成して、アイカップ１と連結部材３との係合を確実にすることもできる。この場合、アイカップ１と連結部材３とのずれや回動も付随的に防止される。
【００２２】
上記のような構造により、アイカップ１側の係合突起11Ａ，11Ｂと連結部材３側の係合凹部12Ａ，12Ｂがそれぞれ引っ掛かって固定されるようにしている。そして図４及び図５に示すように、アイカップ１と連結部材３とを分離する際には、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって係合突起11Ａ，11Ｂと係合凹部12Ａ，12Ｂの引っ掛かり状態が解消され、係合状態が解除されるようにしている。
【００２３】
次に、この実施形態のゴーグルの使用状態を説明する。
【００２４】
このゴーグルは、連結部材３の断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片７とアイカップ１側の接続凹部10とが相互に係合状態となって固定されるが、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって相互間の係合状態が解除されるようにしている。
【００２５】
すなわち図４に示すように、アイカップ１と連結部材３とを分離する際には、連結部材３の断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片７を押し込んで略Ｖ字状の隙間の距離を狭め、係合突起11Ａ，11Ｂと係合凹部12Ａ，12Ｂの引っ掛かり状態を解消せしめることにより係合状態を解除せしめる。そして図５に示すように、この状態で、そのまま離反方向に変位させると相互を分離させることができる。
【００２６】
つまり、屈曲弾性片７を押し込んだ状態でそのまま離反方向に変位させると相互を分離することができるので、アイカップ１と連結部材３とを簡易な操作で従来よりも分離し易いという利点がある。
【００２７】
また、相互を接続する際にはアイカップ１の接続凹部10に連結部材３を、係合突起11Ａ，11Ｂと係合凹部12Ａ，12Ｂの引っ掛かり状態が形成されるまで押し込むだけでよいのでこちらも操作し易く、従来よりも容易且つ確実に着脱することができるという利点がある。
【００２８】
さらに、断面略Ｖ字状の屈曲弾性片７の押し込む部分を大きめに設定しておくと、操作する領域が大きくなるので指で押さえやすく操作がよりやり易くなるという利点がある。
【００２９】
【発明の効果】
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
【００３０】
略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって相互間の係合状態が解除されるようにしたので、アイカップと連結部材とを従来よりも容易且つ確実に着脱することができるゴーグルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明のゴーグルの実施形態を説明する平面図。
【図２】図１のゴーグルの要部拡大断面図。
【図３】図１のゴーグルの連結部材の断面略Ｖ字状の屈曲弾性片の斜視図。
【図４】図１のゴーグルのアイカップと連結部材とを分離しようとする使用状態の斜視図。
【図５】図１のゴーグルのアイカップと連結部材とを分離した使用状態の斜視図。
【図６】従来のゴーグルの使用状態を説明する斜視図。
【符号の説明】
１ アイカップ
２ ベルト
３ 連結部材
４ レンズ部
５ 顔当て弾性部
７ 屈曲弾性片
８ 屈曲部
９ 切込み
10 接続凹部
11Ａ，11Ｂ 係合突起
12Ａ，12Ｂ 係合凹部
【発明の属する技術分野】
この発明は、水泳その他で好適に使用することができるゴーグルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、図６に示すように、目を保護するアイカップ21と頭部に装着するための伸縮ベルト22とが左右の連結部材23を介して連結されて成るゴーグルが知られており、水泳その他で愛用されている。
【０００３】
このゴーグルは、アイカップ21と連結部材23とを分離する際には連結部材23の弾性片24をアイカップ21の嵌合口25から押し込んだ状態で離反方向に引き抜くという操作を行っていた。
【０００４】
しかし、前記の連結部材23の弾性片24をアイカップ21の嵌合口25から押し込んだ状態で離反方向に引き抜くという操作はし難く、相互間の着脱がやり難いという問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、アイカップと連結部材とを従来よりも容易且つ確実に着脱することができるゴーグルを提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
(1) この発明のゴーグルは、アイカップとベルトとが連結部材を介して接続され、連結部材側の接続端部にはベルト側端部にむけて折り返される態様で断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片が形成されると共に、前記連結部材の屈曲弾性片とアイカップ側の接続凹部とが相互に係合状態となって固定すべく係合突起と係合凹部との対が形成され、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって係合状態が解除されるようにしたことを特徴とする。
【０００７】
このゴーグルは、連結部材の断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片とアイカップ側の接続凹部とが相互に係合状態となって固定されるが、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって相互間の係合状態が解除されるようにした。前記係合突起と係合凹部との対は、屈曲弾性片と接続凹部の上下面の少なくとも一方側に形成されていればよい。また係合突起と係合凹部とは、接続凹部側か屈曲弾性片側のいずれに形成してもよい。
(2) 前記断面略Ｖ字状の屈曲弾性片の屈曲部にはバネ性の強さを調整する切込みが形成されたこととしてもよい。
【０００８】
このように構成し、切込み長さを長くするとバネ性を柔らかく設定することができ、切込み長さを短くするとバネ性を硬く設定することができる。
(3) 屈曲部に形成された前記切込みは長穴状に形成されたこととしてもよい。
【０００９】
このように切込みを長穴状に構成すると、その周囲はループ状につながっているので反復使用に対して破損し難い。
(4) 前記係合突起とこれに対応する係合凹部は、前記係合突起とこれに対応する係合凹部は、アイカップと連結部材との係合状態を使用者の意に反した抜けを防止できるように形成したこととしてもよい。
【００１１】
この為に、例えば係合突起とこれに対応する係合凹部を連結部材の離脱方向に対して横長に形成することができる。
(5) 前記係合突起とこれに対応する係合凹部を、アイカップと連結部材とのずれや回動を防止できるように形成したこととしてもよい。
【００１２】
この為に、例えば係合突起とこれに対応する係合凹部を連結部材の離脱方向に対して縦長に形成することができる。
(6) 前記アイカップはレンズ部と顔当て弾性部とを具備すると共に、レンズ部と顔当て弾性部とは固着一体化されたこととしてもよい。
【００１３】
このように構成すると、レンズ部と顔当て弾性部とをアイカップとして一体的に扱うことができる。なお固着する態様として、例えば融着を挙げることができる。
(7) 前記接続凹部には係合突起が突設され、前記屈曲弾性片には前記係合突起と対応する位置に係合凹部が形成されたこととしてもよい。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１５】
図１乃至図５に示すように、この実施形態のゴーグルは水泳用のものとしており、目を水から保護するアイカップ１と、頭部に装着するための伸縮ベルト２（エラストマー製）とが、左右の連結部材３（ポリカーボネート製）を介して接続されている。
【００１６】
前記アイカップ１はレンズ部４（ポリカーボネート製）と顔当て弾性部５（エラストマー製）とを具備し、前記相互間は融着により固着一体化している。ところで、例えばスポーツ用品店等で、ゴーグルを購入しようとしている者の左右の視力が異なり、左右のレンズ部４を異なる度数の組み合わせに交換することが必要な場合、レンズ部４と顔当て弾性部５とは固着されており度付きアイカップ１として一体的に扱うことができるので、レンズ部４と顔当て弾性部５を分離して再装着する手間が省けるという利点がある。なお左右（左目と右目）のアイカップ１相互間は、弾性部材６（エラストマー製）により接続されている。
【００１７】
ゴーグルの連結部材３側の接続端部には、断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片７が形成されている。図２及び図３に示すように、断面略Ｖ字状の屈曲弾性片７の屈曲部８（図３及び図５参照）には、バネ性の強さを調整する長穴状の切込み９を形成している。この切込み９の長さを長くするとバネ性を柔らかく設定することができ、切込み９の長さを短くするとバネ性を硬く設定することができる。また前記切込み９は長穴状に形成しており、その周囲はループ状につながっているので過酷な反復使用に対して破損し難い。
【００１８】
前記連結部材３の屈曲弾性片７とアイカップ１側の接続凹部10（図５参照）とは、相互に係合状態となって固定される。アイカップ１側の接続凹部10の上下面には、それぞれ係合突起11Ａ，11Ｂが突設されている。また連結部材３の断面略Ｖ字状の屈曲弾性片７には、前記係合突起11Ａ，11Ｂと対応する位置に係合凹部12Ａ，12Ｂが形成されている。なお、アイカップ１側の接続凹部10に係合突起11Ａ，11Ｂではなく係合凹部を形成し、屈曲弾性片７に係合凹部12Ａ，12Ｂではなく係合突起を形成するようにしてもよい（図示せず）。
【００１９】
アイカップ１側の接続凹部10の上面に突設された係合突起11Ａとこれに対応する屈曲弾性片７の係合凹部12Ａは、連結部材３の離脱方向に対して横長に形成しており、アイカップ１と連結部材３との係合を確実にし、使用者の意に反した抜けを防止している。
【００２０】
一方、アイカップ１側の接続凹部10の下面に突設された係合突起11Ａとこれに対応する屈曲弾性片７の係合凹部12Ａは、連結部材３の離脱方向に対して縦長に形成しており、アイカップ１と連結部材３とのずれや回動を防止している。
【００２１】
なお係合突起11Ａ，11Ｂと係合凹部12Ａ，12Ｂとは、上下面のいずれか一方だけに形成してもよい（図示せず）。例えば、アイカップ１側の接続凹部10の下面に突設された係合突起11Ｂとこれに対応する屈曲弾性片７の係合凹部12Ｂを、連結部材３の離脱方向に対して横長に形成して、アイカップ１と連結部材３との係合を確実にすることもできる。この場合、アイカップ１と連結部材３とのずれや回動も付随的に防止される。
【００２２】
上記のような構造により、アイカップ１側の係合突起11Ａ，11Ｂと連結部材３側の係合凹部12Ａ，12Ｂがそれぞれ引っ掛かって固定されるようにしている。そして図４及び図５に示すように、アイカップ１と連結部材３とを分離する際には、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって係合突起11Ａ，11Ｂと係合凹部12Ａ，12Ｂの引っ掛かり状態が解消され、係合状態が解除されるようにしている。
【００２３】
次に、この実施形態のゴーグルの使用状態を説明する。
【００２４】
このゴーグルは、連結部材３の断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片７とアイカップ１側の接続凹部10とが相互に係合状態となって固定されるが、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって相互間の係合状態が解除されるようにしている。
【００２５】
すなわち図４に示すように、アイカップ１と連結部材３とを分離する際には、連結部材３の断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片７を押し込んで略Ｖ字状の隙間の距離を狭め、係合突起11Ａ，11Ｂと係合凹部12Ａ，12Ｂの引っ掛かり状態を解消せしめることにより係合状態を解除せしめる。そして図５に示すように、この状態で、そのまま離反方向に変位させると相互を分離させることができる。
【００２６】
つまり、屈曲弾性片７を押し込んだ状態でそのまま離反方向に変位させると相互を分離することができるので、アイカップ１と連結部材３とを簡易な操作で従来よりも分離し易いという利点がある。
【００２７】
また、相互を接続する際にはアイカップ１の接続凹部10に連結部材３を、係合突起11Ａ，11Ｂと係合凹部12Ａ，12Ｂの引っ掛かり状態が形成されるまで押し込むだけでよいのでこちらも操作し易く、従来よりも容易且つ確実に着脱することができるという利点がある。
【００２８】
さらに、断面略Ｖ字状の屈曲弾性片７の押し込む部分を大きめに設定しておくと、操作する領域が大きくなるので指で押さえやすく操作がよりやり易くなるという利点がある。
【００２９】
【発明の効果】
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
【００３０】
略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって相互間の係合状態が解除されるようにしたので、アイカップと連結部材とを従来よりも容易且つ確実に着脱することができるゴーグルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明のゴーグルの実施形態を説明する平面図。
【図２】図１のゴーグルの要部拡大断面図。
【図３】図１のゴーグルの連結部材の断面略Ｖ字状の屈曲弾性片の斜視図。
【図４】図１のゴーグルのアイカップと連結部材とを分離しようとする使用状態の斜視図。
【図５】図１のゴーグルのアイカップと連結部材とを分離した使用状態の斜視図。
【図６】従来のゴーグルの使用状態を説明する斜視図。
【符号の説明】
１ アイカップ
２ ベルト
３ 連結部材
４ レンズ部
５ 顔当て弾性部
７ 屈曲弾性片
８ 屈曲部
９ 切込み
10 接続凹部
11Ａ，11Ｂ 係合突起
12Ａ，12Ｂ 係合凹部
Claims (3)
- アイカップとベルトとが連結部材を介して接続されるゴーグルであって、連結部材側の接続端部にはベルト側端部にむけて折り返される態様で断面略Ｖ字状でバネ性を有する屈曲弾性片が形成されると共に、この屈曲弾性片の屈曲部にはバネ性の強さを調整する切込みを形成したものとしており、前記連結部材の屈曲弾性片とアイカップ側の接続凹部とが相互に係合状態となって固定すべく係合突起と係合凹部との対が形成され、前記略Ｖ字状の隙間の距離を狭めることによって係合状態が解除されるようにしたことを特徴とするゴーグル。
- 前記屈曲部に形成された切込みは長穴状に形成された請求項１記載のゴーグル。
- 前記接続凹部には係合突起が突設され、前記屈曲弾性片には前記係合突起と対応する位置に係合凹部が形成された請求項１記載のゴーグル。
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