JP2002238941A - ゴーグル用バックル - Google Patents

ゴーグル用バックル

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JP2002238941A JP2001036222A JP2001036222A JP2002238941A JP 2002238941 A JP2002238941 A JP 2002238941A JP 2001036222 A JP2001036222 A JP 2001036222A JP 2001036222 A JP2001036222 A JP 2001036222A JP 2002238941 A JP2002238941 A JP 2002238941A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴーグルのヘッドバンドを容易に装着できる
とともに、簡単に脱落することのないヘッドバンド用バ
ックルを提供することである。 【解決手段】 アイカップ3とヘッドバンド4とを備え
たゴーグル1における前記アイカップ3の後端部と前記
ヘッドバンド4の前端部との間に介在してこれら後端部
と前端部とを取り外し可能に連結するゴーグル用バック
ル10において、前記バックル10は、前記バンドホル
ダ8に係合する連結部11と、前記バンド本体9を掛止
するバンド装着部12とから構成されている。前記連結
部11が、前記バンドホルダ8に挿嵌する前腕部13
と、この挿嵌時に弾性変形をして前記挿嵌を可能にする
弾性変形部15とを有する。前記前腕部13と前記弾性
変形部15とは、該前腕部13が挿嵌する前記バンドホ
ルダ8の部位よりもわずかに狭い間隔を隔てて対峙して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、風防用、水泳用
等のゴーグルに関する。
【0002】
【従来の技術】レンズを備えたアイカップとヘッドバン
ドとからなる水泳用ゴーグルには、これらアイカップと
ヘッドバンドとを、アイカップに設けられたバンドホル
ダとヘッドバンドに設けられたバンド取付け具とを介し
てワンタッチで着脱できるようにした方式のものがあ
る。特開平10−57522号公報には、この種の水泳
用ゴーグルが開示されている。
【0003】図7はこの水泳用ゴーグルに用いられるバ
ンド取付け具50と、この取付け具50にバンドホルダ
の係合部51を取り付けた状態を示している。
【0004】この水泳用ゴーグルは、左右のアイカップ
各々の外端部にバンドホルダを有し、このバンドホルダ
には前記バンド取付け具50に形成された上下一対の前
腕部55を挿入係合させる接続孔が形成されている。こ
の接続孔の外側の周壁部は、破線で図示した断面略半月
形の係合部51となっている。
【0005】前記バンド取付け具50は、後端部にヘッ
ドバンドを掛止するバンド掛止部52を備えてヘッドバ
ンドを掛止しており、前端部の内方に前記係合部51を
受け容れるための受容部53を備えている。さらに、こ
の受容部53と外部とはスリット54で連通しており、
横向きにしてスリット54から受容部53へ挿入された
係合部51は、90度回転させると、図示されるように
一対の前腕部55に支えられて受容部53から抜けるこ
とがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
ゴーグルにおいては、スリット54の開放方向とヘッド
バンドの引っ張り力方向が同一なので、この方向に一定
の力が作用する常態では問題にならないが、特に水泳用
ゴーグルにおいて、例えばプール壁でターンをする場合
などにこのゴーグルに複雑な力が作用すると、ヘッドバ
ンドが外れるという問題がある。すなわち、このような
力が作用する場合は、一定の引っ張り力が作用するわけ
でなく、回転力が作用したり、脱加重状態になったりす
るため、取付け具50が複雑な動きをして係合部51が
その向きを変えてスリット54から抜けてしまうことが
ある。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、ヘッドバンドを
アイカップに対して容易に連結できるとともに、ヘッド
バンドがアイカップから簡単に外れることのないヘッド
バンド用バックルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に第一の本発明が前提とする構成は、アイカップとヘッ
ドバンドとを備えたゴーグルにおける前記アイカップの
後端部と前記ヘッドバンドの前端部との間に介在してこ
れら後端部と前端部とを取り外し可能に連結するゴーグ
ル用バックルである。
【0009】かかる前提において、第一の本発明が特徴
とするところは、前記バックルが前記ヘッドバンドの回
り方向前方に前記アイカップとの係合部位を有する一
方、前記周り方向の後方に前記ヘッドバンドの取り付け
部位を有し、前記係合部位は、前記ヘッドバンドの幅方
向へ延びて前期周り方向において並列して、前記前方寄
りに位置する第一部位と前記後方寄りに位置する第二部
位とを有し、これら第一部位と第二部位とが前記幅方向
の上方および下方のいずれか一方で互いにつながり、か
つ、もう一方で互いに離間してこれら両部位間に前記ア
イカップ後端部の所定部位を挿入可能な空隙が形成さ
れ、前記第一部位と第二部位との少なくとも一方は、前
記空隙の前記ヘッドバンド長さ方向における幅を局部的
に小さくするようにもう一方に向かっての突出部を有す
るとともに、前記第二部位は第一部位よりも前記ヘッド
バンド長さ方向へ弾性変形可能に形成されていることで
ある。
【0010】前記課題を解決するために第二の本発明が
前提とする構成は、アイカップとヘッドバンドとを備え
たゴーグルにおける前記アイカップの後端部と前記ヘッ
ドバンドの前端部との間に介在してこれら後端部と前端
部とを取り外し可能に連結するゴーグル用バックルであ
る。
【0011】かかる前提の下に第二の本発明が特徴とす
るところは、前記バックルにおいて、その前端部に前記
アイカップの後端部に形成されたバンドホルダに係合す
る連結部を有し、その後端部に前記ヘッドバンドの前端
部を掛止するバンド装着部を有し、前記連結部が、前記
バンドホルダに挿嵌する前腕部と、この挿嵌時に弾性変
形をして前記挿嵌を可能にする弾性変形部とを有し、か
つ、前記前腕部と前記弾性変形部とが、該前腕部が挿嵌
する前記バンドホルダの部位よりもわずかに狭い間隔を
隔てて対峙していることである。
【0012】本発明の好ましい実施態様の一つは、前記
バックルは、前記連結部が、前記バックルの一端縁を成
すとともに前記バックルの第一外縁から腕状に伸びて形
成され前記バンドホルダに係止する前腕部と、この前腕
部に隣接して形成され前記バンドホルダを係合保持する
係合用開口と、この係合用開口と連通して前記バンドホ
ルダを通過させる通過溝と、前記係合用開口に隣接して
形成され前記バックルの第一第二外縁に連接している前
記弾性変形部と、前記弾性変形部に隣接して前記バック
ルの内部に形成されこの弾性変形部の変形代を受容する
変形用開口とからなり、さらに、前記前腕部が、前記バ
ンドホルダを通過させる通過溝に臨む部位に鉤状部を有
するとともに、前記弾性変形部が、前記鉤状部に対峙し
た部位に凸状部を有することからなっていることであ
る。
【0013】本発明の好ましい実施態様の他の一つは、
前記バックルは、前記連結部が、前記バックルの一端縁
を成すとともに前記バックルの第一外縁から腕状に伸び
て形成され前記バンドホルダに係止する前腕部と、この
前腕部に隣接して形成され前記バンドホルダを係合保持
する係合用開口と、この係合用開口と連通して前記バン
ドホルダを通過させる通過溝と、前記係合用開口に臨み
前記バックルの第一外縁から突起状に伸びて形成された
前記弾性変形部と、前記弾性変形部に隣接して前記バッ
クルの内部に形成されるとともに前記通過溝に連通して
前記弾性変形部の変形代を受容する変形用開口とからな
り、さらに、前記前腕部が、前記バンドホルダを通過さ
せる通過溝に臨む部位に鉤状部を有するとともに、前記
弾性変形部が、前記鉤状部に対峙した部位に凸状部を有
することからなっていることである。
【0014】なお、前述の弾性変形部とは、自身の材質
自体が弾性的に変形するものおよび自身の材質自体は変
形しないが、構造体として弾性的に変形するものの双方
を含んでいる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。
【0016】この実施の形態は、本発明を水泳用ゴーグ
ルに適用したものである。
【0017】図1は、本実施の形態の水泳用ゴーグルを
示す斜視図である。
【0018】図2は、この水泳用ゴーグルに用いるバッ
クルの第一実施形態をそれぞれ示す正面図である。図3
は、このバックルの取り付け時の説明図である。図4〜
図6は、この水泳用ゴーグルに用いるバックルの第二〜
第四実施形態をそれぞれ示す正面図である。
【0019】図1に示すように、水泳用ゴーグル1は、
一対のレンズ2,2を備えたアイカップ3とこれを頭部
に保持するヘッドバンド4とからなっている。
【0020】アイカップ3は、一対のレンズ2,2をそ
れぞれ保持した一対のレンズホルダ5,5と、これらを
連結している鼻ベルト6と、一対のレンズホルダ5,5
にそれぞれ装着された一対の接顔パッド7,7からなっ
ている。
【0021】また、アイカップ3には、それぞれのレン
ズホルダ5,5の外端部において前記ヘッドバンド4を
装着する一対のバンドホルダ8,8が設けられている。
【0022】これらバンドホルダ8,8は、略楔形状の
板体から断面コ字状の枠が突出する構成を有し、これら
板体をそれぞれレンズホルダ5,5の外端部に埋設し
て、レンズホルダ5,5と一体化するようになってい
る。
【0023】ヘッドバンド4は、弾性を有するバンド本
体9と、このバンド本体9の両端に掛止された二つのバ
ックル10,10とからなっている。
【0024】これらのバックル10,10は、バンドホ
ルダ8,8を介してアイカップ3に係合する部材で、こ
れによりアイカップ3とヘッドバンド4とを一体化して
いる。
【0025】二つのバックル10,10は同一形状であ
り、同一方法でバンドホルダ8,8に係合するので、以
降説明を簡単にするために一方のみについて説明する。
【0026】バックル10は、図2に示すように、略楕
円形状をなし、その長径方向一端部にバンドホルダ8に
係合する連結部11を有するとともにこれと連設して中
央部から他端部にかけて前記バンド本体9を装着するバ
ンド装着部12を有している。
【0027】連結部11には、バックル10の第一外縁
10aと第二外縁10bとの間に、前記バンドホルダ8
に挿嵌する前腕部13と、バンドホルダ8を受納してバ
ックル10に係合保持する係合用開口14と、前腕部1
3挿嵌時に弾性変形してこの挿嵌を可能にする弾性変形
部15と、この弾性変形部15の変形代を受容する変形
用開口16とがこの順序で隣接して図上左から右へ設け
られている。さらに、係合用開口14には、図上下方に
バンドホルダ8を通過させる通過溝17が連通してい
る。
【0028】係合用開口14は、バックル10の短径方
向に長い長円形をなし、前腕部13と弾性変形部15と
を区画している。
【0029】この係合用開口14で区画された前腕部1
3と弾性変形部15との面は互いに対向して設けられて
いる。
【0030】前腕部13は、図上連結部11の左端部で
前記第一外縁10aからバックル10の短径方向に腕状
に伸びており、その弾性変形部15と対向した面には、
係合用開口14に通過溝17が連通する部位に弾性変形
部15に向かって突出する鉤部18が設けられている。
一方、弾性変形部15の同面にも、前腕部13に向かっ
て突出する凸状部19が設けられ、これら鉤部18と凸
状部19とは、通過溝17を介して対峙している。これ
ら鉤部18と凸状部19との対峙幅A(図3参照)は、
バンドホルダ8を通過させる際に弾性変形部15がわず
かに変形してバンドホルダ8の通過を可能にする幅であ
れば良いので、バンドホルダ8の幅B(図3参照)より
わずかに狭くなっている。また、これら鉤部18と凸状
部19とは、それらの頂部がR付けされて滑らかとなっ
ており、バンドホルダ8の通過が円滑に行われるように
なっている。
【0031】弾性変形部15は、係合用開口14に隣接
するとともに前記バックルの第一第二外縁に連接して形
成され前述のようにバンドホルダ8を通過させる際にわ
ずかに変形してバンドホルダ8の通過を可能にするもの
である。この変形を可能にするために弾性変形部15に
隣接して変形用開口16が設けられており、かつ、バッ
クル10の長径方向の幅が薄くなっている。この幅は、
この実施形態においては、前腕部13の同幅と比較して
略1/3になっている。
【0032】変形用開口16は、バックル10の短径方
向に長い長円形をなしている。
【0033】バンド装着部12は、周知の構造であり、
バンド本体9を掛止棒20,20に掛けまわして固定す
るようになっている。
【0034】なお、請求項1の係合部位は連結部11
に、取り付け部位はバンド装着部12に、第一部位は前
腕部13に、第二部位は弾性変形部15に、空隙は係合
用開口14および通過溝17に、突出部は鉤部18およ
び凸状部19にそれぞれ対応している。
【0035】次に、このバックル10を装着したヘッド
バンド4と、アイカップ3との取り付け方法を説明する
とともにこのバックル10の作用を説明する。
【0036】バックル10にバンド本体9を掛止してヘ
ッドバンド4を作る。アイカップ3に設けられたバンド
ホルダ8,8に、このヘッドバンド4のバックル10,
10を係合して、アイカップ3とヘッドバンド4とが一
体化した水泳用ゴーグルが完成する。
【0037】このバンドホルダ8とバックル10との係
合は、前腕部13をバンドホルダ8の断面コ字状の枠に
挿嵌し、この枠をバックル10の係合用開口14に受納
することにより達成をされる。前腕部13の挿嵌に際し
ては、前腕部13をバンドホルダ8の枠の内側に挿入す
ると、バンドホルダ8の枠は、通過溝17に挿入し、ま
ず対峙している前腕部13の鉤部18と弾性変形部15
の凸状部19とに当接する。ついで、バックル10を押
圧して弾性変形部15を変形させて前腕部13をバンド
ホルダ8に挿嵌する。弾性変形部15は、図3に示すよ
うに変形用開口16側に変形してバンドホルダ8の枠の
通過を許容する。前腕部13がバンドホルダ8に挿嵌し
て、バンドホルダ8の枠が係合用開口14に受納される
と、バンドホルダ8とバックル10との係合は完成し、
バックル10はバンドホルダ8にしっかりと保持され、
使用時において外れることはない。
【0038】また、アイカップ3からヘッドバンド4を
外すときは、バックル10を掴んで、前腕部13の挿嵌
時とは逆の方向に引っ張る。このようにすることによ
り、弾性変形部15は、挿嵌時と同様に変形してバンド
ホルダ8の枠の離脱を許容し、前腕部13はバンドホル
ダ8から外れる。
【0039】このように、本実施の形態のゴーグルで
は、アイカップ3とヘッドバンド4との着脱を意図して
行うときは容易に行えるが、ゴーグル使用時は、従来例
と異なり、引っ張り力がかかる方向と前腕部13の着脱
方向とが異なるので、まったく外れることがない。
【0040】つぎに、本発明のバックルの第二〜第四実
施形態について説明する。
【0041】これらの実施形態はいずれも、第一実施形
態とは、前記連結部11の構造が一部異なっている。
【0042】したがって、これら第二〜第四実施形態に
ついては、第一実施形態と同一部位については、同一符
号を用いて簡単に説明し、異なる部位についてのみ詳細
に説明する。
【0043】第二実施形態のバックル21は、その連結
部22の弾性変形部23と、変形用開口24とが、第一
実施形態のバックル11とその構造を異にしている。
【0044】図4に示すように、変形用開口24は、係
合用開口25に連通している。
【0045】弾性変形部23は、前記第二外縁10bか
らバックル21の短径方向に突起状に伸びた部材で、通
過溝26と変形用開口24とで区画されている。その先
端の前腕部13に対向する部分は、凸状部27となって
おり、前腕部13の鉤部18と対峙している。これら鉤
部18と凸状部27との対峙幅A(図3参照)は、第一
実施形態のバックル11のそれと同様であり、また、こ
の頂部がR付けされて滑らかとなっている。
【0046】第三実施形態のバックル31は、その連結
部32の弾性変形部33と、変形用開口34とが、第一
実施形態のバックル11とその構造を異にしている。
【0047】図5に示すように、変形用開口34は、通
過溝35に連通している。
【0048】弾性変形部33は、前記第一外縁10aか
らバックル31の短径方向に突起状に伸びた部材で、係
合用開口14と変形用開口34とで区画されている。そ
の先端部の前腕部13に対向した部分は、凸状部37と
なっており、前腕部13の鉤部18と対峙している。こ
れら鉤部18と凸状部37との対峙幅A(図3参照)
は、第一実施形態のバックル11のそれと同様であり、
また、この頂部がR付けされて滑らかとなっている。
【0049】また、弾性変形部33の凸状部37と反対
側の面に対向する変形用開口34に臨む内壁38には、
突起状のストッパ39が設けられている。
【0050】このストッパ39は、弾性変形部36の変
形代を規制するとともに、バンドホルダ8が誤って変形
用開口34に受納されることを防止する。
【0051】ただし、このストッパ39は省略すること
もできる。
【0052】これらの第二、第三実施形態のバックル
は、第一実施形態と同様に作用するので、その説明は省
略する。
【0053】これらの第一〜第三実施形態のバックル1
0,21,31は、ポリオキシメチレン、ポリフェニレ
ンオキシド、ポリアミド、ポリカーボネート等の機械的
強度に優れたいわゆるエンジニアリングプラスチックス
で作製される。
【0054】第四実施形態のバックル41は、その連結
部42の弾性変形部43が、第一実施形態のバックル1
1と構造を異にしているとともに変形用開口部16を不
要としている。その他の構造は同様である。
【0055】図6に示すように、弾性変形部43は、第
一実施形態の弾性変形部15と形状は同一であるが、そ
の材質が異なっている。また、それに伴い変形用開口部
16を排している。
【0056】弾性変形部43は、軟質プラスチックスま
たはゴムなどの弾性変形が大きい材質の材料からなり、
エンジニアプラスチックスの基材上に接着ないしは一体
成型するなどして形成されている。この弾性変形部43
では、材料自身が弾性変形してバンドホルダ8の通過を
可能にしている。すなわち、前腕部13の鉤部18と対
峙している凸状部44は、前腕部13をバンドホルダ8
に挿嵌する際に、バンドホルダ8の枠の通過にともない
それ自体が圧縮変形する。バンドホルダ8の枠の通過後
は直ちにその弾性で復帰する。
【0057】この第四実施形態では、変形用開口部16
が不要なので、構造が簡易になっている。
【0058】前述のそれぞれの実施の形態は、本発明を
水泳用ゴーグルに適用したものであるが、本発明のバッ
クルは風防用、スキー用、その他様々なゴーグルに適用
することができる。
【0059】前述の第一〜第三の実施の形態では、バッ
クルは単一のエンジニアプラスチックスの射出成型等に
より製造されるが、必ずしもこれに限られるわけではな
く、弾性変形部をその他の材料を用いて形成しても良
い。例えば、第一実施形態の弾性変形部15を硬質ゴム
材として、バックルに接合した構成でも良い。この場合
は、エンジニアプラスチックスに比べると硬度の低い硬
質ゴム材をもちいるので、自身の変形も多少考慮するこ
とができ、変形用開口が小さくてすむ。
【0060】前述のそれぞれの実施の形態のバックル
は、バンド本体の両端にこのバックルを装着したもので
あるが、一方を着脱不能にして、一方のみ該バックルを
用いるようにしても良い。
【0061】
【発明の効果】本発明のバックルは、本発明のバックル
を装着したヘッドバンドをアイカップに取り付ける際
に、弾性変形部が弾性変形するので、容易にワンタッチ
で着脱できるとともに、ゴーグル使用時にヘッドバンド
の加重方向がバックルの取り付け方向と異なっているの
で、ヘッドバンドが意図せずに脱落することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】水泳用ゴーグルの斜視図。
【図2】バックルの第一実施形態を示す正面図。
【図3】バックルの取り付け時の説明図。
【図4】バックルの第二実施形態を示す正面図。
【図5】バックルの第三実施形態を示す正面図。
【図6】バックルの第四実施形態を示す正面図。
【図7】従来のバックルを示す正面図。
【符号の説明】
1 水泳用ゴーグル(ゴーグル) 3 アイカップ 4 ヘッドバンド 5 レンズホルダ 8 バンドホルダ 9 バンド本体 10,21,31,41 バックル 10a 第一外縁 10b 第二外縁 11,22,32,42 連結部(係合部位) 12 バンド装着部(取り付け部位) 13 前腕部(第一部位) 14,25 係合用開口(空隙) 15,23,33,43 弾性変形部(第二部位) 16,24,34 変形用開口 17,26,35 通過溝(空隙) 18 鉤部(突出部) 19,27,37,44 凸状部(突出部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイカップとヘッドバンドとを備えたゴ
    ーグルにおける前記アイカップの後端部と前記ヘッドバ
    ンドの前端部との間に介在してこれら後端部と前端部と
    を取り外し可能に連結するゴーグル用バックルにおい
    て、 前記バックルが前記ヘッドバンドの回り方向前方に前記
    アイカップとの係合部位を有する一方、前記周り方向の
    後方に前記ヘッドバンドの取り付け部位を有し、前記係
    合部位は、前記ヘッドバンドの幅方向へ延びて前記周り
    方向において並列して、前記前方寄りに位置する第一部
    位と前記後方寄りに位置する第二部位とを有し、これら
    第一部位と第二部位とが前記幅方向の上方および下方の
    いずれか一方で互いにつながり、かつ、もう一方で互い
    に離間してこれら両部位間に前記アイカップ後端部の所
    定部位を挿入可能な空隙が形成され、前記第一部位と第
    二部位との少なくとも一方は、前記空隙の前記ヘッドバ
    ンド長さ方向における幅を局部的に小さくするようにも
    う一方に向かっての突出部を有するとともに、前記第二
    部位は第一部位よりも前記ヘッドバンド長さ方向へ弾性
    変形可能に形成されていることを特徴とするゴーグル用
    バックル。
  2. 【請求項2】 アイカップとヘッドバンドとを備えたゴ
    ーグルにおける前記アイカップの後端部と前記ヘッドバ
    ンドの前端部との間に介在してこれら後端部と前端部と
    を取り外し可能に連結するゴーグル用バックルにおい
    て、 前記バックルは、その前端部に前記アイカップの後端部
    に形成されたバンドホルダに係合する連結部を有し、そ
    の後端部に前記ヘッドバンドの前端部を掛止するバンド
    装着部を有し、前記連結部が、前記バンドホルダに挿嵌
    する前腕部と、この挿嵌時に弾性変形をして前記挿嵌を
    可能にする弾性変形部とを有し、かつ、前記前腕部と前
    記弾性変形部とが、該前腕部が挿嵌する前記バンドホル
    ダの部位よりもわずかに狭い間隔を隔てて対峙している
    ことを特徴とするゴーグル用バックル。
  3. 【請求項3】 前記バックルは、前記連結部が、前記バ
    ックルの一端縁を成すとともに前記バックルの第一外縁
    から腕状に伸びて形成され前記バンドホルダに係止する
    前腕部と、この前腕部に隣接して形成され前記バンドホ
    ルダを係合保持する係合用開口と、この係合用開口と連
    通して前記バンドホルダを通過させる通過溝と、前記係
    合用開口に隣接して形成され前記バックルの第一第二外
    縁に連接している前記弾性変形部と、前記弾性変形部に
    隣接して前記バックルの内部に形成されこの弾性変形部
    の変形代を受容する変形用開口とからなり、さらに、前
    記前腕部が、前記バンドホルダを通過させる通過溝に臨
    む部位に鉤状部を有するとともに、前記弾性変形部が、
    前記鉤状部に対峙した部位に凸状部を有することからな
    っていることを特徴とする請求項2記載のゴーグル用バ
    ックル。
  4. 【請求項4】 前記バックルは、前記連結部が、前記バ
    ックルの一端縁を成すとともに前記バックルの第一外縁
    から腕状に伸びて形成され前記バンドホルダに係止する
    前腕部と、この前腕部に隣接して形成され前記バンドホ
    ルダを係合保持する係合用開口と、この係合用開口と連
    通して前記バンドホルダを通過させる通過溝と、前記係
    合用開口に臨み前記バックルの第一外縁から突起状に伸
    びて形成された前記弾性変形部と、前記弾性変形部に隣
    接して前記バックルの内部に形成されるとともに前記通
    過溝に連通して前記弾性変形部の変形代を受容する変形
    用開口とからなり、さらに、前記前腕部が、前記バンド
    ホルダを通過させる通過溝に臨む部位に鉤状部を有する
    とともに、前記弾性変形部が、前記鉤状部に対峙した部
    位に凸状部を有することからなっていることを特徴とす
    る請求項2記載のゴーグル用バックル。
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