JP2001037911A - スイミングゴーグル - Google Patents

スイミングゴーグル

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JP2001037911A
JP2001037911A JP11218034A JP21803499A JP2001037911A JP 2001037911 A JP2001037911 A JP 2001037911A JP 11218034 A JP11218034 A JP 11218034A JP 21803499 A JP21803499 A JP 21803499A JP 2001037911 A JP2001037911 A JP 2001037911A
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    • A63B33/00Swimming equipment attachable to the head, e.g. swim caps or goggles
    • A63B33/002Swimming goggles
    • A63B33/004Swimming goggles comprising two separate lenses joined by a flexible bridge

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  • Pulmonology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用したスイミングゴーグルのレンズの位置
ずれを防止する。 【解決手段】 スイミングゴーグル1が一対のレンズ2
を有し、レンズ2に取り付けられたフレーム3からは上
下一対の可撓性のアーム13,14をつなぐ連結部16
にはバックル4が取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スイミングゴー
グルに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−104267号公報に開示
の水中メガネは、ポリカーボネート樹脂製の一対のレン
ズ部材を有し、各レンズ部材の上方部分と下方部分とか
らメガネの後方へ向かって2条のアームが延びている。
これら2条のアームは、後端部どうしが互いに接近して
つながっている。ヘッドバンド5は、比較的細いゴムひ
もからなり、アーム後端部に形成された挿通孔に通され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の水中メガネ
は、2条のアームによってヘッドバンドからの張力をメ
ガネの上下方向へ幅広く分散し、メガネの接顔パッド全
体を一様に顔面に当接することができる。しかしなが
ら、アームとレンズとは剛性の高い合成樹脂で一体的に
成形されたもので、例えば水中へ飛び込んだときにアー
ムにかかる衝撃力は、直ちにレンズへ伝わり、レンズの
位置がずれるということがある。また、アームの一方に
加わった力はすぐにもう一方のアームへ伝わり、2条の
アームが協働してレンズに位置ずれを生じさせるという
こともある。さらにはまた、ヘッドバンドによってアー
ムが後方へ強く引っ張られると、その力がそのままレン
ズに作用してレンズが後方へずれ易いということもあ
る。
【0004】この発明では、前記従来技術に見られるよ
うな剛性の高いアームのもつ問題を解消する新規なスイ
ミングゴーグルの提供を課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が対象とするのは、一対のレンズと前記レ
ンズそれぞれの周縁部に取り付けられ前記レンズの内端
部寄りで互いに連結されているフレームと、前記レンズ
の外端部寄りで前記フレームにバックルを介して取り付
けられているヘッドバンドとを有するスイミングゴーグ
ルである。
【0006】かかるスイミングゴーグルにおいて,この
発明が特徴とするところは,前記レンズが硬質材料で形
成される一方、前記フレームが柔軟弾性材料で形成さ
れ、前記レンズの上方部分と下方部分とに位置する前記
フレームの各部位からは前記ゴーグルの後方へ向かって
前記柔軟弾性材料からなり可撓性を有する上下一対のア
ームが延び、一対の前記アームの後端部分を上下につな
ぐ連結部に前記バックルが取り付けられていること、に
ある。
【0007】かかる発明には、以下の好ましい実施態様
がある。 (1)前記バックルが、前記フレームの材料よりも硬質
の材料で形成されている。 (2)前記バックルが、前記スイミングゴーグルの前方
から前記連結部に取り外し可能に嵌合している。 (3)前記バックルが、前記アームおよび連結部のいず
れかの弾性変形下に前記連結部に嵌合している。 (4)一対の前記アームは、前記後方へ向かって引っ張
られたときに前記各部位近傍に作用して該近傍を前記レ
ンズに密着させるようにする。 (5)前記連結部が、前記柔軟弾性材料で形成されてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、この発明に
係るスイミングゴーグルの詳細を説明すると、以下のと
おりである。
【0009】図1に斜視図で示されたスイミングゴーグ
ル1は、一対のレンズ2と、各レンズ2に取り付けられ
たフレーム3と、バックル4を介してフレーム3に長さ
調節可能に取り付けられたヘッドバンド6とを有し、左
右のフレーム3が中央連結部5を介してつながってい
る。なお、図ではバックル4の一方が左眼用のフレーム
3から外された状態にある。
【0010】レンズ2は、ポリカーボネートなどの硬質
樹脂で形成されているもので、前面のレンズ部分7とレ
ンズ部分7の周縁に沿って延びる周壁部分8とを有す
る。
【0011】フレーム3は、プラスチックエラストマー
などの柔軟弾性樹脂で形成されている可撓性のもので、
前方に位置してレンズ2の周壁部分8に外側から当接す
る環状部11と、後方に位置して着用者の顔面に密着す
る接顔パッド12とを有し、環状部11のうちでレンズ
2の上方部分と下方部分とに位置する部位からは、上部
アーム13と下部アーム14とがゴーグル1の後方へ向
かって延び、両アーム13,14の後端部分が上下方向
へ延びる連結部16を介してつながっている。
【0012】図2は、図1のII−II線断面図であ
る。レンズ2は、周壁部分8の後方に周壁部分8を一周
する溝部18を有する。溝部18にはフレーム3の環状
部11が嵌合し、レンズ2とフレーム3とが一体化して
いる。バックル4寄りに位置するレンズ2の外端部で
は、溝部18の直上に段差19が形成され、フレーム3
の前縁20がこの段差19に後方(図の下方)から当接
している。
【0013】フレーム3は、中央連結部5と環状部11
とパッド12と上下のアーム13,14とが一体に形成
されたもので、環状部11の外端部分11Aと環状部1
1から延びる上下のアーム13,14をつなぐ連結部1
6との間に透孔21が形成されている(図1を併せて参
照)。
【0014】バックル4は、フレーム3よりも硬質の樹
脂で形成されている高剛性のもので、フック部22とバ
ンド挿通部23とを有し、両部22と23との間に間隙
24が形成されている。バンド挿通部23には複数の挿
通孔23Aが形成されており、これらの孔23Aにバン
ド6が図示のように通される。フック部22をフレーム
3の前方から透孔21へ挿入し、間隙24とフレーム3
の連結部16とを嵌合させることによって、ヘッドバン
ド6がフレーム3に取り付けられる。必要ならば、バッ
クル4は、その上下方向の幅を上下のアーム13,14
間の寸法よりも僅かに大きくしたり、間隙24を連結部
16の厚みよりも僅かに大きくすることによって、アー
ム13,14や連結部16を弾性変形させた状態でフレ
ーム3に取り付けられる。かような取り付け方のバック
ル4は、その取り付け取り外しが容易であって、しかも
外れにくいという特徴を有する。
【0015】図3は、レンズ2の平面図であり、フレー
ム3が仮想線で示されている。レンズ2は、中央連結部
5寄りの内端部に周壁部分8から側方への張出し部26
を有し、張り出し部26には2つの貫通孔27が形成さ
れている。
【0016】図4は、図3のIV−IV線断面図である
が、この図ではフレーム3が実線で示されている。図か
ら明らかなように、レンズ2の貫通孔27は、フレーム
3を形成している樹脂で充たされており、レンズ2とフ
レーム3とは外れることがないように一体化している。
このようなレンズ2とフレーム3とでは、ヘッドバンド
6によって一対のレンズ2が互いに離間する方向へ強く
引張られた場合でも、レンズ2とフレーム3との間に水
の浸入を許すような間隙が生じない。
【0017】再び図3において、ヘッドバンド6によっ
て例えば上方アーム13に張力Aが作用すると、その張
力Aは、レンズ周壁部分8の接線方向の力Bと、フレー
ム3を周壁部分8に密着させる方向の力Cとなって作用
する。かかる力Cによってレンズ2とフレーム3とは水
の浸入を防ぐように密着する。
【0018】図5は、ゴーグル1の要部側面図であり、
この図ではバックル4がフレーム3に取り付けられた状
態で示されている。ゴーグル1の着用者が例えば水中に
飛び込み、ヘッドバンド6にこれを図の上下方向、すな
わち矢印P方向やQ方向へ動かすような力が作用した場
合、柔軟弾性材料からなり可撓性を有する上下のアーム
13,14は、ヘッドバンド6の動きを吸収して、その
動きが接顔パッド12やレンズ2に伝わって着用者の顔
面に対するレンズ2の位置が変化するということを防止
する。
【0019】図6は、フレーム3の外端部を破断して示
す図面である。ゴーグル1の着用者の頭のサイズに対応
して、ヘッドバンド6は仮想線のヘッドバンド6A,6
B,6Cのように様々な方向へ延びる。そのときに、上
下のアーム13,14は双頭矢印X−X方向へ動き、ヘ
ッドバンド6の動きが接顔パッド12にまでは及び難
い。それゆえ、顔面に密着している接顔パッド12は、
ずれることがない。また、バックル6は、ヘッドバンド
6やアーム13,14とともに矢印X−X方向へ動くか
ら、バックル6に通されて折り重ねられた状態にあるヘ
ッドバンド6は、ヘッドバンド6が様々な方向へ延びて
も、ゆるむことがない。
【0020】
【発明の効果】この発明に係るスイミングゴーグルは、
フレームから後方へ延びる柔軟弾性材料からなる可撓性
のアームがヘッドバンドの様々な動きを吸収するから着
用者顔面に対するレンズの位置が安定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイミングゴーグルの斜視図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】レンズの平面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】スイミングゴーグルの側面図。
【図6】フレームの外端部を破断して示す図。
【符号の説明】 1 スイミングゴーグル 2 レンズ 3 フレーム 4 バックル 6 ヘッドバンド 13,14 アーム 16 連結部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のレンズと前記レンズそれぞれの周
    縁部に取り付けられ前記レンズの内端部寄りで互いに連
    結されているフレームと、前記レンズの外端部寄りで前
    記フレームにバックルを介して取り付けられているヘッ
    ドバンドとを有するスイミングゴーグルにおいて、 前記レンズが硬質材料で形成される一方、前記フレーム
    が柔軟弾性材料で形成され、前記レンズの上方部分と下
    方部分とに位置する前記フレームの各部位からは前記ゴ
    ーグルの後方へ向かって前記柔軟弾性材料からなり可撓
    性を有する上下一対のアームが延び、一対の前記アーム
    の後端部分を上下につなぐ連結部に前記バックルが取り
    付けられていることを特徴とする前記スイミングゴーグ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記バックルが、前記フレームの材料よ
    りも硬質の材料で形成されている請求項1記載のスイミ
    ングゴーグル。
  3. 【請求項3】 前記バックルが、前記スイミングゴーグ
    ルの前方から前記連結部に取り外し可能に嵌合している
    請求項1または2記載のスイミングゴーグル。
  4. 【請求項4】 前記バックルが、前記アームおよび連結
    部いずれかの弾性変形下に前記連結部に嵌合している請
    求項3に記載のスイミングゴーグル。
  5. 【請求項5】 一対の前記アームは、前記後方へ向かっ
    て引っ張られたときに前記各部位近傍に作用して該近傍
    を前記レンズに密着させるように作用する請求項1〜4
    のいずれかに記載のスイミングゴーグル。
  6. 【請求項6】 前記連結部が、前記柔軟弾性材料で形成
    されている請求項1〜5のいずれかに記載のスイミング
    ゴーグル。
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