JP7100370B2 - スイミングゴーグル - Google Patents

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Description

本発明は、スイミングゴーグル、特に、可撓性を有する連結部材を介してアイカップとヘッドストラップとが連結されているスイミングゴーグルに関する。
従来、アイカップとヘッドストラップとを連結するための連結部材を有するスイミングゴーグルは公知である。たとえば、特許文献1には、アイカップとヘッドストラップとを連結するための連結部材を備えるスイミングゴーグルが開示されている。
特開2017-722号公報(P2017-722A)
特許文献1に開示のスイミングゴーグルでは、連結部材がヘッドストラップに比して高い剛性を有することから、ヘッドストラップを直接アイカップに連結する場合に比べて、着用者の顔面に対する装着感及び安定感が向上させることができる。
しかしながら、競泳のスタート時や水中において、競泳者が両腕を耳の後ろにつけるようにして伸ばして両手を重ね合わせた姿勢(ストリームライン)になることがあるが、かかる姿勢においては、連結部材が腕と顔面との間に挟まされた状態となって、腕を伸ばしたときに連結部材に前方へ向かう力が作用する。その際、連結部材はヘッドストラップに比して高い剛性を有することから、変形せずにかかる力をアイカップに直接伝えて、アイカップ自体が前方へ移動し、アイカップが顔面から離間するおそれがある。
本発明の課題は、従来のスイミングゴーグルの改良であって、ヘッドストラップに比して高い剛性を有する連結部材を備えることによって、着用者の顔面に対する装着感及び安定感が向上するとともに、連結部材に前方へ向かう力が加えられてもアイカップが顔面から離間することを抑制することのできるスイミングゴーグルの提供にある。
前記課題を解決するために、本発明が対象とするのは、前後方向と上下方向とを有し、レンズ部と前記レンズ部の周縁から延出して前記後方向へ延びるフレーム部とが一体に形成されたアイカップと、ヘッドストラップと、前記アイカップと前記ヘッドストラップとを連結するための連結部材とを含むスイミングゴーグルである。
本発明に係るスイミングゴーグルは、前記連結部材は、可撓性であって前記ヘッドストラップよりも高い剛性又は硬質の材料から形成されており、前記アイカップに固定された固定部と、前記固定部から後方へ延びていて前記アイカップに固定されていない自由部とを有し、前記固定部と前記自由部との境界ライン近傍には、屈曲誘導部が位置していて、前記連結部材は、前端域をさらに有し、前記前端域は、前記固定部と、前記アイカップと重なる前記自由部とを有し、前記連結部材の前記前端域が前記上下方向へ分岐する二股状であって、前記自由部が上下方向に互いに離間対向する上側部分と下側部分とを有し、前記屈曲誘導部が前記自由部の前記上下側部分の前記前後方向の全域に延びていることを特徴とする。
下記の実施の形態は、図1~9に示すスイミングゴーグルに関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
)前記屈曲誘導部は、凹条溝である。
)前記凹条溝は、前記上下方向へ延びている。
)前記屈曲誘導部は、前記連結部材のうちの他の部分よりも剛性の低い柔軟材料から形成されている。
)前記屈曲誘導部は、前記前後方向へ起伏を繰り返して延びる伸縮域である。
)前記屈曲誘導部は、前記連結部材の外面と内面とに形成された凹部である。
本発明に係るスイミングゴーグルによれば、可撓性を有し、かつ、ヘッドストラップよりも高い剛性又は硬質の材料から形成された連結部材を介してアイカップとヘッドストラップとが連結されているので、着用者の顔面に対する装着感が向上する。また、連結部材が屈曲誘導部を有することから、連結部材に対して前方へ向かう力が作用した場合であっても、アイカップに直接かかる力が作用して顔面からアイカップが離間するのを抑制することができる。
図面は、本発明に係るスイミングゴーグルの特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明の第1実施形態におけるスイミングゴーグルの斜視図。 ゴーグル本体の側面図。 ゴーグル本体の分解斜視図。 連結部材の平面図。 (a)図2のV(a)線に沿う断面図。(b)連結部材に前方へ向かう力が作用した状態における図5(a)と同様の図。 (a)スイミングゴールの第1変形例における図2と同様の図。(b)第2変形例における図2と同様の図。 (a)第3変形例における図5(a)と同様の図。(b)第3変形例における図5(b)と同様の図。 (a)第4変形例における図2と同様の図。(b)第4変形例における図5(a)と同様の図。 (a)第5変形例における図2と同様の図。(b)第5変形例における図5(b)と同様の図。
本発明に係るスイミングゴーグル10の詳細を添付の図面を参照して説明すると、以下のとおりである。なお、図1において、スイミングゴーグル10の前後方向はZ、上下方向はY、幅方向はXで示されている。また、C-C線は連結ブリッジ16の長さを二等分する中心線であり、スイミングゴーグル10は、C-C線に対して対称をなしている。また、幅方向Xの内方(内側)とは、中心線C-Cに向かう方向をいい、幅方向Xの外方(外側)とは、その逆の方向をいう。また、各図において、着用者の頭部2と腕3とは、仮想線で示しており、連結部材15の固定部30と自由部31との境界ライン32は太い仮想線で示している。
図1,2に示すとおり、スイミングゴーグル10は、ゴーグル本体10aとヘッドストラップ14とを有する。ゴーグル本体10a(スイミングゴーグル10)は、一体に形成されたレンズ部11とフレーム部12とを有する一対のアイカップ13と、アイカップ13の外側部13bから後方へ延びる一対の連結部材15とを有する。また、スイミングゴーグル10は、各アイカップ13の内側部13aどうしを連結する連結ブリッジ16と、ヘッドストラップ14の長さを調整するための調整手段17とを含む。
各アイカップ13と各連結部材15とは、一体成形によって一体的に連結されている。ヘッドストラップ14は、連結部材15を介してアイカップ13の外側部13bと連結されている。アイカップ13と連結部材15とは、一体成形によって一体的に連結されるほかに、接着又は溶着等の公知の接合手段によって接合されていてもよい。また、アイカップ13と連結部材15とが一体的に成形される場合には、ゴーグル本体10aは、アイカップ13の凹部に連結部材15の一部が嵌合された連結部分を有していてもよい。
アイカップ13のフレーム部12は、レンズ部11の周縁全体から後方へ延びる周壁を形成しており、着用者の眼の周囲に水密に当接する内周壁18と、下方へ凸となる突出部を有する外周壁19とを有する。また、フレーム部12のレンズ部11の後方側には、後方に向かうにつれて肉薄となる緩やかな斜面状のリブ20が形成されている。
アイカップ13は、各種の硬質プラスチック、好ましくは、ポリカーボネート樹脂から形成される。ヘッドストラップ14は、ゴム弾性を有する比較的に柔軟なゴム、プラスチック(ポリウレタン、シリコーン)等から形成することができる。また、連結部材15は、可撓性かつ弾性変形可能であってヘッドストラップ14よりも高い剛性を有する材料、例えば、熱可塑性のエラストマーや硬質のプラスチック、ゴムなどから形成することができる。ヘッドストラップ14は、弾性的な伸縮性を有するのに対し、連結部材15は、弾性変形可能であって弾性的な可撓性を有するものの、弾性的な伸縮性を有するものではない。
図3,4を参照すると、各連結部材15は、着用者の顔面に当接される内面(当接面)5及びその反対側に位置する外面(非当接面)6を有し、その外形が上下方向Yへ分岐する二股状の前端縁15aと、曲状の後端縁15bと、内方へ向かう凹曲状の上下側縁15c,15dとによって画成された細長帯片状を有する。
連結部材15は、上下方向Yへ分岐する二股状の前端域23と、前端域23から幅狭になって前後方向Zへ延びる中間域24と、中間域24から僅かに幅広となって後方へ延びる先細状の後端域25とを有する。また、連結部材15は、アイカップ13に固定された固定部30と、固定部30から後方へ延びていてアイカップ13に固定されていない自由部(非固定部)31とを有する。
前端域23は、互いに上下方向Yにおいて離間対向するように二股状を形成する上側部分26aと下側部分26bとを有し、それらの基端部間には、他の部位に比して薄い薄板状部分27が形成されている。また、中間域24には、薄板状部分27から後端域25の手前まで前後方向Zに一連に延びる透孔28が形成されている。連結部材15の後端域25には、上下方向Yへ延びる透孔から形成された、ヘッドストラップ14の掛回部29が位置している。
本発明のスイミングゴーグル10では、連結部材15を介してアイカップ13とヘッドストラップ14とが連結されているので、アイカップ13の外側部13bにヘッドストラップ14の折り返し部位がなく段差が形成されていない。したがって、水抵抗を抑えることができ、また、側面視において看者にすっきりとした印象を与えて、外観において優れるといえる。
また、図4を参照すると、連結部材15の二股状の前端縁15aに沿う縁部の内面5には、フレーム部12のリブ20の外形に沿う凹状部分21が形成されている。このように連結部材15に凹状部分21が形成されていることによって、連結部材15をアイカップ13に接合した状態において、凹状部分21がリブ20と重なって、フレーム部12の外側部の外面と連結部材15(前端縁15aに沿う縁部)の外面6との間に大きな段差が形成されることはなく、それらがほぼ面一の状態となる。
図2,5に示すとおり、連結部材15の前端域23は、アイカップ13と互いに重なる領域であって、固定部30と自由部31とを有する。自由部31は、連結部材15の幅方向における屈曲を容易にするための屈曲誘導部40を有する。本図示例においては、固定部30と自由部31とは前端域23に位置しているが、本発明の技術的効果を奏する限りにおいて、前端域23全体がアイカップ13に固定された固定部30であって、固定部30から後方へ延びる、中間域24のうちの前方側の部分が自由部31であってもよい。
屈曲誘導部40は、連結部材15の外面6において、下側縁15dから上方かつ後方へ向かってカーブして延びる凹条溝から形成されている。具体的には、屈曲誘導部40は、前端域23の上下側部分26a,26bの自由部31の外面6に位置している。屈曲誘導部40は、前端40aと延出部40bとを有し、前端40aは、固定部30と自由部31との境界ライン32近傍に位置している。
図5(a),(b)を参照すると、競泳のスタート時に水中に飛び込む際や競泳中の水中において、競泳者が両腕を耳の後ろにつけるようにして伸ばして両手を重ね合わせた姿勢(ストリームライン)になることがあるが、かかる姿勢においては、連結部材15が着用者の腕3と頭部2との間に挟まれた状態となり、腕3を伸ばしたときに連結部材15に前方へ向かう力Fが作用する。その際、連結部材15は、ヘッドストラップ14に比して高い剛性を有することから、屈曲誘導部40を備えていない場合には、弾性変形せずにかかる力Fをアイカップ13に直接伝えて、アイカップ13自体が前方へ移動し、アイカップ13が顔面から離間するおそれがある。
本発明に係るスイミングゴーグル10においては、連結部材15の前端域23の自由部31に屈曲誘導部40が設けられていることから、連結部材15に対して前方へ向かう力Fが作用した場合には、連結部材15が該力Fを吸収するようにして屈曲誘導部40を起点として屈曲し、自由部31及び中間域24の一部は全体的に幅方向Xの外側へ凸曲したような態様となる。それによって、連結部材15に作用した前方へ向かう力Fがアイカップ13に直接作用することはなく、アイカップ13が顔面から離間して、アイカップ13内に水が侵入するのを抑制することができる。
このように、連結部材15が前方へ向かう力Fが作用したときに屈曲誘導部40を介して屈曲するためには、屈曲誘導部40(又はその前端40a)が自由部31のうちの固定部30側であって、固定部30と自由部31との境界ライン32近傍に位置していることが好ましい。自由部31は、固定部30との境界ライン32近傍において浮き上がり易いことから、境界ライン32上及びその近傍に屈曲誘導部40が位置することによって、屈曲誘導部40においてより確実に連結部材15を屈曲させることができる。
また、着用者の腕3は、主として連結部材15の中間域24に当接されることから、屈曲誘導部40において効果的に屈曲させるためには、屈曲誘導部40は、かかる当接部分の影響を受けないように、できるだけ前方に位置していることが好ましいといえる。具体的には、境界ライン32から後方へ0~3.0mmの範囲内に屈曲誘導部40の前端40aが位置していることが好ましい。
屈曲誘導部40は、前方へ向かう力Fによって連結部材15を屈曲させることができる限りにおいて、前端40aのみから構成されていてもよい。固定部30と自由部31との境界ライン32近傍において上下方向Yへ延びる前端40aが屈曲の起点となる部分であるから、そこから後方へ延びる延出部40bは省略されていてもよい。ただし、屈曲誘導部40が延出部40bを有することによって、デザイン性が向上するとともに、前方へ向かう力Fが作用したときに連結部材15の一部をより湾曲させ易くなるといえる。
屈曲誘導部40は、前方へ向かう力Fによって連結部材15を屈曲できる限りにおいて、図2に示すように、前後方向Zへ連続的に延びた凹条溝ではなく、上下方向Yへ延びる単数又は複数の溝であってもよい。ただし、図示例のように、屈曲誘導部40が自由部31の前端縁から後端縁までその前後方向Zの全域に連続して延びていることによって、前方へ向かう力Fを連結部材15の比較的に広い範囲で受けることで確実に逃がすことができる。このように、連結部材15を屈曲させることができる限りにおいて、屈曲誘導部40の前後方向Zの長さ寸法L2は、自由部31の前後方向Zの長さ寸法の約5~100%であることが好ましい。
図示していないが、屈曲誘導部40は、その下側縁から上側縁へ向かうにつれて次第に肉薄になっている。屈曲誘導部40がかかる断面形状を有することによって、装飾性が向上するとともに、全体的に厚さ方向(幅方向X)に同じ深さを有する凹条溝に比べて、凹条溝内に水が滞留するのを抑制することができる。
連結部材15は、ヘッドストラップ14に比して高い剛性を有する。具体的には、連結部材15のA硬度は、70~100度であることが好ましい。連結部材15の硬度が100以上の場合には、連結部材15がアイカップ13の動きに追従することができず、アイカップ13の位置調整が困難になるとともに、A硬度が70度以下の場合には、連結部材15の硬度がアイカップ13の硬度よりも極端に低くなり、フィット性が低下するとともに、着用中又は持ち運び中において、ヘッドストラップ14とともに後方に引っ張られたときに伸び易くなるおそれがある。この場合には、水中において連結部材15が流水抵抗に抗することができず、スイミングゴーグル10が着用者の顔面から外れ易くなるおそれがある。
連結部材15全体の大きさは、スイミングゴーグル10及びアイカップ13の大きさによって適宜自由に設計しうるものであるが、本発明のように、アイパッドを備えていないスイミングゴーグル10においては、着用中にスイミングゴーグル10の位置ずれを防止するために、連結部材15による所要の締め付け力が必要である。したがって、連結部材15がかかる所要の締め付け力を有するためには、一般的な成人用のスイミングゴーグル10において、図4に示すとおり、前端域23の薄板状部分27における幅寸法Wは、10~30mm、前後方向の長さ寸法L1は、50~100mmであることが好ましい。連結部材15がかかる大きさを有するものであれば、着用中において水流などにより着用者の両眼周縁近傍からアイカップ13が外れてしまうおそれを低減できる。
図示例では、連結部材15の中間域24は、透孔28が形成されていることから、2条のストラップ形状を有しているが、透孔28を有しない1条のストラップ形状であってもよい。ただし、本図示例においては、2条のストラップ形状を有する中間域24が着用者のこめかみ近傍から後方に延びて頭部2の側面に密着するので、着用中、特に、水中において着用者が激しい動きをする競泳中においても、水流などによってアイカップ13の位置がずれることはない。すなわち、適度な柔軟性を有する連結部材15はアイカップ13の動きに追従するので、着用者の顔面にフィットし易く、また、中間域24が比較的に細長状の2条のストラップ状を有しているので、1条のストラップ状に形成されている場合に比してより着用者の顔面を締め付けるように密着してフィット性が向上する。
さらに、連結部材15が1条のストラップ状の場合には、競泳中にアイカップ13の上端縁に対する流水によって、アイカップ13に連結部材15との連結部位を軸としてそれを回転させようとする力が作用するおそれがあるが、本発明では、連結部材15の前端部23が二股状であって、上下側部分26a,26bがアイカップ13の上下端縁に延びているので、アイカップ13の動きが規制されてかかる回転力が作用せず、アイカップ13の位置ずれを生じるおそれはないといえる。
図6~図9には、本発明に係るスイミングゴーグル10の変形例の一例として示す、第1~第5変形例における主としてゴーグル本体10aの態様を示している。各変形例におけるスイミングゴーグル10の基本構成は、図1~図5に示した実施形態と同様であって、相違する点についてのみ以下に説明する。
<第1変形例>
図6(a)は、本発明に係るスイミングゴーグル10の変形例の一例である、第1変形例における図2と同様の図である。本変形例においては、連結部材15のうちのアイカップ13と重なる部分のほぼ全体がアイカップ13に固定されており、いわば、前端域23全体が固定部30となっていて、自由部31は固定部30から後方へ延びる中間域24の一部である。屈曲誘導部40は、連結部材15を縦断するように上下方向Yへ延びる1条の凹条溝であって、固定部30とアイカップ13に固定されていない自由部31との境界ライン32上及び/又はその近傍に位置している。さらに、屈曲誘導部40は、アイカップ13の外側縁13c上又はその近傍に位置している。
かかる態様であっても、連結部材15に前方へ向かう力Fが作用した場合において、連結部材15を屈曲誘導部40を起点として幅方向の外側に屈曲させることができるといえる。ただし、固定部30がアイカップ13の外側部13bに位置することから、自由部31がアイカップ13と重なる部分に位置する場合に比べて、比較的に大きな前方へ向かう力Fが作用した場合には、屈曲誘導部40において完全に力Fを逃がすことができずに、その一部がアイカップ13に作用するおそれがあるといえる。
<第2変形例>
図6(b)は、スイミングゴーグル10の第2変形例における図2と同様の図である。本変形例においては、第1変形例と同様に、連結部材15のうちのアイカップ13と重なる部分のほぼ全体がアイカップ13に固定されており、いわば、前端域23全体が固定部30となっていて、自由部31は固定部30から後方へ延びる中間域24の一部である。屈曲誘導部40は、連結部材15の上下側部分26a,26bのそれぞれにおいて縦方向Yへ延びる1条の凹条溝であって、固定部30とアイカップ13に固定されていない自由部31との境界ライン32上及び/又はその近傍に位置している。
本変形例においては、第1変形例とは異なり、一対の屈曲誘導部40が上下方向Yへ連続して延びていないが、屈曲誘導部40が形成されていない薄板状部分27は比較的に肉薄であって変形し易いことから、連結部材15に前方へ向かう力Fが作用されたときに、屈曲誘導部40を介して連結部材15を幅方向Xの外側へ屈曲させることができる。
<第3変形例>
図7(a)は、本発明に係るスイミングゴーグル10の第3変形例における図5(a)と同様の図、図7(b)は、第3変形例における図5(b)と同様の図である。本変形例においては、屈曲誘導部40が、前後方向Zへ起伏を繰り返して延びる伸縮域から形成されている。屈曲誘導部40がかかる態様を有する場合には、連結部材15に対して前方へ向かう力Fが作用したときにその力を吸収するように収縮して、アイカップ13にかかる力が直接作用するのを抑制することができる。
<第4変形例>
図8(a)は、本発明に係るスイミングゴーグル10の第4変形例における図2と同様の図、図8(b)は、第4変形例における図5(a)と同様の図である。本変形例においては、図8(b)の拡大図に示すとおり、屈曲誘導部40は、自由部31の上下側部分26a,26bの上下側縁15c,15d間において上下方向Yへ延び、かつ、前後方向Zにおいて互いに間隔を空けて配置された複数条の凹条溝41-43から形成される。屈曲誘導部40がかかる態様を有する場合には、上下方向Yへ延びる単数の凹条溝から形成される場合に比して、前方へ向かう力Fを広い範囲で吸収して逃がすことができる。
<第5変形例>
図9(a)は、本発明に係るスイミングゴーグル10の第5変形例における図2と同様の図、図9(b)は、本発明に係るスイミングゴーグル10の第5変形例における図5(a)と同様の図である。本変形例においては、図5(b)の拡大図に示すとおり、屈曲誘導部60が、連結部材15の自由部31の内面5において幅方向Xへ延びる凹部61と外面6において幅方向Xへ延びる凹部62とを有する。凹部61,62が厚さ方向において互いに対向するように連結部材15の内外面5,6に形成されていることによって、屈曲誘導部60は連結部材15の他の部分に比べてより肉薄かつ柔軟性に優れ、屈曲し易くなるといえる。屈曲誘導部60は、図示したような帯状のほかに、各図に示したような形状であってもよいし、内面5に位置する凹部61と外面6に位置する凹部62とが、厚さ方向(幅方向X)において互いに重なっていない部分があってもよい。
既述の変形例のほかに、図示していないが、他の変形例として、例えば、図9(a),(b)で屈曲誘導部60として示したような帯状の部分であって、連結部材15の固定部30と自由部31との境界ライン32を含めた部分を他の部分に比べて剛性の低い柔軟な材料で形成して、他の部分より弾性変形が容易な屈曲誘導部としてもよい。
本明細書において、スイミングゴーグル10を構成する各構成材料には、特に記述がなされている場合を除き、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている「第1」、「第2」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
5 連結部材の内面
6 連結部材の外面
10 スイミングゴーグル
11 レンズ部
12 フレーム部
13 アイカップ
14 ヘッドストラップ
15 連結部材
23 前端域
26a 前端域の上側部分
26b 前端域の下側部分
30 固定部
31 自由部
32 境界ライン
40 屈曲誘導部
41 凹条溝
42 凹条溝
43 凹条溝
60 屈曲誘導部
61 凹部
62 凹部

Claims (6)

  1. 前後方向と上下方向とを有し、レンズ部と前記レンズ部の周縁から延出して前記後方向へ延びるフレーム部とが一体に形成されたアイカップと、ヘッドストラップと、前記アイカップと前記ヘッドストラップとを連結するための連結部材とを含むスイミングゴーグルにおいて、
    前記連結部材は、可撓性であって前記ヘッドストラップよりも高い剛性又は硬質の材料から形成されており、前記アイカップに固定された固定部と、前記固定部から後方へ延びていて前記アイカップに固定されていない自由部とを有し、
    前記固定部と前記自由部との境界ライン近傍には、屈曲誘導部が位置していて、
    前記連結部材は、前端域をさらに有し、前記前端域は、前記固定部と、前記アイカップと重なる前記自由部とを有し、
    前記連結部材の前記前端域が前記上下方向へ分岐する二股状であって、前記自由部が上下方向に互いに離間対向する上側部分と下側部分とを有し、前記屈曲誘導部が前記自由部の前記上下側部分の前記前後方向の全域に延びている ことを特徴とする前記スイミングゴーグル。
  2. 前記屈曲誘導部は、凹条溝である請求項に記載のスイミングゴーグル。
  3. 前記凹条溝は、前記上下方向へ延びている請求項に記載のスイミングゴーグル。
  4. 前記屈曲誘導部は、前記連結部材のうちの他の部分よりも剛性の低い柔軟材料から形成されている請求項に記載のスイミングゴーグル。
  5. 前記屈曲誘導部は、前記前後方向へ起伏を繰り返して延びる伸縮域である請求項に記載のスイミングゴーグル。
  6. 前記屈曲誘導部は、前記連結部材の外面と内面とに形成された凹部である請求項に記載のスイミングゴーグル。
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