JP3243345B2 - 水泳用ゴーグル - Google Patents
水泳用ゴーグルInfo
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Description
るものである。
1−36505 号公報や米国特許第4,264,987 号明細書に記
載のものが公知である。前記従来の水泳用ゴーグルは、
左右一対のアイカップと、該一対のアイカップの対向内
端部を連結する連結部材と、前記一対のアイカップの外
端部に結合された接続部材と、該接続部材の外端部同士
を結合する弾性バンドとから構成されている。
では、アイカップと顔面の水密性を維持し、且つ、アイ
カップの位置ずれを防止するために、弾性バンドの張力
が大となるよう該バンドの長さを調節していた。しか
し、この調節の結果、バンドの張力が大きすぎると、ア
イカップが眼窩ないしその近傍に強く食い込み、着用者
に苦痛を与えることになる。その苦痛を避け、且つ、水
密性を維持できる程度に張力を小さくすると、飛び込み
時の衝撃等の外力によって顔面上でのアイカップの位置
がずれ、またはアイカップの反転を惹起する場合があっ
た。
を円柱体51に巻き掛けてその両端部を矢印方向に引っ張
ると、円柱体51に接しているゴムバンド50の部分Aは、
摩擦によってその伸びが拘束されるが、円柱体51に接し
ていない部分Bは大きく伸びる。同様のことがスイミン
グゴーグルを頭部に装着した時に起こる。即ち、図27
に示すように、頭部52の後方部分A ではバンド53と頭部
52の密着度が高く、その摩擦によりバンド53の伸縮が拘
束されるのに対し、頭部52の前方部分B では、バンド53
と頭部52の密着度が低く、換言すれば、伸縮の自由度が
高く、この伸縮し易い部分B が飛び込み時の衝撃で過度
に伸長して、アイカップ54の位置ずれや反転が惹起され
ることが判明した。
れたもので、アイカップの位置ずれや反転を防止するこ
とを目的とする。また、アイカップの顔面フィット性の
向上を図ることを目的とする。
め、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明の水泳
用ゴーグルは、左右一対のアイカップと、該一対のアイ
カップの対向内端部を連結する連結部材と、前記一対の
アイカップの外端部に結合された接続部材と、該接続部
材の外端部同士を結合する弾性バンドとから構成され、
かつ、前記ゴーグルを頭部に装着したとき、前記左右両
側の接続部材は、ともにその外端が左右の耳の近傍に達
する長さを有することを特徴としている。
部分をゴム状弾性体から構成し、該ゴム状弾性体部分
は、着用時における該ゴム状弾性体部分の引張ひずみ
が、前記弾性バンドの引張ひずみより小さくなるよう構
成することが好ましい。また、前記接続部材は、前記ア
イカップとの結合付近で、該アイカップの上下縁部及び
前面と滑らかに接続し、且つ、前記アイカップとの結合
部から前記バンドとの結合部に至るに従い、上下の幅お
よび厚みが薄くなるよう形成することが好ましい。
動自在に装着されるベルトアジャスターと、弾性バンド
端に装着される尾錠と、前記ベルトアジャスターと尾錠
を接続するベルトクリップとから構成し、該ベルトクリ
ップを前記ゴム状弾性体とし、前記アジャスター及び尾
錠を硬質プラスチック製とすることが好ましい。前記ベ
ルトアジャスターは、アイカップに上下方向回動自在に
取付けることができる。
ップに左右方向回動自在に取付けてもよい。前記接続部
材は、ベルトアジャスター、ベルトクリップ及び尾錠を
一体成形して成るものとすることができる。前記アイカ
ップの外端部に外面側から凹部を形成し、該凹部は上下
壁、外端壁、および底壁で囲われており、前記外端壁を
円弧面に形成し、且つ、前記外端壁には前記凹部の内部
と外部とを連通する孔を開設し、前記接続部材のベルト
アジャスターには、前記孔に上下方向の遊びをもって挿
通されて凹部内部に突出する係合部を有し、該係合部に
は係合孔を設け、且つ、該ベルトアジャスターには、前
記外端壁の円弧面に摺接する円弧面を形成し、前記凹部
の開口部にベルトストッパーを嵌着し、該ストッパーに
前記係合孔に挿通される係止軸部を突設し、前記外端壁
の円弧面およびベルトアジャスターの円弧面を、前記係
止軸部を中心とする円弧面に形成することができる。
形で接続することができる。前記アイカップは、硬質プ
ラスチック製の本体と、該本体に嵌着または接着されて
顔面に当接する弾性部材製のパッドとから構成し、前記
接続部材は、前記パッドに、または前記本体及びパッド
に一体成形で結合することができる。前記接続部材は、
その長さの大部分又は一部分を布、合成樹脂等の非伸縮
性で可撓性の材料から構成してもよい。また、前記接続
部材は、硬質材料から構成されており、該接続部材を、
前記アイカップと回動自在に結合してもよい。
続部材の外端までの長さは、約70mm以上100mm
以下であることが好ましい。前記一対のアイカップの対
向内端部に前記連結部材の取付部が形成され、該取付部
は、内側に至るに従いその間隔が狭くなる上下の壁と、
該上下壁間に形成された平坦面と、該平坦面に開設され
た係止孔とを有し、前記連結部材は、鼻ベルトとクリッ
プとからなり、前記鼻ベルトの両端部は前記平坦面に載
置され、かつ、該鼻ベルトの両端部には、前記係止孔と
合致する孔が設けられ、前記クリップは、前記上下壁間
に嵌合されるテ−パ面に形成された嵌合部と、該嵌合部
から突出して前記平坦面の係止孔および鼻ベルトの孔に
挿通される脚部とから構成されていてもよい。
対のアイカップと、該一対のアイカップの対向内端部を
連結する連結部材とから構成されており、前記一対のア
イカップの対向内端部に前記連結部材の取付部が形成さ
れ、該取付部は、内側に至るに従いその間隔が狭くなる
上下の壁と、該上下壁間に形成された平坦面と、該平坦
面に開設された係止孔とを有し、前記連結部材は、鼻ベ
ルトとクリップとからなり、前記鼻ベルトの両端部は前
記平坦面に載置され、かつ、該鼻ベルトの両端部には、
前記係止孔と合致する孔が設けられ、前記クリップは、
前記上下壁間に嵌合されるテ−パ面に形成された嵌合部
と、該嵌合部から突出して前記平坦面の係止孔および鼻
ベルトの孔に挿通される脚部とから構成されていること
を特徴としている。
耳の近くに達する長いものに構成されているので、弾性
バンドと頭部との密着性が向上し、飛び込み時の外力に
より弾性バンドが伸長することがなくなる。従って、ア
イカップの位置ずれや反転が防止される。また、長さの
長い接続部材を設けることにより、アイカップの顔面に
対するフィット性が悪くなるが、該接続部材をゴム状弾
性体で構成すことにより、該接続部材の弾性変形を可能
とするので、アイカップのフィット性の悪化が防止され
る。
連結することにより、フィット性のより一層の向上が図
れる。なお、接続部材の一部又は大部分をゴム状弾性体
で構成することにより、飛び込み時に該接続部材が伸び
ようとするが、着用時における該ゴム状弾性体部分の引
張ひずみを、前記弾性バンドの引張ひずみより小さくな
るよう構成すれば、伸びが防止され、アイカップの位置
ずれは生じない。前記接続部材の一部を布、合成樹脂等
の非伸縮性で可撓性の材料から構成することができる。
な硬質材料から構成した場合、該接続部材とアイカップ
とを回動自在に結合することで、顔面フィット性の向上
が図れる。前記接続部材を、前記アイカップとの結合付
近で、該アイカップの上下縁部及び前面と滑らかに接続
するよう形成し、また、前記接続部材を、前記アイカッ
プとの結合部から前記弾性バンドとの結合部に至るに従
い、上下の幅および厚みが薄くなるよう形成するのが合
目的的である。このように流線形に形成することで、流
体抵抗の減少が図られ、競技用として最適となる。
装着されるベルトアジャスターと、弾性バンド端に装着
される尾錠と、前記ベルトアジャスターと尾錠を接続す
るベルトクリップとから構成するのが好ましい。そし
て、前記ベルトクリップを前記ゴム状弾性体とし、前記
アジャスター及び尾錠を、硬質プラスチック製とするの
が好ましい。このように、接続部材とアイカップとの結
合部材を硬質プラスチックとすることにより、摩耗の防
止が図られる。また、ベルトアジャスター、ベルトクリ
ップ及び尾錠を一体成形することにより、接続部材とア
イカップの一体感を高め、流体抵抗の減少及びデザイン
性の向上を図り、意匠的効果を高めることができる。
連結部材のクリップのテ−パ面が、アイカップの鼻ベル
ト取付部に形成されたテ−パ面に嵌合し、アイカップと
鼻ベルトとの上下方向及び左右方向の動きが規制される
ので、さらなる顔面フィット性の向上が図れる。
る。図1〜図3に示すように、本発明のゴーグル1 は、
左右一対のアイカップ2,2と、両アイカップ2,2 の対向
内端部同志を連結する連結部材3 と、弾性バンド4と、
及び、アイカップ2 と弾性バンド4 を接続する接続部材
5 とにより構成されている。図4〜図8に示すように、
前記アイカップ2 は、透明又は半透明のポリカーボネイ
ト等の合成樹脂により一体成形されており、前面の平板
状レンズ部6 と、該レンズ部6 の周縁から後方に突出す
る周壁部7 とを備えている。該周壁部7の後端には柔軟
な弾力性を有する環状のパッド(図示省略) を装着する
パッド装着部8 が形成されている。該周壁部7 の左右対
向内側には、連結部材3 の取付部9 が突設されている。
周壁部7 の各外端には接続部材接続部14が設けられてい
る。
形の平坦面10とされている。平坦面10の上下端部には、
前方に突出する上下壁11,11 が形成されている。該上下
壁11のさらに対向内端側に連結片12が突設されている。
この連結片12にその上下面を貫通する略方形状の係止孔
13が設けられている。そして、前記上下壁11の上下対向
面は、連結片12側が狭くなるテ−パ面11A とされている
が、外側上下面は、滑らかな曲面とされ、流体抵抗を少
なくすると共に外観の向上が図られている。前記アイカ
ップ2 の各周壁部7 の左右方向の外端側(前記取付部9
の反対側)は、後方に傾斜状に延出され、その端部が前
記接続部材接続部14とされている。該接続部14には前面
側から凹部15が形成されている。この凹部15の後壁16は
その内外両壁面16A,16B が、図11に示すように点Pを
中心とする円弧面とされると共に、上下方向に長い長方
形のベルトアジャスター係合孔17が貫通状に設けられて
いる(図4, 図7, 8参照) 。
孔17が、夫々後述のベルトアジャスター回動案内面とさ
れている。前記連結部材3 は、鼻ベルト18とクリップ19
とからなる。鼻ベルト18は、ナイロンエラストマー等の
合成樹脂製で、図14に示すように、その後側( 顔面
側)に凹部18A が形成されると共に後面中央部が弯曲面
とされている。鼻ベルト18の左右側面後端寄りに係合突
片20,20 が設けられており、該係合突片20には前後方向
に貫通する長方形のクリップ係止孔21が設けられてい
る。鼻ベルト18の前側左右側面は中央に向って窪むクリ
ップ嵌合凹部18B が形成されている。
成樹脂等の材料からなり、図15(a) 〜(e) に示すよう
に、正面視略将棋の駒形の嵌合部22と、該嵌合部22の裏
面に突設した2本の係止脚部23とからなる。嵌合部22の
上下面がアイカップ2 のテ−パ面11A に嵌合するテ−パ
面22A とされている。このテ−パ面22A で挟まれた鼻側
端部は突部22B に形成され、該突部22B が鼻ベルト18の
嵌合凹部18B に嵌合する。また、前記テ−パ面22A に挟
まれた前記突部22B とは反対側の端部は、凹部22C に形
成されている。この凹部22C は、前記アイカップ2 のレ
ンズ部6 の正面対向内側円弧6A(図5参照) と一致する
円弧面とされている。
ップ19の前面19A は鼻ベルト18の前面及びアイカップ2
の上下壁11外面と面一になる滑らかな曲面とされてい
る。また、クリップ19の係止脚部23の端部には、係止爪
23A が形成され、該脚部23が前記鼻ベルト18のクリップ
係止孔21及びアイカップ2 の係止孔13を貫通し、前記連
結片12の係止孔13周辺に前記係止爪23A が引掛って、ク
リップ19の抜け止めができるようにしてある。前記鼻ベ
ルト18は、ゴーグル1 を装着した場合に、左右に引張ら
れるため、クリップ19はその係止脚部23を介して対向内
方に引張られ、クリップ19のテ−パ面22A がアイカップ
2 の取付部テ−パ面11A に嵌合し、クサビ効果によって
クリップ19がアイカップ2 の取付部9 に強固に固定さ
れ、両アイカップ2 の左右方向及び上下方向の動きが規
制されてぐらつくことがなく、両アイカップ2,2 の連結
状態が安定し、ゴーグル1 装着者の顔面にしっかりとか
つ安定よくフイットさせることができる。
の顔面形状、大きさに対応しうるよう、最少限、大、
中、小の長さの異なる3種類を作成し、ゴーグル装着が
自分の顔面にフイットする長さのものを選択できるよう
にしてある。前記弾性バンド4 は、従来一般に採用され
ているゴムベルトである。前記接続部材5 は、図1に示
すように、その後端部は耳55の近傍に達する長さとされ
ている。アイカップ2 のレンズ部6 の表面外端から接続
部材5 の後端部迄の長さは、約70mm以上、100mm 以下と
されている。
示すように、硬質プラスチック製のベルトアジャスター
24及び尾錠25と、ゴム状弾性体である高弾性(軟質) プ
ラスチック製のベルトクリップ26とから成る。接続部材
5 は、ベルトアジャスター24、尾錠25、及びベルトクリ
ップ26を一体的に結合した一体成形品とされている。そ
して、接続部材5 は、ベルトストッパー27を介してアイ
カップ2 の取付部14に上下方向に相対回動可能に装着さ
れている。
〜(e) に示すように、上下面がアイカップ2 のベルト接
続部14の端部上下面と面一とされかつ円弧状の回動案内
面28A を備えた本体部28と、該案内面28A から突出した
正面視略方形状の係合部29と、ベルトクリップ結合部30
とから成る。該結合部30は2本の結合棒状部31を介して
本体部28と結合され、前記係合部29には円弧状係合孔32
が上下方向に設けられている。
うに、円弧曲率中心Pを中心とする円弧面を備えてい
る。また、本体部28の案内面28A も、前記中心Pを中心
とする円弧面とされ、ベルトアジャスター24が前記中心
Pを中心として、アイカップ2に対して相対向に回動す
るようになっている。なお、係合部29は、その上下幅W2
が前記アイカップ2 の係合孔17の上下幅W1よりも相当狭
くされて(図11参照)、係合孔17内を上下方向に摺動
可能に挿通されるようになっている。
ように、前側が幅広とされ、ベルトストッパー27の嵌入
係合を容易に行ないうるようにしてある。前記尾錠25
は、図19(a) 〜(g) に示すように、本体部33と、前側
の結合部34と、後側のベルト取付部35とからなる。結合
部34は棒状部34A を介して本体部33と結合されており、
ベルト取付部35には上下方向に長いベルト挿通孔36、ベ
ルト掛部37が形成され、後端に中央が切除されたベルト
押え部38が設けられている。そして、前記ベルトクリッ
プ26は、その成形時に、ベルトアジャスター24の結合部
30と結合棒状部31の全部及び本体部28の一部、並びに、
尾錠25の結合部34と結合棒状部34A の全部及び本体部33
の一部を、各々インサート(埋込み) し、これらを一体
的に結合している。そして、ベルトアジャスター24、尾
錠25及びベルトクリップ26の上下及び前後面が面一とさ
れ、流体抵抗の減少、アイカップ2 との一体感及びデザ
イン性の向上が図られている。
ルトクリップ26の引っ張り歪が前記弾性バンド4 の引っ
張り歪よりも小さくなるよう構成されている。ベルトク
リップ26の引っ張り歪を弾性バンド4 の引っ張り歪より
小さくするためには、ベルトクリップ26の材料として、
弾性バンド4 よりも大きな弾性率を有するものを使用す
るか、または、同じ弾性率の場合なら、弾性バンド4 よ
りも断面積を大きくすればよい。前記ベルトストッパー
27は、図11, 13, 16, 20に示すように、アイカ
ップ2 の取付部14に設けた凹部15に嵌合する蓋状の嵌合
部39と、裏面に突設した断面形状が円弧帯状の係止軸部
40とから成る。嵌合部39の前面が前記取付部14の前面と
面一になるように滑らかな弧状面とされている。係止軸
部40は前記アジャスター24の係合孔32に遊嵌される。該
軸部40の上下幅が係合孔32の上下幅よりも狭くされてい
るので、前記接続部材5 がアイカップ2 に対し、中心P
を中心として上下に夫々5度程度回転可能とされている
(図21参照)。
A が突設され、該爪40A がベルトアジャスター24の係合
部29後面の係合孔32周辺に引掛って容易に抜けないよう
になっている。なお、接続部材5 は、前記アジャスター
24の係合孔32に遊嵌した係止軸部40によって前後方向の
動きが規制され、該係止軸部40及びアイカップ2 の取付
部外壁面16B 、係合孔17に案内されて相対回動する。本
実施例において、図9に示すように両アイカップ2,2 を
連結部材3 により連結する場合は、顔面形状、大きさに
応じて大、中、小いずれかの鼻ベルト18を選び、両アイ
カップ2 の取付部9 の連結片12前面に鼻ベルト18の両端
係合突片20を当接させて前記両係止孔13,21 を合致させ
た後、クリップ19をその係止脚部23が前記孔13,21 に挿
通するようにアイカップ2 の上下壁11間に、嵌合させる
ことにより、簡単かつ確実に連結できる。
アイカップ2 に接続する場合は、ベルトアジャスター24
の係合部29を、アイカップ2 のベルト接続部14の係合孔
17に挿通し、外壁面16B にアジャスター24の案内面28A
を当接させた後、ベルトストッパー27をその係止軸部40
が前記アジャスター24の係合孔32に嵌入されるように、
ベルト接続部14の凹部15に嵌合させることにより、簡単
かつ確実に接続できる。なお、弾性バンド4 を尾錠25に
取付ける場合及び弾性バンドの長さ調整は、従来と同様
にして行なうことができる。
料から構成したものである。この場合も、接続部材5 の
後端部は耳55の近傍に位置している。アイカップ2 の顔
面フィット性の向上を図るため、接続部材5 とアイカッ
プ2 とは回動自在に枢結されている。前記接続部材5
は、その長さの大部分又は一部分を布、合成樹脂等の非
伸縮性で可撓性の材料からから構成することができる。
図23〜図25に示すように、前記アイカップ2 を、硬
質プラスチック製の本体2aと、該本体2aに嵌着または接
着されて顔面に当接する弾性部材製のパッド2bとから構
成し、前記接続部材5 を、前記本体2aに、又は、パッド
2bに、または、前記本体2a及びパッド2bに一体成形で結
合することができる。
のではなく、例えば、係止軸部40は断面円形の軸(又は
ピン)とすることができると共に、該軸部40を中心とし
てベルトアジャスター24とアイカップ2 を相対回動可能
にすることができ、アイカップ2 のレンズ部6 に矯正レ
ンズが設けられているものに採用でき、水泳用ゴーグル
以外の他のゴーグルに採用できるほか、適宜設計変更す
ることがきる。本発明は、その精神及び必須の特徴的事
項から逸脱することなく他のやり方で実施することがで
きる。本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なも
のであり、限定的なものでない。発明の範囲は、添付の
クレームによって示されており、それらのクレームの意
味の中に入る全ての変形例は本願発明に含まれるもので
ある。
接続部材の外端が耳の近くに達する長いものに構成され
ているので、弾性バンドと頭部との密着性が向上し、飛
び込み時の外力により弾性バンドが伸長することがな
く、アイカップの位置ずれ及び反転を防止することがで
きる。また、本発明によれば、接続部材は、アイカップ
に装着されるベルトアジャスターと、弾性バンド端に装
着される尾錠と、ベルトアジャスターと尾錠とを接続す
るベルトクリップとを一体的に結合した一体成形品とさ
れ、ベルトクリップが、ゴーグルを頭部に装着したとき
にベルトクリップの引張ひずみが前記弾性バンドの引張
ひずみより小さくなるゴム状弾性体とされているので、
次のような効果を有する。
プラスチックのような硬質材料から構成した場合には、
アイカップの顔面フィット性が悪くなるし、飛び込み時
等に顔面への衝撃が大きくなって安全性に欠けることに
なるが、接続部材のうちのベルトクリップをゴム状弾性
体で構成しているので、接続部材が弾性変形することが
可能となり、アイカップの顔面フィット性の向上が図ら
れるし、また、飛び込み時等に顔面への衝撃を緩和する
ことができて、安全性も向上する。しかも、接 続部材の
ベルトクリップをゴム状弾性体で構成することにより、
飛び込み時に接続部材が伸びようとするが、着用時にお
けるベルトクリップの引張ひずみを、弾性バンドの引張
ひずみより小さくなるよう構成しているので、接続部材
の過大な伸びが防止され、アイカップの位置ずれも生じ
ることがなくなる。
ャスターは、ゴム状弾性体とはされていないので、接続
部材のアイカップへの装着部分であるベルトアジャスタ
ーの摩耗の防止を図ることができるし、接続部材のアイ
カップへの装着を、より確実でかつ簡単になし得るよう
になる。さらに、飛び込み時等の衝撃は、上記の如くゴ
ム状弾性体で構成されたベルトクリップで緩和すること
ができて、アイカップに装着されるベルトアジャスタ
は、アイカップの動きにうまく追従させることができる
ため、衝撃によって、ベルトアジャスタがアイカップか
ら不測に外れたりするのを効果的に防止することができ
るし、ベルトアジャスターがアイカップとの間で衝当や
干渉が生じるのを防ぐことができ、この点からも、ベル
トアジャスターが摩耗や破損を生じるのを効果的に防止
することができる。
と、尾錠と、ゴム状弾性体のベルトクリップとを一体的
に結合した一体成形品とされているので、流体抵抗の減
少及びデザイン性の向上を図り、意匠的効果を高めるこ
とができる。
図である。
る。
示す横断面拡大図である。
正面図、(b)は(a)のD−D断面図、(c)は背面
図、(d)は(c)のE−E線断面図である。
し、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は(a)
の左側面図、(d)は(a)の右側面図、(e)は
(d)の左側面図、(f)は(c)のF−F線断面図で
ある。
(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は(a)のI
矢視図、(d)は(a)のH−H線断面図、(e)は
(b)のK−K線断面図である。
(b)は背面図、(c)は(a)のL矢視図、(d)は
(c)の左側面図、(e)は(c)の右側面図、(f)
は(b)のM−M線断面図、(g)は(a)のN−N線
断面図である。
ある。
説明図である。
施例を示す側面図である。
本発明の実施例を示す断面図である。
た本発明の実施例を示す断面図である。
成形された本発明の実施例を示す断面図である。
ある。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 左右一対のアイカップと、該一対のアイ
カップの対向内端部を連結する連結部材と、前記一対の
アイカップの外端部に結合された接続部材と、該接続部
材の外端部同士を結合する弾性バンドとから構成されて
おり、かつ、着用時、前記接続部材は、その後端部が耳
の近傍に達する長さを有し、前記接続部材は、アイカップに装着されるベルトアジャ
スターと、弾性バンド端に装着される尾錠と、ベルトア
ジャスターと尾錠とを接続するベルトクリップとを一体
的に結合した一体成形品とされ、 ベルトクリップが、ゴーグルを頭部に装着したときにベ
ルトクリップの引張ひずみが前記弾性バンドの引張ひず
みより小さくなるゴム状弾性体とされている ことを特徴
とする水泳用ゴーグル。 - 【請求項2】 前記接続部材は、前記アイカップとの結
合付近で、該アイカップの上下縁部及び前面と滑らかに
接続し、且つ、前記アイカップとの結合部から前記バン
ドとの結合部に至るに従い、上下の幅および厚みが薄く
なるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記
載の水泳用ゴーグル。 - 【請求項3】 前記接続部材のベルトアジャスター及び
尾錠が、硬質プラスチック製とされていることを特徴と
する請求項1に記載の水泳用ゴーグル。 - 【請求項4】 前記ベルトアジャスターは、アイカップ
に上下方向回動自在に取付られていることを特徴とする
請求項1に記載の水泳用ゴーグル。 - 【請求項5】 前記アイカップの外端部に外面側から凹
部が形成され、該凹部は上下壁、外端壁、および底壁で
囲われており、前記外端壁は円弧面に形成され、且つ、
前記外端壁には前記凹部の内部と外部とを連通する孔が
開設され、 前記接続部材のベルトアジャスターには、前記孔に上下
方向の遊びをもって挿通されて凹部内部に突出する係合
部を有し、該係合部には係合孔が設けられ、且つ、該ベ
ルトアジャスターには、前記外端壁の円弧面に摺接する
円弧面が形成されており、 前記凹部の開口部にベルトストッパーが嵌着され、該ス
トッパーに前記係合孔に挿通される係止軸部が突設され
ており、 前記外端壁の円弧面およびベルトアジャスターの円弧面
は、前記係止軸部を中心とする円弧面に形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の水泳用ゴーグル。 - 【請求項6】 前記アイカップのレンズ表面の外端から
接続部材の外端までの長さは、約70mm以上100m
m以下であることを特徴とする請求項1に記載の水泳用
ゴーグル。 - 【請求項7】 前記一対のアイカップの対向内端部に前
記連結部材の取付部が形成され、該取付部は、内側に至
るに従いその間隔が狭くなる上下の壁と、該上下壁間に
形成された平坦面と、該平坦面に開設された係止孔とを
有し、 前記連結部材は、鼻ベルトとクリップとからなり、 前記鼻ベルトの両端部は前記平坦面に載置され、かつ、
該鼻ベルトの両端部には、前記係止孔と合致する孔が設
けられ、 前記クリップは、前記上下壁間に嵌合されるテ−パ面に
形成された嵌合部と、該嵌合部から突出して前記平坦面
の係止孔および鼻ベルトの孔に挿通される脚部とから構
成されていることを特徴とする請求項1に記載の水泳用
ゴーグル。
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- 1993-09-20 JP JP23354293A patent/JP3243345B2/ja not_active Expired - Lifetime
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