JP3977129B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくはトナー像の被転写体への転写時に、最適な転写バイアスの設定を行う転写制御方法、及びこの方法により転写を行う制御手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置においては、主に接触帯電方式を用いた転写手段に対して、ATVC(Active Transfer Voltage Control)とよばれる、画像を転写する時以外に転写部に電流を流し、このときの電流電圧値から最適な転写バイアスを設定する方法が提案されている。この制御方法について、図10を用いて説明する。図10は従来の画像形成装置の説明図である。
【0003】
本図において、像担持体としての101は感光体ドラム、102は一次帯電手段、103は露光手段、104は現像装置、105は転写手段、106はクリーナーである。一次帯電装置102により、感光体ドラム101が一様に帯電された後、画像信号に応じた露光が露光手段103によってなされることにより、感光体ドラム101上に静電潜像が形成される。その後、現像装置104によってトナー像が現像され、感光体ドラム101上のトナー像は転写手段105によって転写材Pに転写される。感光体ドラム101上に残った転写残トナーはクリーナー106によって回収される。
【0004】
本図において、転写手段105は弾性ローラーを用いた接触帯電方式であり、オゾンレス、低コストなどの利点から、電子写真画像形成装置に従来からよく用いられている。しかしながら、上記のような転写手段としての弾性ローラー(以下「転写ローラー」と呼ぶ)は、製造時の抵抗ばらつきを抑えることが難しいうえ、雰囲気環境の温湿度変化や耐久劣化などにより抵抗が変化してしまう。
【0005】
このため、転写高圧電源に定電流制御と定電圧制御の出来る制御手段、及びこのときの電圧、電流を検知する検知手段をもち、画像形成の前回転時に転写バイアスを定電流制御を行い、このときの感光体ドラム101の帯電電位と転写ローラ105の抵抗値に対する最適な転写電圧とを検知し、画像を転写する際には先に検知した転写電圧で定電圧制御を行う方法が知られている。この方式によれば、一度決めた電圧値で、転写材Pのサイズによらず最適な転写を行うことが出来る。
【0006】
また一方で、転写部における像担持体と被転写体の速度について、複数の設定を持つ画像形成装置についていくつか提案されている。
【0007】
特開平09−325625号公報においては、レーザービームプリンターの高解像度化を実現するために、感光体ドラムの周速度を落とすことで、レーザーをスキャンさせるポリゴンミラーの回転速度を高めることなく、感光体ドラムへのレーザースキャンの密度を高めるという方法が示されている。このとき、感光体ドラムの回転を落とすのに伴い、転写部の速度も落とすことになる。
【0008】
また、特開平08−286528号公報によれば、転写材として厚紙やOHTを用いた場合に、画像の十分なグロスや混色性を確保するために、定着速度を下げるのが有効であり、これに伴って転写部の速度を落とす方法が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように転写速度を下げた場合に、転写バイアスが最適値からずれてしまい、画像の不良が生じるという課題が発生する。これに対し、上述の特開平09−325625公報及び特開平08−286528号公報においては、異なる複数の転写速度の各々においてATVCを実施することで、それぞれの転写速度で最適な転写バイアスが設定されるとしている。
【0010】
しかしながら、画像形成動作の前回転時にATVCを行うことは、画像形成時間を長くする原因であり、転写速度が変わる際、各々の転写速度に対してATVCを行うこの方法では、遅い転写速度の際の画像形成時間はより長くなるという課題を有していた。また、画像形成時間を短縮するために、毎回の画像形成動作中ではなく、所定印字枚数ごとや所定経過時間ごとなど、特定の時のみにATVCを行う画像形成装置においても、その都度、転写速度を変えながらATVC動作を行う必要があり、これらの間にユーザーを長く待たせてしまうという課題があった。
【0011】
そこで本発明の目的は、画像形成動作中に転写速度を変化させても、該転写速度変化に伴うユーザーの待ち時間をなくすことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、像担持体と、転写電圧が印加されて被転写体に前記像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、前記転写手段に電圧を印加する転写電流を検知する検知手段と、を有し、前記像担持体から前記トナー像を前記被転写体に転写する転写速度を複数設定可能な画像形成装置において、前記転写速度が転写速度S1に設定されている状態で前記検知手段が検知した転写電流に基づいて決定された、前記転写速度S1の転写電圧V1と、雰囲気環境から得られる環境係数Hとを用い、前記転写速度S1と異なる転写速度S2の転写電圧V2を、V2=H×(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc〔Vdcは、転写手段の放電開始電圧〕の関係によって決定することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1は第1実施形態の画像形成装置における像担持体周辺の概略図である。
【0014】
図1は、本発明に係る画像形成装置の概略を示している。この画像形成装置100は、4つの感光体ドラム1a〜1dを持ち、中間転写体を用いたフルカラー電子写真画像形成装置であり、各感光体ドラム1a〜1dの周囲に、帯電ローラー2a〜2d、露光装置3a〜3d、現像装置4a〜4d、クリーナー6a〜6d等を有するプロセスユニットPa,Pb,Pc,Pdが設けられている。これらの各プロセスユニットPa〜Pdにより、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色の画像が形成されると共に、各感光体ドラム1a〜1dは図の矢印方向に回転自在となっている。
【0015】
各感光体ドラム1a〜1d上に形成された画像は、一次転写ローラー53a,53b,53c,53dを有する一次転写部において、感光体ドラム1a〜1dに隣接して移動通過する中間転写ベルト(ベルト状の像担持体)51上に順次転写され、該中間転写ベルト51上に転写された画像は、更に二次転写ローラー56,57を有する第2の転写部において、紙等の転写材へ転写される構成となっている。
【0016】
以下、図2に基づき、前述したプロセスユニットについて説明するが、4つのプロセスユニットPa〜Pdは同一の構成となっているので、ここでは、プロセスユニットPaについて説明する。
【0017】
本プロセスユニットPaは、図示しない装置本体によって回動自在に支持された感光体ドラム1aを備えていて、該感光体ドラム1aは、アルミニウム等の導電性基体11と、その外周に形成された光導電層12を基本構成とする一般的な有機感光体ドラムである。その中心には支軸13を有し、この支軸13を中心として矢印R1方向に、不図示の駆動手段によって回転駆動されるようになっている。
【0018】
感光体ドラム1aの上方には、帯電ローラー2aが配置されていて、該帯電ローラー2aは、感光体ドラム1a表面に接してこの表面を所定の極性、電位に均一に帯電するものであり、ローラー状に構成されている。この帯電ローラー2aは、中心に配置された導電性の芯金21と、その外周に形成された低抵抗導電層22と中抵抗導電層23からなり、芯金21の長手方向の両端部が不図示の軸受部材によって回転自在に支持されていると共に、感光体ドラム1aに対して略平行に配置されている。
【0019】
前記芯金21の軸受部材は、不図示の押圧手段によって感光体ドラム1aの中心に向けて付勢されており、これにより、帯電ローラー2aは、感光体ドラム1a表面に所定の押圧力を持って圧接されている。帯電ローラー2aは、感光体ドラム1aの矢印R1方向の回転に伴って矢印R2方向に従動回転する。帯電ローラー2aは、電源24によってバイアス電圧が印加され、これにより、感光体ドラム1aの表面が均一に接触帯電されるようになっている。
【0020】
感光体ドラム1aの回転方向に沿う帯電ローラー2aの下流側には、露光装置3aが配設されている。該露光装置3aは、例えば画像情報に基づいてレーザー光をOFF/ONしながら走査して感光体ドラム1a上を露光するもので、画像情報に応じた静電潜像を形成するものである。
【0021】
更に、露光装置3aの下流側に配置された現像装置4aは、二成分現像剤を収容した現像容器41を有し、その容器41の感光体ドラム1aに面した開口部内に現像スリーブ42が回転自在に設置されている。この現像スリーブ42内には、該現像スリーブ42上に現像剤を担持させるマグネットローラ43が、現像スリーブ42の回転に対して非回転に固定配置されている。また、現像容器41における現像スリーブ42の下方位置には、現像スリーブ42上に担持された現像剤を規制して薄層の現像剤層に形成する規制ブレード44が設置されている。更に、現像容器41内には、区画された現像室45及び撹拌室46が設けられ、その上方には補給用のトナーを収容した補給室47が設けられている。
【0022】
薄層の現像剤層に形成された現像剤は、感光体ドラム1aと対向した現像領域へ搬送されると、マグネットローラ43の現像領域に位置された現像主極の磁気力によって穂立ちし、現像剤の磁気ブラシが形成される。この磁気ブラシで感光体ドラム1aの面上を擦ると共に、現像スリーブ42に、電源48によって現像バイアス電圧を印加することにより、磁気ブラシの穂を構成するキャリアに付着しているトナーが、静電潜像の露光部に付着して現像し、感光体ドラム1a上にトナー像が形成される。
【0023】
現像装置4aの下流側の感光体ドラム1aの下方には、中間転写ベルト51を挟んで、転写ローラー53aが配設されている。この転写ローラー53aは、接地されている芯金531と、その外周面に円筒状に形成された導電層532によって構成されている。また、該転写ローラー53aは、長手方向の両端部が不図示のスプリング等の押圧部材によって感光体ドラム1aの中心に向けて付勢されている。
【0024】
これにより、転写ローラー53aの導電層532は、所定の押圧力で中間転写ベルト51を介して感光体ドラム1a表面に圧接され、感光体ドラム1aと転写ローラー53aとの間には転写ニップ部が形成される。この転写ニップ部には、中間転写ベルト51が挟まれており、感光体ドラム1a表面と転写ローラー53a間の電位差によって、マイナスに帯電したトナーは、感光体ドラム1a表面から中間転写ベルト51表面に転写される。
【0025】
像転写後の感光体ドラム1aは、クリーナー6aによって残留トナー等の付着物が除去される。クリーナー6aは、クリーナーブレード61および搬送スクリュー62を有し、クリーナーブレード62は、感光体ドラム1aに対して、所定の角度および圧力で不図示の加圧手段により当接されており、感光体ドラム1a表面に残留したトナー等を回収する。回収された残留トナー等は搬送スクリュー62によって搬送排出される。
【0026】
次いで、図1において、各感光体ドラム1a〜1dの下方には、中間転写ユニット5が配設されている。この中間転写ユニット5は、中間転写ベルト51と、転写ローラー53a〜53d、中間転写ベルト駆動ローラー55、二次転写ローラー56,57、テンションローラー58、さらに中間転写ベルトクリーナー60を有している。
【0027】
中間転写ベルト51は、PC、PET、PVDFのような誘電体樹脂によって構成されるが、本実施形態では、体積抵抗率10Ω・cm(JIS−K6911法準拠プローブを使用、印加電圧100V、印加時間60sec、23℃60%RH)、厚みt=90μmのPI樹脂を採用した。
【0028】
また、転写ローラー53aは、φ8mmの芯金と、厚さ4mmの導電性ウレタンスポンジ層からなり、抵抗値は、該転写ローラー53aを、接地された対向ローラーに500g重の荷重で加圧して、50mm/secの周速で回転させながら、芯金に100Vの電圧を印加して測定された電流の関係から求められ、その値は約10Ω(23℃60%RH)であった。
【0029】
感光体ドラム1a〜1d上に形成された各色のトナー像は、上述のように順次中間転写ベルト51上に転写された後、該ベルトの回転とともに二次転写部まで搬送される。一方、このときまでに、給送カセット8から取り出された転写材Pは、ピックアップローラ81を経て搬送ローラー82に供給され、二次転写部において、二次転写ローラー56,57間に印加される二次転写バイアスによって上述のトナー像が転写材P上に転写される。なお、中間転写ベルト51上の転写残トナー等は、中間転写ベルトクリーナー60によって除去、回収される。
【0030】
さらに、二次転写内ローラー56は、φ16mmの芯金と、厚さ7mmの導電性ウレタンソリッド層からなり、抵抗値は、500g重の荷重の下で接地に対して該二次転写内ローラー56を50mm/secの周速で回転させ、芯金に100Vの電圧を印加して測定された電流の関係から求められ、その値は約105Ω(23℃50%RH)であった。
【0031】
二次転写外ローラー57は、φ16mmの芯金と、厚さ7mmの導電性EPDMスポンジ層からなり、抵抗値は、500g重の荷重の下で接地に対して該二次転写外ローラー57を50mm/secの周速で回転させ、芯金に2000Vの電圧を印加して測定された電流の関係から求められ、その値は約108Ω(23℃50%RH)であった。
【0032】
定着装置7は、回転自在に配設された定着ローラー71と、該定着ローラー71に圧接しながら回転する加圧ローラー72とを有している。そして、定着ローラー71の内部には、ハロゲンランプ等のヒーター73が配設されており、ヒーター73への電圧等を制御することにより定着ローラー71の表面の温度調節を行っている。この状態において、転写材が搬送されてくると、定着ローラー71と加圧ローラー72は一定速度で回転し、転写材Pが定着ローラー71と加圧ローラー72の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱される。これにより、転写材表面上の未定着トナー像は溶融して定着され、転写材P上にフルカラー画像が形成される。
【0033】
以下、本発明の特徴的な部分である、通常速度でのATVC動作で得られた転写電圧と転写電流の関係から、1/2速における転写電圧を設定する方法について、前述の構成の画像形成装置の一次転写を例に説明していく。
【0034】
図3は、感光体ドラム1から中間転写ベルト51へトナー像を転写するときの、転写電流Iと感光体ドラム1から中間転写ベルト51への転写効率の関係を示す。
【0035】
本発明者の検討によれば、図3で示されるように、転写電流Iを上げていくと、感光体ドラム1から中間転写ベルト51への転写効率は高くなっていき、所定電流Ib近傍において最大の転写効率となる。そして、この電流Ibを境に強抜けと呼ばれる画像不良が発生し始め、転写効率は下がり始める。このときには、感光体ドラム1と転写ローラー5の間で放電が発生していると考えられる。このように、トナーの転写効率は転写電流Iによって決まるため、転写ローラー5の抵抗値が耐久で変動した際にも、つねに所望の所定電流Ibが流れるように、ATVCで転写電圧を決定する。
【0036】
ATVCについては、いくつかの方法がこれまで提案されているが、ここでは定電圧制御の出来る転写高圧電源と、このときの電圧、電流を検知する不図示の検知手段とをもち、ATVC動作時には、感光体ドラム1を所定の帯電電位に帯電しながら、2段階の電圧Vy、Vzをそれぞれ転写ローラー5が1周する間印加し、このときのそれぞれの転写電流Iy、Izを求め、これらの関係から最適な所定電流Ibを流すのに必要な所定電圧Vbを線形補間から求め(図4)、画像を転写する際には電圧Vbで定電圧制御を行う方法を用いる。
【0037】
さらに、本実施形態における画像形成装置は、転写材Pによって定着の速度を可変としている。すなわち、定着に対してより熱量の必要な厚紙やOHTに対しては、通常の1/2速で定着するモードを持つ。このとき、転写材Pの搬送速度は1/2速となるため、中間転写ベルト51から転写材Pへの二次転写部における転写速度、および、感光体ドラム1a〜1dから中間転写ベルト51への一次転写部における転写速度も1/2速となる。仮に、二次転写部における転写速度を通常速度で行おうとすると、二次転写後に、転写材Pの搬送速度を減速させるための広い空間が必要となるため機械が大型化してしまう。また、一次転写部における転写速度を通常速度とし、二次転写部にいたるまでに減速するとすると、同じく一次転写部と二次転写部の間の距離を大きくとる必要がある。また、一次転写部における転写速度を通常速度とし、二次転写部で画像を転写させずに通過させて、再度二次転写部にいたるまでに減速させる、減速回転を設けるとすると、中間転写ベルトクリーナー60を着脱する機構が必要となるなど、機械が複雑化してしまう。
【0038】
また、本発明者は、本実施形態の画像形成装置における所定電流(最適転写電流)Ibは、転写速度が120mm/sec時では12μAであり、転写速度が60mm/sec時では6μAであることを、先に図3を用いて示した方法から求めた。すなわち、最適転写電流は転写速度に比例しているわけである。
【0039】
よって、本実施形態における画像形成装置では、通常速度における最適転写電流Ib1が流れるための転写電圧V1と、転写速度が1/2速時における最適転写電流Ib2(=1/2×Ib1)が流れるための転写電圧V2の両方をATVCによって求める必要がある。本実施例では、通常速度における転写電圧V1と、1/2速時の転写電圧V2の関係をあらかじめ求めておくことで、V2の値を、V1をもとに計算によって導く。
【0040】
図5は、本実施形態における画像形成装置の一次転写部における、転写電圧Vとそのときに流れる転写電流Iとの関係を、転写速度が異なる場合について、実験により求めたものである。直線▲1▼は、転写速度がS1のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係であり、最適転写電流Ib1が流れるときの電圧をV1とすると、
V1=k×Ib1+Vdc − 式1 (kは係数、Vdcは放電開始電圧)、
で表される。このときに、転写速度がS2(ただし、S1>S2)のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係は直線▲2▼で表され、最適転写電流Ib2が流れるときの電圧をV2とすると、
V2=A×k×Ib2+Vdc − 式2 (A、kは係数、Vdcは放電開始電圧)、
で表される。ここでの傾きを表す係数kは式1、式2ともに共通のものであり、また、実験結果から放電開始電圧Vdcも式1と式2で同じ値をとる。また係数Aは、転写速度が異なる時の、転写電圧Vと転写電流Iの傾きの違いを表す係数であり、通常は、
A=S1/S2 − 式3、
で表される。すなわち式3は、転写電圧Vと転写電流Iの関係を表す直線▲2▼の傾きが、転写速度に反比例することを示している。このような転写電圧と転写電流の関係は、いわゆるコンデンサー的な挙動であり、一次転写部においては、転写ローラー53の対向にあたる感光体ドラム1の塗工層が絶縁層(誘電層)であるためと考えられる。
【0041】
一方、先に述べたように、最適転写電流は転写速度に比例しているから、
Ib2=(S2/S1)×Ib1 − 式4、
で表される。
【0042】
以上、式1から式4を計算すると、
V1=V2 − 式5、
が導かれ、転写速度がS2の時の最適転写電圧は、転写速度がS1の時の最適転写電圧と同じであることが分かる。すなわち、転写速度S1において、一度ATVCを行って最適転写電圧V1を求めれば、転写速度S2の時のときの最適転写電圧V2は、ATVCを行うことなく、V2=V1から求めることが出来る。
【0043】
ところが、本発明者がさらに検討を進めた結果、式3で示される、転写速度が異なる時の、転写電圧Vと転写電流Iの傾きの違いを表す係数Aは、雰囲気環境の絶対水分量によって変化するものであり、通常の温湿度であれば式3で表されるとおりであるが、低湿環境(低水分量環境)においては、この値が小さくなっていくことが判明した。ここで、改めて係数Aを示す式3を用いずに、式1、式2、式4を計算すると、
V2=A×(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc − 式6、
の関係が得られる。
【0044】
このときに係数Aを、新たに環境の水分量による値として環境係数Hと定義すると、式6および係数Hが取り得る範囲は、以下のように示される。
【0045】
V2=H×(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc − 式7、
1≦H≦S1/S2 (S1>S2)、
この式は、通常温湿度環境においては、H=S1/S2であり、転写電圧Vと転写電流Iの関係を表す直線の傾きは転写速度に反比例するが、低水分量環境になるにつれて、環境係数Hは小さくなり、転写速度S2の時の直線▲2▼の傾きは、転写速度1のときの直線▲1▼の傾きに近づいていくことを表している。(図6)このときに、転写速度S2の時の最適転写電圧V2はV1よりも小さい値をとる。
【0046】
本発明者は、通常転写速度S1に対し、S2が通常の1/2速であるとき、すなわちS1/S2=2であるときの、環境係数Hのとる値を、環境水分量との関係において求めた。図7は、横軸に環境水分量、縦軸に環境係数Hの値を示すグラフであり、環境水分量が10g/kg以下になると、環境係数Hが小さくなることがわかる。このとき図6の直線▲2▼の傾きが小さくなっていく。
【0047】
以上の関係から、環境水分量が変動した際についても、本発明によれば、一つの転写速度におけるATVCだけを行い、このときの結果をもとに、他の転写速度における最適転写バイアスを計算によって求めることで、ATVCによる時間のロスをなくすことができる。
【0048】
また、三つ以上の転写速度の設定を持つ場合は、もっとも早い転写速度においてATVCを行うことで、ATVCに要する時間を最短にすることが可能である。
【0049】
尚、環境係数Hを制御手段に入力するためには、図7に示す絶対水分量から求められる環境係数Hを、ユーザーが実際の雰囲気環境から絶対水分量を測定して不図示の入力手段により前記制御手段に対して入力する構成としてもよいし、センサ等を装置に付帯し、該センサにより検知した絶対水分量を自動的に前記制御手段に対して入力する構成としてもよい。
【0050】
また、ATVCを行うタイミングについては、定着器をウォームアップしている前多回転の最中や、画像形成動作の前回転中、さらには所定印字枚数ごとや所定経過時間ごとなどに強制的に行うなどが挙げられる。また、ATVCの詳細な方法についても、上記に限定されるものではない。
【0051】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明をする。前述した実施形態と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。本実施形態では、前述の画像形成装置の二次転写部におけるATVC動作において、第1実施形態と同様に、異なる転写速度における最適転写電圧を計算により求めるものである。
【0052】
本発明者は、第1実施形態に示す画像形成装置における二次転写部、すなわち二次転写ローラー56、57間に印加される転写電圧と転写電流の関係を、転写速度が異なる場合について、実験により求めた。図8に示されているように、直線▲1▼は、転写速度がS1のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係であり、最適転写電流Ib1が流れるときの電圧をV1とすると、
V1=k×Ib1+Vdc − 式8 (kは係数、Vdcは放電開始電圧)、
で表される。このときに、転写速度がS2(ただし、S1>S2)のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係は直線▲2▼(破線)のようになり、最適転写電流Ib2が流れるときの電圧をV2とすると、
V2=A×k×Ib2+Vdc − 式9 (A、kは係数、Vdcは放電開始電圧)、
で表される。ここでの傾きを表す係数kは式1、式2ともに共通のものである。また、実験結果から放電開始電圧Vdcは、環境水分量により変化するものの、転写速度にはよらない、すなわち式8と式9で同じ値をとることが分かっている。また係数Aは、第1実施形態と同様に、転写速度が異なる時の、転写電圧Vと転写電流Iの傾きの変化を表す係数でありる。しかしながら、本実施形態の二次転写部においては、
A=1 − 式10、
で表される。すなわち、本二次転写部においては、転写速度によらず、転写電圧と転写電流の関係が一定であることを示している。この転写電圧と転写電流の関係はいわゆるオーミックな挙動であり、二次転写部において、二次転写内ローラー56は低抵抗であり、二次転写外ローラーの抵抗が中抵抗であるために、感光体ドラム1に絶縁層(誘電層)をもつ一次転写部とは挙動を異にするもの考えられる。
【0053】
以上から、本構成の二次転写部における転写電圧と転写電流の関係は、
V1=k×Ib1+Vdc − 式11 (kは係数、Vdcは放電開始電圧)、
V2=k×Ib2+Vdc − 式12 (kは係数、Vdcは放電開始電圧)、
一方、第1実施形態において述べたように、最適転写電流は転写速度に比例しているから、
Ib2=(S2/S1)×Ib1 − 式4、
これらを計算すると、
V2=(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc − 式13、
と表され、これは、式6において係数AがA=1の場合であることに他ならない。また、図8においてこの式の解釈すれば、放電開始電圧Vdcを除けば、最適転写電圧と転写速度は比例していると言うことができる。
【0054】
以上のように、転写電圧と転写電流の関係が転写速度によらないという、第1実施形態とは異なる挙動をする系においても、本発明によれば、一つの転写速度におけるATVCだけを行い、このときの結果をもとに、他の転写速度における最適転写バイアスを計算によって求めることで、ATVCによる時間のロスをなくすことができる。
【0055】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明をする。本実施形態では、前述の画像形成装置の二次転写部におけるATVC動作において、転写部材が耐久により物性変化した際にも、これを加味して、異なる転写速度における最適転写電圧を計算により求めるものである。
【0056】
本発明者は、第1実施形態に示す画像形成装置における二次転写部の二次転写外ローラー57が、通電耐久により、抵抗値が上昇した場合において、第2実施形態と同様に、転写電圧と転写電流の関係を、転写速度が異なる場合について、実験により求めた。図9に示されているように、直線▲1▼は、転写速度がS1のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係であり、最適転写電流Ib1が流れるときの電圧をV1とすると、
V1=k×Ib1+Vdc − 式14 (kは係数、Vdcは放電開始電圧)、
で表される。このときに、転写速度がS2(ただし、S1>S2)のときの転写電圧Vと転写電流Iの関係は直線▲2▼(破線)で表され、最適転写電流Ib2が流れるときの電圧をV2とすると、
V2=k×Ib2+B×Vdc − 式15 (k、Bは係数、Vdcは放電開始電圧)、
で表される。実験結果によれば、転写速度が異なる時には、転写電圧Vと転写電流Iの傾きは同じであるが、放電開始電圧が異なっていた。したがって、転写速度がS2であるときの放電開始電圧をB×Vdcとして式15に示した。
【0057】
一方、第1実施形態において述べたように、最適転写電流は転写速度に比例しているから、
Ib2=(S2/S1)×Ib1 − 式4、
これらを計算すると、
V2=(S2/S1)×(V1−Vdc)+B×Vdc − 式16 (B>0)、
で表される。Bは、ここでは通電耐久による抵抗上昇による係数であるから、耐久係数Lと定義しなおせば、
V2=(S2/S1)×(V1−Vdc)+L×Vdc − 式17 (L>0)、
と表すことができる。
【0058】
以上のように、耐久により転写部を構成する部材の物性が変わって、転写電圧と転写電流の関係が転写速度によって異なる場合においても、本発明によれば、一つの転写速度におけるATVCだけを行い、このときの結果をもとに、他の転写速度における最適転写バイアスを計算によって求めることで、ATVCによる時間のロスをなくすことができる。
【0059】
尚、以上の実施例で導き出した
V2=A×(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc − 式6、
1≦A≦S1/S2 (S1>S2)、
V2=(S2/S1)×(V1−Vdc)+B×Vdc − 式16 (B>0)、
をまとめると、転写速度の異なる最適転写電圧の関係は、
V2=A×(S2/S1)×(V1−Vdc)+B×Vdc − 式17
ただし、 S1>S2 、 1≦A≦S1/S2 、 B>0、
という一般式で表すことができる。
【0060】
ここで、係数Aは、環境水分量などの諸条件により決まる係数であり、係数Bは、部材の耐久劣化などの諸条件により決まる係数である。
【0061】
(他の実施形態)
前述した実施形態においては、中間転写体を用いた画像形成装置における例を述べたが、直接転写方式を用いた画像形成装置においても、同様の方法で、転写速度が異なるときの最適転写電圧を計算により求めることができる。
【0062】
また、前述した実施形態においては、画像形成装置としてプリンタを例示して説明したが、これに限るものではなく、ファクシミリ装置や複写機等の画像形成装置に適用してもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、転写手段にバイアスを印加する際の電流値及び電圧値を検知する検知手段を有し、像担持体からトナー像を被転写体に転写する転写速度を複数設定可能な構成で、制御手段は、所定の転写速度における前記電流値及び前記電圧値を前記検知手段により検知し、該検知手段の検知結果に基づいて、その他の転写速度において用いる電流値及び電圧値を設定するため、異なる転写速度で作像する場合においても、該転写速度切り替えに伴うユーザーの待ち時間をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の画像形成装置の概略図である。
【図2】第1実施形態の画像形成装置におけるプロセスユニットの概略図である。
【図3】転写電流と感光体ドラムから被転写体への転写効率の関係を示す図である。
【図4】最適な所定電流を流すのに必要な所定電圧を線形補間から求める様子の説明図である。
【図5】第1実施形態の一次転写部における転写電圧と転写電流の関係を示す線図である。
【図6】第1実施形態の一次転写部における、環境水分量が低いときの転写電圧と転写電流の関係を示す線図である。
【図7】第1実施形態の一次転写部における、環境水分量と環境係数Hの関係を示す線図である。
【図8】第2実施形態の二次転写部における転写電圧と転写電流の関係を示す線図である。
【図9】第2実施形態の二次転写部における、転写部材が耐久劣化したときの転写電圧と転写電流の関係を示す線図である。
【図10】従来の画像形成装置の説明図である。
【符号の説明】
H …環境係数
L …耐久係数
P …記録材
Pa …プロセスユニット
Pb …プロセスユニット
Pc …プロセスユニット
Pd …プロセスユニット
1 …感光体ドラム
11 …導電性基体
12 …光導電層
13 …支軸
2 …帯電ローラー
21 …芯金
22 …低抵抗導電層
23 …中抵抗導電層
24 …電源
3 …露光装置
4 …現像装置
41 …現像容器
42 …現像スリーブ
43 …マグネットローラ
44 …規制ブレード
45 …現像室
46 …撹拌室
48 …電源
5 …転写ローラー
51 …中間転写ベルト
53 …一次転写ローラー
531 …芯金
532 …導電層
55 …中間転写ベルト駆動ローラー
56 …二次転写内ローラー
57 …二次転写外ローラー
58 …テンションローラー
6 …クリーナー
60 …中間転写ベルトクリーナー
61 …クリーナーブレード
62 …搬送スクリュー
7 …定着装置
71 …定着ローラー
72 …加圧ローラー
73 …ヒーター
8 …給送カセット
81 …ピックアップローラ
82 …搬送ローラー

Claims (5)

  1. 像担持体と、
    転写電圧が印加されて被転写体に前記像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段に電圧を印加する転写電流を検知する検知手段と、を有し、
    前記像担持体から前記トナー像を前記被転写体に転写する転写速度を複数設定可能な画像形成装置において、
    前記転写速度が転写速度S1に設定されている状態で前記検知手段が検知した転写電流に基づいて決定された、前記転写速度S1の転写電圧V1と、
    雰囲気環境から得られる環境係数Hとを用い、
    前記転写速度S1と異なる転写速度S2の転写電圧V2を、
    V2=H×(S2/S1)×(V1−Vdc)+Vdc
    〔Vdcは、転写手段の放電開始電圧〕
    の関係によって決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、
    転写電圧が印加されて被転写体に前記像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段に電圧を印加する転写電流を検知する検知手段と、を有し、
    前記検知手段の検知した転写電流に基づき、前記転写手段に予め定められた電流値が流れるように前記転写電圧を決定し、
    前記像担持体から前記トナー像を前記被転写体に転写する転写速度を複数設定可能な画像形成装置において、
    前記転写速度が転写速度S1に設定されている状態で前記検知手段が検知した転写電流に基づいて決定された、前記転写速度S1の前記転写電圧V1と、
    雰囲気環境から得られる環境係数Hと、前記転写手段の耐久に関する係数Bとを用い、
    前記転写速度S1と異なる転写速度S2の転写電圧V2を、
    V2=H×(S2/S1)×(V1−Vdc)+B×Vdc
    の関係によって決定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    前記転写速度S1は設定可能な複数の前記転写速度の中で最も速い転写速度であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記像担持体は静電潜像を形成可能な光導電層を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記像担持体は中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
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