JP2005017337A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takashi Tomizawa
岳志 冨澤
Atsushi Mochizuki
淳 望月
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Abstract

【課題】転写部おける上流側で形成されたトナー像の再転写量を抑えること。
【解決手段】複数の像担持体上に形成されるトナー像を転写部にて、転写手段に転写電圧を印加することで被転写体に多重転写し、複数色の画像を形成する画像形成装置において、トナー像を該像担持体上に形成する前に、予め決められた電位に帯電された像担持体表面に対して、予め決められた電圧を上記転写手段に印加し、同時に前記転写手段を流れる電流値を検出することによって、上記像担持体表面と上記転写手段との電位差とそのときに流れる電流値の関係を求める工程を有し、前記関係と、既に上記被転写体上に形成された色のトナー帯電量に応じて、上記転写電圧を決定することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナーの再転写を抑制する転写制御方法を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置においては、主に接触帯電方式を用いた転写手段に対して、ATVC(Active Transfer Voltage Control)とよばれる、非作像時に転写部に電流を流し、このときの電流電圧値から最適な転写電圧を設定する方法が提案されている。以下に、多重転写方式を用いた画像形成装置における、上記制御方法について、図14を用いて説明する。
【0003】
図14において、101a〜101dは感光体ドラム、102a〜102dは1次帯電手段、103a〜103dは露光手段、104a〜104dは現像装置、153a〜153dは転写手段、106a〜106dはクリーナーである。1次帯電手段102により、感光体ドラム1が一様に帯電された後、画像信号に応じた露光が露光手段103によってなされることにより、感光体ドラム101上に静電潜像が形成される。
【0004】
その後、現像装置104によってトナー像が現像され、感光体ドラム101上のトナー像は転写手段153によって記録材Pに転写される。感光体ドラム101上に残った転写残トナーはクリーナー106によって回収される。このような画像形成手段たるプロセスユニット(ステーション)が、Y、M、C、Kの各色に対応して4個設けられており、それぞれの感光体ドラム101上に形成された画像は、転写ベルト151上で搬送される記録材Pに順次多重転写され、定着装置107によってトナー像が定着されることにより、フルカラー画像を得る。
【0005】
本図において、転写手段153a〜153dは弾性ローラを用いた接触帯電方式であり、オゾンレス、低コストなどの利点から、電子写真画像形成装置に従来からよく用いられている。しかしながら、上記のような転写手段(以下「転写ローラ」と呼ぶ)は、製造時の抵抗ばらつきを抑えることが難しいうえ、雰囲気環境の温湿度変化や耐久劣化などにより抵抗が変化してしまう。
【0006】
このため、転写高圧電源に、定電流制御と定電圧制御の出来る制御手段、及びこのときの電圧、電流を検知する手段をもち、画像形成の前回転時に転写電圧に関して定電流制御を行い、このときの感光体ドラム101の帯電電位と転写手段153の抵抗値に対する最適な転写電圧とを検知し、画像を転写する際には先に求めた転写電圧で定電圧制御を行う。このような制御方法は、特許02614317号公報や特許2704277号公報等に示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような、多重転写を行う画像形成装置においては、ある作像ステーションで作られ、記録材Pに転写されたトナー像が、それ以降の作像ステーションで感光体ドラムに戻ってしまう「再転写」と呼ばれる現象が発生するおそれがある。
【0008】
この現象が発生すると、画像ムラや濃度低下、そしてカラーバランスのずれ等が発生するという問題が生ずる。さらに、上記の画像形成装置の構成と異なりクリーナー106が設けられていない、いわゆるクリーナーレス現像同時クリーニングの系においては、上流側作像ステーションからのトナーが、下流の異なる色の作像ステーションの現像装置に回収されることとなり、トナーの混色という問題を引き起こすおそれがある。さらには、カラー画像形成装置においては、トナーを再利用する技術課題の障壁になりうる。
【0009】
この現象は、転写電圧が強すぎるときに、転写部における異常放電によりトナーの極性が反転して発生するものと考えられている。しかし、その程度は転写されるトナーの状態(トリボ等)によって異なるため、「再転写」が発生しないための最適転写電圧も、トナーの状態によって異なることも本発明に至る検討の中で明らかになってきた。
【0010】
上記のATVC制御では非画像部で転写電圧をモニタして設定するために、感光体ドラム101の帯電電位と転写ローラ153の抵抗値に対する最適な転写電圧は設定出来ても、現像キャリアの環境や耐久によるトナーの状態の変動に厳密に対応できない。
【0011】
たとえば、常温常湿環境において現像キャリアが初期状態で、トナートリボが25μC/gで記録材へのトナー転写時の最適転写電流が10μA程度である場合、現像キャリアの耐久劣化により、トナートリボが15μC/g程度まで低下すると、最適転写電流値は6μAとなり(図11参照)、初期状態のトナートリボに合わせて最適転写電流を設定すると、耐久を進めた場合に転写電圧が強すぎるために強抜けなどの画像不良が発生してしまう。現像キャリアの耐久劣化によるトナートリボの変動は、記録画像やモードによって異なってくるために、予測することは困難である。これに加えて、雰囲気環境の温湿度変化が起きると、トナートリボの変動を予測制御することはさらに困難となる。
【0012】
これに対し特開平8−227201号公報には、感光体ドラム上と記録材上の画像濃度を検知する手段をもち、これらから再転写を検知することで、転写条件を最適化するという方法が提案されている。しかしながら、この構成では感光体ドラム電位センサーを必要とすることから、スペースやコストの問題がある。
【0013】
本発明の目的は、転写部おける上流側で形成されたトナー像の再転写量を抑えることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、複数の像担持体上に形成されるトナー像を転写部にて、転写手段に転写電圧を印加することで被転写体に多重転写し、複数色の画像を形成する画像形成装置において、トナー像を該像担持体上に形成する前に、予め決められた電位に帯電された像担持体表面に対して、予め決められた電圧を上記転写手段に印加し、同時に前記転写手段を流れる電流値を検出することによって、上記像担持体表面と上記転写手段との電位差とそのときに流れる電流値の関係を求める工程を有し、前記関係と、既に上記被転写体上に形成された色のトナー帯電量に応じて、上記転写電圧を決定することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図を用いて説明する。図1は第1実施形態の画像形成装置の概略図である。本画像形成装置は、図1に示すように、像担持体たる感光体ドラムの周囲に、帯電手段、露光手段、現像装置、クリーナー等を有して構成される画像形成手段たるステーションが4個設けられ、各ステーションにて形成された感光体ドラム上の画像が、感光体ドラムに隣接して移動通過する搬送手段上の紙等の被転写体としての記録材へ、順次多重転写され、フルカラー画像を形成される構成となっている。尚、像担持体等の各手段、各部材に対する制御は、不図示の制御手段により行なわれる。
【0016】
以下、本実施例に係る画像形成装置についての詳細を説明する。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する各ステーションS(Sa、Sb、Sc、Sd)には、それぞれ感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)が配置されており、各感光体ドラム1は矢印方向に回転自在となっている。さらに、各感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)の周囲には、帯電手段2(2a、2b、2c、2d)、露光手段3(3a、3b、3c、3d)、現像装置4(4a、4b、4c、4d)、そして、クリーナー6(6a、6b、6c、6d)が上記感光体ドラム1の回転方向に沿って順次配設されている。
【0017】
以下、ステーションについて詳細を図2を用いて説明するが、4つのステーションは同一の構成となっている。ここでは、イエローステーションにa、マゼンタステーションにb、シアンステーションにc、ブラックステーションにdの、付すべき符号を省略して説明する。
【0018】
この画像形成装置は、像担持体として、不図示の装置本体によって回動自在に支持された感光体ドラム1を備えている。感光体ドラム1は、アルミニウム等の導電性基体11と、その外周に形成された光導電層12を基本構成とする円筒状の電子写真感光体である。その中心には支軸13を有し、この支軸13を中心として矢印R1方向に、不図示の駆動手段によって回転駆動されるようになっている。
【0019】
感光体ドラム1の上方には、帯電手段2としての帯電ローラ20が配置されている。帯電ローラ20は、感光体ドラム1表面に接してこの表面を所定の極性、電位に一様均一に帯電するものであり、全体としてローラ状に構成されている。帯電ローラ20は、中心に配置された導電性の芯金21と、その外周に形成された低抵抗導電層22と中抵抗導電層23からなり、芯金21の両端部が不図示の軸受部材によって回転自在に支持されるとともに、感光体ドラム1に対して平行に配置されている。これら両端部の軸受部材は不図示の押圧手段によって感光体ドラム1に向けて付勢されており、これにより、帯電ローラ20は、感光体ドラム1表面に所定の押圧力を持って圧接されている。帯電ローラ20は、感光体ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って矢印R2方向に従動回転する。帯電ローラ20は、電源24によってバイアス電圧が印加され、これにより、感光体ドラム1表面を一様均一に接触帯電するようになっている。
【0020】
感光体ドラム1の回転方向についての帯電ローラ20の下流側には、露光手段3が配設されている。露光手段3は、例えば画像情報に基づいてレーザー光をOFF/ONしながら走査して感光体ドラム1上を露光するもので、画像情報に応じた静電潜像を形成するものである。
【0021】
露光手段3の下流側に配置された現像装置4は、二成分現像剤を収容した現像容器41を有し、その容器41の感光体ドラム1に面した開口部内に現像スリーブ42が回転自在に設置され、現像スリーブ42内には現像スリーブ42上に現像剤を担持させるマグネットローラ43が、現像スリーブ42の回転に対して非回転に固定配置されている。
【0022】
現像容器41の現像スリーブ42の下方位置には、現像スリーブ42上に担持された現像剤を規制して薄層の現像剤層に形成する規制ブレード44が設置されている。さらに現像容器41内には、区画された現像室45及び撹拌室46が設けられ、その上方には補給用のトナーを収容した補給室47が設けられている。薄層の現像剤層に形成された現像剤は、感光体ドラム1と対向した現像領域へ搬送されると、マグネットローラ43の現像領域に位置された現像主極の磁気力によって穂立ちし、現像剤の磁気ブラシが形成される。この磁気ブラシで感光体ドラム1の面上を擦ると共に、現像スリーブ42に、電源48によって現像バイアス電圧を印加することにより、磁気ブラシの穂を構成するキャリアに付着しているトナーが静電潜像の露光部に付着して現像し、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。
【0023】
現像装置4の下流側の感光体ドラム1の下方には、転写手段としての転写ローラ53が配設されている。転写ローラ53は、電源54によってバイアス印加される芯金53Aと、その外周面に円筒状に形成された導電層53Bによって構成されている。転写ローラ53は、両端部が不図示のスプリング等の押圧部材によって感光体ドラム1に向けて付勢されており、これにより転写ローラ53の導電層53Bは、所定の押圧力で感光体ドラム1表面に圧接され、感光体ドラム1と転写ローラ53との間には転写ニップ部が形成される。
【0024】
転写ニップ部には、転写ベルト51によって矢印K1方向に搬送された記録材Pが、感光体ドラム1の回転と同期をとって供給される。記録材Pは、転写ニップ部Nにて挟持搬送されることになるが、この通過の際、記録材Pの裏面には、転写ベルト51を介して電源54によってトナーの極性と逆極性のバイアス電圧が印加され、これによって感光体ドラム1上のトナー像が記録材P表面に転写される。
【0025】
像転写後の感光体ドラム1は、クリーナー6によって残留トナー等の付着物が除去される。クリーナー6は、クリーナーブレード61及び搬送スクリュー62からなり、クリーナーブレード61は、感光体ドラム1に対して、所定の角度および圧力で不図示の加圧手段により当接されており、感光体ドラム1表面に残留したトナー等を回収する。回収された残留トナー等は搬送スクリュー62により現像容器41に搬送され、再利用される。
【0026】
以上のような画像形成装置において、図1に示す記録材供給手段たる給送カセット8から供給された記録材Pは、ピックアップローラ81を経て搬送ローラ82に供給され、吸着手段52によって転写ベルト51上に静電吸着されて各ステーション下部へ搬送される。各感光体ドラム1上に形成された各色のトナー像は、記録材Pと転写ベルト51を挟んで対向する転写ローラ53から転写電圧を受けて、順次転写される。この転写工程が終了すると、上記記録材Pは分離帯電器56によって転写ベルト51から分離されて定着装置7へ搬送される。尚、転写ベルト51上のトナー等は、転写ベルトクリーナー55によって除去、回収される。
【0027】
定着装置7は、回転自在に配設された定着ローラ71と、定着ローラ71に圧接しながら回転する加圧ローラ72からなる。そして、定着ローラ71の内部には、ハロゲンランプ等のヒータ73が配設されており、ヒータ73へ供給される電圧等を制御することにより定着ローラ71の表面の温度調節を行っている。この状態において、記録材が搬送されてくると、定着ローラ71と加圧ローラ72は一定速度で回転し、記録材Pが定着ローラ71と加圧ローラ72の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱されることにより記録材表面上の未定着トナー像は溶融して定着され、記録材P上にフルカラー画像が形成される。
【0028】
尚、転写ベルト51は、PC、PET、PVDFのような誘電体樹脂によって構成される。本実施形態では、体積抵抗率10Ω・cm(JIS−K6911法準拠プローブを使用、印加電圧100V、印加時間60sec、23℃50%RH)、厚みt=80μmの、カーボンが分散されたPI樹脂を採用したが、他の材料、体積抵抗率、および厚みのものでも構わない。
【0029】
また、転写ローラ53は、φ8mmの芯金と、厚さ4mmの導電性ウレタンスポンジ層からなり、抵抗値は、500g重の荷重の下で接地に対して転写ローラ53を50mm/secの周速で回転させ、芯金に500Vの電圧を印加して測定された電流の関係から求められ、その値は約10Ω(23℃50%RH)であった。
【0030】
本実施例での、転写ローラ53に印加する転写電圧の設定方法について、詳細を説明する(図15)。
【0031】
1) まず始めに、画像形成を行う前に、各ステーションでの転写ローラ53a〜53dに印加する電圧と感光ドラム1a〜1d表面の電位差V(以下、転写コントラストV)とそのときに転写ローラ53a〜53dを流れる電流値をIとしたときの、VI特性の関係式を導く。
【0032】
I=fi(V) (iステーションでの電圧電流特性;I=y、m、c、k;
y:イエローステーション、m:マゼンタステーション、c:シアンステーション、k:ブラックステーションをそれぞれ意味する)。
【0033】
2) 続いて、以下の方法によって、各色(j色:j=y、m、c、k;y:イエロートナー、m:マゼンタトナー、c:シアントナー、k:ブラックトナー)のトナー帯電量(ここでいうトナー帯電量とは、単位質量あたりのトナーの電荷量を意味し、単位は(C/kg)で表される)を算出する方法を説明する。
【0034】
感光体ドラム1a上に上記の帯電露光現像の手順によって、所定の帯電バイアス、現像バイアスで、テストパターン画像(本実施形態では、25mm×25mmの正方形の画像を画像信号FFベタで画像形成した)を形成する。その後、該テスト画像を、所定の転写電流で感光体ドラム1aから直接転写ベルト51の表面に転写する。
【0035】
そのトナー濃度(トナー載り量)がセンサー91で検知される(図6参照)。本実施例では、センサー91として正反射/乱反射型センサー(スタンレー電気株式社製、型番KUA0029B)を採用し、正反射の反射光量を最大検知出力5.0Vに規格化したものを用いている。検知出力とトナー濃度との関係は予め複数の検出出力を測定し、複数の測定ポイントを線形補間したものを画像形成装置本体に記憶し、実際の濃度検知に用いている。
【0036】
同様に、感光体ドラム1b上にも、所定の帯電バイアス、現像バイアスでテストパターン画像を形成し、該テストパターン画像は、下流ステーションの感光体ドラム1cと転写ローラ53cのニップ部や感光体ドラム1dと転写ローラ53dのニップ部で再転写されずに検知センサーによって検知されるようにする。以下のステーションも同様である。また、この検出されたトナー濃度データは、図6の関係からトナー載り量に変換される。
【0037】
図3に示すように、現像コントラストを、現像バイアスVdcと感光体ドラム1にベタ画像を形成するためのFF発光した場合の感光体ドラム表面電位Vlとの電位差で定義する。Vlは不図示の表面電位検出手段により検出する。
【0038】
固定現像コントラスト(200V)に対する、トナー帯電量と感光体ドラム上のトナー載り量との関係を図4に示す。図4に示すように、トナー帯電量とトナー載り量とは反比例の関係にあるため、予め現像コントラストを固定しておき、トナー載り量を検知すれば、j色のトナー帯電量qj(C/kg)を決めることができる。
【0039】
トナー帯電量が測定されると、画像形成装置の製品スペック(濃度規格等)より所望の最大トナー載り量mj(kg/m)は予め決められているので、
▲1▼ j色のベルト上に形成される最大総電荷量Qmaxj(C/m)が計算される。
【0040】
▲2▼ また、j色の感光体上のトナーを転写するのに必要なiステーションでの目標電流値Itgti(A)が決定される。この目標電流値Itgti(A)は上記最大総電荷量Qmaxj(C/m)と線形の関係になっている。
【0041】
▲3▼ 再転写条件より上限放電電流量値が求められる(再転写条件とこの上限電流値の相関についての詳細は後述)。
【0042】
さらに、本発明に至る検討の中で以下のことがわかっている。感光体ドラム1表面電位と転写ローラ53に印加される転写電圧との電位差(以下、転写コントラストとする)と、転写ローラ53に流れる転写電流量との関係(感光体ドラム上にトナー像を形成しない場合)は、図5細線▲1▼の関係を有しており、ある電位差を超えると、電流が流れ出す。この電流量をΔIで表記し、放電電流量と呼び、電流が流れ始める電圧を放電開始転写コントラスト電圧Vdisと表記することにする。尚、転写ローラ53に印加する転写電圧は不図示の印加電圧検出手段により検出し、また、前記転写電流量は不図示の転写電流検出手段により検出する。
【0043】
例えば、単色ベタが上流側で画像形成されている場合、次のステーションの転写部で、上記同様に転写コントラストと転写ローラに流れる電流は図5細線▲2▼に示したように変化する(放電開始転写コントラスト電圧VdisがΔA分大きくなる)。
【0044】
本発明に至る検討の中で、このΔAは、ほぼ上流側で記録材に転写されたトナーの電荷量分(正確には、トナーの電荷量を、トナーの静電容量で除算した値で表される電位差)であることがわかってきた。したがって、上流に形成されたトナーの総電荷量が大きい程ΔAは大きくなる。(つまり、トナー帯電量が大きいとΔAは大きくなるし、トナー載り量が大きくなるとΔAは大きくなる。本実施例では、トナーの最大載り量は製品スペックで予め決められていることを想定し、トナー帯電量に依存した部分についてのみ議論する。)
実際に放電開始転写コントラスト電圧Vdisが大きくなることが本発明に至る検討の中でわかってきた(図8)すなわち、ベルト上にトナーがない場合の放電開始電圧をVdis0、上流側でベルト上に形成されたトナーの帯電量が低い場合の放電開始電圧をVdis1、上流側でベルト上に形成されたトナーの帯電量が高い場合の放電開始電圧をVdis2とすると、Vdis0<Vdis1<Vdis2となる(図7)。
【0045】
続いて、再転写条件と電流値との関係について説明する。
【0046】
また、本発明に至る検討の中で、電流値Iと上流側で形成されたトナーの再転写量には、この上流側で形成されたトナー帯電量に依存することがわかっている。図8には、電流値Iと再転写濃度との関係を、上流側で形成されたトナー帯電量毎に示してある。上流側で形成されたトナー帯電量が小さいほど、再転写量を抑えるためには、放電電流量を抑えなければならないことがわかる。つまり、再転写量は、既に上流側で画像形成されたトナー帯電量と電流値によって決定される。
【0047】
算出検出されたj色トナーのベルト上トナー最大電荷量Qmaxj(C/kg)に対してΔAj(V)が求められる。
【0048】
具体的には、ΔAj(V)は、以下の式から求められる
ΔAj=qj×mj/C(ここで、qjはトナートリボ(C/kg)、mjはj色トナーの最大のり量(kg/m)、Cはトナーの静電容量(C・m/V))
=1.18E+8(Bkは1.05E+8)×qj×M2
同時にiステーションでの転写目標電流Itgti(A)を求める(図9参照)。
【0049】
実際に上流で画像形成されたj色のトナー像がベルト上にある場合には、図10に示されるようにΔAjだけVI特性が電圧成分にオフセットしたVI特性になるので、iステーションでかつ上流側にj色のトナー像が形成された場合の電流Iijと印加電圧Vとの関係はIij=fi(V+ΔAj)となる。
【0050】
一方、すでに得られているiステーションでの転写部材に流す目標転写電流値Itgti(A)と上記I=fi(V)の関係式から、暫定転写コントラストVbi印加する転写電圧は、Vbi=f (Itgt)
この暫定転写コントラストと上記Iij=fi(V+ΔAj)とから、iステーションでかつ上流側にj色トナーが形成されている場合の、電流値放電電流量ΔIijが、ΔIij=fi(Vbi+ΔAj)より求められる。
【0051】
次に再転写濃度との関係について説明する。
【0052】
再転写濃度Drは上流側で形成されるトナーの帯電量qjとΔIijの関数であるので(図8)、ΔIij/qjの値が、ある閾値Drth(本実施例では0.05O.D.とした)以下であれば、転写コントラスト電圧はVbiに設定される。Drth以上であれば、DrがDrthになる電流値ΔIijを算出し、その値(再転写優先設定)になる転写コントラスト電位Vbiに設定される。
【0053】
具体的には、本実施形態では、実験によって得られたDr(O.D.)=200/qi(C/kg)×ΔIij(A)という関数を採用した。
【0054】
したがって、上記の上限電流値ΔIijupは、トナー帯電量を算出した段階で計算される。ΔIijup=0.05×qj/200。
【0055】
ここでΔIij≦ΔIijupならば、上述の方法で求めたVbiで決定され、ΔIij>ΔIijupならば、ΔIijupに対するVbiを決める。Vbij=f (ΔIijup)−ΔAj。
【0056】
再転写を最小限にするために、iステーションでのVbijのうち最小値を設定転写コントラスト電圧とする。
【0057】
上述で得られたVbiは、転写ローラ、転写ベルト51と感光体ドラム1b間での転写コントラスト電圧であるため、実際に記録する際には、転写時に記録材にかかる分担電圧Vpも加算して印加する必要がある。よって、最終的な設定転写コントラスト電圧はVbi+Vpによって得られる。ここでVpは上記により算出される転写電圧、記録材の種類や、吸湿具合(雰囲気環境の温湿度)によって異なる。Vpは吸着手段52等にバイアスを印加して、記録材のインピーダンスをリアルタイムに検知するとより効果がある。最終的に転写ローラに印加される電圧Vtriは、Vt(あるいはVr)+Vpから帯電電圧|Vd|を差し引いたVbi+Vp−|Vd|で設定される。
【0058】
上記シーケンスは、電源投入後の前多回転時、画像形成の前回転時、環境変動時、所定記録枚数到達時などで実施することができる。
【0059】
以上説明したように、トナートリボに応じた最適な転写電流や転写電圧を設定することができるため、トナーの再転写を最小限に抑えることが出来る。したがって、転写部通過後の感光体ドラム上に残った残留トナーは、そのステーションの色のみであり、クリーニングで回収されたトナーを再利用することができる。
【0060】
また、感光体ドラム上に当接するクリーニングブレードが存在しない、現像同時クリーニングの場合も混色を防止することができ、クリーナーレスシステムが実現できるため、感光体ドラムの長寿命化を実現することができる。
【0061】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。前述した実施形態と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。図12に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の概略を示す。本発明の画像形成装置は、4つの感光体ドラムを持ち、中間転写体を用いたフルカラー電子写真画像形成装置である。以下、本発明の画像形成装置について詳しく説明する。
【0062】
本画像形成装置は、図12に示すように、像担持体としての感光体ドラムの周囲に、帯電手段、露光手段、現像装置、クリーナー等を有して構成される画像形成手段たるステーションが4個設けられ、各ステーションにて形成された感光体ドラム上の画像は、感光体ドラムに隣接して移動通過する中間転写体上に順次転写され、中間転写体上に転写された画像は、さらに第2の転写部において紙等の記録材へ転写される構成となっている。以下、本実施形態に係る画像形成装置についての詳細を説明する。
【0063】
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する各ステーションSa、Sb、Sc、Sdには、それぞれ感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)が配置されており、各感光体ドラムは矢印方向に回転自在となっている。さらに、各感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)の周囲には、帯電手段2(2a、2b、2c、2d)、露光手段3(3a、3b、3c、3d)、現像装置4(4a、4b、4c、4d)、そして、クリーナー6(6a、6b、6c、6d)が上記感光体ドラム1の回転方向に沿って順次配設されている。ステーションの構成は、第1実施形態の構成に準ずる。
【0064】
各感光体ドラム1の下方には、中間転写ユニットが配設されている。中間転写ユニットは、被転写体としての中間転写ベルト59及び転写手段としての転写ローラ53(53a、53b、53c、53d、)及び二次転写ローラ57、58、さらに中間転写ベルトクリーナー55を有している。
【0065】
以上のような画像形成装置において、感光体ドラム1上に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト59を挟んで対向する転写ローラ53から転写電圧を受けて、順次中間転写ベルト59上に転写され、ベルトの回転とともに二次転写部まで搬送される。
【0066】
一方、このときまでに、給送カセット8から取り出された記録材Pは、ピックアップローラ81を経て搬送ローラ82に供給され、さらに同図左方に搬送され、二次転写部において、二次転写ローラ57、58に印加される二次転写電圧によって上述のトナー像は記録材P上に転写される。尚、中間転写ベルト59上の転写残トナー等は、転写ベルトクリーナー55によって除去、回収される。
【0067】
定着装置7は、回転自在に配設された定着ローラ71と、定着ローラ71に圧接しながら回転する加圧ローラ72からなる。そして、定着ローラ71の内部には、ハロゲンランプ等のヒータ73が配設されており、ヒータ73への電圧等を制御することにより定着ローラ71の表面の温度調節を行っている。
【0068】
この状態において、記録材Pが搬送されてくると、定着ローラ71と加圧ローラ72は一定速度で回転し、記録材Pが定着ローラ71と加圧ローラ72の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱されることにより記録材表面上の未定着トナー像は溶融して定着され、記録材P上にフルカラー画像が形成される。
【0069】
各色のトナートリボを第1実施形態とほぼ同様の方法で求めることができる。(但し、転写ベルト51を中間転写ベルト59に置き換える)。基本的に、本実施形態では、転写ベルト51を中間転写ベルト59に置き換えるだけなので、詳細のフローチャートは割愛する。
【0070】
本実施形態では、記録材が感光体ドラムと転写ローラ/中間転写ベルトの間に介在しないので、このままVbi−|Vd|が転写電圧として設定される。
【0071】
以上、トナートリボに応じた最適な転写電流や転写電圧を設定することで、再転写を最小限に抑えることが出来る。
【0072】
以上説明したように、中間転写体を採用した場合には、記録材が介在しないところで転写電圧を設定できるのでより正確に再転写量を制御することができる。
また、トナートリボに応じた最適な転写電流や転写電圧を設定することで、再転写を最小限に抑えることが出来る。したがって、転写部通過後の感光体ドラム上に残った残留トナーは、そのステーションの色のみであり、クリーニングで回収されたトナーを再利用することができる。
【0073】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。前述した実施形態と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。また、本実施形態の被転写体としての中間転写ベルト59を用いた構成は、高転写効率を安定的に得られることから、クリーナーレスのプロセスカートリッジを使用した画像形成装置に適用することも効果的である。
【0074】
図13はクリーナーレスで磁気ブラシ注入帯電方式のプロセスカートリッジを使用した画像形成装置の構成図である。本図において、1は感光体ドラム、2は帯電手段(磁気ブラシ注入帯電装置)、3は露光手段、4は現像装置、5は転写手段である。磁気ブラシ注入帯電装置2は、磁性体である注入剤を収容した注入剤容器25を有し、その容器25の感光体ドラム1に面した開口部内に注入スリーブ26が回転自在に設置され、注入スリーブ26内には注入スリーブ26上に注入剤を担持させるマグネットローラ27が、注入スリーブ26の回転に対して非回転に固定配置されている。
【0075】
注入剤容器25の注入スリーブ26の上方位置には、注入スリーブ26上に担持された注入剤を規制して薄層の注入剤層に形成する規制ブレード28が設置されている。薄層の注入剤層に形成された注入剤は、感光体ドラム1と対向した注入帯電領域へ搬送されると、マグネットローラ43の注入帯電領域に位置された注入主極の磁気力によって穂立ちし、注入剤の磁気ブラシが形成される。この磁気ブラシで感光体ドラム1の面上を擦ると共に、注入スリーブ26に、電源24によって注入帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1が帯電される。
【0076】
感光体ドラム1が一様に帯電された後、画像信号に応じた露光が露光手段3によってなされることにより、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。その後、現像装置4によってトナー像が現像され、感光体ドラム1上のトナー像は転写手段5によって中間転写ベルト59に転写される。感光体ドラム1上に残った転写残トナーは磁気ブラシ注入帯電装置2にいったん回収された後、現像装置4に回収される。
【0077】
本実施形態による制御は、再転写を最小限に抑えることが出来るため、クリーナーレスのプロセスカートリッジを用いても、混色の問題を最小限に抑えることが出来るため、非常に有効である。
【0078】
以上説明したように、中間転写体を採用した場合には、記録材が介在しないところで転写電圧を設定できるので、より正確に再転写量を制御することができる。トナーの状態にかかわらず、最適な転写電流や転写電圧を設定することで、再転写を最小限に抑えることが出来る。
【0079】
したがって、感光体ドラム1上に当接するクリーニングブレードが存在しない、現像同時クリーニングの場合も混色を防止することができるクリーナーレスシステムが実現でき、感光体ドラムの長寿命化を実現することができる。
【0080】
(再転写濃度、転写残濃度の測定)
転写ベルト51、中間転写ベルト59、記録材Pに転写、あるいは再転写させた場合の、感光体ドラム1上に残ったトナー像をマイラーテープ(厚み25μm;透明)で剥離し、弊社カラー推奨紙CLC80(日本製紙社製 坪量80g/m)上に添付し、反射濃度計Xrite404(Xrite社製)で測定する。トナー無部をマイラーテープで同様に剥離し、弊社カラー推奨紙CLC80(日本製紙社製 坪量80g/m)上に添付し、反射濃度計Xrite404(Xrite社製)で測定する。上記2つの濃度の差分を転写残濃度、再転写濃度とする。
【0081】
(他の実施形態)
前述した実施形態においては、画像形成装置としてプリンタを例示して説明したが、これに限るものではなく、ファクシミリ装置や複写機等の画像形成装置としてもよい。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、表面電位検出手段から得られた電位と印加電圧検出手段から得られた電圧との電位差と、転写電流検出手段から得られた転写電流と、の関係式を作成し、該関係式と、電荷量計測手段から得られた電荷量と、から被転写体上に転移するトナーの転移量を算出し、該算出結果に基づいて、転写手段への転写電圧を設定することを特徴とするため、転写部おける上流側で形成されたトナー像の再転写量を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の画像形成装置の略構成図である。
【図2】第1実施形態の画像形成装置のステーションについての略構成図である。
【図3】トナー載り量と検知出力との関係を示す図である。
【図4】現像コントラストの説明図である。
【図5】固定現像コントラスト時のトナートリボとトナー載り量との関係図である。
【図6】転写コントラストと転写電流との関係図である。
【図7】上流側のトナートリボの大小による転写コントラストと転写電流との関係図である。
【図8】放電電流量と再転写濃度との関係図である。
【図9】トナートリボと最適転写電流との関係図である。
【図10】転写電圧を設定するプロセスの説明図である。
【図11】転写コントラストと転写電流及び転写残濃度との関係図である。
【図12】第2実施形態の画像形成装置の略構成図である。
【図13】第3実施形態の画像形成装置の略構成図である。
【図14】従来の画像形成装置の略構成図である。
【図15】本実施形態のフローチャートの概略図である。
【符号の説明】
N …転写ニップ部
P …記録材
S …ステーション
1 …感光体ドラム
2 …帯電手段
3 …露光手段
4 …現像装置
5 …転写手段
6 …クリーナー
7 …定着装置
8 …給送カセット
11 …導電性基体
12 …光導電層
13 …支軸
20 …帯電ローラ
21 …芯金
22 …低抵抗導電層
23 …中抵抗導電層
24 …電源
25 …注入剤容器
26 …注入スリーブ
27 …マグネットローラ
28 …規制ブレード
41 …現像容器
42 …現像スリーブ
43 …マグネットローラ
44 …規制ブレード
45 …現像室
46 …撹拌室
47 …補給室
48 …電源
51 …転写ベルト
52 …吸着手段
53 …転写ローラ
53A …芯金
53B …導電層
54 …電源
55 …転写ベルトクリーナー
56 …分離帯電器
57 …二次転写ローラ
58 …二次転写ローラ
59 …中間転写ベルト
61 …クリーナーブレード
62 …搬送スクリュー
71 …定着ローラ
72 …加圧ローラ
73 …ヒータ
81 …ピックアップローラ
82 …搬送ローラ
91 …トナー濃度センサー

Claims (7)

  1. 複数の像担持体上に形成されるトナー像を転写部にて、転写手段に転写電圧を印加することで被転写体に多重転写し、複数色の画像を形成する画像形成装置において、
    トナー像を該像担持体上に形成する前に、予め決められた電位に帯電された像担持体表面に対して、予め決められた電圧を上記転写手段に印加し、同時に前記転写手段を流れる電流値を検出することによって、上記像担持体表面と上記転写手段との電位差とそのときに流れる電流値の関係を求める工程を有し、
    前記関係と、既に上記被転写体上に形成された色のトナー帯電量に応じて、上記転写電圧を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    決定された上記転写電圧に対する電流値に上限値をもつことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記トナー像を、前記像担持体上から前記被転写体上に転写する前に、前記転写手段に転写電圧を多段階に設定しながらそのときの転写電流を検知し、これに基づいて転写電圧の設定を変更することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記トナー像を前記像担持体上から前記被転写体上に転写する前に、予め決められた転写電流を流し、その時の転写電圧を検知し、転写電圧の設定を変更することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか記載の画像形成装置であって、
    前記像担持体上のトナー像を、前記被転写体上に転写した後の、前記像担持体上に残留したトナーは、再利用されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか記載の画像形成装置であって、
    前記被転写体は、中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか記載の画像形成装置であって、
    前記被転写体は、記録材であることを特徴とする画像形成装置。
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