JP3976629B2 - 付属品付きボトル及び付属品付きシートのボトル貼着用帯状体 - Google Patents

付属品付きボトル及び付属品付きシートのボトル貼着用帯状体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PETボトル等のボトルに、カードや折り畳み等された小冊子等の板状物等の付属品を添付した付属品付きボトル、及び該付属品付きシートをボトルに貼着するためのボトル貼着用帯状体に関する。
【0002】
【従来の技術】
PETボトル等に貼着するタックラベルの表示効果、宣伝広告効果を高めるために、本出願人は、先に図11のようなラベル付きボトルを提案している。
【0003】
該ラベル付きボトルは、ボトル51にタックラベル52が貼着されているものである。ボトル51は、筒状の胴部51aと、胴部51aより細い口部51cと、胴部51aと口部51cとの間に位置して口部51c側に向けて徐々に小径となる肩部51bとを有している。そして、タックラベル52は、その裏面全体が胴部51aに貼着されているのではなく、その一部領域のみが胴部51aに貼着された状態にある。即ち、タックラベル52の裏面は、下端部52aのみが粘着性を有し、それ以外の領域は粘着性を有しないように構成されており、従って、タックラベル52の下端部52aのみが胴部51aの上端部に貼着され、タックラベル52の上端側は肩部51bから離反した状態にあり、その結果、タックラベル52は、胴部51aに貼着されたその下端部52aを支持部として、その保有剛性により起立状態を保持する。
【0004】
このようにタックラベル52をボトル51に貼着することにより、肩部51bとタックラベル52との間に空間が生じ、タックラベル52が胴部51a上端部から上方に突出する起立状態となって看者の目を引くので、タックラベル52全体を単に胴部51aに貼着するのに対して、タックラベル52の表示効果、宣伝広告効果が高まるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、商品の販売促進等の観点から、タックラベル52とは別に、カード類や小冊子等の付属品をボトル51に付属させたい場合がある。この場合、カード類等を小袋に収容してボトル51の口部51cや肩部51bに吊り下げることが考えられるが、この吊り下げ作業は効率が悪い。
【0006】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされ、付属品をボトルに簡単に添付することができるようにして付属品添付作業の効率向上を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る付属品付きボトルは、胴部と口部との間に口部側に向けて徐々に細くなる肩部を有するボトルに、裏面に粘着部を有する基材シートが前記粘着部により貼着されているボトルであって、前記基材シートの表面には付属品が貼着され、前記粘着部は、基材シートの全幅よりも幅狭であり、ボトルの肩部に付属品が略位置するように、基材シートの少なくとも上端部と下端部とがボトルに貼着されていることを特徴とする。
【0008】
該構成にあっては、基材シートの全幅よりも幅狭の粘着部を裏面に有する基材シートの表面に付属品を予め貼着しておき、その付属品が貼着された基材シートをボトルに貼着することができるので、吊り下げ式に比して付属品の添付作業を簡単に行うことができる。特に、付属品を予め貼着した基材シートをボトルに貼着することができるので、その基材シートの貼着工程を公知のタックラベラー(タックラベルの自動貼着機)で行うことも可能となる。また、粘着部が付属品の全幅よりも幅狭であるため、平坦面を有するボトル以外にも種々の形状のボトルに容易に貼着することができる。
【0009】
一方、付属品は基材シートを介してボトルの肩部に略位置する構成である。この場合、上述した従来のように起立状態の基材シートに付属品を貼着すると、基材シートが付属品の重量に耐えられずに倒れて不安定な状態となる。しかしながら、本発明では、基材シートの少なくとも上端部と下端部とがボトルに貼着されているので、基材シートの貼着状態を確実に維持することができる。
【0010】
特に、ボトルの肩部が横断面視略円形であって付属品が板状物である場合には、平坦な板状物が肩部の三次元曲面に沿わないことから、板状物が貼着された基材シートの一部は肩部から浮き上がった状態となる。しかしながら、裏面の粘着部が基材シートの全幅よりも幅狭であって粘着部以外の基材シートの裏面領域は非粘着性であるため、裏面全体が粘着部である場合に比して、肩部から離反している基材シートの裏面の部分にゴミ等の他の部材が付着したり、あるいは、ボトルを持つ手が基材シートの裏面の粘着部に触れて不快感を持ったりするという可能性が低くなる。従って、肩部から離反している基材シートの裏面の部分全体が非粘着性となるように粘着部の幅を設定すると尚好ましい。
【0011】
尚、粘着部が基材シートの全幅よりも幅狭とは、裏面の一部に粘着剤層を設け、この粘着剤層により粘着部を構成する場合の他、粘着剤層を例えば裏面全体に設け、この粘着剤層を一部を残して非粘着性とすることにより裏面の一部に粘着部を設ける場合も含まれる。
【0012】
また、本発明に係る付属品付きシートのボトル貼着用帯状体は、付属品が表面に貼着され且つ付属品の全幅よりも幅狭の粘着部を裏面に有する基材シートが、帯状の離型紙に長手方向に間隔をおいて複数保持されていることを特徴とする。
【0013】
該構成にあっては、付属品の全幅よりも幅狭の粘着部を介して離型紙に保持された基材シート上に付属品が貼着されているため、基材シートを付属品と共に離型紙から剥離して、付属品付きの基材シートをボトルに貼着することにより、貼着という簡単な作業で付属品をボトルに添付することができる。また、粘着部が付属品の全幅よりも幅狭であるため、種々の形状のボトルに容易に貼着することができる。そして、帯状の離型紙に長手方向に間隔をおいて保持されているため、該貼着用帯状体を公知のタックラベラーにセットして付属品付きシートをボトルに自動的に且つ高速に貼着していくことができる。
【0014】
また、付属品が板状物である場合には、粘着部が付属品の全幅よりも幅狭であることにより、ボトルの肩部が横断面視略円形であって板状物が肩部に沿わない場合にも容易に付属品を基材シートを介して添付することができるため特に効果が大きい。
【0015】
尚、基材シートの裏面の一部に粘着部を設けることによって付属品の全幅よりも幅狭の粘着部を構成する他、基材シート自体を付属品よりも幅狭とすることによって付属品の全幅よりも幅狭の粘着部を構成してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の付属品付きボトルの一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1及び図2に示す付属品付きボトル1は、基材シート3上に付属品4が貼着された付属品付きシート2が、ポリエチレンテレフタレート製ブローボトル(PETボトル)1に貼着されてなるものである。尚、図2においては、付属品付きシート2のみが断面にて示されている。
【0017】
前記PETボトル1は、上下方向に伸びる外周面を有する胴部1aと、該胴部1aから上方に延設されて上方に向けて徐々に細くなる肩部1bと、該肩部1bの上方に位置する小径の口部1cとから構成されている。胴部1aは、例えば径略一定の円筒形状に形成され、シュリンクラベル等の筒状ラベル5が装着される。また、肩部1bは、本実施形態においては横断面視略円形であり、従って、上方の口部1c側に向けてその直径が徐々に小さくなる。ボトル1の上端部に位置する口部1cには丸形のキャップ6が螺合されて開口部が封止されている。
【0018】
そして、該ボトル1の肩部1b上に前記基材シート3が略位置している。該基材シート3は、略四角形の主部3aと、該主部3aの上下両端部に各々突出した突起部3b,3cとから構成されている。両突起部3b,3cは、それぞれ主部3aの左右方向(幅方向)略中央に形成され、互いに対向する位置に形成されている。尚、基材シート3全体として見た場合、両突起部3b,3cは基材シート3の上端部と下端部になる。
【0019】
該基材シート3の裏面には、基材シート3をボトル1に貼着するための粘着部7が設けられている。該粘着部7は、図3のように基材シート3の全幅W1よりも幅狭である。図3の場合、粘着部7は、上下方向に伸びる直線状に形成され、また、基材シート3の上端部から下端部まで連続的に形成されている。即ち、基材シート3を上下方向に横断するように設けられている。該粘着部7の位置は任意であるが、図3の場合には幅方向略中央である。この基材シート3は上述のように上下に各々突起部3b,3cを有しているので、両突起部3b,3cの位置に粘着部7が位置している。換言すれば、上方側の突起部3cから下方側の突起部3bにかけて粘着部7が形成されている。尚、本実施形態においては付属品4は基材シート3と同幅である。
【0020】
基材シート3の裏面のうち、粘着部7は粘着性を有しているが、それ以外の領域8は非粘着性となっている。このように裏面のうちの一部にのみ粘着部7を設ける方法としては、裏面の一部にのみ粘着剤層を設けて、この粘着剤層により粘着部7を構成する方法や、例えば粘着剤層を裏面全体に設けて、この粘着剤層を一部を残して非粘着性とすることにより裏面の一部に粘着部7を設ける方法があり、本実施形態では後者の方法が採用されている。即ち、一旦基材シート3の裏面全体に粘着剤を塗布して厚さ略一定の粘着剤層9(図4(ロ)参照)を形成し、該粘着剤層9の表面に非粘着性の塗膜を薄く設ける工程によって非粘着性としている。尚、この粘着剤としては、通常のタックラベルに使用されるアクリル系やゴム系、ウレタン系等の公知のものが使用されてその厚さは10乃至50μm程度である。
【0021】
尚、基材シート3は、紙、合成紙、プラスチックフィルム等の単層または複層材料から形成され、その表面又は裏面に文字や図形等の印刷が施されていてもよい。何れにしても、基材シート3は可撓性を有している。
【0022】
一方、基材シート3の表面には付属品4が貼着されている。該付属品4はホットメルト接着剤や粘着剤等の接着剤10(図4参照)によって基材シート3の主部3aと重なり合うようにして貼着されている。尚、付属品4を貼着するための接着剤10の塗布位置や塗布幅等は適宜であるが、付属品4から外にはみださないように塗布され、本実施形態では、図4のように、基材シート3の幅方向に沿って二筋塗布されている。
【0023】
付属品4としては種々のものがあるが、特には、カード類や写真、薄型玩具、商品説明書きの小冊子等の板状物がある。これらの付属品4は、そのまま添付することも可能ではあるが、本実施形態では、包装袋11によって包装されている。該包装袋11は、ポリエチレンやポリプロピレン等の単層フィルム、あるいは、ポリエステルやナイロン等のフィルムの内面にポリエチレン等の熱融着性樹脂を積層したラミネートフィルム、更に酸化劣化する食品等の場合には、アルミニウムやガスバリアー性フィルム等を積層した三層以上の多層ラミネートフィルム等から形成された三方シール型、四方シール型のものである。尚、図4においてクロスハッチングが施されている部分11aがヒートシールされた領域である。また、一般にフィルムには付属品4を表す文字等が印刷されている。
【0024】
以上のように構成された付属品付きシート2がボトル1に貼着されているが、より具体的には、図1及び図2の如く、下方側の突起部3bが胴部1aの上端部に貼着され、上方側の突起部3cは口部1c、詳細にはキャップ6の側面に貼着され、これにより基材シート3の主部3aは肩部1b上に略位置する。従って、基材シート3の主部3aに重なり合うようにして貼着されている付属品4も肩部1bに略位置している。尚、胴部1aに比して口部1cは小径であるため、付属品4は図2のように傾斜した状態となる。また、基材シート3裏面の粘着部7は上下方向に沿って直線状に形成されているが、付属品4が平坦な板状物であるのに対して肩部1bは曲面であるため、粘着部7全領域が肩部1bに接着するとは限らず、上下両突起部3b,3c間においては基材シート3が肩部1bに接する箇所のみにおいて肩部1bに接着することとなる。
【0025】
以上のように、基材シート3の表面に付属品4を貼着することにより、付属品4を袋等で吊り下げる構成に比して、付属品4を他の物の邪魔にならずにしかも安定して添付することができる。特に、付属品4が胴部1aよりも細い肩部1bに略位置するので、ボトル1の陳列時に付属品4が邪魔になりにくいという利点がある。付属品4としてその幅寸法がボトル1の胴部直径と略同じであるカード類等の板状物を添付する場合にその効果が大きい。尚、包装袋11で付属品4を包装することにより付属品4が水に濡れたり汚れたりすることが防止される。
【0026】
また、看者の目を引く効果にも優れるために宣伝効果も向上する。特に、陳列時に目に付きやすい部位である肩部1bに付属品4が略位置しているので、宣伝効果に優れている。この宣伝効果についても、付属品4が板状物である場合には、その左右が丸形の肩部1bから離反した状態となるので効果が大きい。
【0027】
しかも、肩部1bに付属品4を略位置させているので、付属品4が胴部1aに装着された筒状ラベル5の表示の邪魔になるということもない。
【0028】
更に、基材シート3の下端部のみならず上端部も貼着しているので、付属品4を貼着した状態であっても確実に基材シート3のボトル1への貼着状態が維持され、結果として付属品4を安定してボトル1に添付することができる。
【0029】
一方、基材シート3裏面の粘着部7を基材シート3の全幅W1よりも幅狭としているため、ボトル形状に対する汎用性が高いという利点がある。即ち、本実施形態のように横断面視略円形の肩部1bの場合には三次元曲面となっているため、裏面全体に粘着部7を設けると基材シート3にシワが生じやすくなる。しかも、付属品4が板状物である場合、基材シート3の左右両端部が肩部1bから浮き上がった状態となるため、裏面全体に粘着部7を設けるとゴミが付着したり、あるいはボトル1を持つ手が粘着部7に触れて不快感を持ったりしやすくなるという不具合が生じる。それに対して、粘着部7を幅狭に形成し特に幅方向略中央に形成することにより、ゴミ等の付着や不快感を抑制することができる。
【0030】
更に、基材シート3に主部3aより幅の狭い突起部3b,3cを設けて該両突起部3b,3cにて基材シート3をボトル1に貼着しているので、良好な外観体裁を確保できる。即ち、両突起部3b,3cを設けない構成とすることも可能であるが、丸形の肩部1bの場合に特にシワが発生しやすくなる。特に付属品4が板状物である場合には、突起部3b,3cを設けてその突起部3b,3cにてボトル1に貼着することが好ましい。尚、口部1cは胴部1aに対して小径であってその曲率が大きいため、上方側に突起部3cを設けることにより良好な外観体裁が得られやすい。従って、下方側の突起部3bよりも上方側の突起部3cを幅狭にすることが好ましい。
【0031】
突起部3b,3cの形状は適宜設計変更可能であり、例えば、図6のように下方側の突起部3bを略逆T字状に形成して下方側の接着面積を増加してもよい。また、同図のように上方側の突起部3cをキャップ6の天面まで延設して上方側の接着面積を増してもよい。更に、下方側の突起部3bを図2の二点鎖線のように胴部1aに装着された筒状ラベル5まで延設してもよい。その場合には基材シート3を透明にして下側の筒状ラベル5の表示が基材シート3を介して透視できるようにすることが好ましい。尚、粘着部7を突起部3b,3cにのみ設けたものであってもよい。
【0032】
また、このように基材シート3の表面に付属品4を貼着した構成では、予め付属品4を貼着した基材シート3をボトル1に貼着すればよいので、吊り下げ式に比して付属品4の添付作業の効率が良いという利点がある。尚、付属品4を予め基材シート3に貼着しておくのではなく、基材シート3をボトル1に貼着した後に、その基材シート3の表面に付属品4を貼着することも考えられるが、丸形の肩部1bの場合には、基材シート3の大部分が肩部1bから離反した状態にあるので、その不安定な状態の基材シート3に付属品4を貼着することになり、貼着作業が容易ではない。従って、付属品付きシート2をボトル1に貼着することが好ましく、特に、付属品4が板状物である場合に効果が大きい。
【0033】
このような付属品付きシート2は、手作業にて一つ一つボトル1に貼着していくこともできるが、図4のように、該付属品付きシート2が長尺帯状の離型紙12に長手方向に所定間隔をおいて複数剥離可能に保持されたボトル貼着用帯状体20を使用することにより、公知のタックラベラーによって自動的に貼着することができる。尚、図4の場合、付属品付きシート2はその両突起部3b,3cが帯状の離型紙12の幅方向を向くようにして離型紙12に保持されている。該離型紙12は、紙やプラスチックフィルムからなり、その表面はシリコーンやワックス等の剥離処理が施されている。従って、基材シート3裏面の粘着部7が離型紙12から剥離できる。
【0034】
尚、かかるボトル貼着用帯状体20は例えば以下のようにして製造される。即ち、帯状の離型紙12の上面に粘着剤層9を介して積層された帯状基材シートを、ダイカット刃等の裁断手段によって基材シート3の外形に沿って裁断(カット)すると共にその裁断によって生じた帯状基材シートの外側不要部分を離型紙12から連続的に剥離することにより、帯状の離型紙12の上面に長手方向に沿って基材シート3が所定間隔毎に保持された帯状体を形成し、その後、該帯状体における個々の基材シート3上に順次付属品4を貼着していく。
【0035】
このような付属品付きシートのボトル貼着用帯状体20はロール状に巻回される等してタックラベラーに供給することができる。図5にタックラベラー30を使用したボトル1への貼着方法の概要を示している。図示しないロール等から繰り出された貼着用帯状体20が付属品付きシート2を離型紙12から剥離するためのディスペンサー31の先端に達すると、離型紙12がその貼着位置で鋭角に折り曲げられ、それにより、基材シート3の進行方向前側所定領域が離型紙12から剥離してディスペンサー31の先端より突出した状態となる。そして、コンベヤ32上に載置されて貼着位置まで搬送されてくるボトル1に付属品付きシート2をローラ33で押圧することにより貼着する。このローラ33による押圧動作で付属品付きシート2の下方側の突起部3bが胴部1aに貼着されると共に基材シート3の主部3aは付属品4の重みによって肩部1b側に傾倒し、上方側の突起部3cはキャップ6の側面に仮貼着状態となる。その後、図示しない押圧ベルト等の押圧手段によって主として両突起部3b,3cを押圧して完全にボトル1に付属品付きシート2を貼着固定する。尚、離型紙12は送りローラ34によって貼着位置から後方側に向けて送られてロール状に巻き取られる。
【0036】
このように、ボトル貼着用帯状体20を使用すればタックラベラー30によって高速に且つ簡単に付属品付きシート2をボトル1に貼着することができる。
【0037】
尚、本実施形態では、上下に突起部3b,3cを設けたが、何れか一方のみに突起部を設ける構成としたり、図7及び図8のように双方の突起部を省略した構成としてもよい。即ち、双方の突起部を省略した構成では、基材シート3は主部3aのみとなるが、この場合においても、粘着部7の少なくとも上端部と下端部とがボトル1に貼着されればよい。即ち、主部3a(基材シート3)の少なくとも上端部と下端部とがボトル1に貼着されればよい。従って、幅狭の粘着部7を図8のように上下方向に連続的して形成することの他にも、例えば図9のように主部3a(基材シート3)の上端部と下端部のみに基材シート3より幅狭の粘着部7を設けることもできる。
【0038】
また、図9のように、基材シート3に上下方向に伸びるスリット40(切り込み)を設けてもよい。このようにスリット40を設けることで、周方向に湾曲した丸形のボトル1に対して良好に貼着することができる。尚、該スリット40は、例えば、図9のように、粘着部7の幅方向両端部(粘着部7と非粘着性の部分8との境界やその近傍)に設けることができる。
【0039】
また、上記実施形態では、基材シート3と付属品4とが同幅であったが、基材シート3に対して付属品4が幅狭であっても無論よい。
【0040】
また、図4に示したようなボトル貼着用帯状体20に代えて、図10のようなボトル貼着用帯状体20としても本発明の意図する範囲内である。即ち、図10に示すボトル貼着用帯状体20は、図4とは付属品付きシート2の構成が異なっている。具体的には、付属品4の全幅W2よりも幅狭の基材シート3を有する構成となっている。該構成では、基材シート3自体を幅狭とし、該基材シート3の裏面全体に粘着部7を設けることにより、付属品4の全幅W2に対して幅狭の粘着部7を構成している。無論、基材シート3の一部に粘着部7を設けることにより、付属品4の全幅W2よりも幅狭の粘着部7を構成してもよい。
何れにしても、付属品4の全幅W2よりも粘着部7を幅狭にすることにより、種々の形状のボトル1、特に、横断面視略円形の肩部1bを有するボトル1への貼着に有利となる。
尚、図10において、基材シート3の裏面全体に粘着部7を設ける構成の他にも、例えば、付属品4から上下に突出した基材シート3の領域のみに粘着部7を設けることもできる。
【0041】
また、上記実施形態では付属品付きシート2の上下方向が帯状の離型紙12の幅方向を向くように該離型紙12に保持されている構成について説明したが、例えば、図10の変形例として基材シート3の長手方向(付属品シート2の上下方向)が帯状の離型紙12の長手方向に沿うように保持される構成とする等、離型紙12に対する付属品付きシート2の向きについても限定されるものではない。
【0042】
更に、基材シート3の貼着箇所についても上述したような胴部1aの上端部とキャップ6の側面等の箇所には限定されず、例えば、上下共に肩部1bに貼着するなど変更可能である。
【0043】
その他、基材シート3の形状等についても設計変更可能であり、図11に示したような角形状のボトルにも適用できる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明における付属品付きボトルにあっては、付属品を貼着した基材シートをボトルに貼着することができるので、吊り下げ式で付属品をボトルに添付する構成に比して、添付作業の効率を向上させることができる。また、基材シートの少なくとも上下両端部がボトルに貼着されているので、付属品の安定性が高く、粘着部が基材シートの全幅よりも幅狭であるので、ボトルの形状に対する適用性に優れている。
【0045】
また、本発明に係る付属品付きシートのボトル貼着用帯状体にあっては、吊り下げ式に比して添付作業の効率を向上できるうえに、公知のタックラベラーを使用して自動的に高速且つ簡単に貼着することが可能であるという効果があり、また、粘着部が付属品の全幅よりも幅狭であるため、ボトル形状に対する適用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の付属品付きボトルを示す斜視図。
【図2】同ボトルの正面図であって、付属品付きシートのみを断面にて示したものである。
【図3】同ボトルに使用されている付属品付きシートの背面図。
【図4】本発明の一実施形態における付属品付きシートのボトル貼着用帯状体を示し、(イ)は正面図、(ロ)はP−P断面図。
【図5】同ボトル貼着用帯状体を使用したボトルへの付属品付きシートの貼着方法を示す平面図。
【図6】他の実施形態の付属品付きボトルを示す図1に対応した斜視図。
【図7】他の実施形態の付属品付きボトルを示す図1に対応した斜視図。
【図8】同ボトルに使用されている付属品付きシートを示す図3に対応した背面図。
【図9】他の実施形態における付属品付きシートを示す図3に対応した背面図。
【図10】他の実施形態における付属品付きシートのボトル貼着用帯状体を示し、(イ)は正面図、(ロ)はQ−Q断面図。
【図11】従来のボトルの一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ボトル、1a…胴部、1b…肩部、1c…口部、2…付属品付きシート、3…基材シート、3a…主部、3b,3c…突起部、4…付属品(板状物)、5…筒状ラベル、6…キャップ、7…粘着部、9…粘着剤層、10…接着剤、11…包装袋、12…離型紙、20…ボトル貼着用帯状体、30…タックラベラー、31…ディスペンサー、32…コンベヤ、33…ローラ、34…送りローラ、40…スリット

Claims (4)

  1. 胴部と口部との間に口部側に向けて徐々に細くなる肩部を有するボトルに、裏面に粘着部を有する基材シートが前記粘着部により貼着されているボトルであって、
    前記基材シートの表面には付属品が貼着され、前記粘着部は基材シートの全幅よりも幅狭であり、ボトルの肩部に付属品が略位置するように、基材シートの少なくとも上端部と下端部とがボトルに貼着されていることを特徴とする付属品付きボトル。
  2. ボトルの肩部は横断面視略円形であり、付属品は板状物である請求項1記載の付属品付きボトル。
  3. 付属品が表面に貼着され且つ付属品の全幅よりも幅狭の粘着部を裏面に有する基材シートが、帯状の離型紙に長手方向に間隔をおいて複数保持されていることを特徴とする付属品付きシートのボトル貼着用帯状体。
  4. 付属品は板状物である請求項3記載の付属品付きシートのボトル貼着用帯状体。
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