JP3973196B2 - 液処理方法及び液処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液処理方法及び液処理装置に関するもので、更に詳細には、例えば半導体ウエハやLCD基板等の基板の表面に所定の処理例えば洗浄処理を施す液処理方法及び液処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば半導体ウエハやLCD基板等の半導体デバイスの製造工程においては、半導体ウエハやLCD基板等(以下にウエハ等という)の表裏面、特に半導体デバイスが形成されるウエハ等の表面の清浄度を高く維持する必要があるため、種々の製造工程の前後でウエハ等の表面に例えば洗浄処理等が施されている。
【0003】
ウエハ等の表面を洗浄処理する方法として、加圧された処理液例えば純水あるいは薬液を回転するウエハ等の表面に供給例えば噴射して洗浄を行う方法や純水等の液体の供給と共にブラシをウエハ等の表面に接触させて洗浄処理を行う方法があり、いずれにおいても液体を供給してウエハ等の表面を洗浄している。
【0004】
ところで、上記のように、回転するウエハ等の表面に処理液を供給して表面の洗浄を行うと、図10(a)に示すように、処理液供給手段例えば処理液供給ノズルNから吐出された処理液例えば純水(DIW)がウエハW等の表面に衝突▲1▼し、発散▲2▼する過程において、ウエハW等の表面に帯電現象が生じ、ウエハW等の表面側に残留電荷が蓄積される(図10(b)参照)。これは、洗浄中に発生する帯電は瞬間的な接合によるキャリアの拡散現象によるものである。したがって、伝導帯(コンダクションバンド)がフェルミレベル(Fermi level)に近いエネルギ準位を持つウエハW面側がプラスに帯電することになるが(図11(a)参照)、処理後の残留電荷を見ると、クーロン力によるキャリアの拡散に起因してマイナスの電荷となっている(図11(b)参照)。この帯電すなわち残留電荷によってウエハ等の表面に形成されたデバイスが破壊する虞があった。また、残留電荷によって洗浄効率の低下を招く虞もあった。
【0005】
一般に、帯電(残留電荷)を除去する方法として、ウエハ等の表面にイオン化された気体を噴射して除電する方法やウエハ等の保持手段例えばスピンチャックを導電性材料にて形成すると共に、ウエハ等を接地する等の方法が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記洗浄処理における帯電現象は、洗浄中の瞬間において起こる現象で帯電速度が急峻なため、上記従来の除電方法では時間的遅れが生じ、対処できないというのが現状である。
【0007】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、液処理中に生じる被処理基板の帯電を抑制して、被処理基板に形成されるデバイスの保護を図ると共に、液処理効率の向上を図れるようにした液処理方法及び液処理装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の第1の液処理方法は、回転する被処理基板の表面に処理液を供給して処理を施す工程と、 上記処理工程中において、回転する上記被処理基板の表面に上記処理液を供給することで、被処理基板の表面側が帯電され、残留電荷が蓄積されることを防止するために、この被処理基板の表面側に帯電される電荷の極性と同極性に帯電された除電用流体を、上記被処理基板の裏面側中心部に供給して、処理工程の際に被処理基板の表面側の帯電を抑制する工程と、を有し、 かつ、上記流体の帯電量を制御可能に形成してなることを特徴とする(請求項1)。
【0009】
また、この発明の第2の液処理方法は、回転する被処理基板の表面に処理液を供給して処理を施す工程と、 上記被処理基板を回転してこの被処理基板に付着する処理液を除去する乾燥工程と、 上記処理工程及び乾燥工程中において、回転する上記被処理基板の表面に上記処理液を供給することで、被処理基板の表面側が帯電され、残留電荷が蓄積されることを防止するために、この被処理基板の表面側に帯電される電荷の極性と同極性に帯電された除電用流体を、上記被処理基板の裏面側中心部に供給して、処理工程の際に被処理基板の表面側の帯電を抑制する工程と、を有し、 かつ、上記流体の帯電量を制御可能に形成してなることを特徴とする(請求項2)。
【0010】
また、この発明の液処理方法において、上記流体を純水にて形成し、この純水を被処理基板表面側の帯電極性と同極性の帯電材製の管状ノズル内を通過させ、その際の摩擦力によって帯電させると共に、純水の供給流量を制御することにより帯電量を制御可能にするか(請求項)、あるいは、上記流体を不活性ガスにて形成し、この不活性ガスをイオン生成手段にてイオン化させると共に、不活性ガスの供給量及び又はイオン化量を調整することにより不活性ガスの帯電量を制御可能に形成する方が好ましい(請求項)。
【0011】
この発明の液処理装置は、被処理基板を回転可能に保持する保持手段と、 上記保持手段を制御可能に回転する回転手段と、 上記保持手段にて保持された上記被処理基板の表面に処理液を供給する処理液供給手段と、 回転する上記被処理基板の表面に上記処理液を供給することで、被処理基板の表面側が帯電され、残留電荷が蓄積されることを防止するために、この被処理基板の表面側に帯電される電荷の極性と同極性に帯電された除電用流体を、被処理基板の裏面側中心部に供給すべく噴射口を上記保持手段における中心部の被処理基板保持面側に設けた除電用流体供給手段と、 上記除電用流体供給手段の帯電量を制御する帯電制御手段と、を具備することを特徴とする(請求項5)。
【0012】
この発明の液処理装置において、上記除電流体供給手段及び帯電制御手段を、以下のように構成することができる。
【0013】
例えば、▲1▼上記除電用流体供給手段を、被処理基板の表面側の帯電極性と同極性の帯電材製の管状ノズルと、供給管を介して管状ノズルに接続される純水供給源とで構成し、上記帯電制御手段を、上記供給管に介設される流量制御手段にて形成することができる(請求項)。また、▲2▼上記除電用流体供給手段を、不活性ガス供給ノズルと、供給管を介して上記不活性ガス供給ノズルに接続される不活性ガス供給源と、上記供給管に介設され、被処理基板の表面側の帯電極性と同極性にイオン化する制御可能なイオン生成手段とで構成するか(請求項)、あるいは、▲3▼上記除電用流体供給手段を、不活性ガス供給ノズルと、供給管を介して上記不活性ガス供給ノズルに接続される不活性ガス供給源と、上記供給管に介設され、被処理基板の表面側の帯電極性と同極性にイオン化するイオン生成手段とで構成し、上記帯電制御手段を、上記供給管に介設される流量制御手段にて形成してもよい(請求項)。
【0014】
また、除電用流体に純水を使用する場合は、上記保持手段を、導電性を有する合成樹脂製材料にて形成する方が好ましい(請求項)。
【0015】
請求項1,2,5記載の発明によれば、回転する被処理基板の表面に処理液を供給して処理を施す際に、回転する被処理基板の表面に処理液を供給することで、被処理基板の表面側が帯電され、残留電荷が蓄積されることを防止するために、この被処理基板の表面側に帯電される電荷の極性と同極性に帯電された除電用流体を、被処理基板の裏面側中心部に供給することにより、反発作用によって処理工程の際に被処理基板の表面側が帯電されるのを抑制することができる。したがって、液処理中に被処理基板に生じる帯電を抑制することができる。また、除電用流体の帯電量を制御可能に形成することにより、被処理基板の異なる帯電量に対応して除電することができると共に、処理中の界面電位を制御することができる。
【0016】
また、請求項2記載の発明によれば、処理工程及び乾燥工程中において、回転する被処理基板の表面側に帯電された電荷の極性と同極性に帯電された除電流体を被処理基板の裏面側中心部に供給することにより、反発作用によって処理工程の際に被処理基板の表面側が帯電されるのを抑制することができる。したがって、液処理及び乾燥処理中に被処理基板に生じる帯電を抑制することができる。また、流体の帯電量を制御可能に形成することにより、被処理基板の材質、被処理基板の回転数、処理液の供給量等に応じて異なる帯電量に対応して除電することができると共に、処理中の界面電位を制御することができる。
【0017】
請求項3,6記載の発明によれば、除電用流体を純水にて形成し、この純水を被処理基板表面側の帯電極性と同極性の帯電材製の管状ノズル内を通過させ、その際の摩擦力によって帯電させると共に、純水の供給流量を制御することにより帯電量を制御可能にするので、純水を用いて被処理基板の帯電を抑制することができると共に、被処理基板の洗浄を行うことができる。また、例えば洗浄処理において処理液に純水を使用する場合には、同一の純水供給源を利用することができるので、配管系統の簡略化及び装置の小型化が図れると共に、コストの低廉化が図れる。
【0018】
請求項4,7,8記載の発明によれば、除電用流体を不活性ガスにて形成し、この不活性ガスをイオン生成手段にてイオン化させると共に、不活性ガスの供給量及び又はイオン化量を調整することにより不活性ガスの帯電量を制御可能にするので、不活性ガスを用いて被処理基板の帯電を抑制することができると共に、パーティクル等が再付着するのを防止することができる。
【0019】
請求項記載の発明によれば、除電用流体供給手段の噴射口を、保持手段における中心部の被処理基板保持面側に設けることにより、帯電されやすい被処理基板の中心部の帯電を効率よく抑制することができる。
【0020】
加えて、請求項記載の発明によれば、除電用流体に純水を使用する場合において、保持手段を、導電性を有する合成樹脂製材料にて形成するので、被処理基板における保持手段によって保持される領域へ除電用流体で発生した電荷をリークさせることにより、除電用流体が当たらない部分においても極性の制御が可能となり、更に帯電の抑制の向上を図ることができる。また、保持手段の耐蝕性を持たせることができるので、保持手段ひいては装置の寿命の向上が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では、この発明に係る液処理装置を半導体ウエハの搬入、洗浄、乾燥及び搬出を連続して行う洗浄処理システムに適用した場合について説明する。
【0022】
上記洗浄処理システムは、図1ないし図3に示すように、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)に適宜洗浄処理を施す洗浄処理部10と、洗浄処理部10に対してウエハWを搬入出する搬出入部20とで主に構成されている。
【0023】
上記搬出入部20は、複数例えば26枚のウエハWを適宜間隔をおいて収容するキャリアCを載置する載置台21を有する搬入・搬出部22と、キャリアCと洗浄処理部10との間でウエハWの搬送を行うウエハ搬送機構23と、このウエハ搬送機構23のウエハ搬送路(図示せず)とを具備するインターフェース部24とで構成されている。
【0024】
この場合、搬入・搬出部22に配設された載置台21上には、例えば3個のキャリアCを水平面のY方向に並べて所定位置に載置されている。また、搬入・搬出部22とインターフェース部24との仕切壁25において、キャリアCの載置場所に対応する位置には、窓部26が形成されており、この窓部26のインターフェース部24側には、窓部26をシャッタ等により開閉する窓部開閉機構27が設けられている。
【0025】
使用されるキャリアCの構造は任意のもので差し支えなく、例えば、ウエハWの搬入出口に搬入出口を開閉する蓋体Caを設けたものを用いることができる。この場合、窓部開閉機構27にキャリアCの蓋体Caを開閉する機能を持たせて、窓部26にキャリアCの搬入出側を向けてキャリアCの蓋体Caの開閉を行うことができる構造とする。このように窓部開閉機構27によって、窓部26とキャリアCの蓋体Caが開いた状態とすれば、インターフェース部24に設けられたウエハ搬送機構23がキャリアCにアクセス可能となり、ウエハWの搬送を行うことができるようになる。
【0026】
なお、窓部26には窓部26を開閉するシャッタのみを配設し、キャリアCの搬入出口に備えられた蓋体Caは、載置台21へ載置する際に、例えば、手動により操作して搬入出を開口する方法を用いてもよい。また、キャリアCに蓋体Caを設けない場合には、当然に蓋体の開閉機構を設ける必要はない。このように窓部26の構造はキャリアCの構造に対応させて適宜好適に設計することができる。
【0027】
この場合、窓部開閉機構27に、キャリアC内におけるウエハWの収容状態、例えば、所定枚数のウエハWが収容されているか否か、ウエハWが前後(X方向)に飛び出して収容されていないかどうか、又は、ウエハWが高さ方向(Z方向)に斜めに収容されていないか等を検知するマッピングセンサ(図示せず)が設けられている。このマッピングセンサによりウエハWの収容状態を検査した後に洗浄処理を開始することで、処理を確実に行うことが可能となる。
【0028】
上記インターフェース部24に配設されるウエハ搬送機構23は、Y方向に移動可能であり、載置台21に載置された各キャリアCにアクセス可能となっている。また、ウエハ搬送機構23のウエハ保持アーム23aは、水平面のX方向に移動自在に構成されると共に、X−Y平面内(θ方向)で回転自在に構成されており、窓部26を通してキャリアCとの間でウエハWの受け渡しを行い、また、後述する洗浄処理部10に配設されたウエハ受渡ユニット(TRS)30にアクセス可能に形成されている。
【0029】
このように構成されるウエハ搬送機構23は、搬入・搬出部22側から洗浄処理部10側へウエハWを搬送したり、逆に、洗浄処理部10側から搬入・搬出部22側へウエハWを搬送することができる。また、ウエハ搬送機構23は、鉛直方向(Z方向)に昇降自在であり、キャリアC内の任意の高さ位置においてウエハWの受け渡しを行うことが可能となっている。
【0030】
一方、上記洗浄処理部10には、ウエハWの表裏面を反転させるウエハ反転ユニット(RVS)40と、インターフェース部24との間でウエハWの受け渡しを行うためにウエハWを一時的に載置するウエハ受渡ユニット30と、洗浄処理後のウエハWを乾燥等する加熱/冷却部(HP/COL)50が設けられ、また、ウエハWに洗浄を施す洗浄ユニット(SCR)60a〜60dと、これらのウエハ反転ユニット40、ウエハ受渡ユニット30、洗浄ユニット60a〜60d及び加熱/冷却部50の全てにアクセス可能に配設され、これら各ユニット又は各部との間でウエハWの受け渡しを行う搬送手段である主ウエハ搬送機構70が配設されている。
【0031】
この場合、上記ウエハ反転ユニット40は、2段積み重ねられて配設されている。ウエハ反転ユニット40は、図3に示すように、ウエハWの表裏面を保持する一対の保持手段であるウエハ保持アーム41と、これら両保持アーム41を相対的に接離移動させる接離移動手段42と、両保持アーム41にて保持されるウエハWを反転可能に回転するモータ43とを具備している。
【0032】
このウエハ反転ユニット40の下方には、ウエハ受渡ユニット30が2段積み重ねられて配設されている。また、洗浄ユニット60a〜60dも2段積み重ねられて配設されている。この場合、上段の洗浄ユニット60c,60dは、ウエハWの表面を洗浄する表面洗浄用に使用され、下段の洗浄ユニット60a,60bは、ウエハWの裏面を洗浄する裏面洗浄用に使用されるようになっている。また、加熱/冷却部50は、4段積み重ねられて配設されている。
【0033】
なお、洗浄処理部10には、洗浄処理システム全体の動作・制御を行うための電装ユニット(EB)80と機械制御ユニット(MB)90が配設され、洗浄ユニット60a〜60dに供給する所定の洗浄液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット(CTB)100が配設されている。
【0034】
更に、洗浄処理部10の天井部には、ウエハWを取り扱う各ユニット及び主ウエハ搬送機構70に、清浄な空気をダウンフローするためのフィルター・ファンユニット(FFU)200が配設されている。
【0035】
また、ウエハ受渡ユニット30における主ウエハ搬送機構70側の側面には、主ウエハ搬送機構70の主ウエハ搬送アーム71が挿入可能な、かつ、フィルター・ファンユニット200からのダウンフローの一部を取り込むように第1の開口部31が設けられている。また、洗浄処理部10とインターフェース部24とを区画する仕切壁74において、ウエハ受渡ユニット30とインターフェース部24との境界にあたる部分には第2の開口部32が形成されており、この第2の開口部32を介してウエハ搬送機構23とウエハ受渡ユニット30との間でウエハの搬送が可能となっている。
【0036】
また、ウエハ受渡ユニット30の底面の適宜位置には、上方に向かって突出するピン33が設けられており、例えば、ウエハWを保持したウエハ搬送機構23のウエハ保持アーム23aをピン33により上方に移動した後に、下降することで、ウエハWがウエハ保持アーム23aからピン33上に載置されるようになっている。
【0037】
上下2段に配設されたウエハ受渡ユニット30は、目的に応じて任意に使い分けをして用いることが可能である。例えば、下段のウエハ受渡ユニット30はインターフェース部24から洗浄処理部10へ搬送される洗浄処理が行われていない未処理のウエハWのみが載置され、上段のウエハ受渡ユニット30は洗浄処理部10からインターフェース部24は搬送する洗浄処理済みのウエハWのみが載置されるように用いることができる。この場合には、未処理のウエハWからピン33に付着したパーティクル等が、洗浄処理後のウエハWに付着することがなく、ウエハWの汚染が低減され、ウエハWが清浄に保たれるようになる。
【0038】
また、全くランダムに洗浄処理の進行状況に合わせて、あるときには2段ともに洗浄処理部10は搬送する未処理のウエハWを載置し、また別のときには2段ともにインターフェース部24へ搬送する洗浄処理済みのウエハWを載置するように用いることもできる。このようにすることにより、スループットが向上すると共に、生産性の向上が図れる。
【0039】
上記主ウエハ搬送機構70は、Z方向に延在し、垂直壁76a,76b及びこれらの間の側面開口76cを有する筒状支持体76と、その内側に筒状支持体76に沿ってZ方向に昇降自在に設けられたウエハ搬送体77とを具備している。この場合、筒状支持体76は、旋回モータ78aの回転駆動力によって旋回可能となっており、それに伴ってウエハ搬送体77も一体的に旋回されるように構成されている。
【0040】
この場合、ウエハ搬送体77は、搬送基台77aと、この搬送基台77aに沿って前後に移動可能な、かつ筒状支持体76の側面開口部76cを通過可能な3本の主ウエハ搬送アーム71とを備えている。これら主ウエハ搬送アーム71は、搬送基台77a内に内蔵された図示しないモータ及びベルト機構によりそれぞれ独立して進退移動し得るように構成されている。ウエハ搬送体77は、筒状支持体76の下部に配設された昇降用モータ78bの駆動軸に装着される駆動プーリ77bと、筒状支持体76の上部に配設される従動プーリ77cに掛け渡される駆動ベルト77dに連結されており、昇降用モータ78bの回転駆動によって駆動ベルト77dを駆動させることによってウエハ搬送体77が昇降するように構成されている。
【0041】
図3に示すように、主ウエハ搬送機構70を挟んで、ウエハ反転ユニット40/ウエハ受渡ユニット30の反対側には、加熱/冷却部50が設けられている。この加熱/冷却部50には、強制冷却を行う冷却ユニット52が1台配設され、この冷却ユニット52の上に強制加熱/自然冷却を行う加熱ユニット51が3台積み重ねられて配設されている。これら各ユニットの主ウエハ搬送機構70側には、主ウエハ搬送アーム71の挿入・退出が可能なように開閉窓部53が形成されている。
【0042】
上記冷却ユニット52は、例えば、上面に近接してウエハWを保持するための複数のピン54が上方に向かって突出して設けられた載置テーブル55に、下方から窒素ガス等の冷却ガスを噴射して載置テーブル55を冷却することでウエハWを均一に冷却することができるように構成されている。一方、加熱ユニット51は、ヒータ57を内蔵して所定温度に保持されたホットプレート58の上面に近接ウエハWを保持することで、ウエハWを均一に加熱できるように構成されている。また、加熱/冷却部50は、スクラブ洗浄後の表面又は裏面が完全に乾燥していない状態のウエハWの乾燥処理に主に用いられる。
【0043】
次に、この発明に係る液処理装置を構成する表面用洗浄ユニット60c,60d(以下に、符号60で代表する)について、図4ないし図8を参照して説明する。
【0044】
◎第一実施形態
上記洗浄ユニット60は、主ウエハ搬送機構70の主ウエハ搬送アーム71が挿入・退出可能な開口窓61aを有する容器61と、この容器61にて形成される処理室603内に配設され、ウエハWを水平状態に回転可能に保持する保持手段であるスピンチャック62と、スピンチャック62にて保持されたウエハWの表面に向けて処理液例えば洗浄液としての純水を供給する洗浄液供給ノズル63(処理液供給手段)と、スピンチャック62の外方側を包囲する昇降可能なカップ67とを具備している。
【0045】
上記スピンチャック62は、ウエハWを水平状態に載置すると共に、保持機構62cによってウエハWを保持する載置台62aと、この載置台62aを支持する円筒状の支持軸62bと、この支持軸62bを回転させる回転手段であるモータ62cとで主に構成されており、支持軸62bの中空部内に後述する除電用流体供給手段65の一部が貫通状態に組み込まれている。モータ62cは、例えばサーボモータにて形成されており、後述する制御手段例えば中央演算処理装置600(以下に、CPU600という)にてプログラミングされた信号によって回転数が制御されるように構成されている。
【0046】
また、スピンチャック62の少なくとも載置台62aは、導電性を有する合成樹脂製材料例えば炭素を配合したポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製材料にて形成されている。このように、少なくとも載置台62aを炭素を配合したPEEK製材料にて形成することにより、ウエハWにおけるスピンチャック62によって保持される領域へ除電用流体で発生した電荷をリークさせることにより、除電用流体が当たらない部分においても極性の制御が可能となり、更に帯電の抑制の向上を図ることができる。また、スピンチャック62に耐蝕性を持たせることができる。
【0047】
除電用流体供給手段65は、回転するウエハWの表面に洗浄液(純水)を噴射(供給)した際に生ずるウエハWの表面側の帯電極性(マイナス電極)と同電極の負帯電材製例えば石英,アクリル樹脂製の管状ノズル65aと、純水供給管65bを介して管状ノズル65aに接続される純水供給源65cとで構成されており、純水供給管65bに介設される帯電制御手段である流量制御手段例えばマスフローコントローラMF1によって帯電量が制御可能になっている。なお、管状ノズル65aの先端部には、略逆円錐状のノズルヘッド65dが設けられている。また、管状ノズル65a内には、管状ノズル65aとの間に隙間をおいて純水の圧送用ガス例えば窒素ガス(N2ガス)の供給チューブ66aが貫挿されている。なお、管状ノズル65aの外周側には、帯電を安定させるためのシールド機能を具備する導電性を有する材料例えばアルミニウム製のシールド部材65eが配設されている。この場合、支持軸62bは接地されている。
【0048】
また、純水供給管65bには、マスフローコントローラMF1と純水供給源65cとの間に開閉弁V1が介設されている。一方、N2ガス供給管66bには、マスフローコントローラMF2と開閉弁V2が介設されている。
【0049】
上記のように構成されるマスフローコントローラMF1,MF2と開閉弁V1,V2は、CPU600に電気的に接続されており、CPU600からの信号によって流量制御(帯電制御)及び開閉制御されるように構成されている。
【0050】
上記洗浄液供給ノズル63は、図5(b)に示すように、二流体式ノズルにて形成されている。すなわち、洗浄液供給ノズル63は、下端に洗浄液としての純水を噴射する吐出口63aを有すると共に、側方に洗浄液供給管63cの接続口63bを有する中空状のノズルヘッド63dと、このノズルヘッド63d内に隙間をおいて貫挿され、先端の吐出口63Aが吐出口63aの内方近接部位に位置するN2ガス供給ノズル63eとの二重構造になっている。なお、洗浄液供給管63cには、マスフローコントローラMF3と開閉弁V3を介して純水供給源65cが接続されている。また、N2ガス供給ノズル63eは、N2ガス供給管63fを介してN2ガス供給源66cに接続されており、N2ガス供給管66bには、マスフローコントローラMF4と開閉弁V4が介設されている。
【0051】
上記説明では、純水供給源65c及びN2ガス供給源66cを、洗浄用及び除電用流体と同一にした場合について説明したが、別系統にしてもよい。
【0052】
なお、上記説明では、洗浄液として純水を用いる場合について説明したが、純水に代えて薬液例えばアンモニア水/過酸化水素混合液(NH4OH/H2O2/H2O)を使用することができる。
【0053】
上記のように構成されるマスフローコントローラMF3,MF4と開閉弁V3,V4は、CPU600に電気的に接続されており、CPU600からの信号によって流量制御及び開閉制御されるように構成されている。
【0054】
上記のように構成される洗浄液供給ノズル63は、図4に示すように、ガイド605に沿って駆動機構607によりX方向にスキャン可能であり、かつ、Z方向に昇降可能であるノズル保持アーム608の先端に取り付けられている。また、洗浄液供給ノズル63は、高さ・角度調節機構610により、Z方向高さ及びリンス液の吐出角度を変えることが可能となっている。
【0055】
なお、駆動機構607は、駆動機構配設室604内に配設され、ノズル保持アーム608は、壁部61bに設けられた窓部61cを介してその先端側が洗浄処理室603に位置するように設けられている。窓部61cは、ノズル保持アーム608のZ方向の昇降とX方向でのスキャンに支障がないようにZ方向に所定幅を有し、X方向に沿設されている。このようにして、駆動機構607で発生するパーティクルが洗浄処理室603に飛散することが防止され、一方、カップ67から洗浄液が駆動機構配設室604に飛散して駆動機構607に付着し、駆動機構607の駆動に支障をきたすのを防止する。
【0056】
一方、載置台62aの外周側はカップ67によって包囲されている。この場合、カップ67は、昇降機構67Aにより昇降自在となっている。なお、図5において、カップ67の下段位置と上段位置が示されており、ウエハWの搬出入時には、カップ67は下段位置に位置され、洗浄中は、上段位置に位置してウエハWの外周から外部へ飛散する洗浄液をカップ67の内周下方へ導くようになっている。なお、カップ67には、上下2箇所に内方に向かって縮径するテーパ部67aが形成されており、このテーパ部67aによって洗浄液が外部へ飛散し難い構造となっている。また、カップ67の内周側底部には、ドレン67bが形成されており、カップ67内の排気及び洗浄液の排出が行われるようになっている。
【0057】
なお、カップ67の外側近傍には、複数例えば2個のリンスノズル601,602が配設されており、これらリンスノズル601,602からウエハWの表面の所定位置にリンス液が供給されるようになっている。
【0058】
上記CPU600には、洗浄処理されるウエハWの種類や、洗浄液の種類{例えば純水か薬液か、また、どのような種類の薬液かなどの種類}、また、洗浄液の噴射量(供給量)等に応じた除電用流体(純水)の供給量等のレシピが予め記憶されている。したがって、CPU600から上記記憶されたレシピに基づく信号を上記開閉弁V1,V2,V3,V4及びマスフローコントローラMF1,MF2,MF3,MF4に送って除電用流体(純水)の帯電量が制御される。
【0059】
上記のように構成される洗浄ユニット60によれば、スピンチャック62を回転させた状態で、洗浄液供給ノズル63を待機位置からウエハWの上方のX方向にスキャンさせて洗浄処理を行うことができる。この洗浄処理工程において、図10及び図11に示したように、洗浄液である純水がウエハWの表面に噴射(供給)され、発散されることで、ウエハW表面側が帯電されウエハW表面側にマイナスの残留電荷が蓄積される。この現象を防止するために、洗浄処理工程中に、開閉弁V1,V2を開いて管状ノズル65aを介して純水をウエハWの裏面中心部に供給すると、除電用の純水は負帯電材である管状ノズル65aとの摩擦接触によってマイナスに帯電されて、ウエハW裏面側に噴射(供給)される。これにより、ウエハWはマイナスの電荷を帯びるので反発作用によってウエハWの表面側がマイナスに帯電されるのを抑制することができる。この際、CPU600から予め記憶されたレシピに基づく信号を開閉弁V1,V2,V3,V4及びマスフローコントローラMF1,MF2,MF3,MF4に伝達することにより除電用流体(純水)の帯電量が制御される。
【0060】
次に、上記洗浄処理システムにおけるウエハWの洗浄処理工程について説明する。まず、所定枚数のウエハWが収容されたキャリアCを、ウエハWの搬入出口からインターフェース部24側となるようにして、載置台21上の所定位置に載置する。窓部開閉機構27により、窓部26を開口すると共に搬入出口に蓋体が取り付けられている場合には、蓋体Caを開蓋させてキャリアCの内部とインターフェース部24とを連通させ、更にマッピングセンサを用いてキャリアC内のウエハWの収容状態を確認する。ウエハWの収容状態に異常があった場合には処理を中断し、例えば、別のキャリアCの処理作業に移行する。
【0061】
ウエハWの収容状態に異常がない場合には、キャリアC内の所定高さ位置にウエハ搬送機構23のウエハ保持アーム23aを挿入して、1枚のウエハWを取り出す。このようにしてウエハ保持アーム23aに保持されたウエハWは下段のウエハ受渡ユニット30に搬送され、ウエハ受渡ユニット30内の所定位置に載置される。このとき、ウエハWは表面が上面となった状態にある。その後、ウエハ搬送機構23は別のウエハWの取り出し等の作業を引き続き行う。
【0062】
一方、主ウエハ搬送機構70の主ウエハ搬送アーム71のうちの1つ、例えば最上段の主ウエハ搬送アーム71をウエハWが載置された下段のウエハ受渡ユニット30に挿入してウエハWを取り出す。ウエハWは表面が上面となっている状態で主ウエハ搬送アーム71に保持されているので、処理レシピに従ってウエハWを上段の洗浄ユニット60c,60dのいずれか一方に搬送する。
【0063】
例えば、洗浄ユニット60cを用いるとすると、カップ67が下段位置に位置された状態で開閉窓65を開け、主ウエハ搬送アーム71をスピンチャック62の位置まで挿入してスピンチャック上にウエハWを載置して保持する。その後、主ウエハ搬送アーム71を洗浄ユニット60c内から退出させて開閉窓65を閉じる。
【0064】
洗浄ユニット60cにおいて、ノズル保持アーム608をカップ67内に移動させて、回転するウエハWの上面に向かって洗浄液供給ノズル63から加圧された洗浄水を吐出させながら、ノズル保持アーム608をX方向にスキャンする洗浄処理を行う。この洗浄処理工程において、上述したように、洗浄液である純水がウエハWの表面に噴射(供給)され、発散されることで、ウエハW表面側が帯電されウエハW表面側にマイナスの残留電荷が蓄積される。そこで、この現象を防止するために、洗浄処理工程中に、開閉弁V1,V2を開いて管状ノズル65aを介して純水をウエハWの裏面中心部に供給すると、除電用の純水は負帯電材である管状ノズル65aとの摩擦接触によってマイナスに帯電されて、ウエハW裏面側に噴射(供給)される。少なくとも洗浄処理工程中においては、ウエハW裏面に除電用の純水は供給し続けられていればよいが、ウエハW表面に洗浄用の純水が噴射(供給)される前に、除電用の純水をウエハW裏面に供給してもよい。
【0065】
上記のように除電用の純水をウエハW裏面に供給することにより、ウエハWはマイナスの電荷を帯びるので反発作用によってウエハWの表面側がマイナスに帯電されるのを抑制することができる。この際、CPU600から予め記憶されたレシピに基づく信号を開閉弁V1,V2,V3,V4及びマスフローコントローラMF1,MF2,MF3,MF4に伝達することにより除電用流体(純水)の帯電量が制御される。したがって、ウエハW表面に形成されたデバイスが破壊されるのを防止することができると共に、パーティクル等が再付着するのを防止することができる。
【0066】
このようにして、洗浄処理が終了した後には、ノズル保持アーム608をカップ67外に待機させ、ウエハWを所定の回転数で回転させることにより、ウエハWに付着した洗浄液を振り切るスピン乾燥を行う。この乾燥処理工程中においても、洗浄処理工程と同様に、管状ノズル65aを介して純水をウエハWの裏面中心部に供給すると、除電用の純水は負帯電材である管状ノズル65aとの摩擦接触によってマイナスに帯電されて、ウエハW裏面側に噴射(供給)される。これにより、ウエハWの表面側がマイナスに帯電されるのを更に抑制することができる。したがって、乾燥処理中においても、ウエハW表面に形成されたデバイスが破壊されるのを防止することができると共に、パーティクル等が再付着するのを防止することができる。
【0067】
なお、乾燥の前に、リンスノズル601,602から所定のリンス液を回転するウエハWの表面に供給して、ウエハWのリンス処理を行う方が望ましい。
【0068】
スピン乾燥後にはカップ67を下降させ、また、スピンチャック62の保持機構62cを解除する。そして、開閉窓65を開いて、例えば、主ウエハ搬送アーム71を挿入し、ウエハWを主ウエハ搬送アーム71に受け渡す。このようにして表面洗浄用の洗浄ユニット60cから搬出されたウエハWは、必要に応じて例えば、3台のうちのいずれかのホットプレートユニット52内に搬送されて乾燥され、必要に応じて主ウエハ搬送アーム71により冷却ユニット52に搬送されて冷却され、再び主ウエハ搬送アーム71に戻される。
【0069】
表面が洗浄されたウエハWは、ウエハ反転ユニット40に搬送されて、ウエハ反転ユニット40に配設された反転機構によって反転される。その後、ウエハWは、裏面洗浄用の洗浄ユニット60a,60bに搬送されて裏面洗浄が行われる。
【0070】
このようにして表裏面の洗浄処理が終了し、乾燥処理されたウエハWは裏面が上面となっている状態にあるため、キャリアCへ戻すためにウエハWの表面が上面となるように反転処理を行う必要がある。そこで、次に、ウエハWは、例えば、主ウエハ搬送アーム71を用いて上段のウエハ反転ユニット40に搬送される。上段のウエハ反転ユニットにおいては、上述した下段のウエハ反転ユニット40における反転動作と同様の動作によってウエハWの上下を反転させる。このようにして、ウエハWは、その表面が上面となった状態で、例えば、主ウエハ搬送アーム71に戻される。
【0071】
表面が上面となって主ウエハ搬送アーム71に保持されたウエハWは、上段のウエハ受渡ユニット30aへ搬送され、更にこのウエハ受渡ユニット30a内からウエハ保持アーム23aによってインターフェース部24内へ搬送された後、キャリアC内に収容された全てのウエハWに付いて終了した後は、ウエハW収容されたキャリアCは次の工程へと送られる。
【0072】
◎第二実施形態
図7は、この発明に係る液処理装置の第二実施形態を示す概略断面図である。
【0073】
第二実施形態は、上記除電用流体供給手段65における除電用流体である純水の帯電を更に容易に行えるようにした場合である。すなわち、管状ノズル65aを複数例えば4本の管状ノズルチューブ65dにて形成して、管状ノズル65a(具体的には、管状ノズルチューブ65d)と除電用流体である純水との摩擦抵抗を大きくして、帯電量の増大を図れるようにした場合である。この場合、複数の管状ノズルチューブ65dは、シールド部材65e内に同心円状に配設され、これら管状ノズルチューブ65dの中心部にN2ガス供給チューブ66aが配設されている。
【0074】
なお、第二実施形態において、その他の部分は、第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0075】
◎第三実施形態
図8は、この発明に係る液処理装置の第三実施形態を示す概略断面図である。
【0076】
上記第一、第二実施形態では、スピンチャック62がメカニカル式である場合について説明したが、第三実施形態では、真空吸着式のスピンチャック62Aを用いている。
【0077】
第三実施形態において、スピンチャック62Aは、ウエハWを水平状態に載置すると共に、図示しない真空装置からの吸引によってウエハWを吸着する載置台62dと、この載置台62dを支持する支持軸62eと、この支持軸62eを回転させる回転手段であるモータ62fとで主に構成されている。この場合、モータ62fは、例えばサーボモータにて形成されており、制御手段であるCPU600にてプログラミングされた信号によって回転数が制御されるように構成されている。
【0078】
また、スピンチャック62Aの少なくとも載置台62は、導電性を有する合成樹脂製材料例えば炭素を配合したポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製材料にて形成されている。このように、少なくとも載置台62dを炭素を配合したPEEK製材料にて形成することにより、除電用流体で発生した電荷をリークさせることができる。これにより、除電用流体が当たらないウエハW中心部の裏面も帯電を得られ、非処理面側の中心部においても極性の制御が可能となる。また、スピンチャック62Aに耐蝕性をもたせることができる。なお、導電性の抵抗率としては、例えば105〜109 Ω・cmの間で選択するのが好ましい。
【0079】
除電用流体供給手段65Bは、スピンチャック62Aの載置台62dの下方側に配設される管状ノズル65eと、純水供給管65bを介して管状ノズル65eに接続される純水供給源65cとで構成されており、純水供給管65bに介設される帯電制御手段である流量制御手段例えばマスフローコントローラMF1によって帯電量が制御可能になっている。なお、管状ノズル65eは、回転するウエハWの表面に洗浄液(純水)を噴射(供給)した際に生ずるウエハWの表面側の帯電極性(マイナス極性)と同極性の負帯電材例えば石英、アクリル樹脂等で製作するとなお効果が高い。
【0080】
なお、第三実施形態において、その他の部分は第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0081】
◎第四実施形態
図9は、この発明に係る液処理装置の第四実施形態を示す概略断面図である。
【0082】
第四実施形態は、除電用流体としてイオン化した不活性ガス例えば窒素ガス(N2ガス)を用いた場合である。
【0083】
第四実施形態では、除電用流体供給手段65Aは、スピンチャック62内に貫挿される絶縁材製の管状のN2ガス供給ノズル68a(不活性ガス供給ノズル)と、供給管68bを介してN2ガス供給ノズル68aに接続されるN2ガス供給源68c(不活性ガス供給源)と、供給管68bに介設され、ウエハWの表面側の帯電極性(マイナス)と同電極にイオン化する制御可能なイオン生成手段69とで構成されている。また、供給管68bには、マスフローコントローラMF5及び開閉弁V5が介設されている。また、N2ガス供給源68cに、上記洗浄液供給ノズル63のN2ガス供給管63fが接続されている。なお、第四実施形態においては、スピンチャック62の載置台62aは必ずしも導電性である必要はなく、絶縁性の合成樹脂製部材であってもよい。
【0084】
上記イオン生成手段69は、例えばエミッターバー(図示せず)と、このエミッターバーの下面にエミッターバーの長さ方向にそって適宜間隔をおいて突出する複数の電極(図示せず)とで構成され、直流電源を具備するコントローラ69aによって所定の電極(マイナス)及び量のイオンが生成されるようになっている。コントローラ69aは上記CPU600に電気的に接続されて、CPU600からの制御信号によって所定量のN2ガスをイオン化するように構成されている。
【0085】
なお、上記説明では、イオン生成手段69のコントローラ69aを制御することによって除電用流体であるN2ガスのイオン化量を制御する場合について説明したが、図9に二点鎖線で示すように、マスフローコントローラMF5及び開閉弁V5とCPU600とを電気的に接続して、マスフローコントローラMF5及び開閉弁V5を制御することで、N2ガスのイオン化量を制御するようにしてもよい。勿論、コントローラ69aとマスフローコントローラMF5及び開閉弁V5を制御して、除電用流体であるN2ガスのイオン化量を制御するようにしてもよい。
【0086】
上記のように構成される第四実施形態の除電用流体供給手段65Aによれば、洗浄処理工程において、上述したように、洗浄液である純水がウエハWの表面に噴射(供給)され、発散されることで、ウエハW表面側が帯電されウエハW表面側にマイナスの残留電荷が蓄積される。この現象を防止するために、洗浄処理工程中に、開閉弁V5を開くと共にイオン生成手段69を作動させると、N2ガス供給源68cから供給されるN2ガスは、イオン生成手段69によってマイナスイオン化されて、N2ガス供給ノズル68aからウエハWの裏面中心部に噴射(供給)される。これにより、ウエハWはマイナスの電荷を帯びるので反発作用によってウエハWの表面側がマイナスに帯電されるのを抑制することができる。この際、CPU600から予め記憶されたレシピに基づく信号をコントローラ69a及び開閉弁V5又はマスフローコントローラMF5に伝達することにより除電用流体であるN2ガスの帯電量が制御される。したがって、ウエハW表面に形成されたデバイスが破壊されるのを防止することができると共に、パーティクル等の異物が付着するのを防止することができる。
【0087】
なお、第四実施形態において、その他の部分は、第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0088】
◎その他の実施形態
(1)上記実施形態では、洗浄液供給ノズル63から洗浄液例えば純水を噴射させて洗浄処理を行う場合について説明したが、リンス液(純水)の供給と共にブラシをウエハWに接触させて洗浄処理を行うスクラバ洗浄においても、同様に適用することができる。
【0089】
(2)上記実施形態では、この発明に係る液処理装置をウエハの洗浄処理システムに適用する場合について説明したが、この発明に係る液処理装置は必ずしも半導体ウエハの洗浄処理のみに適用されるものではなく、例えば、LCD基板やCD基板の洗浄処理に適用できるものである。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
【0091】
(1)請求項1,2,5記載の発明によれば、回転する被処理基板の表面に処理液を供給して処理を施す際に、回転する被処理基板の表面に処理液を供給することで、被処理基板の表面側が帯電され、残留電荷が蓄積されることを防止するために、この被処理基板の表面側に帯電される電荷の極性と同極性に帯電された除電用流体を、被処理基板の裏面側中心部に供給することにより、反発作用によって処理工程の際に被処理基板の表面側が帯電されるのを抑制することができる。したがって、被処理基板に形成されたデバイスの破壊を防止することができると共に、異物の付着を除去することができる。また、除電用流体の帯電量を制御可能に形成することにより、被処理基板の異なる帯電量に対応して除電することができると共に、処理中の界面電位を制御することができる。
【0092】
(2)請求項2記載の発明によれば、処理工程及び乾燥工程中において、回転する被処理基板の表面側に帯電された電荷の極性と同極性に帯電された除電流体を被処理基板の裏面側中心部に供給するので、上記(1)に加えて液処理及び乾燥処理中に、被処理基板に生じる帯電を抑制することができると共に、処理中の界面電位を制御することができる。
【0093】
)請求項3,6記載の発明によれば、除電用流体を純水にて形成し、この純水を被処理基板表面側の帯電極性と同極性の帯電材製の管状ノズル内を通過させ、その際の摩擦力によって帯電させると共に、純水の供給流量を制御することにより帯電量を制御可能にするので、純水を用いて被処理基板の帯電を抑制することができると共に、被処理基板の洗浄を可能にすることができる。また、例えば洗浄処理において処理液に純水を使用する場合には、同一の純水供給源を利用することができるので、配管系統の簡略化及び装置の小型化が図れると共に、コストの低廉化が図れる。
【0094】
)請求項4,7,8記載の発明によれば、除電用流体を不活性ガスにて形成し、この不活性ガスをイオン生成手段にてイオン化させると共に、不活性ガスの供給量及び又はイオン化量を調整することにより不活性ガスの帯電量を制御可能にするので、不活性ガスを用いて被処理基板の帯電を抑制することができると共に、パーティクル等が再付着するのを防止することができる。
【0095】
)請求項記載の発明によれば、除電用流体供給手段の噴射口を、保持手段における中心部の被処理基板保持面側に設けることにより、帯電されやすい被処理基板の中心部の帯電を効率よく抑制することができる。
【0096】
)請求項記載の発明によれば、除電用流体に純水を使用する場合において、保持手段を、導電性を有する合成樹脂製材料にて形成するので、被処理基板における保持手段によって保持される領域へ除電用流体で発生した電荷をリークさせることにより、除電用流体が当たらない部分においても極性の制御が可能となり、更に帯電の抑制の向上を図ることができる。また、保持手段の耐蝕性を持たせることができるので、保持手段ひいては装置の寿命の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る液処理装置を適用する半導体ウエハ洗浄処理システムを示す概略平面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 上記半導体ウエハ洗浄処理システムにおける反転部、基板搬送手段及び処理部を示す概略断面図である。
【図4】 この発明に係る液処理装置を示す概略平面図である。
【図5】 この発明に係る液処理装置を示す概略断面図(a)及び(a)のI部拡大断面図(b)である。
【図6】 この発明に係る液処理装置の第一実施形態を示す概略断面図(a)及び(a)のII−II線に沿う断面図(b)である。
【図7】 この発明に係る液処理装置の第二実施形態を示す概略断面図(a)及び(a)のIII−III線に沿う断面図(b)である。
【図8】 この発明に係る液処理装置の第三実施形態を示す概略断面図である。
【図9】 この発明に係る液処理装置の第四実施形態を示す概略断面図である。
【図10】 純水の流れと残留電荷の関係を示す説明図(a)及びグラフ(b)である。
【図11】 クーロン力によるキャリアの拡散及び帯電状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
60 洗浄ユニット(液処理装置)
62 スピンチャック(保持手段)
62a,62d 載置台
62c,62f モータ(回転手段)
63 洗浄液供給ノズル(洗浄液供給手段)
65,65A,65B 除電用流体供給手段
65a,65e 管状ノズル
65b 供給管
65c 純水供給源
65d 管状ノズルチューブ
68a N2ガス供給ノズル(不活性ガス供給ノズル)
68b 供給管
68c N2ガス供給源(不活性ガス供給源)
69 イオン生成手段
69a コントローラ
600 CPU(制御手段)
MF1〜MF5 マスフローコントローラ(帯電制御手段)
V1〜V5 開閉弁
W 半導体ウエハ(被処理基板)

Claims (9)

  1. 回転する被処理基板の表面に処理液を供給して処理を施す工程と、
    上記処理工程中において、回転する上記被処理基板の表面に上記処理液を供給することで、被処理基板の表面側が帯電され、残留電荷が蓄積されることを防止するために、この被処理基板の表面側に帯電される電荷の極性と同極性に帯電された除電用流体を、上記被処理基板の裏面側中心部に供給して、処理工程の際に被処理基板の表面側の帯電を抑制する工程と、を有し、
    かつ、上記流体の帯電量を制御可能に形成してなることを特徴とする液処理方法。
  2. 回転する被処理基板の表面に処理液を供給して処理を施す工程と、
    上記被処理基板を回転してこの被処理基板に付着する処理液を除去する乾燥工程と、
    上記処理工程及び乾燥工程中において、回転する上記被処理基板の表面に上記処理液を供給することで、被処理基板の表面側が帯電され、残留電荷が蓄積されることを防止するために、この被処理基板の表面側に帯電される電荷の極性と同極性に帯電された除電用流体を、上記被処理基板の裏面側中心部に供給して、処理工程の際に被処理基板の表面側の帯電を抑制する工程と、を有し、
    かつ、上記流体の帯電量を制御可能に形成してなることを特徴とする液処理方法。
  3. 請求項1又は2記載の液処理方法において、
    上記除電用流体を純水にて形成し、この純水を被処理基板表面側の帯電極性と同極性の帯電材製の管状ノズル内を通過させ、その際の摩擦力によって帯電させると共に、純水の供給流量を制御することにより帯電量を制御可能にしたことを特徴とする液処理方法。
  4. 請求項1又は2記載の液処理方法において、
    上記除電用流体を不活性ガスにて形成し、この不活性ガスをイオン生成手段にてイオン化させると共に、不活性ガスの供給量及び又はイオン化量を調整することにより不活性ガスの帯電量を制御可能にしたことを特徴とする液処理方法。
  5. 被処理基板を回転可能に保持する保持手段と、
    上記保持手段を制御可能に回転する回転手段と、
    上記保持手段にて保持された上記被処理基板の表面に処理液を供給する処理液供給手段と、
    回転する上記被処理基板の表面に上記処理液を供給することで、被処理基板の表面側が帯電され、残留電荷が蓄積されることを防止するために、この被処理基板の表面側に帯電される電荷の極性と同極性に帯電された除電用流体を、被処理基板の裏面側中心部に供給すべく噴射口を上記保持手段における中心部の被処理基板保持面側に設けた除電用流体供給手段と、
    上記除電用流体供給手段の帯電量を制御する帯電制御手段と、
    を具備することを特徴とする液処理装置。
  6. 請求項5記載の液処理装置において、
    上記除電用流体供給手段を、被処理基板の表面側の帯電極性と同極性の帯電材製の管状ノズルと、供給管を介して管状ノズルに接続される純水供給源とで構成し、
    上記帯電制御手段を、上記供給管に介設される流量制御手段にて形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
  7. 請求項5記載の液処理装置において、
    上記除電用流体供給手段を、不活性ガス供給ノズルと、供給管を介して上記不活性ガス供給ノズルに接続される不活性ガス供給源と、上記供給管に介設され、被処理基板の表面側の帯電極性と同極性にイオン化する制御可能なイオン生成手段とで構成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
  8. 請求項5記載の液処理装置において、
    上記除電用流体供給手段を、不活性ガス供給ノズルと、供給管を介して上記不活性ガス供給ノズルに接続される不活性ガス供給源と、上記供給管に介設され、被処理基板の表面側の帯電極性と同極性にイオン化するイオン生成手段とで構成し、
    上記帯電制御手段を、上記供給管に介設される流量制御手段にて形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
  9. 請求項5又は6記載の液処理装置において、
    上記保持手段を、導電性を有する合成樹脂製材料にて形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
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