JP3973075B2 - 2心テープ端末の製造装置および製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型2心光コネクタに使用できる2心テープ端末の製造装置および製造方法に関し、更に詳しくは、2本の光ファイバ素線の端末部分に紫外線硬化樹脂が所定形状、寸法に塗布,硬化された一括被覆が設けられている2心テープ端末の製造装置および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者等の出願である、特許出願番号2001−080272「2心テープ端末、2心フェルール及びこれらの製造方法」に記載の製造方法は、紫外線硬化樹脂をダイスでしごき一定の形状にした後、直ぐに紫外線を照射し、その形状を保つものである。その際は、ダイス口にも紫外線が照射されるため、1度ダイスを使用すると必ず洗浄する必要が有った。そのため、ダイスを複数個用意し、一回毎に製造装置から取り外し交換していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、2心テープ端末の製造の際に使用したダイスを、一回毎に製造装置から取り外し、用意したダイスに交換するダイス交換作業は面倒であり、時間を要するという問題点があった。また取り外したダイスを洗浄するダイス洗浄作業も面倒であり、作業に時間を要するという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記従来技術が有する各種問題点を解決するためになされたものであり、2心テープ端末の製造の際、ダイスを1回だけでなく何回も使用でき、ダイス交換作業の段取り時間を無くすことができ、ダイス洗浄作業を大幅に減らすことができる2心テープ端末の製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の観点として本発明は、2本の光ファイバ素線の端末部分に紫外線硬化樹脂が所定形状、寸法に塗布,硬化された一括被覆が設けられている2心テープ端末の製造装置であって、
2本の光ファイバ素線を一定のピッチ間隔で固定できるピッチ固定セット台と、該セット台が取付でき、左右方向に移動可能なセット台移動ステージと、前記セット台移動ステージが初期位置の時、該ステージと直列になる下方位置に設けた樹脂塗布用ダイスおよびUV樹脂のタンク(以下、樹脂タンクと略記する)と、該ダイスおよび樹脂タンクが取付られ、上下方向に移動可能なダイスおよび樹脂タンク移動台と、前記ダイスおよび樹脂タンク移動台と直線状にならない並列位置に設置され、上下方向に移動可能な紫外線硬化炉と、 を有することを特徴とする2心テープ端末の製造装置にある。
上記第1観点の2心テープ端末の製造装置では、上記したピッチ固定セット台と、セット台移動ステージと、樹脂塗布用ダイスおよび樹脂タンクと、ダイスおよび樹脂タンク移動台と、紫外線硬化炉と、により2心テープ端末の製造が効率よく行える。また、紫外線硬化炉の紫外線がダイス穴に当たらなくするため、ダイスと紫外線硬化炉が直線状にならないように並列に並べている。これにより、ダイス穴の紫外線硬化樹脂が硬化しないため、ダイスを1回だけでなく何回も使用出来る(例えば、約半日で100端末使用できる)。上記により、ダイスを取り替える必要が無いため、ダイス取り替えの段取り時間を無くす事が出来、作業効率を向上させることができ、コストダウンも計れる。
【0006】
第2の観点として本発明は、前記セット台移動ステージ、ダイスおよび樹脂タンク移動台、および紫外線硬化炉の移動手段がエアーシリンダーまたは電動モータであることを特徴とする2心テープ端末の製造装置にある。
上記第2観点の2心テープ端末の製造装置では、上記移動手段としてエアーシリンダーまたは電動モータを好ましく用いることができる。
【0007】
第3の観点として本発明は、2本の光ファイバ素線の端末部分に紫外線硬化樹脂が所定形状、寸法に塗布,硬化された一括被覆が設けられている2心テープ端末の製造方法であって、2本の光ファイバ素線を一定ピッチの間隔を持つピッチ固定セット台に保持した後、該セット台を左右方向に移動可能なセット台移動ステージに載置する光ファイバ素線保持・ステージ載置工程;と、前記セット台移動ステージが初期位置の時、該ステージと直列になる下方位置に設けた樹脂塗布用ダイスおよび樹脂タンクを上下方向に移動可能なダイスおよび樹脂タンク移動台に取付け、該移動台を上方に移動させることにより、前記ピッチ固定セット台の2本の光ファイバ素線の端末部をダイス穴に挿入し、次いでダイス穴を挿通した2本の光ファイバ素線端末部を樹脂タンクのUV樹脂中に浸漬して該樹脂を素線端末部に付着させるダイス挿入・樹脂付着工程;と、前工程後、ダイスおよび樹脂タンク移動台を一定速度で下方に移動させることにより、UV樹脂の付着した2本の光ファイバ素線端末部(2心テープ端末)の外径を一定にする樹脂塗布工程;と、前工程後、その状態のまま、セット台移動ステージを、前記ダイスおよび樹脂タンク移動台と直線状にならない並列位置に設置され、上下方向に移動可能な紫外線硬化炉の上方位置に水平移動させ、次いで前記硬化炉を下方から上方に移動させ、該炉内部にUV樹脂の塗布された2心テープ端末を挿入するステージおよび硬化炉移動工程;と、前工程後、前記硬化炉中の紫外線をUV樹脂塗布2心テープ端末に照射してUV樹脂を硬化させ、2芯テープ端末をジョイントした一括被覆を設ける樹脂硬化工程;と、により2心テープ端末を製造することを特徴とする2心テープ端末の製造方法にある。
上記第3観点の2心テープ端末の製造方法では、上記した光ファイバ素線保持・ステージ載置工程と、ダイス挿入・樹脂付着工程と、樹脂塗布工程と、ステージおよび硬化炉移動工程と、樹脂硬化工程とにより2心テープ端末の製造が効率よく行える。また、上記第1観点で述べたように、紫外線硬化炉の紫外線がダイス穴に当たらなくするため、ダイスと紫外線硬化炉が直線状にならないように並列に並べている。これにより、ダイス穴の紫外線硬化樹脂が硬化しないため、ダイスを1回だけでなく何回も使用出来る。上記により、ダイスを取り替える必要が無いため、ダイス取り替えの段取り時間を無くす事が出来、作業効率を向上させることができ、コストダウンも計れる。また、樹脂塗布工程時、速度を一定に保ちながらダイスで扱くことにより外径を一定にすることができる。
【0008】
第4の観点として本発明は、前記2心テープ端末の製造方法に用いる製造装置が上記第1観点または第2観点記載の製造装置であることを特徴とするである2心テープ端末の製造方法にある。
上記第4観点の製造方法では、2心テープ端末の製造に用いる製造装置として、上記第1観点または第2観点記載の製造装置を好ましく用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内容を、図に示す実施の形態により更に詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の2心テープ端末の製造装置の一例を略図である。図2は、本発明の2心テープ端末の製造装置のピッチ固定保持台(光ファイバ素線保持状態)を示す略図であり、同図(a)は正面図、また同図(b)は上面図である。図3は、本発明の2心テープ端末の製造方法の一例を示すチャート図である。図4は、本発明の2心テープ端末製造装置を用いて2心テープ端末を製造中、各工程時、各構成装置の状態を示す略図であり、同図(a)は、光ファイバ素線保持・ステージ載置工程時の状態、同図(b)はダイス挿入・樹脂付着工程時の状態(終了時)、同図(c)は樹脂塗布工程時の状態(終了時)、同図(d)は、ステージおよび硬化炉移動工程時の状態(ステージは右方向の移動終了、硬化炉は上方向の移動前)、また同図(e)は、樹脂硬化工程時の状態を示す。また図5は、本発明により得られた2心テープ端末の一例を示す略図であり、同図(a)は正面図、また同図(b)は同図(a)のa−a部の断面図である。
これらの図において、1は光ファイバ素線、2は一括被覆(紫外線硬化樹脂(硬化))、2jは紫外線硬化樹脂(未硬化)、5は2心テープ端末、11はピッチ固定セット台、11aは保持体、11bは上蓋、11cは保持溝、12はセット台移動ステージ、13は樹脂塗布用ダイス、13aはダイス穴、14は樹脂タンク、15はダイスおよび樹脂タンク移動台、16は紫外線硬化炉、16aは紫外線照射手段、50は2心テープ端末製造装置、またhは裸ファイバである。
【0010】
−第1の実施の形態−
本発明の2心テープ端末の製造装置の一例について、図1および図2を用いて説明する。
本発明の2心テープ端末の製造装置50は、先ず図2に詳細を示すように、2本の光ファイバ素線(1)を一定のピッチ間隔で固定できるピッチ固定セット台(11)と、該セット台が取付でき、左右方向に移動可能なセット台移動ステージ(12)と、図1に示すように、前記セット台移動ステージ(12)が初期位置の時、該ステージと直列になる下方位置に設けた樹脂塗布用ダイス(13)および樹脂タンク(14)と、該ダイスおよび樹脂タンクが取付られ、上下方向に移動可能なダイスおよび樹脂タンク移動台(15)と、前記ダイスおよび樹脂タンク移動台(15)と直線上にならない並列位置に設置され、上下方向に移動可能な紫外線硬化炉(16)とを有している。
前記セット台移動ステージ(12)、ダイスおよび樹脂タンク移動台(15)、および紫外線硬化炉(16)の移動手段としては、図示しないエアーシリンダーによって行われる。また、紫外線硬化炉(16)には紫外線照射手段(16a)が設けられている。また、前記ピッチ固定保持台(11)は、例えば2本の光ファイバ素線(1)の保持溝(11c)を設けた基台(11a)と、図示しない蝶番により開閉可能に設けられた上蓋(11b)よりなる。
【0011】
−第2の実施の形態−
本発明の2心テープ端末の製造方法の一例について、図3のチャート図を用いて工程順に説明する。
▲1▼ 先ず、光ファイバ素線保持・ステージ載置工程f1では、2本の光ファイバ素線を一定ピッチの間隔を持つピッチ固定セット台に保持した後、該セット台を、水平方向に移動可能で、製造工程の初期位置に保持されたセット台移動ステージの所定位置に載置する。
▲2▼ ダイス挿入・樹脂付着工程f2では、前記セット台移動ステージが初期位置の時、該ステージと直列になる下方位置に設けた樹脂塗布用ダイスおよびUV樹脂タンクを上下方向に移動可能なダイスおよび樹脂タンク移動台に取付け、該移動台を上方に移動させることにより、前記ピッチ固定セット台の2本の光ファイバ素線の端末部をダイス穴に挿入し、次いでダイス穴を挿通した2本の光ファイバ素線端末部を樹脂タンクのUV樹脂中に浸漬して該樹脂を素線端末部に付着させる。
▲3▼ 樹脂塗布工程f3では、前工程後、ダイスおよび樹脂タンク移動台を一定速度で下方に移動させることにより、UV樹脂の付着した2本の光ファイバ素線端末部(2心テープ端末)の外径を一定にする。
▲4▼ ステージおよび硬化炉移動工程f4では、前工程後、その状態のまま、セット台移動ステージを、前記ダイスおよび樹脂タンク移動台と直線状にならない並列位置に設置され、上下方向に移動可能な紫外線硬化炉の上方位置に水平移動させ、次いで前記硬化炉を下方から上方に移動させ、硬化炉内部にUV樹脂の塗布された2心テープ端末を挿入する。
▲5▼ 樹脂硬化工程f5では、前記硬化炉中の紫外線をUV樹脂塗布2心テープ端末に照射してUV樹脂を硬化させ、2芯テープ端末をジョイントした一括被覆を設ける。
以上の工程により2本の光ファイバ素線の端末部分に紫外線硬化樹脂を所定形状、寸法に塗布,硬化し、一括被覆を設けた2心テープ端末を製造する。
【0012】
−第3の実施の形態−
本発明の2心テープ端末の製造装置および製造方法の具体例について、図1〜図5を用いて説明する。
▲1▼先ず図2に詳細を示すように、2本の光ファイバ素線(1)を、ピッチ固定セット台(11)に、該保持台の端部から素線(1)の端末部の所定長を導出させてセットした。次いで、図1に示す2心テープ端末製造装置(50)を用い、前記2本の光ファイバ素線(1)が保持されたピッチ固定セット台(11)を、セット台移動ステージ(12)に載置した。(図4(a))
(光ファイバ素線保持・ステージ載置工程f1)
▲2▼次いで、樹脂塗布用ダイス(13)および該ダイスの下方に設けたUV樹脂タンク(14)を、ダイスおよび樹脂タンク移動台(15)により上方(図4(a)矢印c方向)に移動させることにより、2本の光ファイバ素線(1)の端末部をダイス穴(13a)に挿入し、次いで該ダイス穴を挿通した2本の光ファイバ素線端末部を樹脂タンク(14)のUV樹脂(2j)中に浸漬して該樹脂を所定長c、例えば50mm付着させた。(図4(b))(ダイス挿入、樹脂付着工程f2)
▲3▼前工程後、前記ダイス(13)および樹脂タンク(14)の双方を、ダイスおよび樹脂タンク移動台(15)により一定速度、例えば100mm/分で下方(図3(b)矢印f方向)に移動させることにより、UV樹脂の付着した2本の光ファイバ素線端末部(2心テープ端末)をダイス穴(13a)に前記工程と逆方向に挿通させ、ダイス穴により余分の樹脂を扱くことにより、素線の外周に樹脂を所定形状、例えば断面円形状に塗布し、外径を一定にした。(図4(c))(樹脂塗布工程f3)
▲4▼前工程後、その状態のまま、セット台移動ステージ(12)を、紫外線硬化炉(16)の上方に横移動(図3(c)矢印b方向)させ、次いで前記紫外線硬化炉を下方から上方に移動(図3(d)矢印e方向)させ、該炉内部にUV樹脂の塗布された2心テープ端末を挿入した。(図4(d))(ステージおよび硬化炉移動工程)
▲5▼前工程後、前記硬化炉(16)中に設けた紫外線照射手段(16a)より紫外線をUV樹脂塗布2心テープ端末に照射してUV樹脂を硬化させ、2芯テープ端末をジョイントした一括被覆(2)を設けた。(図4(e))(樹脂硬化工程)
なお、前記セット台移動ステージ(12)の移動手段、ダイスおよび樹脂タンク移動台(15)の移動手段、および紫外線硬化炉(16)の移動手段としてはエアーシリンダー(図示せず)を使用した。
以上により、図5に示すように、2本の光ファイバ素線(1)の端末部分に紫外線硬化樹脂を所定形状、寸法に塗布,硬化し、一括被覆(2)を設けた2心テープ端末(5)を製造した。
【0013】
【発明の効果】
本発明の2心テープ端末の製造装置および製造方法を用いることにより2心テープ端末の製造が効率よく行えるようになった。また、紫外線硬化炉の紫外線がダイス穴に当たらなくするため、ダイスと紫外線硬化炉が直線状にならないように並列に並べている。そのため、ダイス穴の紫外線硬化樹脂が硬化しなくなり、ダイスを1回だけでなく何回も使用出来るようになった。従って、ダイスを取り替える必要が無いため、ダイス取り替えの段取り時間を無くす事ができ、作業効率を向上させることができ、またコストダウンも計れるようになった。従って、本発明は産業上に寄与する効果が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2心テープ端末の製造装置の一例を略図である。
【図2】本発明の2心テープ端末の製造装置のピッチ固定保持台(光ファイバ素線保持状態)を示す略図であり、同図(a)は正面図、また同図(b)は上面図である。
【図3】本発明の2心テープ端末の製造方法の一例を示すチャート図である。
【図4】本発明の2心テープ端末製造装置を用いて2心テープ端末を製造中、各工程時、各構成装置の状態を示す略図であり、同図(a)は、光ファイバ素線保持・ステージ載置工程時の状態、同図(b)はダイス挿入・樹脂付着工程時の状態(終了時)、同図(c)は樹脂塗布工程時の状態(終了時)、同図(d)は、ステージおよび硬化炉移動工程時の状態(ステージは右方向の移動終了、硬化炉は上方向の移動前)、また同図(e)は、樹脂硬化工程時の状態を示す。
【図5】本発明により得られた2心テープ端末の一例を示す略図であり、同図(a)は正面図、また同図(b)は同図(a)のa−a部の断面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ素線
2 一括被覆(紫外線硬化樹脂(硬化))
2j 紫外線硬化樹脂(未硬化)
5 2心テープ端末
11 ピッチ固定セット台
11a 保持体
11b 上蓋
11c 保持溝
12 セット台移動ステージ
13 樹脂塗布用ダイス
13a ダイス穴
14 樹脂タンク
15 ダイスおよび樹脂タンク移動台
16 紫外線硬化炉
16a 紫外線照射手段
50 2心テープ端末製造装置
h 裸ファイバ
Claims (4)
- 2本の光ファイバ素線の端末部分に紫外線硬化樹脂が所定形状、寸法に塗布,硬化された一括被覆が設けられている2心テープ端末の製造装置であって、
2本の光ファイバ素線を一定のピッチ間隔で固定できるピッチ固定セット台と、該セット台が取付でき、左右方向に移動可能なセット台移動ステージと、前記セット台移動ステージが初期位置の時、該ステージと直列になる下方位置に設けた樹脂塗布用ダイスおよび紫外線硬化樹脂のタンクと、該ダイスおよび樹脂タンクが取付られ、上下方向に移動可能なダイスおよび樹脂タンク移動台と、前記ダイスおよび樹脂タンク移動台と直列とならない並列位置に設置され、上下方向に移動可能な紫外線硬化炉と、を有することを特徴とする2心テープ端末の製造装置。 - 前記セット台移動ステージ、ダイスおよび樹脂タンク移動台、および紫外線硬化炉の移動手段がエアーシリンダーまたは電動モータであることを特徴とする請求項1記載の2心テープ端末の製造装置。
- 2本の光ファイバ素線の端末部分に紫外線硬化樹脂が所定形状、寸法に塗布,硬化された一括被覆が設けられている2心テープ端末の製造方法であって、
2本の光ファイバ素線を一定ピッチの間隔を持つピッチ固定セット台に保持した後、該セット台を左右方向に移動可能なセット台移動ステージに載置する光ファイバ素線保持・ステージ載置工程;と、
前記セット台移動ステージが初期位置の時、該ステージと直列になる下方位置に設けた樹脂塗布用ダイスおよび紫外線硬化樹脂(以下、UV樹脂と略記する)のタンクを上下方向に移動可能なダイスおよび樹脂タンク移動台に取付け、該移動台を上方に移動させることにより、前記ピッチ固定セット台の2本の光ファイバ素線の端末部をダイス穴に挿入し、次いでダイス穴を挿通した2本の光ファイバ素線端末部を樹脂タンクのUV樹脂中に浸漬して該樹脂を素線端末部に付着させるダイス挿入・樹脂付着工程;と、
前工程後、ダイスおよび樹脂タンク移動台(以下、ダイス移動台と略記する)を一定速度で下方に移動させることにより、UV樹脂の付着した2本の光ファイバ素線端末部(2心テープ端末)の外径を一定にする樹脂塗布工程;と、
前工程後、その状態のまま、セット台移動ステージを、前記ダイスおよび樹脂タンク移動台と直線上にならない並列位置に設置され、上下方向に移動可能な紫外線硬化炉の上方位置に水平移動させ、次いで前記硬化炉を下方から上方に移動させ、該炉内部にUV樹脂の塗布された2心テープ端末を挿入するステージおよび硬化炉移動工程;と、
前工程後、前記硬化炉中の紫外線をUV樹脂塗布2心テープ端末に照射してUV樹脂を硬化させ、2芯テープ端末をジョイントした一括被覆を設ける樹脂硬化工程;と、
により2心テープ端末を製造することを特徴とする2心テープ端末の製造方法。 - 前記2心テープ端末の製造方法に用いる製造装置が請求項1または2記載の製造装置であることを特徴とする2心テープ端末の製造方法。
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