JP3971921B2 - 流動食品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウェブに取り外し可能な開口装置を取り付けるユニット - Google Patents

流動食品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウェブに取り外し可能な開口装置を取り付けるユニット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動食品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウェブの穴のそれぞれに取り外し可能な開口装置を取り付けるユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、フルーツ・ジュース、UHT(超高温処理)ミルク、ワイン、トマト・ソースなどの多くの流動食品は殺菌済み包装材料で形成されたパッケージに詰めて販売されている。
【0003】
そのようなパッケージの典型例は、テトラ・ブリック・アセプティック(登録トレードマーク)として知られている液体または流動食品用の平行六面体の形状をしたパッケージであり、積層ストリップ包装材料を折り畳み、密封することで形成されている。この包装材料は、例えばポリエチレンとされる熱密着性プラスチック材料の層で両面を被覆された紙材料の1つの層を含む複層構造を有しており、UTHミルクのような長期保存製品のための無菌パッケージの場合には、一方の熱密着性プラスチック材料の層の上に重ねられて、食品に接触するパッケージ内面を最終的に形成する別の熱密着性プラスチック材料の層によって覆われる、例えばアルミニウム薄膜で形成されるバリヤ材料の層も含む。
【0004】
周知のように、このようなパッケージは給送される包装材料のウェブから連続チューブが形成されるような全自動包装機械で製造されており、包装材料は包装機械において例えば過酸化水素溶液のような化学殺菌剤を付与されることで殺菌され、その化学殺菌剤は殺菌後に包装材料の表面から除去、例えば加熱により蒸発され、またこのように殺菌された包装材料のウェブは閉じた殺菌環境の中に保持されると共に、長手方向に折り畳みおよび密着が行われて垂直チューブが形成される。
【0005】
このチューブは殺菌済みまたは殺菌処理済みの食品を充填され、密封され、等しい間隔の横断部分で切断されて枕形状のパックを形成された後、完成状態の、例えば実質的に平行六面体の形状のパッケージを形成するように、機械的に折り畳まれる。
【0006】
完成パッケージは、その食品を消費させるための開口すなわち穴と、その穴上に取り付けられた取り外し可能な開口装置とを有する。
【0007】
ウェブが垂直チューブを形成するように折り畳まれて食品を充填される前に、包装材料のウェブに穴が形成され、それぞれの開口装置が取り付けられる。
【0008】
さらに詳しくは、小さな通常は長方形の熱密着性プラスチック材料のシートで形成され、パッケージの内面を最終的に形成する包装材料のウェブの面上でそれぞれの穴の上に取り付けられるパッチと、包装材料の反対面に取り付けられ、パッチに密着される取り外し可能な開口用タブとを各々の開口装置は含む。
【0009】
このタブはアルミニウムの層と、通常はポリエチレンの熱密着性プラスチック材料の層とを含み、その熱密着性プラスチック材料の層がパッチに密着される。パッチおよびタブは互いに接着され、従ってタブが引き剥がされるときに、そのタブに密着したパッチの部分はタブと一緒に取り除かれて穴を露出させる。
【0010】
上述形式の開口装置は特別なユニットで取り付けられ、このユニットは、包装材料のウェブに貫通穴を形成する穴開けステーションと、それぞれの穴を閉止するために包装材料にパッチを密着させるための、およびそのパッチに対して開口用タブを密着させるためのそれぞれ第1および第2のシール・ステーションとを実質的に含む。
【0011】
パッチおよび開口用タブは、通常は熱密着により、例えば「ホット−プレート」式または「誘導」式の熱密着によって取り付けられる。前者の場合は、熱密着すべき材料は加熱されたプレートに押圧されるのに対し、後者の場合は、熱密着作業の実行に必要な局部加熱は熱密着すべき材料に電流を誘起させて得るのであり、それ故に明白となるようにアルミニウム薄膜のような或る種の導電層でなければならない。
【0012】
これに代わり、熱密着すべき材料が超音波の機械的振動によって局部加熱される超音波シーリング法も知られている。
【0013】
熱密着作業時に、過熱されたパッチには、特にパッチが包装材料のウェブに形成された穴の一般にギザギザしている縁と相互に作用する結果として、断裂またはマイクロ孔が形成され得る。
【0014】
パッチにマイクロ孔が存在することは、外気を中に入れるのでパッケージの完全性および殺菌性を損なう。
【0015】
この事態が生じることを防止するために、包装材料のウェブに取り付けたパッチを保証するための上述形式の造作試験装置の単位は完全さ(sound) である。
【0016】
例えばEP−A−1057619に記載された周知の実施例のような、それらの装置は、開口装置を取り付けた包装材料の絶縁耐力の決定原理に基づいて作動する。実際に、試験では、空気の、およびパッチを形成している材料の絶縁特性が異なることによって、パッチが完全な状態であるときよりもパッチにマイクロ孔が存在する場合の方が開口装置を取り付けた包装材料の絶縁耐力が低くなることを示した。
【0017】
このような試験は一般に包装材料のウェブの移動路に沿って第1および第2シール・ステーションの下流に配置され、また包装材料のウェブの反対両側に2つの協働するアイドル・ローラーを含み、パッチ側に配置された一方のアイドル・ローラーは調整可能な高電圧発生器に連結されて、包装材料のウェブのアルミニウム薄膜と容量結合(capacitive coupling)を形成する。
【0018】
さらに詳しくは、高電圧発生器に連結されたローラーの外面、および接地電位に設定されているアルミニウム薄膜はキャパシタのそれぞれのプレートを形成し、その誘電体はパッチと、アルミニウム薄膜およびパッチの間に挟まれている包装材料の層との熱密着性プラスチック材料によって形成される。
【0019】
試験装置はまた、上述のように形成されたキャパシタの誘電体を通る電流の流れを検出する検出回路を含み、その電流の流れは高電圧発生器で与えられる電位に関係して、また開口装置が取り付けられた包装材料のウェブの絶縁耐力の低下、すなわちパッチにおけるマイクロ孔の存在に関係して生じる。さらに詳しくは、高電圧発生器により与えられる電位は、パッチが完全な状態であるときにキャパシタの誘電体を通って電流が全く流れない状態を生じるが、パッチにマイクロ孔が存在する状態にはそのような電流の流れを十分に生じるように、選ばれる。
【0020】
高電圧発生器が与える電位は方形波模様を描き、各々の開口装置のまわりに高い値(ハイ)、包装材料のウェブの連続する2つの穴の間隔内の面積部分に低い値(ロウ)を与え、これにより、アルミニウム薄膜に接触する熱密着性プラスチック材料の層に小さな亀裂が存在することによって生じるような、またウェブの完全性を損なうような電流がそれらの面積部分に流れるのを防止する。
【0021】
それ故に電圧のピークの発生は、開口装置のロール間における通過に同期しなければならず、これには位置センサー、例えば光電池、およびその試験装置のローラー間に各々の開口装置が挿入される正確な瞬間を計算する処理手段を特徴として備えている制御システムが必要とされる。
【0022】
さらに、試験装置は付加的なステーションを構成し、そのステーションは 包装材料のウェブの移動路に沿って配置されねばならないと共に、ウェブと相互作用する専用の機械的部材を特徴とする。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、流動食品の密封パッケージを製造するために、取り外し可能な開口装置を包装材料のウェブに取り付けるためのユニットであって、率直に言えば、低価格で、包装機械の運転時において前記開口装置をウェブに取り付ける効率を制御する専用の同期システムを必要としないユニットを提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、流動食品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウェブの穴のそれぞれに取り外し可能な開口装置を取り付けるユニットであり、前記ウェブは移動路に沿って前記ユニットを通して給送され、またウェブはそれぞれの熱密着性プラスチック材料の層で両側面を被覆された導電性バリヤ材料の少なくとも1つのシートを含む複層構造を有しており、各々の前記開口装置はシート材料のパッチおよび取り外し可能な開口用タブを含み、パッチおよび開口用タブはいずれも熱密着性プラスチック材料で形成されて前記ウェブの両側面上でそれぞれの前記穴をシールする前記ユニットであって、
それぞれの前記穴を閉止するために前記ウェブの片方の面上に連続的に前記パッチを密着させる第1のシール・ステーションと、
前記第1のシール・ステーションの下流側に設けられ、前記ウェブの反対側の面上でそれぞれの前記パッチに対して前記タブを密着させる第2のシール・ステーションと、
穴上に取り付けた前記パッチのそれぞれの完全性を試験するために前記ウェブの前記穴の各々の位置で作動される試験手段とを含み、
前記試験手段が、少なくとも1つの検知部材と前記ウェブの導電性バリヤ材料とに連結されて該導電性バリヤ材料と前記検知部材との間に介在された材料の絶縁耐力の変化に関連する電気量を測定して前記パッチにおける微小穴の存在を検出する検出手段を含んでおり、また、
前記検知部材が前記第2のシール・ステーションに組み込まれていることを特徴とするユニットが提供される。
【0025】
本発明の好ましい非制限的実施例が、添付図面を参照して例を挙げて説明される。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1で符号1は、移動路Pに沿って給送される包装材料のウェブ4の穴3を通してそれぞれに取り外し可能な開口装置2(図3)を取り付けるための本発明によるユニット全体を示している。
【0027】
ユニット1は、UHT(高温処理)ミルク、フルーツ・ジュース、ワインその他の流動食品の無菌密閉パッケージ(図示せず)を包装材料のウェブ4から連続的に製造するための包装機械(図示せず)に組み込まれる。さらに詳しくは、ウェブ4は周知のように長手方向に折り畳まれて密着され、これにより垂直方向のチューブが形成される。そのチューブは無菌または殺菌処理した包装される食品を充填され、等間隔な横断部分に沿って密着シールされ、そして一連の機械折り畳み作業を施されて完成パッケージが形成される。
【0028】
ユニット1は、包装材料の垂直チューブを形成するステーション(図示せず)よりも上流側でウェブ4の移動路Pに沿って配置される。
【0029】
包装材料の4は複層構造を有しており、熱密着性プラスチック材料、例えばポリエチレンの層で両側をそれぞれ覆われた紙材料の層を実質的に含む。食品に接触するパッケージ内面を最終的に形成するウェブ4の面は導電性のバリヤ材料、例えばアルミニウム薄膜4aの層を有し、この層はさらに熱密着性プラスチック材料の層で両面をそれぞれ覆われる。
【0030】
図2および図3を特に参照すれば、各々の開口装置2は、小さな例えば長方形の熱密着性プラスチック材料のシートで形成されてパッケージの内面を最終的に形成するウェブ4の面7上でそれぞれの穴の上に取り付けられるパッチ5と、熱密着性プラスチック材料で形成され、ウェブ4の反対面8に取り付けられてパッチ5に密着される取り外し可能な開口用タブ6とを各々の開口装置は含む。さらに詳しくは、パッチ5およびタブ6はそれぞれの穴3の側縁9に接近してその内側を延在するシール面上で結合され、そのシール面はタブ6が取り外されるときにパッチ5の切り離し部分を形成する。
【0031】
タブ6は長方形であり、穴3に対して外方へ突出する。ウェブ4と同様にタブ6は複層構造を有しており、片面がパッチ5に結合された熱密着性プラスチック材料、例えばポリエチレンの層と、その熱密着性プラスチック材料の層のパッチ5とは反対側の面に固定された通常はアルミニウムとされるバリヤ材料の層とを含む。
【0032】
図1を参照すれば、ユニット1は移動路Pに沿って配置された周知の穴開けステーション10(概略的にしか示されない)を含み、そのステーションにおいてウェブ4は、この例では実質的にオジーヴ形(砲弾形)をした一連の穴3(図3、図4、図5)を、各々のパッケージの形成に使用される包装材料の長さに等しい間隔で移動路Pに沿って等間隔に穴開けされ、これによりウェブ4の形成で避けられない公差を排除する。
【0033】
ユニット1はまた穴開けステーション10の下流側に移動路Pに沿って第1および第2のシール・ステーション11,12(周知であり、概略的にしか示されない)を含み、これらのステーションはそれぞれウェブ4の反対両側の面7および面8に対して穴3の上からパッチ5およびタブ6を取り付ける。
【0034】
ユニット1はまた移動路Pに沿ってステーション10,11,12を通してウェブ4を段階的に給送するための給送装置(図示せず)を含み、またウェブ4が巻まわされる一連のローラー13を含む。
【0035】
シール・ステーション11,12は、本発明を明確に理解するのに必要とされることのみ本明細書に記載するが、それぞれパッチ5およびタブ6と相互に作用する周知の密着手段(図示せず)を有するそれぞれの加圧組立体14,15と、それぞれの加圧組立体14,15の反対側においてウェブ4と協働する対向加圧組立体16,17と、対向加圧組立体16,17に対してそれぞれ加圧組立体14,15を往復方向に移動させるガイド手段(図示せず)とを実質的に含む。
【0036】
密着手段は、これまで好ましいとされてきたように、高温プレートで、または誘導加熱装置で、または超音波密着装置で形成される。
【0037】
図示実施例(図1および図4)では、シール・ステーション1の対向加圧組立体17は固定された支持構造18を含み、この支持構造は、導電材好ましくはプラスチックで形成されてパッチ5の側でウェブ4と相互作用する面20を形成する平坦な長方形のプレート19を固く取り付けている。
【0038】
プレート19の中央部分は、密着作業時にタブ6に対し、また穴3の縁に対してパッチ5を押圧するためにパッチ5に作用する圧縮空気のジェット流を排出するための多数の貫通穴21を有する。
【0039】
ユニット1は、ウェブ4に密着されたパッチ5の完全性を試験するための装置22も含む。
【0040】
装置22は、パッチ5の側でウェブ4と協働して、ウェブ4のアルミニウム薄膜4aと容量結合を形成する電極23と、パッチ5の取り付けられた包装材料のウェブ4の絶縁耐力の変化を検出する、従ってパッチ5にマイクロ孔が存在することを検出するための検出回路24とを含む。
【0041】
本発明の重要な概念は、電極23がシール・ステーション12の対向加圧組立体17のプレート19に組み入れられて、シール・ステーション12の加圧組立体15と、すなわちウェブ4の各々の穴3において、同期して作動されることである。
【0042】
さらに詳しくは、電極23はプレート19の中央の凹部(図示せず)内に収容された平坦な導電プレートで形成され、ウェブ4と相互作用すると共に面20と同平面の面25を有し、環状形であり、また圧縮空気用の孔21のまわりを延在する。
【0043】
さらに詳しくは、電極23はウェブ4の各々の穴3の輪郭を再現しており、穴3の側縁9の近くを延在するパッチ5の部分のみを検出する。実際に、穴3の側縁9においてパッチ5はウェブ4の紙の層の切断された繊維と接触する。周知のようにウェブ4の紙の層は表面だけが殺菌されているので、紙の層の切断された繊維と接触するパッチ5の部分にいかなるマイクロ孔があっても、パッケージの殺菌性を損なうことになる。
【0044】
電極23は調整可能な高電圧発生器26に連結され、それ故に作動電位Vaに設定されるのに対して、ウェブ4のアルミニウム薄膜4aは接地電位に設定される。電極23とウェブ4のアルミニウム薄膜4aとはキャパシタ27のそれぞれのプレートを形成しており、その誘電体はパッチ5の熱密着性材料、およびアルミニウム薄膜4aとパッチ5との間に挟まれているウェブ4の層の熱密着性材料によって形成される。
【0045】
ウェブ4のアルミニウム薄膜4aの接地は、ウェブ4に直角な軸線のまわりを回転するアイドル・ローラー28がウェブ4の側縁と横方向に協働しており、またそのローラーが接地されていることによって保証される。
【0046】
試験によれば、パッチ5の材料および空気の絶縁特性が相違することにより、パッチ5を取り付けられたウェブ4の絶縁耐力は、パッチが完全な状態の場合に第1の値D1、この例では20KV/mm、に等しく、パッチ5にマイクロ孔が存在する場合にはD1よりも小さい第2の値D2、この例では3KV/mm、となる。
【0047】
検出回路24はキャパシタ27の誘電体を通る電流の流れを検出するのであり、この電流は高電圧発生器26によって与えられた作動電位Va、ならびにD1からD2に切り替わる、すなわちパッチ5にマイクロ孔が存在した場合のパッチ5の取り付けられたウェブ4の絶縁耐力に関係して発生する。さらに詳しくは、高電圧発生器26によって与えられる作動電位は、パッチ5が完全な状態の場合にはキャパシタ27の誘電体を通って電流は全く流れず、パッチ5にマイクロ孔が存在する場合にはその流れが十分に生じるように選ばれる。
【0048】
高電圧発生器26で与えられる作動電位は方形波模様を描き、各々の穴3のまわりに高い値(ハイ)を、また連続した2つの穴3の間の面積部分のウェブ4に低い値(ロウ)を与えて、これにより、アルミニウム薄膜に接触する熱密着性プラスチック材料の層に小さな亀裂が存在することによって生じるような、またウェブの完全性を損なうような電流がそれらの面積部分に流れるのを防止する。
【0049】
好ましい実施例では、検出回路24は、高電圧発生器26に連結された第1のターミナル31および電極23に連結された第2のターミナル32を有する抵抗30と、ターミナル31の電位、それ故に作動電位Vaに関する測定電位Vmを与える電圧リデューサ35の中継を経て第1のターミナル31に連結された第1の入力部34、基準電位Vfを受け取る第2の入力部36、およびそれぞれのパッチ5のマイクロ孔の存在/不存在を示す論理状態信号Spを与える出力部37を比較器33とを含み、論理状態信号Spは測定電位Vmが基準電位Vfよりも低いときに高論理レベル(Sp=1)となり、その他の状態では低論理レベル(Sp=0)となる。
【0050】
パッチ5のマイクロ孔が電極23を過ぎて移動する場合、電極23とウェブ4のアルミニウム薄膜4aとの間に挟まれた材料の絶縁耐力はD1値からD2値へ低下する。従って、高電圧発生器26で与えられた作動電位Vaの高い値が存在する状態では電流がウェブ4を流れ、これにより測定電位Vmの低下が生じる。測定電位Vmが基準電位Vfよりも低い値に近づくことで、論理状態信号Spは低論理レベルから高論論理レベルへ切り替わり、これによりパッチ5にマイクロ孔が存在することを示すことになる。
【0051】
測定電位Vmが電極23とウェブ4のアルミニウム薄膜4aとの間に挟まれた材料の絶縁耐力D2に関する最低閾値よりも低く落ちると、ウェブ4を通して電流はもはや流れず、これにより測定電位Vmは最大閾値へ高まり、それよりも高くなると再びキャパシタ27の誘電体を通して電流が流れる。この現象はマイクロ孔が電極23を横断するまで、すなわちウェブ4の移動速度に応じた時間間隔に亘って繰り返される。
【0052】
マイクロ孔が電極23を横断すると、測定電位Vmは基準値に戻り、論理状態信号Spは低論理値となる。
【0053】
逆に、電極23を過ぎて移動するパッチ5が完全な状態である場合、パッチ5が取り付けられたウェブ4を通して電流は全く流れず、これにより測定電位Vmは基準電位Vfよりも低くない基準値にとどまり、論理状態信号Spは低論理レベル(Sp=0)にとどまる。
【0054】
それ故に、これは包装機械の運転時に、開口装置2をそれぞれの穴3に取り付けるためにウェブ4に対して遂行する作業の効率の制御を行う。パッチ5にマイクロ孔が存在することを示す論理状態信号Spに含まれる情報は、欠陥のあるパッチ5を含むウェブ4の部分で形成された少なくとも1つのパッケージを廃棄するために、包装機械の運転サイクルの後段にて使用される。
【0055】
本発明によるユニット1の利点は前述の説明で明白となるであろう。
【0056】
特に、電極23が第2のシール・ステーション12のプレート19に組み込まれたことにより、高電圧発生器26により与えられる作動電位Vaのピークを電極23におけるパッチ5の通過に同期させるために、専用の同期システムは不要となる。この例では、これはシール・ステーション12の加圧組立体15の作動サイクルに関係して直接に達成される。
【0057】
さらに、試験装置22の機械部品はプレート19に組み付けけられた電極23のみに限られる。
【0058】
最後に、各々の穴3の輪郭を再現する電極23の成形、およびシール・ステーション12の加圧組立体15との電極23の同期的な作動は、パッチ5の重要部分、すなわち穴3の側縁の付近の極めて正確な制御を可能にする。
【0059】
しかしながら、本明細書に記載し、説明したユニット1に対して、請求項に記載した範囲から逸脱せずに変化を加えることができることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】流動食品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウェブの穴のそれぞれに取り外し可能な開口装置を取り付けるための本発明によるユニットの概略側面図を示す。
【図2】開口装置を取り付けられたウェブ部分の斜視図を示す。
【図3】包装材料のウェブのそれぞれの穴に取り付けられた開口装置の拡大断面図を示す。
【図4】図1のユニット上のシール・ステーションの一部の拡大した斜視図を示す。
【図5】図4のシール・ステーションの細部の拡大した前面図を示す。
【符号の説明】
1 ユニット
2 開口装置
3 穴
4 ウェブ
5 パッチ
6 タブ
7,8 面
9 側縁
10 穴開けステーション
11 第1のシール・ステーション
12 第2のシール・ステーション
13 ローラー
14,15 加圧組立体
16,17 対向加圧組立体
18 支持構造
19 プレート
20 面
21 圧縮空気用の孔
22 試験装置
23 電極
24 検出回路
25 面
26 高電圧発生器
27 キャパシタ
31 第1のターミナル31
32 第2のターミナル
33 比較器
34,36 第1の入力部
35 電圧リデューサ
37 出力部

Claims (8)

  1. 流動食品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウェブ(4)の穴(3)のそれぞれに取り外し可能な開口装置(2)を取り付けるユニット(1)であり、前記ウェブ(4)は移動路(P)に沿って前記ユニット(1)を通して給送され、またウェブ(4)はそれぞれの熱密着性プラスチック材料の層で両側面を被覆された導電性バリヤ材料(4a)の少なくとも1つのシートを含む複層構造を有しており、各々の前記開口装置(2)はシート材料のパッチ(5)および取り外し可能な開口用タブ(6)を含み、パッチ(5)および開口用タブ(6)はいずれも熱密着性プラスチック材料で形成されて前記ウェブ(4)の両側面上でそれぞれの前記穴(3)をシールする前記ユニット(1)であって、
    それぞれの前記穴(3)を閉止するために前記ウェブ(4)の片方の面(7)上に連続的に前記パッチ(5)を密着させる第1のシール・ステーション(11)と、
    前記第1のシール・ステーション(11)の下流側に設けられ、前記ウェブ(4)の反対側の面(8)上でそれぞれの前記パッチ(5)に対して前記タブ(6)を密着させる第2のシール・ステーション(12)と、
    穴(3)上に取り付けた前記パッチ(5)のそれぞれの完全性を試験するために前記ウェブ(4)の前記穴(3)の各々の位置で作動される試験手段(22)とを含み、
    前記試験手段(22)が、少なくとも1つの検知部材(23)と前記ウェブ(4)の導電性バリヤ材料(4a)とに連結されて該導電性バリヤ材料(4a)と前記検知部材(23)との間に介在された材料の絶縁耐力の変化に関連する電気量を測定して前記パッチ(5)における微小穴の存在を検出する検出手段(24)を含んでおり、また、
    前記検知部材(23)が前記第2のシール・ステーション(12)に組み込まれていることを特徴とするユニット。
  2. 前記検知部材は、前記ウェブ(4)に接触して前記導電性バリヤ材料(4a)の前記シートと容量結合を形成し、前記第2のシール・ステーション(12)の動作と同期して付勢される電極(23)であることを特徴とする請求項1に記載されたユニット。
  3. 前記第2のシール・ステーション(12)が前記ウェブ(4)へ向かう方向及び離れる方向へ移動可能な加圧組立体(15)と、前記加圧組立体(15)と反対側で前記ウェブ(4)と協働して所望の密封圧力を得るための対向加圧組立体(17)とを含むこと、および前記電極(23)が前記対向加圧組立体(17)に組み込まれたことを特徴とする請求項2に記載されたユニット。
  4. 支持構造(18)と、前記支持構造(18)に固定されて前記電極(23)を支持する電気的絶縁材で形成されたプレート(19)とを前記対向加圧組立体(17)が含むことを特徴とする請求項3に記載されたユニット。
  5. 前記プレート(19)と前記電極(23)とが、同一面上にあり、前記ウェブ(4)と相互作用する面(20,25)をそれぞれ有することを特徴とする請求項4に記載されたユニット。
  6. 前記電極(23)が環状の導電プレートで形成されたことを特徴とする請求項2から請求項5までのいずれか一項に記載されたユニット。
  7. 前記電極(23)が前記ウェブ(4)の前記穴(3)の各々の輪郭形状とほぼ同一の形状を有することを特徴とする請求項6に記載されたユニット。
  8. 前記検出手段(24)が前記ウェブ(4)の導電性バリヤ材料(4a)のシートと前記電極(23)との間に介在された材料を通る電流の通過を示す手段を含むことを特徴とする請請求項2から請求項7までのいずれか一項に記載されたユニット。
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