JP2002337254A - 流動食品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウェブに取り外し可能な開口装置を取り付けるユニット - Google Patents

流動食品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウェブに取り外し可能な開口装置を取り付けるユニット

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JP2002337254A JP2001375103A JP2001375103A JP2002337254A JP 2002337254 A JP2002337254 A JP 2002337254A JP 2001375103 A JP2001375103 A JP 2001375103A JP 2001375103 A JP2001375103 A JP 2001375103A JP 2002337254 A JP2002337254 A JP 2002337254A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 流動食品の密封パッケージを製造するため
に、取り外し可能な開口装置を包装材料のウェブに取り
付けるためのユニットで低価格で、開口装置をウェブに
取り付ける効率を制御する専用の同期システムを必要と
しないユニットを提供する。 【解決手段】 シート材料のパッチ開口用タブを有する
開口装置を包装材料のウェブ4の穴のそれぞれに取り付
けるユニット1が記載される。このユニットは、穴を閉
止するためにウェブの一方の面に連続的にパッチ前を密
着させる第1のシール・ステーション11と、ウェブの
反対側の面上でそれぞれのパッチに対してタブを連続的
に密着させる第2のシール・ステーション12と、第1
のシール・ステーションの下流側に配置され、穴を閉止
するパッチの完全さを決定する、第2のシール・ステー
ションに組み込まれた手段23を含む試験装置22とを
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動食品の無菌密
閉パッケージを製造するために包装材料のウェブの穴の
それぞれに取り外し可能な開口装置を取り付けるユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フルーツ・ジュース、U
HT(超高温処理)ミルク、ワイン、トマト・ソースな
どの多くの流動食品は殺菌済み包装材料で形成されたパ
ッケージに詰めて販売されている。
【0003】そのようなパッケージの典型例は、テトラ
・ブリック・アセプティック(登録トレードマーク)と
して知られている液体または流動食品用の平行六面体の
形状をしたパッケージであり、積層ストリップ包装材料
を折り畳み、密封することで形成されている。この包装
材料は、例えばポリエチレンとされる熱密着性プラスチ
ック材料の層で両面を被覆された紙材料の1つの層を含
む複層構造を有しており、UTHミルクのような長期保
存製品のための無菌パッケージの場合には、一方の熱密
着性プラスチック材料の層の上に重ねられて、食品に接
触するパッケージ内面を最終的に形成する別の熱密着性
プラスチック材料の層によって覆われる、例えばアルミ
ニウム薄膜で形成されるバリヤ材料の層も含む。
【0004】周知のように、このようなパッケージは給
送される包装材料のウェブから連続チューブが形成され
るような全自動包装機械で製造されており、包装材料は
包装機械において例えば過酸化水素溶液のような化学殺
菌剤を付与されることで殺菌され、その化学殺菌剤は殺
菌後に包装材料の表面から除去、例えば加熱により蒸発
され、またこのように殺菌された包装材料のウェブは閉
じた殺菌環境の中に保持されると共に、長手方向に折り
畳みおよび密着が行われて垂直チューブが形成される。
【0005】このチューブは殺菌済みまたは殺菌処理済
みの食品を充填され、密封され、等しい間隔の横断部分
で切断されて枕形状のパックを形成された後、完成状態
の、例えば実質的に平行六面体の形状のパッケージを形
成するように、機械的に折り畳まれる。
【0006】完成パッケージは、その食品を消費させる
ための開口すなわち穴と、その穴上に取り付けられた取
り外し可能な開口装置とを有する。
【0007】ウェブが垂直チューブを形成するように折
り畳まれて食品を充填される前に、包装材料のウェブに
穴が形成され、それぞれの開口装置が取り付けられる。
【0008】さらに詳しくは、小さな通常は長方形の熱
密着性プラスチック材料のシートで形成され、パッケー
ジの内面を最終的に形成する包装材料のウェブの面上で
それぞれの穴の上に取り付けられるパッチと、包装材料
の反対面に取り付けられ、パッチに密着される取り外し
可能な開口用タブとを各々の開口装置は含む。
【0009】このタブはアルミニウムの層と、通常はポ
リエチレンの熱密着性プラスチック材料の層とを含み、
その熱密着性プラスチック材料の層がパッチに密着され
る。パッチおよびタブは互いに接着され、従ってタブが
引き剥がされるときに、そのタブに密着したパッチの部
分はタブと一緒に取り除かれて穴を露出させる。
【0010】上述形式の開口装置は特別なユニットで取
り付けられ、このユニットは、包装材料のウェブに貫通
穴を形成する穴開けステーションと、それぞれの穴を閉
止するために包装材料にパッチを密着させるための、お
よびそのパッチに対して開口用タブを密着させるための
それぞれ第1および第2のシール・ステーションとを実
質的に含む。
【0011】パッチおよび開口用タブは、通常は熱密着
により、例えば「ホット−プレート」式または「誘導」
式の熱密着によって取り付けられる。前者の場合は、熱
密着すべき材料は加熱されたプレートに押圧されるのに
対し、後者の場合は、熱密着作業の実行に必要な局部加
熱は熱密着すべき材料に電流を誘起させて得るのであ
り、それ故に明白となるようにアルミニウム薄膜のよう
な或る種の導電層でなければならない。
【0012】これに代わり、熱密着すべき材料が超音波
の機械的振動によって局部加熱される超音波シーリング
法も知られている。
【0013】熱密着作業時に、過熱されたパッチには、
特にパッチが包装材料のウェブに形成された穴の一般に
ギザギザしている縁と相互に作用する結果として、断裂
またはマイクロ孔が形成され得る。
【0014】パッチにマイクロ孔が存在することは、外
気を中に入れるのでパッケージの完全性および殺菌性を
損なう。
【0015】この事態が生じることを防止するために、
包装材料のウェブに取り付けたパッチを保証するための
上述形式の造作試験装置の単位は完全さ(sound) であ
る。
【0016】例えばEP−A−1057619に記載さ
れた周知の実施例のような、それらの装置は、開口装置
を取り付けた包装材料の絶縁耐力の決定原理に基づいて
作動する。実際に、試験では、空気の、およびパッチを
形成している材料の絶縁特性が異なることによって、パ
ッチが完全な状態であるときよりもパッチにマイクロ孔
が存在する場合の方が開口装置を取り付けた包装材料の
絶縁耐力が低くなることを示した。
【0017】このような試験は一般に包装材料のウェブ
の移動路に沿って第1および第2シール・ステーション
の下流に配置され、また包装材料のウェブの反対両側に
2つの協働するアイドル・ローラーを含み、パッチ側に
配置された一方のアイドル・ローラーは調整可能な高電
圧発生器に連結されて、包装材料のウェブのアルミニウ
ム薄膜と容量結合(capacitive coupling)を形成す
る。
【0018】さらに詳しくは、高電圧発生器に連結され
たローラーの外面、および接地電位に設定されているア
ルミニウム薄膜はキャパシタのそれぞれのプレートを形
成し、その誘電体はパッチと、アルミニウム薄膜および
パッチの間に挟まれている包装材料の層との熱密着性プ
ラスチック材料によって形成される。
【0019】試験装置はまた、上述のように形成された
キャパシタの誘電体を通る電流の流れを検出する検出回
路を含み、その電流の流れは高電圧発生器で与えられる
電位に関係して、また開口装置が取り付けられた包装材
料のウェブの絶縁耐力の低下、すなわちパッチにおける
マイクロ孔の存在に関係して生じる。さらに詳しくは、
高電圧発生器により与えられる電位は、パッチが完全な
状態であるときにキャパシタの誘電体を通って電流が全
く流れない状態を生じるが、パッチにマイクロ孔が存在
する状態にはそのような電流の流れを十分に生じるよう
に、選ばれる。
【0020】高電圧発生器が与える電位は方形波模様を
描き、各々の開口装置のまわりに高い値(ハイ)、包装
材料のウェブの連続する2つの穴の間隔内の面積部分に
低い値(ロウ)を与え、これにより、アルミニウム薄膜
に接触する熱密着性プラスチック材料の層に小さな亀裂
が存在することによって生じるような、またウェブの完
全性を損なうような電流がそれらの面積部分に流れるの
を防止する。
【0021】それ故に電圧のピークの発生は、開口装置
のロール間における通過に同期しなければならず、これ
には位置センサー、例えば光電池、およびその試験装置
のローラー間に各々の開口装置が挿入される正確な瞬間
を計算する処理手段を特徴として備えている制御システ
ムが必要とされる。
【0022】さらに、試験装置は付加的なステーション
を構成し、そのステーションは 包装材料のウェブの移
動路に沿って配置されねばならないと共に、ウェブと相
互作用する専用の機械的部材を特徴とする。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、流動
食品の密封パッケージを製造するために、取り外し可能
な開口装置を包装材料のウェブに取り付けるためのユニ
ットであって、率直に言えば、低価格で、包装機械の運
転時において前記開口装置をウェブに取り付ける効率を
制御する専用の同期システムを必要としないユニットを
提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、流動食
品の無菌密閉パッケージを製造するために包装材料のウ
ェブの穴のそれぞれに取り外し可能な開口装置を取り付
けるユニットであり、前記ウェブは移動路に沿って前記
ユニットを通して給送され、またウェブはそれぞれの熱
密着性プラスチック材料の層で反対両面を被覆された導
電性バリヤ材料の少なくとも1つのシートを含む複層構
造を有しており、各々の前記開口装置はシート材料のパ
ッチおよび取り外し可能な開口用タブを含み、パッチお
よび開口用タブはいずれも熱密着性プラスチック材料で
形成されて前記ウェブの反対両面上でそれぞれの前記穴
をシールする前記ユニットであって、それぞれの前記穴
を閉止するために前記ウェブの片方の面上に連続的に前
記パッチを密着させる第1のシール・ステーションと、
前記ウェブの反対側の面上でそれぞれの前記パッチに対
して前記タブを密着させる第2のシール・ステーション
と、前記移動路に沿って前記第1のシール・ステーショ
ンの下流側に配置され、穴上に付与した前記パッチのそ
れぞれの響き具合を試験するために前記ウェブの前記穴
の各々の位置で作動され、前記ウェブと相互作用する相
互作用手段を含む試験手段とを含んで構成され、少なく
とも1つの前記相互作用手段が前記第2のシール・ステ
ーションに組み込まれていることを特徴とするユニット
が提供される。
【0025】本発明の好ましい非制限的実施例が、添付
図面を参照して例を挙げて説明される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1で符号1は、移動路Pに沿っ
て給送される包装材料のウェブ4の穴3を通してそれぞ
れに取り外し可能な開口装置2(図3)を取り付けるた
めの本発明によるユニット全体を示している。
【0027】ユニット1は、UHT(高温処理)ミル
ク、フルーツ・ジュース、ワインその他の流動食品の無
菌密閉パッケージ(図示せず)を包装材料のウェブ4か
ら連続的に製造するための包装機械(図示せず)に組み
込まれる。さらに詳しくは、ウェブ4は周知のように長
手方向に折り畳まれて密着され、これにより垂直方向の
チューブが形成される。そのチューブは無菌または殺菌
処理した包装される食品を充填され、等間隔な横断部分
に沿って密着シールされ、そして一連の機械折り畳み作
業を施されて完成パッケージが形成される。
【0028】ユニット1は、包装材料の垂直チューブを
形成するステーション(図示せず)よりも上流側でウェ
ブ4の移動路Pに沿って配置される。
【0029】包装材料の4は複層構造を有しており、熱
密着性プラスチック材料、例えばポリエチレンの層で両
側をそれぞれ覆われた紙材料の層を実質的に含む。食品
に接触するパッケージ内面を最終的に形成するウェブ4
の面は導電性のバリヤ材料、例えばアルミニウム薄膜4
aの層を有し、この層はさらに熱密着性プラスチック材
料の層で両面をそれぞれ覆われる。
【0030】図2および図3を特に参照すれば、各々の
開口装置2は、小さな例えば長方形の熱密着性プラスチ
ック材料のシートで形成されてパッケージの内面を最終
的に形成するウェブ4の面7上でそれぞれの穴の上に取
り付けられるパッチ5と、熱密着性プラスチック材料で
形成され、ウェブ4の反対面8に取り付けられてパッチ
5に密着される取り外し可能な開口用タブ6とを各々の
開口装置は含む。さらに詳しくは、パッチ5およびタブ
6はそれぞれの穴3の側縁9に接近してその内側を延在
するシール面上で結合され、そのシール面はタブ6が取
り外されるときにパッチ5の切り離し部分を形成する。
【0031】タブ6は長方形であり、穴3に対して外方
へ突出する。ウェブ4と同様にタブ6は複層構造を有し
ており、片面がパッチ5に結合された熱密着性プラスチ
ック材料、例えばポリエチレンの層と、その熱密着性プ
ラスチック材料の層のパッチ5とは反対側の面に固定さ
れた通常はアルミニウムとされるバリヤ材料の層とを含
む。
【0032】図1を参照すれば、ユニット1は移動路P
に沿って配置された周知の穴開けステーション10(概
略的にしか示されない)を含み、そのステーションにお
いてウェブ4は、この例では実質的にオジーヴ形(砲弾
形)をした一連の穴3(図3、図4、図5)を、各々の
パッケージの形成に使用される包装材料の長さに等しい
間隔で移動路Pに沿って等間隔に穴開けされ、これによ
りウェブ4の形成で避けられない公差を排除する。
【0033】ユニット1はまた穴開けステーション10
の下流側に移動路Pに沿って第1および第2のシール・
ステーション11,12(周知であり、概略的にしか示
されない)を含み、これらのステーションはそれぞれウ
ェブ4の反対両側の面7および面8に対して穴3の上か
らパッチ5およびタブ6を取り付ける。
【0034】ユニット1はまた移動路Pに沿ってステー
ション10,11,12を通してウェブ4を段階的に給
送するための給送装置(図示せず)を含み、またウェブ
4が巻まわされる一連のローラー13を含む。
【0035】シール・ステーション11,12は、本発
明を明確に理解するのに必要とされることのみ本明細書
に記載するが、それぞれパッチ5およびタブ6と相互に
作用する周知の密着手段(図示せず)を有するそれぞれ
の加圧組立体14,15と、それぞれの加圧組立体1
4,15の反対側においてウェブ4と協働する対向加圧
組立体16,17と、対向加圧組立体16,17に対し
てそれぞれ加圧組立体14,15を往復方向に移動させ
るガイド手段(図示せず)とを実質的に含む。
【0036】密着手段は、これまで好ましいとされてき
たように、高温プレートで、または誘導加熱装置で、ま
たは超音波密着装置で形成される。
【0037】図示実施例(図1および図4)では、シー
ル・ステーション1の対向加圧組立体17は固定された
支持構造18を含み、この支持構造は、導電材好ましく
はプラスチックで形成されてパッチ5の側でウェブ4と
相互作用する面20を形成する平坦な長方形のプレート
19を固く取り付けている。
【0038】プレート19の中央部分は、密着作業時に
タブ6に対し、また穴3の縁に対してパッチ5を押圧す
るためにパッチ5に作用する圧縮空気のジェット流を排
出するための多数の貫通穴21を有する。
【0039】ユニット1は、ウェブ4に密着されたパッ
チ5の完全性を試験するための装置22も含む。
【0040】装置22は、パッチ5の側でウェブ4と協
働して、ウェブ4のアルミニウム薄膜4aと容量結合を
形成する電極23と、パッチ5の取り付けられた包装材
料のウェブ4の絶縁耐力の変化を検出する、従ってパッ
チ5にマイクロ孔が存在することを検出するための検出
回路24とを含む。
【0041】本発明の重要な概念は、電極23がシール
・ステーション12の対向加圧組立体17のプレート1
9に組み入れられて、シール・ステーション12の加圧
組立体15と、すなわちウェブ4の各々の穴3におい
て、同期して作動されることである。
【0042】さらに詳しくは、電極23はプレート19
の中央の凹部(図示せず)内に収容された平坦な導電プ
レートで形成され、ウェブ4と相互作用すると共に面2
0と同平面の面25を有し、環状形であり、また圧縮空
気用の孔21のまわりを延在する。
【0043】さらに詳しくは、電極23はウェブ4の各
々の穴3の輪郭を再現しており、穴3の側縁9の近くを
延在するパッチ5の部分のみを検出する。実際に、穴3
の側縁9においてパッチ5はウェブ4の紙の層の切断さ
れた繊維と接触する。周知のようにウェブ4の紙の層は
表面だけが殺菌されているので、紙の層の切断された繊
維と接触するパッチ5の部分にいかなるマイクロ孔があ
っても、パッケージの殺菌性を損なうことになる。
【0044】電極23は調整可能な高電圧発生器26に
連結され、それ故に作動電位Vaに設定されるのに対し
て、ウェブ4のアルミニウム薄膜4aは接地電位に設定
される。電極23とウェブ4のアルミニウム薄膜4aと
はキャパシタ27のそれぞれのプレートを形成してお
り、その誘電体はパッチ5の熱密着性材料、およびアル
ミニウム薄膜4aとパッチ5との間に挟まれているウェ
ブ4の層の熱密着性材料によって形成される。
【0045】ウェブ4のアルミニウム薄膜4aの接地
は、ウェブ4に直角な軸線のまわりを回転するアイドル
・ローラー28がウェブ4の側縁と横方向に協働してお
り、またそのローラーが接地されていることによって保
証される。
【0046】試験によれば、パッチ5の材料および空気
の絶縁特性が相違することにより、パッチ5を取り付け
られたウェブ4の絶縁耐力は、パッチが完全な状態の場
合に第1の値D1、この例では20KV/mm、に等し
く、パッチ5にマイクロ孔が存在する場合にはD1より
も小さい第2の値D2、この例では3KV/mm、とな
る。
【0047】検出回路24はキャパシタ27の誘電体を
通る電流の流れを検出するのであり、この電流は高電圧
発生器26によって与えられた作動電位Va、ならびに
D1からD2に切り替わる、すなわちパッチ5にマイク
ロ孔が存在した場合のパッチ5の取り付けられたウェブ
4の絶縁耐力に関係して発生する。さらに詳しくは、高
電圧発生器26によって与えられる作動電位は、パッチ
5が完全な状態の場合にはキャパシタ27の誘電体を通
って電流は全く流れず、パッチ5にマイクロ孔が存在す
る場合にはその流れが十分に生じるように選ばれる。
【0048】高電圧発生器26で与えられる作動電位は
方形波模様を描き、各々の穴3のまわりに高い値(ハ
イ)を、また連続した2つの穴3の間の面積部分のウェ
ブ4に低い値(ロウ)を与えて、これにより、アルミニ
ウム薄膜に接触する熱密着性プラスチック材料の層に小
さな亀裂が存在することによって生じるような、またウ
ェブの完全性を損なうような電流がそれらの面積部分に
流れるのを防止する。
【0049】好ましい実施例では、検出回路24は、高
電圧発生器26に連結された第1のターミナル31およ
び電極23に連結された第2のターミナル32を有する
抵抗30と、ターミナル31の電位、それ故に作動電位
Vaに関する測定電位Vmを与える電圧リデューサ35
の中継を経て第1のターミナル31に連結された第1の
入力部34、基準電位Vfを受け取る第2の入力部3
6、およびそれぞれのパッチ5のマイクロ孔の存在/不
存在を示す論理状態信号Spを与える出力部37を比較
器33とを含み、論理状態信号Spは測定電位Vmが基
準電位Vfよりも低いときに高論理レベル(Sp=1)
となり、その他の状態では低論理レベル(Sp=0)と
なる。
【0050】パッチ5のマイクロ孔が電極23を過ぎて
移動する場合、電極23とウェブ4のアルミニウム薄膜
4aとの間に挟まれた材料の絶縁耐力はD1値からD2
値へ低下する。従って、高電圧発生器26で与えられた
作動電位Vaの高い値が存在する状態では電流がウェブ
4を流れ、これにより測定電位Vmの低下が生じる。測
定電位Vmが基準電位Vfよりも低い値に近づくこと
で、論理状態信号Spは低論理レベルから高論論理レベ
ルへ切り替わり、これによりパッチ5にマイクロ孔が存
在することを示すことになる。
【0051】測定電位Vmが電極23とウェブ4のアル
ミニウム薄膜4aとの間に挟まれた材料の絶縁耐力D2
に関する最低閾値よりも低く落ちると、ウェブ4を通し
て電流はもはや流れず、これにより測定電位Vmは最大
閾値へ高まり、それよりも高くなると再びキャパシタ2
7の誘電体を通して電流が流れる。この現象はマイクロ
孔が電極23を横断するまで、すなわちウェブ4の移動
速度に応じた時間間隔に亘って繰り返される。
【0052】マイクロ孔が電極23を横断すると、測定
電位Vmは基準値に戻り、論理状態信号Spは低論理値
となる。
【0053】逆に、電極23を過ぎて移動するパッチ5
が完全な状態である場合、パッチ5が取り付けられたウ
ェブ4を通して電流は全く流れず、これにより測定電位
Vmは基準電位Vfよりも低くない基準値にとどまり、
論理状態信号Spは低論理レベル(Sp=0)にとどま
る。
【0054】それ故に、これは包装機械の運転時に、開
口装置2をそれぞれの穴3に取り付けるためにウェブ4
に対して遂行する作業の効率の制御を行う。パッチ5に
マイクロ孔が存在することを示す論理状態信号Spに含
まれる情報は、欠陥のあるパッチ5を含むウェブ4の部
分で形成された少なくとも1つのパッケージを廃棄する
ために、包装機械の運転サイクルの後段にて使用され
る。
【0055】本発明によるユニット1の利点は前述の説
明で明白となるであろう。
【0056】特に、電極23が第2のシール・ステーシ
ョン12のプレート19に組み込まれたことにより、高
電圧発生器26により与えられる作動電位Vaのピーク
を電極23におけるパッチ5の通過に同期させるため
に、専用の同期システムは不要となる。この例では、こ
れはシール・ステーション12の加圧組立体15の作動
サイクルに関係して直接に達成される。
【0057】さらに、試験装置22の機械部品はプレー
ト19に組み付けけられた電極23のみに限られる。
【0058】最後に、各々の穴3の輪郭を再現する電極
23の成形、およびシール・ステーション12の加圧組
立体15との電極23の同期的な作動は、パッチ5の重
要部分、すなわち穴3の側縁の付近の極めて正確な制御
を可能にする。
【0059】しかしながら、本明細書に記載し、説明し
たユニット1に対して、請求項に記載した範囲から逸脱
せずに変化を加えることができることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】流動食品の無菌密閉パッケージを製造するため
に包装材料のウェブの穴のそれぞれに取り外し可能な開
口装置を取り付けるための本発明によるユニットの概略
側面図を示す。
【図2】開口装置を取り付けられたウェブ部分の斜視図
を示す。
【図3】包装材料のウェブのそれぞれの穴に取り付けら
れた開口装置の拡大断面図を示す。
【図4】図1のユニット上のシール・ステーションの一
部の拡大した斜視図を示す。
【図5】図4のシール・ステーションの細部の拡大した
前面図を示す。
【符号の説明】
1 ユニット 2 開口装置 3 穴 4 ウェブ 5 パッチ 6 タブ 7,8 面 9 側縁 10 穴開けステーション 11 第1のシール・ステーション 12 第2のシール・ステーション 13 ローラー 14,15 加圧組立体 16,17 対向加圧組立体 18 支持構造 19 プレート 20 面 21 圧縮空気用の孔 22 試験装置 23 電極 24 検出回路 25 面 26 高電圧発生器 27 キャパシタ 31 第1のターミナル31 32 第2のターミナル 33 比較器 34,36 第1の入力部 35 電圧リデューサ 37 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントニーノ マリノ イタリア国 ルビエラ、ヴィア ゴルドー ニ 7 Fターム(参考) 3E056 AA02 BA01 FD06 3E075 AA29 BA01 BB02 BB05 CA02 DE13 GA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動食品の無菌密閉パッケージを製造す
    るために包装材料のウェブ(4)の穴(3)のそれぞれ
    に取り外し可能な開口装置(2)を取り付けるユニット
    (1)であり、前記ウェブ(4)は移動路(P)に沿っ
    て前記ユニット(1)を通して給送され、またウェブ
    (4)はそれぞれの熱密着性プラスチック材料の層で反
    対両面を被覆された導電性バリヤ材料(4a)の少なく
    とも1つのシートを含む複層構造を有しており、各々の
    前記開口装置(2)はシート材料のパッチ(5)および
    取り外し可能な開口用タブ(6)を含み、パッチ(5)
    および開口用タブ(6)はいずれも熱密着性プラスチッ
    ク材料で形成されて前記ウェブ(4)の反対両面上でそ
    れぞれの前記穴(3)をシールする前記ユニット(1)
    であって、 それぞれの前記穴(3)を閉止するために前記ウェブ
    (4)の片方の面(7)上に連続的に前記パッチ(5)
    を密着させる第1のシール・ステーション(11)と、 前記ウェブ(4)の反対側の面(8)上でそれぞれの前
    記パッチ(5)に対して前記タブ(6)を密着させる第
    2のシール・ステーション(12)と、 前記移動路(P)に沿って前記第1のシール・ステーシ
    ョン(11)の下流側に配置され、穴(3)上に取り付
    けた前記パッチ(5)のそれぞれの完全性を試験するた
    めに前記ウェブ(4)の前記穴(3)の各々の位置で作
    動され、前記ウェブ(4)と相互作用する相互作用手段
    (23)を含む試験手段(22)とを含んで構成され、 少なくとも1つの前記相互作用手段(23)が前記第2
    のシール・ステーション(12)に組み込まれているこ
    とを特徴とするユニット。
  2. 【請求項2】 前記ウェブ(4)に接触してバリヤ材料
    (4a)の前記シートと容量結合を形成し、前記第2の
    シール・ステーション(12)と同期して付勢される電
    極(23)を前記相互作用手段が含むことを特徴とする
    請求項1に記載されたユニット。
  3. 【請求項3】 前記第2のシール・ステーション(1
    2)が前記ウェブ(4)へ向かう方向及び離れる方向へ
    移動可能な加圧組立体(15)と、前記加圧組立体(1
    5)と反対側で前記ウェブ(4)と協働して所望の密封
    圧力を得るための対向加圧組立体(17)とを含むこ
    と、および前記電極(23)が前記対向加圧組立体(1
    7)に組み込まれたことを特徴とする請求項2に記載さ
    れたユニット。
  4. 【請求項4】 支持構造(18)と、前記支持構造(1
    8)に固定されて前記電極(23)を支持する電気的絶
    縁材で形成されたプレート(19)とを前記対向加圧組
    立体(17)が含むことを特徴とする請求項3に記載さ
    れたユニット。
  5. 【請求項5】 互いに同一面をなし、また前記ウェブ
    (4)と相互作用するそれぞれの面(20,25)を前
    記プレート(19)および前記電極(23)が有するこ
    とを特徴とする請求項4に記載されたユニット。
  6. 【請求項6】 前記電極(23)が環状の導電プレート
    で形成されたことを特徴とする請求項2から請求項5ま
    でのいずれか一項に記載されたユニット。
  7. 【請求項7】 前記電極(23)が前記ウェブ(4)の
    前記穴(3)の各々の外形を複製する形状であることを
    特徴とする請求項6に記載されたユニット。
  8. 【請求項8】 前記バリヤ材料(4a)のシートおよび
    前記電極(23)の間に介在された材料の絶縁耐力の変
    化に係わる電気量を検出して、前記パッチ(5)におけ
    る微小穴の存在を決定するために、前記試験手段(2
    2)が前記電極(23)と前記ウェブ(4)の前記バリ
    ヤ材料(4a)のシートとに連結された検出手段(2
    4)を含むことを特徴とする請求項2から請求項7まで
    のいずれか一項に記載されたユニット。
  9. 【請求項9】 前記検出手段(24)が前記ウェブ
    (4)のバリヤ材料(4a)のシートと前記電極(2
    3)との間に介在された材料を通る電流の通過を示す手
    段を含むことを特徴とする請求項8に記載されたユニッ
    ト。
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