JP3970949B2 - ディスプレイ装置付き情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等のディスプレイ装置付き情報処理装置に関する。特に、ディスプレイ装置の画面でウィンドウ表示を行う際に、ウィンドウのタイトルバーを複数の異なる意味を持つ領域に分割し、各領域毎にそれぞれ独立したタイトル文字列、及びメッセージの表示制御を可能にしたディスプレイ装置付き情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来例を説明する。
§1:従来のディスプレイ装置付き情報処理装置の説明・・・図7参照
図7は従来例の説明図である。以下、図7に基づいて従来のディスプレイ装置付き情報処理装置を説明する。従来、ディスプレイ装置付き情報処理装置として、パーソナルコンピュータ、或いはワークステーション等が知られていた。
【0003】
前記ディスプレイ装置付き情報処理装置には、情報処理装置本体1と、この情報処理装置本体1に接続されたディスプレイ装置3、マウス7、キーボード(図示省略)等で構成されている。そして、前記情報処理装置本体1には、表示制御部2、CPU4、業務処理部5、ハードディスクドライブ(以下「HDD」と記す)6等が設けてあり、前記表示制御部2には、主制御部10、ウィンドウ制御部11、タイトルバー制御部12、マウス制御部13、ウィンドウデータ作成部14が設けてある。
【0004】
また、前記ウィンドウ制御部11にはメモリ23が設けてあり、前記タイトルバー制御部12にはメモリ21が設けてある。前記各部の機能等は次の通りである。
【0005】
(1) :表示制御部2は、CPU4の指示により業務処理部5と連携してディスプレイ装置3の表示画面にウィンドウを表示する場合の各種表示制御を行うものである。
【0006】
(2) :CPU4は、情報処理装置内の各種制御を行うプロセッサである。
(3) :業務処理部5は、CPU4の指示により情報処理装置内での各種業務処理(例えば、金融機関等では取引業務処理等)や、ウィンドウ表示に関する各種処理、及び制御を行うものである。
【0007】
(4) :HDD6は、内部のハードディスク(記憶媒体)上に、ウィンドウに表示するための多数のメッセージ(例えば、メッセージ1、メッセージ2・・・メッセージX)を格納したメッセージファイル、ウィンドウのタイトルバーに表示するためのタイトル文字列を格納したタイトル文字列ファイル、ウィンドウサイズ(初期値)を格納したウィンドウサイズファイル等を格納しておくものである。
【0008】
(5) :主制御部10は、CPU4の指示により表示制御部2内の各種制御を行うものである。
(6) :ウィンドウ制御部11は、マウス7、或いはキーボード等の入力装置から入力されたウィンドウサイズを認識すると共に、ウィンドウデータ作成部14が作成したウィンドウデータを取り込み、ディスプレイ装置3の表示画面上にウィンドウを表示する制御を行うものである。
【0009】
この場合、ウィンドウ制御部11にはメモリ23が設けてあり、このメモリ23にウィンドウサイズを格納しておく。なお、前記メモリ23には装置立ち上げ処理において業務処理部5がHDD6から読み出したウィンドウサイズ(初期値)をダウンロードしておき、その後ウィンドウサイズが変更される度にウィンドウ制御部11がメモリ23のウィンドウサイズを更新する。
【0010】
(7) :タイトルバー制御部12は、主制御部10の指示により業務処理部5と連携し、ディスプレイ装置3の画面上に表示するウィンドウのタイトルバーの制御を行うものである。この場合、タイトルバー制御部12にはメモリ21が設けてあり、装置立ち上げ処理において、業務処理部5がHDD6から読み出したタイトル文字列を前記メモリ21にダウンロードしておく。
【0011】
そして、以降の処理で業務処理部5から依頼があった時、タイトルバー制御部12は前記メモリ21に格納されたタイトルバー文字列から依頼のあったウィンドウのタイトル文字列を選択して取り出し、そのタイトル文字列を主制御部10を介して業務処理部5へ送る制御を行う。
【0012】
(8) :マウス制御部13はマウス7の制御を行うものである。この制御では、マウス7が表示画面上で押下操作(クリック操作)された場合に、その操作を検出すると共に、前記押下位置(クリック位置)の座標を検出する制御を行う。そして前記検出情報は主制御部10を介して業務処理部5へ送られる。
【0013】
(9) :ウィンドウデータ作成部14は、主制御部10の指示により、業務処理部5と連携し、ウィンドウデータ(ウィンドウ1〜ウィンドウN)を作成するものである。
【0014】
このため、ウィンドウデータ作成部14には、ウィンドウ1のデータを作成するためのウィンドウ1データ作成部、ウィンドウ2のデータを作成するためのウィンドウ2データ作成部、ウィンドウ3のデータを作成するためのウィンドウ3データ作成部・・・ウィンドウNのデータを作成するためのウィンドウNデータ作成部が設けてある。そして、前記各作成部で作成したウィンドウデータはウィンドウ制御部11へ送られる。
【0015】
§2:ウィンドウ表示制御の説明
以下、図7に基づいて従来例の動作を説明する。この例では、表示制御部2の制御によりディスプレイ装置3の画面に複数のウィンドウ(マルチウィンドウ)を表示可能とし、各ウィンドウに各種のデータを表示する。この場合各ウィンドウは、各種データを表示するための表示領域と、その表示領域に表示されるデータのタイトルを表示するためのタイトルバーで構成されている。
【0016】
前記ウィンドウ表示は図の▲1▼、▲2▼、▲3▼の制御経路により制御する。この場合、▲1▼は業務処理部5とウィンドウデータ作成部14及びウィンドウ制御部11との間の連携制御経路である。▲2▼は業務処理部5とタイトルバー制御部12との間の連携制御経路であり、この経路でタイトルバーの文字列を表示するための制御を行う。▲3▼は業務処理部5とマウス制御部13との間の連携制御経路であり、業務処理部5がマウス7の操作を認識するための制御経路である。
【0017】
前記▲1▼、▲2▼、▲3▼の制御経路による制御で次のようにしてウィンドウ制御を行う。先ず、装置立ち上げ処理時に、業務処理部5はHDD6からタイトル文字列ファイルのタイトル文字列と、ウィンドウサイズ(初期値)ファイルのウィンドウサイズ(初期値)を読み出して表示制御部2へ送る。表示制御部2では主制御部10が前記ファイルを受け取り、ウィンドウサイズ(初期値)をメモリ23に格納し、タイトル文字列をメモリ21に格納する。このようにしてメモリ23、21に初期データをダウンロードする。
【0018】
通常運用時には、ディスプレイ装置3の画面にウィンドウの初期画面(予め決められたウィンドウの初期画面)を表示する。この場合、業務処理部5からの依頼によりウィンドウ制御部11はメモリ23からウィンドウサイズ(初期値)を取り出し業務処理部5へ送る。また、業務処理部5からの依頼によりタイトルバー制御部12はメモリ21から該当するタイトル文字列を取り出し業務処理部5へ送る。
【0019】
前記処理により業務処理部5は初期画面として表示するウィンドウのサイズを認識し、タイトルバーに表示するタイトル文字列を得る。その後、業務処理部5は受け取ったウィンドウサイズとタイトル文字列を基に、ウィンドウデータ作成部14にウィンドウデータの作成を依頼する。
【0020】
この依頼によりウィンドウデータ作成部14はウィンドウデータを作成しウィンドウ制御部11へ送る。ウィンドウ制御部11は前記ウィンドウデータを受け取ると、ディスプレイ装置3の画面にウィンドウの初期画面を表示する。なお、ウィンドウの表示領域に表示するデータも前記と同じ経路で業務処理部5からウィンドウデータ作成部14へ送られ表示される。
【0021】
その後、マウス7の押下操作(クリック操作)が行われ、例えばウィンドウ2の表示指示が出されると、マウス制御部13は前記マウス操作を検出すると共にその押下位置の座標を検出し、主制御部10を介して業務処理部5へ送る。
【0022】
この時、ウィンドウ制御部11はウィンドウサイズが変更(拡大/縮小)されるとそのウィンドウサイズを認識してメモリ23のウィンドウサイズを更新しておく。そして、業務処理部5は前記マウス操作情報を受け取ると、ウィンドウ制御部11からウィンドウサイズを受け取る。そして、前記ウィンドウ2のサイズに合ったタイトル文字列をタイトルバー制御部12から得る。
【0023】
その後、業務処理部5は受け取ったウィンドウサイズとタイトル文字列を基に、ウィンドウデータ作成部14にウィンドウデータの作成を依頼する。この依頼によりウィンドウデータ作成部14のウィンドウ2データ作成部がウィンドウ2のデータを作成しウィンドウ制御部11へ送る。ウィンドウ制御部11は前記ウィンドウデータを受け取ると、ディスプレイ装置3の画面にウィンドウ2を表示する。
【0024】
前記のようにして、ディスプレイ装置3の画面に複数のウィンドウ(マルチウィンドウ)を表示可能とし、各ウィンドウに各種のデータを表示していた。ところで前記の処理では、ウィンドウのタイトルバーには、タイトル文字列を表示するのみで、その他の情報を同時に表示することはできなかった。
【0025】
ところが、実際にはタイトルバーにタイトル文字列以外の他のメッセージを表示したい場合がある。例えば、1種類のウィンドウが数頁にわたる場合があり、どの頁のウィンドウが表示されているのかを知らせるためにタイトルバーに現在表示されているウィンドウの頁等のメッセージを表示したい場合がある。また、前記タイトルバーにI/O装置の動作状態等のメッセージを表示したい場合がある。
【0026】
前記のように、ウィンドウのタイトルバーにタイトル文字列以外のメッセージを表示したい場合、業務処理部5は、HDD6から該当するメッセージを取り出し、タイトル文字列に前記取り出したメッセージを付加する編集処理を行った後、そのデータを業務処理部5からウィンドウデータ作成部14へ送り、前記の経路でタイトルバーにタイトルバー文字列とメッセージを表示していた。
【0027】
また、タイトルバー文字列以外のメッセージのみを表示する場合でも、業務処理部5は毎回タイトル文字列と表示するメッセージとの編集処理を行って表示していた。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
(1) :従来の情報処理装置では、ディスプレイ装置の表示画面にウィンドウを表示する場合、通常のウィンドウ制御では、ウィンドウのタイトルバーにはタイトル文字列を表示するのみで、その他のメッセージ等を同時に表示することはできなかった。
【0029】
従って、ウィンドウタイトルバーの有効利用ができないので、その分表示情報量も少なくなり表示画面の有効利用ができなかった。特に、ウィンドウ内の表示領域(タイトルバー以外の表示領域)の表示情報が多い場合、前記表示領域に更に他の追加情報を表示することは殆ど不可能であり、またタイトルバーに前記追加の表示情報を表示することもできない。従って、ウィンドウを利用して各種処理を行う場合に表示情報を増やすことができないので、処理効率が悪く不便であった。
【0030】
(2) :ウィンドウのタイトルバーにタイトル文字列以外のメッセージを表示したい場合、業務処理部はHDDから該当するメッセージを取り出し、タイトルバー文字列に前記取り出したメッセージを付加する面倒な編集処理を行った後、タイトルバーにタイトル文字列とメッセージを表示していた。また、タイトルバー文字列以外のメッセージのみを表示する場合でも、毎回タイトル文字列と表示するメッセージとの編集処理を行って表示していた。
【0031】
従って、この場合の業務処理部の処理が複雑になり業務処理部の負担が大きくなって通常の業務処理に支障を来すこともあった。また、業務処理部の処理が多くなり、その結果ウィンドウ表示が遅くなっていた。
【0032】
(3) :ウィンドウを縮小した場合、タイトル文字列の大きさは一定なので全てのタイトル文字列が表示しきれない事態も発生していた。このような場合、タイトルバーに表示可能な文字のみを表示し、それ以外の文字は表示できなかった。従って、タイトル文字が途中でなくなるので内容が十分に把握できないこともあり不便であった。
【0033】
本発明は、このような従来の課題を解決し、タイトルバー内を複数の独立した領域として制御することにより、タイトル文字列及びその他のメッセージを個々に独立して表示可能にしてタイトルバーを有効利用できるようにすると共に、ウィンドウサイズの拡大/縮小に伴うタイトルバーの拡大/縮小を意識することなく、メッセージの表示を可能にすることを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
(1) :ディスプレイ装置付き情報処理装置において、ディスプレイ装置3と、前記ディスプレイ装置3の表示制御を行う表示制御部2と、通常の業務処理を行う業務処理部5を設け、前記ディスプレイ装置3の表示画面には、表示領域とタイトルバーからなるウィンドウを表示できるようにした。
【0035】
また、前記表示制御部2には、タイトルバー編集処理部16と、タイトルバー制御部12と、マウス制御部13と、ウィンドウデータ作成部14と、ウィンドウ制御部11を設け、前記タイトルバー編集処理部16にはタイトルバーデータ編集部17とウィンドウサイズ認識部18とマウス操作認識部19を設けた。そして、前記マウス制御部13にはマウス7を接続した。
【0036】
また前記ディスプレイ装置付き情報処理装置を次のように構成した。
(2) :ディスプレイ装置3の画面に、情報の表示領域とこの表示領域に表示した情報のタイトルを表示するタイトルバーからなるウィンドウを表示可能にしたディスプレイ装置付き情報処理装置において、前記ウィンドウのタイトルバーを複数の領域(領域1、領域2・・・領域n)に分割してタイトル表示用の領域(領域1)とそれ以外のメッセージ表示用の領域(領域2〜領域n)とに分け、前記各領域をそれぞれ独立して管理し、各領域毎に独立したデータを表示させる表示制御部2を備えている。
【0037】
また、表示制御部2には、前記タイトルバーの分割された各領域(領域1〜領域n)を、ウィンドウの拡大、縮小に伴い自動的にその位置及びサイズを補正するタイトルバー編集処理部16を備えている。
【0038】
(3) :前記ディスプレイ装置付き情報処理装置において、タイトルバー編集処理部16は、ウィンドウの縮小に伴う領域サイズの補正をする際、縮小後の領域サイズが該領域内のデータ長より小さくなったら、その領域内の先頭データから表示可能なデータまでを取り出して再編集を行い、前記再編集したデータを縮小後の領域に表示させる制御機能を備えている。
【0039】
(4) :前記ディスプレイ装置付き情報処理装置において、タイトルバー編集処理部16は、ウィンドウの縮小に伴い縮小後の領域に前記再編集したデータを表示している場合、表示された前記領域上でスクロール指示が出されると、そのスクロール指示に従い前記領域に表示されなかった残りのデータを編集して順次表示させる制御機能を備えている。
【0040】
(作用)
前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づいて説明する。
表示制御部2の制御によりディスプレイ装置3の画面に、情報の表示領域とこの表示領域に表示した情報のタイトルを表示するタイトルバーからなるウィンドウを表示する。このウィンドウでは、ウィンドウのタイトルバーを複数の領域(領域1、領域2・・・領域n)に分割してタイトル表示用の領域(領域1)とそれ以外のメッセージ表示用の領域(領域2〜領域n)とに分け、前記表示制御部2が前記各領域をそれぞれ独立して管理し、各領域毎に独立したデータを表示させる制御を行う。
【0041】
前記表示制御を行う場合、表示制御部2のタイトルバー編集処理部16は、前記タイトルバーの分割された各領域(領域1〜領域n)を、ウィンドウの拡大、縮小に伴い自動的にその位置及びサイズを補正する。また、タイトルバー編集処理部16は、ウィンドウの縮小に伴う領域サイズの補正をする際、縮小後の領域サイズが該領域内のデータ長より小さくなったら、その領域内の先頭データから表示可能なデータまでを取り出して再編集を行い、前記再編集したデータを縮小後の領域に表示させる制御を行う。
【0042】
更に、タイトルバー編集処理部16は、ウィンドウの縮小に伴い縮小後の領域に前記再編集したデータを表示している場合、表示された前記領域上で、例えば、マウス7の押下操作によりスクロール指示が出されると、そのスクロール指示に従い前記領域に表示されなかった残りのデータを編集して順次スクロールさせながら表示させる制御を行う。
【0043】
前記表示制御を行う場合、タイトルバー編集処理部16内では次のようにしてタイトルバーに表示するデータの編集処理を行う。タイトルバー編集処理部16が起動されタイトルバーデータ編集部17が処理を開始すると、タイトルバーデータ編集部17はウィンドウサイズ認識部18とマウス操作認識部19を起動する。そして、タイトルバーデータ編集部17は通知又は依頼を待ち、前記通知又は依頼を受け取るとその内容を判定する。
【0044】
前記判定の結果、タイトルバーデータ編集部17は、ウィンドウサイズ認識部18からのウィンドウサイズの拡大/縮小通知を受け取ったら、前記通知によるウィンドウサイズの拡大/縮小後のウィンドウサイズから、タイトルバー全体領域のサイズを計算する。そしてタイトルバーデータ編集部17は、前記処理で計算したタイトルバーの全体サイズから、タイトルバー内の個々の領域の大きさの比率に分割し、個々の領域サイズを計算する。
【0045】
その後、タイトルバーデータ編集部17は、前記処理でウィンドウサイズを縮小した場合、縮小後の各領域にタイトル文字列、或いはメッセージ等の領域データが表示可能か否かを判定する。この場合、各領域に表示するタイトル文字列、或いはメッセージ等の領域データの大きさは一定とする。
【0046】
その結果、縮小後の領域にタイトル文字列、或いはメッセージ等の領域データが表示しきれない(領域に入らない)場合は、タイトルバーデータ編集部17は、その領域に対しては全ての領域データを表示できないので、表示可能なデータのみを用い、各領域サイズに合わせて各領域に表示するデータを再編集する。
【0047】
また、表示依頼があった場合、タイトルバーデータ編集部17はタイトルバーの各領域サイズを基に依頼メッセージを編集する。更に、マウス操作認識部19からのマウス操作通知(スクロール指示)があった場合、タイトルバーデータ編集部17は、マウスの押下位置は正当な位置か否かを判定し、正当な位置であれば、該当領域のスクロール処理を行う。前記スクロール処理では縮小後のウィンドウに表示しきれなかったデータを順次編集し、タイトルバーの該当する領域に前記編集したデータを左右方向にスクロールさせながら順次表示する。
【0048】
以上のようにして、タイトルバー内を複数の独立した領域として制御することにより、タイトル文字列及びその他のメッセージを個々に独立して表示可能にすることでタイトルバーを有効利用することができる。また、ウィンドウサイズの拡大/縮小に伴うタイトルバーの拡大/縮小を意識することなく、メッセージの表示を可能にする。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
§1:ディスプレイ装置付き情報処理装置の説明・・・図2参照
図2は実施の形態の装置構成図であり、A図は情報処理装置、B図はタイトルバー編集処理部を示す。以下、図2に基づいて実施の形態の装置を説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等のディスプレイ装置付き情報処理装置の例である。
【0050】
この情報処理装置は、情報処理装置本体1と、この情報処理装置本体1に接続されたディスプレイ装置3、マウス7、キーボード(図示省略)等で構成されている。そして、前記情報処理装置本体1には、表示制御部2、CPU4、業務処理部5、HDD(ハードディスクドライブ)6等が設けてある。また、前記表示制御部2には、主制御部10、ウィンドウ制御部11、タイトルバー制御部12、マウス制御部13、ウィンドウデータ作成部14、タイトルバー編集処理部16が設けてある。
【0051】
また前記タイトルバー編集処理部16には、タイトルバーデータ編集部17と、ウィンドウサイズ認識部18と、マウス操作認識部19が設けてある。更に、ウィンドウ制御部11にはメモリ23が設けてあり、タイトルバー制御部12にはメモリ21が設けてあり、タイトルバーデータ編集部17にはメモリ22が設けてある。前記各部の機能等は次の通りである。
【0052】
(1) :表示制御部2は、CPU4の指示により業務処理部5と連携してディスプレイ装置3の表示画面にウィンドウを表示する場合の各種表示制御を行うものである。
【0053】
(2) :業務処理部5は、CPU4の指示により情報処理装置内での各種業務処理(例えば、金融機関等では取引業務処理等)等を行うものである。
(3) :HDD6は、内部のハードディスク(記憶媒体)上に、ウィンドウに表示するための多数のメッセージ(例えば、メッセージ1、メッセージ2・・・メッセージX)を格納したメッセージファイル、ウィンドウのタイトルバーに表示するためのタイトル文字列を格納したタイトル文字列ファイル、ウィンドウサイズ(初期値)を格納したウィンドウサイズファイル等を格納しておくものである。
【0054】
(4) :ウィンドウ制御部11は、マウス7、或いはキーボード等の入力装置から入力されたウィンドウサイズを認識すると共に、ウィンドウデータ作成部14が作成したウィンドウデータを取り込み、ディスプレイ装置3の表示画面上にウィンドウを表示する制御を行うものである。
【0055】
この場合、ウィンドウ制御部11にはメモリ23が設けてあり、このメモリ23にウィンドウサイズを格納しておく。なお、前記メモリ23には装置立ち上げ処理において業務処理部5がHDD6から読み出したウィンドウサイズ(初期値)をダウンロードしておき、その後ウィンドウサイズが変更される度にウィンドウ制御部11がメモリ23のウィンドウサイズを更新する。
【0056】
(5) :タイトルバー制御部12は、タイトルバー編集処理部16と連携し、ディスプレイ装置3の画面上に表示するウィンドウのタイトルバーの制御を行うものである。この場合、タイトルバー制御部12にはメモリ21が設けてあり、装置立ち上げ処理において、業務処理部5がHDD6から読み出したタイトル文字列をダウンロードしておく。
【0057】
そして、以降の処理でタイトルバー編集処理部16から依頼があった時、タイトルバー制御部12は前記メモリ21に格納されたタイトルバー文字列から該当するタイトル文字列を取り出し、そのタイトル文字列をタイトルバー編集処理部16へ送る制御を行う。
【0058】
(6) :マウス制御部13はマウス7の制御を行うものである。この制御では、マウス7が表示画面上で押下操作(クリック操作)が行われた場合にその操作を検出すると共に、前記押下位置の座標を検出する制御を行う。そして前記検出情報はタイトルバー編集処理部16へ送られる。
【0059】
(7) :ウィンドウデータ作成部14は、タイトルバー編集処理部16と連携し、ウィンドウデータ(ウィンドウ1〜ウィンドウN)を作成するものである。このため、ウィンドウデータ作成部14には、ウィンドウ1のデータを作成するためのウィンドウ1データ作成部、ウィンドウ2のデータを作成するためのウィンドウ2データ作成部、ウィンドウ3のデータを作成するためのウィンドウ3データ作成部・・・ウィンドウNのデータを作成するためのウィンドウNデータ作成部が設けてある。そして、前記各作成部で作成したウィンドウデータはウィンドウ制御部11へ送られる。
【0060】
(8) :タイトルバー編集処理部16は、主制御部10の指示によりタイトルバーに表示するデータ(タイトル文字列、メッセージ)の編集処理を行うものである。
【0061】
(9) :タイトルバーデータ編集部17は、ウィンドウサイズ認識部18、及びマウス操作認識部19と連携し、タイトルバーに表示されるタイトル文字列(文言)、及びメッセージの位置、及びサイズを調整し、タイトルバーに表示するデータの編集処理を行うものである。
【0062】
(10):ウィンドウサイズ認識部18は、ウィンドウ制御部11と連携し、ウィンドウのサイズが変更されたことを認識するものである。なお、ウィンドウ制御部11のメモリ23にはウィンドウサイズが格納されており、ウィンドウサイズが変更されると前記メモリ23のウィンドウサイズも変更される。そこで、ウィンドウサイズ認識部18は、ウィンドウ制御部11と連携し、前記メモリ23のウィンドウサイズの情報からウィンドウサイズを認識する。
【0063】
(11):マウス操作認識部19は、マウス制御部13と連携し、マウス7の押下(クリック動作)された位置(座標)を認識するものである。なお、前記他の構成は前記従来例の装置と同じである。
【0064】
§2:表示処理の説明・・・図2、図3参照
図3は実施の形態の処理説明図であり、A図はウィンドウの構成図、B図は表示制御部の処理フローチャートである。以下、図2、図3に基づいて実施の形態の処理を説明する。なお、S1〜S5は各処理ステップを示す。
【0065】
(1) :表示処理全体の説明・・・図2参照
表示制御部2の制御によりディスプレイ装置3の画面に、情報の表示領域とこの表示領域に表示した情報のタイトルを表示するタイトルバーからなるウィンドウを表示する。このウィンドウでは、ウィンドウのタイトルバーを複数の領域(領域1、領域2・・・領域n)に分割してタイトル表示用の領域(領域1)とそれ以外のメッセージ表示用の領域(領域2〜領域n)とに分け、前記表示制御部2が前記各領域をそれぞれ独立して管理し、各領域毎に独立したデータを表示させる制御を行う。
【0066】
前記表示制御を行う場合、表示制御部2のタイトルバー編集処理部16は、前記タイトルバーの分割された各領域(領域1〜領域n)を、ウィンドウの拡大、縮小に伴い自動的にその位置及びサイズを補正する。また、タイトルバー編集処理部16は、ウィンドウの縮小に伴う領域サイズの補正をする際、縮小後の領域サイズが該領域内のデータ長より小さくなったら、その領域内の先頭データから表示可能なデータまでを取り出して再編集を行い、前記再編集したデータを縮小後の領域に表示させる制御を行う。
【0067】
更に、タイトルバー編集処理部16は、ウィンドウの縮小に伴い縮小後の領域に前記再編集したデータを表示している場合、表示された前記領域上で、例えば、マウス7の押下操作によりスクロール指示が出されると、そのスクロール指示に従い前記領域に表示されなかった残りのデータを編集して順次スクロールさせながら表示させる制御を行う。
【0068】
(2) :具体例によるウィンドウの説明・・・図3のA図参照
この例では図3のA図に示したように、ウィンドウはタイトルバーと表示領域で構成され、前記タイトルバーをタイトル1を表示する領域と、メッセージ1を表示する領域と、メッセージ2を表示する領域で構成する。
【0069】
この場合、タイトル1を表示する領域は、前記表示領域に表示したデータのタイトル(内容を表す文字列)を表示する領域であり、メッセージ1、及びメッセージ2を表示する領域は、それぞれタイトル1以外の任意のメッセージを表示する領域である。そして、前記タイトル1、メッセージ1、メッセージ2の各表示領域はそれぞれ独立して表示制御される。
【0070】
すなわち、タイトルバー内を複数の独立した領域として制御することにより、タイトル文字列、及びその他のメッセージを個々に独立して表示可能にすると共に、ウィンドウサイズの拡大/縮小に伴うタイトルバーの拡大/縮小を意識することなく、メッセージ1、メッセージ2の各領域にメッセージを表示できるようにする。
【0071】
(3) :表示制御部の処理説明・・・図3のB図参照
以下、表示制御部2の処理を説明する。CPU4からのコマンドにより表示制御部2が起動され主制御部10が処理を開始すると(S1)、主制御部10は、前記コマンドによる指示がタイトルバーの表示制御か否かを判断する(S2)。その結果、タイトルバーの表示制御であれば、主制御部10はタイトルバー編集処理部16を起動する(S4)。
【0072】
その後、主制御部10はタイトルバー編集処理部16の処理が終了するのを待って(S5)表示制御部2の処理を終了する。また、前記S2の処理で、表示領域の制御であれば、主制御部10は、ウィンドウデータ作成部を起動し、処理を依頼する(S3)。そして、表示制御部2の処理を終了する。
【0073】
なお、前記表示領域の表示の場合は、業務処理部5が予めHDD6に格納されているデータを読み出し、そのデータをウィンドウデータ作成部14が受け取りウィンドウの表示領域に表示するデータを作成してウィンドウ制御部11へ送ることで表示する。
【0074】
§3:タイトルバーデータ編集部の処理説明・・・図4参照
図4はタイトルバーデータ編集部の処理フローチャートである。以下、図4に基づいてタイトルバーデータ編集部の処理を説明する。なお、S11〜S24は各処理ステップを示す。
【0075】
主制御部10によりタイトルバー編集処理部16が起動され、タイトルバーデータ編集部17が処理を開始すると(S11)、タイトルバーデータ編集部17はウィンドウサイズ認識部18を起動し(S12)、更にマウス操作認識部19を起動する(S13)。
【0076】
そして、タイトルバーデータ編集部17は、依頼または通知を待ち(S14)、前記依頼または通知を受け取るとその内容を判定する(S15)。前記判定の結果、ウィンドウサイズ認識部18からのウィンドウサイズの拡大/縮小通知を受け取ったら、タイトルバーデータ編集部17は、前記通知によるウィンドウサイズの拡大/縮小後のウィンドウサイズから、タイトルバー全体領域のサイズを計算する(S18)。なお、前記通知の内容及び計算結果のタイトルバー全体領域のサイズはメモリ22に格納しておく。
【0077】
次に、タイトルバーデータ編集部17は、前記処理で計算したタイトルバーの全体サイズから、タイトルバー内の個々の領域の大きさの比率に分割し、個々の領域サイズを計算する(S19)。そして、計算結果の領域サイズはメモリ22に格納しておく。
【0078】
その後、タイトルバーデータ編集部17は、前記処理でウィンドウサイズを縮小した場合、縮小後の各領域にタイトル文字列、或いはメッセージ等の領域データが表示可能か否かを判定する(S20)。この場合、各領域に表示するタイトル文字列、或いはメッセージ等の領域データの大きさは一定とする。
【0079】
その結果、縮小後の領域にタイトル文字列、或いはメッセージの各領域データが表示しきれない(領域に入らない)場合、タイトルバーデータ編集部17は、その領域に対しては全ての領域データを表示できないので、表示可能な領域データのみをメモリ22から取り出す。
【0080】
この場合、前記領域の領域データ(タイトル文字列、或いはメッセージ)の先頭データから表示可能なデータまでをメモリ22から取り出し、そのデータを縮小後の領域に表示する領域データとしてメモリ22に格納しておく(S21)。
【0081】
そして、前記S21の処理終了後、タイトルバーデータ編集部17は、タイトルバーの各領域に表示する領域データをメモリ22から取り出し、各領域サイズに合わせて再編集する(S22)。また、前記S20の処理で各領域に領域データが全て表示可能な場合、及びウィンドウサイズが拡大された場合は前記S22の処理を行う。前記S22の処理終了後、タイトルバーデータ編集部17の処理が終了するまで(S17)、前記S14の処理から繰り返して行う。
【0082】
次に、前記S15処理で表示依頼と判定した場合、タイトルバーデータ編集部17は、メモリ22に格納してあるタイトルバーの各領域サイズをもとに依頼メッセージ等(タイトル文字列も含む)のデータを編集する(S16)。そして、前記S17の処理を行う。なお、タイトルバーデータ編集部17が編集した前記データはウィンドウデータ作成部14へ送られ、ウィンドウデータ作成部14がウィンドウデータを作成した後、ウィンドウ制御部11がタイトルバーの各領域に表示する。
【0083】
また、前記S15の処理で、マウス操作認識部19からのマウス操作通知であると判定した場合、タイトルバーデータ編集部17は、マウスの押下位置は正当な位置か否かを判定し(S23)、正当な位置であれば、該当領域のスクロールを行う(S24)。
【0084】
前記スクロール処理ではタイトルバーデータ編集部17は、縮小後のウィンドウに表示しきれなかったデータを順次編集し、タイトルバーの該当する領域に前記編集したデータを左右方向にスクロールさせながら順次表示する。そして、前記S24の処理終了後、或いは前記S23の処理で押下位置が正当でないと判定した場合は、前記S17の処理を行う。
【0085】
§4:ウィンドウサイズ認識部、及びマウス操作認識部の処理説明・・・図5参照
図5はウィンドウサイズ認識部/マウス操作認識部の処理フローチャートである。以下、図5に基づいてウィンドウサイズ認識部/マウス操作認識部の処理を説明する。なお、S31〜S45は各処理ステップを示す。
【0086】
(1) :ウィンドウサイズ認識部の処理・・・図5のA図参照
タイトルバーデータ編集部17によりウィンドウサイズ認識部18が起動され処理を開始すると(S31)、ウィンドウサイズ認識部18は、ウィンドウのサイズ変更の通知要請をウィンドウ制御部11内のメモリ23に登録する(S32)。そして、ウィンドウ制御部11からのウィンドウサイズの変更通知を待つ(S33)。
【0087】
その後、ウィンドウサイズ認識部18は処理が終了か否かを判定し(S34)、処理終了にならずにウィンドウ制御部11からのウィンドウサイズ変更通知を受け取った場合は、変更後のサイズ(拡大/縮小したウィンドウサイズ)をタイトルバーデータ編集部17へ通知して(S35)、前記S33の処理から繰り返して行う。
【0088】
しかし、前記S34の処理で処理終了となれば、ウィンドウサイズ認識部18の処理を終了する。なお、ウィンドウサイズの変更通知を受け取ったタイトルバーデータ編集部17は、前記受け取ったウィンドウサイズをタイトルバーデータ編集部17内のメモリ22に格納しておく。
【0089】
(2) :マウス操作認識部の処理・・・図5のB図参照
タイトルバーデータ編集部17によりマウス操作認識部19が起動され処理を開始すると(S41)、マウス操作認識部19はマウスイベントの通知要請をマウス制御部13に登録する(S42)。そして、マウス制御部13からのマウスイベントの通知を待つ(S43)。
【0090】
その後、マウス操作認識部19は処理が終了か否かを判定し(S44)、処理終了にならずにマウス制御部13からのマウスイベントの通知を受け取った場合は、マウス制御部13から送られてきたマウス押下位置(座標)をタイトルバーデータ編集部17へ通知して(S45)、前記S43の処理から繰り返して行う。
【0091】
しかし、前記S44の処理で処理終了となればマウス操作認識部19の処理を終了する。なお、マウス押下位置(座標)を受け取ったタイトルバーデータ編集部17は、前記マウス押下位置(座標)をタイトルバーデータ編集部17内のメモリ22に格納しておく。
【0092】
§5:ウィンドウ表示の具体例による説明・・・図6参照
図6はウィンドウ表示の具体例を示した図である。以下、図6に基づいてウィンドウ表示の具体例を説明する。図示のウィンドウは、前記の表示制御によりディスプレイ装置3の画面に表示されたウィンドウの1例であり、図6のA図に示したウィンドウ(最初のウィンドウ)は、タイトルバーを領域1、領域2、領域3の3つの領域に分割して表示している。
【0093】
前記のタイトルバーの表示では、領域1にはタイトル文字列として「業務ウインドウ」が表示され、領域2にはメッセージとして「1234567890」の文字列が表示され、領域3にはメッセージとして「ABCDEFGHIJKLMNOPQR」の文字列が表示されている。この場合、前記領域1、領域2、領域3には、それぞれ独立してタイトル文字列、或いはメッセージが表示されている。
【0094】
また、B図は、A図のウィンドウを縮小して表示した例であり、タイトルバーの各領域はそれぞれ当初の領域サイズに比例して縮小されている。前記ウィンドウサイズの縮小により、縮小後の領域1では全てのタイトル文字「業務ウィンドウ」が表示可能であるが、領域2、領域3ではメッセージの一部しか表示できない(この場合、タイトル文字列、及びメッセージの文字列は常に一定の大きさである)。
【0095】
前記の表示制御を行う場合、タイトルバーデータ編集部17は、タイトルバーの分割された各領域(領域1〜領域3)を、ウィンドウの縮小に伴い自動的にその位置及びサイズを補正する。そして、ウィンドウの縮小に伴う領域サイズの補正をする際、縮小後の領域サイズが該領域内のメッセージ長より小さくなったら、その領域(領域2、及び領域3)内の先頭文字から表示可能な文字までを取り出して再編集を行い、前記再編集したメッセージを縮小後の領域2、領域3に表示する制御を行う。
【0096】
この場合、B図に示した縮小後の領域2では、元のメッセージの内「12345」(先頭から5文字)のみを表示し、領域3では元のメッセージの内「ABCDEF」(先頭から6文字)のみを表示している。
【0097】
前記のようにウィンドウサイズが縮小されると領域2、領域3ではメッセージの一部しか表示できなくなるので、全てのメッセージが見たい時は、例えば、マウス7によりスクロールさせたい領域の左、または右側の1/3をクリックする。この例では右にスクロールさせる例なので、領域2、及び領域3の右側の1/3をクリックするとスクロールが行われC図のようになる。
【0098】
C図は、前記のようにして縮小されたタイトルバー領域内の文字列がスクロールされたものである。スクロールは前記のようにマウス7によりタイトルバー内の各領域のクリックにより発生したものである。
【0099】
この場合、タイトルバーデータ編集部17は、ウィンドウの縮小に伴い縮小後の領域に前記再編集したメッセージを表示しているが、表示された前記領域上で、例えば、マウス7の押下操作によりスクロール指示が出されると、そのスクロール指示に従い前記領域に表示されなかった残りのデータを編集して順次スクロールさせながら表示させる制御を行う。
【0100】
前記スクロールにより、領域2では残りのメッセージ文字である「67890」が順次図示矢印方向(右方向)へスクロールされながら表示される。また領域3では残りのメッセージである「NOPQR」のメッセージ文字が順次図示矢印方向(右方向)へスクロールされながら表示される。
【0101】
このようなスクロールにより縮小後の領域に表示されなかった文字も順次表示されるので、ウィンドウサイズの拡大/縮小に伴うタイトルバーの拡大/縮小を意識することなく、メッセージの表示を可能にすることが可能である。従って、表示画面を有効利用でき、かつ効率的に処理を行うことができる。
【0102】
(他の実施の形態)
以上実施の形態について説明したが、本発明は次のようにしても実施可能である。
【0103】
(1) :前記実施の形態に限らず、ディスプレイ装置を備えた他の任意の情報処理装置に適用可能である。
(2) :タイトルバーの領域の内、メッセージを表示する領域の数は任意の数で実現可能である。また、前記メッセージは文字列による表示でも良いし、他の任意の記号、図形等によるメッセージでも実現可能である。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
(1) :タイトルバーを複数の領域に分割して使用でき、従来ウィンドウ内に表示していたウィンドウ単位のタイトル文字列もタイトルバーに表示できるため、ウィンドウ内を有効利用できる。
【0105】
(2) :タイトルバー内を複数の独立した領域として制御することにより、タイトル文字列及びその他のメッセージを個々に独立して表示可能にできる。また、ウィンドウサイズの拡大/縮小に伴うタイトルバーの拡大/縮小を意識することなく、メッセージの表示ができる。従って、表示画面を有効利用でき、かつウィンドウ利用により効率的に業務処理等を行うことができる。
【0106】
(3) :タイトルバーの領域サイズを縮小した場合、各領域に表示するタイトル文字列、及びメッセージ文字等のデータは大きさを一定としているので、縮小後の領域に前記領域データが表示しきれない場合が発生する。このような場合、表示可能なデータのみを表示し、表示しきれなかったデータはスクロールにより表示できるので、実質的には全ての領域データを表示することが可能になる。
【0107】
(4) :ウィンドウのタイトルバーにタイトル文字列以外のメッセージを表示したい場合、従来は業務処理部がファイルから該当するメッセージを取り出し、タイトルバー文字列に前記取り出したメッセージを付加する編集処理を行った後、タイトルバーにタイトルバー文字列とメッセージを表示するという面倒な処理を行っていた。また、タイトルバー文字列以外のメッセージのみを表示する場合でも、毎回タイトル文字列と表示するメッセージとの面倒な編集処理を行って表示していた。
【0108】
従って、この場合の業務処理部の処理が複雑になり業務処理部の負担が大きくなり通常の業務処理に支障を来すこともあった。また、業務処理部の処理が多くなり、その結果ウィンドウ表示が遅くなっていた。
【0109】
しかし、本発明では、前記業務処理部が行っていた処理を表示制御部内のタイトルバー編集処理部が行うので、業務処理部の負担が軽くなり、通常の業務処理に支障を来すことがなくなる。また、業務処理部と表示制御との連携制御が少なくなりその分ウィンドウ表示が速くなる。
【0110】
(5) :ウィンドウを縮小した場合、タイトル文字列の大きさは一定なので全てのタイトル文字列が表示しきれない事態も発生していた。このような場合、従来はタイトルバーに表示可能な文字のみを表示し、それ以外の文字は表示できなかった。また、従来はタイトルバーに表示した文字をスクロールすることはできなかったので、タイトル文字が途中でなくなり、内容が十分に把握できないこともあり不便であった。
【0111】
しかし、本発明では、縮小したウィンドウに表示されなかったデータも、スクロール操作により全て表示できるのでウィンドウに表示する情報量が多くなり、ウィンドウ利用による業務処理等を効率的に行うことができて便利である。前記効果の外、各請求項に対応して次のような効果がある。
【0112】
(6) :請求項1では、ウィンドウのタイトルバーを複数の領域に分割してタイトル表示用の領域とそれ以外のメッセージ表示用の領域とに分け、前記各領域をそれぞれ独立して管理し、各領域毎に独立したデータを表示させる表示制御部を備えている。
【0113】
従って、タイトルバー内を複数の独立した領域として制御することにより、タイトル文字列及びその他のメッセージを個々に独立して表示可能にできる。また、ウィンドウサイズの拡大/縮小に伴うタイトルバーの拡大/縮小を意識することなく、メッセージの表示を可能にする。従って、表示画面を有効利用でき、かつ効率的に処理を行うことができる。
【0114】
また、前記表示制御部には、前記タイトルバーの分割された各領域を、ウィンドウの拡大、縮小に伴い自動的にその位置及びサイズを補正するタイトルバー編集処理部を備えている。従って、ウィンドウのサイズが変更になっても、各領域のサイズは自動的に補正され表示されるので、煩わしい操作をする必要もなくなる。
【0115】
(7) :請求項では、前記タイトルバー編集処理部は、ウィンドウの縮小に伴う領域サイズの補正をする際、縮小後の領域サイズが該領域内のデータ長より小さくなったら、その領域内の先頭データから表示可能なデータまでを取り出して再編集を行い、前記再編集したデータを縮小後の領域に表示させる制御機能を備えている。従って、ウィンドウサイズが縮小された場合でも、面倒に操作をすることなく自動的にそのサイズに合ったデータを表示することができる。
【0116】
(8) :請求項では、前記タイトルバー編集処理部は、ウィンドウの縮小に伴い縮小後の領域に前記再編集したデータを表示している場合、表示された前記領域上でスクロール指示が出されると、そのスクロール指示に従い前記領域に表示されなかった残りのデータを編集して順次表示させる制御機能を備えている。
【0117】
従って、縮小したウィンドウに表示されなかったデータも、スクロール操作により表示できるので、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態の装置構成図である。
【図3】実施の形態の処理説明図である。
【図4】実施の形態におけるタイトルバーデータ編集部の処理フローチャートである。
【図5】実施の形態におけるウィンドウサイズ認識部/マウス操作認識部の処理フローチャートである。
【図6】実施の形態におけるウィンドウ表示の具体例を示した図である。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置本体
2 表示制御部
3 ディスプレイ装置
4 CPU
5 業務処理部
6 ハードディスクドライブ(HDD)
7 マウス
10 主制御部
11 ウィンドウ制御部
12 タイトルバー制御部
13 マウス制御部
14 ウィンドウデータ作成部
16 タイトルバー編集処理部
17 タイトルバーデータ編集部
18 ウィンドウサイズ認識部
19 マウス操作認識部

Claims (3)

  1. ディスプレイ装置の画面に情報の表示領域と、この表示領域に表示した情報のタイトルを表示するタイトルバーからなるウィンドウを表示可能にしたディスプレイ装置付き情報処理装置において、
    前記ウィンドウのタイトルバーを複数の領域に分割してタイトル表示用の領域とそれ以外のメッセージ表示用の領域とに分け、前記各領域をそれぞれ独立して管理し、各領域毎に独立したデータを表示させる表示制御部を備えると共に、
    前記表示制御部には、前記タイトルバーの分割された各領域を、ウィンドウの拡大、縮小に伴い自動的にその位置及びサイズを補正するタイトルバー編集処理部を備えていることを特徴としたディスプレイ装置付き情報処理装置。
  2. 前記タイトルバー編集処理部は、ウィンドウの縮小に伴う領域サイズの補正をする際、縮小後の領域サイズが該領域内のデータ長より小さくなったら、その領域内の先頭データから表示可能なデータまでを取り出して再編集を行い、前記再編集したデータを縮小後の領域に表示させる制御機能を備えていることを特徴とした請求項記載のディスプレイ装置付き情報処理装置。
  3. 前記タイトルバー編集処理部は、ウィンドウの縮小に伴い縮小後の領域に前記再編集したデータを表示している場合、表示された前記領域上でスクロール指示が出されると、そのスクロール指示に従い前記領域に表示されなかった残りのデータを編集して順次表示させる制御機能を備えていることを特徴とした請求項記載のディスプレイ装置付き情報処理装置。
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