JP3970541B2 - 易開封性を有する熱封緘用蓋材 - Google Patents

易開封性を有する熱封緘用蓋材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品、医薬品、電子部品、その他の物品を密封して収納するプラスチック容器、紙質容器、ならびにそれらの複合された容器等に使用される易開封性を有する熱封緘用蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品等を収容する容器では、内容物を保護するために、容器開口部を蓋材で封緘している。そして使用される蓋材は、その基材の表面(容器を封緘した状態の裏面)全体にホットメルト接着剤等の熱接着剤(熱封緘剤)が均一に同じ厚さで塗布されている。そのため、容器のフランジ部に熱封緘したとき、フランジ部の全面に同じ厚さ、すなわち同じ強度で熱封緘されるのが一般的である。
【0003】
しかしながら、このような場合には、接着強度は強固になる反面、開封の際には開封に大きな力を要したり、開封途中で蓋材が破れるといった問題がある。開封性を改良する手段としては、特開平11−292140号公報に記載されているように、容器のフランジ部に突条を設け、この突条部に傾斜を設けた部分で熱封緘することが提案されているが、易開封の安定性の点で充分とはいえない。
また、ホットメルト接着剤を使用した熱封緘性蓋材の場合は蓋材の全面に熱接着剤が塗布されているが、実際に熱封緘されるのは、容器のフランジ部に対応した部分のみであり、省資源の観点からも好ましいものではない。
さらにホットメルト接着剤を使用した熱封緘性蓋材の場合は、蓋材の接着力はそのホットメルト接着剤の自体の接着力で決定され、接着力の高いものを使用すると開封が困難になる。しかし接着力が低いホットメルト接着剤を用いる場合は、容器内圧が上昇する夏場など、30℃を超える高温の環境下では、密封性が低下する。とくにヨーグルト食品などは、乳酸菌の発酵のため、包装密封後に45℃前後の室に収納されるため、易開封性を損なわずにより高い耐熱性が要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、内容物を保護するのに充分な封緘強度を有しながら、省資源化を図り、かつ、素手で容易に開封することができるホットメルト接着剤を使用した易開封性を有する熱封緘用蓋材を提供することを目的とする。さらに本発明は、易開封性と耐熱性の両方を備えた蓋材を提供することを技術課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の熱封緘用蓋材は、基材と、その基材の表面に塗布されているEVA、ワックス、粘着付与剤を主体とするホットメルト接着剤層とを備えた、容器の開口部を封緘するための蓋材であって、そのホットメルト接着剤層のホットメルト接着剤が、基材の容器の開口部に設けられたフランジ部に相当する環状の範囲に印刷されていることを特徴としている。
【0006】
このようにホットメルト接着剤層が部分的に形成されているので、内容物を保護するのに充分な強度を有し、かつ従来のように蓋材全面に接着剤を塗布する場合と比べると、接着剤の塗布量が少ないので、省資源化を図ることができる。
【0007】
請求項2記載の熱封緘用蓋材では、前記ホットメルト接着剤層が、容器のフランジ部の外縁部から内縁部に向かって順次剥離強度が大きくなってくるように形成されている。そのため、フランジ部の外縁部では容易に蓋材を剥がすことができ、途中で破断することなく、しかも容器の封緘は確実である。
【0008】
請求項3記載の熱封緘用蓋材では、前記ホットメルト接着層が、開封開始部より開封方向に向かって順次剥離幅が拡大する形状で形成されている。さらに、請求項4記載の熱封緘用蓋材では、前記ホットメルト接着剤層が、容器のフランジ部に対応する領域に関して、外側から内側に向かって、接着剤の塗布面積密度が高くなるように形成されている。
【0009】
請求項5記載の熱封緘用蓋材では、前記基材の表面が、蓋材で閉じようとする相手部材に対して熱接着性を有する。そのため、ホットメルト接着剤層が設けられている部位だけでなく、設けられていない部位でも、基材と相手部材とが直接ヒートシールされる。その場合、ホットメルト接着剤層による接着力と、基材と相手部材の間の接着力に差が生ずるので、種々の開封容易性および密封確実性のパターンを作成しうる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0013】
図1はこの実施形態にかかる蓋材1と、その蓋材で熱封緘される容器2とを示している。容器2は、食品等を収容するプラスチックや紙等を主体とする容器であって、開口部4の周囲にフランジ部3を有する。蓋材1は、基材11と、その基材11の裏側の表面に形成されたホットメルト接着剤層5とからなる。図2a〜dは前記蓋材1の構成を示しており、図2aは蓋材1の裏面を示しており、容器2のフランジ部3に対応する円環状の面にホットメルト接着剤層5が設けられている。すなわち中央の容器2の開口部に対応する円形の領域1aにはホットメルト接着剤層が形成されていない。なお図2において、符号6は開封用のタブであり、このタブ6を引っ張って、開封開始位置(ホットメルト接着剤層5の範囲のもっともタブ6の先端に近い部位)7から開封終了位置(ホットメルト接着剤層5の範囲の内、フランジに相当する円環状の範囲の後方で、しかも内側の部位)8まで蓋材1を引き剥がす(図2d参照)。
【0014】
容器2の材質としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリカーボネート等の種々のプラスチックスやアルミニウム箔及び紙が積層されたもの等が使用可能である。
【0015】
蓋材1の基材11の材質としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の外層フィルムに、必要に応じてアルミニウム箔、アルミニウム蒸着膜、アルミナ・シリカ蒸着膜等のバリア−層を設け、さらにその内層に必要に応じて、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等が積層されたものであり、オーバーコート層、印刷層、コート紙等を1種以上さらに積層させてもよく、特に限定されない。図2b および図2c はそれぞれ外層フィルム9と内層フィルム10とが積層された基材11を有する蓋材1を示している。なお、容器2が紙や金属、ガラスなどの合成樹脂でない場合は基材の材質はそれほど影響はないが、容器2が合成樹脂製の場合は、その種類に応じて基材11の内層(内層フィルム10)の材質は好ましいものを選択する。すなわち基材11の内層フィルム10の材質は、通常は容器2の材質と熱接着性を有しないものが用いられる。たとえば容器2がポリ塩化ビニル(PVC)の場合は内層フィルム10としてポリエチレン、ポリプロピレンを用いたり、容器2がポリスチレンの場合に内層フィルム10としてポリエチレンを用いる。しかし後述するように、内層フィルム10として熱接着性を有するもの、たとえば同じ材質のものや相溶性を有するものを用いることができる。
【0016】
ホットメルト型接着剤としては、例えば通常用いられているエチレン−酢酸ビニル共重合体、ワックス、粘着付与材を主体とするものや、スチレン系ブロック共重合体、ポリエステル、ポリアミド等を主成分とする組成物等の種々のものが使用可能である。
【0017】
図2aに示す実施形態では、ホットメルト接着剤層5の塗布形状は、手で開封する開封開始部7近辺の塗布面積が小さく、開封方向に沿って、開封終了部8に向かうにつれて塗布面積が拡大するようになっている。すなわちタブに対応する領域ではホットメルト接着剤層5は設けられておらず、フランジ部3と対応する円環状の領域で、しかも左右の弓形部(円弧と直線で囲まれる部位)7aを除く範囲にホットメルト接着剤層5が設けられている。そのため、ホットメルト接着剤層5の形状は、開封開始部7側ではいくらか丸みをもって尖っており、開封方向に向かってホットメルト接着剤層5の幅(剥離幅)がほぼ比例的に増大していく。したがって開封初期の剥離抵抗が小さく、次第に剥離抵抗が増大していく。それにより開封開始部7から手で容易に開封でき、開封途中で蓋材1が破れることもなくなる。一方、内周側にはホットメルト接着剤層5が密に形成されているので、塗布面積が少なくても内容物保護の点では問題はない。
【0018】
なおホットメルト接着材層5の厚さに関しては、図2bに示す実施形態では、均一な厚さである。このものはホットメルト接着剤層5の形成が容易である。他方、図2cでは、開封開始位置7の近辺で、開封方向に向かって次第に、たとえば直線的に厚さが厚くなっている。そのため、開封の開始時に、一層剥がし易い。また、図2dに示す実施形態では、開封開始位置の近辺から中間位置近辺まで、次第に、たとえば円弧状に厚さが厚くなっている。このものも最初に剥がし易く、しかも剥離抵抗が緩い変化で次第に強くなっていくので、一層、途中で破断しにくい。なお図2dの実施形態では、基材11は一層で示しているが、図2b、図2cのように2層あるいはそれ以上の積層材料としてもよい。
【0019】
図3aおよび図3bに示す蓋材1では、ホットメルト接着剤層5の厚さがほぼ均一で、その平面的な範囲が変化している。すなわち、容器のフランジ部に対応する円環状の領域のうち、開封開始位置7側から途中まで、外側に向かって凸となる円弧状の輪郭の外側の範囲7bには、ホットメルト接着剤層5を形成していない。したがってこのものは、ほとんど開封終了位置8の近辺まで、次第に剥離抵抗が大きくなっていく。そのため、スムーズに開封作業を行うことができる。
【0020】
図4aに示す実施形態では、平面的に見れば容器2のフランジ部3に対応するリング状の範囲が、タブ6以外のほぼ全体にホットメルト接着剤層5が形成されている。しかし図4bに示すように、そのリング状のホットメルト接着剤層5外側から内側に向かって厚さが順次、たとえば直線状に大きくなっている。これにより内側での接着強度を大きくして、内容物の保護をより確実なものにすると共に、開封時には開封開始位置7から始まる剥離強度が弱くなるため、素手で容易に開封できるようになり、開封途中でも剥離が容易であり、途中で蓋材1が破れるのを防止している。
【0021】
また、図5a、図5bに示すように、図3aに示すホットメルト接着剤層5の平面的な塗布形状と、図4bに示すホットメルト接着剤層5の厚さ分布のパターンとを組み合わせたホットメルト接着剤層5を形成してもよい。
【0022】
図6は、ホットメルト接着剤の塗布面積を開封開始部7の近辺で粗にし、それ以外で密にすることにより、易開封性と内容物の保護とを両立させたものである。すなわちこの実施形態では、開封開始部7の近辺では、多数の接着剤を設けない班点状の微少領域5cを形成し、実質的に単位面積当たりのホットメルト接着剤の塗布量を少なくしている。そのため、開封開始位置7の近辺では、蓋材1を容易に剥がすことができる。
【0023】
なおホットメルト接着剤層5の塗布形状や厚さ分布のパターンは、ホットメルト接着剤の種類や容器2のフランジ部3の大きさ、内容物等によって変化するため、特に限定されるものではない
【0024】
図8は、図2aに示す蓋材1を打ち抜くためのシート12を示している。このシート12はロール状に巻かれており、シート12の片面にはホットメルト接着剤層5が特定の形状で、すなわち容器の開口部に相当する範囲1aを除き、フランジ部に相当する範囲のみに、しかもそれぞれ開封開始部7で尖っている円形の外部輪郭および内部輪郭を有するリング状の塗布形状で塗布されている。このような塗布形状は、所定形状の版を用いて、グラビア印刷と同様の方法によって形成することができる。このものはシート12の全面にホットメルト接着剤層を設ける場合に比して、大幅に接着剤の使用量を少なくすることができる。
【0025】
図9はホットメルト接着剤層の他の塗布形状を示しており、シート12にタブ6およびそれに隣接するL字状の範囲13を除いて、蓋材の形状にほぼ対応したホットメルト接着剤層5が所定形状の版を用いることによって塗布されている。すなわちこのものは、開封開始部7を先端として開封方向に次第に幅が広がるような、ほぼL字状の輪郭14を形成し、その外側のL字状の範囲13にホットメルト接着剤層5を設けず、容器の開口部に相当する範囲1aにはホットメルト接着剤層5を設けている。なお、蓋材1の輪郭に相当する線を破線15で示している。場合により、その破線15の外側にホットメルト接着剤層を設けてもよい。
【0026】
本発明の範囲外であるが図10はホットメルト接着剤層のさらに他の塗布形状を示しており、シート12の各蓋材1の開封開始部7を先端とするL字状の輪郭14からわずかに外側の範囲16を除くほぼ全面にホットメルト接着剤層5が形成されている。このものは接着剤の塗布量については従来のものよりあまり少なくなっていないが、開封時の蓋材の引き剥がし易さについては、前述の実施形態のものとほぼ同じである。さらに容器の開口部を覆う部位のホットメルト接着剤層5がクッション作用を奏し、内容物を保護する。またこのものはシートのほぼ全体に接着剤を塗布しているので、ロールに巻いたときに凹凸が生じにくく、巻きやすい利点がある。
【0027】
すなわち図8や図9のシート12では、中央部に班点状にホットメルト接着剤層5を設けているので、ロールに巻くとき、中央部が膨らみ、周縁部に皺がよるなど、取り扱いに注意を要する。しかし図10のようにほぼ全面にホットメルト接着剤層5を設けると、塗布面が平坦であるので、従来の全面に接着剤を塗布したシートと同程度に巻きやすい。なお図9のシート12の破線14の外側に接着剤を塗布した場合もほぼ同じ程度に巻きやすい。
【0028】
図11は蓋材部分へのホットメルト接着剤層5の塗布形状は図8と同じであるが、中央部および両側部における、それぞれシート12の長手方向に連続して延びる線状部分18に、同じ接着剤を同じ厚さで塗布している。そのため、シート12を巻回したとき、ロールが中央部のみ盛り上がって不安定になるのを防止することができ、しかも接着剤の使用量を大幅に少なくすることができる。
【0029】
なお線状部分18の接着剤層の形状は、図11に示すような線状だけでなく、接着剤の未塗工部分を補う種々な形状、たとえば図12のようなリングの列18a、あるいは図13のような、フランジと同心円状の円弧を連続させた所定幅の曲線18bなど、種々な形状にすることができ、それによりさらにロールを巻いたときに安定なものとなる。
【0030】
図14は蓋材1部分へのホットメルト接着剤層5の塗布形状は図9と同じであるが、図11の場合と同様に、中央部および両側部の線状部分18にそれぞれ同じホットメルト接着剤層を設けている。この場合も、図11と同様にロールを安定化することができ、しかも接着剤の使用量を大幅に少なくすることができる。
【0031】
本発明の範囲外であるが図15は蓋材1を打ち抜くシート12の片面全体にわたって、ホットメルト接着剤層5を設けない範囲19を斑点状に配列したものである。このものは生産が容易であり、しかも蓋材はある程度引き剥がし易く、途中で破断しにくい。また、容器の密封性も充分に高い。なおこの場合も、図11と同様にシートを巻いたときのロールが安定化する。
【0032】
またホットメルト接着剤層5を設けない範囲19は、班点状だけでなく、各種の模様形状が可能であるが、接着剤層5の連続模様が必要であることは、密封性という意味で言うまでもない必然性を有するものである。またその範囲19の斑点の大きさを変えてその接着力を変える方法と、その面積密度を部分的に変えることで接着強度に変化をもたせる方法とがあり、またその非塗工部分の面積密度と塗工部分の塗工量とをグラビア版のスクリーンの種類により変える両方の組み合わせで調節し、目的に合わせた接着強度および密封性を得ることができる。
【0033】
さらにこの塗工方法の活用で新しい分野を開拓することが可能になる。すなわち現在市場で活用されている基材の内層(図2の符号10参照)には、前述のようにPE、EVA、PP、PSなどの熱接着可能な合成樹脂が用いられ、ホットメルト接着剤はそれらの熱接着性を有する基材の表面に塗工され、基材の表面とホットメルト接着剤層とが接着されている。ここでホットメルト接着剤層は、基材とプラスチック容器とが直接熱接着されて開封が困難になることを防止し、開封を容易にするために活用されている。すなわち蓋材の基材と容器の材質が同質あるいは相溶性がある場合、たとえば図2の場合で容器2と内層フィルム10とが共にポリエチレンの場合や、共にポリプロピレンの場合、あるいは共にエチレン−酢酸ビニル共重合体の場合は、それらを直接熱接着すると、剥離できない程度まで熱接着されてしまう。そのため、それらの間にホットメルト接着剤層を介在させて接着強度を調整するのである。
【0034】
しかしながら前述のように、班点状の比較的小さい範囲19を残す模様状にホットメルト接着剤層5を塗工するなど、ホットメルト接着剤の塗工面積比率を適切に選択すると、易開封性を維持する範囲でさらなる密封強度を得ることが可能になるのである。すなわち容器に対して熱接着性を有する内層を備えた基材に、図15に示すような図形的な形状でホットメルト接着剤層を塗工すると、主体的な接着力はホットメルト接着剤が担い、点在する塗工されていない範囲19と相手のプラスチック容器10との熱接着が補足的な接着力をもたらす。それによりホットメルト接着剤のみによる熱接着とは異なる接着特性、とくに耐熱性、耐寒性などを有する熱接着が実現できるのである。
【0035】
なお、蓋材の基材と容器とが直接熱接着できない組み合わせである場合は、基材の表面にあらかじめ容器との熱接着性を有するヒートシール層を印刷などの塗工で形成することができる。また、容器側のフランジなどの接着面にヒートシール層を設けてもよい。ここにいう塗工によるヒートシール層は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂材料を溶剤で溶かし、液状にしたものを基材表面に印刷などで塗工し、その後、乾燥させて溶剤を飛ばしたものをいう。すなわち請求の範囲にいう「基材の表面が容器に対して熱接着性を有する」とは、基材自体に熱接着性フィルムが積層されている場合のほか、このような熱可塑性材料でヒートシール層を形成した場合も含む。なお、フィルムによりヒートシール層を形成する場合は、基材の全面に設けることになるが、印刷などの塗工でヒートシール層を設ける場合は、基材の全面に設けるほか、ホットメルト熱接着剤を設けない部分に部分的に設けたり、場合により、ホットメルト熱接着剤層の上に重ねて部分的に塗工することもできる。ヒートシール層を部分的に設ける場合は、たとえばグラビア印刷などの各種印刷塗工方式で、ホットメルト接着剤層を部分的に設ける場合と同じ方式で設けることができる。
【0036】
ホットメルト接着剤による熱接着と、ヒートシール層による熱接着との併用による場合は、熱接着時の温度によっても種々の接着強度および易開封性をもたらす。すなわちホットメルト接着剤は、溶融温度以上の温度で液状にした材料を基材に塗工するものであるので、接着温度は比較的低い。これに対し、ヒートシールフィルムや溶剤と共に塗工して形成したヒートシール層は、溶融温度が比較的高いものが多く、そのため低い温度で蓋材を容器に熱接着すると、ヒートシール層による熱接着力が弱く、そのため易開封性が向上する半面、接着強度や耐熱性が低くなる傾向がある。逆に高い温度で熱接着する場合は、ヒートシール層による接着強度が高くなり、耐熱性が向上する半面、易開封性が低下する。
【0037】
図16aおよび図16bは図15のシート12を容器のフランジの輪郭に合わせて切断した蓋材を示しており、ホットメルト接着剤層5のパターン以外は図1の場合とほぼ同様のものである。すなわち蓋材1は外層フィルム9と内層フィルム10とからなる基材11の内面側の表面に、班点状の範囲19を残してホットメルト接着材層5を設けている。基材11を構成する外層フィルム9および内層フィルム10は図1、図2の場合と同様である。またホットメルト接着剤層5の材料も図1、図2の場合と同じである。
【0038】
この蓋材1を内層フィルム10と熱接着性を有する容器のフランジ部に所定の温度で熱接着すると、班点状の内層フィルム10が容器のフランジ部に強く熱接着され、他の部分のホットメルト接着剤層5がそれよりも弱い強度で熱接着される。そして全体の接着強度および易開封性は、ホットメルト接着剤層5が設けられていない班点状の範囲(空白部)19の面積比率および熱接着温度に依存する。たとえば班点状の範囲19の面積比率がほぼ1/10〜1/4程度であるので、タブ6から引き剥がしていくと、きれいに、かつ容易に蓋材1を容器のフランジ部から剥がしていくことができる。さらに内層10と容器とが直接熱接着されている部位は、耐熱性が高いので、ヨーグルト食品などのように包装後に45℃前後の室に収容されるものでも、充分に高い密封性を維持しうる。
【0039】
つぎに班点状の範囲19の配列状態と蓋材を剥がすときの円滑性について説明する。図17aおよび図17bはそれぞれ空白部19を縦および横方向に等間隔で配列したホットメルト接着剤5の塗布パターンを示している。図17aでは各空白部19が円形であり、図17bでは空白部19が四角形である。それらの蓋材では、配列方向(矢印A1、A2)に沿って蓋材1を引き剥がす場合(想像線参照)は、空白部19が並んでいる部位(剥離線P1)を引き剥がす操作と、ホットメルト接着剤層5が連続している部位(剥離線P2)を引き剥がす操作が交互に生ずる。そのため、空白部19で容器と強く熱接着して、剥離強度がホットメルト接着剤層5の剥離強度よりも大きい場合は、空白部19が並んでいる範囲では強い力で剥がし、他の部位では弱い力で剥がすことになる。したがってそれぞれの範囲の剥離強度に大きい段差を生じ、剥離操作が平滑でない。なお、空白部19で容器と熱接着していない場合も、前述とは逆であるが、剥離強度にいくらか段差を生ずる。
【0040】
他方、矢印B1、B2のように、空白部19の配列方向に対して斜め方向に剥離していく場合は、剥離線P3がある空白部19の列を通過する前に、つぎの空白部19の列に差しかかることになる。そのため、上記の剥離強度の段差がはるかに小さく、スムーズに剥離していくことができる。なお、矢印C1のように、矢印A1と矢印B1の間の方向に引き剥がすようにしてもよい。上記のことから、蓋材1を切断するとき、図17cに示すように、剥離方向を決定するタブ6は、空白部19の配列方向に対して斜め方向を向くようにするのが好ましい。
【0041】
図18は、大きい円形の空白部19aを斜めに配列し、それらの大きい円形の空白部19aの間にさらに小さい円形の空白部19bを配置した、ホットメルト接着剤層5の塗布パターンを示している。このものも安定した剥離操作をもたらすことができる。
【0042】
図19は、紙製の容器2に用いる蓋材1の好ましい実施形態を示している。一般的に紙製の容器は、紙を丸めて胴部を作製し、そのときの継ぎ目がフランジ部3にも表れる。そのため、従来の紙製の容器に用いる蓋材では、蓋材を容器のフランジ部に熱封緘するときに段差部にホットメルト接着剤が充分に入り込むことができるように、基材の上にかなり厚くホットメルト接着剤層を設けている。
【0043】
図19の蓋材1においては、容器2のフランジ部3の段差部20に相当する部位21ではホットメルト接着剤層5の厚さを厚くし、他の部位では薄くしている。そのため使用する接着剤の量を少なくすることができる。部分的にホットメルト接着剤層5の厚さを厚くする方法は、前述の実施形態の場合と同様であり、版を用い、印刷と同様の方法で設けることができる。
【0044】
【実施例】
以下、実施例および比較例をあげて本発明を説明する。
【0045】
[実施例1〜4および比較例1〜2]
図20に示す容器30と蓋材31とを準備した。蓋材はポリエチレンテレフタレート製のフィルム32(厚さ12μm、東洋紡績(株)製の商品名「E5100」)の表面に印刷を施し、裏面にアルミニウム箔33(厚さ20μm、日本軽金属(株)製のAIN30H−O)を積層し、さらにこのアルミニウム箔の表面にホットメルト接着剤層34を設けたものを基材とし、図21に示すようにタブ35を有する径dが82mmの円形に打ち抜いた。
【0046】
ホットメルト接着剤層34には、実施例1〜4および比較例1、2には、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ワックス、粘着付与剤を主体とするホットメルト接着剤(株式会社リーダー製の商品名「ホットメルト60−3」)を使用した。
【0047】
実施例1〜4の蓋材31へのホットメルト接着剤の塗布形状、塗布厚みパターンは図3〜図6に示されるパターンであり、比較例1、2は全面塗布とした。それらの塗布形状、塗布厚みおよび熱封緘条件を表1に示す。また、容器30はポリスチレンを使用した。容器30には水130gを充填し、前記蓋材31を平板熱接着板を用いて熱封緘した。
【0048】
【表1】
Figure 0003970541
各実施例および比較例で作製した包装体に下記の試験を行った。その結果を表2に示す。
【0049】
(1) 開封性
包装体の蓋材31のタブ35を親指と人指し指で挟み、45°の方向(開封開始方向からみて仰角45°方向、図22に矢印で示す方向)に引っ張り、下記の基準で開封の程度を評価した。
○:スムーズに開封できる。内容物の水が飛散して蓋材に付いたり、こぼれたりしない。
×:開封が容易でなく、開封時に衝撃がかかる。内容物の水がこぼれたり、飛散する。
【0050】
(2) 保護性
包装体の天地を逆にし、振動試験機(タイテック(株)製のバイオ・シェイカーBR−30)を用いて100回/分の振動速度で12時間後の内容物の漏れをチェックし、下記の基準で開封の程度を評価した。
○:内容物の漏れなし。
×:内容物の滲み出し、漏れがみられる。
【0051】
【表2】
Figure 0003970541
表2から明らかなように、比較例1では保護性が高いが開封性が好ましくない。比較例2では開封は容易であるが、保護性が低い。これに対し、実施例では、振動モデル試験での内容物の漏れがなく、蓋材はスムーズな開封性を有している。
【0052】
[耐熱クリープ性テスト]
[実施例5〜7および比較例3]
厚さ0.015mmの低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムの内層と、厚さ0.020mmのアルミニウム箔と、厚さ0.012mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの外層とを積層した基材の内層側に、図15に示す整列状態の班点状の空白部19を、残すようにして、(株)リーダー製のホットメルト接着剤(商品名AS100M−2)を厚さ0.050mmで、塗布面積比率が70%、60%および50%となるように塗工し、実施例5、6および7の蓋材を得た。同様に全面塗布(塗布面積比率100%)し、比較例3の蓋材とした。
【0053】
実施例5〜7および比較例3の蓋材を、厚さ0.020mmの低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムで被覆した坪量100g/m2 の紙に、ホットメルト接着剤層がLDPE面に当接するように重ね、140℃×1秒と、170℃×1秒の2種類のヒートシール温度で熱接着した。得られたものを15mmの幅に切断して帯状とし、紙側に100gの荷重を吊り下げた状態で5分間維持できる環境温度を測定し、耐熱クリープ性を確認した。それらの結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
Figure 0003970541
この表3から、全面にホットメルト接着剤層を設けた比較例3の蓋材では58℃の環境温度の下でしか5分間持続することができないが、塗布面積比率が70%、60%および50%の実施例5、6および7の蓋材では、いずれも高い温度に耐えられることが分かる。
【0055】
[封緘強度テスト]
[比較例4]
実施例5で使用した基材にホットメルト接着剤層を設けないもの(塗布面積比率0%)を比較例4の蓋材とした。実施例5〜7および比較例3、4の各蓋材で、厚さ0.012mmの低密度ポリエチレン(LDPE)を内面に塗工した紙製の紙コップ(容量120cc)の開口部に蓋をし、ヒートシール温度140℃、160℃でヒートシールした。紙コップ内には何も入れず、その底面から針で圧縮空気を入れ、蓋材が剥がれたときの圧力(単位mmHg)を測定した。その結果を表4に示す。
【0056】
【表4】
Figure 0003970541
この表4から分かるように、ホットメルト接着剤層が全面に塗工されている比較例3の蓋材は強度が低いが、塗布面積が減少するに従い、次第に高い数値となっている。またヒートシール温度が高いほうが強度があるのは、ホットメルト接着剤層のほかに、LDPE同士のシール強度が現れていることを示している。なお、塗布面積比率が0%の比較例4では、封緘強度が高すぎ、開封が困難であった。このように模様状に塗工したホットメルト接着剤層と、下塗基材の組み合わせが耐熱クリープ性および熱封緘強度を適切にすることに有効であることが分かる。
【0057】
【発明の効果】
本発明の蓋材は、ホットメルト接着剤層が部分的に設けられているので、内容物を保護する強度を保ちながら、開封が容易であるため、使いやすいという効果がある。さらに部分的なホットメルト接着剤層と、容器との熱接着性を備えた基材との組み合わせにより、易開封性を維持しながら、耐熱性および封緘強度を向上させうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる蓋材と容器を示す説明図である。
【図2】図2aは蓋材へのホットメルト接着剤層の塗布形状を示す背面図、図2bおよび図2cはそれぞれ他の蓋材の図2aのX-X 線に相当する断面図、図2dは開封時の蓋材の説明図である。
【図3】本発明におけるホットメルト接着剤層の形状を示す説明図である。
【図4】本発明におけるホットメルト接着剤層の他の形状を示す説明図である。
【図5】本発明におけるホットメルト接着剤層の他の形状を示す説明図である。
【図6】本発明におけるホットメルト接着剤層の他の形状を示す説明図である。
【図7】比較例で使用したホットメルト接着剤層の形状を示す説明図である。
【図8】本発明の蓋材を得るためのシートを示す説明図である。
【図9】本発明の他の蓋材を得るためのシートを示す説明図である。
【図10】本発明の範囲外の蓋材を得るためのシートを示す説明図である。
【図11】本発明の他の蓋材を得るためのシートを示す説明図である。
【図12】本発明の他の蓋材を得るためのシートを示す説明図である。
【図13】本発明の他の蓋材を得るためのシートを示す説明図である。
【図14】本発明の他の蓋材を得るためのシートを示す説明図である。
【図15】本発明の範囲外の蓋材を得るためのシートを示す説明図である。
【図16】図16aおよび図16bは図15のシートを用いた蓋材の実施形態を示す底面図および側面図である。
【図17】図17aおよび図17bは蓋材におけるホットメルト接着剤層の塗布パターンを示す平面図、図17cは蓋材を示す底面図である。
【図18】材におけるホットメルト接着剤層の塗布パターンのさらに他の実施形態を示す平面図である。
【図19】本発明の蓋材の他の実施形態を示す要部断面図である。
【図20】実施例および比較例で使用した蓋材および容器を示す説明図である。
【図21】実施例および比較例で使用した蓋材の平面図である。
【図22】実施例および比較例で使用した剥離試験方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 蓋材
2 容器
3 フランジ部
4 開口部
5 ホットメルト接着剤層
11 基材
1a 領域
6 タブ
7 開封開始位置
8 開封終了位置
9 外層フィルム
10 内装フィルム
7a 弓形部
7b 外側の範囲
12 シート
13 L字状の範囲
15 蓋材の輪郭
14 L字状の輪郭
16 外側の範囲
18 線状部分
18a リングの列
18b 曲線
19 ホットメルト接着剤層を設けない範囲
20 段差部
21 段差部に相当する部位
30 容器
31 蓋材
32 フィルム
33 アルミニウム箔
34 ホットメルト接着剤層
35 タブ

Claims (5)

  1. 基材と、その基材の表面に塗布されているEVA、ワックス、粘着付与剤を主体とするホットメルト接着剤層とを備えた、容器の開口部を封緘するための蓋材であって、そのホットメルト接着剤層のホットメルト接着剤が、基材の容器の開口部に設けられたフランジ部に相当する環状の範囲に印刷されている、易開封性を有する熱封緘用蓋材。
  2. 前記ホットメルト接着剤層が、容器のフランジ部の外縁部から内縁部に向かって順次剥離強度が大きくなってくるように形成された請求項1記載の熱封緘用蓋材。
  3. 前記ホットメルト接着剤層が、開封開始部より開封方向に向かって順次剥離幅が拡大する形状で形成されている請求項2記載の熱封緘用蓋材。
  4. 前記ホットメルト接着剤層が、容器のフランジ部に対応する領域に関して、外側から内側に向かって、接着剤の塗布面積密度が高くなるように形成されている請求項2記載の熱封緘用蓋材。
  5. 前記基材の表面が、蓋材で閉じようとする相手部材に対して熱接着性を有する請求項1記載の熱封緘用蓋材。
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