JP3964544B2 - イソチアゾロン無水物の製造方法 - Google Patents

イソチアゾロン無水物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3964544B2
JP3964544B2 JP16861398A JP16861398A JP3964544B2 JP 3964544 B2 JP3964544 B2 JP 3964544B2 JP 16861398 A JP16861398 A JP 16861398A JP 16861398 A JP16861398 A JP 16861398A JP 3964544 B2 JP3964544 B2 JP 3964544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isothiazolone
methyl
chloro
nitrated
hydrocarbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16861398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1112259A (ja
Inventor
サン−ファン キム,
ジョン−ホ パーク,
ジン−マン キム,
キ−ション チョイ,
ミャン−ホ チョウ,
スーン−ジョン ハン,
Original Assignee
エスケーケミカル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1019970025185A external-priority patent/KR100240122B1/ko
Priority claimed from KR1019970031944A external-priority patent/KR100310165B1/ko
Application filed by エスケーケミカル株式会社 filed Critical エスケーケミカル株式会社
Publication of JPH1112259A publication Critical patent/JPH1112259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3964544B2 publication Critical patent/JP3964544B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D275/00Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings
    • C07D275/02Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings not condensed with other rings
    • C07D275/03Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings not condensed with other rings with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はイソチアゾロン(isothiazolone)無水物の製造方法に関し、より詳しくは、安定性の卓越したイソチアゾロン無水物の製造方法と抗菌及び抗微生物活性が優れる実質的に純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下の化学式I
【0003】
【化3】
Figure 0003964544
【0004】
(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシ基に置換されるかもしくは置換されていない炭素数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子に置換されるかもしくは置換されていない炭素数2〜10のアルケニル基、ハロゲン原子に置換されるかもしくは置換されていない炭素数2〜10のアルキニル基、または、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基もしくは炭素数2〜9のアルコキシ基に置換されるかもしくは置換されていないアラルキル基であり、R2及びR3はそれぞれ同一或いは異なるものであって、水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜4のアルキル基である)で示されるイソチアゾロン化合物は、殺菌剤を始めとして塗料、化粧品、繊維またはプラスチック等の抗菌及び抗微生物剤として産業全般にわたって使用されている。
【0005】
上記化合物のなかでも、以下の化学式II
【0006】
【化4】
Figure 0003964544
【0007】
で示される5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンの抗菌及び抗微生物活性が、以下の化学式III
【0008】
【化5】
Figure 0003964544
【0009】
で示される2−メチル−3−イソチアゾロンの200倍以上であるので、純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(化学式II)を製造しようとする努力が続けられている。
【0010】
イソチアゾロン化合物は、長期間貯蔵が要求される実際の条件で、安定性が極めて低いという問題点を有している。よって、イソチアゾロン化合物を適用対象に添加する前もしくは添加した後または保管の際に、抗菌及び抗微生物効果が急激に減少する可能性がある。従って、イソチアゾロン化合物の安定性を向上させるための多様な方法が研究開発されている。その例として、米国特許第3,870,795号及び第4,067,878号は金属亜硝酸塩または金属硝酸塩を添加することによりイソチアゾロン化合物の化学的分解を防止して、この安定化を図っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記金属塩安定化剤は実際的な適用において、いくつかの欠点を有している。まず第1に、これら金属塩はポリマーが分散しているラテックスエマルション(latex emulsion)水溶液で凝集現象または沈殿物を発生させ、第2に、あるシステムでは金属塩に結合した塩素イオンが腐食をもたらすことができるという問題点がある。
【0012】
米国特許第5,068,344号は、イソチアゾロンを有機溶媒に入れて安定化させるソルトフリー(salt free)法であって、アンモニアを使用して有機溶媒からイソチアゾロンを分離する方法を開示した。しかし、この方法は、濾過工程を必ず経なければならず、総イソチアゾロンの10乃至20%程度がこの濾過工程で塩化アンモニウム塩とともに残ることになって多量の廃棄物を発生する。また、濾過時に完全に濾過されない塩化アンモニウムは最終製品にまで残存してイソチアゾロンの安定性に悪影響を及ぼすようになる。
【0013】
米国特許第5,466,818号は、イソチアゾロン塩を有機溶媒でスラリー化させた後、これを加熱溶解することによりクロロメチルイソチアゾロンもしくはメチルイソチアゾロンに分離するか、または所望する比率の3−イソチアゾロン溶液を製造する方法を開示した。しかし、この方法は、製造工程中に塩化水素ガスが放出されるので作業条件が良好ではない。また、熱に不安定なイソチアゾロンを加熱するので、イソチアゾロンの安定性を害する可能性が大きい。さらに、濾過という工程を通して塩化水素と分離されたイソチアゾロンと、塩化水素と分離されないイソチアゾロン塩とを分離しなければならないという不都合がある。
【0014】
本発明は前記問題点を解決するためのものであって、その目的は、廃棄物がほとんど発生しないとともに、工程条件が良好であり、イソチアゾロンの安定性を数段向上させることができるイソチアゾロン無水物の製造方法を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、抗菌及び抗微生物活性の優れたイソチアゾロン無水物であって、実質的に純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水物の製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記のような本発明の目的を達成するために本発明は、イソチアゾロンを含有する水溶液をハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出する工程、及び前記抽出物からハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去する工程を含むイソチアゾロン無水物の製造方法を提供する。また、前記ハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去する工程の後に有機溶媒を添加する工程をさらに含むことが好ましい。
【0017】
また、本発明は、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンを含むイソチアゾロン水溶液をハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出する工程と、前記抽出工程によって得られた有機層を水で洗浄する工程、及び前記有機層からハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去する工程を含む、実質的に純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水物の製造方法を提供する。また、前記ハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去する工程の後に有機溶媒を添加する工程をさらに含むことが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
1975年、グトマン(V. Gutmann)等は色々な有機溶媒の非共有電子対の受容能力を研究し、その能力の大きい有機溶媒は水とよく混和し、沸点が高い傾向を呈することを明らかにした。ところで、その中でもハロゲン化炭化水素及びニトロ化炭化水素は、高い非共有電子対の受容能力を有するとともに、低い水溶性と低い沸点を有するということがわかった。このため、イソチアゾロン塩を直接水に溶かすか、或いはすでに水中に溶解されているイソチアゾロンをハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出した後、有機層を分離してハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去すると、塩のほとんど含まれていないイソチアゾロン無水物を製造することができる。このような無水物にグリコール、アルコール、グリコールエーテル類の有機溶媒を混合してイソチアゾロン無水溶液を製造することができる。
【0019】
本発明に使用され得るイソチアゾロンを含有する水溶液の好ましい組成は、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンとの混合物である。混合物の場合、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンとの重量%比は、好ましくは10:90乃至99.99:0.01である。
【0020】
前記ハロゲン化炭化水素としては塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、ジクロロエタン等があり、前記ニトロ化炭化水素としてはニトロメタン、ニトロエタン等がある。
【0021】
前記有機溶媒としては、イソチアゾロンを溶解させてイソチアゾロンを安定化し得るいずれの有機溶媒も使用可能である。その例として、グリコール、アルコール、グリコールエーテルのような溶媒が使用可能であり、一連の組成物の中では、脂肪族または芳香族炭化水素類が有用な溶媒になることができる。好ましい溶媒としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等がある。前記イソチアゾロンを溶解させるとともに安定化させる有機溶媒とイソチアゾロンとの組成比は下記表1のように実施することができる。
【0022】
【表1】
Figure 0003964544
【0023】
イソチアゾロン化合物の中でも、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンの抗菌及び抗微生物活性が2−メチル−3−イソチアゾロン等の他のイソチアゾロン化合物に比べて優れているということは公知の事実である。従って、実質的に純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水物を製造する必要がある。
【0024】
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロンは、両方が酸性水溶液にはよく溶けるが、これら2つの物質には塩基度の差が存在し、塩基度が極めて低いので、水と混和しない有機溶媒を使用すると選択的に抽出される可能性がある。
【0025】
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンを含むイソチアゾロン塩を直接水に溶かすか、或いはすでに水中に溶解しているイソチアゾロンをハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出した後、有機層を分離してハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去すると、イソチアゾロン遊離塩基が生ずる。この際、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンとの塩基度の差によって水層と有機層との分配を異にしうるので、ニトロ化炭化水素またはハロゲン化炭化水素等の有機溶媒を使用して抽出した後、水で洗浄し、これら有機溶媒を蒸発させると、実質的に純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン遊離塩基を得ることができる。また、ニトロ化炭化水素またはハロゲン化炭化水素を使用して抽出し、水で洗浄した後、ニトロ化炭化水素またはハロゲン化炭化水素を除去していない溶液状態で、塩化水素気体を吹き入れて生ずる固体を濾過すると、実質的に純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン塩酸塩を得ることができる。
【0026】
また、本発明では、前記の実質的に純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水物を溶解させて安定化することができる有機溶媒を添加して、実質的に高純度の5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水溶液を製造することができる。この有機溶媒としては、グリコール、アルコール、グリコールエーテルのような溶媒が使用可能であり、一連の組成物中では脂肪族または芳香族炭化水素類が有用な溶媒になることができる。好ましい溶媒としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等がある。
【0027】
本発明に使用される5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンを含むイソチアゾロン塩を直接水に溶かすか、或いはすでに水中に溶解されているイソチアゾロン溶液は、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンの混合物であることが一般的である。この水溶液中の5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2−メチル−3−イソチアゾロンとの重量%比は50:50乃至99.99:0.01であることが好ましい。
【0028】
次に、本発明の理解を助けるために好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は本発明をより容易に理解するため提供されるものにすぎず、本発明が下記の実施例に限定されるものではない。
【0029】
【実施例】
[イソチアゾロン無水溶液の製造:実施例1〜8及び比較例1〜3]
実施例1
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩とが約3:1重量比で混合された230gのイソチアゾロン塩酸塩(活性成分65%包含)を水に分散させて完全に溶かして1000gにした後、1000gの塩化メチレンを加えて層分離を行った。この後、有機層を取り出して塩化メチレンを蒸発させた後に得られた活性成分にエチレングリコールを加えてクロロメチルイソチアゾロンの濃度が10%になるように調節した。
【0030】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は87%であり、メチルイソチアゾロンの収率は27%であり、水分量は500ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0031】
実施例2
前記実施例1において塩化メチレンを加えて層分離を行う代わりに、クロロホルムを加えて層分離を行うこと以外は、実施例1と同様に実施した。
【0032】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は85%であり、メチルイソチアゾロンの収率は26%であり、水分量は500ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0033】
実施例3
前記実施例1において塩化メチレンを加えて層分離を行う代わりに、ジクロロエタンを加えて層分離を行うこと以外は、実施例1と同様に実施した。
【0034】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は75%であり、メチルイソチアゾロンの収率は20%であり、水分量は500ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0035】
実施例4
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩とが約3:1重量比で混合された230gのイソチアゾロン塩酸塩(活生成分65%)を300gの硝酸マグネシウム6水化物とともに水に分散させて完全に溶かして1000gにした後、1000gの塩化メチレンを加えて層分離を行った。この後、下層を分離して塩化メチレンを蒸発させた後に得られた活性成分にエチレングリコールを加えてクロロメチルイソチアゾロンの濃度が10%になるように調節した。
【0036】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は86%であり、メチルイソチアゾロンの収率は27%であり、水分量は500ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0037】
実施例5
前記実施例4において塩化メチレンを加えて層分離を行う代わりに、クロロホルムを加えて層分離を行うこと以外は、実施例4と同様に実施した。
【0038】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は87%であり、メチルイソチアゾロンの収率は27%であり、水分量は500ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0039】
実施例6
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩とが約3:1重量比で混合された230gのイソチアゾロン塩酸塩(活性成分65%包含)を300gの硝酸マグネシウム6水化物とともに水に分散させて完全に溶かして1000gにした後、酸化マグネシウムを利用して酸度を1.5乃至4.0に調節してから、1kgの塩化メチレンを加えて層分離を行った。この後、有機層を取り出して塩化メチレンを蒸発させた後に得られた活性成分にエチレングリコールを加えてクロロメチルイソチアゾロンの濃度が10%になるように調節した。
【0040】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は86%であり、メチルイソチアゾロンの収率は27%であり、水分量は500ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0041】
実施例7
前記実施例6において塩化メチレンを加えて層分離を行う代わりに、ニトロメタンを加えて層分離を行うこと以外は、実施例6と同様に実施した。
【0042】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は77%であり、メチルイソチアゾロンの収率は23%であり、水分量は500ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0043】
実施例8
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩とが約10.3%及び3.7%重量比で混合された1000gの商用のイソチアゾロン溶液(商品名:SKYBIO WG)に1000gの塩化メチレンを加えて層分離を行った。この後、有機層を取り出して塩化メチレンを蒸発させた後に得られた活性成分にエチレングリコールを加えてクロロメチルイソチアゾロンの濃度が10%になるように調節した。
【0044】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は87%であり、メチルイソチアゾロンの収率は26%であり、水分量は500ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0045】
比較例1
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩とが約3:1重量比で混合された230gのイソチアゾロン塩酸塩(活性成分65%)を酢酸エチルに分散させて1000gにした後、アンモニアを利用して完全に滴定した。この後、フィルターを使用して下層を分離して酢酸エチルを蒸発させた後に得られた活性成分にエチレングリコールを加えてクロロメチルイソチアゾロンの濃度が10%になるように調節した。
【0046】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は80%であり、メチルイソチアゾロンの収率は80%であり、水分量は550ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0047】
比較例2
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩とが約3:1重量比で混合された230gのイソチアゾロン塩酸塩(活性成分65%包含)を酢酸エチルに分散させて1000gにした後、完全に中和滴定する際に必要なアンモニア量の70%を供給した。この後、フィルターを使用して下層を分離して酢酸エチルを蒸発させた後に得られた活性成分にエチレングリコールを加えてクロロメチルイソチアゾロンの濃度が10%になるように調節した。
【0048】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は60%であり、メチルイソチアゾロンの収率は20%であり、水分量は550ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0049】
比較例3
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩とが約3:1重量比で混合された230gのイソチアゾロン塩酸塩(活性成分65%)を酢酸エチルに分散させて1000gにした後、2時間にわたり熱を加えて78乃至80℃程度の温度を維持しながら溶媒を還流させた。この際、発生する塩化水素ガスは水酸化ナトリウム溶液を利用して捕集した。この後、常温まで温度を下げて溶液を濾過した。溶液から酢酸エチルを蒸発させた後に得られた活性成分にエチレングリコールを加えてクロロメチルイソチアゾロンの濃度が10%になるように調節した。
【0050】
この結果、クロロメチルイソチアゾロンの収率は60%であり、メチルイソチアゾロンの収率は10%であり、水分量は600ppm(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。
【0051】
前記実施例1〜8及び比較例1〜3のイソチアゾロン無水溶液を65℃恒温槽に放置した後、熱安定性を測定した。熱安定性の測定による分配程度は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を使用して測定し、残留含量(%)の測定結果を次の表2に表した。
【0052】
【表2】
Figure 0003964544
【0053】
上記表2で表されているように、実施例は比較例に比べて経時的安定性が極めて優れていることがわかる。
【0054】
[高純度5−クロロ−2−メチル−3―イソチアゾロン無水物の製造:実施例9〜13]
実施例9
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩との混合物(CMI:MI=73:27、単位は重量%)165gを水に完全に溶かして1000gにした後、1000gのクロロホルムを加えて層分離を行った。これにより得られた有機層を1000gの水で洗浄した。この後、有機層を取り出してクロロホルムを蒸発させてCMI:MI=98.6:1.4(単位:重量%)である混合物72gを得た。
【0055】
実施例10
前記実施例9においてクロロホルムの代わりに、塩化メチレンを使用して層分離を行うこと以外は、前記実施例9と同様に実施して、CMI:MI=98.3:1.7(単位:重量%)である混合物69gを得た。
【0056】
実施例11
前記実施例9においてクロロホルムの代わりに、1、2−ジクロロエタンを使用すること以外は、前記実施例9と同様に実施して、CMI:MI=98.1:1.9(単位:重量%)である混合物65gを得た。
【0057】
実施例12
前記実施例9においてクロロホルムの代わりに、ニトロメタンを使用すること以外は、前記実施例9と同様に実施して、CMI:MI=98.2:1.8(単位:重量%)である混合物65gを得た。
【0058】
実施例13
市販の14%イソチアゾロン水溶液組成物1000gに1000gのクロロホルムを加えて層分離を行った。これにより得られた有機層を1000gの水で洗浄した。この後、有機層を取り出してクロロホルムを蒸発させてCMI:MI=98.6:1.4(単位:重量%)である混合物72gを得た。
【0059】
実施例14:高純度5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン塩酸塩の製造5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)塩酸塩と2−メチル−3−イソチアゾロン(MI)塩酸塩とが約3:1重量比で混合された165gのイソチアゾロン塩酸塩を水に完全に溶かして1000gにした後、1000gのクロロホルムを加えて層分離を行った。これにより得られた有機層を1000gの水で洗浄した。この後、下層を分離させ無水硫酸マグネシウムで乾燥した。次いで、乾燥剤を濾過し塩化水素気体を加えた。生成された固体を濾過してCMI:MI=98.2:1.8(単位:重量%)である塩酸塩混合物90gを得た。
【0060】
実施例15:高純度5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水溶液の製造
前記実施例9で得られたCMI:MI=98.6:1.4(単位:重量%)である混合物にエチレングリコールを加えて濃度が10%になるように調節した。この時、水分量は500ppm程度(エチレングリコールの水分量:450ppm)であった。この溶液を65℃恒温槽に放置した後、高性能液体クロマトグラフィーを使用して熱分解程度を測定して熱安定性を測定した結果、残留含量(%)は10日間100%含量を維持した。
【0061】
実施例16:高純度5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン塩酸塩水溶液の製造
前記実施例14で得られた塩酸塩混合物130gと300gの硝酸マグネシウム6水化物とをともに水に完全に溶かして1000gにした後、無水酸化マグネシウムで中和してpHを1.5乃至3.0にした。この溶液を65℃恒温槽に放置した後、熱安定性を測定した。熱安定性測定による分解程度は高性能液体クロマトグラフィーを使用して残留含量(%)を測定し、その結果90%以上の活性成分を28日間維持した。
【0062】
前記実施例9〜14で取得したイソチアゾロンの組成比(重量%比)を以下の表3で表した。
【0063】
【表3】
Figure 0003964544
【0064】
上記表3で表されているように、実施例9〜14では、実質的に純粋な5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンが取得されたことがわかる。また、前記実施例15及び実施例16の実施結果からわかるように、実施例15の高純度5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水溶液及び実施例16の高純度5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン塩酸塩水溶液は、経時的安定性が優れていることがわかる。
【0065】
比較例4
米国特許第5,466,818号の方法に従い、以下のように実施した。
【0066】
500mlのフラスコに攪拌機、温度計、乾燥管を取付けたコンデンサを設けた。前記フラスコに、CMI・HClとMI・HClが73:27の比率で混合された混合物50.6gを入れて無水酢酸エチル349.4gを加えてスラリー化した。このスラリー(10%固体)を加熱して還流させ、溶媒は部分的に蒸留した(速度20ml/分)。この際、純粋な酢酸エチルを補充した。時間毎に母液から少量を取って濾過し、濾取した固体を酢酸エチルで洗浄した後、イソチアゾロンの含量を分析し、濾取した液体も含量を分析した。7時間還流させてから反応を中止した。前記濾取した固体及び濾取した液体の含量分析結果を、表4に表した。
【0067】
【表4】
Figure 0003964544
【0068】
比較例4による結果である表4と、実施例9〜14による結果である表3とを比べた結果、実施例によれば、高純度の5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンを製造することがわかる。
【0069】
【発明の効果】
本発明のイソチアゾロン無水物の製造方法は、別途の分離及び濾過工程を行わずにハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素の再使用ができ、水溶液を使用することにより工程条件が良好で、且つ分離された水溶液に含まれているイソチアゾロンも再分離及び再使用が可能であるため、廃棄物がほとんど発生しない。

Claims (10)

  1. イソチアゾロンの塩酸塩を含有する溶液をハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出する工程と、
    前記抽出物からハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去する工程と、を含み、
    前記ハロゲン化炭化水素は、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、ジクロロエタンからなる群より選択され、
    前記ニトロ化炭化水素は、ニトロメタン、ニトロエタンからなる群より選択される、イソチアゾロン無水物の製造方法。
  2. イソチアゾロンの塩酸塩を含有する水溶液をハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出する工程と、
    前記抽出物からハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去する工程と、
    有機溶媒を添加する工程と、を含み、
    前記ハロゲン化炭化水素は、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、ジクロロエタンからなる群より選択され、
    前記ニトロ化炭化水素は、ニトロメタン、ニトロエタンからなる群より選択される、イソチアゾロン無水溶液の製造方法。
  3. 前記有機溶媒は、グリコール、アルコール、グリコールエーテル類からなる群より選択される請求項2に記載のイソチアゾロン無水溶液の製造方法。
  4. 前記イソチアゾロンは、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び/または2−メチル−3−イソチアゾロンである請求項1に記載のイソチアゾロン無水物の製造方法。
  5. 前記イソチアゾロンは、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び/または2−メチル−3−イソチアゾロンである請求項2又は3に記載のイソチアゾロン無水溶液の製造方法。
  6. 以下の化学式II
    Figure 0003964544
    に示される5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンを含むイソチアゾロン水溶液をハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出する工程と、前記抽出工程により得られた有機層を水で洗浄する工程と、前記有機層からハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去する工程と、を含み、
    前記ハロゲン化炭化水素は、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、ジクロロエタンからなる群より選択され、
    前記ニトロ化炭化水素は、ニトロメタン、ニトロエタンからなる群より選択される、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水物の製造方法。
  7. 以下の化学式 II
    Figure 0003964544
    に示される5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンを含むイソチアゾロン水溶液をハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出する工程と、
    前記抽出工程により得られた有機層を水で洗浄する工程と、
    前記有機層からハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を除去する工程と、
    有機溶媒を添加する工程と、を含み、
    前記ハロゲン化炭化水素は、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、ジクロロエタンからなる群より選択され、
    前記ニトロ化炭化水素は、ニトロメタン、ニトロエタンからなる群より選択される、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン無水溶液の製造方法。
  8. 以下の化学式II
    Figure 0003964544
    で示される5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンを含むイソチアゾロン水溶液をハロゲン化炭化水素またはニトロ化炭化水素を使用して抽出する工程と、
    前記抽出工程により得られた有機層を水で洗浄する工程と、
    前記水で洗浄した有機層に塩化水素気体を加える工程と、
    前記塩化水素気体を加える工程により生成された固体を濾過する工程と、を含む5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン塩酸塩の製造方法。
  9. 前記ハロゲン化炭化水素は、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、ジクロロエタンからなる群より選択される請求項8に記載5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン塩酸塩の製造方法。
  10. 前記ニトロ化炭化水素は、ニトロメタン、ニトロエタンからなる群より選択されることを特徴とする請求項8に記載5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン塩酸塩の製造方法。
JP16861398A 1997-06-17 1998-06-16 イソチアゾロン無水物の製造方法 Expired - Lifetime JP3964544B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019970025185A KR100240122B1 (ko) 1997-06-17 1997-06-17 이소티아졸론 무수용액 제조 방법
KR1997-25185 1997-07-10
KR1997-31944 1997-07-10
KR1019970031944A KR100310165B1 (ko) 1997-07-10 1997-07-10 5-클로로-2-메틸-3-이소티아졸론정제방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1112259A JPH1112259A (ja) 1999-01-19
JP3964544B2 true JP3964544B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=26632839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16861398A Expired - Lifetime JP3964544B2 (ja) 1997-06-17 1998-06-16 イソチアゾロン無水物の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6072056A (ja)
JP (1) JP3964544B2 (ja)
CN (1) CN1097584C (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101081031B (zh) * 2006-06-02 2011-03-30 罗门哈斯公司 杀微生物性组合物
CN112848571B (zh) * 2021-02-07 2022-09-30 玛伊娅服饰(上海)有限公司 一种抗菌性能好的服装布料
CN115232087A (zh) * 2022-08-18 2022-10-25 大连百傲化学股份有限公司 一种脱除oit盐酸盐中氯化氢的方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3870795A (en) * 1973-02-28 1975-03-11 Rohm & Haas Stabilization of solutions of 3-isothiazolones employing certain metal nitrates and nitrites
US4067878A (en) * 1976-03-05 1978-01-10 Rohm And Haas Company Stabilization of solutions of 3-isothiazolones
US5068344A (en) * 1990-01-12 1991-11-26 Rohm And Haas Company Process for the preparation of salt free, water free 3-isothiazolone compounds
US5466818A (en) * 1994-03-31 1995-11-14 Rohm And Haas Company 3-isothiazolone biocide process

Also Published As

Publication number Publication date
US6072056A (en) 2000-06-06
JPH1112259A (ja) 1999-01-19
CN1097584C (zh) 2003-01-01
CN1205332A (zh) 1999-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0095907B1 (en) Biocidal or biostatic compositions containing 3-isothiazolones, their method of preparation and their uses
JP3176674B2 (ja) 水不溶性3−イソチアゾロン類の安定化
JPS61212576A (ja) イソチアゾロン溶液の安定化法
JP2002544133A (ja) ククルビツリルおよび合成方法
JP3964544B2 (ja) イソチアゾロン無水物の製造方法
US5068344A (en) Process for the preparation of salt free, water free 3-isothiazolone compounds
KR100240122B1 (ko) 이소티아졸론 무수용액 제조 방법
EP1192204A1 (en) New process for the purification of aldehyde impurities
KR100310165B1 (ko) 5-클로로-2-메틸-3-이소티아졸론정제방법
US20020022743A1 (en) Method for the purification of aryl sulfonic acids and salts
JP2897777B2 (ja) 3―イソチアゾロン組成物の製造法
F [idot] l [idot] k et al. Modifier and surfactant dependence of gallium extraction by alkanoyl oxinates from basic solutions
JP2815020B2 (ja) 安定なイソチアゾロン液状製剤
KR970042527A (ko) 안정화된 이소티아졸론 조성물과 이소티아졸론 혼합물의 제조방법
KR100324908B1 (ko) 안정화된3-이소티아졸론용액
JP2001270870A (ja) 3−イソチアゾロン化合物の製造方法
JPH09278717A (ja) 包接化合物
JP2001270869A (ja) 3−イソチアゾロン化合物の液状組成物の製造方法
JPH0899967A (ja) 1,2,3−オキサチアジン−4(3f)−オン2,2−ジオキシド、その製造方法及びそれを求電子性フッ化剤として使用する方法
RU2130451C1 (ru) Способ извлечения 1-нафтолмоносульфокислот из водных растворов
DE19505036A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Ammonium-Salzen von 3-Isopropyl-2,1,3-benzothidadizin-4-on-2,2-dioxid
KR20050091577A (ko) 액체 또는 초임계 상태의 유체 및 신규한 킬레이트제를포함하는 금속추출조성물 및 상기 금속추출조성물을이용한 금속추출방법
JP2002068909A (ja) 安定なイソチアゾロン化合物液状製剤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term