JP3964250B2 - 帳票作成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書留受領証等の帳票を作成する帳票作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
書留受領証等の帳票を作成する帳票作成装置の従来例として、本出願人によって出願された特願2001−118701がある。前記特許出願明細書に記載される従来の帳票作成装置の概要は、揺動可能なピンチローラにより帳票を圧接することができる帳票作成装置を提供することを目的に、帳票を載せるトレイと、帳票を前記トレイ上で所定位置に停める帳票ストッパと、帳票をフィードローラとで圧接しながら印字部へ給送するピンチローラと、帳票を前記ピンチローラとで圧接しながら印字部へ給送するフィードローラと、前記ピンチローラと前記フィードローラにより給送された帳票に印字を施す印字装置とを備えた帳票作成装置において、前記ピンチローラは、前記アーム軸に固着された第1及び第2のアームに固着されたバーの中央部が前記アーム軸に固着された先端部に軸方向に逃げを有する押圧部を持つ第3のアームにより押圧され、前記第1及び第2のアームに近い部分は前記中央部を支点にして遥動可能にされる構成を有するようにしたものであり、また前記帳票作成装置において、前記ピンチローラを可動する前記アームは、第1のソレノイドに設けられた伸縮可能な軸に連動した第1及び第2のレバーの可動に伴って回動される構成を有するようにしたものである。
【0003】
上記のような構成を有する従来の帳票作成装置の動作について図7乃至図9を用いて説明する。図7は、揺動可能なピンチローラが開の状態の側板におけるソレノイドの動作状態を示す側面図である。図8は、揺動可能なピンチローラが閉の状態の側板におけるソレノイドの動作状態を示す側面図である。図9は、従来の帳票作成装置の動作を説明するための側面断面図である。
【0004】
図7において、揺動可能なピンチローラが開の状態とは、帳票をトレイに載せて帳票ストッパまで挿入することができる状態のことである。
【0005】
図7において揺動可能なピンチローラ30を開の状態にするためには、第1のソレノイド61をONにし、且つ第2のソレノイド65をOFFする。第1のソレノイド61をONすると、第1のソレノイド軸62が伸びた状態から縮むので、それに伴いこの第1のソレノイド軸62に連動する第1のレバー63及び第2のレバー64が反時計方向に回転し、また第2のソレノイド65をOFFしているので、第2のソレノイド軸66が伸びた状態になり、これによりラッチ67が時計方向に回転する。
【0006】
アーム軸32は第1のレバー63に、またストッパ軸21は第2のレバー64に結合され、さらに第2のレバー64は第1のコイルスプリング68に結合されていることから第1のレバー63に連動するようになっているので、第1のレバー63及び第2のレバー64の反時計方向への回転に伴ってアーム軸32及びストッパ軸21も反時計方向に回転する。これによりピンチローラ30が開の状態になり、また帳票ストッパ20がトレイ10上に突き出た状態となって帳票1の挿入を停める。
【0007】
上記動作によってラッチ67の鍔部が第1のレバー63に係合してラッチ状態となるので、第1のソレノイド61への通電を止めてもラッチ状態が維持され、ピンチローラ30の開の状態が継続されることになる。通常、帳票を作成するための初期状態はこの状態になっている。なお、第2のソレノイド軸66に結合された第2のスプリングコイル69によってラッチ状態の強度を加減することができる。
【0008】
図7において、帳票ストッパ20まで帳票1を挿入した後にスタートボタン90を押すと、図8に示すように揺動可能なピンチローラは閉の状態に移行する。
【0009】
図8において、揺動可能なピンチローラが閉の状態とは、帳票1をピンチローラ30およびフィードローラ40により圧接したまま印字装置50まで給送し、また印字終了した帳票1を所定位置まで排出できる状態のことである。
【0010】
図8において揺動可能なピンチローラを閉の状態にするためには、第1のソレノイド61をOFFにし、且つ第2のソレノイド65をONする。第1のソレノイド61をOFFすると、第1のソレノイド軸62が縮んだ状態から伸びるので、それに伴いこの第1のソレノイド軸62に連動する第1のレバー63及び第2のレバー64が時計方向に回転し、また第2のソレノイド65をONしているので、第2のソレノイド軸66が伸びた状態から縮むことになり、これによりラッチ67が反時計方向に回転可能になる。
【0011】
アーム軸32は第1のレバー63に、またストッパ軸21は第2のレバー64に結合され、さらに第2のレバー64は第1のコイルスプリング68に結合されていることから第1のレバー63に連動するようになっているので、第1のレバー63及び第2のレバー64の時計方向への回転に伴ってアーム軸32及びストッパ軸21も時計方向に回転する。これによりピンチローラ30が閉の状態になり、また帳票ストッパ20がトレイ10上に引っ込んだ状態となって帳票1を印字装置50まで給送可能にする。
【0012】
上記動作によってラッチ67の鍔部が第1のレバー63から外れてラッチ解除となり、帳票1を介してピンチローラ30をフィードローラ40に圧接するが、第1のレバー63に結合された第3のスプリングコイル70によってこの圧接強度を加減することができる。
【0013】
このようにして揺動可能なピンチローラが閉の状態のときに帳票を圧接したままフィードローラを回転させて帳票をドットプリンタの所定位置まで給送して印字を行うことができる。帳票への印字が終了すると前記フィードローラを逆転させて圧接したまま帳票をトレイの入口近くまで琲出する。
【0014】
トレイ上を帳票が所定位置に排出したことをセンサ(図示せず)により検出した場合には、揺動可能なピンチローラが閉の状態から、上述したような揺動可能なピンチローラが開の状態となる動作を自動的に行って初期状態に戻すことができる。なお、図7及び図8に示されている排出強制ボタン91は、紙詰まりなどの非常事態時に帳票を強制的に排出させるための操作ボタンである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来の帳票作成装置は、ピンチローラを開の状態から閉の状態に、また閉の状態から開の状態に切り替える操作を行うが、その都度ラッチの鍔部と第1のレバーとの係合及び非係合とを繰り返すために、係合部の摩擦が発生するため耐磨耗処理を係合部に施す必要があった。また、係合部の摩擦が発生するためにソレノイドも大型のものを使用する必要があった。
【0016】
本発明は、上記のような点を解消するものであり、揺動可能なピンチローラにより帳票用紙を圧接することができる帳票作成装置において、揺動可能なピンチローラをフィードローラに対し圧接又は非圧接状態に設定するピンチローラ動作制御手段を有し、前記ピンチローラ動作制御手段の動作制御に当たりソレノイドの通電タイミングを変えることにより、係合部の摩擦をより考慮しなくて済むようにし、併せて従来より小型のソレノイドを使用して前記ピンチローラの動作を確実なものにする帳票作成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、帳票用紙を載せるトレイと、揺動可能なピンチローラをフィードローラに対し圧接又は非圧接状態にするピンチローラ動作制御手段と、前記ピンチローラ動作制御手段が前記ピンチローラを非圧接状態にした場合に、前記帳票用紙を前記トレイ上の所定位置に位置決めする帳票用紙ストッパと、前記ピンチローラ動作制御手段が前記ピンチローラを圧接状態にした場合に、前記帳票用紙ストッパによる前記帳票用紙の停止を解除し、前記帳票用紙を印字部に給送して前記帳票用紙に印字を行う帳票作成装置において、前記ピンチローラ動作制御手段は、第1のソレノイドと、前記第1のソレノイドのソレノイド軸に連動する第1のレバー及び第2のレバーと、第2のソレノイドと、前記第2のソレノイドのソレノイド軸に連動するラッチ部とを有し、前記ピンチローラを非圧接状態にする場合に、前記第1のレバーに前記ラッチ部が係合するように前記第2のソレノイドをオンし且つ第1のソレノイドを前記第2のソレノイドのオンに遅れた時間でオンして、前記第1及び第2のソレノイドへの通電時間を制御し、前記ピンチローラを圧接状態にする場合に、前記第1のレバーと前記ラッチ部との係合が外れるように前記第1のソレノイドをオンし且つ第2のソレノイドを前記第1のソレノイドのオンに遅れた時間でオンして前記第1及び第2のソレノイドへの通電時間を制御したことを特徴とする。
【0018】
この構成により、前記ピンチローラ動作制御手段の動作制御に当たりソレノイドの通電タイミングを変えることにより、係合部の摩擦を考慮しなくて済むようにし、併せて従来使用していたソレノイドより小型のソレノイドを使用して前記ピンチローラの動作を確実なものにすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る帳票作成装置の全体構成を示す斜視図である。
【0020】
図1を用いて本発明の実施形態に係る帳票作成装置の構成を説明する。図1において、書留受領証等の帳票を作成する帳票作成装置は、帳票を載せるトレイ10と、帳票を前記トレイ上で所定位置に停めるストッパ軸21に固着された帳票ストッパ(図示せず)と、所定位置に配置された帳票をフィードローラ(図示せず)とで圧接しながら印字部へ給送するピンチローラ軸(図示せず)に固着されたピンチローラ30と、所定位置に配置された帳票を前記ピンチローラ30とで圧接しながら印字部へ給送するフィードローラ軸41に固着されたフィードローラ(図示せず)と、前記ピンチローラと前記フィードローラにより給送された帳票に印字を施す印字装置50とを備えている。
【0021】
ピンチローラ30は第1及び第2のアームにEリングを介して固着されたバー36を備え、アーム軸32にネジにより固着された先端部にU字形の押圧部を持つ第3のアームによりバー36の中央部を押圧し、第1及び第2のアームに近い部分では前記中央部を支点にして遥動可能にしている。
【0022】
アーム軸32およびストッパ軸21は、第1のソレノイド61に設けた伸縮可能な軸に連動した第1のレバー63及び第2のレバー64の可動に伴って回動可能にされている。また、帳票ストッパ(図示せず)は、第2のレバー64の可動に伴って回動可能にされている。
【0023】
フィードローラ(図示せず)はフィードローラ軸41に固着されており、フィードローラ軸41はモータ(図示せず)により駆動される。印字装置50はドットプリンタから成り、印字装置50はプリンタ取付けベース(図示せず)及び側板80に取付け・固定される。
【0024】
図2は、本発明の実施形態における揺動可能なピンチローラが開の状態の側板におけるソレノイドの動作状態を示す側面図である。図2において、揺動可能なピンチローラが開の状態とは、帳票をトレイに載せて帳票ストッパまで挿入することができる状態のことである。
【0025】
図2において揺動可能なピンチローラ30を開の状態にするために本発明においては、第2のソレノイド65をONにし、少し遅れて第1のソレノイド61をONにし、さらに少し遅れて第2のソレノイド65をOFFし、さらに遅れて第1のソレノイド61をOFFする。第2のソレノイド65をONすると、第2のソレノイド軸66が縮む状態になり、これによりラッチ67が反時計方向に回転し、少し遅れて第1のソレノイド61がONすると、第1のソレノイド軸62が伸びた状態から縮むので、それに伴いこの第1のソレノイド軸62に連動する第1のレバー63及び第2のレバー64が反時計方向に回転し、少し遅れて第2のソレノイド65をOFFするので、第2のソレノイド軸66が伸びた状態になり、これによりラッチ67が時計方向に回転し、さらに遅れて第1のソレノイド61をOFFするので、第1のソレノイド軸62が縮んだ状態から伸びるので、それに伴いこの第1のソレノイド軸62に連動する第1のレバー63及び第2のレバー64が時計方向に回転する。
【0026】
アーム軸32は第1のレバー63に、またストッパ軸21は第2のレバー64に結合され、さらに第2のレバー64は第1のコイルスプリング68に結合されていることから第1のレバー63に連動するようになっているので、第1のレバー63及び第2のレバー64の反時計方向への回転に伴ってアーム軸32及びストッパ軸21も反時計方向に回転する。これによりピンチローラ30が滑らかに開の状態になり、また帳票ストッパ(図示せず)がトレイ10上に突き出た状態となって帳票用紙の挿入を可能とし挿入があれば帳票用紙を停めることになる。
【0027】
上記動作によってラッチ67の鍔部が第1のレバー63に係合してラッチ状態となるので、第1のソレノイド61への通電を止めもラッチ状態が維持され、ピンチローラ30の開の状態が継続されることになる。通常、帳票を作成するための初期状態はこの状態になっている。なお、第2のソレノイド軸66に結合された第2のスプリングコイル69によってラッチ状態の強度を加減することができる。
【0028】
図3は、本発明の実施形態における揺動可能なピンチローラが閉の状態の側板におけるソレノイドの動作状態を示す側面図である。図2において、帳票ストッパ(図示せず)まで帳票用紙を挿入した後にスタートボタン90を押すと、図3に示すように揺動可能なピンチローラは閉の状態に移行する。
【0029】
図3において、揺動可能なピンチローラが閉の状態とは、帳票用紙をピンチローラ30およびフィードローラ(図示せず)により圧接したまま印字装置50まで給送し、また印字終了した帳票用紙を所定位置まで排出できる状態のことである。
【0030】
図3において揺動可能なピンチローラ30を閉の状態にするために本発明においては、第1のソレノイド61をONし、少し遅れて第2のソレノイド65をONし、さらに少し遅れて第1のソレノイド61をOFFし、さらに少し遅れて第2のソレノイド65をOFFする。第1のソレノイド61をONすると、第1のソレノイド軸62が伸びた状態から縮むので、それに伴いこの第1のソレノイド軸62に連動する第1のレバー63及び第2のレバー64が反時計方向に回転し、少し遅れて第2のソレノイド65をONすると、第2のソレノイド軸66が伸びた状態から縮むことになり、これによりラッチ67が反時計方向に回転可能になり、次いで少し遅れて第1のソレノイド61をOFFすると、第1のソレノイド軸62が縮んだ状態から伸びるので、それに伴いこの第1のソレノイド軸62に連動する第1のレバー63及び第2のレバー64が時計方向に回転し、さらに少し遅れて第2のソレノイド65をOFFすると、第2のソレノイド軸66が伸びた状態になり、これによりラッチ67が時計方向に回転可能になる。
【0031】
アーム軸32は第1のレバー63に、またストッパ軸21は第2のレバー64に結合され、さらに第2のレバー64は第1のコイルスプリング68に結合されていることから第1のレバー63に連動するようになっているので、第1のレバー63及び第2のレバー64の時計方向への回転に伴ってアーム軸32及びストッパ軸21も時計方向に回転する。これによりピンチローラ30が滑らかに閉の状態になり、また帳票ストッパ(図示せず)がトレイ10上に引っ込んだ状態となって帳票用紙を印字装置50まで給送可能にする。
【0032】
上記動作によってラッチ67の鍔部が第1のレバー63から外れてラッチ解除となり、帳票用紙を介してピンチローラ30をフィードローラ(図示せず)に圧接するが、第1のレバー63に結合された第3のスプリングコイル70によってこの圧接強度を加減することができる。
【0033】
このようにして揺動可能なピンチローラが閉の状態のときに帳票を圧接したままフィードローラを回転させて帳票用紙をドットプリンタの所定位置まで給送して印字を行うことができる。帳票用紙への印字が終了すると前記フィードローラを逆転させて圧接したまま帳票用紙をトレイの入口近くまで琲出する。
【0034】
トレイ上を帳票用紙が所定位置に排出したことをセンサ(図示せず)により検出した場合には、揺動可能なピンチローラが閉の状態から、上述したような揺動可能なピンチローラが開の状態となる動作を自動的に行って初期状態に戻すことができる。
【0035】
図4及び図5は、上述した本発明の帳票作成装置の動作を詳しく説明するためのフローを示す図である。
【0036】
図4において帳票用紙をトレイ10上に載置しスタートスイッチ90をオンする(ステップ41)。スタートスイッチ90のオンがなされると、第1のソレノイド61をONする(ステップ42)。第1のソレノイド61のオン時間が50msを経過するかを監視する(ステップ43)。
【0037】
第1のソレノイド61のオン時間が50msを経過したら、第2のソレノイド65をONする(ステップ44)。第2のソレノイド65のオン時間が70msを経過するかを監視する(ステップ45)。第2のソレノイド65のオン時間が70msを経過したら、第1のソレノイド61をOFFする(ステップ46)。これによりピンチローラとフィードローラとは密着する。
【0038】
第1のソレノイド61をOFFした後、30ms経過するかを監視する(ステップ47)。第1のソレノイド61をOFFした後、30msを経過した場合には、第2のソレノイド65をOFFする(ステップ48)。そして第2のソレノイド65をOFFした後、100ms経過するかを監視する(ステップ49)。
【0039】
第2のソレノイド65をOFFした後、100msを経過した場合には、用紙搬送用モータ(図示せず)をONして正回転させる(ステップ50)。これにより用紙搬送用モータは正回転し、帳票用紙を印字装置内に給送する。次いでセンサ(図示せず)により用紙停止位置を検出する(ステップ51)。用紙停止位置を検出したら、用紙搬送用モータをOFFする(ステップ52)。次いで印字を開始する(ステップ53)。印字を開始したら、印字が終了したかを監視する(ステップ54)。印字を終了したら、図5に引き継ぐ。
【0040】
図5において、用紙搬送用モータ(図示せず)をONして逆回転させる(ステップ55)。これにより用紙搬送用モータは逆回転し、帳票用紙を印字装置から排出させる。次いでセンサ(図示せず)により用紙停止位置を検出する(ステップ56)。用紙停止位置を検出したら、用紙搬送用モータをOFFする(ステップ57)。
【0041】
次に第2のソレノイド65をONする(ステップ58)。第2のソレノイド65のオン時間が40msを経過するかを監視する(ステップ59)。第2のソレノイド65のオン時間が40msを経過したら、第1のソレノイド61をONする(ステップ60)。これにより密着していたピンチローラとフィードローラとを解放する。
【0042】
第1のソレノイド61のオン時間が10msを経過するかを監視する(ステップ61)。第1のソレノイド61のオン時間が10msを経過したら、第2のソレノイド65をOFFする(ステップ62)。第2のソレノイド65のオフ時間が90msを経過するかを監視する(ステップ63)。第2のソレノイド65のオフ時間が90msを経過したら、第1のソレノイド61をOFFする(ステップ64)。これにより印字された帳票用紙がトレイ10上に戻されるので、帳票用紙を取り出す(ステップ65)。以後、このような動作を繰り返すことになる。
【0043】
図6は、図4および図5に本発明の帳票作成装置の動作を示すタイムチャートである。図6においては初期状態から帳票用紙に印字を行って帳票用紙をトレイ上に戻す一連動作タイミングを示している。
【0044】
なお上記においては、ソレノイドの動作時間制御や用紙搬送モータ(図示せず)の回転方向制御などを司る制御手段について具体的構成を示していなかったが、実際には本発明の帳票作成装置にはマイクロコンピュータが内蔵されており、内蔵されたマイクロコンピュータにより上記の制御を行うようにしている。
【0045】
【発明の効果】
上記実施の形態から明らかなように本発明によれば、ラッチと第1のレバーから構成される係合部が擦り合わさないように2つのソレノイドの動作制御を行うので、係合部に焼き入れした特別の部品材料を使用しないようにすることができるという効果を有する。また、ラッチと第1のレバーから構成される係合部が擦り合わさないようにソレノイドが制御されるため、ソレノイドのパワーを上げずに、すなわち小型のソレノイドを使用してピンチローラの動作を確実に行わせることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る帳票作成装置の全体構成を示す斜視図
【図2】本発明の実施形態における揺動可能なピンチローラが開の状態の側板におけるソレノイドの動作状態を示す側面図
【図3】本発明の実施形態における揺動可能なピンチローラが閉の状態の側板におけるソレノイドの動作状態を示す側面図
【図4】本発明の帳票作成装置の動作を説明するためのフローを示す図
【図5】同じく本発明の帳票作成装置の動作を説明するためのフローを示す図
【図6】図4および図5に本発明の帳票作成装置の動作を示すタイムチャート
【図7】従来の揺動可能なピンチローラが開の状態の側板におけるソレノイドの動作状態を示す側面図
【図8】従来の揺動可能なピンチローラが閉の状態の側板におけるソレノイドの動作状態を示す側面図
【図9】従来の帳票作成装置の動作を説明するための側面断面図
【符号の説明】
10 トレイ
21 ストッパ軸
30 ピンチローラ
32 アーム軸
36 バー
41 フィードローラ軸
50 印字装置
61 第1のソレノイド
62 第1のソレノイド軸
63 第1のレバー
64 第2のレバー
65 第2のソレノイド
66 第2のソレノイド軸
67 ラッチ
68 第1のスプリングコイル
69 第2のスプリングコイル
70 第3のスプリングコイル
80 側板
90 スタートボタン

Claims (2)

  1. 帳票用紙を載せるトレイと、
    揺動可能なピンチローラをフィードローラに対し圧接又は非圧接状態にするピンチローラ動作制御手段と、
    前記ピンチローラ動作制御手段が前記ピンチローラを非圧接状態にした場合に、前記帳票用紙を前記トレイ上の所定位置に位置決めする帳票用紙ストッパと、
    前記ピンチローラ動作制御手段が前記ピンチローラを圧接状態にした場合に、前記帳票用紙ストッパによる前記帳票用紙の停止を解除し、前記帳票用紙を印字部に給送して前記帳票用紙に印字を行う帳票作成装置において、
    前記ピンチローラ動作制御手段は、第1のソレノイドと、前記第1のソレノイドのソレノイド軸に連動する第1のレバー及び第2のレバーと、第2のソレノイドと、前記第2のソレノイドのソレノイド軸に連動するラッチ部とを有し、
    前記ピンチローラを非圧接状態にする場合に、前記第1のレバーに前記ラッチ部が係合するように前記第2のソレノイドをオンし且つ第1のソレノイドを前記第2のソレノイドのオンに遅れた時間でオンして、前記第1及び第2のソレノイドへの通電時間を制御し、
    前記ピンチローラを圧接状態にする場合に、前記第1のレバーと前記ラッチ部との係合が外れるように前記第1のソレノイドをオンし且つ第2のソレノイドを前記第1のソレノイドのオンに遅れた時間でオンして前記第1及び第2のソレノイドへの通電時間を制御したことを特徴とする帳票作成装置。
  2. 帳票用紙を載せるトレイと、
    揺動可能なピンチローラをフィードローラに対し圧接又は非圧接状態にするピンチローラ動作制御手段と、
    前記ピンチローラ動作制御手段が前記ピンチローラを非圧接状態にした場合に、前記帳票用紙を前記トレイ上の所定位置に位置決めする帳票用紙ストッパと、
    前記ピンチローラ動作制御手段が前記ピンチローラを圧接状態にした場合に、前記帳票用紙ストッパによる前記帳票用紙の停止を解除し、前記帳票用紙を印字部に給送して前記帳票用紙に印字を行い、印字終了後に前記トレイまで前記帳票用紙の排出を行う帳票用紙給送排出手段とを有し、
    前記ピンチローラ動作制御手段は、第1のソレノイドと、前記第1のソレノイドのソレノイド軸に連動する第1のレバー及び第2のレバーと、第2のソレノイドと、前記第2のソレノイドのソレノイド軸に連動するラッチ部とを有し、
    前記ピンチローラを非圧接状態にする場合に、前記第1のレバーに前記ラッチ部が係合するように前記第2のソレノイドをオンし且つ第1のソレノイドを前記第2のソレノイドのオンに遅れた時間でオンして、前記第1及び第2のソレノイドへの通電時間を制御し、
    前記ピンチローラを圧接状態にする場合に、前記第1のレバーと前記ラッチ部との係合が外れるように前記第1のソレノイドをオンし且つ第2のソレノイドを前記第1のソレノイドのオンに遅れた時間でオンして前記第1及び第2のソレノイドへの通電時間を制御したことを特徴とする帳票作成装置。
JP2002108137A 2002-04-10 2002-04-10 帳票作成装置 Expired - Fee Related JP3964250B2 (ja)

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