JPS5936058Y2 - 回転ドラムにおける用紙自動着脱装置 - Google Patents

回転ドラムにおける用紙自動着脱装置

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JPS5936058Y2
JPS5936058Y2 JP4310283U JP4310283U JPS5936058Y2 JP S5936058 Y2 JPS5936058 Y2 JP S5936058Y2 JP 4310283 U JP4310283 U JP 4310283U JP 4310283 U JP4310283 U JP 4310283U JP S5936058 Y2 JPS5936058 Y2 JP S5936058Y2
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bar
cam
shaft
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隆之介 中野
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松下電送機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はファクシミリ等の回転ドラムに原稿あるいは記
録紙等の用紙を自動的に、しかも確実に装着および離脱
せしめる装置に関する。
従来例の構成とその問題点 従来から回転ドラムに用紙を確実に簡単に装着する方法
として、ドラムの周囲に用紙を巻付は該用紙の両端を該
ドラムの軸方向に伸びる細長い2本のバーによって押え
る方法はよく知られている。
また、この方法にドラムの停止位置、回転方向、回転速
度等とバーの開閉動作とを自動的に制御する手段を組合
せて用紙を自動的に着脱する装置は、このような装置を
採用する、例えばファクシミリ等の有用性を増すもので
あり、このような装置は従来種々試みられ、また、ある
ものは実施されている。
しかしながら、従来のこの種の装置においては、2本の
用紙押えバーは常にドラムの一定位置で、一定寸法の用
紙を装置するようになっており、従って、この寸法以下
の用紙を装着することはできなかった。
このため、ファクシミリのその規定通りの用紙を使用す
る場合は問題はないが、送信原稿のように種々の寸法の
用紙を用いるファクシミノ送信機、ファクシミリトラン
シーバにおいてはその規定以下の寸法の用紙を装着でき
るようにした方が望ましい。
従来装置ではその対応策として短かい原稿の場合、この
原稿を前記一定寸法に2つ折りに形成した透明フィルム
等の補助具に挾んで装着する等の方法を講じている。
しかし、このような補助具を用いることなく用紙の装着
ができれば、より便利である。
考案の目的 本考案はこのような点に鑑みなされたもので、規定以下
の種々の寸法の用紙を自動的に確実に装着し、また離脱
させることができる回転ドラムにおける用紙自動着脱装
置を提供することを目的とする。
考案の構成 本考案は、回転可能に配置されたドラムに対して第1、
第2のバーにより用紙の装着を行なう際に給送された用
紙の先端が第1のバーの開口部にセットされたことを検
出して第1のバーを閉じて用紙の先端をクランプし、そ
の後、ドラムを回転させながら上記用紙をドラムに巻付
けるとともに用紙の終端を検出して第2のバーを閉じて
用紙の終端をクランプし、さらにドラムから用紙を離脱
せしめる際は、上記第1、第2のバーを開き上記ドラム
から上記用紙を離脱せしめることにより、上記目的を達
成するものである。
実施例の説明 以下、本考案による回転ドラムにおける用紙自動着脱装
置の一実施例を図面にもとづいて説明する。
まず、第1図において、図は装着が待期状態にあるもの
で、ドラムは後述するように定位置に停止している。
そして、この状態では後述するように、用紙先端押え用
のバー2、同じく後端押え用のバー3はドラム1の表面
に対して最大限に開かれた状態にある。
用紙4の供給台5はガイド部材6および7との間に用紙
の案内路8および9を形成する。
この供給台5付近に設けられたレバー10゜11、12
はそれぞれ軸13.14.15に回転自在に軸支され、
それぞれ検出器16.17.18のアクチェータの復帰
力によって定位置を保持している。
用紙4の給送ローラ19はその駆動源よりの駆動力伝達
径路に設けられた電磁クラッチ(図示せず)等でその回
転を制御され、該電磁クラッチが切れているときは回転
自在となっている。
レバー10は案内路8に挿入される用紙4で10′の位
置に倒され、検出器16を動作させる。
この検出器16の信号は図示されない制御回路を介して
用紙着脱動作に必要なモータ(図示せず)を駆動せしめ
ると同時に、前記電磁クラッチを動作させて給送ローラ
19を矢印方向に回転させる。
20はピンチローラで、給送ローラ19とともに用紙4
をドラム1方向へと給送する。
給送された用紙4の先端はレバー11を11′の位置ま
で押し上げようとするが、レバー12の頭部がストッパ
ーとなり検出器17を動作させるところまでは上らない
従って、用紙4の先端はレバー11の下面に沿って進み
案内路9においてレバー12を12′の位置まで押し倒
し、ペーパガイド21によってバー2の開口部2′へと
導かれる。
この開口部2′でその進行を止められる用紙4は、なお
も給送ローラ19によって給送されるため、ついには図
に示すようにたわみ4′を形成する。
この用紙4のたわみ4′はレバー11を11′の位置へ
押し上げて検出器17を動作させる。
検出器17の検出信号は図示されない制御回路等を介し
て前述の電磁クラッチの動作を停止せしめ、給送ローラ
19の回転を止める。
したがって、ここで用紙4の給送は中止される。
同時に、検出器17の検出信号は後述するようにバー2
による用紙4の先端のクランプ動作の開始をソレノイド
(第4図の43)に指令する。
供給台5の凸起5′は、用紙4をたわみ易くするための
もので、たわみに方向性を与えるものである。
レバー12は用紙4の終端を検出するもので、後述する
ようにバー2の用紙先端クランプ後、ドラム1の矢印方
向の回転に伴いレバー12上を用紙4の終端が通過する
と同時に12′の位置から原位置に復帰し検出器18を
動作させるものである。
検出器18の検出信号は後述するようにレバー3による
用紙終端クランプ動作の開始をソレノイド(第4図の4
3)に指令する。
次に第2図において、ドラム1のドラム軸22は壁板2
3.24に回転可能に軸受けされ、その右端(図面上、
以下同じ)は壁板25に固定した電磁クラッチ26を介
して軸27に連結されている。
電磁クラッチ26はその電源回路のON、OFFにより
軸27からドラム軸22の動力伝達をON、OFFする
この軸27は用紙着脱用動力の入力軸で、前記検出器(
第1図の16)の動作時に該検出信号によって制御回路
等を介して駆動されるものである。
カム軸28、排出ローラの軸29は壁板23.24.2
5によって何れも回転可能に軸受けされ、その軸端には
例えばスプリングクラッチ構造による一方向回転クラッ
チ30.31がそれぞれ配設されている。
以下、第4図も参照しながら説明する。
軸27に固定された歯車32は遊び歯車33.34を介
してカム軸28に固定された歯車35と軸29に固定さ
れた歯車36とに動力を伝達する。
なお、これらの歯車間の速比は1:1としている。
クラッチ30.31は歯車35とカム軸28および歯車
36と軸29とをそれぞれ連結、分離せしのるものであ
る。
すなわち、クラッチの突起はソレノイド43.44の爪
37.38で係止されているときは、歯車35はカム軸
28上を、また歯車36は軸29上をそれぞれ空転し、
係止が外されるとそれぞれ両者を連結せしめる。
この爪37、38は各々軸39.40に回転可能に軸支
され、スプリング41,42およびストッパー43.4
4によってその動作位置を規制され、ソレノイド43.
44の動作時には矢印方向に係止を解く位置まで回転す
る。
クラッチ30はその軸の周上を3等分して、つまり12
0度づつずらした位置で3個の突起が設けられているも
のである。
また、クラッチ31は1個の突起を有している。
以下の説明に関する図面について、対称的に配設された
同一部材は同一番号としである。
以下、第2図、第3図および第5図を参照しながら説明
する。
ペーパガイド21はその両側端を軸45で回転自在に軸
支されたアーム46、47に固定され、該アーム46.
47にかけられたスプリング48により軸45を支点と
して反時計方向に回転力をもつ。
しかし、アーム46.47に固定された一対の爪49が
ドラム軸22に固定された一対のドラムポジショナ−5
0のバー2と対応する位置に設けた切欠部50′に係止
されて定位置を保つ。
また、用紙4のドラム1への巻付けの際、その巻浮けを
防止するためのローラ51がブラケット52に軸90に
よって回転可能に軸受けされており、このブラケット5
2はその輛側端を軸45で回転可能に軸支された一対の
アーム53に固定されている。
第1図にも示すように、ローラ51はブラケット52、
アーム53を含めた自重でドラム面に接している。
またこのとき、ブラケット52に軸54で回転可能に軸
支されたローラ55が第6図にも示すようにバー3のリ
テイナ56に固定されたフランジ57のバー3に対応す
る位置に設けられた凹部57′に落ち込んでいる。
第3図において、カム軸28にはそれぞれ一対のカム5
8.59.60とカム61が固定されている。
以下、第5図も参照しながら説明する。
カム61はカム軸28の回転に伴い、後述するように用
紙装着時に検出器62を動作させ制御回路等を介して電
磁クラッチ(第2図の26)のON、OFFおよび゛用
紙着脱用駆動源から主走査駆動源(図示せず、以下同じ
)への切換等を行なう役割をもつ。
主走査駆動源であるモータは第2図に示すドラム1の左
方向に設けられドラム軸22を駆動するよう構成されて
いる。
またこれも後述するが、カム58はアーム46.47を
介してペーパガイド21と爪49の動作を制御する。
以下第6図′も参照しながら説明する。カム59はアー
ム53を介してローラ51の動作を、さらにカム60は
第1図および第2図にも示されるレバー63を介してバ
ー2,3の開閉をそれぞれ制御する。
第5図にも示されるように、アーム47は後述するよう
にその動作につれて軸64に回転可能に軸支されたアク
チェータ65.66を介して検出器67、68を動作せ
しめる。
検出器67は用紙排出時のドラム定位置停止を行なわし
めるため、電磁クラッチ(第2図の26)をON、OF
Fする。
同様に、検出器68は制御回路等を介してソレノイド(
第4図の44)を動作せしめる。
第2図および第5図において、軸29には歯車69、複
数個の排紙ローラ70が固定されている。
歯車69は遊び歯車71.72を介して軸73に固定さ
れた歯車74に連結している。
歯車69.73間の速比は1:1で、回転は矢印方向で
ある。
軸73は壁23と24に回転可能に軸受けされ、排紙ロ
ーラ70’が複数個固定されている。
排紙ローラ70と70′は第1図に示すようにスポンジ
状ゴム材で円周の一部分が欠かれた形状とし、クラッチ
31によって停止状態にあるときは第1図に示されるよ
うに切欠部をドラム1面に向けた位置を保持し、また、
その円周部の半径はドラム1円周面上をスポンジ弾性に
よって若干押圧するような大きさとしている。
従って、排紙ローラ70と70′が回転した場合、ドラ
ム1の表面を摩擦し、この摩擦力によって用紙4をドラ
ム1から方向性をもたせて剥離せしめる。
次に第2図および第6図において、壁板23.24に軸
受けされた軸75を支点として回転可能に軸支されたレ
バー63は、スプリング76の張力によって反時計方向
の回転力が与えられている。
従って、カム60の回転によってレバー63は63′あ
るいは63″に変位し、また、このレバー63に固装さ
れたピン77も77′あるいは77″に変位する。
ドラム1の両側端にスペーサ78を介して配設されたバ
ー3およびそのブラケット79のリテイナ−56さらに
フランジ57は、それ自身はドラム1及び゛ドラム軸2
2に対し回転可能に装着されており、また、止め輪80
によって軸方向には動かぬようになっている。
バー3は袖状の断面を有する帯状のバネでドラム1の長
手方向の幅より僅かに長く、その両端はブラケット79
に固定されている。
また、バー3は後述のように用紙4の終端をクランプす
る際、その長手方向中央部付近における固定力の弱まり
をカバーするために、この中央部付近がドラム1の表面
に近接するような反りをもたせている。
第7図において、ブラケット79はリテイナ−56に設
けられた溝56′にドラム1の法線方法向に滑動し得る
ように嵌め込まれている。
また、ブラケット79はこのブラケットと一体構造をな
すピン81は軸82によって回転可能にリテイナ−56
に軸支されたレバー83と係合し、このレバー83はス
プリング84によって常にドラム1の中心方向への力を
もつので゛ブラケット79も常にドラム1の中心方向へ
引張られている。
以下、第6図も参照しながら説明する。
しかしこの場合、レバー63のピン77がレバー83の
下端を係止しているのでバー3はドラム1の周面に対し
て開かれた状態を保ち、さらにこの時ローラ55がフラ
ンジ57の凹部57′に落ち込んでいるのでリテイナ−
56はこの停止位置に維持されている。
なお、レバー63のピン77が77′に変位したときは
ブラケット79およびバー3も同量変位するが、この変
位量ではバー3はドラム1の表面に対してその開き量が
減少するが、第8図の3′で示すように依然として開か
れた状態を保持する。
第8図において、ドラム1はドラム軸22に固定され、
その円周上の1ケ所に軸方向に溝1″が設けられ、駒形
の断面形状をもつバー2が畝溝1″にドラム1の法線方
向に滑動可能なように嵌め込まれている。
また、このバー2はドラム1の側面に軸85を支点とし
て回転可能に軸支されたレバー86によってその下端を
支持されている。
レバー86にはスプリング87が取付けられ、常にドラ
ム1の中心方向へ引張っている。
以下、第7図も参照しながら説明する。
レバー86はスプリング87によってドラム1の中心方
向に引張られているが、ブラケット79と一体構造をな
すピン88がレバー86の反時計方向の回転を妨げ、ま
た同時に、ドラム1の側面に固定されたピン89がブラ
ケット79に設けられた略S字形の溝79′の段部79
″に当ってドラム1の矢印方向の回転を妨げる。
以下第5図も参照しながら説明する。
この時、アーム46と47の爪49がドラムポジショナ
−50の切欠部50′に入り込んでいてドラム1の逆回
転を妨げているので、バー2は開口部2′を保持し、ド
ラム1はこの停止位置に維持されている。
本考案による回転ドラムにおける用紙自動着脱装置の一
実施例の具体的構成および待期状態の構成は以上の通り
であり、同一番号は同一部材を示している。
次に、以上のような構成における用紙自動着脱装置の動
作を詳細に説明する。
第1図において、用紙4を案内路8へ挿入するとレバー
8によって検出器16が動作し、その検出信号によって
制御回路(図示せず、以下同じ)は用紙着脱駆動用のモ
ータ(図示せず、以下同じ)を駆動させる。
同時に、給送ローラ19の電磁クラッチ(図示せず、以
下同じ)をも動作させ、従って、給送ローラ19を駆動
、さらに同時に、第2図および第4図に示す軸27をも
駆動する。
このため第2図および第4図に示す歯車35と36が矢
印方向に回転を始める。
給送ローラ19の駆動によって用紙4が案内路9まで給
送されると、レバー12を12′の位置に押し倒しなが
ら進み、その先端がバー2の開口部2′に人って進行を
妨げられる。
このために生じる用紙4のたわみ4′で検出器17を動
作させ、この検出信号によって制御回路等を介して前述
の電磁クラッチの動作をOFFとし、給送ローラ19の
回転を停止せしめる。
この検出器17の検出信号は第2図および第4図に示さ
れるソレノイド43を瞬時動作させカム軸28を120
度回転させる。
このカム軸28の120度回転の過程を第6図等を参照
して説明する。
まず、第6図において、カム軸28に固定されたカム6
0はレバー63を63′の位置まで回転させて、レバー
63のピン77を77′の位置まで変位させる。
第9図はこの変位の瞬間を示したもので、バー3は第8
図にも示すように3′の位置に変位する。
つまり、レバー63のピン77が77′に変位すること
によってピン77はレバー83の下端部から外れ、この
動作に伴いバー3のブラケット79がピン81.レバー
83を介したスプリング84によってドラム1の中心方
向に少し変位する。
従って、ブラケット79の溝79′の段部79″はドラ
ム1のピン89から外れて、ドラム1を矢印方向の回転
を可能にするとともにブラケット79のピン88も同量
変化する。
従って、第10図に示すように、バー2はレバー86が
ピン88による干渉を解かれるためドラム1の中心方向
に滑動し用紙4の先端をドラム1との間に完全にクラン
プし、この状態を保持する。
なお、1′はドラム1に固装されたゴム質部材で、バー
2がドラム1と用紙4の先端をクランプする際にその摩
擦係数を大きくして挟持力の増加の役割をもつ。
また、このような状態にあるとき、第9図に示すように
カム軸28に固定されるカム58は、ペーパガイド21
を支持しているアーム46と47を軸45を支点として
ドラム1の上方へ押し上げ始める。
さらに、第11図は第9図におけるカム60が前述の検
出器17の検出信号によって120度回転を行なう過程
で、さらにaの位置がらbの位置まで回転したときのカ
ム58とカム61の状態を示したものである。
同図において、この状態に至る過程で、まずカム58は
軸45を支点として回転するアーム46と47をさらに
押し上げて、アーム46゜47の爪49をドラムポジシ
ョナ−50の切欠部50から外し、ついで勿ムロ1は検
出器62を動作させる。
検出器62の検出信号は制御回路等を介して第2図に示
す電磁クラッチ26を動作させ、ドラム軸22、ドラム
1、ドラムポジショナ−50を回転させる。
また、アーム47の回転によってアクチェータ65、6
6を介して検出器67、68にON、OFF動作を与え
るが、この時の動作に関しては制御回路は動作しないよ
うに設定されている。
第12図はカム軸28上のカム類が完全に120度回転
し終えた時点の状態を示すもので、同図において、まず
、カム58はアーム46と47をドラム1上に完全に押
し上げきって一定位置に維持せしめる。
またこの時、ドラム1はバー2との間に用紙4の先端を
クランプし矢印方向に回転しつつある。
カム60はレバー63を63′の位置に変位させ、従っ
てレバー63のピン77も77′の位置を維持している
このため、レバー83はピン77′に係止せしめられ、
また、ブラケット52に取付けられたローラ55もまだ
第6図に示すような原位置を保っているので、リテイナ
−56、従ってブラケット79とバー3はその最初の位
置を維持している。
そして、用紙4はドラム1の回転に伴ってバー3′の下
をくぐり、ローラ51によってドラム10表面に密着せ
しめられて巻付けられる。
第12図は、用紙4の終端がレバー12の頭部を通過す
る瞬間を示している。
なお、図ではドラム1の円周長よりも短がい各種サイズ
の用紙も装着できることを説明するため、ドラム1の円
周長より大分短かい用紙4を用いているが最長の用紙を
用いた場合はバー2は図の2aに位置する。
そして、用紙4の終端がレバー12を通過するとレバー
12は12′の位置に復帰し検出器18を動作せしめる
検出器18の検出信号は制御回路等を介して第4図のソ
レノイド43を瞬時動作させ、これによってカム軸28
を再び120度回転させる。
しかしここで、第12図において、バー3′の中央部か
ら用紙4の終端までの用紙の長さをS、この用紙の長さ
Sがドラム1の表面に巻がれるためにドラム1が回転す
るのに必要な角度をθとし、ドラム1がこの角度θに回
転するのに必要な時間をtとする。
一方、レバー63の動作を制御するカム60のa、 C
間の角度をθ′とし、カム6oがこの角度θ′を回転す
るのに必要な時間をt′とする。
なお、このカム60が角度θ′回転するのに要する時間
t′は、検出器18、ソレノイド(第4図の43)、ク
ラッチ(第4図の30)の動作時間を含むように設定し
てある。
また、ドラム軸22従ってドラム1と、カム軸28従っ
てカム60が同回転速度であることは既に述べた。
そして、ドラム1の回転角度θに対するカム60の回転
角度θ′はt=t’を満足するように構成されている。
従って、用紙4の終端はドラム1が回転して長さSを巻
付ける際にバー3′の中央部に達した時、カム60の0
点はa点まで回転移動している。
そして、第13図に示すように、第12図に示す状態か
ら再び120度回連回転過程において、カム60の前述
のような回転によってレバー63は63″の位置に、従
ってレバー63のピン77も77″まで変位する。
このピン77″はレバー83の下端部との保合を解く変
位量となる。
レバー83はスプリング84の張力によりブラケット7
9のピン81を介してブラケット79に取付けたバー3
を、第12図に示すバー3′の位置から第13図に示す
バー3″の位置まで変位させ、用紙4の終端を押圧、ク
ランプせしめる。
ここで、用紙4にドラム1の表面にバー2および3によ
ってクランプされ、完全に装着されたことになる。
このバー3″の押圧力によりブラケット79、従ってリ
テイナ−56はドラム1とともに回転する。
またこの時点で、カム59はアーム53に働きかけ始め
、この後急速にアーム53、従ってローラ51と55を
押し上げてドラム1およびリテイナ−56、つまりフラ
ンジ(第6図の57)の回転に干渉しない位置に維持せ
しめる。
第14図は第12図の状態からカム軸28、従ってカム
類が完全に120度回連回転えた状態を示している。
なお、第13図はこの過程の状態を示している。
第14図において、アーム46と47はカム58から自
由に位置せしめられる。
つまり、カム58による一定位置維持力が解除されるが
、アーム53のe部によって依然としてドラム1の上方
に維持される。
従って、アーム46と47の爪49はドラムポジショナ
−50の切欠部50′と保合を解かれた状態にある。
すなわち、アーム46と47はアーム53によって上端
部(e部)において係合するような形状をなしており、
アーム53はカム59によってのみその動作を制御され
るが、アーム46と47はカム58とカム59、つまり
アーム53によってその動作を制御される。
そして、この120度回転終了時には、カム61は第1
1図のd点がa点に達しており、検出器62を動作せし
める。
この検出器62の検出信号は制御回路等を動作させて、
電磁クラッチ(第2図の26)と用紙着脱用モータの駆
動を停止させ、さらに、主走査駆動用モータの駆動を指
令する。
そして、ファクシミリ通信等が開始される。
例えば、この回転ドラムにおける用紙自動着脱装置がフ
ァクシミリに適用されるなら、以上の用紙装着動作が終
了したところで、ドラムの軸方向に沿って移動する光学
読取り台あるいは記録台によって送信あるいは受信を行
なう。
そして、このような通信が終了すると、その通信終了に
より自動的に制御回路等によって主走査駆動用モータが
停止せしめられると同時に、用紙着脱駆動用モータが動
作される。
さらに、第4図に示すソレノイド43が瞬時動作され、
従ってカム軸28を120度回連回転てカム類をさらに
第14図の状態から120度回連回転る。
この状態を第15図に示しており、すなわち第1図から
第6図の状態に復帰したことを示している。
このため、カム60は第14図に示すレバー63″を6
3の位置に復帰させる。
従って、レバー63″のピン77も77の位置まで復帰
する。
また、カム59による支持を失ったアーム53は軸45
を支点としてその自重により反時計方向に回転し、アー
ム53のローラ55が第6図に示すようにフランジ57
の外周に載せられる位置で停止する。
また、アーム46と47もアーム53の回転に伴って、
そのe部における位置関係を保持したままアーム53と
同量変化する。
アーム47はこの回転時にアクチェータ65を介して検
出器67を動作させる。
検出器67の検出信号は第2図に示す電磁クラッチ26
を再び動作させてドラム1を回転させる。
ドラム1の回転に伴いレバー83はピン77に係合しな
がら回動し、ブラケット79のピン81をドラム1の遠
心方向に押し上げる。
したがって、ブラケット79に取付けられているバー3
は3″まで押し上げられて、ドラム1面に対する押圧力
を弱める。
このバー3″による押圧力の弱まりは、リテイナ−56
がドラム1とともに回転することを解除し、従って、ド
ラム1はリテイナ−56、すなわちバー3″をこの位置
に残したまま回転する。
この時点で用紙4の終端はバー3″から外れる。
ドラム1がさらに回転するとドラム1の側面のピン89
が89′の位置でブラケット79の側面に突当り、再び
ブラケット79、−なわちバー3″、リテイナ−56を
回転せしめる。
このため、レバー83はピン77によって、さらに時計
回転方向に回動せしぬられ、このためブラケット79は
ドラム1の遠心方向に徐々に押し上げられなか゛ら1と
ともに回転する。
そして、ブラケット79はレバー83の下端の段部83
′がレバー63のピン77に突当る位置で最大に押し上
げられる。
このブラケット79の変位によって、ドラム1のピン8
9がブラケット79の溝79′に導びかれるため、ブラ
ケット79および゛リテイナー56はドラム1の回転か
ら解放されてその位置で停止する。
さらにこの時、ブラケット52のローラ55が第6図に
示すフランジ57の凹部57′に落ち込むため、アーム
53が変位しローラ51がドラム1の表面に接触する。
このアーム53の変位はアーム46と47に対するe部
における支持を解除する。
支持を解かれたアーム46と47は爪49が第5図に示
すようにドラムポジショナ−50の外周に当たるまで変
位する。
一方、ドラム1のピン89がブラケット79の溝79′
に入る瞬間からその溝79′の段部79″に達する間に
、レバー86がブラケット79のピン88に係合してバ
ー2を押し上げる。
そして、ドラム1のピン89がブラケット79′の溝7
9″の段部79に達した瞬間、爪49は第5図に示すよ
うにポジショナ−50の切欠部50′に落ち込む。
このため、アーム46と47が変位する。
アーム47は変位の過程において検出器67を介して第
2図に示す電磁クラッチ26の動作を停止せしめ、ドラ
ム1を二の位置に停止させる。
このようにして、本装置は第1図から第8図に示す元の
状態に復帰する。
すなわち、ドラム1は定位置に停止し、バー2と3はド
ラム1の表面に対して開かれた状態にあり、従って、用
紙4はバー2,3による固定から開放された状態となる
前述のように用紙4がドラム1の周長に対して最長の場
合は、バー3による用紙後端クランプはこの時点で解放
されることになる。
ここで、前述のアーム47の変位はアクチェータ66を
介して検出器68をも動作させる。
この検出器68の検出信号は制御回路等を介して、第2
図および第4図に示すソレノイド44を動作させてクラ
ッチ31を働かせる。
クラッチ31によって軸29と第5図に示すように軸7
3に固定された排紙ローラ70と70′を回転させる。
ここで、排紙ローラ70.70’は少なくとも2回転す
るよう制御回路等で指令される。
この排紙ローラ70.70’の回転終了後、用紙着脱駆
動用モータの電源を切る。
以下第1図に示すように、排紙ローラ70.70’の回
転により用紙4は4′のようにドラム1から剥され、排
紙台91上に排出される。
なお、このような排紙形態は、用紙の一端から一方向へ
送り出す方式のように排紙通路をもたないので、通路に
紙がつかえたりすることがなく、また排出された用紙の
積重ねが容易に行なうことがで゛きる。
考案の効果 本考案はこのようにドラムの円周長よりもかなり短かい
用紙でも、その先端と後端とを2本のバーで自動的に、
かつ確実に回転ドラムへの装置および離脱せしめること
ができる。
従って、本考案による回転ドラムにおける用紙自動着脱
装置は、ファクシミリ、プリンター、複写機、印刷機等
この種の装置においては極めて有効であり、また、自動
給紙装置等を併用することによって、全く人手を介さず
に自動的に用紙の供給および装置、離脱を行なわしめる
ことができる。
さらに、規定以下なら各種サイズの用紙を用いることが
できるので極めて汎用性に富んでいる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による回転ドラムにおける用紙自動着脱
装置の一実施例を示す概略構成側面図、第2図は第1図
のA−A線から矢印方向に見た一部断面正面図、第3図
は第2図を矢印B方向から見た一部省略平面図、第4図
は第2図の右側面図、第5図は第2図のC−E線から矢
印方向に見た側面図、第6図は第2図のD−D線から矢
印方向に見た側面図、第7図は第2図のE−E線から矢
印方向に見た側面図、第8図はF−F線から矢印方向に
見た側面図、第9図〜第15図は動作を説明するための
図面である。 1・・・・・・ドラム、2・・・・・・用紙先端押え用
のバー、3・・・・・・用紙後端押え用のバー、4・・
・・・・用紙、16゜17.18・・・・・・検出器、
19・・・・・・給送ローラ、21・・・・・・ペーパ
ガイド、22・・・・・・ドラム軸、26・・・・・・
電磁クラッチ、27・・・・・・軸、28・・・・・・
カム軸、29・・・・・・軸、30.31・・・・・・
一方向回転クラッチ、43.44・・・・・・ソレノイ
ド、45・・・・・・軸、46.47.53・・・・・
・アーム、51.55・・・・・・ロ一ラ、58.59
.60.61・・・・・・カム、62.67、68・・
曲検出器、63.83.86・・・・・・レバー、79
・・曲ブラケット、77、81.88.89・・・・・
・ピン、70.70’・曲・排紙ローラ、56・・・・
・・リテイナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転可能に配置されたドラムに対して第1、第2のバー
    により用紙の装着を行なう手段を有し、給紙ローラによ
    って供給される前記用紙の先端の前記第1のバーの開口
    部への到達を検出して前記第1のバーを閉じて前記用紙
    の先端をクランプした後、前記ドラムを回転させて前記
    用紙を前記ドラムに巻付けるとともに前記用紙の終端を
    検出して前記第2のバーを閉じて前記用紙の終端をクラ
    ンプし、さらに前記ドラムから前記用紙を離脱せしめる
    際は、前記第1、第2のバーを開き排紙ローラによって
    前記ドラムから前記用紙を離脱させるようにした回転ド
    ラムにおける用紙自動着脱装置であって、前記第1のバ
    ーの開口部への用紙先端到達検出のために生じさせる前
    記用紙のたわみに、用紙案内路に凸状突起を設けること
    により方向性を与える手段と、前記ドラムと離れて配置
    され、回転指令毎に一方向に、かつ第1、第2、第3の
    位置に回転変位することにより機械的手段を介して前記
    第1、第2のバーの開閉を制御するようにしたカムが、
    前記第1の位置にある時は前記第1、第2のバーを開く
    位置とし、前記第2の位置にあるときは前記第1のバー
    を閉じる位置に、かつ第2のバーを開と閉の中間位置と
    し、このとき前記第1のバーが前記第2のバーの下をく
    ぐり抜は可能とする手段を備え、前記ドラムの回転によ
    る用紙後端検出ど前記第2の位置にある前記カムに回転
    指令を出すことと、前記ドラムと前記カムの回転を同期
    速度とした手段のもとに、前記カムが前記第2の位置か
    ら前記第3の位置に回転する過程で前記第2のバーを閉
    じた位置とすることにより前記用紙の後端を前記用紙の
    長さに応じてクランプし得るようにした用紙装着手段と
    、円周の一部を切欠いた複数の排紙ローラを、非動作時
    は前記切欠き部が前記ドラムに面しているようにしてお
    き、動作時には外周の摩擦力により前記ドラムに装着さ
    れている前記用紙をその前後両端方向に反する2方向か
    ら剥離させるようにした排紙手段とを具備したことを特
    徴とする回転ドラムにおける用紙自動着脱装置。
JP4310283U 1983-03-24 1983-03-24 回転ドラムにおける用紙自動着脱装置 Expired JPS5936058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4310283U JPS5936058Y2 (ja) 1983-03-24 1983-03-24 回転ドラムにおける用紙自動着脱装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58173965U JPS58173965U (ja) 1983-11-21
JPS5936058Y2 true JPS5936058Y2 (ja) 1984-10-04

Family

ID=30054201

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JP4310283U Expired JPS5936058Y2 (ja) 1983-03-24 1983-03-24 回転ドラムにおける用紙自動着脱装置

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JPS58173965U (ja) 1983-11-21

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