JP3963824B2 - フィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路 - Google Patents

フィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3963824B2
JP3963824B2 JP2002339611A JP2002339611A JP3963824B2 JP 3963824 B2 JP3963824 B2 JP 3963824B2 JP 2002339611 A JP2002339611 A JP 2002339611A JP 2002339611 A JP2002339611 A JP 2002339611A JP 3963824 B2 JP3963824 B2 JP 3963824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter element
resonator
filter
parallel
resonators
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002339611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004173191A (ja
Inventor
時弘 西原
剛 横山
武 坂下
勉 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Media Devices Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Media Devices Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Media Devices Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002339611A priority Critical patent/JP3963824B2/ja
Priority to US10/717,487 priority patent/US7271684B2/en
Priority to KR1020030083098A priority patent/KR100625701B1/ko
Priority to CN200310113761XA priority patent/CN1503451B/zh
Publication of JP2004173191A publication Critical patent/JP2004173191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3963824B2 publication Critical patent/JP3963824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/17Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/54Filters comprising resonators of piezo-electric or electrostrictive material
    • H03H9/56Monolithic crystal filters
    • H03H9/564Monolithic crystal filters implemented with thin-film techniques
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/0023Balance-unbalance or balance-balance networks
    • H03H9/0095Balance-unbalance or balance-balance networks using bulk acoustic wave devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1014Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by a frame built on a substrate and a cap, the frame having no mechanical contact with the BAW device
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/54Filters comprising resonators of piezo-electric or electrostrictive material
    • H03H9/56Monolithic crystal filters
    • H03H9/566Electric coupling means therefor
    • H03H9/568Electric coupling means therefor consisting of a ladder configuration

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電薄膜共振子を有するフィルタ素子、それを有するフィルタ装置に関し、特に無線端末のフロントエンドで利用される高耐電力性を必要とする分波器及び高周波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話に代表される無線端末の小型,軽量化が急速に進んでいる。これに伴い、その端末に使用される部品の小型化,高性能化が求められている。一例として、RF回路のフロントエンドに使用される分波器においても、従来の誘電体フィルタを使用したタイプと比較して大幅に小型化された弾性表面波(:Surface Acoustic Wave:SAW)フィルタを使用したタイプに置き換えが進んでいる。
【0003】
ところが、SAWフィルタは微細な櫛形電極パターンを使用するため、本質的に耐電力性が弱いという欠点がある。そのため、SAWフィルタの高耐電力化を図るために、電極材の改良、あるいは設計改善が従来において行われてきた。
【0004】
このような分波器用のSAWフィルタには、梯子型回路が広く利用されている。以下、梯子型回路構成を有するフィルタを梯子型フィルタという。ここで、梯子型フィルタの構成について図面を用いて説明する。
【0005】
この梯子型回路の基本区間は、図1に示すように、一端子対共振子(SAWフィルタでは一端子対SAW共振子。以下、単に共振子という)が回路の直列腕と並列腕とにそれぞれ1つずつ配設された構成となる。尚、以下の説明において、直列腕に接続された共振子を直列共振子Sといい、並列腕に接続された共振子を並列共振子Pという。
【0006】
また、梯子型フィルタは、各区間同士のイメージインピーダンスが整合されつつ、複数の基本区間が多段に接続された構成を有する。尚、以下の説明において、この基本区間を1段と呼ぶ。また、例として、図2に4段構成に接続された梯子型フィルタ100の等価回路図を示す。尚、実用上は、所望の特性の実現あるいは小型化のために、任意の隣接する共振子同士(図2では直列共振子S2及びS3,並列共振子P1及びP2,並列共振子P3及びP4)が適宜1つにまとめられて使用される。図2の梯子型回路において、隣接する共振子同士をすべて1つにまとめた例を図3に示す。尚、図3において、直列共振子S23は図2における直列共振子S2及びS3がまとめられた共振子であり、並列共振子P12は図2における並列共振子P1及びP2がまとめられた共振子であり、並列共振子P34は図2における並列共振子P3及びP4がまとめられた共振子である。この時、まとめる前後の等価回路においてインピーダンスが不変であるように、1つにまとめられた各共振子の静電容量が、直列腕の共振子(直列共振子S23)については1/2倍、並列腕の共振子(並列共振子P12/P34)については2倍になるように設計される。
【0007】
このような多段構成の梯子型フィルタにおいて、高耐電力化のための設計改善の1例が、以下に例示する特許文献1に開示されている。特許文献1による梯子型フィルタ200は、図4に示すように、信号入力側から初段に位置する直列腕の単一の共振子(直列共振子S1)に替えて2つの共振子(直列共振子S1a,S1b)を直列に接続した構成を有している。
【0008】
しかしながら、以上のような耐電力性改善の努力が続けられているものの、現状での梯子型フィルタは、まだ実用上十分な耐電力性が得られてはいない。
【0009】
ところで、最近、SAWフィルタよりも耐電力性に優れ、フィルタ特性も良好であることから、圧電薄膜共振子(これを以下、単に共振子という)を使用したフィルタ(これを以下、圧電薄膜型フィルタという)が注目を浴びつつある。圧電薄膜共振子は、一般に、基板と基板上に設けられた積層共振体とからなる。積層共振体は、圧電膜とこの圧電膜を上下から挟む一対の電極膜からなる。このような構成を有する積層共振体は基板から音響的に絶縁される必要がある。このため、積層共振体直下には、空隙部(キャビティ)が形成されるか、あるいは異なった音響インピーダンスを有する2種類の1/4波長の厚みの膜を交互に積層した音響多層膜が設けられる。
【0010】
この構成において、上下の電極間に交流電圧を印加すると、逆圧電効果により、これらに挟まれた部分の圧電膜が厚み縦振動する。このため、圧電薄膜共振子は電気的共振特性を示す。即ち、一端子対圧電薄膜共振子は、一端子対SAW共振子と同じ等価回路で表され、電気的に同様の振る舞いをする。よって、上述の梯子型フィルタにおいて、一端子対SAW共振子の代わりに一端子対圧電薄膜共振子を用いることもできる。
【0011】
以上のような理由から、圧電薄膜型フィルタはSAWフィルタよりも耐電力性に優れているものの、それでも実用上さらに耐電力性を上げる必要がある。そこで、以下に例示する特許文献2では、前述した特許文献1と同様な方法で一端子対圧電薄膜共振子を用いた梯子型フィルタの耐電力性の向上が図られている。即ち、特許文献2では、直列腕の単一の共振子に替えて複数の共振子を直列接続された構成を有する一端子対圧電薄膜共振子を用いた梯子型フィルタが開示されている。尚、このような梯子型フィルタの1例として、信号入力側の直列腕の共振子を2つに分割し、その各共振子を直列接続した場合の等価回路を図5に示す。更に、この梯子型フィルタ300の構造を示す平面図を図6に例示する。但し、SAWフィルタと圧電薄膜型フィルタとにおける同一用途の共振子(各直列共振子及び並列共振子)には、同一の符号を付して説明する。
【0012】
【特許文献1】
特開平10−303698号公報
【特許文献2】
特開2002−198777号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術のように、直列腕の単一の共振子に替えて複数の共振子を直列接続した場合、分割した分だけ共振子の数が増えるのに加えて、分割された各共振子の面積も増大し、必要面積が増大するという欠点がある。例えば、単一の共振子の面積に対して、同じインピーダンスになるようにn個に分割した場合、各共振子の面積はn倍になる。また、なるべく耐電力性を向上させるために、信号入力側の直列腕の共振子のみではなく、すべての直列腕の共振子に対してこの分割が行われる場合も多い。従って、この場合の必要面積の増大はかなり大きくなり、デバイスサイズの小型化への大きな障害となる。更に、基板からの音響的絶縁のために共振子の下に空隙を設けたメンブレンタイプの圧電薄膜共振子の場合には、一般に、共振子の面積が大きくなるにつれて破壊しやすくなり、歩留りが悪化するという深刻な問題も存在する。
【0014】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、複数の一端子対圧電薄膜共振子が回路の直列腕と並列腕とに配設されたフィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路において、、デバイスサイズの増大を抑制しつつ高耐電力化を図り、且つ歩留り悪化も防止されるフィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる問題を解決するために、本発明のある広い側面によれば、請求項1記載のように、基板上に支持された単一の圧電基板の対向する面にそれぞれ電極を配置して構成される複数の共振子が回路の直列腕と並列腕とに配置されたラダー型のフィルタ素子であって、ラダー型の初段を構成する直列腕の共振子と並列腕の共振子の少なくとも一方が、互いに並列に接続されたn(nは2以上の整数)個からなる複数の一端子対圧電薄膜共振子で構成され、n個の一端子対圧電薄膜共振子はそれぞれ、当該n個の一端子対圧電薄膜共振子が形成するインピーダンスに相当するインピーダンスを持つ1つの一端子対圧電薄膜共振子のサイズの1/n倍のサイズを有し、前記フィルタ素子は更に、単一の一端子対圧電薄膜共振子を含む直列腕又は並列腕を有することを特徴とするフィルタ素子が提供される。このように、単一の共振子に替えて複数の圧電薄膜共振子を並列接続した構成では、分割前後で同じインピーダンスになるようにn個に分割した場合、単一の共振子の面積に対して各共振子の面積は1/n倍になる。よって、従来技術のように直列接続した場合に比べて、必要面積をかなり小さくすることができる。また、メンブレンタイプの圧電薄膜共振子の場合においても、十分な強度を保つことができるサイズであり歩留り悪化の問題も生じない。更に、単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続した構成にすることによって、大幅に耐電力性を向上させることができる。
【0016】
本発明によれば、請求項2記載のように、請求項1記載の前記フィルタ素子において、少なくとも1つの並列腕の共振子が互いに並列に接続された複数の一端子対圧電薄膜共振子を有して構成されているフィルタ素子が提供される。一端子対圧電薄膜共振子が回路の直列腕と並列腕に配設されたフィルタ装置においては、一般に、帯域内の周波数によって、回路内での電流量とその通過経路が変わることが知られている。つまり、ある周波数では主に直列腕の共振子を通して電流が流れ、他の異なる周波数では主に並列腕の共振子を通して電流が流れる。よって、直列腕だけでなく並列腕に対しても、単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続した構成にすることによって、帯域内全般に渡って耐電力性の向上を図ることができる。
【0019】
本発明によれば、請求項3記載のように、請求項1又は2に記載の前記フィルタ素子において、前記複数の一端子対圧電薄膜共振子が並列に接続された構成を有してなる直列腕の共振子のアドミタンスが、他の少なくとも何れか1つの直列腕の共振子のアドミタンスと整合されている。
【0020】
また、本発明によれば、請求項4記載のように、請求項2に記載の前記フィルタ素子において、前記複数の一端子対圧電薄膜共振子が並列に接続された構成を有してなる並列腕の共振子のアドミタンスが、他の少なくとも何れか1つの並列腕の共振子のアドミタンスと整合されている。前述したように、最も基本的な梯子型フィルタでは、1つの直列腕共振子と1つの並列腕共振子から成る基本区間が、各区間同士のイメージインピーダンスが合うように複数接続される。ここで、単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続した場合に、この前後でインピーダンス変化が生じないようにすることによって、フィルタ特性を変化させずに耐電力性の向上を図ることができる。このためには、単一の共振子をn個に並列に分割するとき、単一の共振子の面積に対して各共振子の面積を1/n倍にすると良い。
【0021】
本発明によれば、請求項5記載のように、請求項1から4の何れか1項に記載の前記フィルタ素子において、並列に接続された前記一端子対圧電薄膜共振子の励振部が均一のサイズである。ここで、励振部とは、上部電極と下部電極が対向した部分で、かつこの部分の下部電極の下において基板と音響的に絶縁された状態になっており、交流電圧の印加により振動する部分を言う。お互いに並列に接続された共振子群を構成する各共振子の励振部のサイズを略同一にすることによって、共振子群を構成する各共振子単体の耐電力性が同じになり、結果としてこの場合の共振子群の耐電力性が最も高くなる。更に、各共振子の励振部のサイズを略同一にした方が、チップ上での共振子のレイアウトが容易で、かつ、製造の信頼性も高い。
【0022】
本発明によれば、請求項6記載のように、請求項1から5の何れか1項に記載の前記フィルタ素子において、梯子型フィルタ構造を有する。梯子型フィルタに対して、上述したような単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続した構成を施すことによって、効果的に耐電力性の向上を図ることができる。
【0023】
本発明によれば、請求項7記載のように、請求項1から5の何れか1項に記載の前記フィルタ素子において、格子型フィルタ構造を有する。また、格子型フィルタに対しも、上述したような単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続した構成を施すことによって、効果的に耐電力性の向上を図ることができる。
【0024】
また、本発明によれば、請求項8記載のように、請求項1から7の何れか1項に記載の前記フィルタ素子において、前記一端子対圧電薄膜共振子が、シリコン,ガラス,セラミックスの少なくとも1つを含んでなる基板と、窒化アルミニウム,酸化亜鉛,チタン酸ジルコン酸鉛,チタン酸鉛の少なくとも1つを含んでなる圧電基板と、アルミニウム,銅,金,モリブデン,タングステン,タンタル,クロム,チタン,白金,ロジウムの少なくとも1つを含んでなる単層膜又は多層膜で構成された上部電極膜及び下部電極膜とを有して構成されている。
【0025】
また、本発明によれば、請求項9記載のように、請求項1から8の何れか1項に記載の前記フィルタ素子において、前記並列腕の共振子を構成する上部電極膜上にSiO2膜を有する。
【0026】
また、本発明によれば、請求項10記載のように、請求項1から9の何れか1項に記載の前記フィルタ素子と、前記フィルタ素子を格納するパッケージとを有するフィルタ装置が提供される。これにより、デバイスサイズの増大を抑制しつつ高耐電力化を図り、且つ歩留り悪化も防止されたフィルタ装置が提供される。
【0027】
本発明によれば、請求項11記載のように、送信用フィルタ素子と受信用フィルタ素子とを有する分波器であって、前記送信用フィルタ素子は、請求項1に記載のフィルタ素子で構成されている。これにより、デバイスサイズの増大を抑制しつつ高耐電力化を図り、且つ歩留り悪化も防止された分波器が提供される。
【0029】
また、本発明によれば、請求項12記載のように、無線信号を送信及び受信するための高周波回路であって、送信信号を増幅するための第1の増幅器と、受信信号を増幅するための第2の増幅器と、送信用フィルタ素子と受信用フィルタ素子とを有する分波器とを有し、前記送信用フィルタ素子は、請求項1に記載のフィルタ素子で構成されている。これにより、デバイスサイズの増大を抑制しつつ高耐電力化を図り、且つ歩留り悪化も防止された高周波回路が提供される。
【0031】
また、本発明によれば、請求項13記載のように、無線信号を送信するための高周波回路であって、送信信号を増幅するための増幅器と、送信信号をろ波するためのフィルタ素子とを有し、前記送信用フィルタ素子は、請求項1に記載のフィルタ素子で構成されている。これにより、デバイスサイズの増大を抑制しつつ高耐電力化を図り、且つ歩留り悪化も防止された高周波回路が提供される。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0034】
〔第1の実施形態〕
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。ここで、比較例として、単一の一端子対圧電薄膜共振子(以下、単に共振子という)のみで構成された梯子型フィルタ400の等価回路を図7に、梯子型フィルタ400のフィルタ構造の平面図を図8に示す。尚、この例では、梯子型回路の基本区間が4段接続されており、中央の並列共振子が図3に示した方法で1つにまとめられた構成を有している。
【0035】
比較例に対する本実施形態として、梯子型フィルタ400における信号入力側初段の直列腕の共振子のみを2つに並列に分割した構成を有する梯子型フィルタ1の等価回路を図9に、そのフィルタ構造の平面図を図10に、更にそのフィルタ構造の断面図を図11に示す。尚、図11(a)は図10に示すフィルタ構造のA−A’断面図であり、図11(b)は図10に示すフィルタ構造のB−B’断面図である。また、ここで使用した共振子(S1a,S1b,S2〜S4,P1,P23,P4)はメンブレンタイプの圧電薄膜共振子であり、5GHz帯のフィルタの例である。
【0036】
図10及び図11において、基板10はシリコン(Si)単結晶基板であり、下部電極膜12はモリブデン(Mo)/アルミニウム(Al)の2層膜であり、圧電膜14は窒化アルミニウム(AlN)の単層膜であり、上部電極膜13はMoの単層膜である。また、上部電極膜13と下部電極膜12とが重なる部分の直下にほぼそれと同等サイズのキャビティ15が基板10を貫通した状態で設けられている(図11(a),(b)参照)。更に、直列共振子の共振周波数と並列共振子の反共振周波数を略一致させてバンドパスフィルタ特性を得るために、並列共振子P1,P23,P4の積層共振体部16には上部電極膜13上に更にSiO2膜17を設けている(図11(b)参照)。尚、下部電極膜12上のバンプが形成される領域には、バンプ形成用のバッド部が導電層11により形成されてもよい(図11(b)参照)。また、この導電層11は、パッド部と直列/共振子とを接続する配線領域上、及び直列共振子間や直列共振子と並列共振子とを接続する配線領域上に形成されていてもよい。但し、導電層11は少なくとも各共振子における積層共振体上の領域には形成されない。
【0037】
また、本実施形態において、直列共振子及び並列共振子を構成する材料としては以下のようなものを用いることができる。基板10には、シリコン(Si),ガラス,セラミックス等を用いることができる。圧電膜14には、窒化アルミニウム(AlN),酸化亜鉛(ZnO),チタン酸ジルコン酸鉛(PZT),チタン酸鉛(PbTiO3)等、薄膜を作製可能な材料であれば如何なるものも用いることができる。上部電極膜13及び下部電極膜12には、アルミニウム(Al),銅(Cu),金(Au),モリブデン(Mo),タングステン(W),タンタル(Ta),クロム(Cr),チタン(Ti),白金(Pt),ルテニウム(Ru),ロジウム(Rh)等、金属膜の単層膜又は積層膜を用いることができる。
【0038】
このようなフィルタ構造において、並列に2つに分割された直列共振子(S1a,S1b)の合成したインピーダンス(アドミタンス)は、他の直列共振子(S2〜S4)のインピーダンス(アドミタンス)と整合が図られている。これにより、本実施形態では、4段構成における各基本区間毎のインピーダンス(アドミタンス)の整合が図られる。
【0039】
また、各共振子の励振部(所謂、上部電極膜13と下部電極膜12とで挟まれた領域)は例えば円形であり、そのサイズは、図8の比較例の場合、直列共振子S1〜S4が77μmφ、両端の並列共振子P1,P4が52μmφ、中央の並列共振子P23が73μmφである。また、図10の本実施形態の場合、2つに並列に分割した各直列共振子S1a,S1bのサイズは、図8における対応する直列腕の単一共振子(直列共振子S1=77μmφ)の約半分の面積、すなわち54μmφになっている。尚、並列に分割した各直列共振子S1a,S1bのサイズは、均一である方が好ましい。また、その他の各共振子のサイズは比較例と同じである。
【0040】
また、以上のように構成した梯子型フィルタ1をセラミックパッケージ1aにフェイスダウンでフリップチップ実装した場合のフィルタ装置1Aの構成例を図12に示す。図12において、セラミックパッケージ1aに実装された梯子型フィルタ1は、上部電極膜13上に設けられた導電層11に金(Au)や銅(Cう)やアルミニウム(Al)等のバンプ18が形成され、このバンプ18を介して梯子型フィルタ1とセラミックパッケージ1aの配線19とが接続された構成を有する。尚、上述の比較例による梯子型フィルタ400を同様にフリップチップ実装したフィルタ装置400Aの構成も同様であるため、ここでは図示を省略する。
【0041】
また、以上に説明した比較例と本実施形態との2つのサンプル(フィルタ装置400A,1A)のフィルタ特性を評価した結果を図13に示す。図13を参照すると明らかなように、両者の特性はほぼ一致している。尚、以上の説明では、共振子の励振部は円形であるが、本実施形態ではこれに限定されず、例えば正方形,長方形,楕円等、いかなる形であっても構わない。また、各共振子のサイズは、5GHz帯のフィルタの1例を示したものに過ぎず、所望の特性に応じて適宜選択されることは言うまでもない。
【0042】
次に、以上の比較例と本実施形態との2つのサンプルの耐電力性について示す。耐電力性の評価は、環境温度70℃において、フィルタの3dB帯域内で耐電力性が最弱ポイントの周波数である最も高周波端に電力を印加し、その寿命を評価した。図14に寿命の評価結果を示す。図14を参照すると明らかなように、本実施形態によるサンプルの寿命は、比較例のサンプルの寿命より約2桁も長く、本本実施形態によるフィルタ構造が耐電力性の向上に非常に有効であることが分かる。
【0043】
以上のように構成することで、本実施形態では、複数の一端子対圧電薄膜共振子が回路の直列腕と並列腕とに配設された梯子型回路構造を有するフィルタ装置において、デバイスサイズの増大を抑制しつつ高耐電力化を図り、且つ歩留り悪化の問題も発生しないフィルタ素子及びそれを有するフィルタ装置が提供された。
【0044】
〔第2の実施形態〕
次に、第1の実施形態で例示した梯子型フィルタ1の他の構成について、そのいくつかを以下に図面を用いて例示する。
【0045】
図15は、直列腕の共振子全てを2つに並列に分割した場合の梯子型フィルタ2の等価回路を示す図である。この際、2つに並列に分割された直列共振子(S1a,S1b,S2a,S2b,S3a,S3b,S4a,S4b)の面積は、比較例の単一な直列共振子(S1〜S4)の面積(77μmφ)の略半分(54μmφ)で均一なサイズに構成される。この他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0046】
また、図16は、直列腕の共振子の内、信号入力初段目と2段目との直列共振子を3つに並列に分割し、その他(3段目及び4段目)の直列共振子を2つに並列に分割した場合の梯子型フィルタ3の等価回路を示す図である。この際、3つに並列に分割した直列共振子(S1c〜S1e,S2c〜S2e)の面積は、比較例の直列腕の単一な直列共振子(S1〜S4)の面積(77μmφ)と比較して約1/3の面積、即ち44μmφで均一なサイズに構成される。また、2つに並列に分割された直列共振子S3a,S3b,S4a,S4bの面積は、比較例の単一な直列共振子(S1〜S4)の面積(77μmφ)の略半分(54μmφ)で均一なサイズに構成される。この他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0047】
また、図17は、直列腕の共振子の内、信号入力初段の直列共振子と、並列腕の共振子の内、信号入力初段の並列共振子をそれぞれ2つに並列に分割した場合の梯子型フィルタ4の等価回路を示す図である。この際、2つに並列に分割された直列共振子S1a,S1bの面積は、比較例の単一な直列共振子S1の面積(77μmφ)の略半分(54μmφ)で均一なサイズに構成され、同じく2つに並列に分割された並列共振子P1a,P2bの面積は、比較例の単一な並列共振子P1の面積(52μmφ)の略半分(37μmφ)で均一なサイズに構成される。この他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0048】
更に、図18は、並列腕の共振子の内、信号入力初段の並列共振子のみを2つに並列に分割した場合の梯子型フィルタ5の等価回路を示す図である。この際2つに並列に分割された直列共振子P1a,P2bの面積は、比較例の単一な並列共振子P1の面積(52μmφ)の略半分(37μmφ)で均一なサイズに構成される。また、第1の実施形態で2つに並列に分割された直列腕における信号入力初段の共振子は、単一の直列共振子S1で構成される。この他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0049】
尚、本発明による梯子型フィルタの構成は、上記で例示した形態に限定されない。つまり、信号入出力側初段には並列腕、あるいは直列腕のどちらの共振子が配置されても構わない。また、基本区間の段数は4段以外でも構わない。隣接する共振子同士は1つにまとめて構成されても、個々に構成されても構わない。また、単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続する個所および分割する共振子の数は適宜選択される。更に、各直列共振子同士、又は並列共振子同士のインピーダンスを整合させることにより、第1の実施形態と同様に、各基本区間毎のインピーダンス(アドミタンス)の整合が図られている。
【0050】
〔第3の実施形態〕
次に、一端子対圧電薄膜共振子を用いた格子型フィルタにおいて、単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続した構成を適用した例を第3の実施形態として以下図面を用いて詳細に説明する。
【0051】
まず、比較の格子型フィルタ500の等価回路の例を図19に示す。尚、図19は、直列腕と並列腕とを2本ずつ有する格子型フィルタ500であり、各直列腕の共振子(直列共振子)にS1,S2の符号を付し、各並列腕の直列共振子(並列共振子)に同様にP1,P2の符号を付す。
【0052】
また、図19に示すフィルタ構造において、直列共振子S1,S2を3つに並列に分割し、並列共振子P1,P2を2つに並列に分割した場合の本実施形態による格子型フィルタ6を図20に示す。尚、本実施形態による格子型フィルタ6のおいても、上述の第1の実施形態で例示した梯子型フィルタ1と同様に、n個に並列に分割した場合の各共振子のサイズは、もとの単一共振子の約1/nの面積に均一に設定される。なお、単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続する際の共振子の数は適宜選択される。また、この他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、個々では説明を省略する。
【0053】
以上のように構成することで、本実施形態では、複数の一端子対圧電薄膜共振子が回路の直列腕と並列腕とに配設された格子型回路構造を有するフィルタ装置において、デバイスサイズの増大を抑制しつつ高耐電力化を図り、且つ歩留り悪化の問題も発生しないフィルタ素子及びそれを有するフィルタ装置が提供された。
【0054】
〔第4の実施形態〕
次に、上述した各実施形態による梯子型フィルタ又は格子型フィルタを利用した形態について、以下に本発明の第4の実施形態として図面を用いて詳細に説明する。
【0055】
通常、ヘテロダイントランシーバ或いはホモダイントランシーバ等、多くのセルラーシステムでは、送信と受信とで異なる周波数が用いられていた。そこで、これらの送信信号及び受信信号を分離するために、図21に示すように分波器50が使用される。分波器50は送信用および受信用の2個のフィルタ(送信用フィルタ51,受信用フィルタ52)から成り、送信用フィルタ51の出力側と受信用フィルタ52の入力側とは、アンテナポートとして共通になっている。
【0056】
このようなセルラーシステムでは、Wレベルのハイパワーの送信信号が送信用フィルタ51を通過しアンテナ53から出力されるのに対し、アンテナ53から入力し受信用フィルタ52を通過する受信信号のパワーは微弱である。
【0057】
この分波器50を構成するフィルタとして、梯子型フィルタ等、複数の一端子対共振子が回路の直列腕と並列腕とに配設された梯子型フィルタが広く利用されるが、この際、送信用フィルタ51に、上述の各実施形態で例示したような単一の共振子に替えて複数の共振子が並列に接続された構成を使用する。これによって、ハイパワーの送信信号に対しても十分信頼性の高い分波器50を実現できる。
【0058】
尚、受信用フィルタ52にもある程度のパワーが印加される場合もあり得るため、受信用フィルタ52に対しても送信用フィルタ51と同様に、単一の共振子に替えて複数の共振子を並列接続した構成を適用し、その信頼性を高めておいてもよい。
【0059】
次に、図22を用いて、無線信号を送信および受信するためのホモダイントランシーバ60の高周波回路構成の1例を説明する。
【0060】
図22に示すように、本実施形態によるホモダイントランシーバ60は、図21に示す分波器50に加え、送信回路70には不要信号を除去するためのバンドパスフィルタ(BPF)71および送信信号を増幅するための電力増幅器(PA)72を有し、受信回路80には受信信号を増幅するための低雑音増幅器(Low Noise Amplifier:LNA)82および不要信号を除去するためのバンドパスフィルタ(BPF)81を有している。
【0061】
〔第5の実施形態〕
また、本発明の第1から第3の実施形態で例示したような梯子型フィルタは、無線信号を送信するための無線送信装置90の高周波回路構成にも適用することが可能である。以下、これを第5の実施形態として図面を用いて詳細に説明する。
【0062】
図23は、本実施形態による無線送信装置90の高周波回路構成を示す図である。図23に示すように、本実施形態による無線送信装置90は、局部発振器91からの搬送波信号と変調器92からの変調信号とがミキサ93で混合され、生成された信号は電力増幅器(PA)94で増幅された後、上述の各実施形態で示した梯子型フィルタ又は格子型フィルタを使用した送信用フィルタ95により不要信号が除去され、アンテナ96から出力される。
【0063】
〔他の実施形態〕
以上、説明した実施形態は本発明の好適な一実施形態にすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の一端子対圧電薄膜共振子が回路の直列腕と並列腕に配設されたフィルタ装置において、デバイスサイズの増大を生じることなく大幅な高耐電力化を図り、且つ歩留り悪化も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直列腕と並列腕とにそれぞれ1つの直列共振子S又は並列共振子Pが配置されたフィルタ素子の基本区間の等価回路を示す図である。
【図2】従来例による梯子型フィルタ100の等価回路を示す図である。
【図3】図2に示す梯子型フィルタ100における隣接する直列共振子同士及び並列共振子同士を単一化した場合の等価回路を示す図である。
【図4】従来例による梯子型フィルタ200の等価回路を示す図である。
【図5】従来例による梯子型フィルタ300の等価回路を示す図である。
【図6】図5に示す梯子型フィルタ300のフィルタ構造を示す平面図である。
【図7】比較例による梯子型フィルタ400の等価回路を示す図である。
【図8】図7に示す梯子型フィルタ400のフィルタ構造を示す平面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態による梯子型フィルタ1の等価回路を示す図である。
【図10】図9に示す梯子型フィルタ1のフィルタ構造を示す平面図である。
【図11】図10に示す梯子型フィルタ1のフィルタ構造の断面図であり、(a)はA−A’断面図であり、(b)はB−B’断面である。
【図12】梯子型フィルタ1をセラミックパッケージ1aに格納して構成されたフィルタ装置1Aの構成を示す断面図である。
【図13】比較例によるフィルタ装置400Aと本発明の第1の実施形態によるフィルタ装置1Aとのフィルタ特性を示すグラフである。
【図14】比較例によるフィルタ装置400Aと本発明の第1の実施形態によるフィルタ装置1Aとの寿命の評価結果である。
【図15】本発明の第2の実施形態による梯子型フィルタ2の等価回路を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施形態による梯子型フィルタ3の等価回路を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態による梯子型フィルタ4の等価回路を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施形態による梯子型フィルタ5の等価回路を示す図である。
【図19】比較例による格子型フィルタ500の等価回路を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施形態による格子型フィルタ6の等価回路を示す図である。
【図21】本発明の第4の実施形態による分波器50の構成を示すブロック図である。
【図22】本発明の第4の実施形態によるホモダイントランシーバ60の高周波回路構成を示すブロック図である。
【図23】本発明の第5の実施形態による無線送信装置90の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5 梯子型フィルタ
1a セラミックパッケージ
1A フィルタ装置
6 格子型フィルタ
10 基板
11 導電層
12 下部電極膜
13 上部電極膜
14 圧電膜
15 キャビディ
16 積層共振体部
17 SiO2
18 バンプ
19 配線
50 分波器
51、95 送信用フィルタ
52 受信用フィルタ
53、96 アンテナ
60 ホモダイントランシーバ
70 送信回路
71、81 バンドパスフィルタ(BPF)
72、94 電力増幅器(PA)
80 受信回路
バンドパスフィルタ(BPF)
82 低雑音増幅器(LNA)
90 無線送信装置
91 局部発振器
92 変調器
93 ミキサ
S1〜S4、S1a〜S1e、S2a〜S2e、S3a,S3b、S4a,S4b 直列共振子
P1〜P4、P23、P1a,P1b、P2a,P2b 並列共振子

Claims (13)

  1. 基板上に支持された単一の圧電基板の対向する面にそれぞれ電極を配置して構成される複数の共振子が回路の直列腕と並列腕とに配置されたラダー型のフィルタ素子であって、
    ラダー型の初段を構成する直列腕の共振子と並列腕の共振子の少なくとも一方が、互いに並列に接続されたn(nは2以上の整数)個からなる複数の一端子対圧電薄膜共振子で構成され、
    n個の一端子対圧電薄膜共振子はそれぞれ、当該n個の一端子対圧電薄膜共振子が形成するインピーダンスに相当するインピーダンスを持つ1つの一端子対圧電薄膜共振子のサイズの1/n倍のサイズを有し、
    前記フィルタ素子は更に、単一の一端子対圧電薄膜共振子を含む直列腕又は並列腕を有することを特徴とするフィルタ素子。
  2. 請求項1記載の前記フィルタ素子において、
    少なくとも1つの並列腕の共振子が互いに並列に接続された複数の一端子対圧電薄膜共振子を有して構成されていることを特徴とするフィルタ素子。
  3. 請求項1又は2に記載の前記フィルタ素子において、
    前記複数の一端子対圧電薄膜共振子が並列に接続された構成を有してなる直列腕の共振子のアドミタンスが、他の少なくとも何れか1つの直列腕の共振子のアドミタンスと整合されていることを特徴とするフィルタ素子。
  4. 請求項2に記載の前記フィルタ素子において、
    前記複数の一端子対圧電薄膜共振子が並列に接続された構成を有してなる並列腕の共振子のアドミタンスが、他の少なくとも何れか1つの並列腕の共振子のアドミタンスと整合されていることを特徴とするフィルタ素子。
  5. 並列に接続された前記一端子対圧電薄膜共振子の励振部が均一のサイズであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のフィルタ素子。
  6. 梯子型フィルタ構造を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のフィルタ素子。
  7. 格子型フィルタ構造を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のフィルタ素子。
  8. 前記一端子対圧電薄膜共振子は、
    シリコン,ガラス,セラミックスの少なくとも1つを含んでなる基板と、
    窒化アルミニウム,酸化亜鉛,チタン酸ジルコン酸鉛,チタン酸鉛の少なくとも1つを含んでなる圧電基板と、
    アルミニウム,銅,金,モリブデン,タングステン,タンタル,クロム,チタン,白金,ロジウムの少なくとも1つを含んでなる単層膜又は多層膜で構成された上部電極膜及び下部電極膜とを有して構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のフィルタ素子。
  9. 前記並列腕の共振子を構成する上部電極膜上にSiO2膜を有することを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載のフィルタ素子。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載の前記フィルタ素子と、
    前記フィルタ素子を格納するパッケージとを有することを特徴とするフィルタ装置。
  11. 送信用フィルタ素子と受信用フィルタ素子とを有する分波器であって、
    前記送信用フィルタ素子は、請求項1に記載のフィルタ素子で構成されていることを特徴とする分波器。
  12. 無線信号を送信及び受信するための高周波回路であって、
    送信信号を増幅するための第1の増幅器と、
    受信信号を増幅するための第2の増幅器と、
    送信用フィルタ素子と受信用フィルタ素子とを有する分波器とを有し、
    前記送信用フィルタ素子は、請求項1に記載のフィルタ素子で構成されていることを特徴とする高周波回路。
  13. 無線信号を送信するための高周波回路であって、
    送信信号を増幅するための増幅器と、
    送信信号をろ波するためのフィルタ素子とを有し、
    前記フィルタ素子は、請求項1に記載のフィルタ素子で構成されていることを特徴とする高周波回路。
JP2002339611A 2002-11-22 2002-11-22 フィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路 Expired - Lifetime JP3963824B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002339611A JP3963824B2 (ja) 2002-11-22 2002-11-22 フィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路
US10/717,487 US7271684B2 (en) 2002-11-22 2003-11-21 Filter element, and filter device, duplexer, and high-frequency circuit each including said filter element
KR1020030083098A KR100625701B1 (ko) 2002-11-22 2003-11-21 필터 소자, 그것을 구비한 필터 장치, 분파기 및 고주파회로
CN200310113761XA CN1503451B (zh) 2002-11-22 2003-11-21 滤波器元件以及包含它的滤波器器件、双工器和高频电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002339611A JP3963824B2 (ja) 2002-11-22 2002-11-22 フィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004173191A JP2004173191A (ja) 2004-06-17
JP3963824B2 true JP3963824B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=32321924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002339611A Expired - Lifetime JP3963824B2 (ja) 2002-11-22 2002-11-22 フィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7271684B2 (ja)
JP (1) JP3963824B2 (ja)
KR (1) KR100625701B1 (ja)
CN (1) CN1503451B (ja)

Families Citing this family (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180304A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 圧電バルク共振子およびその製造方法、圧電バルク共振子を用いたフィルタ、それを用いた半導体集積回路装置、並びにそれを用いた高周波モジュール
WO2006137275A1 (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. 圧電薄膜フィルタ
KR100622393B1 (ko) * 2005-07-05 2006-09-12 삼성전자주식회사 일 표면 상에 딤플이 제작된 공진부를 포함하는 벌크 음향공진기 및 그 제조방법
JP4680727B2 (ja) * 2005-09-08 2011-05-11 株式会社日立メディアエレクトロニクス 共振器型フィルタ
US7639103B2 (en) 2006-06-26 2009-12-29 Panasonic Corporation Piezoelectric filter, antenna duplexer, and communications apparatus employing piezoelectric resonator
US7535323B2 (en) * 2006-07-10 2009-05-19 Skyworks Solutions, Inc. Bulk acoustic wave filter with reduced nonlinear signal distortion
JP5036435B2 (ja) * 2006-09-01 2012-09-26 太陽誘電株式会社 弾性波デバイス、フィルタおよび分波器
JP5072642B2 (ja) * 2007-03-28 2012-11-14 京セラ株式会社 弾性表面波装置及びこれを用いた分波器並びに通信装置
US7548140B2 (en) * 2007-04-16 2009-06-16 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Bulk acoustic wave (BAW) filter having reduced second harmonic generation and method of reducing second harmonic generation in a BAW filter
WO2009025055A1 (ja) * 2007-08-23 2009-02-26 Fujitsu Limited 弾性波フィルタ、それを用いたデュプレクサおよびそのデュプレクサを用いた通信機
CN101796722B (zh) * 2007-11-15 2014-05-28 太阳诱电株式会社 弹性波器件、使用其的双工器以及使用该双工器的通信机
US8291559B2 (en) * 2009-02-24 2012-10-23 Epcos Ag Process for adapting resonance frequency of a BAW resonator
WO2011115014A1 (ja) * 2010-03-19 2011-09-22 株式会社村田製作所 ラダー型フィルタ及びデュプレクサ
JP5877043B2 (ja) 2011-11-22 2016-03-02 太陽誘電株式会社 デュプレクサ
DE112012005948T5 (de) * 2012-02-27 2014-12-11 Taiyo Yuden Co., Ltd. Akustikwellenvorrichtung
JP6200705B2 (ja) * 2013-06-27 2017-09-20 太陽誘電株式会社 分波器
US10333494B2 (en) * 2014-12-24 2019-06-25 Qorvo Us, Inc. Simplified acoustic RF resonator parallel capacitance compensation
US20160191015A1 (en) * 2014-12-27 2016-06-30 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Split current bulk acoustic wave (baw) resonators
US10581403B2 (en) 2016-07-11 2020-03-03 Qorvo Us, Inc. Device having a titanium-alloyed surface
US11050412B2 (en) 2016-09-09 2021-06-29 Qorvo Us, Inc. Acoustic filter using acoustic coupling
JP6656135B2 (ja) 2016-10-21 2020-03-04 太陽誘電株式会社 フィルタおよびマルチプレクサ
WO2018096799A1 (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 株式会社村田製作所 フィルタ装置およびマルチプレクサ
US11165413B2 (en) 2017-01-30 2021-11-02 Qorvo Us, Inc. Coupled resonator structure
US11165412B2 (en) 2017-01-30 2021-11-02 Qorvo Us, Inc. Zero-output coupled resonator filter and related radio frequency filter circuit
JP6872387B2 (ja) * 2017-03-14 2021-05-19 日本電波工業株式会社 複合フィルタ
JP6534406B2 (ja) * 2017-03-21 2019-06-26 太陽誘電株式会社 マルチプレクサ
JP6923365B2 (ja) * 2017-06-08 2021-08-18 太陽誘電株式会社 弾性波デバイス
US10153934B1 (en) * 2017-10-11 2018-12-11 Qualcomm Incorporated Reconfigurable wideband current-mode filters
US11152913B2 (en) 2018-03-28 2021-10-19 Qorvo Us, Inc. Bulk acoustic wave (BAW) resonator
CN111342811B (zh) * 2018-12-18 2023-12-15 天津大学 多通道滤波器及其组件、电子设备
CN111342808B (zh) * 2018-12-18 2023-08-15 天津大学 基于元素掺杂缩小有效面积的谐振器、滤波器和电子设备
WO2020133316A1 (zh) * 2018-12-29 2020-07-02 天津大学 一种拆分结构谐振器
CN109936344A (zh) * 2018-12-29 2019-06-25 天津大学 一种拆分结构谐振器
JP7343992B2 (ja) * 2019-03-20 2023-09-13 太陽誘電株式会社 フィルタおよびマルチプレクサ
US11146247B2 (en) 2019-07-25 2021-10-12 Qorvo Us, Inc. Stacked crystal filter structures
JP7377450B2 (ja) * 2019-07-29 2023-11-10 株式会社村田製作所 フィルタ回路及び複合フィルタ装置
US11211676B2 (en) * 2019-10-09 2021-12-28 Com Dev Ltd. Multi-resonator filters
US11757430B2 (en) 2020-01-07 2023-09-12 Qorvo Us, Inc. Acoustic filter circuit for noise suppression outside resonance frequency
US11146246B2 (en) 2020-01-13 2021-10-12 Qorvo Us, Inc. Phase shift structures for acoustic resonators
US11146245B2 (en) 2020-01-13 2021-10-12 Qorvo Us, Inc. Mode suppression in acoustic resonators
WO2021200677A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 株式会社村田製作所 弾性波装置
US11632097B2 (en) 2020-11-04 2023-04-18 Qorvo Us, Inc. Coupled resonator filter device
US11575363B2 (en) 2021-01-19 2023-02-07 Qorvo Us, Inc. Hybrid bulk acoustic wave filter
WO2022211056A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 株式会社村田製作所 弾性波装置
WO2023191070A1 (ja) * 2022-04-01 2023-10-05 株式会社村田製作所 弾性波装置
CN115567027B (zh) * 2022-11-03 2023-07-07 常州承芯半导体有限公司 换能装置、声表面波谐振装置及其形成方法、滤波装置
CN115986345B (zh) * 2022-11-30 2024-02-06 北京芯溪半导体科技有限公司 一种改善非线性特性的滤波器、双工器和多工器

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2452114A (en) * 1945-04-26 1948-10-26 Bell Telephone Labor Inc Balanced wave filter
US2980872A (en) * 1958-06-13 1961-04-18 Hughes Aircraft Co Bandpass filters
JP2800905B2 (ja) * 1991-10-28 1998-09-21 富士通株式会社 弾性表面波フィルタ
JPH08148968A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Mitsubishi Electric Corp 薄膜圧電素子
JP3241293B2 (ja) 1997-04-25 2001-12-25 富士通株式会社 弾性表面波素子およびこれを用いた分波器
US5910756A (en) * 1997-05-21 1999-06-08 Nokia Mobile Phones Limited Filters and duplexers utilizing thin film stacked crystal filter structures and thin film bulk acoustic wave resonators
FR2774826B1 (fr) * 1998-02-06 2000-05-05 Thomson Csf Filtre a resonateurs a ondes acoustiques de surface
DE19805963C2 (de) * 1998-02-13 2001-02-22 Siemens Ag Integrierbare Schaltung zur Frequenzaufbereitung eines im UHF-Bereich arbeitenden Funk-Sende-Empfängers, insbesondere eines Schnurlostelefons
JPH11312951A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Kyocera Corp 弾性表面波フィルタ
US5942958A (en) * 1998-07-27 1999-08-24 Tfr Technologies, Inc. Symmetrical piezoelectric resonator filter
JP3699595B2 (ja) * 1998-08-31 2005-09-28 京セラ株式会社 弾性表面波フィルタ
US6262637B1 (en) * 1999-06-02 2001-07-17 Agilent Technologies, Inc. Duplexer incorporating thin-film bulk acoustic resonators (FBARs)
EP1170862B1 (en) * 2000-06-23 2012-10-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric resonator and piezoelectric filter using the same
JP2002141771A (ja) * 2000-08-21 2002-05-17 Murata Mfg Co Ltd 弾性表面波フィルタ装置
US6486751B1 (en) * 2000-09-26 2002-11-26 Agere Systems Inc. Increased bandwidth thin film resonator having a columnar structure
FI113111B (fi) * 2000-11-24 2004-02-27 Nokia Corp Pietsosähköisiä resonaattoreita käsittävä suodinrakenne ja järjestely
JP3979073B2 (ja) 2000-12-06 2007-09-19 株式会社村田製作所 圧電共振子、圧電フィルタおよびデュプレクサ
US6407649B1 (en) * 2001-01-05 2002-06-18 Nokia Corporation Monolithic FBAR duplexer and method of making the same
JP2002217676A (ja) * 2001-01-17 2002-08-02 Murata Mfg Co Ltd 圧電フィルタ
US6710677B2 (en) * 2002-02-12 2004-03-23 Nortel Networks Limited Band reject filters
JP2003298392A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Fujitsu Media Device Kk フィルタチップ及びフィルタ装置
JP4030795B2 (ja) * 2002-05-09 2008-01-09 日本電波工業株式会社 弾性表面波デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
KR100625701B1 (ko) 2006-09-20
US7271684B2 (en) 2007-09-18
CN1503451B (zh) 2012-04-18
US20040100342A1 (en) 2004-05-27
JP2004173191A (ja) 2004-06-17
CN1503451A (zh) 2004-06-09
KR20040045355A (ko) 2004-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3963824B2 (ja) フィルタ素子、それを有するフィルタ装置、分波器及び高周波回路
JP5229945B2 (ja) フィルタ、デュープレクサ、および通信装置
US7298230B2 (en) Duplexer utilizing a compact splitter circuit
US6741145B2 (en) Filter structure and arrangement comprising piezoelectric resonators
US8063718B2 (en) Duplexer, communication module, and communication device
JP5441095B2 (ja) 弾性波デバイス、デュープレクサ、通信モジュール、および通信装置
JP5519326B2 (ja) フィルタ、デュープレクサ、通信モジュール、通信装置
US9197189B2 (en) Acoustic wave device
US20080116993A1 (en) Piezoelectric Filter, and Duplexer and Communications Apparatus Using the Same
JP4944889B2 (ja) 電気的なモジュール
US6741146B2 (en) Filter structure comprising piezoelectric resonators
SG188037A1 (en) Acoustic wave device
KR100649497B1 (ko) 불평형-평형 입출력 구조의 fbar필터
CN109787577A (zh) 弹性波装置、高频前端电路以及通信装置
JPWO2009066380A1 (ja) フィルタ、それを用いたデュプレクサおよびそのデュプレクサを用いた通信機
JP2000059176A (ja) 弾性表面波素子
WO2004066495A1 (en) Circuit arrangement providing impedance transformation
JP2002344349A (ja) 薄膜圧電共振器を用いた送受切換器
CN116368735A (zh) 多工器、高频模块以及通信装置
US20230136934A1 (en) Steep skirt combination microelectromechanical system cavity filter and bulk acoustic wave filter
KR20060119520A (ko) Fbar 필터 및 idt를 구비한 복합소자

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3963824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070214

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term