JP7343992B2 - フィルタおよびマルチプレクサ - Google Patents

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本発明は、フィルタ及びマルチプレクサに関し、例えば複数の基板に設けられたフィルタを有するマルチプレクサに関する。
フィルタが形成された2つの基板をフィルタが形成された面が空隙を挟み対向するように搭載することが知られている(例えば特許文献1)。
特開2007-67617号公報
2つのフィルタを平面視において重なるように設けると、フィルタ間が干渉し、アイソレーション特性が劣化する。2つのフィルタを平面視において重ならないように設けると、小型化が難しくなる。このように、フィルタおよびマルチプレクサを小型化することが難しい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、小型化を可能とすることを目的とする。
本発明は、第1面を有する第1基板と、前記第1面と空隙を挟み対向する第2面を有する第2基板と、前記第1面に設けられ、第1ノードと第2ノードとの間の第1経路に設けられた1または複数の第1直列共振器と、前記第1面に設けられ、一端が前記第1経路に接続され他端がグランドに接続された1または複数の第1並列共振器と、前記第2面に設けられ、前記1または複数の第1直列共振器と同じ個数設けられ、前記第1ノードと前記第2ノードとの間において前記第1経路に並列に接続された第2経路に設けられ、平面視において少なくとも一部がそれぞれ対応する第1直列共振器の少なくとも一部と重なる1または複数の第2直列共振器と、前記第2面に設けられ、前記1または複数の第1並列共振器と同じ個数設けられ、一端が前記第2経路に接続され他端がグランドに接続され、平面視において少なくとも一部がそれぞれ対応する第1並列共振器の少なくとも一部と重なる1または複数の第2並列共振器と、を備えるフィルタである。
上記構成において、前記1または複数の第2直列共振器には、それぞれ対応する第1直列共振器と同じ位相の高周波信号が入力し前記1または複数の第2並列共振器には、それぞれ対応する第1並列共振器と同じ位相の高周波信号が入力する構成とすることができる。
上記構成において前記1または複数の第2直列共振器の静電容量は、それぞれ前記対応する第1直列共振器の静電容量としく、 前記1または複数の第2並列共振器の静電容量は、それぞれ前記対応する第1並列共振器の静電容量としい構成とすることができる。
上記構成において、前記第1ノードと入力端子との間に共振器は接続されておらず、前記第2ノードと出力端子との間に共振器は接続されていない構成とすることができる。
本発明は、第1面を有する第1基板と、
前記第1面と空隙を挟み対向する第2面を有する第2基板と、前記第1面に設けられ、第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1弾性波共振器と、前記第2面に設けられ、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に前記第1弾性波共振器と並列接続され、平面視において少なくとも一部が前記第1弾性波共振器の少なくとも一部と重なる第2弾性波共振器と、前記第1面に設けられ、第3ノードと第4ノードとの間に接続された第3弾性波共振器と、前記第2面に設けられ、前記第3ノードと前記第4ノードとの間に前記第3弾性波共振器と並列接続され、平面視において少なくとも一部が前記第3弾性波共振器の少なくとも一部と重なる第4弾性波共振器と、を備え、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、入力端子と出力端子との間の直列経路に設けられ、前記第3ノードおよび前記第4ノードは、一端が前記直列経路に接続され、他端がグランドに接続された並列経路に設けられるである。
上記構成において、前記第1弾性波共振器の静電容量は、前記第2弾性波共振器の静電容量としい構成とすることができる。
上記構成において、前記第3弾性波共振器には、前記第1弾性波共振器と同じ位相の高周波信号が入力し前記第4弾性波共振器には、前記第2弾性波共振器と同じ位相の高周波信号が入力する構成とすることができる。
本発明は、上記フィルタを含むマルチプレクサである。
本発明は、第1面を有する第1基板と、前記第1面と空隙を挟み対向する第2面を有する第2基板と、前記第1面に設けられ、共通端子と第1端子との間の第1経路に設けられた第1直列共振器と、前記第1面に設けられ、一端が前記第1経路に接続され他端がグランドに接続された第1並列共振器と、前記第2面に設けられ、前記共通端子と前記第1端子との間において前記第1経路に並列に接続された第2経路に設けられ、平面視において少なくとも一部が前記第1直列共振器の少なくとも一部と重なる第2直列共振器と、前記第2面に設けられ、一端が前記第2経路に接続され他端がグランドに接続され、平面視において少なくとも一部が前記第1並列共振器の少なくとも一部と重なる第2並列共振器と、を備える第1フィルタと、前記第1面に設けられ、前記共通端子と第2端子との間の第3経路に設けられた第3直列共振器と、前記第1面に設けられ、一端が前記第3経路に接続され他端がグランドに接続された第3並列共振器と、前記第2面に設けられ、前記共通端子と前記第2端子との間において前記第3経路に並列に接続された第4経路に設けられ、平面視において少なくとも一部が前記第3直列共振器の少なくとも一部と重なる第4直列共振器と、前記第2面に設けられ、一端が前記第4経路に接続され他端がグランドに接続され、平面視において少なくとも一部が前記第3並列共振器の少なくとも一部と重なる第4並列共振器と、を備え、前記第1フィルタの通過帯域と重ならない通過帯域を有する第2フィルタと、を備えるマルチプレクサである。
本発明は、第1面を有する第1基板と、前記第1面と空隙を挟み対向する第2面を有する第2基板と、前記第1面に設けられ、第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1弾性波共振器と、前記第2面に設けられ、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に前記第1弾性波共振器と並列接続され、平面視において少なくとも一部が前記第1弾性波共振器の少なくとも一部と重なる第2弾性波共振器と、を備え、共通端子と第1端子との間に接続された第1フィルタと、前記第1面に設けられ、第3ノードと第4ノードとの間に接続された第3弾性波共振器と、前記第2面に設けられ、前記第3ノードと前記第4ノードとの間に前記第3弾性波共振器と並列接続され、平面視において少なくとも一部が前記第3弾性波共振器の少なくとも一部と重なる第4弾性波共振器と、を備え、前記共通端子と第2端子との間に接続され、前記第1フィルタの通過帯域と重ならない通過帯域を有する第2フィルタと、を備えるマルチプレクサである。
本発明によれば、小型化を可能とすることができる。
図1は、実施例1に係るマルチプレクサの回路図である。 図2は、実施例1に係るマルチプレクサの断面図である。 図3(a)は、弾性波共振器の平面図、図3(b)は、弾性波共振器の断面図である。 図4(a)および図4(b)は、実施例1におけるそれぞれ基板10および20の平面図である。 図5は、比較例1に係るマルチプレクサの回路図である。 図6は、比較例1における基板の平面図である。 図7は、実施例2に係るマルチプレクサの回路図である。 図8は、実施例2に係るマルチプレクサの断面図である。 図9(a)および図9(b)は、実施例2におけるそれぞれ基板10および20の平面図である。 図10は、実施例3に係るフィルタの回路図である。 図11(a)および図11(b)は、実施例3におけるそれぞれ基板10および20の平面図である。 図12は、実施例4に係るフィルタの回路図である。 図13(a)および図13(b)は、実施例4におけるそれぞれ基板10および20の平面図である。 図14は、実施例5に係るフィルタの回路図である。
以下、図面を参照し本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係るマルチプレクサの回路図である。図1に示すように、共通端子Antと送信端子Txとの間に送信フィルタ50が接続されている。共通端子Antと受信端子Rxとの間に受信フィルタ52が接続されている。送信フィルタ50の通過帯域と受信フィルタ52の通過帯域とは重なっていない。送信フィルタ50は、送信端子Txに入力した高周波信号のうち送信帯域の信号を共通端子Antに出力し、他の周波数帯域の信号を抑圧する。受信フィルタ52は、共通端子Antに入力した高周波信号のうち受信帯域の信号を受信端子Rxに出力し、他の周波数の信号を抑圧する。
送信フィルタ50はラダー型フィルタである。送信フィルタ50では、共通端子Antと送信端子Txとの間の直列経路にノードN1とN2aが設けられている。ノードN1とN2aとの間においてサブフィルタ50aおよび50bが並列接続されている。サブフィルタ50aは、ノードN1とN2aとの間に直列接続された直列共振器S11aからS14aと、ノードN1とN2aとの間に並列に接続された並列共振器P11aからP14aを備えている。サブフィルタ50bは、ノードN1とN2aとの間に直列接続された直列共振器S11bからS14bと、ノードN1とN2aとの間に並列に接続された並列共振器P11bからP14bを備えている。直列共振器S11aからS14a、S11bからS14b、並列共振器P14aおよびP14bでは各々2つの共振器が直列接続されている。
サブフィルタ50aと50bとはノードN1、N2aおよびグランド端子Tgに対し鏡面対称に設けられている。すなわち、直列共振器S11aからS14aおよび並列共振器P11aからP14aと、直列共振器S11bからS14bおよび並列共振器P11bおよびP14bと、は同じ個数設けられ、対応する共振器同士は略同じ特性である。例えば、対応する共振器同士は略同じ静電容量、略同じ共振周波数および略同じ反共振周波数を有する。
受信フィルタ52はラダー型フィルタである。受信フィルタ52では、共通端子Antと受信端子Rxとの間の直列経路にノードN1とN2bが設けられている。ノードN1とN2bとの間においてサブフィルタ52aおよび52bが並列接続されている。サブフィルタ52aは、ノードN1とN2bとの間に直列接続された直列共振器S21aからS24aと、ノードN1とN2bとの間に並列に接続された並列共振器P21aからP24aを備えている。サブフィルタ52bは、ノードN1とN2bとの間に直列接続された直列共振器S21bからS24bと、ノードN1とN2bとの間に並列に接続された並列共振器P21bからP24bを備えている。直列共振器S21aからS24a、S21bからS24b、並列共振器P24aおよびP24bでは各々2つの共振器が直列接続されている。サブフィルタ52aと52bとはノードN1、N2bおよびグランド端子Tgに対し鏡面対称に設けられている。
サブフィルタ50aおよび50bの入出力インピーダンスは送信フィルタ50の入出力インピーダンスの2倍とする。サブフィルタ52aおよび52bの入出力インピーダンスは受信フィルタ52の入出力インピーダンスの2倍とする。例えば送信フィルタ50の入出力インピーダンスを50Ωとする場合、サブフィルタ50aおよび50bの入出力インピーダンスを100Ωとする。
図2は、実施例1に係るマルチプレクサの断面図である。図2に示すように、基板10上に基板20が搭載されている。基板10は支持基板10aと支持基板10a上に接合された圧電基板10bとを有する。基板20は支持基板20aと支持基板20a上に接合された圧電基板20bとを有する。支持基板10aおよび20aは例えばサファイア基板、スピネル基板、アルミナ基板、水晶基板またはシリコン基板である。圧電基板10bおよび20bは、例えばタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である。
基板10の上面に弾性波共振器12および配線14が設けられている。基板10の下面に端子18が設けられている。端子18は、弾性波共振器12および22を外部と接続するためのフットパッドである。基板10を貫通するようにビア配線16が設けられている。ビア配線16は、配線14と端子18とを電気的に接続する。配線14、ビア配線16および端子18は例えば銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。端子18は、共通端子Ant、送信端子Tx、受信端子Rxおよびグランド端子Tgを含む。
基板20の下面に弾性波共振器22および配線24が設けられている。配線24は例えば銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。基板10の配線14と基板20の配線24はバンプ26を介し接合されている。基板10の上面と基板20の下面とは空隙28を介し対向する。弾性波共振器12、22、配線14および24を囲むように基板10と20との間に封止部30が設けられている。封止部30は、弾性波共振器12および22を空隙28に封止する。
弾性波共振器12および22の例を説明する。図3(a)は、弾性波共振器の平面図であり、弾性波共振器12および22として弾性表面波共振器の例である。図3(a)に示すように、基板10および20の圧電基板10bおよび20b上にIDT(Interdigital Transducer)42と反射器41が形成されている。IDT42は、互いに対向する1対の櫛型電極42dを有する。櫛型電極42dは、複数の電極指42aと複数の電極指42aを接続するバスバー42cとを有する。反射器41は、IDT42の両側に設けられている。IDT42が基板10に弾性表面波を励振する。IDT42および反射器41は例えばアルミニウム膜または銅膜により形成される。図2のように支持基板10aおよび20a上にそれぞれ圧電基板10bおよび20bが接合されていてもよいし、支持基板10aおよび20aが設けられておらず、基板10および20はそれぞれ圧電基板10bおよび20bの単体でもよい。支持基板10aおよび20aと圧電基板10bおよび20bとの間に各々酸化シリコン膜または酸化アルミニウム膜等の絶縁膜が設けられていてもよい。基板10および20上にIDT42および反射器41を覆うように保護膜または温度補償膜が設けられていてもよい。
図3(b)は、弾性波共振器の断面図であり、弾性波共振器12および22として圧電薄膜共振器の例である。図3(b)に示すように、弾性波共振器12、22は圧電薄膜共振器である。基板10および20上に圧電膜46が設けられている。圧電膜46を挟むように下部電極45および上部電極47が設けられている。下部電極45と基板10および20との間に空隙49が形成されている。圧電膜46の少なくとも一部を挟み下部電極45と上部電極47とが対向する領域が共振領域48である。共振領域48内の下部電極45および上部電極47は圧電膜46内に、厚み縦振動モードの弾性波を励振する。基板10および20は、例えばサファイア基板、スピネル基板、アルミナ基板、ガラス基板、水晶基板またはシリコン基板である。下部電極45および上部電極47は例えばルテニウム膜等の金属膜である。圧電膜46は例えば窒化アルミニウム膜である。空隙49の代わりに弾性波を反射する音響反射膜が設けられていてもよい。
弾性波共振器12および22は、弾性波を励振する電極を含む。このため、弾性波の励振を阻害しないように、弾性波共振器12および22は空隙28に覆われている。
図4(a)および図4(b)は、実施例1におけるそれぞれ基板10および20の平面図である。図4(b)は、基板20の下面を上から透視した図である。図4(a)に示すように、基板10の上面に弾性波共振器12および配線14が設けられている。弾性波共振器12は、IDT42および反射器41を有する弾性表面波共振器である。配線14は弾性波共振器12に接続されている。基板10の周縁に封止部30が設けられている。弾性波共振器12は、直列共振器S11aからS14a、S21aからS24a、並列共振器P11aからP14aおよびP21aからP24aを含む。配線14は、パッドPa1、Pt1、Pr1およびPg1を含む。パッドPa1、Pt1、Pr1およびPg1は、それぞれ共通端子Ant、送信端子Tx、受信端子Rxおよびグランド端子Tgにビア配線16を介し電気的に接続される。
図4(b)に示すように、基板20の上面に弾性波共振器22および配線24が設けられている。弾性波共振器22は、IDT42および反射器41を有する弾性表面波共振器である。配線24は弾性波共振器22に接続されている。基板20の周縁に封止部30が設けられている。弾性波共振器22は、直列共振器S11bからS14b、S21bからS24b、並列共振器P11bからP14bおよびP21bからP24bを含む。配線24は、パッドPa2、Pt2、Pr2およびPg2を含む。パッドPa2、Pt2、Pr2およびPg2は、それぞれパッドPa1、Pt1、Pr1およびPg1にバンプ26を介し電気的に接続される。パッドPa1およびPa2はノードN1に相当し、パッドPt1およびPt2はノードN2aに相当し、パッドPr1およびPr2はノードN2bに相当する。
直列共振器S11aからS14a、S21aからS24a、並列共振器P11aからP14aおよびP21aからP24aは、それぞれ直列共振器S11bからS14b、S21bからS24b、並列共振器P11bからP14bおよびP21bからP24bと平面視において重なっている。
[比較例1]
図5は、比較例1に係るマルチプレクサの回路図である。図5に示すように、送信フィルタ50は、直列共振器S11からS14および並列共振器P11からP14を備え、受信フィルタ52は、直列共振器S21からS24および並列共振器P21からP24を備える。送信フィルタ50および受信フィルタ52は、実施例1のようなサブフィルタを含んでいない。その他の構成は実施例1と同じである。
図6は、比較例1における基板の平面図である。弾性波共振器12は、直列共振器S11からS14、S21からS24、並列共振器P11からP14およびP21からP24を含む。配線14は、パッドPa、Pt、PrおよびPgを含む。パッドPa、Pt、PrおよびPgは、それぞれ共通端子Ant、送信端子Tx、受信端子Rxおよびグランド端子Tgにビア配線16を介し電気的に接続される。
送信フィルタ50と受信フィルタ52の通過帯域が重ならないとき、送信フィルタ50と受信フィルタ52とを空隙28を介し対向させると、送信フィルタ50と受信フィルタ52との間で空隙28を介し高周波信号が漏洩するためアイソレーション特性が劣化する。このため、比較例1のように同じ基板10上に送信フィルタ50と受信フィルタ52とを設けると、基板10のチップサイズが大きくなる。
実施例1のように、送信フィルタ50をサブフィルタ50aおよび50bに並列に分割し、受信フィルタ52をサブフィルタ52aおよび52bに並列に分割する。対応する共振器同士を空隙28を介し対向させる。対応する共振器同士はほぼ同じ電圧が加わる。このため、対応する共振器同士を重ねても高周波信号の漏洩を抑制でき、アイソレーション特性を劣化せず小型化が可能となる。一例では、比較例1の基板10の大きさは1.5mm×0.9mmであり、実施例1の基板10の大きさは1.2mm×0.7mmである。
実施例1の送信フィルタ50(第1フィルタ)によれば、図1のように、共通端子Ant(出力端子)と送信端子Tx(入力端子、第1端子)との間にノードN1(第1ノード)およびN2a(第2ノード)が設けられている。直列共振器S11aからS14a(第1直列共振器)はノードN1とN2aとの間の直列経路(第1経路)に設けられ、並列共振器P11aおよびP14a(第1並列共振器)は一端が直列経路に接続され他端がグランドに接続されている。直列共振器S11bからS14b(第2直列共振器)はノードN1とN2aとの間の直列経路(第1経路に並列に接続された第2経路)に設けられ、並列共振器P11bおよびP14b(第2並列共振器)は一端が直列経路に接続され他端がグランドに接続されている。
図4(a)および図4(b)のように、直列共振器S11aからS14aおよび並列共振器P11aおよびP14aは基板10(第1基板)の上面(第1面)に設けられている。直列共振器S11bからS14bおよび並列共振器P11bおよびP14bは基板20(第2基板)の下面(第2面)に設けられている。
直列共振器S11aからS14aの各々の少なくとも一部は直列共振器S11bからS14bの各々の少なくとも一部と平面視において重なり、並列共振器P11aからP14aの各々の少なくとも一部は並列共振器P11bからP14bの各々の少なくとも一部と平面視において重なる。これにより、送信フィルタ50内の高周波信号の干渉が抑制され、かつ小型化が可能となる。
弾性波共振器12と22が重なるとは、弾性表面波共振器の場合は、図3(a)のIDT42および反射器41の少なくとも一部同士が重なることであり、圧電薄膜共振器の場合は、図3(b)の共振領域48の少なくとも一部が重なることである。
直列共振器S11aからS14aおよび直列共振器S11bからS14bは互いに同じ個数で各々1または複数設けられ、直列共振器S11bからS14bの少なくとも一部はそれぞれ対応する直列共振器S11aからS14aの少なくとも一部と平面視において重なる。並列共振器P11aからP14aおよび並列共振器P11bからP14bは互いに同じ個数で各々1または複数設けられ、並列共振器P11bからP14bの少なくとも一部はそれぞれ対応する並列共振器P11aからP14aの少なくとも一部と平面視において重なる。これにより、対応する共振器に加わる電圧がほぼ同じとなり、フィルタ内の高周波信号の干渉が抑制される。
1または複数の直列共振器S11aからS14aそれぞれの静電容量は、対応する直列共振器S11bからS14bの静電容量と、製造誤差程度に略等しい。1または複数の並列共振器P11aからP14aそれぞれの静電容量は、対応する並列共振器P11bからP14bの静電容量と、製造誤差程度に略等しい。これにより、対応する共振器に加わる電圧がほぼ同じとなり、フィルタ内の高周波信号の干渉が抑制される。
ノードN1と共通端子Antとの間に共振器は接続されておらず、ノード2aと送信端子Txの間に共振器は接続されていない。これにより、小型化がより可能となる。
受信フィルタ52(第2フィルタ)では、共通端子Antと受信端子Rx(第2端子)との間にノードN1(第3ノード)およびN2b(第4ノード)が設けられている。直列共振器S21aからS24a(第3直列共振器)はノードN1とN2bとの間の直列経路(第3経路)に設けられ、並列共振器P21aおよびP24a(第3並列共振器)は一端が直列経路に接続され他端がグランドに接続されている。直列共振器S21bからS24b(第4直列共振器)はノードN1とN2bとの間の直列経路(第3経路に並列に接続された第4経路)に設けられ、並列共振器P21bおよびP24b(第4並列共振器)は一端が直列経路に接続され他端がグランドに接続されている。
直列共振器S21aからS24aおよび並列共振器P21aおよびP24aは基板10の上面に設けられている。直列共振器S21bからS24bおよび並列共振器P21bおよびP24bは基板20の下面に設けられている。直列共振器S21aからS24aの各々の少なくとも一部は直列共振器S21bからS24bの各々の少なくとも一部と平面視において重なり、並列共振器P21aからP24aの各々の少なくとも一部は並列共振器P21bからP24bの各々の少なくとも一部と平面視において重なる。これにより、送信フィルタ50と受信フィルタ52とのアイソレーションを抑制できかつ小型化が可能となる。
図7は、実施例2に係るマルチプレクサの回路図である。図7に示すように、送信フィルタ50では、共通端子Antと送信端子Txとの間の直列経路にノードN11およびN12が設けられている。ノードN11とN12との間において直列共振器S11aとS11bは並列接続されている。一端が直列経路に他端がグランドに接続された並列経路にノードN13およびN14が設けられている。ノードN13とN14との間において並列共振器P11aとP11bは並列接続されている。同様に、直列経路に設けられたノード間において直列共振器S12aからS14aとS12bからS14bとは各々並列接続されている。並列経路に設けられたノード間において並列共振器P12aからP14aとP12bからP14bとは各々並列接続されている。
受信フィルタ52では、共通端子Antと受信端子Rxとの間の直列経路にノードN21およびN22が設けられている。ノードN21とN22との間において直列共振器S21aとS21bとは並列接続されている。一端が直列経路に他端がグランドに接続された並列経路にノードN23およびN24が設けられている。ノードN23とN24との間において並列共振器P21aとP21bとは並列接続されている。同様に、直列経路に設けられたノード間において直列共振器S22aからS24aとS22bからS24bとは各々並列接続されている。並列経路に設けられたノード間において並列共振器P22aからP24aとP22bからP24bとは各々並列接続されている。その他の構成は実施例1の図1と同じであり説明を省略する。
図8は、実施例2に係るマルチプレクサの断面図である。図8に示すように、バンプ26が設けられておらず、配線14と24とが接合されている。その他の構成は実施例1の図2と同じであり説明を省略する。
図9(a)および図9(b)は、実施例2におけるそれぞれ基板10および20の平面図である。図9(b)は、基板20の下面を上から透視した図である。図9(a)および図9(b)に示すように、バンプ26が設けられておらず、配線14と24とが接続される。これにより、図7のように、対応する共振器同士が並列接続される。その他の構成は実施例1の図4(a)および図4(b)と同じであり説明を省略する。
実施例2の送信フィルタ50(第1フィルタ)によれば、図7のように、直列共振器S11a(第1弾性波共振器)は、送信端子Tx(入力端子)と共通端子Ant(出力端子)との間の直列経路に設けられたノードN11とN12との間に接続され、直列共振器S11b(第2弾性波共振器)は、ノードN11とN12と間において直列共振器S11aと並列接続されている。図9(a)および図9(b)のように、直列共振器S11aは基板10(第1基板)の上面(第1面)に設けられ、直列共振器S11bは基板20(第2基板)の下面(第2面)に設けられている。直列共振器S11bの少なくとも一部は、平面視において直列共振器S11aの少なくとも一部と重なる。これにより、送信フィルタ50内の高周波信号の干渉が抑制され、かつ小型化が可能となる。
直列共振器S11aの静電容量は直列共振器S11bの静電容量と製造誤差程度に略等しい。これにより、対応する共振器に加わる電圧がほぼ同じとなり、フィルタ内の高周波信号の干渉が抑制される。
並列共振器P11a(第3弾性波共振器)は、並列経路に設けられたノードN13とN14との間に接続され、並列共振器P11b(第4弾性波共振器)は、ノードN13とN14と間において並列共振器P11aと並列接続されている。並列共振器P11aは基板10の上面に設けられ、並列共振器P11bは基板20の下面に設けられている。並列共振器P11bの少なくとも一部は、平面視において並列共振器P11aの少なくとも一部と重なる。これにより、送信フィルタ50内の高周波信号の干渉がより抑制され、かつ小型化がより可能となる。
受信フィルタ52(第2フィルタ)では、直列共振器S21a(第3弾性波共振器)は、ノードN21(第3ノード)とN22(第4ノード)との間に接続され、直列共振器S21b(第2弾性波共振器)は、ノードN21とN22との間において直列共振器S21aと並列接続されている。直列共振器S21aは基板10の上面に設けられ、直列共振器S21bは基板20の下面に設けられている。直列共振器S21bの少なくとも一部は、平面視において直列共振器S21aの少なくとも一部と重なる。これにより、送信フィルタ50と受信フィルタ52とのアイソレーションを抑制できかつ小型化が可能となる。
図10は、実施例3に係るフィルタの回路図である。図10に示すように、フィルタ54では、入力端子Tinと出力端子Toutの間の直列経路にノードN1とN2が設けられている。ノードN1とN2との間においてサブフィルタ54aと54bは並列接続されている。サブフィルタ54aは直列共振器S1aからS6aおよび並列共振器P1aからP6aを備えている。サブフィルタ54bは直列共振器S1bからS6bおよび並列共振器P1bからP6bを備えている。サブフィルタ54aと54bとはノードN1、N2およびグランド端子Tgに対し鏡面対称に設けられている。その他の構成は実施例1の図1と同じであり説明を省略する。
図11(a)および図11(b)は、実施例3におけるそれぞれ基板10および20の平面図である。図11(b)は、基板20の下面を上から透視した図である。図11(a)に示すように、弾性波共振器12は、直列共振器S1aからS6aおよび並列共振器P1aからP6aを含む。配線14は、パッドPin1、Pout1およびPg1を含む。パッドPin1、Pout1およびPg1は、それぞれ入力端子Tin、出力端子Toutおよびグランド端子Tgにビア配線16を介し電気的に接続される。
図11(b)に示すように、弾性波共振器22は、直列共振器S1bからS6bおよび並列共振器P1bからP6bを含む。配線24は、パッドPin2、Pin2およびPg2を含む。パッドPin2、Pout2およびPg2は、それぞれパッドPin1、Pout1およびPg1にバンプ26を介し電気的に接続される。直列共振器S1aからS6aおよび並列共振器P1aからP6aは、それぞれ直列共振器S1bからS6bおよび並列共振器P1bからP6bと平面視において重なっている。その他の構成は実施例1の図4(a)および図4(b)と同じである。
実施例3のように、フィルタ54をサブフィルタ54aと54bとに並列分割し、対応する共振器を平面視において重ねてもよい。これにより、フィルタ54内の高周波信号の干渉を抑制しかつフィルタ54を小型化できる。
図12は、実施例4に係るフィルタの回路図である。図12に示すように、フィルタ56では、ノードN1は入力端子Tinと出力端子Toutとの間の直列経路の中間に設けられている。ノードN1とN2の間においてサブフィルタ56aと56bは並列接続されている。直列共振器S1およびS2、並列共振器P1およびP2は入力端子TinとノードN1との間に接続されている。サブフィルタ56aは直列共振器S3aおよびS4a並びに並列共振器P3aおよびP4aを備えている。サブフィルタ56bは直列共振器S3bおよびS4b並びに並列共振器P3bおよびP4bを備えている。サブフィルタ56aと56bとはノードN1、N2およびグランド端子Tgに対し鏡面対称に設けられている。その他の構成は実施例3の図10と同じであり説明を省略する。
図13(a)および図13(b)は、実施例4におけるそれぞれ基板10および20の平面図である。図13(b)は、基板20の下面を上から透視した図である。図13(a)に示すように、弾性波共振器12は、直列共振器S1、S2、S3a、S4a並びに並列共振器P1、P2、P3aおよびP4aを含む。配線14は、パッドPin1、Pout1、Pn1およびPg1を含む。パッドPin1、Pout1およびPg1は、それぞれ入力端子Tin、出力端子Toutおよびグランド端子Tgにビア配線16を介し電気的に接続される。
図13(b)に示すように、弾性波共振器22は、直列共振器S3bおよびS4b並びに並列共振器P3bおよびP4bを含む。配線24は、パッドPin2、Pout2、Pn2およびPg2を含む。パッドPin2、Pout2、Pn2およびPg2は、それぞれパッドPin1、Pout1、Pn1およびPg1にバンプ26を介し電気的に接続される。直列共振器S3aおよびS4a並びに並列共振器P3aおよびP4aは、それぞれ直列共振器S3bおよびS4b並びに並列共振器P3bおよびP4bと平面視において重なっている。その他の構成は実施例3の図11(a)および図11(b)と同じであり説明を省略する。
実施例4のように、フィルタ56の一部をサブフィルタ56aと56bとに並列分割し、対応する共振器を平面視において重ねてもよい。これにより、フィルタ54を小型化できる。マルチプレクサにおいても、送信フィルタ50および受信フィルタ52の少なくとも一方のフィルタの一部をサブフィルタに並列分割し、対応する共振器を重ねてもよい。
図14は、実施例5に係るフィルタの回路図である。図14に示すように、直列共振器S1およびS2、並列共振器P1およびP2は入力端子TinとノードN1との間に接続されている。直列共振器S3aおよびS3bは並列接続され、直列共振器S4aおよびS4bは並列接続され、並列共振器P3aおよびP3bは並列接続され、並列共振器P4aおよびP4bは並列接続されている。直列共振器S3aおよびS4a並びに並列共振器P3aおよびP4aは、それぞれ直列共振器S3bおよびS4b並びに並列共振器P3bおよびP4bと平面視において重なっている。その他の構成は、実施例2および4と同じである。
実施例5のように、フィルタ56の少なくとも一部を共振器ごとに並列接続し、残りの共振器は並列接続しなくてもよい。これにより、小型化が可能となる。
実施例5のように、フィルタにおいて、各共振器を並列接続し、対応する共振器を重ねてもよい。マルチプレクサにおいても、送信フィルタ50および受信フィルタ52の少なくとも一方の各共振器を並列接続し、対応する共振器を重ねてもよい。
実施例1から5における各フィルタの直列共振器および並列共振器の個数は適宜に設定できる。フィルタの少なくとも一部を多重モードフィルタとしてもよい。弾性波共振器12および22は図3(b)のような圧電薄膜共振器でもよい。実施例1および2では、デュプレクサを例に説明したがマルチプレクサはトリプレクサまたはクワッドプレクサでもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、20 基板
12、22 弾性波共振器
14、24 配線
26 バンプ
28 空隙
50 送信フィルタ
50a、50b、52a、52b、54a、54b サブフィルタ
52 受信フィルタ
54、56 フィルタ

Claims (10)

  1. 第1面を有する第1基板と、
    前記第1面と空隙を挟み対向する第2面を有する第2基板と、
    前記第1面に設けられ、第1ノードと第2ノードとの間の第1経路に設けられた1または複数の第1直列共振器と、
    前記第1面に設けられ、一端が前記第1経路に接続され他端がグランドに接続された1または複数の第1並列共振器と、
    前記第2面に設けられ、前記1または複数の第1直列共振器と同じ個数設けられ、前記第1ノードと前記第2ノードとの間において前記第1経路に並列に接続された第2経路に設けられ、平面視において少なくとも一部がそれぞれ対応する第1直列共振器の少なくとも一部と重なる1または複数の第2直列共振器と、
    前記第2面に設けられ、前記1または複数の第1並列共振器と同じ個数設けられ、一端が前記第2経路に接続され他端がグランドに接続され、平面視において少なくとも一部がそれぞれ対応する第1並列共振器の少なくとも一部と重なる1または複数の第2並列共振器と、
    を備えるフィルタ。
  2. 前記1または複数の第2直列共振器には、それぞれ対応する第1直列共振器と同じ位相の高周波信号が入力し
    前記1または複数の第2並列共振器には、それぞれ対応する第1並列共振器と同じ位相の高周波信号が入力する請求項1に記載のフィルタ。
  3. 前記1または複数の第2直列共振器の静電容量は、それぞれ前記対応する第1直列共振器の静電容量としく、
    前記1または複数の第2並列共振器の静電容量は、それぞれ前記対応する第1並列共振器の静電容量としい請求項2に記載のフィルタ。
  4. 前記第1ノードと入力端子との間に共振器は接続されておらず、前記第2ノードと出力端子との間に共振器は接続されていない請求項1から3のいずれか一項に記載のフィルタ。
  5. 第1面を有する第1基板と、
    前記第1面と空隙を挟み対向する第2面を有する第2基板と、
    前記第1面に設けられ、第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1弾性波共振器と、
    前記第2面に設けられ、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に前記第1弾性波共振器と並列接続され、平面視において少なくとも一部が前記第1弾性波共振器の少なくとも一部と重なる第2弾性波共振器と、
    前記第1面に設けられ、第3ノードと第4ノードとの間に接続された第3弾性波共振器と、
    前記第2面に設けられ、前記第3ノードと前記第4ノードとの間に前記第3弾性波共振器と並列接続され、平面視において少なくとも一部が前記第3弾性波共振器の少なくとも一部と重なる第4弾性波共振器と、
    を備え、
    前記第1ノードおよび前記第2ノードは、入力端子と出力端子との間の直列経路に設けられ、
    前記第3ノードおよび前記第4ノードは、一端が前記直列経路に接続され、他端がグランドに接続された並列経路に設けられるフィルタ。
  6. 前記第1弾性波共振器の静電容量は、前記第2弾性波共振器の静電容量としい請求項5に記載のフィルタ。
  7. 前記第3弾性波共振器には、前記第1弾性波共振器と同じ位相の高周波信号が入力し
    前記第4弾性波共振器には、前記第2弾性波共振器と同じ位相の高周波信号が入力する請求項5または6に記載のフィルタ。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のフィルタを含むマルチプレクサ。
  9. 第1面を有する第1基板と、
    前記第1面と空隙を挟み対向する第2面を有する第2基板と、
    前記第1面に設けられ、共通端子と第1端子との間の第1経路に設けられた第1直列共振器と、
    前記第1面に設けられ、一端が前記第1経路に接続され他端がグランドに接続された第1並列共振器と、
    前記第2面に設けられ、前記共通端子と前記第1端子との間において前記第1経路に並列に接続された第2経路に設けられ、平面視において少なくとも一部が前記第1直列共振器の少なくとも一部と重なる第2直列共振器と、
    前記第2面に設けられ、一端が前記第2経路に接続され他端がグランドに接続され、平面視において少なくとも一部が前記第1並列共振器の少なくとも一部と重なる第2並列共振器と、を備える第1フィルタと、
    前記第1面に設けられ、前記共通端子と第2端子との間の第3経路に設けられた第3直列共振器と、
    前記第1面に設けられ、一端が前記第3経路に接続され他端がグランドに接続された第3並列共振器と、
    前記第2面に設けられ、前記共通端子と前記第2端子との間において前記第3経路に並列に接続された第4経路に設けられ、平面視において少なくとも一部が前記第3直列共振器の少なくとも一部と重なる第4直列共振器と、
    前記第2面に設けられ、一端が前記第4経路に接続され他端がグランドに接続され、平面視において少なくとも一部が前記第3並列共振器の少なくとも一部と重なる第4並列共振器と、を備え、前記第1フィルタの通過帯域と重ならない通過帯域を有する第2フィルタと、
    を備えるマルチプレクサ。
  10. 第1面を有する第1基板と、
    前記第1面と空隙を挟み対向する第2面を有する第2基板と、
    前記第1面に設けられ、第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1弾性波共振器と、前記第2面に設けられ、前記第1ノードと前記第2ノードとの間に前記第1弾性波共振器と並列接続され、平面視において少なくとも一部が前記第1弾性波共振器の少なくとも一部と重なる第2弾性波共振器と、を備え、共通端子と第1端子との間に接続された第1フィルタと、
    前記第1面に設けられ、第3ノードと第4ノードとの間に接続された第3弾性波共振器と、前記第2面に設けられ、前記第3ノードと前記第4ノードとの間に前記第3弾性波共振器と並列接続され、平面視において少なくとも一部が前記第3弾性波共振器の少なくとも一部と重なる第4弾性波共振器と、を備え、前記共通端子と第2端子との間に接続され、前記第1フィルタの通過帯域と重ならない通過帯域を有する第2フィルタと、
    を備えるマルチプレクサ。
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