JP3963688B2 - 離脱防止継手のロックリング挿入補助具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、離脱防止継手のロックリング挿入補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
老朽管の更生手段として、老朽管路を鞘管とし、その管内に新管を推進工法で順次挿入し敷設する既設管更生工法、いわゆるパイプインパイプ工法が知られている。
【0003】
このような工法に採用される管継手として、たとえば図7に示すように受口1の内周に形成したロックリング収納溝2にロックリング3を装着するとともに、挿口5の外周に一定の軸方向巾を有する周方向の係合溝6を形成し、この係合溝6にロックリング3を位置させるようにし、セットボルト8を締付けてロックリング3を係合溝6内に締め付けるようにした離脱防止構造の耐震継手10がある。
【0004】
このような構成であると、係合溝6の受口開口側内壁6aにロックリング3が当たる位置まで挿口5の入り込みが可能であるとともに、受口奥側の内壁6bにロックリング3が係り合うまで受口1からの挿口5の抜け出しが可能となり、係合溝6の軸方向巾の範囲の伸縮しろができ、耐震性能が付与される。
【0005】
なお、図7において4はシール用ゴム輪を示し、受口1内面の収納溝1aに配置され、収納溝1aに形成した突起1bにシール用ゴム輪4の凹部4aを嵌合させることにより挿口5の挿入時に受口1奥方へ押し込まれてしまわないように保持されている。
【0006】
ところで、こうした更生工法においては流路断面積の減少を避けるため、新管の外径は既設管内を通過し得る最大限の径とする一方、管壁の肉厚を薄くし新管内径をできるだけ大きくして流路断面積を最大限確保することが行われる。
【0007】
そのため耐震管継手10においても受口の肉厚を薄くし内径を出来るだけ大きくするように設計される。
ところが、このようにして新管の耐震継手を設計すると、受口1内面に配設されるロックリング3の径方向肉厚と受口1内面に形成されるロックリング収納溝2の深さとの関係に制約が生じ、耐震性能を一般の管継手と同様なレベルに維持するのが困難となる問題があった。
【0008】
例えば、受口1の収納溝2内に収納されるロックリング3は、挿口5が挿入されるときは拡径変形して収納溝2底面に密着するが、挿口5を余裕をもって通過させるため、公差も考慮してロックリング3が確実に拡径変形できるように収納溝2の深さを決定すると、受口の管壁の肉厚が極力薄くされていることと相俟って、収納溝2部分の肉厚tが局部的に薄くなってしまい、この薄さのために受口の強度が低下し、一般的な耐震継手に対し耐震性能が低くなってしまうこととなる。
【0009】
一方、ロックリング収納溝2部分の管の肉厚tの局部的薄さにより受口1の強度が低下するのを防止するため、図8に示すように受口1内面に形成されるロックリング収納溝2の深さdを浅くして、前記ロックリング3を収納した時に該ロックリング3の内径rが挿口外径Rよりも小さくなり得るようにし、ロックリング収納部の肉厚tを厚くして強度を増すことが考えられている。
【0010】
ところが、このようにすると、ロックリング収納溝2の深さが浅いのでロックリング3を嵌め込んだ状態では挿口5の外径Rがロックリング3の内径rより大きくなるので挿入が困難となる。
【0011】
そこで、前記受口1外側面より前記ロックリング収納溝2に連通する貫通孔7を前記受口1の接線方向に沿って貫設し、ロックリング3のない状態で挿口5を受口1に挿入後、受口1の外側面から前記貫通孔7を通じ前記挿口5の係合溝6に向かい合ったロックリング収納溝2にロックリング3を挿入可能とし、ここからロックリング3を挿入し、最終的にセットボルト8…で締め付けるようにして、3DkN(0.3Dtf、D:呼び径)の離脱防止力を発揮し得るようにした既設管更生工法用耐震継手が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ロックリング3は通常、鋼製であるため、このような剛性のある部材を受口1内周のロックリング収納溝2に沿わせ湾曲させながら挿入していくのに、強大な力が必要となり、油圧装置などが必要となる。
【0013】
一方、挿入されるロックリングは、強大な力に押されて貫通孔7から収納溝2へと送り込まれて行くので、ロックリング3の先端角部が収納溝2の内底面に強くこすり付けられ、これが原因となってロックリング収納溝2内底面やロックリング3の先端部に傷がつき、この傷から腐蝕が進行することがある問題があった。
【0014】
この発明は、上記問題に鑑み、受口外面から受口内面の収納溝へロックリングを挿入する場合に、ロックリング収納溝の内底面に傷を付けることなく安全に挿入することを課題としてなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の離脱防止継手のロックリング挿入補助具は、一方の管の端部に形成された受口の内部に、他方の管の挿口を挿入した後、前記受口内面のロックリング収納溝に前記受口外面から貫通孔を通じてロックリングを挿入するようにした離脱防止継手において、前記ロックリングの先端に着脱自在に嵌着されるキャップ体であって、先端形状が湾曲面とされ、断面形状が前記ロックリング収納溝内に挿入できる大きさとされたものである。
【0016】
従って、この離脱防止継手のロックリング挿入補助具によれば、ロックリング先端が挿入補助具で覆われて、収納溝底面に対する摩擦がやわらげられ、傷つくのが防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態である離脱防止継手のロックリング挿入補助具について説明する。
【0018】
図1は、この発明の実施の形態の、離脱防止継手のロックリング挿入補助具の斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断面図である。
離脱防止継手のロックリング挿入補助具11は、ロックリング3の内外面に沿う一対の支持板部12と、この支持板部12の先端側をコ字状に連接する、先端形状が湾曲面13aとされた先端部13とから形成され、前記支持板部12、12と先端部13で囲まれる空間Sにロックリング3の先端を挿入することでキャップ状に嵌着できるように構成されている。
【0019】
また、上記先端部13の断面形状は図2、図3に示すようにロックリング3の先端に被せた状態でロックリング収納溝2内に挿通可能な大きさの断面形状とされている。
【0020】
そして、上記ロックリング挿入補助具11は、全体がプラスチックなどにより一体成形されている。
また、支持板12の長手方向縁側は図1に示したように側方向へは開放された形状とされている。ロックリング収納溝2へ挿入されれば、側面方向は、ロックリング収納溝2の内側面に対面し、ロックリング3から外れることはないからである。
【0021】
なお、ロックリング3の先端3aが図4に示すように先端がテーパ状に削られている場合は、その形状に合わせた形状とされる。
なお、図4に示すロックリング挿入補助具11はロックリング3の先端形状に合わせた形状とされている点が異なるだけで、部材は同じであるので、同一又は相当する部材に、図1〜図3に示したのと同一符号を付すだけで詳細な説明は省略する。
【0022】
次に、上記離脱防止継手のロックリング挿入補助具11の使用状態について説明する。
外周にロックリング挿入用貫通孔7を穿設した受口1に挿口5を挿入し、図5に示すように受口外周にロックリング挿入装置19を取り付ける。
【0023】
このロックリング挿入装置19は、ピストンシリンダ往復駆動装置19aを有し作動ロッド19bの先端にはロックリング3と着脱自在に係合する係合装置19cが取り付けられている。
【0024】
そして、受口1外面に沿うように湾曲配置したロックリング3を前記係合装置19cに係合させる。
そして、図4に示すようにロックリング3の先端部3aにロックリング挿入補助具11を嵌着し挿入の準備を行う。
【0025】
次いで、ピストンシリンダ往復駆動装置19aを図5の実線の状態から仮想線で示すように作動させ、貫通孔7へロックリング3をガイドローラ18a、18b、18cにガイドさせつつ送り込んでいく。
【0026】
このとき、ロックリング3は挿入されていくに従い、ロックリング収納溝2に沿って湾曲挿入されていくが、ロックリング3の先端3aには、ブロック状の挿入補助具11が被せられているので、これが緩衝材となってロックリング収納溝2の損傷が防止される。
【0027】
また、挿入補助具11の断面形状がロックリング収納溝2内に挿入できる大きさとされているので、挿入抵抗となることもなく容易に挿入されていく。
従って、離脱防止継手のロックリング挿入補助具11によれば、ロックリング収納溝2は全く傷付くことなく収納溝へと挿入されていく。
【0028】
なお、上記実施の形態において、挿入補助具11の先端部13の先端形状の湾曲面13aは、図示例の場合、管継手10の管軸と平行な軸であって先端部13を通る軸13bを中心とする円周状湾曲面13aとされているが、先端部13の先端面を球面としても良く、また摩擦を軽減することが出来れば、図6(a)に示すような面取り面13cや、同(b)に示すような角取り面13dあるいは同(c)に示すような2次曲線となるような曲線としても良い。
【0029】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、受口外面の貫通孔からロックリングを挿入するようにした離脱防止継手において、ロックリング収納溝の内底面が、挿入されるロックリングの先端との接触摩擦によって傷つくのが防止され、傷に起因した腐蝕などが確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の離脱防止継手のロックリング挿入補助具の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】離脱防止継手のロックリング挿入補助具の他の構成例を示す側面図である。
【図5】離脱防止継手のロックリング挿入補助具の挿入状態を示す断面図である。
【図6】離脱防止継手のロックリング挿入補助具の他の構成例の側面図である。
【図7】従来の離脱防止継手の半裁側面図である。
【図8】他の従来の離脱防止継手の半裁側面図である。
【符号の説明】
1 受口
2 ロックリング収納溝
3 ロックリング
3a ロックリングの先端
4 シール用ゴム輪
5 挿口
7 貫通孔
11 ロックリング挿入補助具
12 支持板部
13 先端部

Claims (1)

  1. 一方の管の端部に形成された受口の内部に、他方の管の挿口を挿入した後、前記受口内面のロックリング収納溝に前記受口外面から貫通孔を通じてロックリングを挿入するようにした離脱防止継手において、
    前記ロックリングの先端に着脱自在に嵌着されるキャップ状をなす部材であって、先端形状が湾曲面とされ、断面形状が前記ロックリング収納溝内に挿入できる大きさとされた離脱防止継手のロックリング挿入補助具。
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