JP4338291B2 - 離脱防止継手のロックリング挿入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、離脱防止継手のロックリング挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
老朽管の更正手段として、老朽管路を鞘管とし、その管内に新規管を推進工法で順次挿入し敷設する既設管更正工法が知られている。
【0003】
このような更正管路における管継手として、たとえば図3に示すように受口1の内周に形成したロックリング収納溝2にロックリング3を装着するとともに、挿口5の外周に一定の軸方向巾を有する周方向の係合溝6を形成し、この係合溝6にロックリング3を位置させるようにした離脱防止構造の離脱防止継手10がある。
【0004】
このような構成であると、係合溝6の受口開口側内壁にロックリング3が当たる位置まで挿口5の入り込みが可能であるとともに、受口奥側の内壁にロックリング3が係り合うまで受口1からの挿口5の抜け出しが可能となり、係合溝6の軸方向巾の範囲の伸縮しろができ、耐震性能が付与される。
【0005】
なお、図3において4はシール用ゴム輪を示し、受口1内面の収納溝1aに配置され、収納溝1aに形成した突起1bにシール用ゴム輪4の凹部4aを嵌合させることにより挿口5の挿入時に受口1奥方へ押し込まれてしまわないように保持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記離脱防止継手10において、ロックリング収納溝2にロックリング3を収納した状態で挿口5を挿入できるようにするには、収納溝2の深さdを深くして、ロックリング3が拡径できるようにする必要があり、このようにするとロックリング収納溝2部分の管の肉厚tが局部的に薄くなって強度が低下し、大地震時などにロックリング3から加わる強大な力に屈して受口開口端が例えばラッパ状に変形してしまう可能性があった。
【0007】
このような強度的な問題を解消するため、上記のt寸法を大きくする必要があるが、受口の外径をそのままにして肉厚を厚く成形すると、その分受口の内径が小さくなり、挿口の口径を小さくせざるを得なくなり、推進工法用管の径を既設老朽管よりかなり小さくせざるを得なくなる。
【0008】
そこでこのような問題点を解決し、既設管を更正する場合に受口強度を損なうことなくできるだけ大径の管を推進可能とするため、図4に示すように受口1内面に形成されるロックリング収納溝2の深さdを、前記ロックリング3を収納した時に該ロックリング3の内径rが挿口外径Rよりも小さくなり得るように浅く成形し、前記受口外側面より前記ロックリング収納溝2に連通する貫通孔7を前記受口1の接線方向に沿って貫設し、前記挿口5を受容した前記受口1外側面から前記貫通孔7を通じ前記挿口5の係合溝6とロックリング収納溝2との空間にロックリング部材3aを挿入可能とし、ここから挿入したロックリング部材3aを最終的にセットボルト8…で締め付けるようにした既設管更正工法用の離脱防止継手が提案されている。
【0009】
ところが、ロックリングは通常、鋼製であるためこのような部材3aを受口1内周のロックリング収納溝2に沿わせ湾曲させながら挿入していくのに強大な力を要し、挿入が容易でない問題があった。
【0010】
この発明は、上記問題に鑑み、受口外面から受口内面の収納溝へロックリングを挿入する場合に、挿入を容易に行なうことを課題としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明のロックリング挿入装置は、一方の管の端部に形成された受口の内部に他方の管の端部に形成された挿口を挿入した後、前記受口内面のロックリング収納溝に前記受口外面から貫通孔を通じてロックリング部材を挿入するようにした推進管継手のためのロックリング挿入装置であって、前記受口外周面に着脱可能な取付け枠に、前記ロックリングの挿入方向と平行な軸に沿った軸周囲に回転可能にねじロッドが軸支され、該ねじロッドに送り装置がねじ嵌合されていると共に、該ねじロッドは回転駆動装置で正逆回転駆動可能とされ、前記送り装置には前記貫通孔に挿入されるロックリング部材と着脱自在に係合する係合装置が設けられてなるものである。
【0012】
従って、この発明の離脱防止継手のロックリング挿入装置によれば、受口外周面にねじロッド装置を取り付ければ、ロックリングの挿入にはねじロッド機構による強大な力が利用できるので作業が容易となる。
【0013】
また、ロックリング挿入装置の着脱も、受口外周のロックリング用セットボルト孔を利用するので容易に行なえる。
なお、本発明は老朽管の更正手段の他、先進坑を掘削しその中に新規管を推進工法で挿入敷設する場合にも適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態である離脱防止継手のロックリング挿入装置(以下単に「ロックリング挿入装置」という。)について説明する。
【0015】
図1は、この発明の実施の形態のロックリング挿入装置の側面図である。
なお、図1において、図3、図4に示した符号と同じ符号で示す部材は同一又は相当する部材を示すため詳細な説明は省略する。
【0016】
図1において、11は鋼製や鋳鉄製の取付け枠を示し、受口1外面の湾曲面に沿う曲率に湾曲されたバンド体11aにフランジ状の補強リブ11bを一体に取り付けた形状とされている。
【0017】
この、取付け枠11に、受口1の外面に穿設されたロックリングのセットボルト用ねじ孔12、12に対応した位置にボルト孔13、13が設けられ、このボルト孔13、13に挿通したボルト14、14により取付け枠11が受口1の外面に着脱自在に取り付けられるようにされている。
【0018】
なお、この取付け枠11の取付け構造としてはセットボルト用ねじ孔12を利用する他、図示は省略するが二つ割れのリング体やバンド体とし、受口外周面に巻き付けて固定するようにしても良い。
【0019】
取付け枠11の外面にはブラケット15aを介して基台15が支持され、この基台15上にロックリング部材3aの挿入方向と平行な軸に沿ってねじロッド16が軸周囲に回転可能に軸支されている。
【0020】
このねじロッド16は、図示例の場合、前記基台15に設けた軸受け15bに軸支され、他端にレンチソケット16aを介してインパクトレンチ16bと連結可能とされ、このインパクトレンチ16bの駆動力により正逆回転駆動可能とされている。
【0021】
上記ねじロッド16には、送り部材16cがねじ嵌合され、この送り部材16cにロックリング部材3a用のホルダー17が取り付けられている。
ホルダー17は、ロックリング部材3aを挿通させる孔17aとこの孔17aに向けてねじ込まれる締付けボルト17bを有し、締付けボルト17bの締付けによってロックリング部材3aがホルダー17に係止されるようにされている。
【0022】
次に、上記実施の形態であるロックリング挿入装置の作動について説明する。
図4に示したように、管受口1にシール用ゴム輪を挿入した後、接続すべき管の挿口5を挿入して接続する。
【0023】
次いで、図1に示すように受口1外周のロックリング挿通用の貫通孔7への挿通方向とねじロッド16が平行になるよう取付け枠11を受口1外面に設置し、適当数のセットボルト用ねじ孔13、13を利用してボルト14、14で固定する。
【0024】
次いで、ホルダー17の挿通孔17aに締付けボルト17bを緩めてロックリング部材3aを挿通し、受口1外周に開口する貫通孔7よりロックリング部材3aを受口1内の収納溝2へ挿入する。
【0025】
次いで、インパクトレンチ16bをレンチソケット16aを介して連結し、回転駆動して、送り部材16cを貫通孔7に対し最も後退させた側にねじ送り移動させる。なお、この時、ロックリング部材3aがホルダー17のガイドを兼ねるため、ねじロッド16が回転していても、送り部材16cは共に回転せず、両者間の相対回転により送り部材16cはねじロッド16のねじすじに従って軸方向へと送られていく。
【0026】
そして、最も後退した位置に送り部材16を移動させれば、ホルダー17の締付けボルト17bを強く締付けてロックリング部材3aと係合させる。
インパクトレンチ16aを前記とは逆方向へ回転駆動し、ねじロッド16bにねじ嵌合する送り部材16cを貫通孔7方向へねじ送り移動させ、これによってロックリング部材3aを受口内面のロックリング収納溝2へ強制的に挿入していく。
【0027】
ロックリング部材3aは鋼製とされていてもねじロッド16による送りねじ機構により強大な力で挿入され、この力によりロックリング収納溝2内面に沿って先端を滑らせながら、かつ受口1内面の曲率に沿って湾曲されながら進入していく。
【0028】
そして、送り部材16cがねじロッド16の他端側に達すれば、ネジロッドの回転を止めて締付けボルト17bを緩め、インパクトレンチ16aを回転を逆転させて送り部材16cだけを最初の最も後退させた側に移動させ、再び前記と同じ作動によりロックリング部材3aと係合し、再びインパクトレンチ16bを駆動して挿入していく。
【0029】
そして、ロックリング収納溝2に沿ってロックリング部材3aが一周すれば、ロックリング部材3aを切断し、ねじ14を取外してロックリング挿入装置11を取外し、貫通孔7から頭出するロックリング部材3aをハンマーなどで叩き込んでロックリングを収納溝2内に収納し、最終的にセットボルト8を締付けて一つの管接続作業を終了する。
【0030】
そして、管路の受口毎に上記作業を繰り返し推進管を組立てて行くのである。
上記実施の形態において、ホルダー17を枠17aとこの枠の中心方向へねじ込まれる締付けボルト17bによるものを示したが、これに限らず、図2(a)(b)に示すようにカム機構を利用したつかみ機構としても良い。
【0031】
図2(a)(b)におけるつかみ機構は、ホルダー17の挿通孔17a内面の互いに対向する位置に、複数のカム板18、18が、往復動方向に対し直交する軸18aの周囲に回動自在に軸支されている。
【0032】
このカム板18、18は外周が軸18aに対し渦巻き曲線とされ、外周面には鋸歯状歯18b…が設けられている。
そして、ホルダー17が図2(a)に矢印で示すように挿入方向へねじ送りされるときはロックリング部材3aに対してカム板18が回動して締まり勝手となって係合し、図2(b)に矢印で示すように引抜方向へホルダー17が送り移動される時は、逆方向へ回動してゆるみ勝手となり、ホルダー17だけが送り部材16cと共に後退するようにされている。
【0033】
この場合は、ホルダー17のロックリング部材3aに対する締付け、開放が自動的に行なわれるので、作業が容易となる。
なお、上記実施の形態として、インパクトレンチ16bによりねじロッド16を回転駆動する場合を説明したが、これに限らず、他の回転式のアクチュエータを使用することもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のロックリング挿入装置によれば、ロックリング収納溝の深さを従来に比べ浅くし、受口の強度を強くした構造の継手部における受口にその外周からロックリング部材を挿入する場合、その挿入が容易に行なえ、直線状のロックリング部材であってもロックリング収納溝内に円周に沿って湾曲させて挿入していくことができる。
【0035】
また、取付けに際しては、受口外周のセットボルト用のねじ孔を利用するので取付けも容易であり、取付け強度も強靭なものにできるなど種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のロックリング挿入装置の断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1のチャック装置部分の他の構成例の要部拡大断面図であり(a)は挿入工程を、(b)は戻り工程を示す。
【図3】従来例の管継手部の要部拡大断面図である。
【図4】図3の従来例を改良した管継手部の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 受口
2 ロックリング収納溝
3 ロックリング
4 シール用ゴム輪
5 挿口
7 貫通孔
11 取付け枠
12 セットボルト用ネジ孔
13 取付けボルト用貫通孔
14 取付けボルト
16 ねじロッド
16c 送り部材
17 ホルダー

Claims (1)

  1. 一方の管の端部に形成された受口の内部に他方の管の端部に形成された挿口を挿入した後、前記受口内面のロックリング収納溝に前記受口外面から貫通孔を通じてロックリング部材を挿入するようにした離脱防止継手のロックリング挿入装置であって、前記受口外周面に着脱可能な取付け枠に、前記ロックリングの挿入方向と平行な軸に沿った軸周囲に回転可能にねじロッドが軸支され、該ねじロッドに送り装置がねじ嵌合されていると共に、該ねじロッドは回転駆動装置で正逆回転駆動可能とされ、前記送り装置には前記貫通孔に挿入されるロックリング部材と着脱自在に係合する係合装置が設けられてなるロックリング挿入装置。
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