JP4712101B2 - ロックリング挿入装置 - Google Patents

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Description

この発明は、上水道、ガス、下水道等に用いる流体輸送用配管の管継手に用いられるロックリングの挿入装置に関するものである。
ダクタイル鋳鉄管等の各種管体により流体輸送用配管を構築する際、その管体の継手部は、一の管体の一端に設けた挿し口を、他の管体の他端に設けた受口内にゴム輪を介在して挿し込んで構成される。
また、受口に対して挿し口が、所定の範囲で軸方向へ伸縮可能(抜き挿し可能)とした耐震構造を採用する場合もある。この耐震管継手として、例えば、図10に示すPN形と呼ばれる管継手構造が知られている。
この管継手構造は、例えば、地中に埋設された老朽管体の更正手段として、その老朽管体を鞘管として、その鞘管内に新管を推進工法等によって順次送り込んで敷設する工法、いわゆるパイプインパイプ工法として用いられる。
その構成は、図10(a)に示すように、受口2内の奥部に、シール用のゴム輪3が取り付け可能となっている。また、受口2の内周にロックリング5用の収納溝4が周方向全周に形成され、挿し口1の外周には、同じくロックリング5用の係合溝6が周方向全周に形成されている。
この受口2内にゴム輪3を取り付け、その状態で受口2内に挿し口1を差し込む。両管体p,p同士の管軸方向への位置合わせをした後、ロックリング5を装着する。
このロックリング5は、受口2の内周に形成された前記収納溝4と、挿し口1の外周に形成され前記収納溝4に対向する係合溝6とに入り込んだ状態に装着される。そして、受口2に設けたボルト穴9に、外側からセットボルト7がねじ込まれることにより、そのセットボルト7の先端でロックリング5が挿し口1の外周面に押圧され、挿し口1と受口2との抜け止めの機能が発揮される。
このロックリング5を装着する方法として、例えば、図10(b)に示す方法がある。この方法は、前記受口2の外周面と前記収納溝4の底とを貫通して結ぶロックリング5挿入用の開口部8を利用して行う。
まず、受口2の外周に、前記開口部8を囲むように、ロックリング挿入装置10を取り付ける。この取り付けは、円弧状(鞍状)の取付枠11を、セットボルト7挿入用の前記ボルト穴9に専用の取付ボルト12をねじ込んで行っている。
前記取付枠11には、電動モータ13aによって駆動される一対の送りローラ13,13が設けられている。この送りローラ13,13の回転力で、帯状のロックリング5を開口部8内に差し入れ、前記収納溝4と係合溝6とで形成された周方向に伸びる狭小な空間sに沿って、ロックリング5を送り込んでいく。
ロックリング5が全周に行き渡れば、前記取付ボルト12を緩めて前記取付枠11を取り外し、ボルト穴9にセットボルト7をねじ込んで、ロックリング5を内径方向に締付けて継手部の構築を完了する(例えば、特許文献1参照)。
また、ロックリング5を送り込むための手段として、電動モータ13aによって駆動される一対の送りローラ13,13に代えて、油圧ジャッキを用いた技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−311489号公報 特開2002−250486号公報
前記収納溝4と係合溝6とで形成された空間sは狭小であり、また、前記ロックリング5は、その空間s内にある程度圧縮された状態で装着されることを前提としているため、ロックリング5を周方向に送り込んでいく作業はスムーズにいかない場合が多い。
特に、図10に示す装置(特許文献1参照)によれば、ロックリング5の前記空間sへの押し込み抵抗が大きい時に、送りローラ13が空転したり、あるいは、ロックリング5が空間内に入り込まず、途中で折れ曲がってしまい、押し込み力が他方向へ逃げてしまうこともある。
また、特許文献2に示す装置は、油圧ジャッキのロッドの先端に設けた偏心カムをロックリングの外面にチャッキングさせ、その状態でロッドを引き込むことによって、チャッキングによる摩擦抵抗でロックリングを前記空間s内に挿入するものである。
しかし、ロックの進退とともに偏心カムが往復運動するのに伴って、ロックリングも往復運動を繰り返してしまうことがある。引き込まれたロッドが逆に押し出される際に、偏心カムとロックリングとのチャッキングが解放されないのである。
また、油圧ジャッキの往復運動によるロックリングの送り込み方法では、継手部の全周にロックリングを装着するのに時間を要するという問題もある。
そこで、この発明は、ロックリングをスムーズに挿入できるようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、一の管体の受口内に他の管体の挿し口を挿入し、前記受口内面に形成された周方向に伸びる収納溝と前記挿し口の外面との間に形成された空間内に、前記受口の外面から前記収納溝に貫通する開口部を通じてロックリングを前記周方向に沿って挿入する際に、そのロックリングを前記挿入方向へ移動させるために使用するロックリング挿入装置において、前記受口の外周に沿って取付枠を着脱自在に設け、その取付枠に、前記開口部から前記挿入方向と反対方向に並列する複数の送りローラを設け、その各送りローラは、前記開口部から遠ざかるにつれて前記受口の外面から遠ざかる位置に配置されており、その各送りローラのうち少なくとも一つは手動又は駆動装置によって回転力が付与される駆動ローラであり、その駆動ローラと前記ロックリングとの接触により前記ロックリングを前記挿入方向へ移動させることを特徴とする管継手のロックリング挿入装置とした。
取付枠に設けた複数の送りローラが、開口部に向かうにつれて徐々に受口の外周面に近づくようにしたから、その各送りローラがロックリングを継手部の空間内に(開口部に)誘導するに際し、そのロックリングに折れ点が形成されるのを防ぎ、押し込み力が逃げる事態を抑制することができる。
また、複数の送りローラが、開口部に向かうにつれて徐々に受口の外周面に近づくようにしたから、その継手部の空間内に入り込む前のロックリングが、その空間の湾曲方向と同方向に湾曲して、その結果、空間内にスムーズに案内されるのである。
さらに、その各送りローラのうち少なくとも一つが駆動ローラであるから、前述のように、ロックリングに折れ点が形成されない状態、継手部内の空間の湾曲方向と空間外のロックリングの湾曲方向が同方向である状態、すなわち、押し込み力が逃げにくい状態で、そのロックリングのスムーズな挿入が実現されている。
この構成において、前記ロックリングを挟んで前記送りローラの対側に補助ローラを設ければ、前記ロックリングの前記空間内への送り込みがさらにスムーズである。
また、これらの各構成において、前記各送りローラは、前記受口の外面からの距離が調整可能である構成を採用することができる。
送りローラの受口の外面からの距離が調整可能であれば、すなわち、その送りローラとロックリングとの接触位置が、継手部の管軸に対して径方向に調整可能であるから、その位置の調整により、前記ロックリングをスムーズに挿入するための最適な湾曲度合いを設定することができる。
これらの各構成において、前記送りローラはその外周に突起を有し、その突起が前記ロックリングへ接触する構成とすれば、前記ロックリングの移動及び前記空間内への挿入がさらにスムーズである。
なお、この突起は、前記送りローラのうち、駆動ローラに設けられていることが望ましい。もちろん、全ての送りローラに突起が設けられていることがさらに望ましい。
また、送りローラに設けた突起と同様の突起を補助ローラに設けてもよい。つまり、前記補助ローラは、その外周に突起を有し、その突起が前記ロックリングへ接触する構成である。
なお、送りローラが突起を有する場合において、補助ローラの突起を併用することが望ましいが、送りローラが突起を有していない場合において、補助ローラに突起を設けても、その効果を発揮し得る。
また、送りローラ(駆動ローラを含む)又は補助ローラ、あるいはその両方に突起を備えた前述の各構成において、ロックリングとして、その表面に長さ方向に沿って複数の凹部を有するものを採用した場合に、前記各ローラの突起が凹部に噛み合うようにした構成を採用することもできる。
突起と凹部との噛み合いによって、ローラの回転力がロックリングに伝達されやすくなり、そのロックリングの継手部内の空間への送り込みがさらにスムーズである。
この発明は、取付枠に設けた複数の送りローラが、開口部に向かうにつれて徐々に受口の外周面に近づくようにしたから、その各送りローラがロックリングを継手部の空間内に(開口部に)誘導するに際し、そのロックリングに折れ点が形成されるのを防ぎ、押し込み力が逃げる事態を抑制することができる。
また、複数の送りローラが、開口部に向かうにつれて徐々に受口の外周面に近づくようにしたから、その継手部の空間内に入り込む前のロックリングが、その空間の湾曲方向と同方向に湾曲して、その結果、空間内にスムーズに案内される。
さらに、その各送りローラのうち少なくとも一つが駆動ローラであるから、前述のように、ロックリングに折れ点が形成されない状態、継手部内の空間の湾曲方向と空間外のロックリングの湾曲方向が同方向である状態、すなわち、押し込み力が逃げにくい状態で、そのロックリングのスムーズな挿入が実現される。
一実施形態を示し、(a)は一部切断正面図、(b)はその側面図 受口に挿し口を差し込んだ状態であり、ロックリング挿入装置の取付枠を装着していない状態を示す断面図 受口の外周に、ロックリング挿入装置の取付枠を装着した状態を示す断面図 ロックリング挿入装置に、ロックリングを装填した初期状態を示す断面図 図4の初期状態から、ロックリングを開口部側に移動させた状態を示す断面図 ロックリングを継手部内の空間に挿入しつつある状態を示す断面図 ロックリングを全周に亘って挿入し終え、ロックリング挿入装置の取付枠を取り外した状態を示す断面図 他の実施形態を示す断面図 ロックリングの詳細を示し、(a)は図1の実施形態に対応するロックリングを示す全体図、(b)(c)は図8の実施形態に対応するロックリングの要部拡大図 従来例を示し、(a)は一部切断正面図、(b)はその側面図
一実施形態を、図面に基づいて説明する。この実施形態は、地中に埋設された老朽管体の更正手段として採用されるパイプインパイプ工法において、その老朽管体内に挿入される新管の管継手に用いられるロックリングの挿入装置、及びそのロックリングの挿入方法である。
その新管を構成する管体の継手部の構成は、従来例の継手部と同様であり、一の管体pの一端に設けた挿し口1を、他の管体pの他端に設けた受口2内にゴム輪3を介在して挿し込んで構成される(図1(a)参照)。
受口2内の奥部には、シール用のゴム輪3が取り付け可能であり、その受口2の内周にロックリング5用の収納溝4が周方向全周に形成されている。また、挿し口1の外周には、同じくロックリング5用の係合溝6が周方向全周に形成されている。さらに、受口2の外面と前記収納溝4の底とを貫通するボルト穴9が設けられている。
受口2内にゴム輪3が取り付けられ、その状態で受口2内に挿し口1を差し込まれている。そして、両管体p,p同士の管軸方向への位置合わせがされた状態で、抜け止めのためのロックリング5が装着されている。
このロックリング5は、図9(a)に示すように1本の帯状の金属からなり、その先端5cに傾斜面が形成され、また、後端5dには段部が形成されている。
このロックリング5が、前記受口2の内周に形成された収納溝4と、前記挿し口1の外周に形成され前記収納溝4に対向する係合溝6とで形成された周方向に伸びる狭小な空間s内、すなわち前記収納溝4と係合溝6とに入り込んだ状態で、継手部の周囲全周に亘って環状に装着されている。
そして、受口2に設けた前記ボルト穴9に、外側からセットボルト7がねじ込まれることにより、そのセットボルト7の先端でロックリング5が挿し口1の外周面に押圧され、挿し口1と受口2との抜け止めの機能が発揮されている。
このロックリング5の挿入の手順について説明する。図2は、受口2内にゴム輪3を介して挿し口1を差し込んだ状態であり、ロックリング5は未挿入である。また、ロックリング挿入装置20の取付枠21を装着していない状態を示している。
この状態で、図3に示すように、受口の外周に、ロックリング挿入装置20の取付枠21を装着する。
この取付枠21は受口2の外面に面接触状態で接することができる円弧状(鞍状)を成し、その中央に、表裏を貫通する導入孔28が設けられている。また、前記受口2の外面と前記収納溝4の底とを貫通するように周方向に長い開口部8が設けられており、取付枠21は、前記受口2の開口部8がその導入孔28内に臨むように取り付けられる。
なお、この受口2への取付枠21の取り付けは、その取付枠21に設けた導入孔28と、前記受口2のボルト穴9に専用の取付ボルト22をねじ込んで行っている。このため、取付枠21は、取付ボルト22を緩めることで取り外しも可能である。
また、その取付枠21には、前記開口部8から周方向に沿って並列する複数の送りローラ23が設けられている。この実施形態では、3つの送りローラ23を並列して設けている。
その各送りローラ23は、図3に示すように、それぞれ、前記取付枠21から外径側に支持部材25に固定されている。
また、その各送りローラ23は、前記開口部8から遠ざかるにつれて、徐々に前記受口2の外面から遠ざかる位置に配置されている。
なお、前記各送りローラ23は、その回転軸が、前記支持部材25に設けた径方向の長孔25b内に挿通されており、調整ネジ25aを回転させることによって、図3に矢印で示すように、その各送りローラ23の位置(受口2の外面からの距離)が調整可能である。
また、その各送りローラ23は、それぞれその外周に突起23aを有している。突起23aは、送りローラ23の外面に沿って等分方位に6箇所設けられている。
さらに、前記取付枠21の外側には、複数の補助ローラ24が設けられている。この実施形態では、合計2箇所に補助ローラ24を設けている。
この補助ローラ24は、継手部内に挿入するべきロックリング5を挟んで、前記送りローラ23の対側に位置するようになっている。すなわち、この補助ローラ24と前記送りローラ23とでロックリング5を夾んで保持することとなる。
なお、その各補助ローラ24も、前記送りローラ23と同様に、それぞれその外周に突起24aを有している。この実施形態では、突起24aは、補助ローラ24の外面に沿って等分方位に6箇所設けられている。
図4は、ロックリング挿入装置20に、継手部内に挿入するべきロックリング5を装填した初期状態を示す断面図である。
この状態で、ロックリング5は、開口部8から最も遠い位置にある補助ローラ24と、同じく最も遠い位置にある送りローラ23に接した状態で保持されている。
各送りローラ23の回転軸には、断面正六角形状の操作部23bが設けられている。操作部23bは、前記送りローラ23及びその回転軸と一体に軸周り回転可能である。
図5に示すように、最も遠い位置にある送りローラ23の操作部23bに、工具26を係合する。この実施形態では、操作部23bが断面正六角形状であるので、工具26としてスパナを採用している。
その工具26を手動で回動させて、送りローラ23を図中の矢印c方向へ回転させる。送りローラ23の矢印c方向への回転により、その送りローラ23はロックリング5用の駆動ローラrとして機能するようになり、そのロックリング5は図中矢印b方向へ移動する。
なお、操作部23bを回転させるに際しラチェット式の工具26を使えば、その工具26を図中の矢印aで示すように往復運動させることで、工具26を操作部に係合させたままで、その操作部及び送りローラ23を一定の方向へ回転させ続けることができる。
図5に示す状態のロックリング5は、送りローラ23の回転により、ロックリング5が図4の初期状態から開口部8側に移動した状態を示す。図6は、開口部8に最も近い送りローラ23の操作部23bに工具26を係合し、前述の場合と同様に、その工具26を回動させて送りローラ23を回転させ、その送りローラ23の回転力でロックリング5を開口部8内に送り込んでいる状態である。
なお、3つの送りローラ23のうち、どの送りローラ23を駆動ローラrとするかは、ロックリング5の状態を見ながら、適宜決定することができる。
仮に、ロックリング5が、継手部内の空間s内に挿入される前段において、そのロックリング5に撓みや緩みが生じている箇所があるならば、その撓みや緩みの生じている箇所の前方(開口部8側)の送りローラ23を回転させて駆動ローラrとして機能させることが望ましい。
また、二つ以上の工具26を用いて、複数の送りローラ23を同時に回転させてもよい。すなわち、送りローラ23の中に駆動ローラrとして機能するものが、同時に複数存在してもよい。もちろん、全ての送りローラ23を同時に駆動ローラrとして機能させてもよい。
このように、工具26を用いて、順次あるいは同時に送りローラ23を回転させ、その回転力が突起23aを通じてロックリング5に伝達されることで、そのロックリング5が継手部内の空間sに挿入されていく。
なお、この実施形態では、各送りローラ23に突起23aが設けられていることで、送りローラ23とロックリング5との接触面積が小さくなり、両者の接触圧を高め、回転力が伝達されやすくなっている。また、補助ローラ24とロックリング5との関係においても、突起24aを設けたことによって、その接触圧が高められている。この突起23a,24aの数は、必要に応じて適宜増減することができる。
やがて、ロックリング5が空間sの全周に行き渡ると、図7に示すように、ロックリング5の先端5cの傾斜面を設けた部分と、後端5dの段部とが向かい合う状態となって(図9(a)参照)、全体として環状の部材となる。
このように、ロックリング5を継手部の周囲全周に装着し終えたら、取付ボルト12を緩めて、ロックリング挿入装置20の取付枠21を受口2から取り外す。図7は、その取付枠21を取り外した状態を示す。最後にボルト穴9にセットボルト7をねじ込み、ロックリング5を挿し口1の外面に締付けて、継手部の構築を完了する。
図8に他の実施形態を示す。
この実施形態は、ロックリング5の表面に、その長さ方向に沿って複数の凹部5aを有するものを用い、前記送りローラ23及び補助ローラ24の突起23a,24aが、その凹部5aに噛み合うようにしたものである。
凹部5aは、図9(b)(c)に示すように、ロックリング5の表面のうち、内径側の面、外径側の面にそれぞれ設けられており、内径側の凹部5aが補助ローラ24の突起24aに、外径側の凹部5aが送りローラ23の突起23aに対応している。
この実施形態のロックリング5では、内径側の凹部5aと外径側の凹部5aとを同じ間隔(ロックリング5の長さ方向への間隔)で設けて、且つ内径側の凹部5aと外径側の凹部5aとを千鳥状に配置することにより、継手部内の前記空間sにおいて、周方向に沿って挿し口1外面への締付け力が均等に近くなるように配慮されている。
なお、内径側の凹部5aと外径側の凹部5aとを同じ間隔とせず、それぞれ、送りローラ23の各突起23aがロックリング5に当たる間隔、及び補助ローラ24の各突起24aがロックリング5に当たる間隔に合わせて設けても良い。
すなわち、送りローラ23及び補助ローラ24の各突起23a,24aが、それぞれ一つずつ対応する凹部5aに噛み合うようにした構成である。もちろん、送りローラ23及び補助ローラ24に設けた前記各突起23a,24aが、各ローラ23,24の回転時において、ロックリング5に対して同一の間隔で接する場合は、前述のように内外の各凹部5aを千鳥状に配置した構成としてもよい。
これらの各実施形態では、送りローラ23aを回転させる手段として、工具26を用いた手動による手法を採用したが、他の手段として、電動モータ等の各種駆動装置を採用してもよい。
1 挿し口
2 受口
3 ゴム輪
4 収納溝
5 ロックリング
5a 凹部
6 係合溝
7 セットボルト
8 開口部
9 ボルト穴
10,20 ロックリング挿入装置
11,21 取付枠
12,22 取付ボルト
13,23 送りローラ
23a,24a 突起
24 補助ローラ
25 支持部材
25a 調整ネジ
25b 長孔
28 導入孔
p 管体
r 駆動ローラ
s 空間

Claims (7)

  1. 一の管体(p)の受口(2)内に他の管体(p)の挿し口(1)を挿入し、前記受口(2)内面に形成された周方向に伸びる収納溝(4)と前記挿し口(1)の外面との間に形成された空間(s)内に、前記受口(2)の外面から前記収納溝(4)に貫通する開口部(8)を通じてロックリング(5)を前記周方向に沿って挿入する際に、そのロックリング(5)を前記挿入方向へ移動させるために使用するロックリング挿入装置において、
    前記受口(2)の外周に沿って取付枠(21)を着脱自在に設け、その取付枠(21)に、前記開口部(8)から前記挿入方向と反対方向に並列する複数の送りローラ(23)を設け、その各送りローラ(23)は、前記開口部(8)から遠ざかるにつれて前記受口(2)の外面から遠ざかる位置に配置されており、その各送りローラ(23)のうち少なくとも一つは手動又は駆動装置によって回転力が付与される駆動ローラ(r)であり、その駆動ローラ(r)と前記ロックリング(5)との接触により前記ロックリング(5)を前記挿入方向へ移動させることを特徴とする管継手のロックリング挿入装置。
  2. 前記ロックリング(5)を挟んで前記送りローラ(23)の対側に補助ローラ(24)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の管継手のロックリング挿入装置。
  3. 前記各送りローラ(23)は、前記受口(2)の外面からの距離が調整可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の管継手のロックリング挿入装置。
  4. 前記送りローラ(23)はその外周に突起(23a)を有し、その突起(23a)が前記ロックリング(5)へ接触することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の管継手のロックリング挿入装置。
  5. 前記突起(23a)が設けられる前記送りローラ(23)は、前記駆動ローラ(r)であることを特徴とする請求項4に記載の管継手のロックリング挿入装置。
  6. 前記補助ローラ(24)は、その外周に突起(24a)を有し、その突起(24a)が前記ロックリング(5)へ接触することを特徴とする請求項2に記載の管継手のロックリング挿入装置。
  7. 前記ロックリング(5)はその表面に長さ方向に沿って複数の凹部(5a)を有するものであり、前記突起(23a,24a)は、その凹部(5a)に噛み合うことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一つに記載の管継手のロックリング挿入装置。
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