JP3963089B2 - ワイヤハーネス製造方法及びハウジング供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネス製造方法及びハウジング供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にワイヤハーネス(最終形態としてグロスアッセンブルされるサブアッセンブリを含む)は、被覆電線や被覆電線を接続するコネクタ等を比較的複雑な形態に組み立てた電気配線システムである。
【0003】
上記ワイヤハーネスを製造する技術には、被覆電線を調尺して端子付電線を製造し、製造された端子付電線を自動的に接続ロボットに受け渡すとともに、当該ワイヤハーネスを構成するコネクタハウジングをハウジング供給装置によって接続ロボットの前に整列させて供給し、接続ロボットが自動的に上記端子付電線の端末を対応するコネクタハウジングのキャビティに接続する電線接続工程を自動で行う電線接続装置が知られている。
【0004】
また、生産効率を向上する観点から、接続ロボットと作業者とが分業で被覆電線を接続する半自動方式をとる場合も提案されている(たとえば特開平11−191329号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記半自動方式の電線接続工程においては、接続ロボットと作業者とが共通のハウジング供給装置で工程を分担し、接続ロボットと作業者との作業時間が均等になるように工程を配分することが好ましい。ところが、上述したハウジング供給装置を用いた電線接続装置においては、複数のコネクタに設けられた多数の極を全て管理し、予め設定されたハーネス要素電線が各極に接続される必要があるので、自動接続工程を行うステーションと手動接続工程を行うステーションとは別々に分離していた。この結果、一方の工程から他方の工程へワイヤハーネスを搬送したり、再装着したりする工程が不可欠になり、作業効率が悪かった。また、同様の理由により、従来のハウジング供給装置では、作業者が手作業で電線接続作業を行うことができず、電線接続工程は、専ら接続ロボットが分担せざるを得ない状況にあった。このため作業者が手待ちになりやすい状況になっていた。
【0006】
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、半自動でワイヤハーネスを製造する作業者を支援することにより、接続ロボットと作業者とによる作業時間の配分を可及的に均等にすることのできるワイヤハーネス製造方法及びハウジング供給装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、複数のハウジング図板毎にワイヤハーネスを構成する複数のコネハウジングを担持するハウジング供給装置と、このハウジング供給装置に担持されたコネクタハウジングに上記ワイヤハーネスを構成するハーネス要素電線を接続する接続ロボットとをそれぞれ設け、
ハウジング供給装置のハウジング図板に対しコネクタハウジングが着脱されるハウジング着脱位置から接続ロボットによりハーネス要素電線が接続される電線接続位置へ各ハウジング図板を予め設定されたタイミングで連続的に変位させる図板変位工程と、
ハウジング着脱位置に変位されたハウジング図板にコネクタハウジングを手作業で装着するハウジング装着工程と、
電線接続位置に変位したハウジング図板に装着されているコネクタハウジングに対しハーネス要素電線を接続ロボットで自動接続する自動接続工程と、
自動接続工程が終了したハウジング図板がハウジング着脱位置に戻ったときに当該ハウジング図板からハーネス要素電線の接続されたコネクタハウジングを手作業で取り出す取出し工程と
を繰り返すことにより、接続ロボットによる自動接続工程と作業者によるハウジング装着工程及びハウジング取出し工程とを並行させるワイヤハーネス製造方法において、
予め手動接続工程に配分されたハーネス要素電線を余して上記自動接続工程を終了し、
自動接続工程を終了したハウジング図板がハウジング着脱位置に変位したときに、上記手動接続工程に配分されたハーネス要素電線の接続個所を作業者に指示する指示工程を行い、
この指示工程に基づいて作業者がハーネス要素電線の接続工程を終了した後に作業者が上記取出し工程に移行するように全ハーネス要素電線の接続良否を判別する
ことを特徴とするワイヤハーネス製造方法である。
【0008】
この発明によれば、接続ロボットを併用して接続工程を行うに当たり、一部のハーネス要素電線に関しては、ハウジング図板がハウジング着脱位置に変位したときに接続指示がなされるので、手作業でも正確な接続工程を行うことができる。この結果、ワイヤハーネスを構成するハーネス要素電線の接続総数に応じて、接続ロボットと作業者との間で電線接続工程の配分を変更することが可能になるので、可及的に工程配分を接続ロボットと作業者との間で均衡させることが可能になる。また、コネクタハウジングの中に接続ロボットによるハーネス要素電線の接続が不可能なものが含まれている場合でも、そのコネクタハウジングへの接続工程を作業者による接続工程に配分し、同一のハウジング供給装置の上で接続することが可能になるので、改めてハウジング供給装置から各コネクタハウジングを取り外したり、別装置に再装着する必要がなくなり、ワイヤハーネスの製造工程が大幅に向上する。
【0009】
本発明において、「ハーネス要素電線」とは、調尺されて両端に端子が接続された端子付電線といくつかの端子付電線がコネクタに接続されたサブアッセンブリとの総称である。主として接続ロボットは、端子付電線の接続工程を行い、作業者は、製造されるワイヤハーネスの態様に応じて端子付電線またはサブアッセンブリを接続する。また「全ハーネス要素電線の接続良否を判別する」工程は、作業者によって各ハーネス要素電線が接続されるたびに導通検査を行うものであってもよく、全てのハーネス要素電線が接続された後、最終的な導通検査を行うものであってもよい。
【0010】
本発明の別の態様は、ワイヤハーネスを構成するコネクタハウジングを着脱可能に保持する複数のハウジングホルダと、
各ハウジングホルダを予め定めた一水平方向に沿って担持する複数のハウジング図板と、
各ハウジング図板に対しコネクタハウジングが着脱されるハウジング着脱位置から接続ロボットによりハーネス要素電線が接続される電線接続位置へ各ハウジング図板を連続的に駆動する駆動機構と
を備え、上記ワイヤハーネス製造方法に使用されるハウジング供給装置であって、
予め作業者に配分された一部のコネクタハウジングを保持するハウジングホルダに設けられ、当該ハウジングホルダに対するハーネス要素電線の接続個所を指示する電線接続指示機構と、
この電線接続機構に基づいて作業者が接続したハーネス要素電線の導通検査を行う導通検査手段と
を備えていることを特徴とするハウジング供給装置である。
【0011】
この態様においても、作業者に対して予め配分されたハーネス要素電線の接続工程を指示する電線接続指示機構と、この電線接続指示機構の指示に基づいて接続されたハーネス要素電線の導通を検査する導通検査手段とを設けているので、作業者は、ハウジング着脱位置にて予め設定されたハーネス要素電線の接続工程をハウジング図板の上で行うことができ、接続ロボットと同一のハウジング図板を併用することができる。この態様においても、導通検査手段は、作業者によって各ハーネス要素電線が接続されるたびに導通検査を行うものであってもよく、全てのハーネス要素電線が接続された後、最終的な導通検査を行うものであってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳述する。
【0013】
図1は本発明の実施の一形態に係るワイヤハーネスの配線略図であり、図2は図1のワイヤハーネスに採用されているコネクタハウジングの概観図であって、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【0014】
まず、図1を参照して、このワイヤハーネスは、複数種類のコネクタハウジングC1〜C4の各キャビティにハーネス要素電線としての端子付電線WT、WT1の端部を図示の配線状態で接続することにより、所定の回路網を構成するものである。
【0015】
図2(A)(B)に示すように、上記ワイヤハーネスに採用されているコネクタハウジングC1〜C4のうち、一部のもの(図示の例ではコネクタハウジングC4)については、端子付電線Wの端子を接続するためのキャビティC41が、突起C42の両側に形成されているため、後述する接続ロボットのハンドでは、端子付電線WTを接続することができない仕様になっている。
【0016】
図3は本実施形態のワイヤハーネス製造装置10を示す平面略図である。
【0017】
同図を参照して、図示のワイヤハーネス製造装置10は、自動挿入工程に配分された端子付電線WTを製造する端子付電線製造ラインL1と、製造された端子付電線WTを予め特定されたコネクタハウジング(図示の例では図2で示したコネクタハウジングC4を除く全てのコネクタハウジング)C1〜C3に接続してワイヤハーネスの中間形態である電線接続体WHを製造する電線接続ラインL2とを有している。
【0018】
端子付電線製造ラインL1は、平面視略長方形に形成された基台11を有しており、この基台11の幅方向一端側(以下、仮に前方とする)には、無端コンベヤー12が配置されている。無端コンベヤー12は、図略のチェーンに取り付けられた多数の電線クランプ14を等間隔に有しており、これら電線クランプ14を上記基台11の長手方向一端側から他端側(以下、電線搬送方向Aという)へ間欠的に移動することにより、当該基台11上に設けられた各ユニットを間欠的に周回することができるようになっている。
【0019】
上記基台11の上には、複数の電線リールRから被覆電線Wを選択的に繰り出して調尺/裁断する調尺裁断ユニット21と、調尺された被覆電線の端部を切りそろえる先端カットユニット22と、先端がカットされた被覆電線の端末部分に皮剥加工とゴム栓接続加工とを施すゴム栓接続/皮剥ユニット23と、皮剥された被覆電線Wに端子を圧着する複数種類の圧着ユニット24と、圧着された端子のクリンプハイトを検査する検査ユニット25と、検査に合格した端子付電線WTのみを電線接続ラインL2の接続ロボット150に受け渡す受け渡しユニット26とが、電線搬送方向Aの上流側からこの順に設置されている。
【0020】
そして、上記無端コンベヤー12の各電線クランプ14が二つ一組になって、調尺裁断ユニット21に裁断された被覆電線Wの一端側と他端側をそれぞれ担持し、この被覆電線Wを後続する各ユニットで加工することにより、実質的には周知の製法によって被覆電線Wの両端部に端子が圧着された端子付電線WTを製造することができるようになっている。
【0021】
次に、電線接続ラインL2には、電線接続装置100が設置されている。この電線接続装置100は、上記接続ロボット150と、この接続ロボット150と併設されるハウジング供給装置200とを備えている。そして、ハウジング供給装置200の前後両側には、上記接続ロボット150が設置される接続ステーションSTSと、コネクタハウジングCを供給するためのハウジング供給ステーションSTRとが設けられている。
【0022】
ハウジング供給ステーションSTRには、電線接続体WHを形成するために必要な複数種類のコネクタハウジングC1〜C4が、その種類毎に分類されてストック台31にストックされている。そして、図示の実施形態では、このストック台31の後ろ側に立った作業者が後述するハウジング供給装置200のハウジング図板300にコネクタハウジングC1〜C4を供給するようにしている。さらに図示の実施形態においては、このハウジング供給ステーションSTRに手動接続工程用の端子付電線WT1をストックするストック台32が設置されており、作業者は、このストック台32から端子付電線WT1を取り出して、特定のコネクタハウジングC4に対して端子を接続することができるようになっている。図では省略されているが、このストック台32は、複数種類の端子付電線WT1を種類毎に分類されており、作業者が容易に品番を特定することができるようになっている。
【0023】
接続ステーションSTSには、上記電線搬送方向Aと平行に延びて、その上流端が上記基台11の下流端にある受け渡しユニット26と前後に対向する接続ロボット用基台151が据付られており、この接続ロボット用基台151の上に上記接続ロボット150を電線搬送方向Aに沿って往復移動可能に設置することにより、上記受け渡しユニット26から受け渡された端子付電線WTを接続ロボット150に受け渡すことができるようになっている。
【0024】
この接続ロボット150は、端子付電線WTの一端側(いわゆるA端)を把持するA端接続部152と、他端側(いわゆるB端)を把持するB端接続部153とを有するものであり、各接続部152、153に設けられた端子ガイドハンド154および接続ハンド155(いずれも図2参照)によって端子付電線WTの端子をコネクタハウジングC1〜C3のキャビティに接続することができるようになっている。
【0025】
次に、図4を参照しながら、図示の実施形態に係るハウジング供給装置について、詳述する。図4は図3のワイヤハーネス製造装置10に係るハウジング供給装置の全体を示す側面略図である。
【0026】
図4を参照して、本実施形態に係るハウジング供給装置200は、上記接続ロボット150の基台151を担持しているベース160に立設された一対のピラー201と、各ピラー201の上端部に取り付けられた軸受202と、この軸受202に回転自在に担持された回転軸203と、この回転軸周りに回動可能な多角形のリボルバ204と、上記リボルバ204の各周面に着脱可能に担持されるハウジング図板300とを有している。
【0027】
リボルバ204は、その回転軸203周りに駆動機構250(図9のブロック図にのみ記載)で回転駆動されることにより、上記電線搬送方向Aと直交する水平方向一端側に各ハウジング図板300を上記接続ロボット150の各接続部152、153に順次、臨ませるようになっている。図示の実施形態において、ハウジング図板300は、水平軸203の周囲に45°間隔を隔てて等配されている。
【0028】
上記ハウジング図板300には、詳しくは後述するハウジングホルダ302a〜302dが長手方向に沿って複数個配設されている。
【0029】
上記水平方向の他端側には、作業者の作業スペースが設けられており、この作業スペースにて、作業者がコネクタハウジングC1〜C4をハウジング図板300のハウジングホルダ302a〜302dに手作業で収容する構成になっている。
【0030】
図5は図3のワイヤハーネス製造装置10に係るハウジング供給装置の正面略図である。
【0031】
次に図5を参照して、上記ハウジング図板300は、長板状の図板本体301と、この図板本体301に並設され、固定される複数のハウジングホルダ302a〜302dと、ハウジングホルダ302a〜302d毎に設けられ、当該ハウジングホルダ302a〜302dと協働して対応するコネクタハウジングC1〜C4を保持するロック部材303と、ロック部材303を一斉にロック/ロック解除するロック操作機構304とを備えている。
【0032】
ここで、上記ハウジングホルダ302a〜302dは、保持されるべきコネクタハウジングC1〜C4の外形に対応して種々の形状に形成され、いずれもコネクタハウジングC1〜C4の外側壁を受けることにより当該コネクタハウジングC1〜C4のキャビティを開放した状態で保持するように構成されている。図示の例では、図1で示したコネクタハウジングC1〜C4が、それぞれハウジングホルダ302a〜302dに装着されるようになっている。各ハウジングホルダ302a〜302dのロック/ロック解除動作は、公知のロック部材303を公知のロック操作機構304のロッド304aに連結することによって、一斉に駆動操作可能になっている。
【0033】
図6は、手動で端子接続が行われるコネクタハウジングに係るハウジングホルダ302dの概略構成を示すものであり、(A)は正面略図、(B)は断面略図である。
【0034】
同図を参照して、ハウジングホルダ302dは、図示の実施形態において、図板本体301に片持ち状に固定される本体フレーム310と、この本体フレーム310の自由端に固定されたフロントボード311と、このフロントボード311に設けられ、上記ロック部材303が組み込まれているホルダ部312とを有しており、周知のハウジングホルダと同様に、上記ホルダ部312によって形成される収容室314内にコネクタハウジングC4を挿抜することができるとともに、装着されたコネクタハウジングC4をロック部材303でロックすることができるようになっている。
【0035】
ここで、図示の本体フレーム310及びフロントボード311には、電線接続指示装置320の要部を構成するプローブ321及び案内ランプ322が組みつけられている。
【0036】
より詳細に説明すると、上記プローブ321は、上記収容室314に入り込んで収容室314に装着されたコネクタハウジングC4のキャビティC41(図2(A)参照)内に導入可能に突出しており、装着されたコネクタハウジングC4に端子付電線WTの端子が接続された際、この端子と電気的に接続されて、該端子付電線WTの導通を検査するためのものである。
【0037】
また、上記案内ランプ322は、発光ダイオードで具体化されたものであり、ハウジングホルダ302dに装着されるコネクタハウジングC4のキャビティC41毎に設けられ、いずれのキャビティC41、C41に端子付電線WTの端子を接続すべきか、表示するためのものである。
【0038】
これらプローブ321及び案内ランプ322には、いずれもソケットコネクタ324、325を介してインターフェースコネクタ326に接続されている。
【0039】
図7は本実施形態に係る電線接続指示機構の概略構成を示す配線図であり、図8は側面略図である。
【0040】
図7及び図8を参照して、インターフェースコネクタ325は、各ハウジング図板300の一端側(図示の例では、搬送方向Aの上流側端部)に配置されたステー326設けられている。各インターフェースコネクタ325は、その接続口325aを搬送方向Aの上流側に向けて開いている。
【0041】
他方、搬送方向Aの上流側に配置されたピラー201には、ステー327を介してインターフェースコネクタ328が設けられている。インターフェースコネクタ328の接続口328aは、各ハウジング図板に設けられた上記インターフェースコネクタ325と着脱可能に搬送方向Aの下流側に向かって開いている。これらインターフェースコネクタ325、328の接続/遮断動作を行うために、上記ステー327には、エアシリンダ330が取り付けられており、インターフェースコネクタ328は、エアシリンダ330によって、上記搬送方向A沿いに駆動されることにより、ハウジング着脱位置に停止したハウジング図板300のインターフェースコネクタ325と電気的に接続されるようになっている。
【0042】
上記インターフェースコネクタ328には、接続支援コントローラ340が設けられている。
【0043】
接続支援コントローラ340は、上記インターフェースコネクタ328、325を介してプローブ321及び案内ランプ322と電気的に接続可能に構成されている。また、接続支援コントローラ340は、製造対象となる端子付電線WT1の接続データや、接続データに基づいて接続指示を行うプログラムが記憶されている記憶部と、各ハウジングホルダ302dのプローブ321と電気的に信号を交換可能な通信処理部とを有するプロセッサを備えており、後述する手動での接続工程が開始され、両インターフェースコネクタ325、328が接続されると、上記ハウジングホルダ302dの案内ランプ322を予め設定された順序で点灯して装着指示を行うとともに、部品が装着されたことを上記プローブ321との通信処理によって検知し、さらに、点灯を終了して次の接続指示を行うようになっている。なお、図示の例では、この接続支援コントローラ340に導通検査機能を持たせており、端子付電線WTが接続される度に導通検査を行って誤接続されたワークが下流側の工程に流れることを防止するようにしている。
【0044】
図9は図3のワイヤハーネス製造装置10のブロック図である。
【0045】
同図を参照して、ワイヤハーネス製造装置10は制御ユニット400を備えている。この制御ユニット400は、上述した各ユニット21〜26、接続ロボット150、ハウジング供給装置200の駆動機構250、電線接続支援コントローラ340、エアシリンダ330等と接続されており、これらの制御を司っている。
【0046】
さらに上記制御ユニット400には、工程状態の良否を制御ユニットの判別機能に基づいて報知する報知装置350や、後述する手順で作業者が工程完了報知を制御ユニット400に行うための作業完了スイッチ360が接続されている。
【0047】
次に、図10を参照しながら、上述した実施形態の作用について、説明する。図10は図3の実施形態において、電線接続ラインL2での工程フローを示すフローチャートである。
【0048】
図3、図4、及び図10を参照して、以上説明した実施形態では、ワイヤハーネス製造装置10の端子付電線製造ラインL1で端子付電線WTが製造され、無端コンベヤー12の電線クランプ14によって電線搬送方向Aの下流側に送給される。そして、受け渡しユニット26から製造された端子付電線WTが電線接続ラインL2の接続ロボット150に受け渡され、自動接続工程が電線接続ラインL2にて行われる。この電線接続ラインL2においては、端子付電線WTの加工工程と並行して、作業者Pが予めコネクタハウジングC1〜C4をハウジング装着ポジション(図6参照)にあるハウジング図板300に順次供給し、コネクタハウジングC1〜C4が供給されたハウジング図板300が電線接続位置に変位された後は、コネクタハウジングC1〜C4の装着工程と接続ロボット150による自動接続工程とが同時に行われる。
【0049】
接続ロボット150による接続動作は、例えば本件出願人が先に提案している接続駆動装置(特開平7−176362号公報参照)と同様に、一対の接続部152、153を同時駆動することにより、端子付電線WTのA端側とB端側を同時に対応するキャビティに接続することにより行えばよい。これにより、ワイヤハーネスを構成する電線接続体WHを自動加工により製造することができる。
【0050】
ここで図示の実施形態において、接続ロボット150は、図1で示した各コネクタハウジングC1〜C4のうち、コネクタハウジングC4に接続される端子付電線WT1については手動接続工程に配分されているため、この自動接続工程では、接続動作を行わずに自動接続工程を終了する。
【0051】
他方、作業者は、接続ロボット150による自動接続工程に並行して、接続工程を経たワーク(コネクタハウジングC1〜C4と端子付電線WTとの接続体)を取り出す取出し工程や、次工程にコネクタハウジングC1〜C4を供するハウジング装着工程を行う。ここで、図示の実施形態では、接続ロボット150によって接続済のワークがハウジング着脱位置に戻ってきた場合、作業者は、上記取出し工程に先立ち、電線接続支援装置320の指示に基づいて手作業で端子付電線WT1(図3参照)の接続工程(手動接続工程)を行う。
【0052】
この手動接続工程では、電線接続支援コントローラ340が最初に接続すべき端子付電線WT1の接続指示を行う(指示工程)とともに、作業者は、ストック台32から接続対象となる端子付電線WT1を取り出し、その端子を装着指示されたハウジングホルダ302dに装着されたコネクタハウジングC4のキャビティC41(図2(A)参照)に装着する。このときの端子付電線WT1の指定は、例えば、ストック台32に端子付電線WT1を種類別にストックするとともに、その端子付電線WT1の接続順序をナンバリングしておくことにより、容易に特定可能である。
【0053】
端子付電線WTがハウジングホルダ302dに装着されると、ハウジングホルダ302dのプローブ321とコネクタハウジングC4に接続された端子とが接触することにより、接続支援装置320の接続支援コントローラ340は、装着の良否を判別する。仮に装着が良好であれば、接続支援コントローラ340は、次の装着指示を行う。そして、全ての端子付電線WT1が装着されると、接続支援コントローラ340は、接続工程が終了した旨の表示を上記報知装置350により行う。また、接続に誤りがある場合には、その旨、報知装置350で報知する。作業者は、この報知装置350での報知を受けて、手動でロック操作機構304を操作し、手直しのために、不良が発生したワークをそのハウジング図板300から取り外し、所定の不良品手直しストックに収納する。
【0054】
図11は、工程進行状況の推移を示すタイミングチャートであり、(A)が本実施形態の半自動生産、(B)が従来の半自動生産をそれぞれ示している。
【0055】
図11(A)を参照して、上記接続工程を繰り返して手動接続工程を行うことにより、ハウジング供給装置200のハウジング図板300上では、接続ロボット150では接続工程を行うことのできない端子付電線WT1をも接続された電線接続体(ワイヤハーネスの途中形態)が製造されることになる。このため、別装置による手動接続を行う必要がなくなり、作業効率は飛躍的に向上する。また、自動接続工程と並行して行われる作業者の工程配分は、手動接続工程が付加されることによって可及的に自動接続工程と均衡する。
【0056】
これに対して、図11(B)に示すように、従来の電線接続ラインL2では、手動接続工程をハウジング着脱位置にて行うことができなかったので、一部の端子付電線WT1が接続されないままワークがハウジング図板300から取り外され、後工程で再度、別の装置に装着して手作業での接続工程を行う必要があったとともに、電線接続ラインL2で工程する作業者と、接続ロボット150との間で工程配分を均等にすることが困難であったため、作業者の手待ち時間が比較的長くなるという不具合を解消することができなかったのである。
【0057】
手動接続工程が終了し、生産されるべきワイヤハーネスが残っている場合、作業者は、次のコネクタハウジングをハウジング図板300のハウジングホルダ302a〜302dに装着し、作業完了スイッチ360を操作する。
【0058】
ハウジング供給装置200の制御ユニット400は、作業者による作業完了スイッチ360の操作と接続ロボット150の接続動作が完了したこととを条件にして、リボルバ204を回動し、ハウジング図板300を切り換える。そして、設定されたロットが完了するまで、上記工程が繰り返される。
【0059】
以上説明したように、本実施形態においては、接続ロボット150を併用して端子付電線WT、WT1の接続工程を行うに当たり、作業者が手作業で接続する端子付電線WT1に関しては、ハウジング図板300がハウジング着脱位置に変位したときに接続指示がなされるので、手作業でも正確な端子付電線WT1の接続工程を行うことができる。この結果、端子付電線WT、WT1の接続総数に応じて、接続ロボット150と作業者との間で電線接続工程の配分を変更することが可能になるので、可及的に工程配分を接続ロボット150と作業者との間で均衡させることが可能になる。また、コネクタハウジングC1〜C4の中に接続ロボット150による接続工程が不可能なもの(コネクタハウジングC4)が含まれている場合でも、そのコネクタハウジングC4への接続工程を作業者による接続工程に配分し、同一のハウジング供給装置200の上で接続することが可能になるので、このコネクタハウジングC4へ端子付電線WT1を接続する際も、改めてハウジング供給装置200から各コネクタハウジングC1〜C4を取り外したり、別装置に再装着する必要がなくなり、ワイヤハーネスの製造工程が大幅に向上する。
【0060】
特に本実施形態の電線接続支援装置320は、作業者が接続した端子付電線WT1の導通検査を行う導通検査手段(プローブ321、コントローラ340等)を備えているので、作業者は、ハウジング着脱位置にて予め設定されたハーネス要素電線の接続工程を行うことができる。
【0061】
したがって、本実施形態によれば、作業者にも電線接続工程を配分して工程の均等配分を達成することができるので、半自動でワイヤハーネスを製造する作業者を支援することにより、接続ロボットと作業者とによる作業時間の配分を可及的に均等にすることができるという顕著な効果を奏する。
【0062】
上述した実施形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上記実施形態に限定されない。
【0063】
たとえば図示の実施形態では、リボルバ204を回動させることにより、ハウジング図板300を順に送給する方式を採用しているが、これに限らず、特願平11−289632号に開示されているように、ハウジング図板300が電線搬送方向Aの上流側に駆動されて、リボルバ204から抜き出されることにより、接続ロボット150の各接続部152、153にコネクタハウジングC1〜C3を供給するようにしてもよい。
【0064】
また、作業者が手作業で接続する端子付電線WT1としては、ハーネス要素電線に限らず、複数の電線がコネクタに接続されたサブアッセンブリであってもよい。
【0065】
その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、作業者にも電線接続工程を配分して工程の均等配分を達成することができるので、半自動でワイヤハーネスを製造する作業者を支援することにより、接続ロボットと作業者とによる作業時間の配分を可及的に均等にすることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係るワイヤハーネスの配線略図である。
【図2】 図1のワイヤハーネスに採用されているコネクタハウジングの概観図であって、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図3】 本実施形態のワイヤハーネス製造装置を示す平面略図である。
【図4】 図3のワイヤハーネス製造装置に係るハウジング供給装置の全体を示す側面略図である。
【図5】 図3のワイヤハーネス製造装置に係るハウジング供給装置の正面略図である。
【図6】 手動で端子接続が行われるコネクタハウジングに係るハウジングホルダの概略構成を示すものであり、(A)は正面略図、(B)は断面略図である。
【図7】 本実施形態に係る電線接続指示機構の概略構成を示す配線図である。
【図8】 本実施形態に係る電線接続指示機構の側面略図である。
【図9】 図3のワイヤハーネス製造装置のブロック図である。
【図10】 図3の実施形態において、電線接続ラインでの工程フローを示すフローチャートである。
【図11】 工程進行状況の推移を示すタイミングチャートであり、(A)が本実施形態の半自動生産、(B)が従来の半自動生産をそれぞれ示している。
【符号の説明】
10 ワイヤハーネス製造装置
100 電線接続装置
122 制御ユニット
150 接続ロボット
200 ハウジング供給装置
203 回転軸
250 駆動機構
300 ハウジング図板
302a〜302d ハウジングホルダ
320 電線接続指示装置(電線接続指示機構/導通検査手段)
321 プローブ
322 案内ランプ
330 エアシリンダ
340 電線接続支援コントローラ
400 制御ユニット
C1〜C3 コネクタハウジング(自動接続工程に配分された例)
C4 コネクタハウジング(手動接続工程に配分された例)
L1 端子付電線製造ライン
L2 電線接続ライン
WT 端子付電線(ハーネス要素電線)
WT1 端子付電線(ハーネス要素電線)
Claims (2)
- 複数のハウジング図板毎にワイヤハーネスを構成する複数のコネハウジングを担持するハウジング供給装置と、このハウジング供給装置に担持されたコネクタハウジングに上記ワイヤハーネスを構成するハーネス要素電線を接続する接続ロボットとをそれぞれ設け、
ハウジング供給装置のハウジング図板に対しコネクタハウジングが着脱されるハウジング着脱位置から接続ロボットによりハーネス要素電線が接続される電線接続位置へ各ハウジング図板を予め設定されたタイミングで連続的に変位させる図板変位工程と、
ハウジング着脱位置に変位されたハウジング図板にコネクタハウジングを手作業で装着するハウジング装着工程と、
電線接続位置に変位したハウジング図板に装着されているコネクタハウジングに対しハーネス要素電線を接続ロボットで自動接続する自動接続工程と、
自動接続工程が終了したハウジング図板がハウジング着脱位置に戻ったときに当該ハウジング図板からハーネス要素電線の接続されたコネクタハウジングを手作業で取り出す取出し工程と
を繰り返すことにより、接続ロボットによる自動接続工程と作業者によるハウジング装着工程及びハウジング取出し工程とを並行させるワイヤハーネス製造方法において、
予め手動接続工程に配分されたハーネス要素電線を余して上記自動接続工程を終了し、
自動接続工程を終了したハウジング図板がハウジング着脱位置に変位したときに、上記手動接続工程に配分されたハーネス要素電線の接続個所を作業者に指示する指示工程を行い、
この指示工程に基づいて作業者がハーネス要素電線の接続工程を終了した後に作業者が上記取出し工程に移行するように全ハーネス要素電線の接続良否を判別する
ことを特徴とするワイヤハーネス製造方法。 - ワイヤハーネスを構成するコネクタハウジングを着脱可能に保持する複数のハウジングホルダと、
各ハウジングホルダを予め定めた一水平方向に沿って担持する複数のハウジング図板と、
各ハウジング図板に対しコネクタハウジングが着脱されるハウジング着脱位置から接続ロボットによりハーネス要素電線が接続される電線接続位置へ各ハウジング図板を連続的に駆動する駆動機構と
を備え、請求項1記載のワイヤハーネス製造方法に使用されるハウジング供給装置であって、
予め作業者に配分された一部のコネクタハウジングを保持するハウジングホルダに設けられ、当該ハウジングホルダに対するハーネス要素電線の接続個所を指示する電線接続指示機構と、
この電線接続機構に基づいて作業者が接続したハーネス要素電線の導通検査を行う導通検査手段と
を備えていることを特徴とするハウジング供給装置。
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-
2001
- 2001-09-21 JP JP2001289397A patent/JP3963089B2/ja not_active Expired - Lifetime
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