JP3961242B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話を始めとする各種の携帯式情報処理端末に好適に使用され、分割された端末本体を開閉可能に軸支する導通型ヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話の一種として、電話機本体にフリップと呼ばれる折り畳み式のカバーを設けた機種があり、電話機本体側に大きな表示部を設けることができることから、その需要が急増している。この機種では、電話機本体とカバーの連結のためにヒンジ装置が必要であり、そのヒンジ装置の一つとして、特開平9−284165号公報により提示されたものがある。
【0003】
特開平9−284165号公報により提示されたヒンジ装置は、電話機本体及びカバーのうちの一方の部材に回転不能に固定されるヒンジ本体と、このヒンジ本体に回転自在に支持され、先端部が他方の部材との連結のために前記ヒンジ本体の先端側へ突出したヒンジ軸と、ヒンジ本体内に軸方向へスライド可能に設けられたスライダと、このスライダを軸方向へ付勢して前記ヒンジ軸に当接させる弾性部材と、前記ヒンジ軸と前記スライダの当接部に構成され、電話機本体に対してカバーが開状態及び閉状態に弾性的に保持されるように、前記スライダの直進力を前記ヒンジ軸の回転力に変換するカム機構とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このヒンジ装置は、ヒンジ軸の回転を利用した回転カム機構を用いることにより、小型で構造が簡単であり、またガタつきが少なく、生産性及び組付け性にも優れる。しかしながら、このヒンジ装置は、電話機本体内の電子回路とカバー内の電子回路を電気的に接続する接続回路を内蔵していない。このため、外付けの接続回路が必要となり、ヒンジ装置の複雑化及び大型化が避けられない。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、回転カム機構による小型化及び構造簡単化の利点を極力残しつつ、電気的な接続を可能にした導通型ヒンジ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る第1のヒンジ装置は、第1の部材に対して第2の部材を開閉可能に軸支するヒンジ装置であって、一端部が前記第2又は第1の部材に回転不能に取り付けられるヒンジ軸と、前記第1又は第2の部材に回転不能に取り付けられており且つ前記ヒンジ軸の他端部を回転自在に軸支する導電性を有したチューブと、前記チューブに収納され、前記ヒンジ軸を当該チューブに対して所定回転角に位置設定するためのカム機構と、前記ヒンジ軸に設けられた環状導電体と、一端部が前記環状導電体のヒンジ軸の他端部に設けられた部分に摺接し且つ他端部が前記チューブに接触する接触子とを備えており、前記環状導電体のヒンジ軸の一端部に設けられた部分が前記第2又は第1の部材の電子回路のリード部材に電気的に接続される一方、前記チューブの外周面が前記第1又は第2の部材内の電子回路と電気的に接続するための接続面になっている。
【0007】
本発明に係るヒンジ装置においては、チューブ、このチューブに回転自在に支持されるヒンジ軸に設けられた環状導電体及び接触子によって電気的導通路を構成することにより、両部材間が簡単な構造で電気的に導通される。しかも、前記チューブを介することにより、前記環状導電体と第1又は第2の部材内の電子回路との接続が簡単になる。また、外周面を使用して電気的な接触を行うことができるので、軸方向の装置長が抑制される。
【0008】
このヒンジ装置は、前記ヒンジ軸の他端部を軸支すると共に、前記カム機構を収容する筒状体であって、前記接触子が嵌まり込むスリットが設けられたボディを更に有し、このボディが、前記ヒンジ軸、カム機構及び接触子と共に、前記チューブに嵌合するようになっている。
【0009】
前記環状導電体は、前記ヒンジ軸の他端部の外周面に環状に露出し且つ前記接触子の一端部に摺接される環状部を有した構成とすることができる。これによると、ヒンジ軸と共に回転する環状導電体と第1又は第2の部材内の電子回路とが、前記環状部を介して簡単かつ確実に接続される。また、環状部の外周面を使用して電気的な接触を行うことにより、軸方向の装置長が抑制される。
【0010】
前記環状導電体は、前記環状体と電気的に接続されており且つ前記ヒンジ軸の一端部から前記リード部材と電気的に接続するために露出した接点部を有しており、少なくとも前記接点部が前記ヒンジ軸にモールドにより固定された構成とすることができる。この構成によると、当該導電体がヒンジ軸に簡単かつ確実に固定される。
【0011】
前記環状導電体は、前記ヒンジ軸に嵌着されたキャップとすることができる。これによると、当該導電体がヒンジ軸に簡単かつ確実に固定され、且つ、その表面積が増大することにより、電気的な接続が簡単で確実になる。
【0012】
前記接触子は、前記環状部の外周面に両側から弾性的に接触するU字状の第1接触部を有する構成が可能である。この構成によると、当該導電体と第1又は第2の部材内の電子回路とが簡単かつ確実に接続される。
【0013】
前記接触子は、前記チューブに弾性的に接触する第2接触部を有した構成とすることができる。この構成によると、前記チューブを介することにより、前記環状導電体と第1又は第2の部材内の電子回路との接続が簡単になる。
【0014】
また、本発明の第2のヒンジ装置は、第1の部材に対して第2の部材を開閉可能に軸支するヒンジ装置であって、一端部が前記第2又は第1の部材に回転不能に取り付けられるヒンジ軸と、前記第1又は第2の部材に回転不能に取り付けられており且つ前記ヒンジ軸の他端部を回転自在に軸支する導電性を有したチューブと、前記チューブに収納され、前記ヒンジ軸を当該チューブに対して所定回転角に位置設定するためのカム機構と、前記チューブに接触した状態で収容される端子板と、前記ヒンジ軸の内部を軸方向に貫通する棒状体であって、一端部が前記ヒンジ軸の一端部から突出して前記第2又は第1の部材の電子回路のリード部材に電気的に接続されており且つ他端部が前記端子板に当接する棒状導電体とを備えており、前記チューブの外周面が前記第1又は第2の部材内の電子回路と電気的に接続するための接続面になっている。
【0015】
本発明の第2のヒンジ装置においては、チューブ、このチューブに回転自在に軸支されるヒンジ軸を貫通する棒状導電体、及び前記チューブに接触し且つ前記棒状導電体が当接する端子板によって電気的導通路を構成することにより、両部材間が簡単な構造で電気的に導通される。
【0016】
前記棒状導電体は、当該導電体の他端部にスライド自在に設けられたプランジャを用いて、前記端子板と電気的に接続することができる。これによると、当該導電体と第1又は第2の部材内の電子回路とが簡単かつ確実に接続される。また、軸方向の装置長が抑制される。
【0018】
棒状導電体は、当該導電体の一端部にスライド自在に設けられたプランジャを用いて、第2又は第1の部材内の電子回路のリード部材と電気的に接続することができる。これによると、より確実な接続が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るヒンジ装置の縦断側面図、図2は同ヒンジ装置の横断平面図、図3は図2のA−A線矢示図、図4は図2のB−B線矢示図、図5は同ヒンジ装置とカバーの連結部の横断平面図(図6のC−C線矢示図)、図6は同連結部の縦断側面図(図5のD−D線矢示図)、図7は同連結部の分解斜視部である。
【0020】
第1実施形態に係るヒンジ装置は、折り畳み式携帯電話の電話機本体10と、フリップと呼ばれるカバー20とのヒンジ結合及び電気的接続に使用されている。
【0021】
このヒンジ装置は、図1〜図4に示すように、電話機本体10に回転不能に取り付けられるヒンジ本体としてのボディ30と、ボディ30の底面に取り付けられた導電性の接触子40と、ボディ30の外側に嵌合された導電性のチューブ50と、ボディ30の先端部内に回転自在に支持されたヒンジ軸60と、ヒンジ軸60に一体的に設けられた環状導電体70と、ヒンジ軸60の後方に位置してボディ30内に収容されたスライダ80と、スライダ80の更に後方に位置してボディ30内に収容された弾性部材90とを備えている。
【0022】
ボディ30は、先端面が開口し後端面が閉塞された角筒状の樹脂成形体である。ボディ30の基板側面には、接触子40の一部を挿入するために、軸方向に延びる両側一対のスリット状の開口部31が設けられている。また、ボディ30の先端部両側面には、接触子40の一部を挿入するために、縦方向に延びる両側一対のスリット状の開口部32が設けられている。
【0023】
ボディ30に外装されたチューブ50は、ボディ30の外面形状に対応する角筒形状である。ボディ30は、チューブ50内に後端側から環状のスペーサ100を介して挿入され、チューブ50の後端部を内側へ折り曲げられることにより、チューブ50内に固定されている。チューブ50の先端面には、ヒンジ軸60の先端部を前方へ突出させるために、円形の開口部51が設けられている。
【0024】
ヒンジ軸60は、ボディ30の先端部内に回転自在に支持される円柱形状の本体部61と、前記本体部61の先端面中心部から先端側へ突出した角柱形状の軸部62とを有している。前記軸部62は、ボディ30の先端側に突出し、カバー20と回転不能に連結される。前記本体部61の後端面には、後述するスライダ80の先端部が当接するカム面63が形成されている。
【0025】
環状導電体70は前記ヒンジ軸60に一体的に設けられ、前記ヒンジ軸60の前記本体部61の外周面に全周にわたって露出する円環状の第1環状部71と、前記ヒンジ軸60の前記軸部62の外周面に全周にわたって露出する角筒状の第2環状部72とを有するスリーブタイプである。前記第1環状部71と前記第2環状部72は、一体的に形成されたU字状の連結部73により連結されている。前記第2環状部72の先端側には、L字状の接点部74が一体的に設けられている。
【0026】
この環状導電体70は、モールドによって前記ヒンジ軸60と一体化されており、前記連結部73及び前記接点部74は、前記ヒンジ軸60の中心部まで埋設されている。前記接点部74の先端面は、前記カバー20内の電子回路との接続のために、前記軸部62の先端面に露出している。前記第1環状部71及び前記第2環状部72の各外周面は、前記ヒンジ軸60の前記本体部61及び軸部62の各外周面と面一になっている。
【0027】
ボディ30の底面に取り付けられた導電性の前記接触子40は、平板状のベース部41と、前記ベース部41の両側縁部から上方へ延出した両側一対の固定部42と、同じく前記ベース部41の両側縁部から上方へ延出した両側一対の第1接触部43と、前記ベース部41の後縁部から後方へ延出した両側一対の第2接触部44とを有している。
【0028】
両側一対の固定部42は、前記ボディ30の底面に設けられた両側一対のスリットに嵌合することにより、前記ベース部41を前記ボディ30の底面に固定している。両側一対の第1接触部43は、ベース部41と共にU字状の接片を形成しており、ボディ30の両側面に設けられた両側一対の前記開口部32を通して、前記環状導電体70の前記第1環状部71に両側から弾性的に接触している。両側一対の前記第2接触部44は、前記ボディ30の基板側面に設けられた両側一対の前記開口部31内に収容されており、この状態でチューブ50の下面部に内側から弾性的に接触している。
【0029】
従って、チューブ50と環状導電体70は、接触子40を介して電気的に接続されている。
【0030】
ヒンジ軸60の後方に位置してボディ30内に収容されたスライダ80は、ボディ30の内面形状に対応する角形の本体部81と、前記本体部81の先端面に一体的に設けられた一対のピン状の凸部82とを有している。角形の本体部81が前記ボディ30内に嵌合することにより、前記スライダ80は周方向で固定されている。
【0031】
弾性部材90は、ここでは圧縮状態でボディ30内に収容されたコイルスプリングである。スライダ80は、その後端側に配置された弾性部材90により先端側へ付勢されている。前記弾性部材90による付勢により、前記スライダ80の一対の凸部82が、その先端側に配置されたヒンジ軸60のカム面63に弾性的に当接する。
【0032】
ここで、ヒンジ軸60のカム面63は、中心軸の回りに形成された一対の山形凸部を有する。前記ヒンジ軸60の周方向に外力が付加されない状態では、スライダ80の一対の凸部82が一対の前記山形凸部の間に形成された一対の谷部に嵌合する。この状態から前記ヒンジ軸60が特定の方向へ回転すると、前記スライダ80は弾性部材90による付勢力に抗して後端側へ移動する。この反力により、前記ヒンジ軸60は原位置への復元力を受ける。前記ヒンジ軸60が更に回転することにより、一対の前記山形凸部の頂点が前記スライダ80の一対の前記凸部82に近づく。一対の前記山形凸部の頂点が前記スライダ80の一対の前記凸部82を越えると、前記ヒンジ軸60は逆方向の復元力、即ち回転方向の推進力を受ける。
【0033】
これにより、ヒンジ軸60は回転方向の2位置に弾性的に保持される。そして、ボディ30が取り付けられる電話機本体10に対して、ヒンジ軸60に連結されるカバー20が、閉状態と開状態に所定の復元力で弾性的に保持されるように、前記ヒンジ軸60の前記カム面63の形状が設計されている。
【0034】
第1実施形態に係るヒンジ装置では、前述したとおり、チューブ50が電話機本体10に回転不能に取り付けられる。この状態で、ボディ30に外装されたチューブ50の下面が電話機本体10の基板11の表面に対向し、前記基板11の表面に実装された接片型のコネクタ12と接触する。
【0035】
接片型のコネクタ12は、基板11の表面から離れる方向に付勢された接触部12aを有しており、ボディ30が電話機本体10に取り付けられた状態で、この接触部12aがチューブ50の下面に接触する。これにより、前記チューブ50が前記電話機本体10の電子回路と電気的に接続される。
【0036】
一方、ヒンジ軸60に連結されるカバー20は、図5〜図7に示すように、フリップケース21と、フリップケース21の開口部を覆うフリップカバー22と、リード部材23とを備えている。前記リード部材23は、前記カバー20内の電子回路と導通型ヒンジ装置との接続に使用される。前記リード部材23の一端部は、前記カバー20内の基板24と接続される接続部23aであり、他端部は、ヒンジ装置の前記ヒンジ軸60に設けられた前記環状導電体70と接触する接点部23bである。
【0037】
フリップケース21は、四角形の皿状の本体部21aと、電話機本体10との連結のために本体部21aの隅部から突出した円形のヘッド部21bとを有している。ヘッド部21bには、リード部材23の接点部23bが嵌合する凹部21cが設けられている。フリップカバー22は、フリップケース21の本体部21aに嵌合する薄板状の本体部22aと、前記ヘッド部21bに嵌合する円形のヘッド部22bとを有している。前記ヘッド部22bの中心部には、ヒンジ装置のヒンジ軸60の軸部62が嵌合する四角形の貫通孔22cが設けられている。
【0038】
フリップケース21にフリップカバー22を装着することにより、前記フリップケース21の前記ヘッド部21b内にリード部材23接点部23bが固定される。この状態で、前記フリップカバー22のヘッド部22bの中心部に設けられた貫通孔22cにヒンジ装置のヒンジ軸60が嵌合することにより、ヒンジ軸60の先端面に露出する環状導電体70の接点部74が、リード部材23接点部23bに弾性的に接触する。これにより、前記環状導電体70が前記カバー20内の電子回路と電気的に接続される。
【0039】
その結果、電話機本体10内の電子回路とカバー20内の電子回路とが、ヒンジ装置を介して電気的に接続される。
【0040】
また、電話機本体10とカバー20がヒンジ装置を介して機械的にヒンジ結合される。そして、ヒンジ装置内のヒンジ軸60とスライダ80との間にカム面63及び凸部82によって構成されたカム機構により、前記電話機本体10に対して前記カバー20が閉状態と開状態に所定の復元力で弾性的に保持されるのは、前述したとおりである。
【0041】
次に、第1実施形態に係るヒンジ装置の機能、特に導通機能について説明する。
【0042】
ヒンジ軸60に固定された環状導電体70の接点部74がヒンジ軸60の軸部62の先端面に露出し、これがケース20内のリード部材23と接触することにより、環状導電体70がケース20内の電子回路と電気的に接続される。
【0043】
また、ボディ30の下面に固定された接触子40の両側一対の第1接触部43が、環状導電体70の第1環状部71に両側から弾性的に接触し、第2接触部44がチューブ50の下面側に内側から弾性的に接触することにより、前記環状導電体70がチューブ50と電気的に接続される。
【0044】
そして、チューブ50を電話機本体10に取り付けた状態で、基板11上のコネクタ12が前記チューブ50の下面部に外側から弾性的に接触することにより、前記チューブ50が前記電話機本体10内の電子回路と電気的に接続される。
【0045】
環状導電体70はモールドによりヒンジ軸60と強固に一体化されている。環状導電体70に第1環状部71を設け、その外周面に接触子40の両側一対の第1接触部43を両側から接触させるので、広い接触面積が確保され、且つ、ボディ30の軸方向長さが抑制される。
【0046】
環状導電体70の第1環状部71は、ヒンジ軸60の本体部61の外周面と面一になっているので、ボディ30内にヒンジ軸60を挿入し、接触子40を取り付けた後も、前記接触子40の第1接触部43を変形させることなく、前記ボディ30内から前記ヒンジ軸60を引き抜く操作が可能になる。
【0047】
ボディ30に外装されるチューブ50は広い接触面積を有し、接触子40の第2接触部44との接触及びカバー20側のコネクタ12との接触を確実にする。チューブ50の4つの側面のいずれも、コネクタ12との接触が可能である。
【0048】
なお、本実施形態では、環状導電体70の第2環状部72をケース20内の電子回路との接続に使用することができる。
【0049】
図8は本発明の第2実施形態に係るヒンジ装置の縦断側面図である。
【0050】
第2実施形態に係るヒンジ装置は、第1実施形態に係るヒンジ装置と比べ、環状導電体70のみが相違する。他の構成は、第1実施形態に係るヒンジ装置と同一であるので、同一部分については同一番号を付して説明を省略する。
【0051】
環状導電体70は、ここでは、ヒンジ軸60の軸部62から本体部61の前部にかけて部分に被着されたキャップになっている。接触子40の両側一対の第1接触部43は、前記環状導電体70の後端部外周面に両側から弾性的に接触する。前記環状導電体70の先端面76Aは、ケース20内のリード部材23と接触する。
【0052】
キャップタイプの環状導電体70は、大きな表面積を確保でき、電気的な接続を確実にする。特に、ケース20内のリード部材23との接触面積が大きくなることにより、この間の電気的接続が確実になる。
【0053】
図9は本発明の第3実施形態に係るヒンジ装置の縦断面図である。第3実施形態に係るヒンジ装置は、第1及び2実施形態に係るヒンジ装置と比べ、導電体の構造、及びチューブ50と導電体間の導通構造が相違する。
【0054】
第3実施形態に係るヒンジ装置では、ヒンジ軸60の中心部には棒状導電体70′が圧入されている。前記棒状導電体70′の後部はスライダ80の中心部に設けられた貫通孔87を通ってスライダ80の後方へ突出している。前記棒状導電体70′の後部には、プランジャ75が取り付けられている。前記プランジャ75は、前記棒状導電体70′と電気的に接続された状態でその後部内にスライド自在に支持されており、前記棒状導電体70′に内蔵されたスプリング77により、後端側へ付勢されている。
【0055】
プランジャ75の先端部は、チューブ50の後端部内に挿入された端子板110の中心部に弾性的に接触している。前記端子板110は、チューブ50内の弾性部材90により前記チューブ50の後端部内面に押し付けられている。これにより、棒状導電体70′は、前記プランジャ75及び前記端子板110を介して前記チューブ50と導通している。
【0056】
他の構成は、第1及び第2実施形態に係るヒンジ装置と同一であるので、同一部分については同一番号を付して説明を省略する。
【0057】
第3実施形態に係るヒンジ装置では、棒状導電体70′とチューブ50の間の導通させるために、プランジャ75が使用されている。前記プランジャ75は端子板110に弾性的に接触し、前記端子板110はチューブ50の後端部内面に押し付けられているので、棒状導電体70′とチューブ50の間が確実に導通される。また、前記プランジャ75はスライダ80の後端側に配置される弾性部材90の内側に配置される。このため、前記棒状導電体70′の外周面を電気的接触に使用しない構成であるにもかかわらず、軸方向の装置長が抑制される。
【0058】
チューブ50は、ボディ30を兼ね、その後端部は閉塞されている。ボディ30を省略したことにより、ヒンジ軸60の本体部61はチューブ50の先端部内で回転自在に支持される。また、スライダ80はチューブ50の内面に案内されて軸方向に移動する。
【0059】
プランジャ75は、ヒンジ軸60の中心部に固定された棒状導電体70′に対して確実な導通を保証するだけでなく、ボディ30を不要にし、部品点数の低減及び装置の小型化を図る。特に、ヒンジ軸60の外側から接触子40を排除することにより、装置のスリム化を図る。
【0060】
図10は本発明の第4実施形態に係るヒンジ装置の縦断面図である。
【0061】
第4実施形態に係るヒンジ装置は、棒状導電体70′の先端部にプランジャ76を設けた点が、第3実施形態に係るヒンジ装置と相違する。他の構成は、第3実施形態に係るヒンジ装置と同一であるので、同一部分については同一番号を付して説明を省略する。
【0062】
先端側のプランジャ76は、棒状導電体70′と電気的に接続された状態でその先端内にスライド自在に支持されており、前記棒状導電体70′に内蔵されたスプリング77により先端側へ付勢されている。前記棒状導電体70′の先端部にプランジャ76を設けることにより、カバー側の電子回路との電気的接続もより確実となる。前記プランジャ76は、第3実施形態に係るヒンジ装置に使用された棒状導電体70′に設けることも可能である。
【0063】
上述の実施形態では、ヒンジ装置のチューブ50を電話機本体10に取り付け、ヒンジ軸60の軸部62をカバー20に連結したが、チューブ50をカバー20に取り付け、ヒンジ軸60の軸部62を電話機本体10に連結することも可能である。
【0064】
また、本発明に係るヒンジ装置は、フリップ付き携帯電話に限らず、他の折り畳み式電子機器に適用可能であり、電子回路を実装した2つの部材のヒンジ結合及び電気的な接続に広範囲に適用可能である。
【0065】
また、ヒンジ軸60とスライダ80の間に構成されるカム機構については、スライダ80の先端面にカム面を形成することも可能である。
【0066】
【発明の効果】
以上、本発明に係るヒンジ装置による場合には、回転カム式装置のヒンジ軸に導電体が設けられ、且つ、その導電体がチューブ内に臨むようにヒンジ軸の外へ露出すると共に、チューブ外に臨むようにヒンジ軸から露出することにより、回転カム機構による小型化及び構造簡単化の利点を残しつつ、電気的な接続が可能になる。
【0067】
また、前記チューブが導電性を有しており、接触子を通じて前記導電体と電気的に接続され、且つその外周面が第1又は第2の部材内の電子回路と電気的に接続されるようになっているので、より確実な接続とより一層の小型化が可能になる。
【0068】
また、導電体を、前記環状導電体は、前記ヒンジ軸の他端部の外周面に環状に露出し且つ前記接触子に摺接される環状部を有する環状導電体とした場合は、より確実な接続とより一層の小型化が可能になる。
【0069】
また、前記環状導電体は、前記環状体と電気的に接続されており且つ前記ヒンジ軸の一端部から前記電子回路に電気的に接続するために露出した接点部を有しており、少なくとも前記接点部が前記ヒンジ軸にモールドにより固定されている場合は、導電体の固定強度が上がる。
【0070】
また、環状導電体を、ヒンジ軸に嵌着されたキャップとした場合は、より確実な接続が可能になる。
【0072】
また、接触子に、環状部の外周面に両側から弾性的に接触するU字状の第1接触部を設けた場合は、より確実な接続が可能になる。また、前記環状部の外周面に弾性的に接触する接触子の第1接触部を用いて、第1又は第2の部材内の電子回路と電気的に接続すると、より確実な接続とより一層の小型化が可能になる。
【0073】
また、接触子を、前記チューブに弾性的に接触する第2接触部を有する構成とした場合は、より確実な接続が可能になる。
【0074】
また、導電体を、ヒンジ軸を軸方向に貫通する棒状導電体とした場合は、より確実な接続とより一層の小型化が可能になり、組立性が向上する。
【0075】
また、棒状導電体を、当該導電体の他端部にスライド自在に設けられたプランジャを用いて、前記端子板と電気的に接続した場合は、より確実な接続とより一層の小型化が可能になる。
【0077】
また、棒状導電体を、当該導電体の一端部にスライド自在に設けられたプランジャを用いて、第1又は第2の部材内の電子回路のリード部材と電気的に接続した場合は、より確実な接続が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る導通型ヒンジ装置の縦断側面図である。
【図2】同導通型ヒンジ装置の横断平面図である。
【図3】図2のA−A線矢示図である。
【図4】図2のB−B線矢示図である。
【図5】同導通型ヒンジ装置とカバーの連結部の横断平面図(図6のC−C線矢示図)である。
【図6】同連結部の縦断側面図(図5のD−D線矢示図)である。
【図7】同連結部の分解斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る導通型ヒンジ装置の縦断側面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る導通型ヒンジ装置の縦断面図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る導通型ヒンジ装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10 電話機本体
20 カバー
30 ボディ
40 接触子
43 第1接触部
44 第2接触部
46 接片
46a 第1接触部
46b 第2接触部
50 チューブ
60 ヒンジ軸
61 本体部
62 軸部
63 カム面
70 環状導電体
70′ 棒状導電体
71 第1環状部
72 第2環状部
75,76 プランジャ
76A 先端面
77 スプリング
80 スライダ
90 弾性部材
100 スペーサ
110 端子板

Claims (11)

  1. 第1の部材に対して第2の部材を開閉可能に軸支するヒンジ装置において
    一端部が前記第2又は第1の部材に回転不能に取り付けられるヒンジ軸と、
    前記第1又は第2の部材に回転不能に取り付けられており且つ前記ヒンジ軸の他端部を回転自在に軸支する導電性を有したチューブと、
    前記チューブに収納され、前記ヒンジ軸を当該チューブに対して所定回転角に位置設定するためのカム機構と、
    前記ヒンジ軸に設けられた環状導電体と、
    一端部が前記環状導電体のヒンジ軸の他端部に設けられた部分に摺接し且つ他端部が前記チューブに接触する接触子とを備えており、
    前記環状導電体のヒンジ軸の一端部に設けられた部分が前記第2又は第1の部材の電子回路のリード部材に電気的に接続される一方、前記チューブの外周面が前記第1又は第2の部材内の電子回路と電気的に接続するための接続面になっていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 請求項1に記載のヒンジ装置において、前記ヒンジ軸の他端部を軸支すると共に、前記カム機構を収容する筒状体であって、前記接触子が嵌まり込むスリットが設けられたボディを有し、このボディが、前記ヒンジ軸、カム機構及び接触子と共に、前記チューブに嵌合するようになっていることを特徴とするヒンジ装置。
  3. 請求項1に記載のヒンジ装置において、前記環状導電体は、前記ヒンジ軸の他端部の外周面に環状に露出し且つ前記接触子の一端部に摺接される環状部を有することを特徴とするヒンジ装置。
  4. 請求項3に記載のヒンジ装置において、前記環状導電体は、前記環状体と電気的に接続されており且つ前記ヒンジ軸の一端部から前記リード部材と電気的に接続するために露出した接点部を有しており、少なくとも前記接点部が前記ヒンジ軸にモールドにより固定されていることを特徴とするヒンジ装置。
  5. 請求項1又は2に記載のヒンジ装置において、前記環状導電体は、前記ヒンジ軸に嵌着されるキャップであることを特徴とするヒンジ装置。
  6. 請求項3に記載のヒンジ装置において、前記接触子は、前記環状部の外周面に両側から弾性的に接触するU字状の第1接触部を有することを特徴とするヒンジ装置。
  7. 請求項6に記載のヒンジ装置において、前記接触子は、前記チューブに弾性的に接触する第2接触部を有することを特徴とするヒンジ装置。
  8. 第1の部材に対して第2の部材を開閉可能に軸支するヒンジ装置において、
    一端部が前記第2又は第1の部材に回転不能に取り付けられるヒンジ軸と、
    前記第1又は第2の部材に回転不能に取り付けられており且つ前記ヒンジ軸の他端部を回転自在に軸支する導電性を有したチューブと、
    前記チューブに収納され、前記ヒンジ軸を当該チューブに対して所定回転角に位置設定するためのカム機構と、
    前記チューブに接触した状態で収容される端子板と、
    前記ヒンジ軸の内部を軸方向に貫通する棒状体であって、一端部が前記ヒンジ軸の一端部から突出して前記第2又は第1の部材の電子回路のリード部材に電気的に接続されており且つ他端部が前記端子板に当接する棒状導電体とを備えており、前記チューブの外周面が前記第1又は第2の部材内の電子回路と電気的に接続するための接続面になっていることを特徴とするヒンジ装置。
  9. 請求項8に記載のヒンジ装置において、前記棒状導電体は、前記ヒンジ軸の中心部を軸方向に貫通することを特徴とするヒンジ装置。
  10. 請求項8に記載のヒンジ装置において、前記棒状導電体は、当該導電体の他端部にスライド自在に設けられたプランジャを用いて、前記端子板に当接するようになっていることを特徴とするヒンジ装置。
  11. 請求項8に記載のヒンジ装置において、前記棒状導電体は、当該導電体の一端部にスライド自在に設けられたプランジャを用いて、前記第2又は第1の部材内の電子回路のリード部材と電気的に接続されるようになっていることを特徴とするヒンジ装置。
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