JP2003152839A - ヒンジ装置及びヒンジ装置を用いた携帯端末 - Google Patents

ヒンジ装置及びヒンジ装置を用いた携帯端末

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JP2003152839A
JP2003152839A JP2001342959A JP2001342959A JP2003152839A JP 2003152839 A JP2003152839 A JP 2003152839A JP 2001342959 A JP2001342959 A JP 2001342959A JP 2001342959 A JP2001342959 A JP 2001342959A JP 2003152839 A JP2003152839 A JP 2003152839A
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hinge
slide piece
rod
electrically connected
shaped conductor
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JP2001342959A
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English (en)
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Shigeru Sugino
茂 杉野
Koji Saito
浩二 斎藤
Toshiya Inubushi
俊也 犬伏
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の携帯電話機に用いるヒンジ装置では、
携帯電話機本体内に設けられた電気回路基板と、フリッ
プ内に保持されたマイクとの間を電気的に接続するに
は、ヒンジ装置とは別に配線ケーブルを用いなければな
らず、組立時の作業が非常に複雑困難であった。 【解決手段】 ヒンジ装置90はマイク40を収容した
携帯電話機本体10と音声制御部を収容したフリップ2
0を軸支して取り付けられ、ヒンジ装置90の弾性接触
子953はヒンジ軸92の回転動作時に、スライド駒9
5と共にヒンジ本体91内でスライドしながら、一端が
マイク40に電気接続されたヒンジ本体91の内面に摺
動接触して電気接続されると共に、他端がスライド駒9
5内部に延在し、に音声制御部に電気接続された棒状導
電体93の外周面に摺動接触して電気的に接続される構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に2つの筐体
を開閉可能に軸支し、両筐体内に設けられた電気回路間
を電気接続することができるヒンジ装置、及びヒンジ装
置を用いた携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等の携帯端末は、携帯性の要
求により、従来からフリップ型が好まれてきた。フリッ
プ型携帯電話機は、第1の部材としての携帯電話機本体
と、第2の部材としてのフリップを有し、両部材間を軸
支するためのヒンジ装置が必要であり、また、両部材に
設けられた電気回路間を電気的に接続する必要がある。
【0003】従来のフリップ型携帯電話機に用いられて
いたヒンジ装置及びその周辺の電気的接続構造として、
例えば特願平7−312568号に記載されたものがあ
る。
【0004】図9は、従来のフリップ型携帯電話機の外
観図である。図10は、従来のフリップ型携帯電話機に
用いるヒンジ装置周辺の構成を示した内部構成図であっ
て、フリップを開いた状態における携帯電話機の一部及
びフリップの内部を示す図である。
【0005】図9において、10は第1の部材又は筐体
としての携帯電話機本体、20は第2の部材又は筐体と
してのフリップ、30は上記携帯電話機本体10の端部
にフリップ20を軸支するヒンジ装置、11は携帯電話
機本体10の一端側に設けられたスピーカ部、12は携
帯電話機の処理内容を画面提供する表示部、13は操作
用の複数のキーボタン、14は高周波信号を送受するた
めのアンテナ、15はヒンジ装置30を携帯電話機本体
10の内部に収容するための収容部であって、ケース裏
面側に設けられた凹部によって形成されている。40は
フリップ20内にリブ等の保持部材又は接着によって保
持されたマイクである。
【0006】次に、図10において、ヒンジ装置30は
ヒンジ本体31、ヒンジ軸32、カム部33及び角度調
整用板バネ34から構成されている。ヒンジ装置30の
ヒンジ本体31は、携帯電話機本体10のスピーカ部1
1と逆側の端部に回転不能に保持固定されている。ヒン
ジ軸32は金属棒で構成され、ヒンジ本体31に対して
回転自在に保持されており、ヒンジ軸32の両端部に設
けられた取付部32aはフリップ20にねじ止めによっ
て回転不能に固定されている。ヒンジ軸32の中央部に
は樹脂で形成されたカム部33がヒンジ軸32に一体に
取り付けられている。角度調整用板バネ34は、金属板
を折り曲げ加工して形成されたもので、カム部33の外
周面の特定箇所を両側から挟持し、カム部33が取り付
けられたヒンジ軸32が、ヒンジ本体31が取り付けら
れた携帯電話機本体10に対して所定の角度で保持され
る。
【0007】17は、携帯電話機本体10内に保持され
た、電気部品を実装する電気回路基板である。50は一
端が電気回路基板17上のパッド17aにはんだ付けに
よって接続され、他端がフリップ20内に保持されたマ
イク40にはんだ付けによって接続された配線ケーブル
であって、電気回路基板17及びマイク40間を、この
2本の配線ケーブル50で電気的に接続している。ま
た、この配線ケーブル50の中間部分は、ヒンジ装置3
0のヒンジ軸32に同心状に巻きつけられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の携帯電
話機に用いるヒンジ装置では、携帯電話機本体内に設け
られた電気回路基板と、フリップ内に保持されたマイク
との間を電気的に接続するには、ヒンジ装置とは別に配
線ケーブルを用いなければならかった。このため、配線
ケーブルを、携帯電話機本体及びフリップに各々実装さ
れた電気回路基板及びマイクにはんだ付けをする必要が
あり、また、フリップの開閉動作時、配線ケーブルに負
荷が加わらないように、配線ケーブルをヒンジ軸に同心
状に巻き付ける等の対策が必要であった。従って、組立
時の作業が非常に複雑困難であった。また、配線ケーブ
ルをヒンジ軸に同心状に巻きつけていたとしても、フリ
ップ開閉動作の繰り返しによって、配線ケーブルに引っ
張り力や圧縮力が加わり、配線ケーブルが断線してしま
う可能性があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を鑑みて
なされたもので、組立て作業が容易で、配線ケーブルを
断線する恐れのないヒンジ装置及びヒンジ装置を用いた
携帯端末を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るヒンジ装置は、第1又は第2の部材の一方に回転不能
に取り付けられる導電材料からなるヒンジ本体、このヒ
ンジ本体内から突出した一端側が上記第1又は第2の部
材の他方に回転不能に取り付けられ、上記ヒンジ本体内
に収納された他端側が上記ヒンジ本体に対して回転自在
に軸支されたヒンジ軸、上記ヒンジ本体の中で軸方向に
スライド可能に設けられたスライド駒、上記ヒンジ本体
に設けられ、上記スライド駒を軸方向に付勢して上記ヒ
ンジ軸と当接させる弾性部材、一端が上記ヒンジ軸の一
端側の外周面から露出し、他端が該ヒンジ軸の内部を軸
方向に貫通し、上記スライド駒内部へ延在した棒状導電
体、上記スライド駒に固定され、一端がヒンジ本体内面
に摺動接触して電気接続されると共に、他端が上記棒状
導電体他端側の外周面に摺動接触して電気接続される弾
性接触子を備え、上記ヒンジ軸又は上記スライド駒の両
当接部の一方にカム部が他方に従動部が設けられるよう
に構成したものである。
【0011】また、この発明の請求項2に係るヒンジ装
置は、請求項1に記載のヒンジ装置であって、弾性接触
子は、V字形に形成され、V字形の中央部がスライド駒
に保持固定され、一端がヒンジ本体内面に弾性的に摺動
接触して電気接続されると共に、他端が上記棒状導電体
他端側の外周面に弾性的に摺動接触して電気接続される
板状のバネ部材で構成したものである。
【0012】また、この発明の請求項3に係るヒンジ装
置は、請求項1に記載のヒンジ装置であって、弾性接触
子は棒状導電体を挟持して弾性的に摺動接触する一対の
板バネ部材で構成したものである。
【0013】また、この発明の請求項4に係る携帯端末
は、音声信号を処理する音声制御部を収容した第1の筐
体と音声信号を処理するマイクを収容した第2の筐体と
をヒンジで開閉可能に取り付けた携帯端末であって、上
記ヒンジは、第1又は第2の筐体の一方に回転不能に取
り付けられる導電材料からなるヒンジ本体、このヒンジ
本体内から突出した一端側が上記第1又は第2の筐体の
他方に回転不能に取り付けられ、上記ヒンジ本体内に収
納された他端側が上記ヒンジ本体に対して回転自在に軸
支されたヒンジ軸、上記ヒンジ本体の中で軸方向にスラ
イド可能に設けられたスライド駒、上記ヒンジ本体に設
けられ、上記スライド駒を軸方向に付勢して上記ヒンジ
軸と当接させる弾性部材、一端が上記ヒンジ軸の一端側
の外周面から露出し、他端が該ヒンジ軸の内部を軸方向
に貫通し、上記スライド駒内部へ延在した棒状導電体、
上記スライド駒に固定され、一端がヒンジ本体内面に摺
動接触して電気接続されると共に、他端が上記棒状導電
体他端側の外周面に摺動接触して電気接続される弾性接
触子を備え、上記ヒンジ軸又は上記スライド駒の両当接
部の一方にカム部が他方に従動部が設けられており、上
記マイクは上記ヒンジ本体の外面又は棒状導電体の一端
の一方に電気接続され、上記音声制御部は上記ヒンジ本
体の外面又は棒状導電体の一端の他方に電気接続される
ように構成したものである。
【0014】また、この発明の請求項5に係る携帯端末
は、請求項4に記載の携帯端末であって、マイク又は音
声制御部の一方は、弾性導電部材によって、ヒンジ本体
の外面に弾性的に電気接続され、マイク又は音声制御部
の他方は、弾性導電部材によって、棒状導電体の一端に
弾性的に電気接続されるように構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1について、図に基づいて説明するが、各図におい
て、図9及び図10と同一符号は、同一又は相当部分を
示すものとする。
【0016】図1はこの発明の実施の形態1におけるヒ
ンジ装置を用いた携帯電話機の外観図である。
【0017】図1において、90は携帯電話機本体10
の端部に取り付けられたヒンジ装置であって、左右に2
つ取り付けられている。この2つのヒンジ装置90によ
って、携帯電話機本体10に対して、フリップ20を開
閉可能に軸支している。
【0018】また、図2はこの発明の実施の形態1にお
けるヒンジ装置90周辺の拡大断面図、図3は図2にお
けるA−A線における拡大断面図である。図2及び図3
において、26はフリップ20に形成された四角形断面
の取付穴、91はこの取付穴に回転不能に嵌入された導
電材料からなるヒンジ本体で、ヒンジ本体91の一端は
舌状の蓋91aが2枚形成されており、ヒンジ装置90
組立後に、折り曲げ加工されている。ヒンジ本体91の
他端には、筒の全周に沿って淵状のヒンジ軸突当壁91
bが形成されている。ヒンジ本体91はフリップ20の
取付穴26に、外周面が係合するように内挿され、蓋9
1a側が、フリップ20に形成された突当壁20aに突
き当たっている。
【0019】16は携帯電話機本体10に形成された四
角形断面の取付穴、92は樹脂材料からなり、ヒンジ本
体91内に回転自在に軸支されたヒンジ軸である。図4
はこのヒンジ軸及び後述する棒状導電体を示す斜視図で
あり、921はヒンジ軸92の一端側に設けられた係合
部であって、ヒンジ本体91から突出している。係合部
921は携帯電話機本体10に設けられた取付穴16に
係合するように、取付穴16の内面とほぼ同寸法の四角
形断面のボス形状に形成されている。従って、ヒンジ軸
92の一端側の係合部921が取付穴16に圧入される
ことで、ヒンジ軸92が携帯電話機本体10に回転不能
に取り付けられる。
【0020】922は円柱状に形成された軸部で、図2
で示すようにヒンジ本体91の内面に摺動して回転自在
に軸支されている。また、軸部922の係合部921側
の端面がヒンジ本体91に形成されたヒンジ軸突当壁9
1bの内面にゴム等弾性部材で形成されたクッション9
1cを介して当接することによりヒンジ本体91内にヒ
ンジ軸92が軸方向に位置決めされている。クッション
91cはリング形状に形成されており、ヒンジ軸92の
軸部922端部を磨耗から保護するため設けられてい
る。923は軸部922端部に形成されたカム部で、ヒ
ンジ軸92をヒンジ本体91に対して所定回転角に位置
設定するように谷状の凹部が形成されている。
【0021】93は棒状導電体であって、一端がヒンジ
軸92の係合部921端部の外周面から露出し、他端が
ヒンジ軸92の内部を軸方向に貫通し、後述するスライ
ド駒95内部へ延在している。この棒状導電体93は例
えばリン青銅のような金属部材に導電のためのめっきが
施されている。棒状導電体93は、図4に示すようにヒ
ンジ軸92に一体となるように圧入や一体成形によって
取り付けられ、また、係合部921の端面から露出する
部分の径が大きく形成されており先端は球面となってい
る。
【0022】図2において、95はヒンジ本体91の中
で内面に沿ってヒンジ軸92の軸方向にスライド可能な
スライド駒で、ヒンジ軸92とヒンジ本体91の蓋91
aの間に配置されている。図5は図2で示すスライド駒
95の構成を説明する斜視図、図6はスライド駒95の
側面図及び断面図である。図5、図6において、このス
ライド駒95は、第1のスライド駒951、及び第2の
スライド駒952からなり、導通性を有するリン青銅板
をV字形状の板バネに成形され、表面には導通処理が施
された、弾性接触子としての一対の接触バネ953が固
定されている。第1、第2のスライド駒951、952
は樹脂成形によってヒンジ本体91の四角形内面形状よ
りわずかに小さくした四角柱形状に形成され、この四角
柱の側面がヒンジ本体91の内側面と係合することによ
り、軸方向にスライド可能であると共に、軸回りに回転
しないようになっている。第1、第2のスライド駒95
1、952各々の中央部分には、棒状導電体93が軸方
向に貫通するための貫通穴951a、952aが形成さ
れている。第1のスライド駒951のヒンジ軸92と当
接する側の端面には、ヒンジ軸92に形成されたカム部
923と当接する従動部としての一対のリブ状の従動凸
部951cが形成されている。この一対の従動凸部95
1cの先端部は、カム部923との摺動による磨耗対策
用に円弧状にアールが付けられている。従動凸部951
cはリブ形状としたが、これに限らず、先端部を球面に
形成したボス状としても構わない。一対の接触バネ95
3は、第1及び第2のスライド駒951、952間にそ
れぞれ固定され、V字形状中央部分である根元部分95
3aが、第2のスライド駒952から延出された3本の
保持用ボス952bに挟みこんで保持される。また、こ
の各保持用ボス952bは、一対の接触バネ953を第
2のスライド駒952に取り付けた後、第1のスライド
駒951の取付穴(図示せず)に圧入される。このよう
にして、第1のスライド駒951と第2のスライド駒9
52との間で、接触バネ953が保持固定される。ま
た、ヒンジ本体91にスライド駒95が内挿され、棒状
導電体93がスライド駒95の貫通穴951a、952
a内部に延在したとき、保持固定された接触バネ953
のV字形状の根元部分953aから延びた一端がスライ
ド駒95と一体にスライドしながら、ヒンジ本体91内
面に弾性的に摺動接触して電気接続される共に、他端が
他の接触バネ953の他端と一対になって、棒状導電体
93の端部側の外周面を挟持して、弾性的に摺動接触し
て電気接続されるように保持されている。
【0023】図2において、98はコイルバネからなる
ヒンジバネであって、ヒンジバネ98の一端が図5、図
6で示すスライド駒95の端部に設けられたバネ取付ボ
ス955に取り付けられ、他端がヒンジ本体91端部の
蓋91a内面にはめ込まれている。このとき、ヒンジバ
ネ98は圧縮状態であり、スライド駒95をヒンジ軸9
2の軸方向に付勢して、ヒンジ軸92の端面に形成され
たカム部923に、従動凸部951cを当接させてい
る。
【0024】次に、フリップ20側の構造について説明
する。図2及び図3において、27はフリップ20内に
保持固定され、内部及び表面に銅箔のパターン配線が形
成された電気回路基板であって、マイク40がこの電気
回路基板27表面のパターン配線にコネクタ等によって
電気接続されている。28はリン青銅の板状バネをVの
字状に成形した導電性弾性部材としての接続バネであっ
て、表面には導通性を高めるめっきが施されている。ま
た、この接続バネ28は、一端が、マイク40に電気接
続された電気回路基板27上の配線パターン中に形成さ
れたパッド27aにはんだ付けされ、他端が、バネの弾
性力によってヒンジ本体91の外面に弾性的に接触して
電気接続されるように取り付けられている。このよう
に、マイク40及びヒンジ本体91間が、電気回路基板
27のパターンを介して接続バネ28によって、電気接
続される。また、ヒンジ本体91が装着される、フリッ
プ20の取付穴26の側面には、接続バネ28がヒンジ
本体91に接続できるように開口部20bが設けられて
いる。
【0025】なお、導電性部材としての上記接続バネ2
8の代わりに、図7で示すような接続金属板29を用い
ることもできる(図7では金属板29を厚み方向から見
ている。)。図7は、図2で示す導電性部材として接続
バネの代わりに接続金属板を用いた場合のヒンジ装置の
構成を説明する構成図である。図7において、この接続
金属板29は、リン青銅の板に導通めっきを施したもの
であって、一端が、ヒンジ本体91の端部の蓋91a内
面にはんだ付けによって取り付けられ、他端に形成され
た突起部29aが、電気回路基板27表面に形成された
パッド27aにはんだ付けによって取り付けられてい
る。このように、電気回路基板27のパターン及びヒン
ジ本体91間が、接続金属板29によって電気接続され
る。
【0026】次に携帯電話機本体10側の構造について
説明する。図2、図3において、携帯電話機本体10は
樹脂成形されたリアケース101及びフロントケース1
02とが組み合わさって成る。17は携帯電話機本体1
0に実装され、複数の電気部品19が搭載された電気回
路基板であって、図2においては二点鎖線で表示される
ように、ヒンジ装置90の実装位置より紙面の手前側に
実装されている。18は例えばリン青銅をL字状の板バ
ネに成形した導電弾性部材としての弾性を有する接続バ
ネであって、表面には導通性を高めるめっきが施されて
いる。この接続バネ18は平面部を備えた土台部18a
と、この土台部18aから延出された弾性部18bから
成る。接続バネ18の土台部18aには、図2及び図3
で示すように開口穴18cが形成されていて、この開口
穴18cにフロントケース102から延出されたリブ1
02bがはめ込まれ、図3に示すように、接続バネの土
台部18aが電気回路基板17と共にリアケース101
から延出されたボス101a及びフロントケース102
から延出されたボス102a間で挟持されて保持されて
いる。リブ102aを設けたのは、組付後に接続バネ1
8の回転するのを防止をするためである。また、リアケ
ース101とフロントケース102とを組付ける時に、
組付けやすいように予め、フロントケース102のリブ
102bに接続バネ18を取り付けられるようにしたも
のである。リアケース101のボス101a及びフロン
トケース102のボス102aの位置に対応して電気回
路基板17表面には、この電気回路基板17の配線パタ
ーンに電気接続されるパッド17aが形成されていて、
接続バネ18の土台部18aと電気的な接続をする。接
続バネ18の弾性部18bは、ヒンジ軸92の係合部9
21の端面から突出した棒状導電体93の先端部に弾性
的に電気接続される。このように、電気回路基板17の
パターン及び棒状導電体93間が、接続バネ18によっ
て電気接続される。
【0027】次に、図2に示した携帯電話機の組立順序
について説明する。まず、ヒンジ本体91の筒内部に、
ヒンジ軸92を挿入し、更にスライド駒95を挿入す
る。スライド駒95のバネ取付ボス955にヒンジバネ
98の一端をはめ込み、ヒンジバネ98の他端を2枚の
蓋91aの折り曲げによって押しつけ、ヒンジ装置90
の組立てられる。
【0028】次いで、携帯電話機本体10のフロントケ
ース102のリブ102bに接続ばね18の開口穴18
cをはめ込んで、接続バネ18をフロントケース102
に取り付ける。電気回路基板17をパッド17aが接続
バネ18に接続するように、フロントケース102に取
り付ける。他の部品を組み付けた後、フロントケース1
02にリアケース101を取り付け、携帯電話機本体1
0が完成する。
【0029】フリップ20は、フロントケースとリアケ
ースからなっており(図示せず)、フリップ20内に、
マイク40及びこのマイク40がコネクタ等で電気的に
接続された電気回路基板27を保持固定する。電気回路
基板27上のバッド27aに接続バネ28をはんだ付け
する。フリップ20のフロントケースとリアケースを組
合わせて一体に取り付け、フリップ20が完成する。
【0030】次に、完成したヒンジ装置90のヒンジ本
体91をフリップ20の取付穴26に挿入し突当壁20
aに突き当てる。このヒンジ本体91が取付穴26に内
挿された状態では、接続バネ28がヒンジ本体91の外
面に弾性的に電気接続される。また、図7で説明した接
続金属板29を有したヒンジ装置90の場合には、既に
接続金属板29が、ヒンジ本体91の蓋91aにはんだ
付けされた状態で、フロントケース又はリアケースの取
付穴16の位置に取り付けられ、その後にフロントケー
スとリアケースを組合わせて、ヒンジ本体91を挟持し
て保持する。次にヒンジ軸92をヒンジ本体91の内部
に押し込み、携帯電話機本体10の取付穴16を図示す
るように、ヒンジ軸92をヒンジ軸92の係合部921
と対向する位置に配置する。このとき、ヒンジ軸92が
ヒンジバネ98の反力により押し出され、ヒンジ軸92
の係合部921が携帯電話機本体10の取付部16に圧
入され両者が係合する。このヒンジ軸92が携帯電話機
本体10の取付穴16に係合した状態で、接続バネ18
が、ヒンジ軸92端部に露出された棒状導電体93に、
弾性的に電気接続する。以上により、図2又は図7の状
態となる。
【0031】次に、携帯電話機本体10、フリップ20
及びヒンジ装置90の電気的な接続を説明する。図8
は、携帯電話機の携帯電話機本体、フリップ、及びヒン
ジ装置間の電気接続関係を説明するブロック図である。
図において、60は携帯電話機本体10に設けられ、ア
ンテナ14に接続され、アンテナ14から送受信する音
声及びデータを変調/復調する送受信部である。70は
表示部12、キーボタン13、送受信部60、及び後述
する音声制御部80等と電気的に接続され、各部を制御
するための信号を各部と送受する制御部である。80は
マイク40から入力された音声信号を処理する音声制御
部で、ヒンジ装置90を介して、フリップ20に取り付
けられたマイク40に電気的に接続されている。また、
表示部12、キーボタン13、送受信部60、制御部7
0、音声制御部80は、図2、図3、及び図7で説明し
た電気回路基板17上に配線パターンによって電気的に
接続されている。
【0032】このようにして、フリップ20に保持され
たマイク40が、電気回路基板27の配線パターン、接
続バネ28を介して、ヒンジ装置90のヒンジ本体91
の外面に電気接続される。また、ヒンジ装置90では、
ヒンジ本体91が、スライド駒95に固定された接触バ
ネ953を介して、棒状導電体93の外周面に摺動接触
して電気接続される。棒状導電体93は、接続バネ18
を介して電気回路基板17に電気接続し、音声制御部8
0に配線パターンを介して電気接続する。このように、
ヒンジ装置90が導通機能を備えるので、フリップ20
に保持されたマイク40に入力された音声信号を、ヒン
ジ装置90を介して、携帯電話機本体10に実装される
電気回路基板17上の音声制御部80に入力することが
でき、携帯電話機本体10に設けられた電気回路基板1
7上の音声制御部80とフリップ20に設けられたマイ
ク40との間を、配線ケーブルを用いず、組付容易に電
気接続することができる。
【0033】次に、ヒンジ装置90の動作説明をする。
ヒンジ装置90のカム部923と従動凸部951cの動
作については、特開平9−284165号公報により提
示されたヒンジ装置のカム部(端面カム93)と従動部
(従動ピン83)の動作と同様である。但し、本願発明
の実施例ではカム部923はヒンジ軸92に形成されて
いるが、上記公報に記載された発明ではカム部(端面カ
ム93)はスライド駒85に形成されている。また、本
願発明の実施例では従動部としての従動凸部951cは
スライド駒95に形成されているが、上記公報に記載さ
れた発明では従動部(従動ピン83)はヒンジ軸77端
部に形成されている。
【0034】ヒンジ本体91内でヒンジバネ98は図2
の取付状態において圧縮状態となるように設定されてい
るので、スライド駒95はヒンジバネ98の弾性力によ
りヒンジ軸92の軸方向に付勢され、従動凸部951c
がヒンジ軸92の他端側のカム部923に当接される。
ここで、フリップ20を携帯電話機本体10に対して回
転させた場合、携帯電話機本体10の取付部16に係合
されたヒンジ軸92に対して、フリップ20と共にヒン
ジ本体91が回転して、スライド駒95に形成された従
動凸部951cがヒンジ軸部922のカム部923に当
接しながら回転する。カム部923には従動凸部951
cが所定回転角度で保持されるように回転方向に凹凸が
あるため、スライド駒95がヒンジ本体91の回転に応
じてヒンジ本体91内でスライドする。弾性接触子とし
ての接触バネ953は、ヒンジ本体91内でスライドす
るスライド駒95に一体に固定されており、ヒンジ軸9
2の回転時に、スライド駒95と共にスライドしなが
ら、一端がヒンジ本体91の内面に弾性的に摺動接触し
て電気接続されると共に、他端がスライド駒95内部に
延在する棒状導電体93の外周面に弾性的に摺動接触し
て電気的に接続されるので、ヒンジ本体91及び棒状導
電体93間を安定した電気的な接続を、配線ケーブルを
必要とすることなく、また、組み付け容易に確保するこ
とができる。
【0035】なお、上記説明では、カム部923はヒン
ジ軸92に形成され、従動部としての従動凸部951c
はスライド駒95に形成される実施例としたが、これに
限らず、カム部923がスライド駒95に形成され、受
動部としての従動凸部951cがヒンジ軸92に形成さ
れたものでも同様の動作を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上、本発明に係るヒンジ装置によれ
ば、弾性接触子は、ヒンジ本体内でスライドするスライ
ド駒に固定されており、ヒンジ軸の回転動作時に、スラ
イド駒と共にヒンジ本体内でスライドしながら、一端が
ヒンジ本体の内面に摺動接触して電気接続されると共
に、他端がスライド駒内部に延在する棒状導電体の外周
面に摺動接触して電気的に接続されるので、ヒンジ本体
と棒状導電体間の安定した電気的な接続を、配線ケーブ
ルを必要とすることなく、また、組み付け容易に確保す
ることができる。
【0037】更に、弾性接触子は、板状のバネ部材とし
たので、ヒンジ本体の内面及び棒状導電体の外周面に弾
性的に摺動接触して電気接続されるので、ヒンジ本体と
棒状導電体間の電気的な接続を、更に安定して確保する
ことができるヒンジ装置が得られる。
【0038】また、弾性接触子を弾性部材で形成したの
で、ヒンジ本体及び棒状導電体間を更に確実な電気接続
をすることができるヒンジ装置が得られる。
【0039】また、弾性接触子は棒状導電体を挟持して
摺動接触するので一対の板バネとしたので、ヒンジ本体
と棒状導電体間の電気的な接続を、更に安定して確保す
ることができるヒンジ装置が得られる。
【0040】また、本発明に係る携帯端末によれば、上
記ヒンジ装置の構成により、マイクを収容した筐体と音
声制御部を収容した筐体とを軸支取り付けるものとした
ので、マイク及び音声制御部間の安定した電気的な接続
を、配線ケーブルを必要とすることなく、また、組み付
けを容易にすることができる携帯端末が得られる。
【0041】また、マイク又は音声制御部は、弾性導電
部材によって、ヒンジ本体の外面に弾性的に電気接続さ
れるので、音声制御部とマイク間の電気的な接続を、更
に安定して確保することができる携帯端末が得られる。
【0042】また、マイク又は音声制御部は、弾性導電
部材によって、棒状導電体の一端に弾性的に電気接続さ
れるので、音声制御部とマイク間の電気的な接続を、更
に安定して確保することができる携帯端末が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるヒンジ装置を
用いた携帯電話機の外観図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるヒンジ装置周
辺の拡大断面図である。
【図3】 図2におけるA−A線における拡大断面図で
ある。
【図4】 図2で示すヒンジ軸及び棒状導電体を示す斜
視図である。
【図5】 図2で示すスライド駒の構成を説明する斜視
図である。
【図6】 図2で示すスライド駒の側面図及び断面図で
ある。
【図7】 図2で示す導電性部材として接続バネの代わ
りに接続板を用いた場合のヒンジ装置の構成を説明する
構成図である。
【図8】 携帯電話機の携帯電話機本体、フリップ、及
びヒンジ装置間の電気接続関係を説明するブロック図で
ある。
【図9】 従来のフリップ型携帯電話機の外観図であ
る。
【図10】 従来のフリップ型携帯電話機に用いるヒン
ジ装置周辺の構成を示した内部構成図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機本体、 101 リアケース、 10
2フロントケース、 11 スピーカ部、 12 表示
部、 13 キーボタン、 14 アンテナ、 15
収容部、 16、26 取付穴、 17、27電気回路
基板、 18、28 接続バネ、 20 フリップ、
30、90 ヒンジ装置、 31、91 ヒンジ本体
、32、92 ヒンジ軸 、 33、923 カム
部、 34 角度調整用板バネ、 40 マイク、 5
0 配線ケーブル、 60 制御部、 70 音声制御
部、 921 係合部、 922 軸部、 93 棒状
導電体、 95 スライド駒、 951 第1のスライ
ド駒、951c 従動凸部、 952 第2のスライド
駒、 951a、952a貫通穴、 953 接触バ
ネ、 98 ヒンジバネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 犬伏 俊也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3J105 AA02 AA03 AA12 AB11 AB24 AC07 DA04 DA15 DA23 5K023 AA07 BB04 BB26 DD08 RR08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1又は第2の部材の一方に回転不能に
    取り付けられる導電材料からなるヒンジ本体、このヒン
    ジ本体内から突出した一端側が上記第1又は第2の部材
    の他方に回転不能に取り付けられ、上記ヒンジ本体内に
    収納された他端側が上記ヒンジ本体に対して回転自在に
    軸支されたヒンジ軸、上記ヒンジ本体の中で軸方向にス
    ライド可能に設けられたスライド駒、上記ヒンジ本体に
    設けられ、上記スライド駒を軸方向に付勢して上記ヒン
    ジ軸と当接させる弾性部材、一端が上記ヒンジ軸の一端
    側の外周面から露出し、他端が該ヒンジ軸の内部を軸方
    向に貫通し、上記スライド駒内部へ延在した棒状導電
    体、上記スライド駒に固定され、一端がヒンジ本体内面
    に摺動接触して電気接続されると共に、他端が上記棒状
    導電体他端側の外周面に摺動接触して電気接続される弾
    性接触子を備え、上記ヒンジ軸又は上記スライド駒の両
    当接部の一方にカム部が他方に従動部が設けられている
    ことを特徴とするヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 弾性接触子は、V字形に形成され、V字
    形の中央部がスライド駒に保持固定され、一端がヒンジ
    本体内面に弾性的に摺動接触して電気接続されると共
    に、他端が上記棒状導電体他端側の外周面に弾性的に摺
    動接触して電気接続される板状のバネ部材であることを
    特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 弾性接触子は棒状導電体を挟持して弾性
    的に摺動接触する一対の板バネ部材であることを特徴と
    する請求項1に記載のヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 音声信号を処理する音声制御部を収容し
    た第1の筐体とマイクを収容した第2の筐体とをヒンジ
    で開閉可能に取り付けた携帯端末であって、上記ヒンジ
    は、第1又は第2の筐体の一方に回転不能に取り付けら
    れる導電材料からなるヒンジ本体、このヒンジ本体内か
    ら突出した一端側が上記第1又は第2の筐体の他方に回
    転不能に取り付けられ、上記ヒンジ本体内に収納された
    他端側が上記ヒンジ本体に対して回転自在に軸支された
    ヒンジ軸、上記ヒンジ本体の中で軸方向にスライド可能
    に設けられたスライド駒、上記ヒンジ本体に設けられ、
    上記スライド駒を軸方向に付勢して上記ヒンジ軸と当接
    させる弾性部材、一端が上記ヒンジ軸の一端側の外周面
    から露出し、他端が該ヒンジ軸の内部を軸方向に貫通
    し、上記スライド駒内部へ延在した棒状導電体、上記ス
    ライド駒に固定され、一端がヒンジ本体内面に摺動接触
    して電気接続されると共に、他端が上記棒状導電体他端
    側の外周面に摺動接触して電気接続される弾性接触子を
    備え、上記ヒンジ軸又は上記スライド駒の両当接部の一
    方にカム部が他方に従動部が設けられており、上記マイ
    クは上記ヒンジ本体の外面又は棒状導電体の一端の一方
    に電気接続され、上記音声制御部は上記ヒンジ本体の外
    面又は棒状導電体の一端の他方に電気接続されているこ
    とを特徴とする携帯端末。
  5. 【請求項5】 マイク又は音声制御部の一方は、弾性導
    電部材によって、ヒンジ本体の外面に弾性的に電気接続
    され、マイク又は音声制御部の他方は、弾性導電部材に
    よって、棒状導電体の一端に弾性的に電気接続されるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006339885A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Seiko Epson Corp 電子装置および無線通信端末
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CN105233418A (zh) * 2015-11-17 2016-01-13 重庆晟初科技有限公司 特定电磁波谱治疗器及其旋转关节

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