JP3789416B2 - 可動式アンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にPCカード型携帯通信装置等の電子機器に用いられる可動式アンテナに関する
【0002】
【従来の技術】
従来、PCカード型携帯通信装置や携帯電話等の通信装置には、電波を送受信するためのアンテナが設けられており(特許文献1を参照)、このアンテナとして、図10に示す如き可動式アンテナを用いることによって、電波の送受信やアンテナの収納にとって最適なアンテナ位置を得ることができるようになっている(特許文献2を参照)。
【0003】
この可動式アンテナ1は、アンテナ支持部2に支持させた導電性の縦軸3と、縦軸3に対し、これを中心軸として回動自在に取り付けられた導電性の中間軸受金具4と、中間軸受金具4に縦軸3と直交配置に支持させた横軸5とからなるユニバーサルジョイントを備え、アンテナ支持部2を携帯通信装置等の電子機器に保持させるとともに、中間軸受金具4に対し、横軸5を中心軸として回動自在にアンテナ本体6を取り付けることによって、アンテナ本体6が電波の送受信等に合わせて向きを変えることができるようになっている。
【0004】
しかし、これらのユニバーサルジョイントを構成する中間軸受金具4等の部品は強度や各部品との電気的接続を鑑みて導電性の金属部材により形成され、中間軸受金具4とアンテナ本体6との連結部分は、金属が剥き出しになった状態になっており、そこに静電気が帯電された人体等より静電気が放電されると、この可動式アンテナ1に導通した電子機器回路等が破壊されるおそれがある。
【0005】
そこで、例えば、図11に示すように、アンテナの金属部が剥き出しになった部分を蛇腹等の絶縁材からなる被覆材7によって覆う等して静電気対策を施している。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−339211号公報(図4)
【0007】
【特許文献2】
特開平08−265025号公報(第0002段落〜第0009段落、図10、図11)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように外部に露出した金属部分を蛇腹等の絶縁性の被覆材によって覆うことにより、アンテナ全体が嵩張ってしまうのでアンテナ及びアンテナを装着する電子機器の小型化が阻害されるという問題があり、また、アンテナ及びアンテナを装着する電子機器の見映えも悪くなるという問題があった。
【0009】
本発明は、このような従来の技術の状況を鑑み、見映えが良く、アンテナに完全な静電気対策を施すことができ、小型化が可能な可動式アンテナの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1の発明は、絶縁材からなるアンテナ支持部に支持させた導電性の縦軸と、該縦軸に対し、これを中心軸として回動自在に取り付けられた導電性の中間軸受金具と、該中間軸受金具に前記縦軸と直交配置に支持させた横軸とからなるユニバーサルジョイントを備え、前記中間軸受金具に対し、前記横軸を中心軸として回動自在にアンテナ本体を取り付け、前記縦軸とアンテナ本体とを前記ユニバーサルジョイントを介して導通させてなる可動式アンテナにおいて、
【0011】
前記中間軸受金具は、平板状の回動基盤部と、該回動基盤部の両縁をそれぞれ同じ側に立ち上がらせた一対の横軸支持片部とを一体に有する断面U字形に形成され、
前記縦軸の先端をアンテナ支持部の平らな表面に突出させて固定し、該縦軸の先端にフランジ状の抜け止め頭部を形成するとともに、前記中間軸受金具の回動基盤部に、その一辺側から中央部分にかけてU字形の凹陥部を形成し、該凹陥部を前記縦軸の頭部下に嵌合させることにより該中間軸受金具の回動基盤部を前記縦軸の先端に回動自在に支持させるとともに、前記両横軸支持片部に前記横軸を貫通させて支持させ、
【0012】
前記中間軸受金具の両横軸支持片部間に絶縁材からなる中間軸受金具用の絶縁駒を挿入し、該絶縁駒により中間軸受金具の底面及び両横軸支持片部の対向面の背面側を除く部分を覆わせ、かつ該絶縁駒の底面に形成した抜け止め用穴に前記凹陥部に嵌合された縦軸の先端の抜け止め頭部を挿入させて抜け止めさせ、
【0013】
前記アンテナ本体には基端部側に一対の平行な軸受片部を一体に備え、該軸受片部を前記中間軸受金具の両横軸支持片部の対向面の背面側に接触させて前記横軸を中心軸にして回動自在に支持させ、
【0014】
該アンテナ本体の外側に、絶縁材を持って成形され、一端側が開放した有底筒状の絶縁鞘部材を被せ、該絶縁鞘部材の開放端側に一対の絶縁軸受片部を備え、該絶縁軸受片部を前記横軸により中間軸受金具に枢着させ、該絶縁軸受片部により前記アンテナ本体軸受片部の両軸受片対向面の背面側及び前記中間軸受金具横軸支持片部の両対向面の背面側を覆わせたことを特徴とする。
【0015】
このように構成することによって、外部に金属部分を露出させることがなく、好適に静電対策がなされ、アンテナの小型化が可能となり、見映えもよい。また、縦軸に対する中間軸受金具の取り付けが容易となり、組み立てを容易に行うことができるとともに、絶縁材を兼ねることとなり部品の数が少なくなる。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の構成に加え、縦軸先端の頭部が、アンテナ支持部からの突出部分の根元部に環状凹溝を形成することによって設けることを特徴とする。
【0017】
このように構成することによって、中間軸受金具の回動基盤部を好適に縦軸に支持させることができる。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1又は2の構成に加え、アンテナ本体の基端部側に一体に設けた両軸受片部に導電性のバネ材を使用し、該両軸受片によって前記中間軸受金具の両横軸支持片部外面側を弾性的に挟持させることにより導電接触圧及び回動摩擦抵抗を持たせたことを特徴とする。
【0019】
このように構成することにより、中間軸受金具に対してアンテナ本体を回動させた際に、アンテナ本体を任意の位置で回動を止めることができ、アンテナ本体を中間軸受金具に対して好適に電気的接続することこができる。
【0020】
請求項4の発明は、請求項1,2又は3の構成に加え、横軸は絶縁材により形成され、一端側にフランジ状の頭部を有するとともに、他端側に先端側を細くしたテーパ部と該テーパ部の基端側に抜け止め用段部を形成し、前記絶縁鞘部材の各絶縁軸受片部の横軸貫通孔に、前記横軸の頭部が嵌り合う拡径部及び抜け止め用係止段部を備えることを特徴とする。
【0021】
このように構成することにより、外部に金属部を露出させることなく中間軸受金具にアンテナ本体を好適に枢支させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る可動式アンテナの実施の形態を図について説明する。
【0023】
図1は可動式アンテナの使用状態の一例を示し、符号10はPCカード型携帯通信装置等の電子機器、11は可動式アンテナである。
【0024】
可動式アンテナ11は、絶縁材からなるアンテナ支持部12に支持させた導電性の縦軸13と、縦軸13に対し、これを中心軸として回動自在に取り付けられた導電性の中間軸受金具14と、中間軸受金具14に縦軸13と直交配置に支持させた横軸15とからなるユニバーサルジョイントを備え、アンテナ支持部12をPCカード型携帯通信装置等の電子機器10に保持させるとともに、中間軸受金具14に対し、横軸15を中心軸として回動自在にアンテナ本体16を取り付けることによって、電波の送受信やアンテナの収納等にとって最適なアンテナ位置を得ることができるようになっている。
【0025】
ユニバーサルジョイントを構成する横軸15は、絶縁材により形成され、図4に示すように、一端側にフランジ状の頭部17を備え、他端側に先端側を細くしたテーパ部18とテーパ部の基端側に抜け止め用の段部19が形成されている。
【0026】
中間軸受金具14は、図5に示すように、導電性を有する金属部材によって形成された平板状の回動基盤部20と、回動基盤部20の両側縁より同じ側に立ち上がらせた横軸支持片部21,21とを一体に有する断面U字状に形成されている。
【0027】
この中間軸受金具14の両横軸支持片部21,21間には、絶縁駒22が挿入され、これによって、回動基盤部20の底面及び両横軸支持片部21,21の外側面(両横軸支持片部の対向面の背側面)を除く部分が覆われている。
【0028】
回動基盤部20には、中心の円孔を一方の側縁に向かって延長した形状、即ち一側縁より中央部分にかけてのU字形に形成された凹陥部23が設けられ、この凹陥部23にアンテナ支持部12より突出した導電性の縦軸13が嵌り込むことによって、回動基盤部20をアンテナ支持部12に対して回転自在且つ抜け止め不能に支持させるようになっている。
【0029】
両横軸支持片部21,21には、ユニバーサルジョイントを構成する横軸15が挿通される横軸挿通孔24が形成されている。
【0030】
絶縁駒22は、絶縁材により形成され、円盤の外周面の一部を切り欠いて底面を形成した形状になっている。
【0031】
この円盤状の中心部分に横軸15が挿通される挿入孔26が貫通開口されている。
【0032】
この絶縁駒22の両側面には、中間軸受金具14の横軸支持片部21,21が嵌合される支持片部嵌合用の凹部25,25が形成され、絶縁駒22の底面には、縦軸13の先端部分が挿入される抜け止め用穴22aが形成されている。
【0033】
この中間軸受金具14は、図6に示すように、絶縁駒22を中間軸受金具14の両横軸支持片部21,21間に挿入すると、該両横軸支持片部21,21が凹部25,25に嵌り込み、回動基盤部20の下面及び各横軸支持片部21,21の外側面(対向面の背側面)を除いた部分が絶縁駒22によって覆われるようになっている。
【0034】
また、絶縁駒22を中間軸受金具14の両横軸支持片部21,21間に挿入すると、回動基盤部縁部が覆われるとともに、縦軸13の先端部分が抜け止め用穴22aに挿入され、縦軸13に対する回転基盤部20の回転半径方向の動きが規制され、抜け止めがなされるようになっている。
【0035】
この絶縁駒22は、中間軸受金具14の両横軸支持片部21,21間に挿入させた状態で、横軸15を横軸支持片部21、絶縁駒22、横軸支持片部21を貫いて挿通させることによって中間軸受金具14に対して縦軸軸心方向の抜け止めがなされるようになっている。
【0036】
アンテナ本体16は、図8に示すように、薄長板状の本体部27と、本体部27の端部両側縁に突設された互いに対向する一対の平行な軸受片部28,28とを導電性のバネ材により一体に形成し、この各軸受片部28,28の突端部間を狭めて形成することにより、両軸受片部28,28に中間軸受金具14の両横軸支持片部21,21の外側面を弾性的に挟持することができるようになっている。また、この軸受片部28には、横軸15が挿通される挿通孔29が形成されている。
【0037】
また、アンテナ本体16は、両軸受片部28,28に中間軸受金具14の両横軸支持片部21,21の外側面を弾性的に挟持させた状態で中間軸受金具14に横軸15を回転中心にして回動自在に支持させることによって、中間軸受金具14に対して電気的に接続されるとともに、軸受片部28が横軸支持片部21の外側面に対して好適な導電接触圧と、回動摩擦抵抗を得るようになっており、これによりユニバーサルジョイントを介して縦軸13に導通されるようになっている。
【0038】
このアンテナ本体16の外側には、図7に示すように、絶縁材からなる一端側が開放した有底筒状の絶縁鞘部材30を被せ、アンテナ本体16が外部に露出しないようにしている。
【0039】
この絶縁鞘部材30の基端部には、互いに対向する一対の絶縁軸受片部31,31が形成され、この絶縁軸受片部31,31の中央部には横軸が枢支される横軸貫通孔32,32が形成され、この横軸貫通孔32には、横軸15の頭部17が互いに嵌り合う拡径部33及び抜け止め用の段部34がそれぞれ形成されている。
【0040】
尚、アンテナ本体16に絶縁鞘部材30を被せると、絶縁軸受片部31,31の対向面側にアンテナ本体16の軸受片部28,28が絶縁軸受片部31の対向面に沿うように配置されるようになっている。
【0041】
アンテナ支持部12は、図9に示すように、樹脂成型により絶縁材からなる直方体状に形成され、PCカード型携帯通信装置10の取付部分に嵌り込み、携帯通信装置10に保持されるようになっている。
【0042】
このアンテナ支持部12には、ユニバーサルジョイントを構成する導電性の縦軸13が、アンテナ支持部の平らな表面に突出させて固定されるとともに、携帯通信装置10に内蔵された電子回路に接続される接続用部材35が、縦軸13と接続された状態に固定されている。
【0043】
縦軸13は、先端にフランジ状の抜け止め頭部36が形成されており、この抜け止め頭部36は、縦軸13のアンテナ支持部からの突出部分の根元部に、回動基盤部20の凹陥部23の幅(即ち中心の円孔部の直径)と円環の直径が略同径の環状凹溝37を形成することにより形成されている。
【0044】
この環状凹溝37に凹陥部23を嵌め込むことによって、回動基盤部20の凹陥部23周縁が抜け止め頭部36下に当接し、回動基盤部20を縦軸13に対して、回転自在且つ軸心方向で抜け止め不能にすることができ、且つ電気的にも接続されるようになっている。
【0045】
また、この抜け止め頭部36は、縦軸13、中間軸受金具14及び絶縁駒22を組み込んだ際に、絶縁駒22の底面に形成された抜け止め用穴22aに挿入され、縦軸13に対する回転基盤部20の縦軸13の回転半径方向の抜け止めがなされるようになっている。
【0046】
接続用部材35としては、電子機器回路に接続された相手側と互いに接続して導通するコネクタ等を用い、アンテナ支持部12をPCカード型携帯通信装置10に取り付けることによって、該接続用部材35が電子機器回路に接続された相手側と導通されるようになっている。
【0047】
尚、図中符号38は、弾性材からなるOリングであり、このOリング38によって中間軸受金具14のアンテナ支持部12に対する回転動作に抵抗を持たせ、任意の位置で回転を止めることができるようになっている。
【0048】
この可動式アンテナ11では、回動基盤部の底面が、縦軸13が突設されたアンテナ支持部12の平な表面12aによって覆われるようになっており、アンテナ本体16を覆う絶縁鞘部材30の絶縁軸受片部31,31によりアンテナ本体軸受片部28,28の両外面側(両軸受片対向面の背面側)及び中間軸受金具横軸支持片部21,21の両外面側(両対向面の背面側)を覆わせるようになっている。
【0049】
即ち、重なり合って互いに導通されたアンテナ本体軸受け片部28と中間軸受金具横軸支持片部21とを金属部が外部に露出しないように絶縁鞘部材30の絶縁軸受片部31によって覆うようになっている。
【0050】
従って、この可動式アンテナ11では、外部に露出した金属部分がなく、静電対策が成されるようになっている。
【0051】
尚、上述の実施例では、本発明に係る可動式アンテナをPCカード型携帯通信装置に適応させた例について説明したが、本発明に係る可動式アンテナは、その他、携帯電話機等の携帯通信装置をはじめ、アンテナを使用する全ての電子機器について適応させることができる。
【0052】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る可動式アンテナは、回動基盤部の底面がアンテナ支持部の平らな表面によって覆われ、横軸支持片部の外側面及びアンテナ本体の軸受片部とが、互いに接触した状態で絶縁鞘部材の絶縁軸受片部によって覆われるので、外部に金属部分を露出させることがなく、見映えが良く、完全な静電対策がなされ、アンテナの小型化も可能となる。
【0053】
また、縦軸先端にフランジ状の抜け止め頭部を形成するとともに、前記中間軸受金具の回動基盤部に、その一辺側から中央部分にかけてU字形の凹陥部を形成し、該凹陥部を前記縦軸の頭部下に嵌合させ、かつ前記絶縁駒によって前記凹陥部に嵌合された縦軸を抜け止めさせることによって、縦軸に対する中間軸受金具の取り付けが容易となり、組み立てを容易に行うことができるとともに、絶縁材を兼ねることとなる部品の数が少なくなる。
【0054】
更に、縦軸先端の頭部が、アンテナ支持部からの突出部分の根元部に環状凹溝を形成することによって設けることによって、回転基盤部を好適に縦軸に支持させることができ、回動基盤部を抜け止めする為の部品を他に必要としないので小型化が可能となる。
【0055】
アンテナ本体の基端部側に一体に設けた両軸受片部に導電性のバネ材を使用し、該両軸受片によって前記中間軸受金具の両横軸支持片部外面側を弾性的に挟持させることにより、中間軸受金具に対してアンテナ本体を回動させた際に、アンテナ本体を任意の位置で回動を止めることができ、アンテナ本体を中間軸受金具に対して好適に電気的接続することができる。
【0056】
横軸は絶縁材により形成され、一端側にフランジ状の頭部を有するとともに、他端側に先端側を細くしたテーパ部と該テーパ部の基端側に抜け止め用段部を形成し、前記絶縁鞘部材の各絶縁軸受片部の横軸貫通孔に、前記横軸の頭部が嵌り合う拡径部及び抜け止め用係止段部を備えることにより、外部に金属部を露出させることなく中間軸受金具にアンテナ本体を好適に枢支させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る可動式アンテナを利用した携帯型通信装置を示す斜視図である。
【図2】 (a)は図1中の可動式アンテナを示す平面図、(b)は同側面図である。
【図3】 同上のA−A線断面図である。
【図4】 図2中の横軸を示す平面図である。
【図5】 図2中のユニバーサルジョイントを示す分解斜視図である。
【図6】 (a)は中間軸受金具に絶縁駒を挿入した状態を示す側面図、(b)は同縦断面図である。
【図7】 図2中のアンテナ本体の被覆状態を示す横断面図である。
【図8】 (a)は同上のアンテナ本体を示す平面図、(b)は同側面図である。
【図9】 図2中のアンテナ支持部を示す正面図である。
【図10】 (a)は従来の可動式アンテナの一例を示す側面図、(b)は同正面図である。
【図11】 同上の可動式アンテナに静電対策を施した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電子機器(PCカード型携帯通信装置)
11 可動式アンテナ
12 アンテナ支持部
13 縦軸
14 中間軸受金具
15 横軸
16 アンテナ本体
17 頭部
18 テーパ部
19 段部
20 回動基盤部
21 横軸支持片部
22 絶縁駒
22a 抜け止め用穴
23 凹陥部
24 横軸挿通孔
25 凹部
26 挿通孔
27 本体部
28 軸受片部
29 挿通孔
30 絶縁鞘部材
31 絶縁軸受片部
32 横軸貫通孔
33 拡径部
34 段部
35 接続用部材
36 抜け止め頭部
37 環状凹溝
38 Oリング

Claims (4)

  1. 絶縁材からなるアンテナ支持部に支持させた導電性の縦軸と、該縦軸に対し、これを中心軸として回動自在に取り付けられた導電性の中間軸受金具と、該中間軸受金具に前記縦軸と直交配置に支持させた横軸とからなるユニバーサルジョイントを備え、前記中間軸受金具に対し、前記横軸を中心軸として回動自在にアンテナ本体を取り付け、前記縦軸とアンテナ本体とを前記ユニバーサルジョイントを介して導通させてなる可動式アンテナにおいて、
    前記中間軸受金具は、平板状の回動基盤部と、該回動基盤部の両縁をそれぞれ同じ側に立ち上がらせた一対の横軸支持片部とを一体に有する断面U字形に形成され、
    前記縦軸の先端をアンテナ支持部の平らな表面に突出させて固定し、該縦軸の先端にフランジ状の抜け止め頭部を形成するとともに、前記中間軸受金具の回動基盤部に、その一辺側から中央部分にかけてU字形の凹陥部を形成し、該凹陥部を前記縦軸の頭部下に嵌合させることにより該中間軸受金具の回動基盤部を前記縦軸の先端に回動自在に支持させるとともに、前記両横軸支持片部に前記横軸を貫通させて支持させ、
    前記中間軸受金具の両横軸支持片部間に絶縁材からなる中間軸受金具用の絶縁駒を挿入し、該絶縁駒により中間軸受金具の底面及び両横軸支持片部の対向面の背面側を除く部分を覆わせ、かつ該絶縁駒の底面に形成した抜け止め用穴に前記凹陥部に嵌合された縦軸の先端の抜け止め頭部を挿入させて抜け止めさせ、
    前記アンテナ本体には基端部側に一対の平行な軸受片部を一体に備え、該軸受片部を前記中間軸受金具の両横軸支持片部の対向面の背面側に接触させて前記横軸を中心軸にして回動自在に支持させ、
    該アンテナ本体の外側に、絶縁材を持って成形され、一端側が開放した有底筒状の絶縁鞘部材を被せ、該絶縁鞘部材の開放端側に一対の絶縁軸受片部を備え、該絶縁軸受片部を前記横軸により中間軸受金具に枢着させ、該絶縁軸受片部により前記アンテナ本体軸受片部の両軸受片対向面の背面側及び前記中間軸受金具横軸支持片部の両対向面の背面側を覆わせたことを特徴としてなる可動式アンテナ。
  2. 縦軸先端の頭部は、アンテナ支持部からの突出部分の根元部に環状凹溝を形成することによって設けてなる請求項1に記載の可動式アンテナ。
  3. アンテナ本体の基端部側に一体に設けた両軸受片部に導電性のバネ材を使用し、該両軸受片によって前記中間軸受金具の両横軸支持片部外面側を弾性的に挟持させることにより導電接触圧及び回動摩擦抵抗を持たせてなる請求項1又は2に記載の可動式アンテナ。
  4. 横軸は絶縁材により形成され、一端側にフランジ状の頭部を有するとともに、他端側に先端側を細くしたテーパ部と該テーパ部の基端側に抜け止め用段部を形成し、前記絶縁鞘部材の各絶縁軸受片部の横軸貫通孔に、前記横軸の頭部が嵌り合う拡径部及び抜け止め用係止段部を備えてなる請求項1,2又は3に記載の可動式アンテナ。
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