JP2000196488A - 同軸コネクタ及び無線通信装置 - Google Patents

同軸コネクタ及び無線通信装置

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JP2000196488A
JP2000196488A JP10371155A JP37115598A JP2000196488A JP 2000196488 A JP2000196488 A JP 2000196488A JP 10371155 A JP10371155 A JP 10371155A JP 37115598 A JP37115598 A JP 37115598A JP 2000196488 A JP2000196488 A JP 2000196488A
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coaxial
plug
receptacle
conductor
pin
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JP10371155A
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Katsumasa Kawabata
克昌 川端
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の同軸信号伝送経路を形成した同軸コネ
クタを一体的に構成し、着脱操作を容易にするととも
に、接続状態において回転可能な構造にする。 【解決手段】 同軸プラグの第1同軸プラグ部及び第2
同軸プラグ部として、中心部に第1ピン1、この外側に
第1外側シェル2を設け、さらに外側に同心円状に第2
ピン3及び第2外側シェル4を配設する。さらに、同軸
レセプタクルの第1及び第2同軸レセプタクル部とし
て、中心部から同心円状に順次、同軸プラグの第1ピン
1、第1外側シェル2、第2ピン3、第2外側シェル4
がそれぞれに嵌合して接続される第1コンタクト11、
第1外側コンタクトシェル12、第2コンタクト15、
第2外側コンタクトシェル17を配設する。この同軸プ
ラグと同軸レセプタクルとを嵌合して接続し、同軸ケー
ブル5,7と同軸ケーブル13,16とを接続するよう
にして二つの同軸信号伝送経路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブル同士
の接続や無線通信装置と同軸ケーブル又はアンテナをイ
ンピーダンスを整合して接続するなどの高周波の信号伝
送経路接続のための同軸コネクタに関し、特に複数の信
号伝送経路を一つのコネクタにより接続可能とした同軸
コネクタ及びその同軸コネクタを用いた無線通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同軸ケーブル同士の途中での接続
や、無線通信装置における高周波信号の送受信回路の接
続など、高周波の信号伝送経路の接続には同軸プラグ
(差し込み側)及び同軸レセプタクル(受け側)からな
る同軸コネクタが使用されている。このような同軸コネ
クタは、インピーダンスを整合した高周波の信号伝送経
路の接続及び離脱が可能になっている。同軸コネクタの
着脱機構としては、ねじ込み方式、回転ロック方式及び
差し込方式等が周知である。
【0003】ねじ込み方式は、例えば、N型同軸コネク
タのように、同軸レセプタクルにおける同軸ケーブルの
外部導体が接続される外側シェルの外周部にネジを形成
し、かつ、同軸プラグにおける同軸ケーブルの外部導体
が接続される外側シェルの内周部にネジを形成したもの
である。そして、同軸プラグの外側シェルを同軸レセプ
タクルの外側シェルにねじ込んで固定し、かつ、電気的
接続を行うようになっている。
【0004】回転ロック方式は、例えば、BNC型同軸
コネクタのように、同軸レセプタクルにおける同軸ケー
ブルの外部導体が接続される外側シェルの外周部に突起
を形成し、かつ、同軸プラグにおける同軸ケーブルの外
部導体が接続される外側シェルの内周部にL字状の溝を
形成したものである。そして、同軸レセプタクルの突起
と同軸プラグの溝を係合させ挿入して半回転して固定
し、かつ、電気的接続を行うようになっている。
【0005】差し込み方式は、例えば、小型同軸コネク
タなどで用いられるように、同軸プラグを同軸レセプタ
クルに差し込むことにより、その電気的接続を行うよう
なものである。
【0006】これらの同軸プラグ及び同軸レセプタクル
からなる同軸コネクタは、一つの信号伝送経路を形成し
ている。したがって、例えば複数の周波数の異なる高周
波信号を伝送する場合、その混変調などを考慮すると、
個別の信号伝送経路を使用することになる。例えば、二
つの高周波信号の伝送を個別に行うには、二組の同軸コ
ネクタを使用する必要がある。この場合、二つの同軸コ
ネクタ(二本の同軸ケーブル)を着脱する面倒な操作が
必要であり、二つの同軸コネクタを同時に着脱するのは
困難である。
【0007】この不具合を解消するため、二組の同軸コ
ネクタを一体化した並列配置構造が考えられるが、この
並列配置構造ではコネクタ形状が大型化するなどの問題
点がある。例えば、前記したねじ込み方式(N型同軸コ
ネクタ)や回転ロック方式(BNC型同軸コネクタ)で
は、その外部シェルをねじ込むために回転操作を行うこ
とになるため、コネクタの外部シェル間に隙間を形成す
る必要がある。換言すれば、同軸コネクタ全体の外形形
状が大きくなる。また、前記した差し込み方式では、外
部シェルをねじ込む必要がないため小型化が可能である
が、この場合外部シェルを並設した構造にできる程度に
しか小さくできず、その小型化には限界がある。
【0008】また、移動体無線通信装置、例えば、デジ
タルセルラー移動電話システム(PDC)やデジタルコ
ードレス電話システム(PHS/簡易携帯電話システ
ム)等の携帯電話機では、内蔵した一つのアンテナを使
用しているが、通信効率の点や複数通信モードの対応な
どで外部アンテナ(外付けアンテナ)を使用したい場合
がある。例えば、送受信タイムスロットの周波数が異な
る時分割多重化接続(TDMA)方式を採用する場合、
この送信周波数と受信周波数に個別に共振する長さ(例
えば、1 /4λ×短縮率)の送受信用の二つのアンテナ
素子を用いると通信効率(受信電界強度、輻射効率)が
向上する(例えば、特許番号2546922号公報
例)。また、通常使用時とは異なる通信モード、通信方
式、通信電力などを使用する場合に、他のアンテナと切
り換えて通信を行ったり、ダイバーシチ受信のために二
つのアンテナを使用することが考えられる。このような
場合に、携帯電話機において複数のアンテナ素子を有す
る複合化アンテナが着脱可能な構造であると非常に便利
である。
【0009】また、このような携帯電話機では、アンテ
ナを回転/可倒式の構造にして、筐体の配置状態にかか
わらず、アンテナを垂直偏波に対応する位置に設定でき
る例が知られている(例えば、特許番号2546922
号公報例)。しかしながら、前記したような複数のアン
テナ素子を有する複合化アンテナを回転可能にしようと
しても、同軸コネクタの並列配置構造では、それぞれの
同軸コネクタは回転できるが二つのコネクタを同時かつ
同方向に回転させることは不可能であり、このアンテナ
部を回転させたり筐体の側面に倒して収納する回転/可
倒式の構造にすることができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の同軸コネクタでは、複数の信号伝送経路を形成するに
は並列配置構造をとる必要があるため、コネクタ全体の
外形形状が大型化してしまい、また、コネクタを接続状
態で回転可能な構造にできないという問題点がある。ま
た、携帯電話機等の無線通信装置では、送信周波数及び
受信周波数それぞれに適合したアンテナなど、複数のア
ンテナ素子を有する複合化アンテナを用いる場合に、こ
のアンテナ部を回転/可倒式の構造にできないため、そ
の可搬性、操作性が悪いなどの欠点がある。
【0011】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、その第1の目的は、複数の
同軸信号伝送経路を形成した同軸コネクタを一体的に構
成し、着脱操作を容易にできるとともに、その全体の外
形形状を小型化でき、また、接続状態において回転可能
な構造にできる同軸コネクタを提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、複数のアンテナ回路を有す
るアンテナ部を筐体に対して容易に着脱かつ回転自在に
接続することが可能な同軸コネクタを用いた無線通信装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による同軸コネク
タは、請求項1に記載したように、中心部に配設された
プラグ側接続ピンと、このプラグ側接続ピンの外側に同
心円状に配設された複数のプラグ側管状接続導体と、こ
れらのプラグ側接続ピン及びプラグ側管状接続導体を互
いに絶縁する絶縁部材とを有し、前記プラグ側接続ピン
及びプラグ側管状接続導体の一端側にそれぞれ複数系統
の信号伝送経路の導体が接続される同軸プラグと、前記
同軸プラグと嵌合するよう形成され、前記プラグ側接続
ピン及びプラグ側管状接続導体とそれぞれ電気的接続す
る中心部から同心円状に配設された複数のレセプタクル
側管状接続導体と、これらのレセプタクル側管状接続導
体を互いに絶縁する絶縁部材とを有し、前記レセプタク
ル側管状接続導体の一端側にそれぞれ複数系統の信号伝
送経路の導体が接続される同軸レセプタクルと、を備え
たことを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載したように、前記同
軸プラグのプラグ側接続ピン及びプラグ側管状接続導体
には、複数の同軸ケーブルの中心導体及び外部導体が交
互に接続され、前記同軸レセプタクルのレセプタクル側
管状接続導体には、前記同軸プラグ側の同軸ケーブルに
対応した複数の同軸ケーブルの中心導体及び外部導体が
交互に接続されるものである。
【0014】また、請求項3に記載したように、前記同
軸プラグ及び前記同軸レセプタクルは、互いに嵌合し電
気的接続したときに複数の同軸信号伝送経路を形成し、
この接続状態で前記プラグ側接続ピンを中心に一方が回
転可能となっている。
【0015】上記構成の同軸コネクタでは、同軸プラグ
と同軸レセプタクルを嵌合して電気的接続したときに複
数の同軸信号伝送経路が形成され、同軸プラグ側の複数
系統の信号伝送経路(例えば複数の同軸ケーブル)と同
軸レセプタクル側の複数系統の信号伝送経路(例えば複
数の同軸ケーブル)とが電気的に接続される。このと
き、好ましくは、同心円状の複数の接続導体のうち、隣
り合う導体組を一つの系統に用い、このうちの外側の導
体を接地側(又はコールド側)とし、内側の導体を信号
側(又はホット側)として、内側の導体による信号伝送
経路が外側の導体でシールドされるようにして複数の同
軸信号伝送経路を形成する。このような同心円状の一体
的構造の同軸コネクタにより、複数の信号伝送経路を接
続する際の着脱操作が容易になるとともに、その全体の
外形形状を小型化することが可能となる。また、同軸プ
ラグ及び同軸レセプタクルが接続された状態では、プラ
グ側接続ピンを中心に一方が回転可能となっており、接
続部の回転自在な構造により同軸コネクタ及びこれを用
いた装置の取り扱い性が向上する。
【0016】本発明による無線通信装置は、請求項4に
記載したように、中心部に配設されたプラグ側接続ピン
と、このプラグ側接続ピンの外側に同心円状に配設され
た複数のプラグ側管状接続導体と、これらのプラグ側接
続ピン及びプラグ側管状接続導体を互いに絶縁する絶縁
部材と、を有する同軸プラグと、前記同軸プラグと嵌合
するよう形成され、前記プラグ側接続ピン及びプラグ側
管状接続導体とそれぞれ電気的接続する中心部から同心
円状に配設された複数のレセプタクル側管状接続導体
と、これらのレセプタクル側管状接続導体を互いに絶縁
する絶縁部材と、を有する同軸レセプタクルとを備えた
同軸コネクタを有しており、当該同軸コネクタの同軸プ
ラグ又は同軸レセプタクルの一方を筐体に配設し、か
つ、この同軸プラグ又は同軸レセプタクルの複数の接続
導体における隣り合う導体組毎にそれぞれ当該筐体内の
複数の通信回路を接続するとともに、前記同軸プラグ又
は同軸レセプタクルの他方を前記筐体とは別体のアンテ
ナ部に配設し、かつ、この同軸プラグ又は同軸レセプタ
クルの複数の接続導体における隣り合う導体組毎にそれ
ぞれ当該アンテナ部の複数のアンテナ回路を接続し、こ
れらの筐体とアンテナ部を着脱かつ回転自在に構成した
ことを特徴とする。
【0017】上記構成の無線通信装置では、複数の同軸
信号伝送経路を形成する一体化構造の同軸コネクタを筐
体とアンテナ部との接続部に用いることにより、複数の
アンテナ回路を有するアンテナ部を筐体に対して容易に
着脱かつ回転自在に接続することが可能となる。このと
き、同軸プラグと同軸レセプタクルを嵌合して電気的接
続したときに、筐体内の複数の通信回路とアンテナ部の
複数のアンテナ回路とが電気的に接続される。このよう
な構成により、別体のアンテナ部を筐体に接続する際の
着脱操作が容易になるとともに、接続部の外形形状を小
型化することが可能となる。また、アンテナ部は接続状
態で筐体に対し回転可能となっており、無線通信装置の
操作性や可搬性など、装置の取り扱い性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の同軸コネクタ及び
無線通信装置に係る実施の形態を添付図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る複合同
軸コネクタにおける同軸プラグの構成を一部切り欠き断
面で示した斜視図であり、図2は本発明の一実施形態に
係る複合同軸コネクタにおける同軸レセプクタクルの構
成を一部切り欠き断面で示した斜視図である。また、図
3は図1に示す同軸プラグと図2に示す同軸レセプクタ
クルとを嵌合接続した状態でのA−A線にかかる断面図
である。
【0019】図1及び図3において、この複合同軸コネ
クタにおける同軸プラグは、同心円状に接続ピン及び管
状接続導体を配設した一体的構造によって二つの第1及
び第2同軸プラグ部を形成している。第1同軸プラグ部
は、中心に設けられたプラグ側接続ピンとしての第1ピ
ン1と、この外側に設けられたプラグ側管状接続導体と
しての第1外側シェル2と、を備えている。また、第2
同軸プラグ部は、第1外側シェル2の外側に設けられた
プラグ側管状接続導体としての第2シェル(以下、第2
ピンと記載する)3と、この外側に設けられたプラグ側
管状接続導体としての第2外側シェル4と、を備えてい
る。
【0020】第1同軸プラグ部の第1ピン1及び第1外
側シェル2には、同軸ケーブル5が接続され、また、第
2同軸プラグ部の第2ピン3及び第2外側シェル4に
は、同軸ケーブル7が接続される。
【0021】第1同軸プラグ部の中心に設けられた第1
ピン1には、その基端側に形成された長孔1aに同軸ケ
ーブル5の中心導体(芯線)5aが差し込まれ、かつ、
圧入又は半田付け等によって電気的に接続されている。
また、第1外側シェル2の基端部には、同軸ケーブル5
の外部導体(一般的には網線)5bが半田付け等によっ
て電気的に接続されている。この場合、同軸ケーブル5
が第2外側シェル4の同軸貫通孔4aを通過し、その外
部導体5bが第1外側シェル2の端部に被さった状態で
半田付けされている。第1外側シェル2には、第1ピン
1に同軸ケーブル5の中心導体5aを接続する際に用い
る切り欠き孔が形成されており、その外周には切り欠き
孔を塞ぐ金具6が嵌合している。
【0022】この第1ピン1及び第1外側シェル2は、
一定のインピーダンスを形成するとともに、空間や絶縁
物を配置して短絡を避ける必要がある。ここでは、同軸
ケーブル5の中心導体5aと外部導体5bとの間の絶縁
部材(例えば、ポリエチレン)を第1外側シェル2の端
部から内部に嵌合して挿入し、この絶縁部材から突出し
た中心導体5aを第1ピン1の長孔1aに挿入して、強
制的に中心に位置決めし、この位置決めで形成される空
間(間隔)によって絶縁を施し、かつ、一定のインピー
ダンスを形成している。なお、第1ピン1と第1外側シ
ェル2との間に絶縁部材を介挿しても良い。
【0023】また、第2同軸プラグ部の第2ピン3及び
第2外側シェル4のそれぞれの基端部には、同軸ケーブ
ル7の中心導体7a及び外部導体7bがそれぞれ半田付
けされ、電気的接続されている。この場合、外部導体7
bは第2外側シェル4に形成された同軸貫通孔4bの周
囲の外面に半田付けされている。
【0024】この第2ピン3及び第2外側シェル4は、
一定のインピーダンスを形成するとともに、空間や絶縁
物を配置して短絡を避ける必要がある。ここでは、第2
外側シェル4から内側に突出した管状突出部4cの外側
と第2外側シェル4の内面との間にゴム、ポリエチレ
ン、PTFEなどの絶縁部材8,9を配置して、その絶
縁を施すとともに、一定のインピーダンスを形成してい
る。そして、同軸プラグを図2及び図3に示す同軸レセ
プタクルに着脱した際に第2ピン3が変位しないよう
に、この絶縁部材8,9に対して第2ピン3を圧入して
固定している。なお、絶縁部材8,9は、各部の組み立
て構造によっては、別体とせずにゴム材、ポリエチレン
材等を成形によって一体的に構成した一つの絶縁部材を
用いても良い。同様にPTFEを一体的に作製して用い
ても良い。
【0025】図2及び図3において、この複合同軸コネ
クタにおける同軸レセプタクルは、同心円状に管状接続
導体を配設した一体的構造によって二つの第1及び第2
同軸レセプタクル部を形成しており、前記同軸プラグの
第1及び第2同軸プラグ部が第1及び第2同軸レセプタ
クル部に嵌合して接続されるようになっている。
【0026】この第1同軸レセプタクル部は、最も中心
に、図1及び図3に示す第1同軸プラグ部の第1ピン1
が挿入されるレセプタクル側管状接続導体としての第1
コンタクト11が設けられ、この外側に、第1同軸プラ
グ部の第1外側シェル2の外面部が接触してその内側に
挿入されるレセプタクル側管状接続導体としての第1外
側コンタクトシェル12が設けられている。また、第2
同軸レセプタクル部は、第1外側コンタクトシェル12
の外側に、第2同軸プラグ部の第2ピン3の外面部が接
触してその内側に挿入されるレセプタクル側管状接続導
体としての管状の第2コンタクト15が設けられ、この
外側に、第2同軸プラグ部の第2外側シェル4の外面部
が接触してその内側に挿入されるレセプタクル側管状接
続導体としての第2外側コンタクトシェル17が設けら
れている。
【0027】第1同軸レセプタクル部の第1コンタクト
11及び第1外側コンタクトシェル12には、同軸ケー
ブル13が接続され、また、第2同軸レセプタクル部の
第2コンタクト15及び第2外側コンタクトシェル17
には、同軸ケーブル16が接続される。
【0028】第1同軸レセプタクル部の中心に設けられ
た第1コンタクト11には、その基端側に形成された長
孔11aに同軸ケーブル13の中心導体13aが差し込
まれ、かつ、圧入又は半田付け等によって電気的に接続
されている。また、第1外側コンタクトシェル12の基
端部には、同軸ケーブル13の外部導体13bが半田付
け等によって電気的に接続されている。この場合、同軸
ケーブル13が第2外側コンタクトシェル17の同軸貫
通孔17aを通過し、その外部導体13bが第1外側コ
ンタクトシェル12の端部に被さった状態で半田付けさ
れている。第1外側コンタクトシェル12には、第1コ
ンタクト11に同軸ケーブル13の中心導体13aを接
続する際に用いる切り欠き孔が形成されており、その外
周には切り欠き孔を塞ぐ金具14が嵌合している。
【0029】この第1コンタクト11及び第1外側コン
タクトシェル12は、一定のインピーダンスを形成する
とともに、空間や絶縁物を配置して短絡を避ける必要が
ある。ここでは、同軸ケーブル13の中心導体13aと
外部導体13bとの間の絶縁部材(例えば、ポリエチレ
ン)を、第1外側コンタクトシェル12の端部から内部
に嵌合して挿入し、この絶縁部材から突出した中心導体
13aを第1コンタクト11の長孔11aに挿入して、
強制的に中心に位置決めし、この位置決めで形成される
空間(間隔)によって絶縁を施し、かつ、一定のインピ
ーダンスを形成している。なお、第1コンタクト11と
第1外側コンタクトシェル12との間に絶縁部材を介挿
しても良い。
【0030】また、第2同軸レセプタクル部の第2コン
タクト15及び第2外側コンタクトシェル17のそれぞ
れの基端部には、同軸ケーブル16の中心導体16a及
び外部導体16bがそれぞれ半田付けされ、電気的接続
されている。この場合、外部導体16bは第2外側コン
タクトシェル17に形成された同軸貫通孔17bの周囲
の外面に半田付けされている。
【0031】この第2コンタクト15及び第2外側コン
タクトシェル17は、一定のインピーダンスを形成する
とともに、空間や絶縁物を配置して短絡を避ける必要が
ある。ここでは、第2外側コンタクトシェル17から内
側に突出した管状突出部17cの外側と第2外側コンタ
クトシェル17の内面との間にゴム、ポリエチレン、P
TFEなどの絶縁部材18,19を配置して、その絶縁
を施すとともに、一定のインピーダンスを形成してい
る。そして、同軸プラグを同軸レセプタクルに着脱した
際に第2コンタクト15が変位しないように、この絶縁
部材18,19に対して第2コンタクト15を圧入して
固定している。なお、絶縁部材18,19は、各部の組
み立て構造によっては、別体とせずにゴム材、ポリエチ
レン材等を成形によって一体的に構成した一つの絶縁部
材を用いても良い。同様にPTFEを一体的に作製して
用いても良い。
【0032】なお、この同軸プラグ及び同軸レセプタク
ルでは、着脱を容易かつ電気的接続を確実に行うため
に、第1及び第2同軸プラグ部において部材の端部にR
面を形成(外側端部を曲面加工して面取り)し、第1及
び第2同軸レセプタクル部において部材の端部にC面を
形成(内側端部を曲面加工して面取り)している。ま
た、必要に応じて、確実な嵌合を行い、かつ、挿入を容
易にするため、その挿入方向にすり割り加工(例えば、
2分割や4分割)を行うようにしても良い。
【0033】次に、本実施形態の構成における機能につ
いて説明する。図1に示す同軸プラグを図2に示す同軸
レセプタクルに差し込み、同軸ケーブル5,7をそれぞ
れ同軸ケーブル13,16に接続して使用する。このと
き、同軸プラグ及び同軸レセプタクルによって二系統の
同軸信号伝送経路が形成され、同軸ケーブル5,7がそ
れぞれ同軸ケーブル13,16に電気的接続される。こ
れにより、一つの同軸コネクタによって二対の同軸ケー
ブルを接続することができる。
【0034】本実施形態では、同軸プラグのピンや外側
シェル、及び同軸レセプタクルのコンタクトや外側コン
タクトシェルなどの複数の接続導体において、それぞれ
で隣り合う導体組を一つの系統に用い、このうちの外側
の導体を同軸ケーブルの外部導体に接続して接地側(又
はコールド側)とし、内側の導体を同軸ケーブルの中心
導体に接続して信号側(又はホット側)として、内側の
導体による信号伝送経路が外側の導体でシールドされる
ようにして複数の同軸信号伝送経路を形成する。これに
より、内側の二本の信号線への電波干渉等を防ぐことが
でき、例えば周波数の異なる高周波信号が各信号伝送経
路に供給されても信号線はそれそれシールドされるので
経路間相互の干渉も防止できる。
【0035】この構成において、同軸プラグの第1及び
第2同軸プラグ部と、同軸レセプタクルの第1及び第2
同軸レセプタクル部は、それぞれ接続する同軸ケーブル
5,7,13,16のインピーダンスに整合させる。例
えば、通信系に多用されるインピーダンス50Ωやテレ
ビジョン放送受信系などに多用されるインピーダンス7
5Ωに設定する。また、同軸ケーブル5と13、及び同
軸ケーブル7と16はそれぞれ同一のインピーダンスの
ケーブルを使用する。なお、同軸ケーブル5,13と同
軸ケーブル7,16とは、そのインピーダンスが異なる
ケーブルを使用可能である。この場合、第1及び第2同
軸プラグ部、第1及び第2同軸レセプタクル部をそれぞ
れ対応する異なったインピーダンスに設定する。
【0036】図1に示す同軸プラグにおける第1同軸プ
ラグ部のインピーダンスは、第1ピン1の直径(d)と
第1外側シェル2の内径(D)の比と、この間の絶縁部
材の誘電率(ε)に基づいて決定される。同様に、第2
同軸プラグ部のインピーダンスは、第2ピン3の直径
(d)と第2外側シェル4の内径(D)の比と、この間
の絶縁部材の誘電率(ε)に基づいて決定される。ま
た、図2に示す同軸レセプタクルにおける第1及び第2
同軸レセプタクル部も同軸プラグの場合と同様にしてイ
ンピーダンスを決定する。
【0037】上述したような本実施形態の構成は、種々
の変形例が考えられる。図1から図3に示す複合同軸コ
ネクタは、差し込方式であって同軸ケーブル5,7と同
軸ケーブル13,16のケーブル同士を接続する中間同
軸コネクタの例をもって説明したが、例えば、N型同軸
コネクタのようなねじ込み方式やBNC型同軸コネクタ
のような回転ロック方式の構造としても良い。
【0038】ねじ込み方式の場合は、図1に示す同軸プ
ラグの最も外側の第2外側シェル4の内側にネジを形成
し、かつ、図2に示す同軸レセプタクルの最も外側の第
2外側コンタクトシェル17の外側にネジを形成する。
そして、同軸プラグを同軸レセプタクルにねじ込んで機
械的に接続する。また、回転ロック方式の場合は、同軸
プラグの第2外側シェル4の内側に例えば二つのL字状
の溝を形成し、また、同軸レセプタクルの第2外側コン
タクトシェル17の外側に二つの突起を設ける。そし
て、同軸プラグのL字状の溝に同軸レセプタクルの突起
を係入して回転させ、同軸プラグを同軸レセプタクルに
機械的に接続する。
【0039】また、同軸レセプタクルを無線通信装置の
筐体等に取り付けられるように、図2及び図3に示す同
軸レセプタクルの第2外側コンタクトシェル17におい
て、少なくとも2本のビスで固定するための角座、ある
いはナットで固定するための丸座を更に設けた構造とし
ても良い。
【0040】さらに、同軸プラグ及び同軸レセプタクル
を、例えば、PDCやPHS等の携帯電話機の同軸接続
機構に適用することもできる。この場合の構造として
は、例えば、図2に示す同軸レセプタクルの第1及び第
2同軸レセプタクル部の端部を、携帯電話機内の信号を
伝送するための回路導体部材としての回路基板に直接半
田付け等によって電気的かつ機械的に接続する。
【0041】また、上述の実施形態では、二組の同軸信
号伝送経路を有する複合同軸コネクタ、すなわち、図1
に示す第1及び第2同軸プラグ部がそれぞれ図2に示す
第1及び第2同軸レセプタクル部に嵌合して着脱する例
をもって説明したが、同様の同心円状かつ一体的構造に
よって、三つ以上の同軸プラグ部及び同軸レセプタクル
部(同軸信号伝送経路)を形成する構成も可能である。
【0042】次に、本実施形態の複合同軸コネクタの応
用例について説明する。図4は携帯電話機に適用した応
用例の構成を示す斜視図であり、図5は応用例における
携帯電話機の使用状態を説明するための図である。
【0043】この例は図1から図3に示した複合同軸コ
ネクタを採用した回転/可倒式のアンテナを装備するP
DCやPHSなどの携帯電話機(無線通信装置)であ
る。この携帯電話機は、筐体20の正面に液晶ディスプ
レイ(LCD)21や入力キーパッド22等が設けら
れ、上部にアンテナ23が設けられている。更に、複合
同軸コネクタにおける同軸レセプタクル24aが筐体2
0の側面部に配設されている。
【0044】また、筐体20の同軸レセプタクル24a
に対して着脱かつ回転可能である別体のアンテナ部とし
ての複合アンテナ25(例えば、ホイップアンテナ素子
25a及びヘリカルアンテナ素子25b)が設けられ、
この複合アンテナ25の基端部側面に同軸プラグ24b
が配設されている。
【0045】この構成では、同軸レセプタクル24aに
対して同軸プラグ24bの着脱が容易であり、また、二
つの信号伝送経路を別個に形成できる。したがって、例
えば、通常使用時とは異なる通信モード、通信方式、通
信電力などを使用する場合などに、複合アンテナ25を
取り付けて内蔵のアンテナ23と切り換えて使用するこ
とができる。また、携帯電話機の送受信周波数が異なる
場合に、複合アンテナ25を内蔵のアンテナ23よりも
良好な送受信特性(高い受信電界強度や効率的な輻射/
利得特性)を得るために使用できる。この場合、例え
ば、ホイップアンテナ素子25aを高い送信周波数に共
振させ、かつ、ヘリカルアンテナ素子25bを低い送信
周波数に共振させて使用する。
【0046】複合アンテナ25の二つのアンテナ素子2
5a,25bは、同軸プラグ24bの第1及び第2同軸
プラグ部にそれぞれ接続される。また、同軸レセプタク
ル24aの第1及び第2同軸レセプタクル部には、携帯
電話機の内部の図示しない通信回路に接続される。この
構成において、複合アンテナ25の同軸プラグ24bを
同軸レセプタクル24aに着脱することで携帯電話機内
部の通信回路を切り換えるようにすれば良い。
【0047】例えば、携帯電話機が基地局から離れて、
その受信電界強度が低く、また、送信輻射の効率が低い
場合などに、携帯電話機の同軸レセプタクル24aに複
合アンテナ25を簡単に取り付けて使用することができ
る。また、図5に示すように、複合アンテナ25の同軸
プラグ24bを同軸レセプタクル24aに取り付けた状
態で、携帯電話機の非使用時には、複合アンテナ25を
回転させて筐体20の側面に配置することができる。こ
の場合、複合アンテナ25が携帯の邪魔になることもな
く、その可搬性が向上する。
【0048】また、携帯電話機の使用時には、複合アン
テナ25を回転させて上方に突出させ、筐体20の長手
方向に対し最大角度(180度)に設定して垂直偏波に
正しく整合させることができる。また、携帯電話機を卓
上などに載せ置いた際には、複合アンテナ25を筐体2
0の長手方向に対して垂直に配置すれば、垂直偏波に正
しく整合させることができ、良好な送受信特性が得られ
る。また、複合アンテナ25を回転させる際に、内蔵の
アンテナ23に切り換えて通常使用状態で複合アンテナ
25の位置を変えることもできる。
【0049】なお、この応用例では、複合アンテナ25
として、例えば送受信用の別個のアンテナ素子を搭載し
た構成を用いているが、二つの送信用アンテナを設けた
り、ダイバーシチ受信用の二つのアンテナを設けるよう
にしても良い。また、この複合同軸コネクタは、複合ア
ンテナ25に代えて、二本の同軸ケーブルを接続してこ
の同軸ケーブルに大型の二つのアンテナを接続するよう
な構成にも応用が可能である。また、二本の同軸ケーブ
ルを使用して高周波信号の伝送を行う箇所などにも利用
することができる。
【0050】上述したように本実施形態によれば、同軸
コネクタを二つの同軸信号伝送経路を形成する同心円状
の一体化構造とすることによって、二本の同軸ケーブル
や二系統の回路を一度の操作で容易に接続、離脱するこ
とができる。また、同軸コネクタを接続した状態で、同
軸プラグ及び同軸レセプタクルの一方を他方に対して回
転させることができる。よって、複数の信号伝送経路を
接続する際に、コネクタ部全体の外形形状を小型化で
き、かつ、着脱に係る操作性を向上させることが可能と
なる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の同軸コネクタによれば、同心円状に接続ピン及び管状
接続導体を配置した一体的構造の同軸プラグ及び同軸レ
セプタクルによって、複数の同軸信号伝送経路が形成さ
れるため、接続する際の着脱操作を容易にできるととも
に、その全体の外形形状を小型化でき、また、接続状態
において回転可能な構造にすることができる効果があ
る。
【0052】また、本発明の無線通信装置によれば、複
数の同軸信号伝送経路を形成する同心円状の一体的構造
の同軸プラグ又は同軸レセプタクルの一方を筐体内の複
数の通信回路に接続するとともに、他方をアンテナ部の
複数のアンテナ回路に接続し、アンテナ部と筐体とを接
続する構造としたため、複数のアンテナ回路を有するア
ンテナ部を筐体に対して容易に着脱かつ回転自在に接続
することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る複合同軸コネクタに
おける同軸プラグの構成を一部切り欠き断面で示した斜
視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る複合同軸コネクタに
おける同軸レセプクタクルの構成を一部切り欠き断面で
示した斜視図である。
【図3】図1及び図2における同軸プラグと同軸レセプ
クタクルを嵌合接続した状態でのA−A線にかかる断面
図である。
【図4】実施形態にあって複合同軸コネクタを適用した
携帯電話機の外観構成を示す斜視図である。
【図5】実施形態にあって携帯電話機の使用状態を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 第1ピン 2 第1外側シェル 3 第2シェル(第2ピン) 4 第2外側シェル 4a,4b,17a,17b 同軸貫通孔 5,7,13,16 同軸ケーブル 5a,7a,13a,16a 中心導体 5b,7b,13b,16b 外部導体 4c,17c 管状突出部 8,9,18,19 絶縁部材 11 第1コンタクト 12 第1外側コンタクトシェル 15 第2コンタクト 17 第2外側コンタクトシェル 24a 同軸レセプタクル 24b 同軸プラグ 25 複合アンテナ 25a ホイップアンテナ素子 25b ヘリカルアンテナ素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に配設されたプラグ側接続ピン
    と、このプラグ側接続ピンの外側に同心円状に配設され
    た複数のプラグ側管状接続導体と、これらのプラグ側接
    続ピン及びプラグ側管状接続導体を互いに絶縁する絶縁
    部材とを有し、前記プラグ側接続ピン及びプラグ側管状
    接続導体の一端側にそれぞれ複数系統の信号伝送経路の
    導体が接続される同軸プラグと、 前記同軸プラグと嵌合するよう形成され、前記プラグ側
    接続ピン及びプラグ側管状接続導体とそれぞれ電気的接
    続する中心部から同心円状に配設された複数のレセプタ
    クル側管状接続導体と、これらのレセプタクル側管状接
    続導体を互いに絶縁する絶縁部材とを有し、前記レセプ
    タクル側管状接続導体の一端側にそれぞれ複数系統の信
    号伝送経路の導体が接続される同軸レセプタクルと、 を備えたことを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記同軸プラグのプラグ側接続ピン及び
    プラグ側管状接続導体には、複数の同軸ケーブルの中心
    導体及び外部導体が交互に接続され、前記同軸レセプタ
    クルのレセプタクル側管状接続導体には、前記同軸プラ
    グ側の同軸ケーブルに対応した複数の同軸ケーブルの中
    心導体及び外部導体が交互に接続されることを特徴とす
    る請求項1に記載の同軸コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記同軸プラグ及び前記同軸レセプタク
    ルは、互いに嵌合し電気的接続したときに複数の同軸信
    号伝送経路を形成し、この接続状態で前記プラグ側接続
    ピンを中心に一方が回転可能であることを特徴とする請
    求項1に記載の同軸コネクタ。
  4. 【請求項4】 中心部に配設されたプラグ側接続ピン
    と、このプラグ側接続ピンの外側に同心円状に配設され
    た複数のプラグ側管状接続導体と、これらのプラグ側接
    続ピン及びプラグ側管状接続導体を互いに絶縁する絶縁
    部材と、を有する同軸プラグと、 前記同軸プラグと嵌合するよう形成され、前記プラグ側
    接続ピン及びプラグ側管状接続導体とそれぞれ電気的接
    続する中心部から同心円状に配設された複数のレセプタ
    クル側管状接続導体と、これらのレセプタクル側管状接
    続導体を互いに絶縁する絶縁部材と、を有する同軸レセ
    プタクルとを備えた同軸コネクタを有しており、 当該同軸コネクタの同軸プラグ又は同軸レセプタクルの
    一方を筐体に配設し、かつ、この同軸プラグ又は同軸レ
    セプタクルの複数の接続導体における隣り合う導体組毎
    にそれぞれ当該筐体内の複数の通信回路を接続するとと
    もに、前記同軸プラグ又は同軸レセプタクルの他方を前
    記筐体とは別体のアンテナ部に配設し、かつ、この同軸
    プラグ又は同軸レセプタクルの複数の接続導体における
    隣り合う導体組毎にそれぞれ当該アンテナ部の複数のア
    ンテナ回路を接続し、これらの筐体とアンテナ部を着脱
    かつ回転自在に構成したことを特徴とする無線通信装
    置。
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