JP3048990B2 - アンテナの取付構造 - Google Patents
アンテナの取付構造Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用の据え付け
型無線装置や携帯電話機等の携帯型無線装置等における
装置側筐体とアンテナとを取り付けるためのアンテナの
取付構造に関し、特に、単純な構造のみによって、簡単
かつ確実にアンテナを筐体側に取り付けることができ、
アンテナとケーブル端子の接続も簡易かつ確実に行うこ
とができ、アンテナの緩みやケーブル端子の接続不良の
発生も有効に防止することができるアンテナの取付構造
に関する。
型無線装置や携帯電話機等の携帯型無線装置等における
装置側筐体とアンテナとを取り付けるためのアンテナの
取付構造に関し、特に、単純な構造のみによって、簡単
かつ確実にアンテナを筐体側に取り付けることができ、
アンテナとケーブル端子の接続も簡易かつ確実に行うこ
とができ、アンテナの緩みやケーブル端子の接続不良の
発生も有効に防止することができるアンテナの取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、業務用の据え付け型無線装置や
携帯電話機等の携帯型無線装置等においては、無線送受
信のためのアンテナが具えられている。この種の無線機
におけるアンテナの取付構造は、アンテナの基部を装置
側筐体側に挿通,固定し、筐体内でアンテナの基部とア
ンテナケーブル端子を接続する構造となっている。
携帯電話機等の携帯型無線装置等においては、無線送受
信のためのアンテナが具えられている。この種の無線機
におけるアンテナの取付構造は、アンテナの基部を装置
側筐体側に挿通,固定し、筐体内でアンテナの基部とア
ンテナケーブル端子を接続する構造となっている。
【0003】このような従来のアンテナの取付構造とし
ては、例えば、実開平6−41210号公報のアンテナ
の取付構造や、実開平1−172708号公報のアンテ
ナの取付け装置が知られている。
ては、例えば、実開平6−41210号公報のアンテナ
の取付構造や、実開平1−172708号公報のアンテ
ナの取付け装置が知られている。
【0004】ここで、図7は、実開平6−41210号
のアンテナの取付構造を示す分解斜視図である。同図に
示すアンテナの取付構造は、アンテナ本体101を回動
自在に保持するアンテナ固定部材102の先端に、平板
状のネジ103を形成してある。装置の筐体壁部104
には、ネジ103が貫通する筐体貫通孔104aが穿設
してある。
のアンテナの取付構造を示す分解斜視図である。同図に
示すアンテナの取付構造は、アンテナ本体101を回動
自在に保持するアンテナ固定部材102の先端に、平板
状のネジ103を形成してある。装置の筐体壁部104
には、ネジ103が貫通する筐体貫通孔104aが穿設
してある。
【0005】また、筐体壁部104の筐体貫通孔104
aの内側には、ネジ103の平板形状に対応したスリッ
ト105aを形成したスペーサ105が配設され、さら
に、筐体の底板106には、スペーサ105を保持する
とともに、ネジ103が貫通するネジ孔107aを有す
る止め金107が固着して立設してある。
aの内側には、ネジ103の平板形状に対応したスリッ
ト105aを形成したスペーサ105が配設され、さら
に、筐体の底板106には、スペーサ105を保持する
とともに、ネジ103が貫通するネジ孔107aを有す
る止め金107が固着して立設してある。
【0006】このような構成からなる図7に示すアンテ
ナの取付構造では、筐体壁部104の筐体貫通孔104
aに挿通された平板状のネジ103が、スペーサ105
のスリット105a、止め金107のネジ孔107aを
貫通して筐体内側に突出し、この突出したネジ103
に、絶縁部材108を介して固定用のナット109が螺
着され、これによってアンテナ101が筐体側に固定さ
れるようになっている。そして、ネジ103の先端部分
に、図示しないアンテナケーブルがはんだ付け等の手段
により接続されるようになっている。
ナの取付構造では、筐体壁部104の筐体貫通孔104
aに挿通された平板状のネジ103が、スペーサ105
のスリット105a、止め金107のネジ孔107aを
貫通して筐体内側に突出し、この突出したネジ103
に、絶縁部材108を介して固定用のナット109が螺
着され、これによってアンテナ101が筐体側に固定さ
れるようになっている。そして、ネジ103の先端部分
に、図示しないアンテナケーブルがはんだ付け等の手段
により接続されるようになっている。
【0007】また、図8は、実開平1−172708号
のアンテナの取付け装置を示す説明図で、(a)はアン
テナと筐体側の取付部分の要部拡大平面図であり、
(b)は(a)におけるA−A線断面図である。同図に
示すアンテナの取付け装置は、アンテナ201の基部に
形成した、第一ネジ孔202aを有する板状端子202
と、装置筐体203の内側底面に設けたアンテナ取付用
のボス204と、第一ネジ孔202aと対応する第二ネ
ジ孔205aを形成した、アンテナ端子を構成するプリ
ント基板205と、第一ネジ孔202a,第二ネジ孔2
05a及びボス204に一体的に螺合する固定用のネジ
206を具えた構成となっている。
のアンテナの取付け装置を示す説明図で、(a)はアン
テナと筐体側の取付部分の要部拡大平面図であり、
(b)は(a)におけるA−A線断面図である。同図に
示すアンテナの取付け装置は、アンテナ201の基部に
形成した、第一ネジ孔202aを有する板状端子202
と、装置筐体203の内側底面に設けたアンテナ取付用
のボス204と、第一ネジ孔202aと対応する第二ネ
ジ孔205aを形成した、アンテナ端子を構成するプリ
ント基板205と、第一ネジ孔202a,第二ネジ孔2
05a及びボス204に一体的に螺合する固定用のネジ
206を具えた構成となっている。
【0008】このような構成からなる図8に示すアンテ
ナの取付け装置によれば、アンテナ201側の板状端子
202をプリント基板205とアンテナ取付け用のボス
204とで挾持するとともに、プリント基板205と板
状端子202及びボス204に一体的にネジ206を螺
着することにより、アンテナ201が筐体203側に固
定されるようになっている。
ナの取付け装置によれば、アンテナ201側の板状端子
202をプリント基板205とアンテナ取付け用のボス
204とで挾持するとともに、プリント基板205と板
状端子202及びボス204に一体的にネジ206を螺
着することにより、アンテナ201が筐体203側に固
定されるようになっている。
【0009】そして、アンテナ201の板状端子202
に一体的に固定されたプリント基板205に、アンテナ
ケーブル207がはんだ付けにより接続されるようにな
っている。
に一体的に固定されたプリント基板205に、アンテナ
ケーブル207がはんだ付けにより接続されるようにな
っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアンテナの取付技術では、以下のような問題
があった。まず、実開平6−41210号のアンテナの
取付構造では、図7に示したとおり、スリットを形成し
たスペーサ及びこのスペーサを保持する止め金を設ける
とともに、これらに挿通したネジを固定用のナットで挟
込んで固定する必要があり、部品点数が多くなるととも
に、取付構造が複雑化し、取付作業も繁雑となってしま
うという問題があった。
うな従来のアンテナの取付技術では、以下のような問題
があった。まず、実開平6−41210号のアンテナの
取付構造では、図7に示したとおり、スリットを形成し
たスペーサ及びこのスペーサを保持する止め金を設ける
とともに、これらに挿通したネジを固定用のナットで挟
込んで固定する必要があり、部品点数が多くなるととも
に、取付構造が複雑化し、取付作業も繁雑となってしま
うという問題があった。
【0011】また、筐体側に止め金を設けてスペーサを
保持させる必要があったので、筐体の製作作業も煩雑化
する上、アンテナの筐体側への取付位置も、止め金やス
ペーサ等を配設できるスペースのある一定範囲に限られ
てしまい、設計の自由度が制限されるという問題もあっ
た。
保持させる必要があったので、筐体の製作作業も煩雑化
する上、アンテナの筐体側への取付位置も、止め金やス
ペーサ等を配設できるスペースのある一定範囲に限られ
てしまい、設計の自由度が制限されるという問題もあっ
た。
【0012】さらに、この取付構造では、装置内のアン
テナケーブル端子との接続は、アンテナの取付作業とは
別の工程で、はんだ付け等の手段を用いて別途行わなけ
ればならず、アンテナ全体の組立作業に更に手間が掛か
るという問題も生じた。
テナケーブル端子との接続は、アンテナの取付作業とは
別の工程で、はんだ付け等の手段を用いて別途行わなけ
ればならず、アンテナ全体の組立作業に更に手間が掛か
るという問題も生じた。
【0013】一方、実開平1−172708号のアンテ
ナの取付け装置では、図8に示したとおり、アンテナの
基部とアンテナ端子を構成するプリント基板を、筐体側
のボスに一体的に共締めして固定し、同時に電気的接触
を行うものであるため、上述した実開平6−41210
号の構造と比較すれば、部品点数や組立工程の点で簡略
化されたものとなっていた。
ナの取付け装置では、図8に示したとおり、アンテナの
基部とアンテナ端子を構成するプリント基板を、筐体側
のボスに一体的に共締めして固定し、同時に電気的接触
を行うものであるため、上述した実開平6−41210
号の構造と比較すれば、部品点数や組立工程の点で簡略
化されたものとなっていた。
【0014】しかし、この実開平1−172708号の
装置でも、筐体側にねじ孔を形成したボスを形成しなけ
ればならず、しかも、アンテナの基部及びプリント基板
にも、ねじ切りをした貫通孔を形成する必要があったた
め、筐体等の製作面での難点は、上述した実開平6−4
1210号の場合と同様の問題があった。
装置でも、筐体側にねじ孔を形成したボスを形成しなけ
ればならず、しかも、アンテナの基部及びプリント基板
にも、ねじ切りをした貫通孔を形成する必要があったた
め、筐体等の製作面での難点は、上述した実開平6−4
1210号の場合と同様の問題があった。
【0015】また、この装置では、単一のネジのみで、
アンテナとプリント基板を装置側に固定する構造であっ
たため、固定力が不十分となり、例えばアンテナに外力
が加わった場合、簡単にねじが緩んでしまうおそれがあ
った。
アンテナとプリント基板を装置側に固定する構造であっ
たため、固定力が不十分となり、例えばアンテナに外力
が加わった場合、簡単にねじが緩んでしまうおそれがあ
った。
【0016】そして、このようなネジの緩みが発生した
場合、アンテナの取付角度や取付位置がずれるばかりで
なく、アンテナ端子を構成するプリント基板とアンテナ
基部の板状端子とが密着せず、電気的に接触不良を起こ
すという深刻な問題も有していた。
場合、アンテナの取付角度や取付位置がずれるばかりで
なく、アンテナ端子を構成するプリント基板とアンテナ
基部の板状端子とが密着せず、電気的に接触不良を起こ
すという深刻な問題も有していた。
【0017】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、単純な構
造のみによって、簡単かつ確実にアンテナを筐体側に取
り付けることができ、アンテナとケーブル端子の接続も
簡易かつ確実に行うことができ、アンテナの緩みやケー
ブル端子の接続不良の発生も有効に防止することができ
るアンテナの取付構造の提供を目的とする。
問題を解決するために提案されたものであり、単純な構
造のみによって、簡単かつ確実にアンテナを筐体側に取
り付けることができ、アンテナとケーブル端子の接続も
簡易かつ確実に行うことができ、アンテナの緩みやケー
ブル端子の接続不良の発生も有効に防止することができ
るアンテナの取付構造の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載のアンテナの取付構造は、アンテ
ナの基部を筐体側に取り付けるとともに、当該基部にア
ンテナケーブル端子を接続するアンテナの取付構造にお
いて、一側に前記アンテナの基部を取付け可能なアンテ
ナ開口部を有するとともに、他側に前記アンテナケーブ
ル端子を取付け可能な端子開口部を有する筒状部材であ
って、当該筒内において前記アンテナの基部とアンテナ
ケーブル端子を重ね合わせた状態で接続する、前記アン
テナ開口部側外周にフランジを有するブッシングと、こ
のブッシングの他側が挿通されるとともに、当該ブッシ
ングのフランジが当接する、前記筐体に穿設された貫通
孔と、この貫通孔に挿通された前記ブッシングの他側外
周に螺合するナットとを具え、前記ブッシングを一側か
ら他側に向かう筒長手方向に沿って分割可能に形成した
構成としてある。
本発明の請求項1記載のアンテナの取付構造は、アンテ
ナの基部を筐体側に取り付けるとともに、当該基部にア
ンテナケーブル端子を接続するアンテナの取付構造にお
いて、一側に前記アンテナの基部を取付け可能なアンテ
ナ開口部を有するとともに、他側に前記アンテナケーブ
ル端子を取付け可能な端子開口部を有する筒状部材であ
って、当該筒内において前記アンテナの基部とアンテナ
ケーブル端子を重ね合わせた状態で接続する、前記アン
テナ開口部側外周にフランジを有するブッシングと、こ
のブッシングの他側が挿通されるとともに、当該ブッシ
ングのフランジが当接する、前記筐体に穿設された貫通
孔と、この貫通孔に挿通された前記ブッシングの他側外
周に螺合するナットとを具え、前記ブッシングを一側か
ら他側に向かう筒長手方向に沿って分割可能に形成した
構成としてある。
【0019】このような構成からなる本発明のアンテナ
の取付構造によれば、ブッシングと筐体側の貫通孔を形
成するのみでアンテナの取付構造を実現できるので、従
来のように、筐体に止め金やスペーサ,ボス等の複雑な
取付手段を設けることなく、アンテナの取付けを行うこ
とができるので、取付構造がきわめて簡略化され、筐体
等の製作も非常に容易となり、かつ、アンテナの取付位
置も自由に設定することができる。
の取付構造によれば、ブッシングと筐体側の貫通孔を形
成するのみでアンテナの取付構造を実現できるので、従
来のように、筐体に止め金やスペーサ,ボス等の複雑な
取付手段を設けることなく、アンテナの取付けを行うこ
とができるので、取付構造がきわめて簡略化され、筐体
等の製作も非常に容易となり、かつ、アンテナの取付位
置も自由に設定することができる。
【0020】そして、分割したブッシングの一つにアン
テナの基部とケーブル端子を重ね合わせた状態で位置合
わせし、その後分割されたブッシングの各部を重ねて一
体化して筐体の貫通孔に挿通することができるので、ア
ンテナの取付作業を、さらに容易かつ正確に行うことが
できる。
テナの基部とケーブル端子を重ね合わせた状態で位置合
わせし、その後分割されたブッシングの各部を重ねて一
体化して筐体の貫通孔に挿通することができるので、ア
ンテナの取付作業を、さらに容易かつ正確に行うことが
できる。
【0021】これにより、基部及びケーブル端子を重ね
合わせた状態で挾持したブッシングにナットを一つ締付
けるのみで、アンテナの固定とケーブル端子との電気的
接続を同時に行うことができ、アンテナの組立作業もき
わめて簡単となり、従来と比較して、作業負担も大幅に
軽減される。
合わせた状態で挾持したブッシングにナットを一つ締付
けるのみで、アンテナの固定とケーブル端子との電気的
接続を同時に行うことができ、アンテナの組立作業もき
わめて簡単となり、従来と比較して、作業負担も大幅に
軽減される。
【0022】さらに、アンテナの基部とアンテナケーブ
ル端子とが、重ね合わされた状態でブッシング内で挾持
されて接続されるので、例えば、アンテナに外力が加わ
ったような場合でも、アンテナの基部とケーブル端子と
の間で接触不良が生じることもない。
ル端子とが、重ね合わされた状態でブッシング内で挾持
されて接続されるので、例えば、アンテナに外力が加わ
ったような場合でも、アンテナの基部とケーブル端子と
の間で接触不良が生じることもない。
【0023】また、請求項2記載のアンテナの取付構造
は、前記分割されたブッシングの各部が、前記筒長手方
向又はこの筒長手方向と直交する方向の端部において、
回動自在に連結された構成としてある。
は、前記分割されたブッシングの各部が、前記筒長手方
向又はこの筒長手方向と直交する方向の端部において、
回動自在に連結された構成としてある。
【0024】このような構成からなる本発明のアンテナ
の取付構造によれば、分割されたブッシングの各部を展
開した状態から直ちに一体的に重ね合わせることがで
き、ブッシングの組立作業が、より容易化するととも
に、分割されたブッシングの各部が、それぞればらばら
になることもなく、部品の紛失を防止でき、製品管理も
容易となる。
の取付構造によれば、分割されたブッシングの各部を展
開した状態から直ちに一体的に重ね合わせることがで
き、ブッシングの組立作業が、より容易化するととも
に、分割されたブッシングの各部が、それぞればらばら
になることもなく、部品の紛失を防止でき、製品管理も
容易となる。
【0025】また、請求項3記載のアンテナの取付構造
は、前記アンテナの基部及びアンテナケーブル端子に、
前記重ね合わせた状態のときに連通する位置合わせ孔を
それぞれ穿設するとともに、前記ブッシング内に、前記
位置合わせ孔に挿通される突起を設けた構成としてあ
る。
は、前記アンテナの基部及びアンテナケーブル端子に、
前記重ね合わせた状態のときに連通する位置合わせ孔を
それぞれ穿設するとともに、前記ブッシング内に、前記
位置合わせ孔に挿通される突起を設けた構成としてあ
る。
【0026】このような構成からなる本発明のアンテナ
の取付構造によれば、重ね合わされたアンテナの基部と
ケーブル端子に、突起が一体的に貫通するので、基部と
ケーブル端子がより堅固に接続され、ブッシングに挾持
されることと相俟って、接続不良の発生がさらに有効に
防止されことになると同時に、アンテナの取付作業の際
にも、基部とケーブル端子との位置合わせも、突起には
め込むだけで行えるので、両者の位置合わせもきわめて
容易かつ確実に行うことができる。
の取付構造によれば、重ね合わされたアンテナの基部と
ケーブル端子に、突起が一体的に貫通するので、基部と
ケーブル端子がより堅固に接続され、ブッシングに挾持
されることと相俟って、接続不良の発生がさらに有効に
防止されことになると同時に、アンテナの取付作業の際
にも、基部とケーブル端子との位置合わせも、突起には
め込むだけで行えるので、両者の位置合わせもきわめて
容易かつ確実に行うことができる。
【0027】また、請求項4記載のアンテナの取付構造
は、前記ブッシングの他側が、前記貫通孔に回転不能に
挿通される構成としてある。
は、前記ブッシングの他側が、前記貫通孔に回転不能に
挿通される構成としてある。
【0028】また、請求項5では、前記ブッシングの他
側の外形を、縦断面長孔形状に形成するとともに、前記
貫通孔を、前記ブッシングの外形に対応する長孔形状に
形成することによって、前記ブッシングの他側が、前記
貫通孔に回転不能に挿通されるようにしてある。
側の外形を、縦断面長孔形状に形成するとともに、前記
貫通孔を、前記ブッシングの外形に対応する長孔形状に
形成することによって、前記ブッシングの他側が、前記
貫通孔に回転不能に挿通されるようにしてある。
【0029】また、請求項6では、前記ブッシングの他
側の外形を、縦断面D字形状に形成するとともに、前記
貫通孔を、前記ブッシングの外形に対応するD字形状に
形成することによって、前記ブッシングの他側が、前記
貫通孔に回転不能に挿通されるようにしてある。
側の外形を、縦断面D字形状に形成するとともに、前記
貫通孔を、前記ブッシングの外形に対応するD字形状に
形成することによって、前記ブッシングの他側が、前記
貫通孔に回転不能に挿通されるようにしてある。
【0030】このような構成からなる本発明のアンテナ
の取付構造によれば、基部及びケーブル端子を挾持した
ブッシングを貫通孔に挿通するのみで、ブッシングの回
転を防止することができ、簡単かつ確実にアンテナの回
転を防止して、アンテナの取付角度や取付位置を保持す
ることができるとともに、基部とケーブル端子の接続部
に不要な外力が加わることも有効に防止することができ
る。
の取付構造によれば、基部及びケーブル端子を挾持した
ブッシングを貫通孔に挿通するのみで、ブッシングの回
転を防止することができ、簡単かつ確実にアンテナの回
転を防止して、アンテナの取付角度や取付位置を保持す
ることができるとともに、基部とケーブル端子の接続部
に不要な外力が加わることも有効に防止することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアンテナの取付構
造の実施の形態について、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明のアンテナの取付構造の
第一の実施形態について図1〜図4を参照して説明す
る。図1は、本発明の第一実施形態に係るアンテナの取
付構造を示す分解斜視図である。図2は、図1に示す本
実施形態のアンテナの取付構造によりアンテナを筐体側
に取り付けた状態の要部拡大断面図であり、(a)は平
面側から見た状態を、(b)は側面側から見た状態を示
している。
造の実施の形態について、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明のアンテナの取付構造の
第一の実施形態について図1〜図4を参照して説明す
る。図1は、本発明の第一実施形態に係るアンテナの取
付構造を示す分解斜視図である。図2は、図1に示す本
実施形態のアンテナの取付構造によりアンテナを筐体側
に取り付けた状態の要部拡大断面図であり、(a)は平
面側から見た状態を、(b)は側面側から見た状態を示
している。
【0032】図3は、本実施形態に係るアンテナの取付
構造の貫通孔を穿設した筐体の壁面を示す正面図であ
る。図4は、本実施形態に係るアンテナの取付構造のブ
ッシングを示す正面図及び背面図であり、(a)はアン
テナ開口部側から見た状態、(b)は端子開口部側から
見た状態を示している。
構造の貫通孔を穿設した筐体の壁面を示す正面図であ
る。図4は、本実施形態に係るアンテナの取付構造のブ
ッシングを示す正面図及び背面図であり、(a)はアン
テナ開口部側から見た状態、(b)は端子開口部側から
見た状態を示している。
【0033】これらの図に示す本実施形態のアンテナの
取付構造は、業務用の据え付け型無線装置や携帯電話機
等の携帯型無線装置等における無線送受信用のアンテナ
10を、ブッシング30を介して無線装置の筐体20側
に取り付けるとともに、筐体20の内部において、アン
テナケーブル端子40と接続するための取付構造であ
る。
取付構造は、業務用の据え付け型無線装置や携帯電話機
等の携帯型無線装置等における無線送受信用のアンテナ
10を、ブッシング30を介して無線装置の筐体20側
に取り付けるとともに、筐体20の内部において、アン
テナケーブル端子40と接続するための取付構造であ
る。
【0034】アンテナ10は、無線を送受信するアンテ
ナ本体11及び基部12を具えており、アンテナ本体1
1と基部12とは、ヒンジ部13を介して回動自在に連
結されている。なお、本実施形態では特に図示しない
が、アンテナ10を伸縮自在の構造とすることもでき
る。そして、このアンテナ10の基部12が、後述する
ブッシング30を介して筐体20の貫通孔21に挿通さ
れ、かつ、筐体20内に配設されているアンテナケーブ
ル端子40と電気的に接続されるようになっている。
ナ本体11及び基部12を具えており、アンテナ本体1
1と基部12とは、ヒンジ部13を介して回動自在に連
結されている。なお、本実施形態では特に図示しない
が、アンテナ10を伸縮自在の構造とすることもでき
る。そして、このアンテナ10の基部12が、後述する
ブッシング30を介して筐体20の貫通孔21に挿通さ
れ、かつ、筐体20内に配設されているアンテナケーブ
ル端子40と電気的に接続されるようになっている。
【0035】ここで、基部12は、図1に示すように、
先端側が平板状に形成された平板部14となっており、
後述するように、同様に平板状に形成されたアンテナケ
ーブル端子40の端子41と重ね合わされるようになっ
ている。
先端側が平板状に形成された平板部14となっており、
後述するように、同様に平板状に形成されたアンテナケ
ーブル端子40の端子41と重ね合わされるようになっ
ている。
【0036】さらに、この基部12の平板部14には、
アンテナケーブル端子40の端子41と重ね合わされた
状態のときに、後述する端子41の位置合わせ孔41a
と互いに連通する位置合わせ孔14aが穿設してある。
アンテナケーブル端子40の端子41と重ね合わされた
状態のときに、後述する端子41の位置合わせ孔41a
と互いに連通する位置合わせ孔14aが穿設してある。
【0037】一方、アンテナケーブル端子40は、アン
テナ10が取り付けられる無線装置の筐体20に配設さ
れており、図1に示すように、端子41と、この端子4
1の後端側に接続されたケーブル42を具えている。
テナ10が取り付けられる無線装置の筐体20に配設さ
れており、図1に示すように、端子41と、この端子4
1の後端側に接続されたケーブル42を具えている。
【0038】端子41は、上述したアンテナ10の基部
12の先端側に形成された平板部14と重ね合わされて
アンテナ10に接続されるようになっており、平板部1
4と同様に平板状に形成されている。
12の先端側に形成された平板部14と重ね合わされて
アンテナ10に接続されるようになっており、平板部1
4と同様に平板状に形成されている。
【0039】また、この平板状の端子41には、アンテ
ナ10の平板部14と重ね合わされた状態のときに、平
板部14の位置合わせ孔14aと連通する位置合わせ孔
41aが穿設してあり、この二つの位置合わせ孔41
a,14aが連通した状態で、後述するブッシング30
の突起34が挿通されるようになっている。そして、こ
の端子41に接続されたケーブル42が、図示しない装
置内部の電子機器やプリント基板等に接続されている。
ナ10の平板部14と重ね合わされた状態のときに、平
板部14の位置合わせ孔14aと連通する位置合わせ孔
41aが穿設してあり、この二つの位置合わせ孔41
a,14aが連通した状態で、後述するブッシング30
の突起34が挿通されるようになっている。そして、こ
の端子41に接続されたケーブル42が、図示しない装
置内部の電子機器やプリント基板等に接続されている。
【0040】ブッシング30は、両端に開口する円筒状
部材で、一側には、アンテナ10の基部12が先端の平
板部14とともに挿入されて取り付けられるアンテナ開
口部31を有するとともに、他側には、アンテナケーブ
ル端子40の端子41が挿入されて取り付けられる端子
開口部32を有する筒状部材となっており、このブッシ
ング30の筒内において、アンテナ10の基部12の平
板部14とアンテナケーブル端子40の端子41が重ね
合わされるようになっている。
部材で、一側には、アンテナ10の基部12が先端の平
板部14とともに挿入されて取り付けられるアンテナ開
口部31を有するとともに、他側には、アンテナケーブ
ル端子40の端子41が挿入されて取り付けられる端子
開口部32を有する筒状部材となっており、このブッシ
ング30の筒内において、アンテナ10の基部12の平
板部14とアンテナケーブル端子40の端子41が重ね
合わされるようになっている。
【0041】そして、このブッシング30の筒内には、
図2(b)に示すように、平板部14と端子41を重ね
合わせた状態のままこれらを挾持する挾持部33が形成
してある。この挾持部33により平板部14と端子41
を挾持した状態で、ブッシング30が端子開口部32側
から筐体20の貫通孔21に挿通され、さらに、このブ
ッシング30の外周に螺刻した雄ネジ37に固定用のナ
ット50が螺合することによって、ブンシング30は、
平板部14と端子41を挾持したまま筐体20に固定さ
れるようになっている。
図2(b)に示すように、平板部14と端子41を重ね
合わせた状態のままこれらを挾持する挾持部33が形成
してある。この挾持部33により平板部14と端子41
を挾持した状態で、ブッシング30が端子開口部32側
から筐体20の貫通孔21に挿通され、さらに、このブ
ッシング30の外周に螺刻した雄ネジ37に固定用のナ
ット50が螺合することによって、ブンシング30は、
平板部14と端子41を挾持したまま筐体20に固定さ
れるようになっている。
【0042】ここで、挾持部33には、平板部14と端
子41が重ね合わされた状態のときに連通する位置合わ
せ孔14a,41aに挿通される突起34が突設してあ
る。この突起34によって、重ね合わされた状態の平板
部14と端子41に、突起34が一体的に貫通するの
で、挾持部33に挾持されることと相俟って、平板部1
4と端子41を堅固に接続することができる。また、平
板部14と端子41の位置合わせも、位置合わせ孔14
a,41aを突起34に嵌め込むだけで行えるので、位
置合わせがきわめて容易かつ確実に行えるようになる。
子41が重ね合わされた状態のときに連通する位置合わ
せ孔14a,41aに挿通される突起34が突設してあ
る。この突起34によって、重ね合わされた状態の平板
部14と端子41に、突起34が一体的に貫通するの
で、挾持部33に挾持されることと相俟って、平板部1
4と端子41を堅固に接続することができる。また、平
板部14と端子41の位置合わせも、位置合わせ孔14
a,41aを突起34に嵌め込むだけで行えるので、位
置合わせがきわめて容易かつ確実に行えるようになる。
【0043】さらに、このブッシング30のアンテナ開
口部31側の外周にフランジ35が形成してある。この
フランジ35により、ブッシング30が他側から筐体2
0の貫通孔21に挿通された際に、フランジ35が貫通
孔21の周りの筐体壁部に当接して、ブッシング30の
ストッパとして機能するようになっている。
口部31側の外周にフランジ35が形成してある。この
フランジ35により、ブッシング30が他側から筐体2
0の貫通孔21に挿通された際に、フランジ35が貫通
孔21の周りの筐体壁部に当接して、ブッシング30の
ストッパとして機能するようになっている。
【0044】ここで、このような構成からなるブッシン
グ30は、図1に示すように、一側から他側に向かう筒
長手方向に沿って、二つに分割形成してあり、分割され
たブッシングの二つの部分が、端子開口部32側の端部
において、連結手段36により、互いに回動自在に連結
されている。
グ30は、図1に示すように、一側から他側に向かう筒
長手方向に沿って、二つに分割形成してあり、分割され
たブッシングの二つの部分が、端子開口部32側の端部
において、連結手段36により、互いに回動自在に連結
されている。
【0045】このようにブッシング30を長手方向に展
開可能に分割形成することにより、分割したブッシング
30の一方に、アンテナ10の平板部14とケーブル端
子40の端子41を重ね合わせた状態で位置合わせして
配設し、その後、展開されているブッシング30の他方
を重ねて一体化して筐体20の貫通孔21に挿通するこ
とができ、アンテナの取付作業を容易かつ正確に行うこ
とができる。
開可能に分割形成することにより、分割したブッシング
30の一方に、アンテナ10の平板部14とケーブル端
子40の端子41を重ね合わせた状態で位置合わせして
配設し、その後、展開されているブッシング30の他方
を重ねて一体化して筐体20の貫通孔21に挿通するこ
とができ、アンテナの取付作業を容易かつ正確に行うこ
とができる。
【0046】また、分割されたブッシング30を連結手
段36により回動自在に連結しておくことで、分割され
たブッシング30の各部を、展開した状態から直ちに一
体的に重ね合わせることができ、ブッシング30の組立
作業が、より容易化するとともに、分割されたブッシン
グ30の各部が、それぞればらばらになることもなく、
部品の紛失を防止でき、製品管理も容易となる。
段36により回動自在に連結しておくことで、分割され
たブッシング30の各部を、展開した状態から直ちに一
体的に重ね合わせることができ、ブッシング30の組立
作業が、より容易化するとともに、分割されたブッシン
グ30の各部が、それぞればらばらになることもなく、
部品の紛失を防止でき、製品管理も容易となる。
【0047】なお、連結手段36については、詳細な説
明は省略するが、ヒンジを用いたり、ブッシング30を
一体的に樹脂成形して、当該樹脂材料の弾性を用いて回
動自在に連結することができる。
明は省略するが、ヒンジを用いたり、ブッシング30を
一体的に樹脂成形して、当該樹脂材料の弾性を用いて回
動自在に連結することができる。
【0048】また、このブッシング30の連結箇所は、
本実施形態では、図1に示すように、筒長手方向の筐体
20側の端部としてあるが、これを筒長手方向と直交す
る方向の側面端部において、回動自在に連結しても同様
の効果が得られる。
本実施形態では、図1に示すように、筒長手方向の筐体
20側の端部としてあるが、これを筒長手方向と直交す
る方向の側面端部において、回動自在に連結しても同様
の効果が得られる。
【0049】さらに、この連結手段36を省略しても、
アンテナの取付構造自体には影響はないので、適宜連結
手段36を省略し、分割されたブッシング30の各部を
連結しないようにすることもできる。
アンテナの取付構造自体には影響はないので、適宜連結
手段36を省略し、分割されたブッシング30の各部を
連結しないようにすることもできる。
【0050】そして、このように分割形成されたブッシ
ング30は、さらに、他側が筐体20の貫通孔21に挿
通された際に回転不能となるようになっている。具体的
には、ブッシング30の他側の外形は、図4に示すよう
に、縦断面長孔形状に形成してあり、筐体20の貫通孔
21も、このブッシング30の外形に対応する長孔形状
に形成してある。これによって、ブッシング30は、他
側が貫通孔21に挿通された後は、回転不能となる。
ング30は、さらに、他側が筐体20の貫通孔21に挿
通された際に回転不能となるようになっている。具体的
には、ブッシング30の他側の外形は、図4に示すよう
に、縦断面長孔形状に形成してあり、筐体20の貫通孔
21も、このブッシング30の外形に対応する長孔形状
に形成してある。これによって、ブッシング30は、他
側が貫通孔21に挿通された後は、回転不能となる。
【0051】このようにブッシング30を貫通孔21に
挿通された後は回転不能とすることで、基部12の平板
部14及びケーブル端子40の端子41を挾持したブッ
シング30は、貫通孔21に挿通するのみで回転不能に
固定されるので、簡単かつ確実にアンテナの回転を防止
して、アンテナの取付角度や取付位置を保持することが
できる、基部12の平板部14と端子41の接続部に不
要な外力が加わることも有効に防止することができる。
挿通された後は回転不能とすることで、基部12の平板
部14及びケーブル端子40の端子41を挾持したブッ
シング30は、貫通孔21に挿通するのみで回転不能に
固定されるので、簡単かつ確実にアンテナの回転を防止
して、アンテナの取付角度や取付位置を保持することが
できる、基部12の平板部14と端子41の接続部に不
要な外力が加わることも有効に防止することができる。
【0052】そして、このブッシング30の他側外周に
は、上述したように、雄ネジ37が切ってある。これに
より、貫通孔21に挿通されたブッシング30の雄ネジ
37に固定用のナット50が螺合して、ブッシング30
が筐体20に固定されるようになっている。
は、上述したように、雄ネジ37が切ってある。これに
より、貫通孔21に挿通されたブッシング30の雄ネジ
37に固定用のナット50が螺合して、ブッシング30
が筐体20に固定されるようになっている。
【0053】次に、このような構成からなる本実施形態
のアンテナの取付構造を用いてアンテナ10を筐体20
に固定する取付手順について説明する。まず、アンテナ
10の基部12を、ブッシング30を開いた状態で、ア
ンテナ開口部31側から挿入し、挾持部33に載置す
る。このとき、平板部14の位置合わせ孔14aに突起
34を挿通する。
のアンテナの取付構造を用いてアンテナ10を筐体20
に固定する取付手順について説明する。まず、アンテナ
10の基部12を、ブッシング30を開いた状態で、ア
ンテナ開口部31側から挿入し、挾持部33に載置す
る。このとき、平板部14の位置合わせ孔14aに突起
34を挿通する。
【0054】次に、アンテナケーブル端子40の端子4
1を、端子開口部32側から挾持部33に挿入し、平板
部14に重ねるようにして搭載し、位置合わせ孔41a
に突起34を挿通する。
1を、端子開口部32側から挾持部33に挿入し、平板
部14に重ねるようにして搭載し、位置合わせ孔41a
に突起34を挿通する。
【0055】この状態で、展開してあるブッシング30
を閉じ、アンテナ10の平板部14とケーブル端子40
の端子41を狭持した状態で、筐体20の貫通孔21に
挿通する。その後、挿通したブッシング30の他端から
ナット50をはめ込み、雄ネジ37に螺合させて締付
け、固定する。
を閉じ、アンテナ10の平板部14とケーブル端子40
の端子41を狭持した状態で、筐体20の貫通孔21に
挿通する。その後、挿通したブッシング30の他端から
ナット50をはめ込み、雄ネジ37に螺合させて締付
け、固定する。
【0056】これにより、アンテナ10が筐体20に固
定されると同時に、筐体20の内部機器等に接続されて
いるケーブル端子40もアンテナ10と電気的に接続さ
れることになり、アンテナの組立作業はすべて完了す
る。
定されると同時に、筐体20の内部機器等に接続されて
いるケーブル端子40もアンテナ10と電気的に接続さ
れることになり、アンテナの組立作業はすべて完了す
る。
【0057】このように本実施形態のアンテナの取付構
造によれば、ブッシング30と筐体20側の貫通孔21
を形成するのみでアンテナの取付構造を実現できるの
で、従来のように、筐体20に止め金やスペーサ,ボス
等の複雑な取付手段を設けることなく、アンテナ10の
取付けを行うことができるので、取付構造がきわめて簡
略化され、筐体等の製作も非常に容易となり、かつ、ア
ンテナの取付位置も自由に設定することができる。
造によれば、ブッシング30と筐体20側の貫通孔21
を形成するのみでアンテナの取付構造を実現できるの
で、従来のように、筐体20に止め金やスペーサ,ボス
等の複雑な取付手段を設けることなく、アンテナ10の
取付けを行うことができるので、取付構造がきわめて簡
略化され、筐体等の製作も非常に容易となり、かつ、ア
ンテナの取付位置も自由に設定することができる。
【0058】また、アンテナ10の取付けに際しても、
アンテナ10の基部12とアンテナケーブル端子40を
それぞれブッシングの両端から挿入し、その状態でブッ
シング30を筐体20側の貫通孔21に挿通してナット
50を締めるだけで、アンテナ10を筐体20側に固定
することができ、かつ、アンテナ10の基部12とケー
ブル端子40を接続させることができる。
アンテナ10の基部12とアンテナケーブル端子40を
それぞれブッシングの両端から挿入し、その状態でブッ
シング30を筐体20側の貫通孔21に挿通してナット
50を締めるだけで、アンテナ10を筐体20側に固定
することができ、かつ、アンテナ10の基部12とケー
ブル端子40を接続させることができる。
【0059】これにより、基部12及び端子41を挾持
したブッシング30にナット50を一つ締付けるのみ
で、アンテナ10の固定とケーブル端子40との電気的
接続を同時に行うことができ、アンテナの組立作業もき
わめて簡単となり、従来と比較して、作業負担も大幅に
軽減される。
したブッシング30にナット50を一つ締付けるのみ
で、アンテナ10の固定とケーブル端子40との電気的
接続を同時に行うことができ、アンテナの組立作業もき
わめて簡単となり、従来と比較して、作業負担も大幅に
軽減される。
【0060】さらに、アンテナ10の基部12とアンテ
ナケーブル端子40の端子41とが、重ね合わされた状
態でブッシング30内で挾持されるので、例えば、アン
テナ10に外力が加わったような場合でも、アンテナ1
0の基部12とケーブル側の端子41との間で接触不良
が生じることもない。
ナケーブル端子40の端子41とが、重ね合わされた状
態でブッシング30内で挾持されるので、例えば、アン
テナ10に外力が加わったような場合でも、アンテナ1
0の基部12とケーブル側の端子41との間で接触不良
が生じることもない。
【0061】[第二実施形態]次に、本発明のアンテナ
の取付構造の第二の実施形態について図5及び図6を参
照して説明する。図5は、本発明の第二実施形態に係る
アンテナの取付構造の貫通孔を穿設した筐体の壁面を示
す正面図である。図6は、本実施形態に係るアンテナの
取付構造のブッシングを示す正面図及び背面図であり、
(a)はアンテナ開口部側から見た状態、(b)は端子
開口部側から見た状態を示している。
の取付構造の第二の実施形態について図5及び図6を参
照して説明する。図5は、本発明の第二実施形態に係る
アンテナの取付構造の貫通孔を穿設した筐体の壁面を示
す正面図である。図6は、本実施形態に係るアンテナの
取付構造のブッシングを示す正面図及び背面図であり、
(a)はアンテナ開口部側から見た状態、(b)は端子
開口部側から見た状態を示している。
【0062】これらの図に示すように、本実施形態のア
ンテナの取付構造は、上述した第一実施形態の変更実施
形態であり、ブッシング30の外形及び筐体20の貫通
孔21の形状を変更したものである。
ンテナの取付構造は、上述した第一実施形態の変更実施
形態であり、ブッシング30の外形及び筐体20の貫通
孔21の形状を変更したものである。
【0063】具体的には、本実施形態では、図6に示す
ように、ブッシング30の他側、すなわち筐体挿入側の
外形を、縦断面D字形状に形成してある。そして、筐体
20の貫通孔21についても、図5に示すように、ブッ
シング30の外形に対応するD字形状に形成してある。
これによって、ブッシング30は、他側が貫通孔21に
挿通された後は、回転不能となる。
ように、ブッシング30の他側、すなわち筐体挿入側の
外形を、縦断面D字形状に形成してある。そして、筐体
20の貫通孔21についても、図5に示すように、ブッ
シング30の外形に対応するD字形状に形成してある。
これによって、ブッシング30は、他側が貫通孔21に
挿通された後は、回転不能となる。
【0064】このように、本実施形態のアンテナの取付
構造によっても、第一実施形態の場合と同様、ブッシン
グ30を貫通孔21に挿通された後は回転不能とするこ
とで、基部12の平板部14及びケーブル端子40の端
子41を挾持したブッシング30は、貫通孔21に挿通
するのみで回転不能に固定されるので、簡単かつ確実に
アンテナの回転を防止して、アンテナの取付角度や取付
位置を保持することができる、基部12の平板部14と
端子41の接続部に不要な外力が加わることも有効に防
止することができる。
構造によっても、第一実施形態の場合と同様、ブッシン
グ30を貫通孔21に挿通された後は回転不能とするこ
とで、基部12の平板部14及びケーブル端子40の端
子41を挾持したブッシング30は、貫通孔21に挿通
するのみで回転不能に固定されるので、簡単かつ確実に
アンテナの回転を防止して、アンテナの取付角度や取付
位置を保持することができる、基部12の平板部14と
端子41の接続部に不要な外力が加わることも有効に防
止することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアンテナの
取付構造によれば、単純な構造のみによって、簡単かつ
確実にアンテナを筐体側に取り付けることができ、アン
テナとケーブル端子の接続も簡易かつ確実に行うことが
でき、アンテナの緩みやケーブル端子の接続不良の発生
も有効に防止することができる。
取付構造によれば、単純な構造のみによって、簡単かつ
確実にアンテナを筐体側に取り付けることができ、アン
テナとケーブル端子の接続も簡易かつ確実に行うことが
でき、アンテナの緩みやケーブル端子の接続不良の発生
も有効に防止することができる。
【図1】本発明の第一実施形態に係るアンテナの取付構
造を示す分解斜視図である。
造を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す本実施形態のアンテナの取付構造に
よりアンテナを筐体側に取り付けた状態の要部拡大断面
図であり、(a)は平面側から見た状態を、(b)は側
面側から見た状態を示している。
よりアンテナを筐体側に取り付けた状態の要部拡大断面
図であり、(a)は平面側から見た状態を、(b)は側
面側から見た状態を示している。
【図3】本発明の第一実施形態に係るアンテナの取付構
造の貫通孔を穿設した筐体の壁面を示す正面図である。
造の貫通孔を穿設した筐体の壁面を示す正面図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係るアンテナの取付構
造のブッシングを示す正面図及び背面図であり、(a)
はアンテナ開口部側から見た状態、(b)は端子開口部
側から見た状態を示している。
造のブッシングを示す正面図及び背面図であり、(a)
はアンテナ開口部側から見た状態、(b)は端子開口部
側から見た状態を示している。
【図5】本発明の第二実施形態に係るアンテナの取付構
造の貫通孔を穿設した筐体の壁面を示す正面図である。
造の貫通孔を穿設した筐体の壁面を示す正面図である。
【図6】本発明の第二実施形態に係るアンテナの取付構
造のブッシングを示す正面図及び背面図であり、(a)
はアンテナ開口部側から見た状態、(b)は端子開口部
側から見た状態を示している。
造のブッシングを示す正面図及び背面図であり、(a)
はアンテナ開口部側から見た状態、(b)は端子開口部
側から見た状態を示している。
【図7】従来のアンテナの取付構造を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図8】従来の他のアンテナの取付け装置を示す説明図
で、(a)はアンテナと筐体側の取付部分の要部拡大平
面図であり、(b)は(a)におけるA−A線断面図で
ある。
で、(a)はアンテナと筐体側の取付部分の要部拡大平
面図であり、(b)は(a)におけるA−A線断面図で
ある。
10 アンテナ 12 基部 14 平板部 20 筐体 21 貫通孔 30 ブッシング 31 アンテナ開口部 32 端子開口部 33 挾持部 34 突起 35 フランジ 40 アンテナケーブル端子 41 端子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 1/12
Claims (6)
- 【請求項1】 アンテナの基部を筐体側に取り付けると
ともに、当該基部にアンテナケーブル端子を接続するア
ンテナの取付構造において、 一側に前記アンテナの基部を取付け可能なアンテナ開口
部を有するとともに、他側に前記アンテナケーブル端子
を取付け可能な端子開口部を有する筒状部材であって、
当該筒内において前記アンテナの基部とアンテナケーブ
ル端子を重ね合わせた状態で接続する、前記アンテナ開
口部側外周にフランジを有するブッシングと、 このブッシングの他側が挿通されるとともに、当該ブッ
シングのフランジが当接する、前記筐体に穿設された貫
通孔と、 この貫通孔に挿通された前記ブッシングの他側外周に螺
合するナットとを具え、 前記ブッシングを一側から他側に向かう筒長手方向に沿
って分割可能に形成したことを特徴とする アンテナの取
付構造。 - 【請求項2】 前記分割されたブッシングの各部が、前
記筒長手方向又はこの筒長手方向と直交する方向の端部
において、回動自在に連結された請求項1記載のアンテ
ナの取付構造。 - 【請求項3】 前記アンテナの基部及びアンテナケーブ
ル端子に、前記重ね合わせた状態のときに連通する位置
合わせ孔をそれぞれ穿設するとともに、 前記ブッシング内に、前記位置合わせ孔に挿通される突
起を設けた請求項1又は2記載のアンテナの取付構造。 - 【請求項4】 前記ブッシングの他側が、前記貫通孔に
回転不能に挿通される請求項1,2又は3記載のアンテ
ナの取付構造。 - 【請求項5】 前記ブッシングの他側の外形を、縦断面
長孔形状に形成するとともに、前記貫通孔を、前記ブッ
シングの外形に対応する長孔形状に形成することによっ
て、前記ブッシングの他側が、前記貫通孔に回転不能に
挿通される請求項4記載のアンテナの取付構造。 - 【請求項6】 前記ブッシングの他側の外形を、縦断面
D字形状に形成するとともに、前記貫通孔を、前記ブッ
シングの外形に対応するD字形状に形成することによっ
て、前記ブッシングの他側が、前記貫通孔に回転不能に
挿通される請求項4記載のアンテナの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9345276A JP3048990B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | アンテナの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9345276A JP3048990B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | アンテナの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11177321A JPH11177321A (ja) | 1999-07-02 |
JP3048990B2 true JP3048990B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=18375503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9345276A Expired - Fee Related JP3048990B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | アンテナの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3048990B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102030536B1 (ko) * | 2018-11-22 | 2019-10-10 | 한국항공우주연구원 | 안테나 고정장치 |
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1997
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KR102030536B1 (ko) * | 2018-11-22 | 2019-10-10 | 한국항공우주연구원 | 안테나 고정장치 |
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JPH11177321A (ja) | 1999-07-02 |
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