JP3959765B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機等の遊技機に係り、さらに詳しくは図柄列及びキャラクタを表示する表示装置を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、数字、記号等からなる図柄と、人物等からなるキャラクタとを表示装置でそれぞれ表示させるようにしたパチンコ機が広く採用されている。このパチンコ機では、変動表示されている複数の図柄列での図柄が、予め定めた大当りの組合わせで停止すると、そのことに基づいて、遊技者に有利な大当り遊技状態が発生させられる。また、例えば大当り遊技状態発生前の図柄変動中には表示装置にキャラクタが表示される。キャラクタは、大当り遊技状態に先立ちリーチ遊技状態が発生したとき、予め定められた動作、いわゆるリーチアクションを行うように表示される。この表示により、大当り遊技状態の発生に対する遊技者の期待感が高められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のパチンコ機では、変動している図柄を判別可能にしなければならず、キャラクタをあまり大袈裟に表示することができない等の問題があった。このため、遊技者にとってキャラクタの動作がわかりにくく、キャラクタ表示の本来の機能を十分に発揮できていないのが実状である。
【0004】
そこで、本発明は、キャラクタの動作をわかりやすくし、遊技者の興趣を高めることのできる遊技機の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、
「<請求項1>
複数の図柄列を変動表示する図柄表示装置を備え、該図柄表示装置に表示される複数の図柄列を順次停止させ、停止時の図柄の組合せが予め定めた図柄の組合せである場合に当り遊技状態を発生させる遊技機において、
始動条件の成立を検出する検出スイッチと、
該検出スイッチが前記始動条件の成立を検出した場合に所定のカウンタの値を用いて当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段の当否判定に基づいて、成立した始動条件に対して行う変動表示パターンを選択する変動パターン選択手段と、
前記図柄表示装置の表示領域に画像を表示する表示制御手段とを備え、
前記変動パターン選択手段は、
前記当否判定手段が当りであると判定した場合には前記予め定めた図柄の組合せが停止表示される当りパターン変動表示を選択し、
前記当否判定手段が前記当り以外であると判定した場合には前記予め定めた図柄の組合せとは異なるハズレの図柄の組合せが停止表示されるハズレパターン変動表示を選択すると共に、前記ハズレパターン変動表示を選択する場合に所定の確率で、前記複数の図柄列のうち最後に停止する図柄列を除いた他の図柄列が前記予め定めた図柄の組合せで停止表示されるリーチパターン変動表示を選択するものであり、
前記表示制御手段は、
前記図柄表示装置の表示領域に表示する画像として、前記複数の図柄列に表示される図柄画像と、該図柄画像の背面側に表示される背景画像と、所定の演出を行うキャラクタ画像と、区画画像とを備え、
前記始動条件の成立に基づいて前記複数の図柄列に表示される図柄を変動表示すると共に、前記変動パターン選択手段が選択した変動表示が前記リーチパターン変動表示のうち所定リーチパターン変動表示である場合には、前記表示領域に表示されるキャラクタ画像表示領域に前記キャラクタ画像を表示して所定期間継続する表示演出を行うものであり、
さらに前記表示制御手段は、前記変動パターン選択手段が選択した変動表示が前記所定リーチパターン変動表示のうち特定リーチパターン変動表示である場合は、前記所定期間中に前記キャラクタ画像表示領域の前面側に重なるように前記キャラクタ画像表示領域と区画され且つ前記キャラクタ画像表示領域より小面積な区画画像を表示すると共に、該区画画像内に少なくとも前記表示制御手段によって前記キャラクタ画像表示領域に表示されるキャラクタの一部を表示し、前記区画画像を非表示とした後に前記特定リーチパターンの変動表示を停止するものである
ことを特徴とする遊技機。
<請求項2>
前記区画画像は、非表示の状態から経時的に表示面積が大きくなっていくよう表示された後に所定の大きさで表示され、該所定の大きさで表示された後に再度非表示となる
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。」
である。
ここで、キャラクタとは図柄列以外の画像を意味し、いわゆる登場人物以外にも背景も含むものとする。また、図柄が図柄列に含まれるのに対し、キャラクタは図柄列に含まれない。
【0006】
上記発明によると、検出スイッチによって検出された遊技状況が所定の条件を満たしていると、表示制御手段は図柄表示装置を制御して、図柄列の図柄を変動表示させる。また、変動パターン選択手段が所定リーチパターンを選択した場合は、表示制御手段による図柄変動中に、キャラクタ画像表示領域にキャラクタ画像が表示され所定期間継続する表示演出が行われる。そして、変動パターン選択手段が特定リーチパターンを選択した場合は、所定期間継続する表示演出中に、キャラクタの一部を表示する区画画像が表示装置に一時的に表示される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遊技機をパチンコ機に具体化した一実施形態を、図1乃至10にしたがって説明する。
【0008】
図1に示すように、パチンコ機1の遊技盤2には第1種始動口4及び大入賞口5が設けられている。第1種始動口4は遊技球3の通路を備え、その通路入口には羽根6a,6bが支持されている。大入賞口5は1つのVゾーン8と、2つの通路9a,9bと、シャッタ11とを備えている。シャッタ11は大入賞口用ソレノイド(以下、単にソレノイドという)12により作動させられ、Vゾーン8及び通路9a,9bの各入口を開閉する。
【0009】
遊技盤2の中央部分には、スロットマシンをイメージした画像等を表示するための特別図柄表示装置(以下、単に表示装置という)13が組込まれている。表示装置13の画面13aは、長方形状の図柄列表示領域Z1と、その下に位置する横長帯状のキャラクタ表示領域Z2とを含む。表示領域Z2には、3つの押しボタンスイッチ(以下、単にボタンという)18,18,18と、複数のキャラクタ(これについては後述する)とが表示される。
【0010】
図柄列表示領域Z1には、前記3つのボタン18に対応して左図柄列14、中図柄列15及び右図柄列16が表示される。各図柄列14乃至16は、図2(b)に示すように、数字、記号等からなる複数種類の図柄17によって構成されている。各図柄列14乃至16において同時に表示される図柄17は3つである。図1に示すように、表示装置13では、各図柄列14乃至16の変動が、遊技球3の第1種始動口4通過により開始させられる。この変動は左図柄列14、右図柄列16、中図柄列15の順に停止させられる。全ての図柄列14乃至16の変動が停止させられたとき、図柄17の組合わせが、予め定められた大当りの組合わせ(特定表示結果、以下単に「大当りの組合わせ」という)となる場合がある。ここでの大当り図柄の組合わせとは、同一種類の図柄17が大当りライン上で並んでいるときの図柄17の組合わせである。大当りラインの数は、水平方向に延びるもの3本、及び斜め方向に延びるもの2本、の計5本である。前記組合わせを構成する図柄17を、以下大当り図柄という。大当りの組合わせが成立すると特別電動役物が作動し、遊技者にとって有利な大当り遊技状態の到来、具体的にはより多くの賞球を獲得することが可能となる。
【0011】
遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を検出するための遊技状況検出手段として、遊技盤2には、始動口用スイッチ21、Vゾーン用スイッチ22及びカウントスイッチ23がそれぞれ取付けられている。始動口用スイッチ21は遊技球3の第1種始動口4への入賞を検出し、Vゾーン用スイッチ22は遊技球3のVゾーン8への入賞を検出し、カウントスイッチ23は遊技球3の大入賞口5への入賞を検出する。各スイッチ21乃至23の検出結果に基づきソレノイド12及び表示装置13を駆動制御するために、制御装置24が設けられている。
【0012】
次に、前記のように構成されたパチンコ機1の作用及び効果について説明する。図3乃至8のフローチャートは、制御装置24によって実行される各種ルーチンを示している。これらのルーチンの各処理は、カウンタ群及びフラグFに基づいて実行される。カウンタ群は、ラウンド回数をカウントするためのラウンドカウンタRと、大入賞口5への遊技球3の入賞個数をカウントするための入賞カウンタCと、表示装置13での大当り遊技状態発生を決定するための内部乱数カウンタと、外れリーチ等を決定するためのリーチ乱数カウンタと、各図柄列14乃至16が変動を停止したときに表示される図柄(以下、停止図柄という)等を決定するためのそれぞれの図柄カウンタと、リーチの種別を決定するためのリーチ種別決定カウンタと、キャラクタの種別を決定するためのキャラクタ種別決定カウンタとからなる。本実施形態ではリーチ及びキャラクタがそれぞれ複数種類用意されているが、両決定カウンタによって選択される確率は、キャラクタ毎に略同一となるように設定され、リーチパターン毎に異なるように設定されている。また、リーチ乱数カウンタによる外れリーチとは、左・右図柄列14,16の各図柄17が、大当りライン上で停止し、中図柄列15が大当り遊技状態とはならない図柄(以下、外れ図柄という)17で停止する状態である。フラグFはVゾーン8への入賞の有無を判定するためのものであり、入賞無しの場合に「0」に設定され、入賞有りの場合に「1」に設定される。
【0013】
さて、遊技者による遊技が開始されると、制御装置24はまず図3,4の特別電動役物制御ルーチンのステップS10において、始動口用スイッチ21の検出結果に基づき遊技球3が第1種始動口4に入賞したか否かを判定する。この判定処理は、遊技状況が所定の条件を満たしているか否かを判定するための処理に相当する。前記判定条件が満たされていないと特別電動役物制御ルーチンを終了し、満たされているとステップS20において、内部乱数カウンタ、リーチ乱数カウンタの各値を取得するとともに、各図柄カウンタの値に基づき図柄列14乃至16の各外れ図柄を取得する。ここでの取得とは、各カウンタの値を読取り、その値をメモリに記憶させる処理を指す。
【0014】
次に、ステップS30で図柄変動開始処理を実行する。詳しくは、図5のステップS31において、図柄列14乃至16の各図柄17をそれぞれ表示装置13で変動表示させる。この表示により、遊技者には3つのリールがあたかも回転しているように見える。ステップS32において、内部乱数カウンタの値が予め定められた大当り値と同一であるか否かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップS33において、大当り値に対応する大当り図柄を停止図柄としてメモリに記憶させ、ステップS37へ移行する。一方、ステップS32の判定条件が満たされていないと、ステップS34において、リーチ乱数カウンタの値が予め定められたリーチ値と同一であるか否かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップS35において、リーチ値に対応する図柄(以下、リーチ図柄という)を停止図柄としてメモリに記憶させ、ステップS37へ移行する。
【0015】
ステップS37では、リーチ乱数カウンタの値が予め定められたリーチ予告値と同一であるか否かを判定し、この判定条件が満たされているとステップS38でリーチの予告報知を行い、ステップS39へ移行する。ここでは、予告報知として、図9(a)に示すように、キャラクタ表示領域Z2に全部のキャラクタ、すなわち、辰25、マイケル26、ドクターX(エックス)27、リリー28及び横綱29を並んだ状態で表示させる。これに対し、ステップS37の判定条件が満たされていないと、ステップS38の処理を行うことなく、そのままステップS39へ移行する。
【0016】
ステップS39ではリーチ種別決定カウンタの値を読取り、その値に基づきリーチ種別(リーチパターン)を決定する。また、キャラクタ種別決定カウンタの値を読取り、その値に基づきキャラクタの種別を決定する。そして、ステップS40において、表示装置13に表示されているキャラクタが、前記ステップS39で決定されたキャラクタと同一でないか否かを判定する。
【0017】
前記判定条件が満たされていると、ステップS41において表示中のキャラクタを、前記のようにして決定されたキャラクタに差替え、図5のルーチンを終了する。この差替えの形態はキャラクタ毎に異なっている。例えば、表示中のキャラクタを辰25に差替える場合には、表示中のキャラクタを消失させると同時に図9(b)に示すように、キャラクタ表示領域Z2の左端部に竜巻31を発生させ、その中から辰25を登場させる。リリー28に差替える場合には、図9(c)に示すように、スポットライト32の当てられたリリー28をキャラクタ表示領域Z2の左端部から登場させる。ドクターX27に差替える場合には、図9(d)に示すように、キャラクタ表示領域Z2の中央部分に開口33を形成し、ここからドクターX27を登場させる。横綱29に差替える場合には、ここでは図示はしないが、中図柄列15の上方から横綱29を降下させ、キャラクタ表示領域Z2の中央部分に登場させる。マイケル26に差替える場合にも図示はしないが、キャラクタ表示領域Z2で爆発とともにマイケル26を登場させる。このように、常に1つ以上のキャラクタが表示され、条件により別のキャラクタに差替えられる。しかも、差替えの際には、各キャラクタが各々対応した登場パターンで登場させられる。
【0018】
前記ステップS40の判定処理が満たされていないと、すなわち、両キャラクタが同一であると、キャラクタの差替えを行うことなくそのまま図5のルーチンを終了する。なお、ステップS34の判定条件が満たされていないとステップS36へ移行し、前記ステップS20での外れ図柄を停止図柄としてメモリに記憶させ、図5のルーチンを終了する。
【0019】
このように図5のルーチンを終了すると図3のステップS50へ移行し、左・右両図柄列14,16における各図柄17を、前記ステップS33,S35,S36で記憶した停止図柄に差替え、差替え後の図柄17で両図柄列14,16の図柄変動を停止させる。
【0020】
次に、ステップS60でリーチ動作処理を実行する。詳しくは図6のステップS61において、前記ステップS39で決定したリーチパターンが「辰スーパーリーチ」でないか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと、ステップS62で辰スーパーリーチ動作処理を行う。その詳細を図8において実線で示す。
【0021】
まず、ステップS62Aにおいて、図2(a)に示すように、辰25が手を上げ、その手から複数本のプラズマ34が、両表示領域Z1,Z2において時間の経過とともに放射状に放出される動作を表示させる。このときにはプラズマ34が図柄列14乃至16の表側に重なるが、同プラズマ34の形が刻々と変化しているので、図柄17が判別不能になることはない。
【0022】
次に、ステップS62Cにおいて、図2(c)に示すように、キャラクタ表示領域Z2の全幅にわたり拡大部35を瞬間的に表示させる。拡大部35は、辰25の一部を拡大した本体部36と背景部37とからなる。ここでは、本体部36として、サングラス38をかけた辰25の顔の一部を劇画調に表示させ、背景部37として横縞39を表示させる。特に、拡大部35の表示に際しては、本体部36の位置、拡大部35の高さH、及び横縞39をそれぞれ時間の経過にしたがい変化させる。より詳しくは、まず本体部36が拡大部35の左端部から現れ、時間の経過にしたがい右方へ移動するように表示させる。本体部36が現れたときには、辰25の顔はほんの一部しか表示されない。本体部36が拡大部35の中央部に近づくにしたがい、表示される顔の面積が増大する。また、拡大部35の高さHは、同拡大部35の表示期間の初期には低く、時間とともに徐々に高くなる。この高さHは、本体部36が拡大部35の中央部へ移動した際に最大となる。さらに、本実施形態では、拡大部35の全表示期間にわたり横縞39が水平方向へ流れているように表示させる。加えて、本体部36が拡大部35の中央部分へ移ったときに、サングラス38に光41が当って反射する様子を表示させる。そして、拡大部35の高さHが最大となったら、拡大部35を消失させる。
【0023】
次に、ステップS62Dにおいて、図2(d)に示すように、辰25が中央のボタン18を勢いよく叩いて中図柄列15の変動を停止させる動作を表示させる。ステップS62Dの処理を実行した後、図6,7のルーチンを終了する。
【0024】
前記ステップS61の判定条件が満たされていると、ステップS63においてリーチパターンが、前述した辰スーパーリーチよりも大当り遊技状態発生に対する期待値の高い辰スペシャルリーチでないか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと、ステップS64で辰スペシャルリーチ動作処理を行う。詳しくは、前述した図8のルーチンにおけるステップS62Aの次に、二点鎖線で示すステップS62Bへ移行し、図柄列表示領域Z1の背景46の色を淡色に切替え、図2(b)に示すように、辰25が中図柄列15の後方に龍40を呼出す動作を表示させる。その後、前述したステップS62C,S62Dの処理を順に行う。つまり、辰スペシャルリーチは、ステップS62Bの処理を追加した点において辰スーパーリーチと異なる。そして、ステップS62Dの処理を実行した後、図6,7のルーチンを終了する。
【0025】
前記ステップS63の判定条件が満たされていると、ステップS65においてリーチパターンが横綱スーパーリーチでないか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと、ステップS66で横綱スーパーリーチ動作処理を行う。ここでは、横綱29に張手をさせる動作を、中図柄列15での図柄変動に同期させて表示させる。その後、図6,7のルーチンを終了する。
【0026】
前記ステップS65の判定条件が満たされていると、ステップS67において、リーチパターンが、前述した横綱スーパーリーチよりも大当り遊技状態発生に対する期待値の高い横綱スペシャルリーチでないか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと、ステップS68で横綱スペシャルリーチ動作処理を行う。詳しくは、横綱29に張手をさせる動作を、中図柄列15での図柄変動に同期させて表示させ、その後、図9(e)に示すように、張手により割れた中図柄列15が崩壊する様子と図柄17が変動する動作とを表示させる。その後、図6,7のルーチンを終了する。
【0027】
前記ステップS67の判定条件が満たされていると、ステップS69において、リーチパターンがマイケルスーパーリーチでないか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと、ステップS70でマイケルスーパーリーチ動作処理を行う。詳しくは、マイケル26、2人の女性43,43、全図柄列14乃至16の周囲の枠42、中図柄列15を次のように表示させる。マイケル26が中央のボタン18の前まで移動し、そこで踊り出す。マイケル26がその場で2,3回まわり、両手を水平方向へ伸し、その状態で上方へ飛んで行く。その後、マイケル26が降下してきてボタン18を踏む。マイケル26の左右に2人の女性43,43が登場する。枠42が太くなり、その枠42にランプが現れる。それにともない中図柄列15の幅Wが狭くなり、その図柄列15中の図柄17が扁平となる。この状態の図柄17が低速で変動する。マイケル26が飛ぶと、中図柄列15の図柄17が高速で変動し、前記幅W及び図柄17の幅が変化する。図柄17の変動は、マイケル26がボタン18を踏むことにより停止する。上記のような一連の動作を表示させた後、図6,7のルーチンを終了する。
【0028】
前記ステップS69の判定条件が満たされていると、ステップS71において、リーチパターンがリリースーパーリーチでないか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと、ステップS72でリリースーパーリーチ動作処理を行う。詳しくは、キャラクタ表示領域Z2の左端部に位置するリリー28に投げキッスをさせる。リリー28の唇が点滅しながら中図柄列15の裏側へ移動する様子を表示させる。図柄17が唇の上を通過する際には、その図柄17を縮小表示させる。その後、リリー28が中央のボタン18を押して中図柄列15の変動を停止させる動作を表示させる。その後、図6,7のルーチンを終了する。
【0029】
前記ステップS71の判定条件が満たされていると、図7のステップS73において、リーチパターンがドクターXスーパーリーチでないか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと、ステップS74でドクターXスーパーリーチ動作処理を行う。詳しくは、図10(a)に示すように、中図柄列15周囲の枠51を強調する。中図柄列15の背景が黒くなり、稲妻44を走らせながら図柄17が変動する動作を表示させる。ドクターX27が光線銃45を撃ち、漏電させる動作を表示させる。その後、図6,7のルーチンを終了する。
【0030】
前記ステップS73の判定条件が満たされていると、ステップS75において、リーチパターンが全回転リーチでないか否かを判定し、この判定条件が満たされていないと、ステップS76で全回転リーチ動作処理を行う。詳しくは、図10(b)に示すように、全図柄列14乃至16の図柄17を変動させながら、キャラクタ表示領域Z2に全キャラクタを登場させる。同図柄17が変動状態及び停止状態を繰返し行う様子を表示させる。ここでの変動状態は、通常時と同様に、図柄17の識別困難な第1の速度(高速)で全図柄列14乃至16の各々の図柄17が変動する状態である。停止状態は、図柄17の組合わせを一定に保った状態で、同図柄17の識別容易な第2の速度(低速)で図柄17が変動する状態である。第2の速度での図柄変動に際し保たれる図柄17の組合わせの一部には、大当り遊技状態の発生に関連する特定の図柄17の組合わせ(ここでは、大当り図柄の組合わせ)が用いられている。そして、前述した変動状態と停止状態とが繰返される期間中、全キャラクタがウェーブ動作(整列し、かつかがんだ状態のキャラクタが順に身体を伸しながら腕を上げる動作であり、喜びを表現するためによく使われる動作)を行っている様子を表示させる。その後、図6,7のルーチンを終了する。なお、ステップS75の判定条件が満たされている場合には、ステップS76の処理を行うことなく図6,7のルーチンを終了する。
【0031】
続いて、図3のステップS80において、中図柄列15の図柄変動を停止させ、ステップS90において、図柄17の組合わせが大当りの組合わせであるか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと図3,4のルーチンを終了し、満たされていると図4のステップS100で大当り画面を表示させる。大当り画面はキャラクタ毎に予め定められた画面であり、例えば辰25の場合には、図10(c)に示すように、中図柄列15の枠42を消失させるとともに、図柄列表示領域Z1の背景46の種類を変更し、大当り図柄以外の図柄17の表示を省略する。また、辰25の近くに、「当然だ!」という文字列47を表示させる。この文字列47はキャラクタ毎に異ならせることが望ましい。前述した大当り画面の表示により、大当り遊技状態の発生が遊技者に強く印象づけられる。
【0032】
ステップS110においてラウンドカウンタRをリセットする。ステップS120において入賞カウンタCをリセットするとともに、フラグFを「0」に設定する。ステップS130において大当り遊技状態中のデモ画面を表示させる。詳しくは、図10(d)に示すように、大当り遊技状態発生前のリーチパターンに用いられたキャラクタ、いわゆる大当りとされたキャラクタの顔と名前(図はマイケル26の例)を、図柄列表示領域Z1の右側部分48に表示させ、同キャラクタのプロフィールをキャラクタ表示領域Z2に表示させる。ラウンドカウンタR及び入賞カウンタCの各値を図柄列表示領域Z1の左側部分49に表示させ、大当り図柄及び大当りラインを同表示領域Z1の中央部分50に表示させる。
【0033】
続いて、ステップS140においてソレノイド12を励磁させる。すると、シャッタ11が倒れて略水平状態になり、大入賞口5の通路入口が開放される。この開放により、遊技球3のVゾーン8及び通路9a,9bへの入賞が可能となる。ステップS150でラウンドカウンタRを「1」インクリメントする。
【0034】
次に、ステップS160において、入賞カウンタCの値が所定値Cmax よりも小さいか否かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップS170において、大入賞口5の閉鎖予定時期がまだか否かを判定する。この判定条件が満たされているとステップS160へ戻る。その結果、大入賞口5の開放開始後に最大Cmax 個の遊技球3が入賞するか、閉鎖予定時期が到来するかしない限りは、大入賞口5が開放され続ける。これに対し、ステップS160,S170の判定条件のいずれか一方が満たされていないと、ステップS180においてソレノイド12を消磁させる。すると、シャッタ11が起されて略垂直状態となり、大入賞口5の通路入口が閉鎖させられる。
【0035】
ステップS190において、ラウンドカウンタRの値が所定値Rmax よりも小さいか否かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップS200においてフラグFが「1」であるか否かを判定する。ステップS200の判定条件が満たされていると、前記ステップS120へ戻る。したがって、一旦大当り遊技状態が発生すると、遊技球3がVゾーン8に最大Rmax 回入賞するまでは、大入賞口5が開閉のサイクルを繰返すこととなる。ステップS190,S200の判定条件のいずれか一方が満たされていないと、図3,4のルーチンを終了する。
【0036】
本実施形態では、上記各種ルーチンにおけるステップS10,S20,S30の処理が図柄表示制御手段に相当し、ステップS60の処理がキャラクタ表示制御手段に相当し、ステップS62Cの処理が拡大表示手段に相当する。
【0037】
このように本実施形態では、辰スーパーリーチまたは辰スペシャルリーチの期間中、辰25が表示される。変動中の図柄17の妨げとならないように、辰25はキャラクタ表示領域Z2で表示される。この表示領域Z2はもともと左右に細長い形状をなしているので、それに合わせて辰25も小さく表示せざるを得ない。このため、遊技者にとっては、辰25の大まかな動作は判別できても、手先の動き、表情等は見づらく、細かい変化があっても判別しにくい。これに対し、本実施形態では、辰25の顔の一部を拡大してなる拡大部35が、もともとの辰25の画像に代えて、キャラクタ表示領域Z2に表示される。したがって、変動している図柄17を判別不能にすることなく、辰25の動作を従来のものよりもわかりやすくするとともに、辰25の動作の迫力を増大させ、遊技者の興趣を高めることができる。
【0038】
本実施形態は前述した事項以外にも次に示す特徴を有する。
【0039】
(a)拡大部35において辰25の顔の一部を劇画調に表現しているので、もともとの小さな辰25を単に拡大表示した場合に比べ、大当り遊技状態が発生するかもしれないという期待感を遊技者に抱かせることができる。
【0040】
(b)拡大部35の表示期間において、本体部36を時間の経過にしたがい右方へ移動させているので、遊技者に対し、あたかも自ら視線を水平方向にずらし、その途中で辰25を発見したかのような印象を与えることができる。このことも、大当り遊技状態の発生に対する期待感を高めるうえで効果的である。
【0041】
(c)拡大部35の高さHを時間とともに変化させている。このため、本体部36が拡大部35の中央部分に移動したときに、同本体部36を最も大きく表示させて辰25を強調することができる。
【0042】
(d)拡大部35の全表示期間にわたり横縞39が水平方向へ流れているように表示している。このため、遊技者にあたかも視線をずらしているように感じさせるとともに、本体部36を背景部37から浮き立たせることができる。
【0043】
(e)本体部36が拡大部35の中央部分へ移動したときに、サングラス38に光41が当って反射する様子を表示している。このため、光41の反射したタイミングが大当り遊技状態の発生に何らかの関連性があるかのような、すなわち、辰25に中央のボタン18を押させるタイミングであるかのような、印象を遊技者に与えることができる。
【0044】
(f)仮に単一のキャラクタを用いて、複数のリーチアクションを行わせた場合、リーチアクションの絶対数が少ないために遊技内容が単調になり、遊技者が遊技に飽きやすいという不具合がある。これに対し、遊技状況が所定の条件を満たした場合にのみ複数のキャラクタを登場させることが考えられる。この場合には、キャラクタ毎に大当り遊技状態の発生に対する期待値を異ならせる。しかし、このようにしても期待値の低いキャラクタは高い頻度で登場するものの、期待値の高いキャラクタはめったに登場しない。登場するキャラクタの数が実質的に少なく、依然として画面の変化が単調となる不具合がある。
【0045】
これらに対し、本実施形態では、大当り遊技状態の発生に対する期待値の略等しい複数のキャラクタを常に登場させている。このため、キャラクタの登場頻度がキャラクタ間で略等しくなり、遊技者は多くのキャラクタを見ることが可能となる。登場するキャラクタの数が少ない場合に比べ、画像の変化が活発となり、遊技者が遊技に飽きにくくなる。また、本実施形態では、キャラクタ毎に期待値の異なる複数のリーチアクション(ノーマルリーチ、スーパーリーチ等)を行わせている。遊技機全体のリーチアクションの数が多く、大当り遊技状態の発生に対する期待値を段階的に、しかも多段階で設定することが可能である。あまり見られないリーチアクションが行われれば、遊技者は通常とは異なる現象、つまり大当り遊技状態が発生しやすいかもしれないことを期待する。このように、大当り遊技状態の発生に対する遊技者の期待度が高めることができる。
【0046】
(g)全回転リーチ(図7のステップS76)に際し、図柄17の識別容易な第2の速度での図柄変動時には、大当りの組合わせで揃った図柄17が画面13aに表示される。表示内容に気付いた遊技者に対し、そのまま図柄17が大当りの組合わせで変動停止し、大当り遊技状態となるのではないかという期待を抱かせ、その後の変動に興味を持たせることができる。図柄変動開始後、次の展開として、実質的なリーチ状態となる。この現象は、図柄変動停止後に図柄列がずれて外れとなる場合があり、かつ図柄変動が大当りの組合わせで停止しなければ大当り遊技状態発生に対する期待が得られなかった従来のパチンコ機とは大きく異なる。このため、遊技者は今までにない全く新しい緊張感を覚えることとなる。このように、本実施形態での全回転リーチによれば、遊技の興趣を高めることができる。
【0047】
(h)全回転リーチの実行に際し、第2の速度での図柄変動時には全図柄列14乃至16の図柄17が識別容易となる。この状態では、常に大当りの組合わせで揃った図柄17が画面13aに表示される。これに対し、第1の速度での図柄変動時には、図柄17は識別困難である。つまり、画面13aは断続的に図柄17の識別容易な状態となるが、その状態では常に図柄17が大当りの組合わせとなっている。遊技者には、大当りの組合わせで揃った図柄17が断続的に見えることになる。このため、図柄変動が、遊技者にとって好ましい図柄17の組合わせ、例えば大当りの組合わせで停止し、大当り遊技状態が発生するのではないかという期待を遊技者に抱かせることができる。また、第2の速度で図柄が変動している際には、前述したように必ず大当りの組合わせが表示されるので、大当り遊技状態にならないのではないかという不安感を遊技者に与えることがない。遊技者は、安心して大当り遊技状態の発生を待つことができ、変動表示を落着いてゆっくりと鑑賞することができる。加えて、図柄17の変動停止時に外れ状態となることがないので、従来のように遊技者が怒って遊技台等に八つ当りし、備品を壊す不具合を未然に防止できるという効果もある。
【0048】
本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
【0049】
(1)拡大部35の表示対象となるキャラクタを辰25以外のものに変更したり、拡大部35の表示タイミングを前記実施形態とは異なるタイミングに変更したりしてもよい。また、キャラクタに代え、そのキャラクタに関連性を有する画像を拡大部35の表示対象としてもよい。例えば、辰25が呼出した龍40の一部を拡大部35で表示してもよい。
【0050】
(2)拡大部35での表示内容は変更可能である。例えば、キャラクタの拡大箇所を顔の別の部分に変更したり、身体において顔以外の箇所に変更したりしてもよい。拡大部35の表示対象となる箇所はキャラクタの少なくとも一部であればよい。したがって、キャラクタの全体を拡大表示してもよい。また、背景部37の画像を横縞39以外のものに変更してもよい。さらには、拡大部35の表示中、本体部36や背景部37が変化しないようにしてもよい。
【0051】
(3)拡大部35を、キャラクタ表示領域Z2とは異なる大きさや形状に変更してもよい。拡大部35を前記表示領域Z2よりも小さくすれば、拡大部35に加え、もともとの小さなキャラクタをも表示領域Z2に表示できる。また、拡大部35の大きさを変化させないようにしてもよい。さらに、拡大部35をキャラクタ表示領域Z2に限らず、図柄列表示領域Z1に表示してもよいし、両表示領域Z1,Z2にまたがって表示してもよい。特に、拡大部35を図柄列表示領域Z1に表示する場合には、その拡大部35を同表示領域Z1の一部に表示してもよいし、全面にわたって表示してもよい。さらに、拡大部35を図柄列表示領域Z1の背景46の表側に表示してもよいし、裏側に表示してもよい。
【0052】
(4)拡大部35は瞬間的に表示されてもよいし、若干時間をかけて表示されてもよい。
【0053】
(5)本発明は前記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機、例えば第3種始動口付パチンコ遊技機にも適用できる。また、パチンコ機以外にも、表示装置を有するアレパチ、アレンジボール等の遊技機にも適用できる。
【0054】
(6)図10(d)における各部(キャラクタの顔及び名前、プロフィール、カウンタR,Cの値、大当り図柄、大当りライン等)の表示箇所を適宜変更してもよい。
【0055】
(7)乱数に関するカウンタ(内部乱数カウンタ、リーチ乱数カウンタ等)を適宜変更してもよい。例えば、1つの乱数カウンタを用い、その値に基づき大当り遊技状態の発生を決定したり、外れリーチを決定したりしてもよい。
【0056】
(8)前記実施形態における表示領域Z1,Z2の表示位置を変更してもよい。例えば、両表示領域Z1,Z2の表示位置を左右逆にしたり、上下逆にしたりしてもよい。さらには、両表示領域Z1,Z2の表示位置を遊技中に切替えるようにしてもよい。
【0057】
(9)各図柄列14乃至16において同時に表示される図柄17の数を適宜変更してもよい。この数は前記実施形態では3つであったが、例えば、1つに変更してもよい。この場合には、各図柄列14乃至16に1つずつ、合計3つの図柄17が画面13aに表示され、大当りラインの数が1つ(通常、1ラインと呼ばれているもの)である。このようにすると、全回転リーチ時において、以下に示す効果が得られる。第2の速度での図柄変動時には全図柄列14乃至16の図柄17が識別容易となり、しかも、常に大当りの組合わせで揃った図柄17が画面13aに表示される。そのため、図柄17が大当りの組合わせで揃っていることに気付いた遊技者に、大当り遊技状態の発生を確信させることができる。遊技者は、変動中の図柄17が停止することだけを意識すればよく、安心して変動表示を見ることができる。また、図柄17の変動開始後、次の展開として、大当り遊技状態の発生が確定的となる。この現象は、図柄変動停止時に図柄列14乃至16がずれて外れとなる場合のある従来の遊技機には存在しなかった新規なものである。そのため、遊技者はこの現象に驚きを覚え、新たな遊技感覚を楽しむことができる。このようにして遊技の興趣が高められる。
【0058】
(10)全回転リーチの実行に際し、第2の速度での図柄変動中に、図柄17の組合わせを変更するようにしてもよい。この変更により、大当りの組合わせがなくなってしまうのではないかとか、大当りの組合わせが増えて大当り遊技状態の発生に対する期待値がより高められたのではないかとかいった興味を遊技者に抱かせ、大当り遊技状態成立に関する期待を効果的に高めることができる。
【0059】
(11)前記実施形態では、全回転リーチの実行のタイミングを、左・右図柄列14,16での図柄17の変動が停止した後としたが、このタイミングを適宜変更してもよい。例えば、左・右図柄列14,16での図柄17の変動が停止する前としてもよい。
【0060】
(12)全回転リーチの実行に際し、第1の速度での図柄変動と、第2の速度での図柄変動とを繰返さない構成としてもよい。この場合、図柄17を、第1の速度で変動させた後、第2の速度で変動させる。
【0061】
(13)全回転リーチにおける第2の速度での図柄変動時に、図柄列14乃至16の図柄17をそれぞれ変動させて、他の組合わせに切替えるようにしてもよい。
【0062】
(14)全回転リーチの実行に際し、第1の速度での図柄変動と、第2の速度での図柄変動とが繰返される毎に、後者の速度での図柄変動時に保たれる図柄17の組合わせを異ならせてもよい。
【0063】
以上、本発明の各実施形態について説明したが、各形態から把握できる請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果とともに記載する。
【0064】
(イ) 複数の図柄を表示するための表示装置と、
遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を検出する遊技状況検出手段と、
前記遊技状況検出手段による遊技状況が第1の条件を満たすと、前記表示装置での図柄の変動表示を開始させる図柄変動開始手段と、
前記図柄変動開始手段による図柄変動開始後、前記遊技状況検出手段による遊技状況が第2の条件を満たすと、前記図柄の識別困難な第1の速度で同図柄を変動表示させるとともに、図柄の組合わせを一定に保った状態で、同図柄の識別容易な第2の速度で図柄を変動表示する図柄変動実行手段と、
前記図柄変動実行手段による図柄変動を、前記遊技状況検出手段による遊技状況に応じた図柄で停止させる図柄変動停止手段と、
前記図柄変動が前記図柄変動停止手段により特定の図柄で停止されることに基づいて、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と
を具備した遊技機において、
前記図柄変動実行手段による第2の速度での図柄変動に際し保たれる図柄の組合わせの少なくとも一部に、前記特別遊技状態の発生に関連する特定の図柄の組合わせを用いたことを特徴とする遊技機。
【0065】
上記実施形態においては、図3のステップS10において、遊技球3が第1種始動口4に入賞することが、第1の条件を満たしていることに相当する。図3のステップS10,S20及び図5のステップS31の各処理が図柄変動開始手段に相当する。図5のステップS32において、内部乱数カウンタの値が大当り値と同一であること、及び図7のステップS75において、リーチパターンが全回転リーチであること(ステップS75の判定条件が満たされていないこと)が、第2の条件を満たしていることに相当する。図5のステップS32,S39、図7のステップS75,S76の各処理が図柄変動実行手段に相当する。図3のステップS50,S80の処理が図柄変動停止手段に相当する。図3のステップS90において大当りの組合わせが成立することが、特定の図柄で停止されることに相当する。前述した大当り遊技状態が特別遊技状態に相当し、図4のステップS100乃至S200の処理が特別遊技状態発生手段に相当する。
【0066】
このような構成とすることにより、遊技者に対し、第2の速度での図柄変動時において、その変動が遊技者にとって好ましい図柄の組合わせ、例えば特定の組合わせで停止して、特別遊技状態が発生するのではないかという期待を抱かせ、その後の変動に興味を持たせることができる。また、第2の速度で図柄が変動している際には、必ず特定の組合わせが表示されるので、特別遊技状態にならないのではないかという不安感を遊技者に与えることがない。遊技者は、安心して特別遊技状態の発生を待つことができ、変動表示を落着いてゆっくりと鑑賞することができる。
【0067】
(ロ)上記(イ)に記載の遊技機において、前記表示装置は、複数の図柄列を表示し、かつ図柄列毎に1つの図柄を表示するものであることを特徴とする遊技機。
【0068】
このような構成とすることにより、上記(イ)の効果に加え、第2の速度での図柄変動時に、遊技者に特別遊技状態の発生を確信させることができる。遊技者は、変動中の図柄が停止することだけを意識すればよく、安心して変動表示を見ることができる。また、図柄の変動開始後、次の展開として、特別遊技状態の発生が確定的となるので、遊技者はこの現象に驚きを覚え、新たな遊技感覚を楽しむことができる。
【0069】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、キャラクタの動作をわかりやすくし、遊技者の興趣を高めることができる。また、区画画像にキャラクタの一部を表示することによりキャラクタの動作を迫力のあるものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ機の遊技盤を示す概略構成図である。
【図2】(a)乃至(d)は特別図柄表示装置の画面を示す説明図である。
【図3】特別電動役物制御ルーチンを説明するフローチャートである。
【図4】同じく特別電動役物制御ルーチンを説明するフローチャートである。
【図5】図柄変動開始処理ルーチンを説明するフローチャートである。
【図6】リーチ動作処理ルーチンを説明するフローチャートである。
【図7】同じくリーチ動作処理ルーチンを説明するフローチャートである。
【図8】辰リーチ動作処理ルーチンを説明するフローチャートである。
【図9】(a)乃至(f)は特別図柄表示装置の画面を示す説明図である。
【図10】(a)乃至(d)は特別図柄表示装置の画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技機としてのパチンコ機
13 特別図柄表示装置
14 左図柄列
15 中図柄列
16 右図柄列
17 図柄
21 遊技状況検出手段の一部を構成する始動口用スイッチ
22 遊技状況検出手段の一部を構成するVゾーン用スイッチ
23 遊技状況検出手段の一部を構成するカウントスイッチ
24 図柄表示制御手段、キャラクタ表示制御手段及び拡大表示手段としての制御装置
25 キャラクタとしての辰
35 拡大部

Claims (2)

  1. 複数の図柄列を変動表示する図柄表示装置を備え、該図柄表示装置に表示される複数の図柄列を順次停止させ、停止時の図柄の組合せが予め定めた図柄の組合せである場合に当り遊技状態を発生させる遊技機において、
    始動条件の成立を検出する検出スイッチと、
    該検出スイッチが前記始動条件の成立を検出した場合に所定のカウンタの値を用いて当否を判定する当否判定手段と、
    該当否判定手段の当否判定に基づいて、成立した始動条件に対して行う変動表示パターンを選択する変動パターン選択手段と、
    前記図柄表示装置の表示領域に画像を表示する表示制御手段とを備え、
    前記変動パターン選択手段は、
    前記当否判定手段が当りであると判定した場合には前記予め定めた図柄の組合せが停止表示される当りパターン変動表示を選択し、
    前記当否判定手段が前記当り以外であると判定した場合には前記予め定めた図柄の組合せとは異なるハズレの図柄の組合せが停止表示されるハズレパターン変動表示を選択すると共に、前記ハズレパターン変動表示を選択する場合に所定の確率で、前記複数の図柄列のうち最後に停止する図柄列を除いた他の図柄列が前記予め定めた図柄の組合せで停止表示されるリーチパターン変動表示を選択するものであり、
    前記表示制御手段は、
    前記図柄表示装置の表示領域に表示する画像として、前記複数の図柄列に表示される図柄画像と、該図柄画像の背面側に表示される背景画像と、所定の演出を行うキャラクタ画像と、区画画像とを備え、
    前記始動条件の成立に基づいて前記複数の図柄列に表示される図柄を変動表示すると共に、前記変動パターン選択手段が選択した変動表示が前記リーチパターン変動表示のうち所定リーチパターン変動表示である場合には、前記表示領域に表示されるキャラクタ画像表示領域に前記キャラクタ画像を表示して所定期間継続する表示演出を行うものであり、
    さらに前記表示制御手段は、前記変動パターン選択手段が選択した変動表示が前記所定リーチパターン変動表示のうち特定リーチパターン変動表示である場合は、前記所定期間中に前記キャラクタ画像表示領域の前面側に重なるように前記キャラクタ画像表示領域と区画され且つ前記キャラクタ画像表示領域より小面積な区画画像を表示すると共に、該区画画像内に少なくとも前記表示制御手段によって前記キャラクタ画像表示領域に表示されるキャラクタの一部を表示し、前記区画画像を非表示とした後に前記特定リーチパターンの変動表示を停止するものである
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記区画画像は、非表示の状態から経時的に表示面積が大きくなっていくよう表示された後に所定の大きさで表示され、該所定の大きさで表示された後に再度非表示となる
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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