JPH10155988A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH10155988A
JPH10155988A JP8334950A JP33495096A JPH10155988A JP H10155988 A JPH10155988 A JP H10155988A JP 8334950 A JP8334950 A JP 8334950A JP 33495096 A JP33495096 A JP 33495096A JP H10155988 A JPH10155988 A JP H10155988A
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JP
Japan
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game
pattern
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reach
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Withdrawn
Application number
JP8334950A
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English (en)
Inventor
Hikonori Tatematsu
彦則 立松
Mitsuru Takayama
満 高山
Ryota Yanagisawa
亮太 柳沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄の滑りの予測を容易にし、滑りに関連す
る図柄の動きに対する遊技者の意識を高め、大当り遊技
状態等の特別な遊技状態の発生に対する期待を遊技者に
抱かせる。 【解決手段】 パチンコ機1は特別図柄表示装置13
と、遊技状況を検出するセンサ21乃至23と、センサ
21乃至23の検出結果に基づき表示装置13を制御す
る制御装置24とを備える。制御装置24のメモリは複
数の図柄17のうちの一部を滑り図柄として予め記憶し
ている。制御装置24は、センサ21乃至23による遊
技状況が第1の条件を満たすと、図柄列14乃至16の
図柄17を表示装置13で変動表示させ、その図柄変動
を、遊技状況に応じた停止図柄で停止させる。制御装置
24は遊技状況が第2の条件を満たすと、図柄変動が停
止される前に、滑り図柄で図柄変動を一旦停止させ、再
び図柄17を変動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機等の遊技
機に係り、さらに詳しくは、複数の図柄を変動表示する
ための表示装置を備え、かつその図柄の変動を一旦停止
させた後に、再び変動させる、いわゆる滑りを発生させ
るようにした遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置を備え、かつ複数種類の
図柄からなる複数の図柄列をその表示装置で表示するよ
うにしたパチンコ機が知られている。このパチンコ機で
は、遊技者の操作に応じて変化する遊技状況が所定の条
件を満たすと、全図柄列での図柄の変動表示が開始され
る。また、遊技状況に応じた停止図柄が決定され、前記
図柄変動がこの停止図柄で停止される。そして、変動停
止後に表示装置に表示される図柄が予め定められた大当
りの組合わせであると、そのことに基づいて遊技者に有
利な大当り遊技状態が発生させられる。さらに、大当り
遊技状態の成立に際し、直前まで変動している図柄列
が、大当り図柄とは異なる図柄で一旦停止させられる場
合がある。この場合、再び図柄変動が開始され、大当り
図柄で停止させられる。この現象は、一般に「滑りリー
チ」と呼ばれており、一旦図柄変動が大当り図柄以外の
図柄で停止された後でも、大当り遊技状態が発生するか
もしれないという期待を遊技者に抱かせようとするもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
パチンコ機では、どの図柄にも滑りリーチ発生の可能性
があるうえに、その可能性は非常に低い。そのため、遊
技者が、滑る図柄の種類、滑り発生の有無及び時期等を
予測することは困難である。パチンコ機が、リーチの一
態様として滑りリーチを含んでいても、多くの遊技者に
とっては、その滑りリーチの発生に対する関心(期待)
が低い。したがって、全図柄列の図柄が大当り図柄以外
の組合わせで一度停止すると、遊技者は引続き図柄が滑
るかもしれないという期待を抱かず、その後の図柄の動
きを見届けることなく、次の遊技操作に移ってしまう。
極端な場合には、遊技者が最後の遊技球を使い切り、表
示装置での図柄変動を確認している際にリーチ状態とな
り、最後まで変動している図柄が大当りの組合わせで停
止しないと思って帰ってしまったが、その後、図柄が滑
って大当り遊技状態になることがある。この場合、遊技
者は、本来ならば享受できるはずの利益を受けずにすん
でしまうことになる。
【0004】そこで、本発明は、図柄の滑りの予測を容
易にし、滑りに関連する図柄の動きに対する遊技者の意
識を高め、大当り遊技状態等の特別な遊技状態の発生に
対する期待を遊技者に抱かせることのできる遊技機の提
供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の図柄を表示するための表示装置と、
遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を検出する遊技
状況検出手段と、前記遊技状況検出手段による遊技状況
が第1の条件を満たすと、前記図柄を前記表示装置で変
動表示させる図柄変動実行手段と、前記図柄変動実行手
段による図柄変動を、前記遊技状況検出手段による遊技
状況に応じた停止図柄で停止させる図柄変動停止手段と
を具備した遊技機において、前記複数の図柄の一部を滑
り図柄として予め記憶した記憶手段と、前記遊技状況検
出手段による遊技状況が第2の条件を満たすと、前記図
柄変動停止手段により前記図柄変動が停止される前に、
前記記憶手段に記憶されている滑り図柄で図柄変動を一
旦停止させ、再び図柄を変動させる図柄滑り手段とを設
けている。
【0006】上記発明によると、遊技状況検出手段によ
って検出された遊技状況が第1の条件を満たしている
と、図柄変動実行手段は図柄を表示装置で変動表示させ
る。一方、図柄変動停止手段は図柄変動実行手段による
図柄変動を、前記遊技状況検出手段による遊技状況に応
じた停止図柄で停止させる。そして、図柄滑り手段は、
前記遊技状況が第2の条件を満たしていると、図柄変動
停止手段により前記図柄変動が停止される前に、滑り図
柄で図柄変動を一旦停止させ、再び図柄を変動させる。
ここで、前記複数の図柄のうちの一部は、滑り図柄とし
て、記憶手段に予め記憶されているものである。したが
って、図柄変動が滑り図柄で停止された場合、引続きそ
の図柄が滑る可能性があり、それ以外の図柄で停止した
場合には滑ることはない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機をパチンコ
機に具体化した一実施形態を、図1乃至8にしたがって
説明する。
【0008】図1に示すように、パチンコ機1の遊技盤
2には第1種始動口4及び大入賞口5が設けられてい
る。第1種始動口4は遊技球3の通路を備え、その通路
入口には羽根6a,6bが支持されている。大入賞口5
は1つのVゾーン8と、2つの通路9a,9bと、シャ
ッタ11とを備えている。シャッタ11は大入賞口用ソ
レノイド(以下、単にソレノイドという)12により作
動させられ、Vゾーン8及び通路9a,9bの各入口を
開閉する。
【0009】遊技盤2の中央部分には、特別図柄表示装
置(以下、単に表示装置という)13が組込まれてい
る。表示装置13の画面13aには、左図柄列14、中
図柄列15及び右図柄列16が表示される。各図柄列1
4乃至16は、複数種類の図柄17によって構成されて
いる。ここでは、中図柄列15の図柄17として、図4
に示すように、3種類の数字(17a,17b,17
c)、3人の人物(マリチャン17d,ガリ勉君17
f,ママゴン17h)、「合格」の文字が付されたお札
17e、「必勝」の文字が付されたはちまき17g、
「努力」の文字の付された掛軸17i、「祈願」の文字
が付された桜の大きな花びら(以下、単に祈願という)
17j、及び桜の小さな花びら17kが用いられてい
る。左・右図柄列14,16の図柄17としては、前述
した図柄群のうち、祈願17jを除いたものが用いられ
ている。
【0010】図1に示すように、表示装置13では、各
図柄列14乃至16の図柄変動が、遊技球3の第1種始
動口4通過により開始させられる。この変動は左図柄列
14、右図柄列16、中図柄列15の順に停止させられ
る。全ての図柄列14乃至16の変動が停止させられた
とき、図柄17の組合わせが、予め定められた大当りの
組合わせ(特定表示結果、以下単に「大当りの組合わ
せ」という)となる場合がある。ここでの大当りの組合
わせとは、同一種類の図柄17が大当りライン上で並ん
でいるときの図柄17の組合わせである。この組合わせ
を構成する図柄17を、以下大当り図柄という。大当り
の組合わせが成立すると特別電動役物が作動し、遊技者
にとって有利な大当り遊技状態の到来、具体的にはより
多くの賞球を獲得することが可能となる。
【0011】遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を
検出するための遊技状況検出手段として、遊技盤2に
は、始動口用スイッチ21、Vゾーン用スイッチ22及
びカウントスイッチ23がそれぞれ取付けられている。
始動口用スイッチ21は遊技球3の第1種始動口4への
入賞を検出し、Vゾーン用スイッチ22は遊技球3のV
ゾーン8への入賞を検出し、カウントスイッチ23は遊
技球3の大入賞口5への入賞を検出する。各スイッチ2
1乃至23の検出結果に基づきソレノイド12及び表示
装置13を駆動制御するために、制御装置24が設けら
れている。制御装置24のメモリは、前述した図柄群の
うちの祈願17jを、滑り図柄として記憶している。
【0012】次に、前記のように構成されたパチンコ機
1の作用及び効果について説明する。図2,3、5乃至
7のフローチャートは、制御装置24によって実行され
る各種ルーチンを示している。これらのルーチンの各処
理は、カウンタ群及びフラグFに基づいて実行される。
カウンタ群は、ラウンド回数をカウントするためのラウ
ンドカウンタRと、大入賞口5への遊技球3の入賞個数
をカウントするための入賞カウンタCと、表示装置13
での大当り遊技状態発生を決定するための内部乱数カウ
ンタと、外れリーチ等を決定するためのリーチ乱数カウ
ンタと、各図柄列14乃至16が変動を停止したときに
表示される図柄(以下、停止図柄という)等を決定する
ためのそれぞれの図柄カウンタと、リーチの種別を決定
するためのリーチ種別決定カウンタとからなる。ここ
で、リーチ乱数カウンタによる外れリーチとは、左・右
図柄列14,16の各図柄17が、大当りライン上で停
止し、中図柄列15が大当り遊技状態とはならない図柄
(以下、外れ図柄という)17で停止する状態である。
フラグFはVゾーン8への入賞の有無を判定するために
用いられるものであり、入賞無しの場合に「0」に設定
され、入賞有りの場合に「1」に設定される。
【0013】さて、遊技者による遊技が開始されると、
制御装置24は、まず図2,3の特別電動役物制御ルー
チンのステップS10において、始動口用スイッチ21
の検出結果に基づき、遊技球3が第1種始動口4に入賞
したか否かを判定する。この判定処理は、遊技状況が第
1の条件を満たしているか否かを判定するための処理に
相当する。前記判定条件が満たされていないと、特別電
動役物制御ルーチンを終了し、満たされているとステッ
プS20において、内部乱数カウンタ、リーチ乱数カウ
ンタの各値を取得するとともに、各図柄カウンタの値に
基づき図柄列14乃至16の各外れ図柄を取得する。こ
こでの取得とは、各カウンタの値を読取り、その値をメ
モリに記憶する処理を指す。
【0014】次に、ステップS30で図柄変動開始処理
を実行する。詳しくは、図5のステップS31におい
て、図柄列14乃至16の各図柄17をそれぞれ表示装
置13で変動表示させる。この表示により、遊技者には
3つのリールがあたかも回転しているように見える。ス
テップS32において、内部乱数カウンタの値が予め定
められた大当り値と同一であるか否かを判定する。この
判定条件が満たされていると、ステップS33におい
て、大当り値に対応する大当り図柄を停止図柄としてメ
モリに記憶し、ステップS37へ移行する。一方、ステ
ップS32の判定条件が満たされていないと、ステップ
S34において、リーチ乱数カウンタの値が予め定めら
れたリーチ値と同一であるか否かを判定する。この判定
条件が満たされていると、ステップS35において、リ
ーチ値に対応する図柄(以下、リーチ図柄という)を停
止図柄としてメモリに記憶し、ステップS37へ移行す
る。
【0015】ステップS37では、リーチ乱数カウンタ
の値が予め定められたリーチ予告値と同一であるか否か
を判定し、この判定条件が満たされているとステップS
38でリーチの予告報知を行い、ステップS39へ移行
する。ここでは、予告報知として、予め定められた画像
を表示させる。これに対し、ステップS37の判定条件
が満たされていないと、ステップS38の処理を行うこ
となく、そのままステップS39へ移行する。
【0016】ステップS39ではリーチ種別決定カウン
タの値を読取り、その値に基づきリーチ種別(リーチパ
ターン)を決定する。なお、ステップS34の判定条件
が満たされていないとステップS36へ移行し、前記ス
テップS20での外れ図柄を停止図柄としてメモリに記
憶する。そして、ステップS36,S39の処理を実行
した後、図柄変動開始処理ルーチンを終了する。
【0017】このように図5のルーチンを終了すると、
図2のステップS40へ移行し、左・右両図柄列14,
16における各図柄17を、前記ステップS33,S3
5,S36で記憶した停止図柄に差替え、差替え後の図
柄17で両図柄列14,16の図柄変動を停止させる。
【0018】次に、ステップS50でリーチ動作処理を
実行する。詳しくは、図6のステップS51において、
前記リーチ乱数カウンタの値に基づきリーチであるか否
かを判定する。この判定条件が満たされていないと、リ
ーチ動作処理ルーチンを終了し、満たされていると、ス
テップS52において、前記ステップS39でのリーチ
パターンが「ガリ勉君リーチ」でないか否かを判定す
る。この判定条件が満たされていないと、ステップS5
3でガリ勉君リーチ動作処理を行う。詳しくは、図8
(a)に示すように、図柄列14乃至16の背景とし
て、画面13aの右から掲示板25を出現させる。リー
チラインL上の図柄17にスポットライト26を当てた
様子を表示させる。続いて、図8(b)に示すように、
ガリ勉君17fがリーチラインL上に揃うと、ガリ勉君
17fを劇画調の画面に変化させる。この際、ガリ勉君
17fの目の中で小さな炎27が燃え、ガリ勉君17f
の後ろに大きな炎28が燃えさかる様子を表示させる。
その後、リーチ動作処理ルーチンを終了する。
【0019】前記ステップS52の判定条件が満たされ
ていると、ステップS54において、リーチパターンが
「ママゴンリーチ」でないか否かを判定する。この判定
条件が満たされていないと、ステップS55でママゴン
リーチ動作処理を行う。詳しくは、前述したように、図
柄列14乃至16の背景として、画面の右から掲示板2
5を出現させる。リーチラインLにスポットライト26
を当てた様子を表示させる。続いて、図8(c)に示す
ように、左右両ママゴン17h,17hが、中図柄列1
5をむちで叩く動作を表示させる。この動作に合わせ
て、中図柄列15を水平方向へ回転させながら、同図柄
列15中の図柄17を変動表示させる。その後、リーチ
動作処理ルーチンを終了する。
【0020】前記ステップS54の判定条件が満たされ
ていると、ステップS56において、リーチパターンが
「滑りリーチ」でないか否かを判定する。この判定処理
は、遊技状況が第2の条件を満たしているか否かを判定
するための処理に相当する。前記判定条件が満たされて
いないと、ステップS57で滑りリーチ動作処理を行
う。詳しくは、前述したように、図柄列14乃至16の
背景として、画面の右から掲示板25を出現させる。図
7のステップS57Aにおいて、図8(d)に示すよう
に、中図柄列15の図柄変動を祈願17jで一旦停止さ
せる。ステップS57Bにおいて、図8(e)に示すよ
うに、再度中図柄列15の図柄変動を表示させる。その
後、リーチ動作処理ルーチンを終了する。
【0021】続いて、図2のステップS60へ移行し、
中図柄列15の図柄変動を停止させる。この停止によ
り、例えば、前記滑りリーチ動作処理ルーチンの実行後
は、図8(f)に示すように、同一図柄(ガリ勉君17
f)が大当りラインA上に揃って、大当りの組合わせが
成立する。ステップS70において、全図柄列14乃至
16の図柄17の組合わせが、大当りの組合わせである
か否かを判定する。この判定条件が満たされていない
と、特別電動役物制御ルーチンを終了する。同判定条件
が満たされていると、ステップS80でラウンドカウン
タRをリセットし、ステップS90で入賞カウンタCを
リセットするとともに、フラグFを「0」に設定する。
ステップS100でソレノイド12を励磁させる。する
と、シャッタ11が倒れて略水平状態になり、大入賞口
5の通路入口が開放される。この開放により、遊技球3
のVゾーン8及び通路9a,9bへの入賞が可能とな
る。ステップS110でラウンドカウンタRを「1」イ
ンクリメントする。
【0022】次に、図3のステップS120において、
入賞カウンタCの値が所定値Cmaxよりも小さいか否か
を判定する。この判定条件が満たされていると、ステッ
プS130において、大入賞口5の閉鎖予定時期がまだ
か否かを判定する。この判定条件が満たされているとス
テップS120へ戻る。その結果、大入賞口5の開放開
始後に最大Cmax 個の遊技球3が入賞するか、閉鎖予定
時期が到来するかしない限りは、大入賞口5が開放され
続ける。これに対し、ステップS120,S130の判
定条件のいずれか一方が満たされていないと、ステップ
S140においてソレノイド12を消磁させる。する
と、シャッタ11が起されて略垂直状態となり、大入賞
口5の通路入口が閉鎖させられる。
【0023】ステップS150において、ラウンドカウ
ンタRの値が所定値Rmax よりも小さいか否かを判定す
る。この判定条件が満たされていると、ステップS16
0でフラグFが「1」であるか否かを判定する。この判
定条件が満たされていると、前記ステップS90へ戻
る。したがって、一旦大当り遊技状態が発生すると、遊
技球3がVゾーン8に最大Rmax 回入賞するまでは、大
入賞口5が開閉のサイクルを繰返すこととなる。ステッ
プS150,S160の判定条件のいずれか一方が満た
されていないと、特別電動役物制御ルーチンを終了す
る。
【0024】本実施形態では、上記各種ルーチンにおけ
るステップS10,S20,S31の処理が図柄変動実
行手段に相当し、ステップS40,S60の処理が図柄
変動停止手段に相当し、ステップS57A,S57Bの
処理が図柄滑り手段に相当する。
【0025】このように本実施形態では、滑り発生の可
能性を有する図柄(滑り図柄)として祈願17jが予め
定められている。中図柄列15の図柄変動が祈願17j
で停止すれば、引続きその図柄が滑る可能性がある。そ
して、たとえ、祈願17jが停止して大当りの組合わせ
が成立しなくても、その祈願17jが滑れば、大当りの
組合わせとなる。これに対し、中図柄列15の図柄変動
が、祈願17j以外の図柄で停止しても滑ることはな
い。その図柄停止時に大当りの組合わせが成立していな
ければ、大当り遊技状態は発生しない。このため、遊技
者は、図柄変動が祈願17jで停止すれば、引続きその
図柄が滑って、大当り遊技状態を引き起す可能性のある
ことを把握したうえで、遊技に臨むことができる。図柄
の滑りの予測が従来よりも容易となるため、祈願17j
の動き(変動停止、滑り等)に対する遊技者の意識を高
め、大当り遊技状態の発生に対する遊技者の期待を効果
的に高めることができる。このような期待感は、従来の
パチンコ機では得られなかった新規なものである。さら
に、前述したように祈願17jの動きに対する意識が高
められているので、遊技者は祈願17jの停止、滑り等
を見落すことはない。したがって、遊技者が大当りの組
合わせに気付かずに、本来享受できる利益を受けずにす
んでしまうこともなくなる。このように、本実施形態に
よれば、パチンコ機1に対する遊技者の興趣を高めるこ
とができる。
【0026】なお、本発明は次に示す別の実施形態に具
体化することができる。
【0027】(1)本発明は前記実施形態とは異なるタ
イプのパチンコ機、例えば第3種始動口付パチンコ遊技
機にも適用できる。また、パチンコ機以外にも、表示装
置を有するアレパチ、アレンジボール等の遊技機にも適
用できる。
【0028】(2)滑り図柄として、前述した祈願17
j以外のものを用いてもよい。また、複数種類の図柄を
滑り図柄として用いてもよい。
【0029】(3)中図柄列15での図柄変動が祈願1
7jで停止する確率は、通常、同中図柄列15を構成す
る全図柄に占める祈願17jの割合によって決定される
が、この確率を前述した通常時よりも低くしてもよい。
このようにすれば、図柄変動が祈願17jで停止する頻
度が少なくなり、祈願17jで停止したときの大当り遊
技状態の発生に対する遊技者の期待感を高めることがで
きる。
【0030】(4)乱数に関するカウンタ(内部乱数カ
ウンタ、リーチ乱数カウンタ等)を適宜変更してもよ
い。例えば、1つの乱数カウンタを用い、その値に基づ
き大当り遊技状態の発生を決定したり、外れリーチを決
定したりしてもよい。
【0031】(5)滑り図柄の滑り幅を適宜変更しても
よい。例えば、滑り図柄を図柄1つ分だけ滑らせても、
複数分滑らせてもよい。また、滑り図柄を1周または複
数周滑らせてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明では、滑りの発生す
る可能性のある図柄が滑り図柄として予め定められてい
る。このため、遊技者は、図柄変動がその滑り図柄で停
止すれば、引続き滑り図柄が滑って、大当り遊技状態等
の特別な遊技状態を引き起す可能性のあることを把握し
たうえで、遊技に臨むことができる。このように図柄の
滑りの予測が容易となるため、滑り図柄の動き(変動停
止、滑り等)に対する遊技者の意識を高め、今までの遊
技機では味わえなかった期待を遊技者に抱かせることが
できる。また、特別な遊技状態の発生に対する遊技者の
期待を高め、ひいては遊技の興趣を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ機の遊技
盤を示す概略構成図である。
【図2】特別電動役物制御ルーチンを説明するフローチ
ャートである。
【図3】同じく特別電動役物制御ルーチンを説明するフ
ローチャートである。
【図4】図柄列を構成する図柄を示す説明図である。
【図5】図柄変動開始処理ルーチンを説明するフローチ
ャートである。
【図6】リーチ動作処理ルーチンを説明するフローチャ
ートである。
【図7】滑りリーチ動作処理ルーチンを説明するフロー
チャートである。
【図8】(a)乃至(f)は特別図柄表示装置の画面を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技機としてのパチンコ機 13 特別図柄表示装置 14 左図柄列 15 中図柄列 16 右図柄列 17 図柄 17j 滑り図柄としての祈願 21 遊技状況検出手段の一部を構成する始動口用スイ
ッチ 22 遊技状況検出手段の一部を構成するVゾーン用ス
イッチ 23 遊技状況検出手段の一部を構成するカウントスイ
ッチ 24 図柄変動実行手段、図柄変動停止手段、図柄滑り
手段及び記憶手段としての制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄を表示するための表示装置
    と、 遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を検出する遊技
    状況検出手段と、 前記遊技状況検出手段による遊技状況が第1の条件を満
    たすと、前記図柄を前記表示装置で変動表示させる図柄
    変動実行手段と、 前記図柄変動実行手段による図柄変動を、前記遊技状況
    検出手段による遊技状況に応じた停止図柄で停止させる
    図柄変動停止手段とを具備した遊技機において、 前記複数の図柄の一部を滑り図柄として予め記憶した記
    憶手段と、 前記遊技状況検出手段による遊技状況が第2の条件を満
    たすと、前記図柄変動停止手段により前記図柄変動が停
    止される前に、前記記憶手段に記憶されている滑り図柄
    で図柄変動を一旦停止させ、再び図柄を変動させる図柄
    滑り手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
JP8334950A 1996-11-29 1996-11-29 遊技機 Withdrawn JPH10155988A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001204919A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
KR100477862B1 (ko) * 1997-05-30 2005-07-11 가부시키가이샤 산요붓산 유기기
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